12. フェラ願望
理絵ちゃん(18歳)の部屋にお父さん(43歳)がやって来た。
「理絵、頼みがある」お父さんが云った。
「なあに?」理絵ちゃんが気軽に応える。
「フェラチオしてくれ」とお父さん。
「ぎょえーっ!」と理絵ちゃん。「ちょっと、脅かさないで、お父さん。正気なの?」
「狂ってはいない。駄目かね?」
「駄目よー、父娘(おやこ)でフェラチオなんて。お母さんにやって貰いなさい」理絵ちゃんが云う。
「お母さんはやってくれないんだよ」とお父さん。
「どうして?」
「分らん。理絵、頼むよ。お父さん、今は正気だけど、気が狂いそうなんだ」
「フェラチオが原因で?」理絵ちゃんが呆れる。
「そう」とお父さん。
「お父さん、先ずね、そういうことは実の娘に頼むことじゃないの」と理絵ちゃん。
「分ってる」とお父さん。
「お母さんが嫌だっていうなら、しかるべき所に行ってお金出してやって貰えばいいじゃない」
「噛まれて感染症やエイズになったら困る」
「うむむ。学資が途絶えて、あたしも困るわ。じゃ、二号さん囲うとか」
「随分簡単に云うね」とお父さん。「フェラチオ専門の二号かい?ちょっと高くつくなあ」
「じゃ、援助交際。中学生ぐらいでも、お金ほしさに何でもやってくれるそうよ」と理絵ちゃん。
「中学生じゃ、フェラチオの技術は未熟だろう」
「もうっ!みんな駄目なのね。八方塞がり」
「だから、お前にやってほしい」とお父さん。
「あたしだって未熟ですよ。ってか、やったことないもん」と理絵ちゃん。
「すぐ慣れるよ」お父さんがぐいぐい押す。
「そんなあ!駄目。諦めて、お父さん」
「駄目か」
お父さんはしょんぼりして戻って行った。
翌日、お父さんが帰宅すると、お母さん(41歳)が頭から湯気を出して怒っていた。
「あなた!理絵にフェラチオ頼んだんですって?」とお母さん。「何たる父親でしょ。父親の資格ないわ。獣(けだもの)よ」
「理絵が喋ったのか?」とお父さん。
「ごめん」物陰から理絵ちゃんが現れた。「お母さんに『お父さんにフェラして上げて』って頼んだの」
「未成年のこんな娘にそんな心配かけて、恥ずかしいと思わないんですか!」とお母さん。
「悪かった。で、やってくれるのか?」とお父さん。
「冗談じゃありませんよ。可愛い娘の頼みだって、あんなの嫌!」
「どうして嫌なのかね?」とお父さん。
「何もかも。亭主のお珍々舐めさせられたり、口を強姦されるようなことに耐えるなんて、まるで奴隷の気分なのよ。それに、喉に精液が飛び込んで来て咽せ返るし、飲み込めば不味いし。あんなのもう沢山!」お母さんが一気に云う。
「だけど、結婚前はあれほどやってくれたじゃないか。精液もニッコリしながら飲んでくれたし」お父さんが回想する。
「結婚前は結婚前よ。結婚後は別」
「どういうことだ?」とお父さん。
「釣った魚に餌やる馬鹿はいないって云うでしょ?」お母さんが鼻をうごめかす。
「おれは釣られたのか?」とお父さん。
「釣り間違えたわ。娘にフェラチオ頼む男だと知ってれば、釣るんじゃなかった」
「じゃ、もういい。忘れてくれ」お父さんががっかりして云った。
「そうは行きません」とお母さん。「浮気したり二号囲ったりしたら、すぐ弁護士雇いますからね。覚悟しておいて」
「お前がやってくれなければ、誰かに頼むしかないじゃないか」お父さんが抗議する。
「別にとめてませんよ。離婚訴訟で身ぐるみ剥がされてもいいのなら、どうぞおやんなさい」
「外でフェラチオして貰ったぐらいで、身ぐるみ剥がされるだろうか?」とお父さん。
「やってみれば分ることよ。よーく考えるのね」
お父さんの肩はがっくり落ちた。廊下に立っていた理絵ちゃんが悲しそうな目でお父さんを見つめた。
お父さんがお風呂から出て寝室に向かおうとした時、理絵ちゃんの部屋のドアが音もなく開いた。理絵ちゃんの腕がお父さんの浴衣の袖を引き、お父さんを自室に引っ張り込む。理絵ちゃんは何も云わずにお父さんの浴衣の紐を解き、前を全開にした。お父さんは湯上がりでブリーフをはいていなかったから、モロにペニスが曝け出された。それはお父さんの気分同様、しょぼんとうなだれていた。
理絵ちゃんはお父さんの前に膝をつき、ペニスを両手で持って口に含んだ。
「り、理絵!」お父さんはびっくりする。娘はあれほど頑なに拒んでいたのだから、信じられないのだ。
理絵ちゃんはインターネット検索で調べたフェラチオの技法を実践していた。男の性感帯の主な部分は亀頭先端とペニスの下部であるらしかった。理絵ちゃんはその二点を重点的に刺激し、時折口の前後運動で全体をすぽすぽと舐めた。お父さんは何が何やら分らないながら、娘の奉仕活動に素直に感謝した。娘の可愛い顔の前後運動を見ているうちに、お父さんのペニスはどんどこどんどこ膨張し、理絵ちゃんの口には納まらないほどになった。
理絵ちゃんは父親のペニスの変化に驚いた。処女だから勃起したペニスなど見たこともなかったのだ。子供の時、お父さんがお風呂に入れてくれたが、その時もペニスは柔らかく垂れ下がっていた。(こうなるのね!凄い!)理絵ちゃんにも勉強になることがあったようだ。理絵ちゃんはお母さんの態度に幻滅していた。いくらフェラチオが嫌だからといって、あそこまで云う必要はないと思った。お父さんを釣った魚と云うに至っては呆れてしまった。一家の長であり、稼ぎ手への尊敬の念などなく、「いつでも金をふんだくって別れてやる」という台詞は悲しかった。怒り狂わないお父さんは偉いと思ったし、何とか慰めてあげたかった。それがこの夜理絵ちゃんをフェラチオに向かわせた理由だった。
理絵ちゃんは舌と顎と首がくたびれて来た。
「お父さん、タンマ」理絵ちゃんが休憩を希望した。
「理絵、お前は何もしなくていい。唇だけすぼめていてくれ」お父さんが云う。
お父さんは中腰で足腰を安定させると、お相撲さんのようにずずっと前進してペニスを理絵ちゃんの口に納め、理絵ちゃんの頭を両手で押さえた。理絵ちゃんの頭の運動の代わりに、今度はお父さんが腰を動かす。理絵ちゃんはダッチワイフのように、口をすぼめて静止している。
「理絵、おお理絵、ああいい気持ちだ!」フェラチオ願望が叶ったお父さんは歓喜する。お父さんのペニスが急速に娘の口を出入りする。「あああ、ううううっ!」お父さんのクライマックスは近い。
理絵ちゃんは精液が口に噴出して来ることを予期し、緊張した。どんな風に飛んで来て、どんな味なのか、初めてなので何も分らない。お母さんがあれだけ嫌ったのだから、相当不味いのだろう。
「おお、理絵!あああ、もう駄目!」お父さんは娘の口からスポンとペニスを抜き、手で激しくペニスをこすって娘のパジャマの上にどぴゅどっぴゅーん!と射精した。お父さんは幸せを噛み締めるように、ゆっくりと長くペニスをこすった。
「お父さん、どうして?」と理絵ちゃん。
「ん?」お父さんが目で娘に問いかける。
「あたし、飲んで上げたのに。待ってたのに」と理絵ちゃん。
「だって不味いそうだから、可哀想だと思って」とお父さん。
「不味くたって、あたしの生命の素(もと)になったものでしょ?大事なものだわ」
「理絵。お前はいい娘だなあ」お父さんが理絵ちゃんを抱く。
「お父さん」理絵ちゃんがお父さんの耳元で囁く。「今度は飲むから。いいわね?」
お父さんは感極まって涙ながらに娘の身体をぎゅーっと抱きしめた。
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