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2. 濡れた浴場

五人の学生には月に一度の当番があった。当番というと、掃除当番とか炊事当番とか普通ろくなものがないが、この当番だけは別だった。月に一度、おばさんの背中を流すのだ。おばさんが学生たちに頼んだのか、学生たちがおばさんに志願したのか、その発端は分らない。ずっと以前からの伝統のようだ。今夜は池田君が当番の日だった。

池田君は磨硝子の向こうでおぼろげに蠢くおばさんの裸体を観賞しながら、シャツ、ズボン、ブリーフを脱いだ。そして「池田です、入ります」と声をかけた。お互いにセックスもし、風呂場で二人きりになることも数を重ねているので、どちらも恥ずかしがるいわれはなかった。

「池田君、お願いね」とおばさんは向こう向きのまま声をかけて、低い木製の腰掛けの上で背筋をピンと伸ばした。池田君はこれも木製の手桶に風呂のお湯を掬い取り、タオルを湿らせて石鹸をつけた。おばさんの肩に手をかけ、右手で背中をゆっくりこする。濡れたおばさんの肌は風呂場の電灯を反射し、きらきらと光って綺麗だった。おばさんは普段から清潔だから、学生たちによる背中流しはほとんどマッサージに近いものだった。池田君はおばさんの肉付きのよいお尻を洗いながら、片手で一方のお尻の弾力を楽しんだ。おばさんは「ああ、いい気持ち」とうっとりと呟いた。

池田君はおばさんの肩と太股に手をかけ、クルッとおばさんを廻した。おばさんも足で弾みをつけ、池田君に協力した。おばさんのおっぱいが目の前にあった。池田君はすぐ吸い付きたくなる衝動をからくも抑えた。おばさんの身体を洗うのが大義名分なので、その仕事をおろそかにはできない。池田君はタオルをすすぎ、もう一度石鹸をつけ、おばさんの脇の下、乳房の下、そして乳房全体を洗った。おばさんの乳房はぷりんぷりんと弾み、心なしか乳首が立っている。池田君のペニスはもう青筋を立てて膨れ上がり、急角度でおっ立っていた。池田君は乳房に別れを告げ、おばさんの腹部へタオルを移した。まだ中年太りの兆候はなく、おばさんの腹部は優雅な曲線を保っていた。池田君はおばさんの陰毛周辺を洗い、最後におばさんのおまんこに到達した。おまんこ周辺をやさしく洗った後、池田君はタオルを置き、手桶にお湯を汲んでおばさんの背中と前を流した。

池田君はおばさんの前にひざまずき、おばさんの両方の乳房を揉みしだいた。普段は見られないおばさんのおっぱいなので、この当番の時が唯一の機会だった。池田君はおっぱいに頬ずりし、乳暈(にゅううん)をぺろぺろ舐めた。そしてもう我慢できない限度まで待って、念願の乳首に吸いついた。乳暈全体を頬張るように吸い付き、舌で乳首を舐め上げ舐め下ろす。おばさんはうっとりと目をつむっている。池田君にはおばさんが天女のように美しく見える。

おばさんの気を逸らさぬように、乳首への攻撃を続けながら、池田君はおばさんのおまんこに手を伸ばす。割れ目を見つけ、上のびらびらを撫で、下方の穴を探った。池田君は指二本をおまんこに差し入れ、ゆっくりと掻き廻した。おばさんはGスポットに接触され「うぅぅ」と低く呻いた。

池田君は口を乳首から離し、おばさんの口に吸い付いた。おばさんは軽く口を開け、池田君の舌が進入するのを許した。おばさんは右手を池田君の身体に伸ばし、お腹から下にすーっと移動させ、池田君のびんびんに張ったものを探り当てた。その長さと大きさにおばさんはびくんと身体を震わせた。

おばさんは簀の子からタオルを取り上げ、綺麗なお湯ですすいだ。そして池田君を立たせると、勃起したペニスを念入りに洗った。仕上げにお湯をかけ、おばさんは池田君のペニスを舐め始めた。これは風呂場当番の日だけのサービスで、日頃のセックスにはない特別メニューだった。

おばさんは先ずペニスの下側を舐め上げた。そして、亀頭の下の包皮の付け根をぺろぺろと舐めた。男の急所を熟知した動きだった。既に充分勃起していたペニスはさらにそっくり返った。おばさんは亀頭先端を口に含んで舐め回した。池田君はもうたまらなくなり、おばさんの動きとは無関係におばさんの口に向かってピストン運動を開始した。おばさんは喉まで届く一物に「あぐ」と云いながらも、池田君のペニスを捕らえた唇を離さない。池田君はおばさんの後頭部を両手で押さえ、おばさんの口を攻めながら、「おばさん、ぼく、卒業してもこの下宿にいたい!」などと口走った。「おばさんは天女だ、女神だ。あわあわああああ」池田君は快楽の絶頂感を味わいながら、おばさんの口内に精液をぶちまけた。

その量はおばさんが一気に呑める量ではなかった。本当ならむせ返るところを、おばさんは必死にこらえた。池田君の満足感を阻害したくなかったのだ。やっと池田君の一物の張りが萎え、池田君の興奮が納まりかけた時、おばさんは口から池田君の精液を滴らせながら、「ごべんださい、どでものびぐれだい(御免なさい、とても呑み切れない)」と謝った。池田君はタオルでおばさんの口の周りを拭い、御礼の気持ちを込めてやさしくおばさんにキスした。おばさんの舌に残る自分の精液を舐めるのは妙な気分だった。湯船に戻るおばさんを背に、池田君は幸福感一杯で二階に上がって行った。




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