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11. 嫁に萌えた舅(しゅうと)の挑戦

井原内科医院は繁盛していた。この界隈では古い医院で、医師も親代々なら患者も住宅街・商店街の親代々の患者だった。井原誠一郎院長は六年ほど前に伴侶を亡くし、ぽっかりと胸に開いた空洞を埋められず、その後息子で医師の卓也さん(36歳)に後を譲った。70歳になった今は息子夫婦と同居し、昼間の碁会所通いと週末に親子でゴルフを楽しむ、悠々自適の日々であった。

卓也さんの奥さん・玲子さん(32歳)は美人なだけでなく聡明でもあり、井原医院の事務手続きを担当して見事に責任を果たしていた。誠一郎氏はもともと玲子さんの個性と才能を賞賛していたのだが、最近は彼女の熟れ切った色香に心を迷わされていた。息子の嫁に手を出すなどということはとんでもないことだ。知れたら息子との縁が切れて、路頭に迷うようなことにもなりかねなかった。しかし、嫁・玲子さんへの思いは日に日に募るばかりであった。

ある日、誠一郎氏が住む離れに玲子さんがお茶を運んで来た時、誠一郎氏はつと玲子さんの手を取った。
「玲子さん」
「なんでしょう、お義父(とう)さま?」玲子さんが手を引こうとするが、誠一郎氏は離してくれない。こんなことは初めてで、何か只ならぬ気配がした。
「玲子さん」と誠一郎氏。「あなたは息子の嫁だ。それも美しく、聡明で、理想的な女性だ。医院の切り盛りも立派にやってくれている。どんなに感謝してもし足りないぐらいだ」
「そんな…」玲子さんは手をほどこうとするが、相変わらず誠一郎氏はぎゅっと握って離さない。
「あなたの素晴らしさを日々見ているうちに、私はあなたに恋してしまった」と誠一郎氏。
「ご、ご冗談を!お願いです、離して下さい。もう行かなくては!」と玲子さん。
「年寄りが恥を忍んで打ち明けておる。息子と縁切りになることも覚悟でお願いしておる」と誠一郎氏。「どうか、一度でいいから思いを遂げさせて下さらぬか?」
「滅相もない。嫁と舅(しゅうと)でそんな」玲子さんはパニックになる。
「世間に全く無い話ではない」と誠一郎氏。
「でも、私には主人に隠し事をして生きて行くことなど出来ません」と玲子さん。
「おおお」誠一郎氏は嫁の手を離しながら、にっこりして云った。「隠し事が辛くなければ、可能性があるということですな?」
「嘘です。そんなこと出来ません、絶対に!お諦め下さい」玲子さんが腕をさすりながら云う。
「諦められるぐらいなら、こんな風にお願いしてはおりません」
「お義父さまはお寂しいのですわ。後添いをお貰いになるべきです」
「あなたに匹敵するような女性など、この世におりません。私はあなたがほしいのです」
「お義父さま、もうその話はおやめください。失礼します!」玲子さんが足早に去って行った。

玲子さんはこの一件を夫には話さなかった。親子の仲がこじれるのは目に見えていた。父子が一緒に住むことすら破綻は必定だった。誠一郎氏があれきり諦めてくれれば、何事もなかったように振る舞えばよい。もし諦めてくれなければ、玲子さんの存在は井原医院が抱える爆弾となる。必ずや破裂し、死人か重症患者が出そうであった。

玲子さんはなるべく離れに近づかないようにしていた。しかし、狭い家のこととて、偶然でも主婦と同居の義父が二人きりになる瞬間はいくらでもあった。
「玲子さん、お願いだ」と誠一郎氏が囁く。
「知りません!」玲子さんはぴしゃりと云う。
こういうことが何度も繰り返された。

そのうち、玲子さんは義父の変化に気づいた。食事の量が減った。晩酌もはかどらない。碁会所に行く回数も減った。
「お父様、お身体の具合でもお悪いんですか?」と玲子さんが聞く。
「失恋です。私はもう死にたい」誠一郎氏は空ろな目でしょんぼりと離れに去って行った。

誠一郎氏は日に日に痩せて行った。玲子さんは困った。義父の思いを遂げさせることなど出来ない。それは夫への裏切りであり、家庭の秩序を乱す因である。しかし、このまま夫の父親を見殺しにすることも出来なかった。玲子さんは夫を愛するように、義父をも愛していたからだ。玲子さんは考えた。毎日、毎日考えた。

「お義父(とう)さま」玲子さんが離れを訪れて云った。「お義父さまが私と密室で二人きりになった場合、何をなさりたいか、箇条書きにして下さい。十でも二十でも、とにかく細かく」
「何ですと?」誠一郎氏の目に輝きが戻った。希望が生まれたのだ。
「まだ決断したわけではありません。期待しないで下さい。そのリストが出来上がったら、また御相談しましょう」そう云って玲子さんは母屋に去った。
誠一郎氏は有頂天になった。憧れの嫁が抱けるかも知れない。無理矢理ではなく、合意で。息子は合意しないだろうが、どっちみち息子の合意が得られる話ではない。誠一郎氏は鉛筆を舐め舐め、古いカルテ用紙の裏に嫁に対してしたいことを次々と書き連ねた。嫁の印象を良くするように、何度も紙を破いては書き直した。

数日後、誠一郎氏はそっと紙を玲子さんに渡した。そして、口笛を吹きながら散歩に出掛けて行った。
玲子さんが紙を開く。以下のようなリストが書かれていた。

1. あなたを抱く
2. あなたにキスする
3. 衣類の上からあなたの臀部に触る
4. 衣類の上からあなたの胸部に触る
5. あなたのスカートの中に手を入れ、下着越しに局部に触る
6. あなたに手こきして貰う
7. あなたの上半身を裸にし、胸部を舐める
8. あなたの下半身を裸にし、局部を舐める
9. あなたと69する
10. あなたと交わる

玲子さんは読んでいて、顔が赤くなった。(義父はこれを書きながら、頭の中で私を裸にしていたに違いない) そして、童貞の若い男性が初めて女性に接する時のような、女体への初々しい好奇心。70歳の元医院長が書いたものとしては、読むだけでも恥ずかしいような代物であった。

翌日、玲子さんは離れで誠一郎氏と向かい合った。
「お義父(とう)さまは、お天気さえよければ毎日曜ゴルフをなさいますね」と玲子さん。
「ああ。もう15年にもなる倅との習慣です」と誠一郎氏。
「いつもお帰りになって『勝った』、『負けた』とおっしゃっていますね?」
「マッチ・プレーと云って、全18ホールのうちで勝ち越した方がその日の勝者になります」
「では、次回のマッチ・プレーでお義父さまがお勝ちになったら、例のリストを有効にすることにしましょう。お義父(とう)さまが主人に負けたら、この話はなかったことに」
「なんですと?」誠一郎氏が驚く。
「フェアプレーを期待します」と玲子さん。

土曜の晩、玲子さんは夫・卓也さんに云った。
「あなた、明日は頑張って。お義父さまに負けないで」
「何だ、急に。いつもゴルフの勝敗なんか気にしないくせに」と卓也さん。
「お義父さま、最近痩せて来たでしょう?食も細いし」
「そういや、そうだな」
「ゴルフだけでも一生懸命になって、運動して食べて頂きたいの。あなたに負ければ『なにくそ』と思うんじゃないかしら」
「なるほど。しかし、親父は結構上手いし、ゴルフは運もあるからな」と卓也さん。

卓也さんの云う通り、翌日のゴルフは誠一郎氏の腕前と運によって、誠一郎氏の圧勝だった。
「お義父(とう)さま、おめでとうございます」離れを訪れた玲子さんが云う。
「いや、どうも。で、早速あの通りやらせて貰えるのかな?」
「いえ」
「なあんだ」
「昨日のゴルフは、お義父(とう)さまの希望を叶えるか叶えないかの第一関門でした。お勝ちになったので、あのリストをどのように進めて行くか話し合う局面に入ったということです」
「そうなのか」
「今後、お義父さまと主人がマッチプレーを行ない、お義父さまがお勝ちになれば、リストの一番目から順に実行出来ます」と玲子さん。
「おおお!」と誠一郎氏。
「一番目は私の身体を抱くですから、抱くことは出来ますが、他の一切はお断りします。もし逸脱なさったら、このお話は御破算です。よろしいですね?」
「ゴルフは紳士のゲームです。信じて下さい」
「もし、お義父さまが負けたら、全てはゼロに戻ります。次に一勝をあげるまで、私を抱くことも出来ません」と玲子さん。
「なんですと?それは厳しい」と誠一郎氏。
「双六だと思って下さい。『振り出しに戻る』です」
「十連勝なんて不可能ですよ」誠一郎氏が抗議する。
「嫌ならおやめ下さい」と玲子さん。
「やります、やりますよ、もう」
「引き分けの時は同じ段階に留まります。戻ることはありません」
「それはありがたい」

こうして、嫁の肉体を欲する舅(しゅうと)の挑戦が始まった。

第一戦は誠一郎氏が勝った。
「お義父(とう)さま、お早うございます」玲子さんが離れを訪れた。
「ああ、おはよう」と誠一郎氏。
「賞品をお届けに上がりました」
「おお、早速ですか。やれ嬉しや」誠一郎氏がいそいそと立ち上がる。嫁の前に立ち、「よろしいかな?」と聞く。
「どうぞ」と玲子さん。
誠一郎氏の手がわなわなと震える。欲望に燃える舅が、息子の嫁と肉体的に接触する初めての瞬間である。
誠一郎氏が玲子さんを抱く。玲子さんは身を硬直させている。
「おおお」誠一郎氏が喜びのため息を漏らす。「手を動かしてはいかんのかな?」
「駄目です」玲子さんがぴしゃりと云う。
「残念。しかし、これだけでも幸せです」
「お義父さま」と玲子さん。「お義父さまが私を好いて下さるのは嬉しいのですが、お義父さまの長男の妻として、お義父さまの嫁として、これはやはり不自然に思えてなりません」
「そうかも知れません。私はあなたのそういう貞操堅固なところも大好きです」と誠一郎氏。「しかし、この賭けゴルフは、もう私の生き甲斐になってしまった。いまさら取り消しなどと云わないで頂きたい」
「お義父さま。今日はこのくらいで」
「時間ですかな?」
「はい」
二人は抱擁を解いた。玲子さんは義父と目を合わせず、そそくさと去りかける。
「玲子さん」と誠一郎氏。
「は?」玲子さんが振り返る。
「ありがとう」誠一郎氏が深々と頭を下げた。

土曜の夜、玲子さんと卓也さんがお茶を飲んでいた。
「あなた、明日のゴルフ、自信ある?」と玲子さん。
「ああ、昨日の夕方練習場での当たりはよかった。今度はいいかも知れん」と卓也さん。
「頑張ってね、あなた」
「お前、最近いやに熱心に応援してくれるな」卓也さんが満更でもない顔をする。

第二戦は引き分けだった。
また玲子さんは義父に抱かれた。
「お義父(とう)さま。リストの二番目のことですけど」と玲子さん。
「キスかね?」と誠一郎氏。
「はい。あれはドライなものとお考えください」
「ウェットなのは七番目以降に突入してからと云うことですかな?」
「そうです」
「分りました」誠一郎氏は鼻と鼻が接するほどの至近距離で嫁の顔を見つめる。玲子さんが義父の凝視に堪えられず目を閉じる。誠一郎氏は嫁の美しい顔、次の一勝で接触出来るであろう唇に見とれる。その想像によって、誠一郎氏の70歳のペニスが伸び、息子の嫁の下腹部を突つく。
「お義父さま!」玲子さんがパッと目を開ける。
「手は動かしておりませんぞ」と誠一郎氏。
「でも」
「失礼した」誠一郎氏が謝る。
玲子さんがバタバタと逃げるように去って行く。

ある夜の夫婦の寝室。玲子さんは全てを夫・卓也さんに打ち明けることにした。
「あなた、これを見て」玲子さんが例のリストを差し出す。
「何だ、こりゃ!この『あなた』ってのはお前のことか?」と卓也さん。
玲子さんが黙って頷く。
「どこのどいつが、こんなものを!ストーカーか?気違いか?」卓也さんがむかむかする。
「お義父(とう)さま」と玲子さん。
「な、なんだと?親父?」卓也さんがリストを読み返す。そう云われれば父親の筆跡である。「親父が息子の嫁にこんなことを?」卓也さんは信じられない。
「あなたに相談しなくて御免なさい」玲子さんが一切を伝える。「あのままではお義父さま痩せ衰えて、どうにかなっておしまいになられそうだったので」
「で、賭けを提案したというのか?」と卓也さん。
「申し訳ありません」玲子さんが頭を下げる。
「確かに親父は一時やつれていた。そして今はとても元気だ。その理由がこの賭けのせいだとしたら、おれはお前に礼を云わなくては」
「あなた!」救われた思いで、玲子さんが夫の胸に飛び込む。
「なぜお前がおれを応援してくれてるか、やっと分った。おれだって、親父に妻を自由にされたくない。負けるもんか」
「頑張って、あなた」
「今度は何だ?キスか?」と卓也さん。
「ええ。ドライなキスですけど」と玲子さん。
「高校時代にアメリカ留学した時、あっちでは親子でも親戚でもキスしてるのを見た。アメリカでは理解出来るが、この日本であの親父がお前にキスするなんてけったくそ悪い」
卓也さんは妻を抱き、キスした。玲子さんは夫と舌を絡める。二人はお互いに着ている物をはぎ取り、激しくおまんこした。

次の週末は雨でゴルフは中止。屋内練習場から帰って来た卓也さんが玲子さんを捉まえる。
「おい。親父がレッスン・プロに習い始めた。くそ、本気で勝ち続けるつもりだ」
「あなた、どうしましょう!」玲子さんがおろおろする。
「なあに、おれだっていいクラブを買って来た。負けやしないさ」

しかし、翌週卓也さんは負けた。道具だけでは勝てないのだ。
「ドライなキスでしたな?」と誠一郎氏が玲子さんに云う。
「ええ」と玲子さん。
「何回よろしいですかな?」
「不自然でない程度なら、何度でも」
「ありがとう」誠一郎氏は嫁の身体をそっと抱き、軽く口づけした。「憧れの女性にキス出来て嬉しい」と誠一郎氏。
「お義父(とう)さま、私、これは間違っていると思います。いけないことですわ」と玲子さん。
「間違っているから興奮するということもあるのです」誠一郎氏はまた玲子さんにキスした。

プロの指導のおかげか、誠一郎氏はトントン拍子に勝利し、衣類越しに嫁のおっぱいに触り、お尻にも触ることが出来た。誠一郎氏は、いまや十連勝を目指し毎日ゴルフ練習に励んでいた。練習量に比例して食事量も増え、誠一郎氏は70歳とは思えないエネルギッシュな男性に変貌した。
「次は何?」卓也さんが苦々しく玲子さんに聞く。
玲子さんは口で云うのが憚られるので、黙って例のリストを差し出す。
「なになに?『あなたのスカートの中に手を入れ、下着越しに局部に触る』だと?あのヒヒ親父め。息子の嫁のおまんこに触るなんてふてえ野郎だ!」
「あなた。私、ここから先は辛いわ。負けないで、絶対!お願い!」玲子さんが必死で頼む。
「うう、おれも辛いよ。親孝行はしたいし、お前を親父のおもちゃにされたくないし」卓也さんがため息をつく。

しかし、息子は親父に負け、親父は息子の嫁の局部をパンティ越しに触って、愛液を滲み出させた。次の週、息子の嫁は70歳の義父のペニスを手こきし、美しい顔に顔射された。嫁とその義父という関係はもうとうに逸脱していた。卓也さんは、父親が自分の妻の性感帯を弄び、妻が父親の性の快楽に奉仕する姿を想像すると、いても立ってもいられなくなり、毎夜狂ったように妻とおまんこした。玲子さんは賭けゴルフの副産物として、夫の情熱的セックスを楽しむことが出来てほくほくしていた。

卓也さんは父親に妻の裸を見せたくなかった。そのためにはマッチ・プレーに勝たなくてはならない。で、父親のコーチよりもっと有名なコーチにつくことにした。アメリカ系のゴルフ・アカデミーなのでレッスン料はかなり高い。しかし、父が妻を裸にし、おっぱいやおまんこを曝け出させ弄ぶのを阻止するためなら、金銭は問題ではなかった。

コーチは有名でも生徒にいい能力が備わっていない場合、すぐには指導の成果は出ない。卓也さんはまた負けた。約束通り、リストの七番目となったので、誠一郎氏は嫁の口中に舌を差し込み、フレンチ・キスを楽しんだ。玲子さんは誠一郎氏からブラウスとブラジャーをはぎ取られ、おっぱいを舐められた。誠一郎氏は、自分の年齢の半分にも満たない若い女性の白く張り切ったおっぱいに狂喜した。
「玲子さん。冥土へのいい土産になります。本当にありがとう」と誠一郎氏。
「あの世でお義母(かあ)さまが怒ってらっしゃいますわ」と玲子さん。
「そうでしょうな。どうせ叱られるなら、リストの最後まで行きたいものです。わははは」
玲子さんは何も云わず、ブラウスとブラジャーを取り上げて離れを去った。

翌週、玲子さんは義父の目に最も恥ずかしいところを曝け出した。部屋を薄暗くして貰ったが、それでも恥ずかしい。玲子さんは義父を産婦人科の医師と思うことで恥辱に堪えようとしたが、産婦人科の医師は患者のおまんこを舐めたりしない。誠一郎氏は嫁のおまんこを慈しむように舐め、クリトリスを刺激した。
「あはーん!」玲子さんが感じる。
「実はこの前、ホール・イン・ワンを出しました」と誠一郎氏。「それに免じて、いっそのこと最後までやらせては頂けませんか?」
「い、いけません。ルールはルールです。あうう」玲子さんがよがりながら答える。
「真面目な方だ」誠一郎氏はあと二連勝しなければならない。

リストの次の項目は69だった。卓也さんは、妻に父のペニスを舐めさせたくなかった。(玲子が舐めるのはおれのペニスだけ!)と思いたかった。
「お、おい!」卓也さんが玲子さんを呼んだ。
「なんでしょう?」玲子さんがエプロンで手を拭きながら小走りにやって来る。
「今日、親父がおれに処方箋を書かせた。何の薬だと思う?」
「さあ?」
「バイアグラだ」
「ええっ?」
「69は長くなるぞ。お前、首がいかれてしまうかも」と卓也さん。
「そんな!あなた、負けた場合のことなど考えないで、勝って!お願い!」と玲子さん。
「うん。おれにも考えがある」

卓也さんは実力では父親に勝てないと悟っていた。父親はもともと上手い上に、いくらでも練習出来る時間がある。こちらは現役の開業医だから、練習もままならない。普通にやっていたのでは勝つ見込みはなかった。しかし、妻に親父のペニスを舐めさせるわけには行かなかった。たとえどんな手段を使っても。卓也さんは汚い手を使うことにした。愛する妻のためだ。父親は元気を取り戻したのだから、これ以上父に生き甲斐を与える必要はなかった。卓也さんは父の不在の折りに車庫へ行き、父のゴルフバッグからボールをいくつか盗み出した。自室へ戻り、ボールの表面に見ても触っても判らない程度の傷をつける。高速で飛ぶボールは、距離が長ければ長いほど傷に影響されて右や左に曲がる。仕上げを点検し、満足した卓也さんはボールを父のバッグに戻した。

それでも卓也さんは父親に負けた。父親がたまたま傷のないボールを使ったせいらしい。
玲子さんは義父の寝室で素っ裸になり、義父と69した。夫の予測通り、バイアグラを服んだ義父の持続時間は長く、玲子さんの舌も顎も首もくたびれ果てた。義父に舐め続けられたおまんこは、何か硬いものが押し込まれることを求めて悶えた。
「玲子さん、いっそこのまま」誠一郎氏が誘惑する。
「い、いけません、ああーんっ!」
「頑固な人だ」
どちらも意思の力で欲望を押さえつけた。誠一郎氏は70歳のペニスから息子の嫁の口中にどぴゅぴゅーん!と射精し、嫁は健気に全てを飲み干した。

翌週、突如誠一郎氏のゴルフが不調になった。これまでのしたたかなプレイが影を潜め、初心者のようなミスを多発した。誠一郎氏はしばらくしてボールを交換し、また元の正確なゴルフに戻った。結果は引き分けであった。

義父と息子の嫁は、また69をした。玲子さんは義父の身体に慣れ親しむにつれ抵抗を感じなくなっていた。半ば義父の情婦になったように、義父を喜ばせるべく舌と口を使った。義父の、夫にはないテクニックでおまんこを刺激されて、何度も(やって!)と全てを望む衝動にかられるほどだった。バイアグラの効き目で長い69だった。二人は上になり下になりして、首の疲れを癒しながら、お互いにイくまで楽しんだ。

卓也さんはもう打つ手がなかった。一部のボールへの細工では勝てない。全部のボールに傷つけると工作がバレる。クラブ・シャフトを傷つける方法もないではないが、父の腕ならクラブが一本や二本折れたところでそう影響はないだろう。今度負ければ、いよいよ妻を実の父に寝取られてしまう。口惜しい。どうしたらいいのか。その時、あるアイデアが閃いた。

「次は本番だったな」卓也さんが妻に云った。
「最後の最後です」と玲子さん。「必ず勝って下さい。そしたら『振り出しに戻る』ですから」
「おれは負けるつもりだ」と卓也さんが云った。
「ええっ?」玲子さんがたまげる。
「普通にやってもどうせ負けるだろうが、勝ちそうになったらわざとミスするつもりだ」
「なんでまた!どういうつもりです?私をお義父(とう)さまに差し出すつもりですか?」玲子さんがなじる。
「玲子、おれたちは子宝に恵まれなかった。二人で養子縁組とか人工授精なども考えたことがあったね?」と卓也さん。
「ええ」
「おれには、どこの馬の骨とも分らぬ種を受け入れることに抵抗があった。しかし、親父の種ならおれもその子を可愛がることが出来る。お前に親父の子を生んでほしいんだ」
「何ですって!」驚くべき提案に驚いた玲子さんが、手を口に当てる。
「やってくれるか?お前と親父は他人だから劣性遺伝の心配もない」と卓也さん。
「でも、生まれる子供はあなたの腹違いのきょうだいですよ!」
「それはおれとお前だけが知る秘密となる。誰も知りやしないさ」
「なんてことを考えるの…」玲子さんは茫然としていた。
「井原内科医院の跡継ぎを生むんだ。男でも女でもいい」卓也さんが玲子さんを抱く。
「神様!」と玲子さんが云った。

月曜の午後、義父の寝室で玲子さんが裸になった。誠一郎氏のゴルフ十連勝の賞品授与式である。誠一郎氏はついに憧れの嫁をモノに出来る喜びに心臓麻痺が心配なほどだった。二人は慣れた手つきでお互いを愛撫しあった。誠一郎氏は頃合いを見て、嫁の両脚を押し広げ、その間に割って入った。勃起したペニスにコンドームを着けようとする。
「お義父(とう)さま。お気になさらず」玲子さんが遮った。
「しかし」誠一郎氏がためらう。
「いまは安全な時期ですから大丈夫です」
「そうですか。それはありがたい。抜き身の方が抜群に感じますからな」誠一郎氏は喜んで、抜き身を嫁のおまんこに当てる。そこはもうしとどに濡れて義父のペニスを待ち焦がれている。
「玲子さん。あなたは天使じゃ。可愛い天使じゃ」と誠一郎氏。
「お義父さま、焦(じ)らさないで!」と玲子さん。
「じゃ、行きますぞ!」誠一郎氏がぶすりとペニスを押し込む。義父と嫁が結ばれた一瞬である。
「おおおっ!」玲子さんが身悶えする。これは快楽だけのためのセックスではない。受胎のためのセックスである。それこそ女性が最も燃え上がるセックスであった。
誠一郎氏は嫁のふくよかなおっぱいを撫で、クリトリスを刺激し、ペニスで膣内の襞々を掻き回す。
「あおーんっ!うむぐうっ!」玲子さんがよがる。
誠一郎氏も興奮していた。嫁のおまんこに生で精液を放出できる。自分の精虫が、息子の嫁の子宮口めがけてうじゃうじゃと突進するイメージが浮かぶ。こんな美しく若く聡明な女性を妊娠させられたら、どんなに幸福だろう。実現しなくても、それは嬉しい想像であった。その想像が誠一郎氏の射精時期を早める。
「おむむっ!あああーんっ!」玲子さんがイった。
「んむむっ!」誠一郎氏は38歳も年若い嫁の体内にどばどばーん!と70歳の精液をほとばしらせた。




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