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02. 姉さんの特訓

トントンと真奈美さん(23歳)の部屋がノックされた。
「どーぞ」
アイスキャンデーをペロペロしながら入って来たのは弟の和夫君(19歳)だった。
「姉さん、おれさ、明日デートなんだけどさ、頼みがあんだけどさ」と和夫君が云った。
「なにさ、一体」真奈美さんは弟のアイスキャンデーを取り上げ、二、三回舐めて、またそれを弟に返す。和夫君もまたそれを舐める。
「明日、出来ればその子をモノにしたいんだよ。で、どうすればいいか、どうしちゃいけないか、教えてほしいんだ」
「ふむ。デートの傾向と対策ってわけね?」真奈美さんは、また弟のアイスキャンデーを取り上げて舐める。
「そ」和夫君が床に座って、あぐらをかく。

真奈美さんは瓜実顔の美人だった。美人は何を着ても似合う。美人はどんな髪型でも似合う。真奈美さんはショート・ヘアをぐしゃぐしゃにしたような髪で、スーパーにぶら下がっているような服を着ているにもかかわらずモテた。男が群がっていると云ってもよかった。プレイガールのように男どもを手玉に取って、つきあう男を取っ替え引っ替えしていた。和夫君もそれを知っていたから、色事の先生としてこの姉さんが最適だと考えたのだ。

「その子、何て名前?」真奈美さんはアイスキャンデーをペロペロしながら聞いた。もう、そのキャンデーはかなり細くなっていた。
「桃子」
「で、どこまで行ってんのさ」
「手握っただけ」
「?!」真奈美さんが呆気に取られて、一瞬動きを止めた。そして、残りのキャンデーを歯でくわえて棒を引っ張り、全部をガキガキグシャグシャと噛み砕いた。「駄目駄目。手を握ったぐらいで、次の週に自由にやらしてくれる女なんか、世界中探しても一人もいないワ。諦めな」
「じゃ、キスだけでもいいんだ。それも見込みない?」和夫君がすがるような目つきで尋ねる。
「キスねえ。それはあんたの腕次第ね」
「やった!そのテクニックを教えてよ。どうすればキスさせてくれるか、さ」
「仕方ない、可愛い弟のために一肌脱ぐか」
「一肌でも二肌でも脱いで、姉さん!」
「そんなに脱いだら裸になっちゃうじゃん」
「あはは!」

「じゃ、先ずこのソファに掛けなさい。公園のベンチって設定。いい?」真奈美さんが先に掛ける。
「オッケー!」和夫君も立って、姉さんの右側に腰掛ける。
「そんな離れてたら何も出来ないじゃない。もっと近く」
「はい、先生」和夫君が姉さんの身体にぴったり身体をつける。
「キミ!それ近過ぎ。君たち、まだそこまで親しくないんだから」
「はい」和夫君が少し離れる。
「もう手は握ったことあるんだから、そうしなさい」
「うん」和夫君は左手で姉さんの手を握る。
「で、あなたの作戦では、この後どうしようってえの?」
「んー、『桃子ちゃん、キスさせて』って頼むとか…」
「馬鹿!お前最低!そんな風に頼むんじゃなくて、女の子をその気にさせなくちゃいけないの」
「どうやって?」和夫君が途方に暮れる。

「女はね、とっても肉体に根ざした生きものなの。身体のことなら、顔からスタイルから脚から指から、何でも褒めて貰えると嬉しいの。こやって手を握ってるんだから、指でも褒めてみたら?」と真奈美講師。
「そうなのかあ。よし」和夫君は握っていた手を返して、姉さんの手の甲が表になるようにした。「桃子ちゃん」
「なあに?」桃子役の姉さんが応じる。
「桃子ちゃんの指って綺麗だね。白くて細くて」
「そうかしら?」と真奈美さん。
「まるで白魚みたい」
「馬鹿!間抜け!唐変木!そんな明治時代みたいな形容詞使うんじゃないよ。呆れて聞いてらんない。減点1!」
「ごめん」和夫君がしょげる。「桃子ちゃん、ぼく、君の手にキスしたい。いいだろ?」
「あら、そんな!」桃子役の真奈美さんがもじもじする。
和夫君は姉さんと絡めた手を持ち上げ、姉さんの指にそっとキスする。一本一本キスし、揃えた姉さんの指の先を唇でなぞる。
「和夫!」姉さんが叫ぶ。
「ハイ!」和夫君が(今度は何を叱られるのか?)と緊張する。
「お前、天才!今のはいいわあ!ロマンチックだし、お前がほんとは彼女の唇にキスしたがっていることも伝わるし。減点取り消し」
「やったね!」和夫君が浮き浮きする。

「さ、続けて」姉さんが促す。
「桃子ちゃん、君の肩を抱いていいかな?」と和夫君。
「タンマ!あのね、性感帯に触るのには手続きがいるわ。でも、肩だの腕だのは性感帯じゃないから、断る必要なし。黙って抱けばいいの」
「なるほどねえ」和夫君が感心する。和夫君はそっと左手を伸ばし、姉さんの肩を抱く。そして、少しだけ身体を姉さんに近づける。
「うまい、その調子」姉さんが応援する。
「桃子ちゃん、いい匂いがするね」と和夫君。
「香り!」姉さんが訂正する。
「いい香りがするね。香水つけてる?」
桃子役の姉さんが首を横に振る。
「でも、とってもいい匂…香りがするんだ」和夫君は下品にならない程度に鼻をくんくんさせながら、姉さんの首や耳の周りに顔を近づける。「シャンプーの香りかなあ?」と云いつつ、和夫君は姉さんの髪の中に顔を埋める。

「和夫!」姉さんが云う。
「ハイ、先生!」和夫君が動きを止める。
「お前、やっぱり天才!とってもうまい。その髪に行く途中で女の子の耳に吐息がかかるようにするといいわ。すごくエロチックになる」
「そうか!」和夫君は云われた通りにする。
「あはん!」姉さんが少しとろける。
和夫君は姉さんと絡めていた手を外し、両手で姉さんの身体を抱く。
「ぼくの心臓がドキドキしてるの、分る?」和夫君が姉さんの耳元で囁く。
「ドキドキしてるのは私の心臓よ」と桃子役の姉さん。
「じゃ、二人ともドキドキしてるのか。…ああ」
「どしたの和夫さん?」と姉さん。
「ぼく幸せ。綺麗な君をいつまでもこう抱いていたい。死ぬまで」と和夫君が囁く。
「あうーん!」耳元で甘い言葉を囁かれた姉さんが興奮し始める。

「桃子ちゃん」と和夫君。
「和夫さん」と姉さん。
二人はしばしお互いを見つめ合う。姉さんが目を閉じる。
「ひょっとして?」と和夫君。
姉さんが頷く。「目を閉じて女がしなだれかかったらオーケーよ」
和夫君が姉さんにキスする。しばらくドライなキスを続けた後、和夫君は姉さんの唇を押し分け、自分の舌を挿入する。姉さんの舌が出迎えてくれ、二人はねちっこく舌を絡め合った。
「ふーっ!」呼吸もせずに長いキスをしていた和夫君が大きく息を吸い込む。「姉さん、キスってこういうもんなんだね。凄い、エロチック」
「でもお前、いきなりその子の口に舌を入れちゃ駄目よ。初めてだったらショック受けるから」
「わかった」

二人はまたキスを再開した。和夫君の右手は姉さんのお尻に触り、太腿をまさぐった。姉さんは何も云わない。キスを続けながら、和夫君は大胆にも姉さんのおっぱいに触れた。姉さんの身体が一瞬硬直したが、今度もお叱りの声はなかった。姉さんのブラジャーは輪っかに薄いナイロンを張ったもので、日本女性一般がおっぱいを保護するという名目で実は少しでも大きく見せようとするゴワゴワしたものとは違っていた。まるで裸のおっぱいを触っている感触が得られた。和夫君は成長して初めて触るおっぱいに感動し、満足した。「あああ」思わずため息が漏れる。
「あああ」姉さんもため息を漏らす。感じているのだ。
和夫君は姉さんの目や鼻、頬、耳、首など至る所にキスし、舐め回した。
「ああ。なんか盛り上がって来ちゃったわね」と姉さん。
「うん!」と和夫君。
「きょうだいでこんな盛り上がっちゃっていいのかしら」と姉さん。
「ぼくもうやめられない」
「わたしもよ」
和夫君の手が姉さんのスカートの下に伸びる。おずおずと歩を進める。
「和夫!」と姉さんが怒鳴る。
「ハイ、姉さん」和夫君が硬直する。
「もうどこ触ってもいいわ。触りまくって!」
「ハイ、姉さん!」お許しが出て、和夫君は幸せ一杯だった。

「桃子ちゃん」和夫君が芝居を続ける。
「なあに、和夫さん?」と姉さん。
「ここは人目があるから、あそこのホテルに行かない?」
「ホテルなんて…」
「ネッキングだけだから安心して」
「ほんとに?」
「ほんとさ」

こうして二人は姉さんのベッドの上に移動した。和夫君は姉さんの脇に横たわり、スカートをまくり、パンティの中に手を差し込む。姉さんの陰毛の茂みをかき分け、和夫君の指が割れ目を探す。そこはぴったり閉じているらしく、どこが割れ目か分らない。和夫君は手の指を総動員して、姉さんのおまんこ一帯を捜索した。
「あはーん!」姉さんがよがる。
和夫君の指が湿っぽくなって来た。しかし、どこに穴があるのかは皆目分らない。和夫君の指はあてどなくさまよった。
「和夫。お前、ほんとに初めてなんだね」と姉さん。
「うん」と和夫君。
「そうもたもたしてちゃ、嫌われるワ」
「どうしたらいいの、姉さん?」
「仕方ない、全部教えるか」と姉さん。
「わーい、やったやった!」和夫君が狂喜する。

姉さんが裸になる。和夫君もそれにならう。姉さんは仰向けに横になり、両脚を曲げて開いた。黒い茂みが曝け出された。
「よく観察して、どこに穴があるか見つけなさい」姉さんが促す。
和夫君は姉さんの股の間に四つん這いになって入り、黒い茂みに見入った。
「遠慮しないで触りなさい」
「うん」
和夫君は両方の手で姉さんのびらびらを押し分けた。割れ目が開いた。
「どう?あんたが入れたいとこ分った?」と姉さん。
「まだ」和夫君が情けない声を出す。
「もっと左右に開きなさい。もっともっと」
「あっ!」ぽっかりと穴が開いた。思ったよりずっと下の方だった。これでは分るわけなかった。
「舐めて」と姉さん。
「え?」
「その穴から上の方へゆっくりと舐めるの。姉さんがストップと云うまで」
「うん」和夫君は身を乗り出し、舌を一杯に突き出して姉さんのおまんこを舐めた。ゆっくりと上に移動する。
「そこ!」
和夫君がストップする。
「そこを小刻みにペロペロして」
和夫君は云われたようにする。
「あああ、うーん!おおお!」姉さんが自分の両方のおっぱいを揉みながら興奮する。「そこがクリトリス。女は穴の中よりクリトリスの方が感じるの。だからと云って、激しく刺激しちゃ駄目。優しく繊細にネ。覚えとくのよ?」
「はい、先生」和夫君が応える。

姉さんはベッド・サイドの引き出しから何か取り出した。コンドームだった。姉さんは袋を破き、コンドームを取り出すと和夫君の勃起したペニスに当て、くるくると装着した。子供だと思っていた弟がもうこんな立派なモノを持っていることにびっくりした。同時に、そんな弟を男にするのが自分であることが誇らしかった。

和夫君は姉さんの身体に覆いかぶさった。姉さんの豊かなおっぱいに吸い付く。撫でる。揉む。乳首を噛む。乳首を舐める。
「あおーん!」姉さんは準備オーケーだ。
和夫君は自分のペニスを持ち、さっき覚えた穴の辺りにあてがう。おまんこは充分濡れていたので、するっと入った。
「おおおっ!」姉さんが腰を持ち上げ、弟のペニスを歓迎する。
「姉さん!気持ちいい!これがセックスなんだね。凄ーい!」和夫君がペニスを取り巻く温かい肉に感動する。
「いいかい?気持ちいいかい?」と姉さん。
「うん。とっても!姉さん、ありがとう!」
「お前、初めてだから長くもたないだろ。出したくなったら出していいからね」
「うん。でも頑張るよ」

和夫君はピストン運動を開始した。ぎごちない動きだったが、次第にリズムをつかんだ。
「姉さーん!」
姉さんは弟の早漏れに合わせようと、自分の手を伸ばしてクリトリスを刺激した。和夫君はそれに気づき、姉さんの手をどけてペニスをぐるぐる廻し、自分の身体で姉さんをイかそうと努力し始めた。
「おおお!」姉さんがよがる。
「んんん」弟がよがる。
「あああっ!」姉さんが絶頂までもう一歩に近づく。
「姉さんっ!」弟は姉のおっぱいを鷲掴みにして揉み、親指で乳首をこする。
「わーんっ!」姉さんがイった。「和夫ーっ!」
「姉さーんっ!」和夫君は狂ったように腰を動かし、どどーんぴゅぴゅーん!と姉さんの体内に精液を発射した。




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