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1. ある未亡人の聖務

「おばさーん、お願いしますう」と野口君が声をかけた。
「野口君?なに、部屋代?」襖の陰からおばさんの声。
「いえ、あのう、違います。部屋代は三日ほど待って下さい」
「じゃ、なに?あれ?」
「ハイ、あれです」
「今、佐藤君がやってるのよ。部屋で待ってる?それとも見てる?」
そこで佐藤君の声がした。「おばさん、駄目ですよ。見られたら萎んじゃいますよ」
「佐藤君のは大きいから萎んでも立派なもんよ。じゃ、野口君お部屋で待ってなさい。佐藤君が知らせるから」
「分りました。佐藤、早くしろよ!」と声をかけて野口君は二階の四畳半の一つに上がって行った。

この木造二階建ての下宿は未亡人であるおばさんが経営していて、五人の大学生の面倒を見ていた。食事、風呂もついて、相場より安かった。おばさんは金儲けより「学生さんを助ける」という高邁な精神で奉仕している感じだった。おばさんが学生たちに自由にセックスさせるのも、「学生さんたちが精神統一して学業に専念できるように」という趣旨の聖務(性務?)だった。学生たちは昼夜の別なく、いつでもおばさんにお願いできた。もちろん、おばさんが食事の支度や洗濯、縫い物などで忙しくなければである。おばさんは美人というのは大袈裟だが、顔立ちは整っていて色白で、長い髪を結ってアップにした横顔にはほのかな色気があった。八百屋のおかみさんにおばさんのようなタイプが多い。清潔で、真面目。頭がいいかどうかは疑問だが、愚直ではない。肉屋や魚屋の荒っぽさはなく、やはり八百屋のおかみさんである。そういうおばさんだから、彼女は色気違いではない。下宿も清潔できちんとしていたし、学生たちもおばさんの態度に合わせて行儀良くしていた。

「お待ちどうさん」と、しばらくしてから佐藤君が声をかけて自室に入って行った。野口君はそそくさと階段を下り、おばさんの寝室の前に立った。
「おばさーん、お願いしますう」
「いいわよ、いらっしゃい」と返事があった。

普段、学生たちがやらして貰う時、おばさんは全裸になったりしない。家事の片手間に応対するのだから、いちいち脱いだり着たりしている暇はないのだ。割烹着と和服の裾をまくって下半身だけ剥き出しにする。それはそれでエロチックだった。胸を露出してはくれないので、おっぱいを吸ったりはできない。しかし、着物の脇から手を入れて触ることはできた。それでも学生たちには「おばさんのおっぱいを見たい」、「吸いたい」という願望があった。それは別の機会に叶えられるのだが、それは先の話。

佐藤君がお願いした後なので、おばさんは多少上気していた。額がうっすらと汗ばんでいる。いつもこのために延べてある特別の布団の上で、おばさんは股を広げて待っていた。布団の傍らにはコンドームの大箱が転がっている。野口君はズボンとブリーフを脱ぎ捨てると、おばさんの両脚の間に膝をついた。

「いらっしゃい」とおばさんが両手を差し出した。おばさんは学生たちに平等に接していたが、野口君はお気に入りの学生だった。学生たちの中にはおっ立ったものをおばさんのおまんこに挿入すると、あっと云う間に終わってしまう者もいたが、野口君は持久力があり、腰の使い方もよく、時々おばさんを天国に運ぶことができた。野口君がおばさんにキスすると、おばさんは蛇のようにのたくる舌で応えて来た。おばさんは学生たちと恋愛感情を持たないように努めていたので、学生のキスにはされるがままで、自分から積極的には応えないのが普通だった。「みんなには内緒よ」とおばさんは云った。

野口君はおばさんの着物の脇に右手を差し入れ、おばさんの乳房をまさぐった。その豊かなボリューム、まろやかさ、しなやかさ、今や勃起した乳首。野口君はその乳首の先端を、裏返した人差し指と中指で挟み、親指の腹で細かくこすった。おばさんは「あう!」と身体を強張らせ、「駄目!」と云ったが、それは野口君の動作を拒むものではなかった。野口君は左手でも同じことを始め、おばさんは左右の乳房を同時に攻められることになった。おばさんは着物の袖を噛んだ。呻き声を押し殺すためだ。

野口君はずるずると後退すると、おばさんのおまんこをじっくり観賞した。陰毛は多からず少なからず。佐藤君とやった後なので、おまんこはやや口を開けている。30半ばの未亡人だから、おばさんのおまんこはやや褐色がかっていたが、真っ黒というわけではない。野口君はおばさんのおまんこを両方に引っ張って、普段隠れている部分を露出させた。現れたびらびらをさらに開く。野口君はおばさんのおまんこに口を近づけ、その尿道付近を軽く舐めた。おばさんは「ぁぁぁぁ」と微かに云った。野口君は舌を下方に移し、おばさんの穴の中にできるだけ舌を長く挿入した。そのまま、舌をぐるぐると廻す。これはくたびれるのだが、おばさんをてきめんに興奮させた。おばさんは身悶えし、襟口から手を差し入れて自らのおっぱいを揉みしだいた。「駄目、もう駄目!」

野口君は機が熟したことを知った。ゴムを装着し、おばさんのおまんこ全体をべろべろっと舐めて別れを告げ、おばさんに身体を重ねた。おばさんは感謝の意を込めて野口君にキスした。野口君はいきり立って天井を向いて突っ立っている自分の一物を押し下げ、おばさんのおまんこに挿入した。最初は焦らすように入り口に佇み、ちょいと突いては後退し、また入れては入り口付近をぐるぐると旋回させた。たまらなくなったおばさんは、自分の腰を突き上げるようにして野口君を奥に導こうとする。野口君も野口君で反射的に引っ込める。おばさんは「野口君、頂戴。焦らさないで、もう頂戴!」と懇願する。野口君はゆっくりと奥深くに挿入する。おばさんは大きく息を吐く。二人は完全に密着した満足感にひたる。野口君は連続した入れたり出したりを繰り返し始めるが、そのリズムに緩急を織り交ぜる。短い突き、長めの突き。そして、次第にテンポを早めて行く。野口君の強い突きによって、おばさんの身体は次第に布団上方にハミ出しそうになる。野口君はおばさんの身体の下から廻した自分の両手で、おばさんの肩を押さえる。おばさんは野口君の背中に手を廻し、両脚を野口君の尻に絡みつける。おばさんは袖口を噛みながら必死に叫び声をこらえている。しかし、「ううううううう」というくぐもった声はやがてひきつるような声に変わり、おばさんは天国へ駆け上がって行く。そのおばさんの反応に刺激されて、野口君ももう我慢できなくなる。

「おばさん!」
おばさんは袖口を噛んだまま、頭を小刻みに上下に動かす。(いいわよ、いつでも)野口君はおばさんの中でゆっくり一物を旋回させ、爆弾投下予告をする。おばさんは、それだけでもう絶頂の予感に痺れる。野口君はおばさんの口から着物の袖を外し、代りに自分の口でおばさんの口をふさぐ。準備完了。野口君は一流ドラマーのバチ捌きのように腰を使い、再度テンポアップして行く。悶えるおばさんの口が外れそうになると野口君が追いかける。身体の上下で密着しあった二人は、至福感に満たされ、おばさんが野口君の口内に「むがむがむがむが」という叫びを吹き込みながらのけぞると、野口君はおばさんの体内に精液をどっくんどっくんと放出するのだった。




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