20. 姉思い
「あなた。姉さんとやってくれない?」と雪枝さん(26歳)が夫・吾郎君(27歳)に云った。
「なにを?」と吾郎君。
「おまんこ」と雪枝さん。
「お、おま…お前正気かい?」
「なんで?」
「だって、夫に自分の姉とおまんこしろって云うかね、普通?」
「ま、云わないでしょうね」と雪枝さん。
「云わないよ」と吾郎君。
「でも本気なのよ」
現在、雪枝さんの姉さんは仕事に関連した展示会を見るために上京し、しばらくこの家に滞在中だった。
雪枝さんが訳を話した。雪枝さんの姉・萩江さん(28歳)は一度離婚したあと、再婚どころかデートもしていない。何故かと云うと、別れた旦那は性欲だけは凄くて毎日のように萩江さんの身体を求めたが、早漏でいつも先にイってしまい、アフターケアも無しだった。で、萩江さんの欲求不満が高じて男性忌避症になってしまったのだそうだ。
「あの歳でずっと一人なんて可哀想」と雪枝さん。「あなたがエクスタシーを教えてやれば、考えも変わると思うの」
「義姉(ねえ)さん、おれと一緒になりたいと思うかも知れないぜ。いいの?」と吾郎君。
「バカ。あなた、そこまで凄くないわ」
「でもさ、いきなり義姉さんを押し倒したりしたら強姦だって騒がれて警察沙汰だよ」
「そりゃそうね」
「妻がやれって云ったものですから…なんて、お上には通用しない」と吾郎君。
「当たり前よ」と雪枝さん。
「『義姉さん、イかせて差し上げます』って云うのかね?」
「駄目よ、そんなあけすけな」
「かといって、女房の姉さんを口説くわけにもいかない」
「姉さん、あなたを罵るわ。妹思いだから」
「お前は姉思いだな」
「どうしたらいいのかしら」二人は思案した。
吾郎君にとってはいい話だった。義姉・萩江さんはぽちゃぽちゃっとした身体に、そこはかとない色気を漂わせた“いいおんな”である。妻の公認のもとに抱けるのならラッキーだ。いままで義姉として距離を置いて接して来たが、何故か今その義姉とおまんこする策を考えている。それも、妻と一緒に。人生は不思議だ。人生は楽しい。
「お前、義姉(ねえ)さんとレズごっこしたことない?」と吾郎君。
「あるある」と雪枝さん。「二人とも高校生の頃、『キスってどんな味?』とか、『おっぱいいじくったらどんな感じ?』ってやってみたの」
「いいな、女は。そういうこと出来て」
「まあね」
「だったらさ、義姉さんの部屋へ行って、レズごっこを復活させなよ」
「ええっ?」
「『姉さん、男無しで寂しくない?』とか、お前が云う」
「姉さんは『ちっとも!』とか云うでしょう」
「『ウソ!あたしが慰めて上げる』とお前が義姉さんを抱く」
「『やめなさい!吾郎さんに見つかったらどうすんの!』と姉さん」
「『いいのよ、吾郎だって姉さんのこと心配してんのよ』とお前」
「『ほんと?』と姉さん」
「お前は義姉さんの口にフレンチ・キスする」と吾郎君。
「どんな風に?」と雪枝さん。
「こんな風に」吾郎君が妻の口中に舌を差し込み、舌を絡め合う。
「『どう、姉さん?男がほしくならない?』とお前」と吾郎君。
「『全然』と姉さん」と雪枝さん。
「『これでは?』とお前が義姉(ねえ)さんのおっぱいを揉む」
「どんな風に?」と雪枝さん。
「こんな風に」吾郎君が妻のおっぱいを揉む。
「『姉さんのおっぱい大きいわ』とお前」
「『あんたのだって』と姉さん」
「二人はキスしあいながら、互いのおっぱいを弄ぶ」と吾郎君。
「『暑いわね』とか云って、お前が服を脱ぐ」と吾郎君。
「『あんた、何すんの?』と姉さん」と雪枝さん。
「『いいから.姉さんも脱いで』とお前」
「『本気なの?』と姉さん」
「『姉さんを慰めて上げるのよ』とお前」
「姉さんも仕方なく裸になる」と雪枝さん。
「二人は交差するように横になって、互いのおっぱいを吸う」と吾郎君。
「『何年ぶりかしら?』と姉さん」
「『さあ?どうでもいいことよ』と云いつつ、お前は姉さんのおまんこに手を伸ばす」
「『昔はそこまでしなかったわ』と姉さん」
「『お互い処女だったからね』と云いつつ、お前は姉さんのクリトリスを刺激する」
「『や、やめて!』と姉さん」
「『姉さん、イくのよ!』とお前は姉さんのおまんこに指を入れる」
「どんな風に?」雪枝さんがパンティを脱ぎながら聞く。
「こんな風に」と吾郎君が妻のおまんこに指を入れる。
「『あうーん!』と姉さん」と雪枝さん。
「お前は身体をずり上げて義姉(ねえ)さんの股に顔を近づけ、義姉さんのおまんこを舐める」と吾郎君。
「『そんな、あんた!』と姉さん」と雪枝さん。
「『姉さんもあたしの舐めて!』とお前」
「『う、うん!』と姉さんがあたしのおまんこを舐め出す」
「二人は互いのクリトリスを舐め、びしょびしょに濡れたおまんこに指を出し入れする」
「『ぶぶぐむんが!』と姉さん」
「そこへおれが全裸で登場する」と吾郎君。
「えっ?そういうこと?」と雪枝さん。
「そういうこと」と吾郎君。
「『まっ!』と姉さんが逃げようとする」と雪枝さん。
「しかし、お前は姉さんの腰を掴んで放さない」
「『わーん、あたし恥ずかしい!』と姉さん」
「『どうぞ、そのまま。ぼくが用事があるのは雪枝です』と云って、おれはお前の後ろからおまんこする」
「ええーっ?姉さんの前で?」と雪枝さん。
「姉さんの顔の前で、お前のおまんこにおれの巨根が出入りする」
「何ですって?」と雪枝さん。
「巨根」と吾郎君。
「そんなに大きかったかしら?」
「姉さんはおれの男根がお前の巨大なまんこを出入りするのを見つめる」
「ちょっと!あたしのがゆるゆるみたいに聞こえるじゃない!」
「とにかく、姉さんは生まれて初めて男女の性器が交わるのを目撃した」
「凄いわねえ」
「お前は『姉さん!舐めて!』と怒鳴り、自分も義姉(ねえ)さんのおまんこにむしゃぶりつく」と吾郎君。
「『あおーん!』と云って姉さんもあたしのクリトリスを舐め出す」
「おれはお前ごしに義姉さんのお尻を撫でる」
「うまいことやりやがって、この」と雪枝さん。
「クリトリスと男根の刺激で、お前はもうイきそうになる」
「嘘でもイくのね、きっと」
「そう」
「あわわーんっ!とあたしがイく」
「お前をイかしたおれは、直ちに義姉さんの後ろに廻って義姉さんのおっぱいを両手で抱え、義姉さんのおまんこにペニスをずぶりと入れる」
「『ご、吾郎さん、いけないわ!』と姉さん」と雪枝さん。
「『いいの!姉さん、吾郎にイかせて貰って!』とお前が云う」と吾郎君。
「『そ、そんな!』姉さんはまだ信じられない」
「『雪枝、舌を使え!』とおれ。お前は義姉さんのおまんこを出入りするおれの巨…男根を見つめながら、クンニを再開する」
「『あおーんっ!』と姉さん」
「おれは義姉さんの首筋を舐め、耳たぶを舐める」
「姉さんが首をよじってあなたの唇を求める」
「おれは義姉さんの口に吸い付き、舌を入れる」
「『ぶぶぐぐぶ』と姉さんが興奮する」
「おれはペニスをぐるぐる廻して義姉さんの身体の中の襞々をこする」
「『ぶぐーん!』あなたとキスしたまま、姉さんがイく」
「『義姉さーんっ!』と叫んでおれが姉さんの体内にどばばあーんと射精する」
「あなた、コンドームしてた?」
「あ、いけね」と吾郎君。
「姉さんを妊娠させないでよ」と雪枝さん。
「ごめん」
「これ、いいかも」と雪枝さん。
「自然だよね?」と吾郎君。
「問題はいつこの計画を実行するか、ね」
「うむ」
その時、廊下で「コホン!」と空咳がし、ドアが開いた。萩江さんが立っていた。
「全部聞かせて頂きました。そういうことでしたら、今でもいいですけど」と萩江さんが云った。
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