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08. ハミ尻娘

章一君(17歳)のところへ野口君(17歳)が遊びに来ていた。
「女ほど肉体に根ざした生き物はいないぜ」と野口君。「もちろん女は子供を産む。肉から肉を生じる。女は生殖のために生きてるんだ。いわば、性器に手足がついてるようなもんだな。しかし、それだけじゃない。女は自分の肉体が誇らしくて、見せたくて見せたくてたまらないんだ」
「そうかな?」と章一君。「恥ずかしそうに隠すじゃないか?」
「バカだな。隠すのは見せる効果を狙っているからだ。ストリップだって、脱がないで二曲ぐらい踊るじゃないか?あれと同じだ」
「ふーん?」
「いまネットには小学生からオバンまで、エロな写真が溢れ返っている」と野口君。「あれは金のためだけじゃないぜ。女は自分の身体を見せたいのさ。ペチャパイだろうがボインだろうが関係ない。女が裸を見せたくなかったら、世界中にあんなに裸の写真が溢れる筈がない」
「そうか…」章一君が段々納得する。
「大体だな、女の言葉や行動は反対に解釈しなきゃいかん。『見ないで』って云ったら見てやる。『やめて』って云ったら続けるんだ」
「ほんとかよ?」

「お前な、やりたくて堪らないのは男で、女は口説かれて仕方なく男にやらせるもんだと思ってない?」と野口君。
「だって、そうだろ?」と章一君。
「冗談じゃねえよ。女がやりたがらなかったら、こんなに世界の人口ないぜ」
「妊娠するかどうかは性欲と関係ないじゃん?」
「女にも当然性欲があるから男にやらせるんだ。女は性欲を隠してるだけなんだよ。はしたないと思われるから」
「ふーん?」
「女が肉体に根ざした生き物であるということは、だ」と野口君。「口説くならどこでもいいから身体の一部に触(さわ)ることだ。じわじわと性感帯に忍び寄れればもっといい」
「甘い言葉を囁くのも大事なんだろ?」と章一君。
「そりゃ、囁かないよりはいいけど、身体に触らずに甘い言葉を一年間囁き続ける間に、女の身体に触ってる奴に一晩で落とされてしまうぜ」
「うそだい!」
「ほんとだよ。女には触らなきゃ駄目。これ鉄則」と野口君。

章一君の部屋は木造二階建ての二階の一角にあった。隣りはお父さんの書斎だが、昼間お母さんが縫い物に使う部屋でもあった。野口君が“レクチャー”を終えて帰りかけ、書斎の縁側を曲がりかけて足をとめた。開けっ放しにした部屋で、日向ぼっこしながら誰か寝ていたからだ。
「誰?」野口君が章一君を振り向いて尋ねる。
「凛子(りんこ)」章一君が答える。彼の妹の凛子ちゃんは14歳である。
「へえ!凛ちゃん、こんなに大きくなってたのか!」数年間会っていなかった野口君が驚く。「もうやれるじゃないか」
凛子ちゃんは長い髪をアップに結ってぽちゃぽちゃっとした丸顔を長く見せ、腕や太股に女らしい肉がつき出した可愛い少女。ノースリーブのシャツにピンクのショートパンツ。そのショートパンツを膨らましているお尻は、もう一人前の大きさである。
「行こう!」章一君が急かす。自分の妹を性の対象として見ている友人が不愉快だった。妹はまだ子供だし、どこの兄だって妹をそういう目で見られたら落ち着かないものだ。
「待てよ」と野口君。「いいな、あのハミ尻。色っぺえじゃねえか」
「ハミジリ?」
「あのショートパンツから見えてるのは尻の一部だぜ。太股じゃねえ。でかく丸みを帯びた尻だ。はみ出た尻を“ハミ尻”って云うんだ」と野口君。
「ふーん?」確かに太股の直線が途切れ、急にふっくらと丸くなり出した部分が見えている。
「ショートパンツやブルマからパンティがはみ出ていれば“ハミパン”、おまんこの一部がはみ出してれば“ハミまん”だ」
「行こう」と章一君。これ以上、野口君に妹の身体をじろじろ見られたくない。

「待て待て。凛ちゃんはぐっすりお休みのようだから、ちょっと成長の度合いを調べてやろう」野口君が凛子ちゃんに歩み寄る。
「やめろよ。ほっとけよ」と章一君。
「どれどれ」野口君は、横向きに丸くなっている凛子ちゃんの背後に忍び寄る。「ハミパンもハミまんもないや」凛子ちゃんのお尻の辺りをしげしげと観察した野口君が云った。「もうおっぱいは出てるのかな?」彼は凛子ちゃんの胸をそーっと押さえた。「ちょびっと出てる」と彼は云った。
「やめてくれ!妹が起きたらどうすんだよ!大騒ぎだぜ」と章一君。
「お前の親は今日いねえんだろ?」と野口君。そう、章一君たちの両親は郷里の何かの催しのために二日ほど留守にしていた。
「そうだけど、知れたらやばい。もう行こう!」
「もう一寸」野口君は凛子ちゃんの傍に横たわって、凛子ちゃんのショートパンツに手を伸ばす。
「おい!」章一君が止めるが野口君は無視する。
野口君はショートパンツの上から凛子ちゃんのおまんこをさすった。凛子ちゃんの呼吸音を窺いながら、次第に手の圧迫感を強めて行く。心無しか、凛子ちゃんの呼吸が早くなったようでもある。野口君は凛子ちゃんの股間でクリトリスを探っている。
「うーん!」凛子ちゃんが低く唸る。
「野口!もうやめろ、やめてくれ!」と章一君。
野口君は凛子ちゃんの反応があった地点を重点的に圧迫したり、こすったりする。
「あああーっ!」と凛子ちゃんがよがる。目はつぶったままである。
「な?女は性器だぜ」野口君が章一君を振り返ってにやりとする。野口君がさらにクリトリス刺激を続けると、凛子ちゃんの息づかいが荒くなった。突如凛子ちゃんが身動きし、寝返りを打った。野口君は一瞬パニックに陥る。しかし、凛子ちゃんがまだ眠ったままなのでホッとした瞬間、凛子ちゃんがくわっ!と目を見開いたのでぶったまげる。
「ひえぇーっ!」野口君は身体を硬直させた。
凛子ちゃんが膝でガーン!と野口君の股間を突き上げる。
「ぎゃあああーっ!」野口君がエビのように身を丸めて苦悶する。

「なによー、あんた!勝手に人の身体触ってーっ!」立ち上がった凛子ちゃんがなおも野口君の身体を蹴飛ばす。
「おい、凛子っ!」章一君がとめようとする。
「痴漢行為で110番しようか!蹴られるのとどっちがいい?」凛子ちゃんはガンガン蹴る。
「た、助けて!」野口君が情けない声を出す。
「何が『女は性器』よ!このちんぽこ野郎!」凛子ちゃんは蹴り続ける。
野口君は這うようにして逃げ出し、転げ落ちるように階段を下りて行った。

「お兄ちゃんは行かなくていいの?」と凛子ちゃん。
「ああ。あいつには愛想が尽きた。あんな野郎だとは思わなかった」と章一君。
「よかった!お兄ちゃん、怒るかと思った」凛子ちゃんが兄の胸に飛び込む。
「お前、凄いな。あんなに勇ましいとは知らなかった」章一君がそっと妹を抱く。
「だって!」
「『ちんぽこ野郎』と来たもんだ」章一君がからかう。
「一寸はしたなかった?」凛子ちゃんが気にする。
「いや。かっこよかった」
「ほんとに?」
「うん。しかし、お前、いつから起きてたんだ?」と章一君。
「最初から」と凛子ちゃん。
「えーっ?ほんとかよ?」
「あいつ嫌いだから寝たフリして挨拶しないで済まそうと思ったの。そしたら、あいつ悪乗りしやがって」
「じゃあ、全部聞いてたのか?」
「うん。お兄ちゃんが必死でとめてたのも知ってる。ありがと」凛子ちゃんが兄のシャツの襟をいじくる。

「悪かったな。もうあいつとはおさらばするから堪忍しろ、な?」と、章一君が凛子ちゃんの肩を叩いて部屋を出ようとする。
「待って」凛子ちゃんが兄の手を掴む。
「ん?」
「あのさ。あたし、あいつは嫌いだけど、あいつの指はツボだったの」
「え?」
「何か痺れるような感電したような、凄くいい気持がしたの」
「お前、感じたのか!」章一君は妹の性感に驚く。まだ子供だと思っていたのに。
「あたし、オナニーしてあの辺触ってるけど、あんなの初めて」と凛子ちゃん。
「お前、オ,オ、オ…」章一君が吃る。
「何、その目つき?あたしがオナニーしちゃいけないの?」
「し、しかし」
「お兄ちゃんもしてるんでしょ?誰でもしてるって聞いたけど?」
章一君は妹のあっけらかんとしたオナニーの話にショックを受けた。純真無垢な顔をした妹がオナニーしているとは!野口君が云った通り、女も男と同じような性欲があるのだ。
「お前、あんましハッキリ云うなよ。驚くじゃねえか」と章一君。

「お兄ちゃん!凛子、もう一度感じたいの。やってみて?」と凛子ちゃん。
「なんだって?」章一君が驚く。
「あいつみたいにさすって!」
「マジかよ?」章一君は耳を疑う。
「マジ。オナニーじゃなく、誰かにやって貰う方が感じるみたい」
章一君はビビった。何しろ女体に触ったことなんてないのだ。野口君は慣れていたようだが、自分はどこをどうすればいいのか知らない。手が震えるかも知れない。もたもたして恥をかくかも知れない。兄貴の威光が完全に失われてしまうかも知れない。 「い、今?」章一君が馬鹿みたいなことを聞く。今に決まっている。
「ええ」凛子ちゃんが畳の上に仰向けに寝て、両手をバンザイするように上げて“もうどうにでもして”の体勢で兄を見上げる。リラックスした犬や猫もこのポーズをとることがあるが、ロリータ写真の多くもこの“無抵抗”のポーズでロリコンたちを興奮させている。
章一君は妹を見下ろした。一時間程前まで、この妹は透明人間だった。章一君の目には見えない存在、男でも女でもない存在だった。それが野口君の指摘で妹のハミ尻を目にし、妹がオナニーしていると聞いた辺りから、章一君にとって凛子ちゃんはどんどん女という性を持った存在に変貌していた。妹の太股が眩しかった。妹の股の間を見ると生唾が湧いた。章一君は覚悟を決めた。

章一君は凛子ちゃんの脇に横になった。凛子ちゃんが身体をズリ上げて兄の左腕に頭を乗せ、兄の胸に顔を埋める。表情を見られたくないのだ。章一君は右手を妹のショートパンツの股間に伸ばす。指が震える。(バカな!妹じゃないか。怖がるな!)章一君は自分を叱咤激励する。章一君は野口君が触っていた部分を探す。野口君はお尻の方から手を出していたので、方向が逆転している。章一君はそっと指先を妹の股間にあて、野口君の指の動きを模倣する。凛子ちゃんが腰を持ち上げる。もっと強い刺激を求めているのだ。章一君は指先のプレッシャーを強くする。
「ううう」と凛子ちゃん。
章一君は妹が望んでいる刺激はこんなものではないことを知っていた。“感電したような感じ”と云っていた。違う場所だ。章一君は少しずつ指の位置を変え、さする強さも変えて妹の反応を窺う。金鉱を探すような、油田を探すような作業である。 「うっ!」凛子ちゃんがびくんとする。
章一君は手の移動をやめ、その地点を集中的にさする。
「ううっうううーっ!」凛子ちゃんが兄の身体にしがみつく。われ発見せり!

凛子ちゃんは、もう顔を隠すことなど忘れていて、章一君と顔を接するほどの距離で、目を閉じ、口を半開きにしていた。章一君が妹の顔をこんな間近で見るのは、子供時代以来初めてだった。色白で綺麗な肌の妹の顔は美しかった。喘ぐ口の中で濡れて蠢く舌はセクシーだった。章一君は自分の口で妹の口を覆いたくなる気持を、かろうじて抑えていた。と、凛子ちゃんがパッと目を開いた。ほうけたように妹の顔を見つめていた章一君はビクッとした。
「お兄ちゃん。あたし脱ぐ」凛子ちゃんはむっくり上半身を起すとショートパンツを脱ぎ出した。厚手の布地越しの愛撫では刺激が充分でないことを悟ったのだ。「あ〜あ、びしょびしょ!」と凛子ちゃん。
「え?なに?」章一君も上半身を起し、妹の股間を見た。凛子ちゃんは淡いブルーのパンティをはいていたのだが、おまんこ一帯は濡れて濃いブルーになっていた。「お前、漏らしたの?」と章一君。
「やーね。おしっこじゃないわ。オナニーすると、いつもこうなるの」と凛子ちゃん。
「じゃ、愛液か!」
「え?アイエキ?」凛子ちゃんはそんな言葉は聞いたことがない。
「おれが読んだエロ小説によるとだな、セックスっておまんこにペニスを入れたり出したりするもんだけど、そのまま突っ込んだんじゃ男も女も性器がすり切れちゃう。で、女が興奮すると潤滑油として愛液を分泌するんだって」と章一君。
「ね?おしっこじゃないのよ。ところで、そのエロ小説って、どんな風に女が気持よくなるの?」
「んーと。いきなりおまんこに触ったりしないな。段階があるんだ」
「どんな?やってみて?」と凛子ちゃん。

「先ずキスするんだ。でも、おれとお前でキスって…」と章一君。
「何か、いけない?」と凛子ちゃん。
「いけなかないと思うけど、照れ臭いな」
「いいじゃない!予行演習。さ!」凛子ちゃんが顔を突き出す。
章一君は妹の積極性に負け、妹の唇に口を寄せる。二人の唇が接する。章一君は小説にあったように、舌を伸ばして妹の口に入れ、お互いの舌を触れ合う。
「ふーっ!」凛子ちゃんが息を継ぐ。「こんなことするの?すっごいセクシー!」
「もう一回」章一君がまたキスし、二人は舌を舐めあう。
「これって何時間でもやれるわね?」と凛子ちゃん。「で、小説はこの後どうなるわけ?」
「男が女のおっぱい、舐めたり揉んだり噛んだりするんだ」と章一君。
「ウェーン。あたし、おっぱい無いから揉んで貰えない」凛子ちゃんが泣き真似する。
「舐めたり噛んだりだけなら出来るだろ」
「噛むって、何か痛そうね」凛子ちゃんが心配する。
「噛むったって、こんな風だろ」章一君が妹の唇をやさしく噛む。
「あ、そういうこと?なら、やって!」凛子ちゃんはシャツを脱ぐ。やっと隆起し始めた胸に二つの乳首。「もう、お母さんよりボインの子がいるってのに、あたし恥ずかしくて」
章一君は身を屈めて妹の乳首を舐める。小説にあったように、指で片方の乳首を刺激する。
「おーっ、変な気持!くすぐったいような気持いいような。あーっ、いい、いいわーっ!」
章一君は小さな乳首を噛む。舐める。
「うーっ。で、こ、この後は?」と凛子ちゃん。

「この後は男が女のお尻や股の間を撫で廻す」と章一君。
「よしっ!」全部脱いじゃえ」凛子ちゃんはパンティを脱いで全裸になった。章一君は、野口君が云った「女は肉体を見せたがるもの」という言葉は正しいと思った。凛子ちゃんは章一君の首に手を廻して抱きつく。章一君は妹の生のお尻に触る。丸いすべすべのお尻。章一君は凛子ちゃんのお尻を揉んだり押したり撫でたりする。
「いいわー。この後は?」凛子ちゃんが促す。
「ここでやっとおまんこに触る」と章一君。
「やって!」と凛子ちゃん。
章一君が股の間を撫で、次第に指を割れ目に近づける。その焦らし戦術に凛子ちゃんが身悶えする。章一君は割れ目上部のクリトリスに親指を乗せ、そっと揺らす。
「はあーっ、ひーっ!」凛子ちゃんがよがる。「しょ、小説でもこんな風?」
「小説じゃあ、こうしながら指をおまんこに入れるんだ」
「じゃ、入れて!」と凛子ちゃん。
「いいのかよ。マジで?」
「マジで」
章一君は中指を妹のおまんこに入れる。ぬるぬると温かい。(ここへペニスが入るんだ。すっげー)と章一君は思う。小説ではGスポットを探ると書かれていた。それを思い出した章一君は、中指を上に曲げて妹の膣壁をぐりぐりする。
「あーっ!」凛子ちゃんがビクン!とする。「なに、今のーっ?もっとーっ。もっとやって!」
章一君は自分のテクニックが功を奏したことに興奮し、指を大きく動かす。
「痛!」凛子ちゃんが叫ぶ。

章一君は瞬時に自分の大失敗を自覚した。妹の処女膜を破ってしまったのだ。章一君は妹のおまんこから指を引き抜いて点検した。うっすらと赤いものがついていた。
「凛子、ごめん!」章一君が謝る。
「今の、何だったの?」と凛子ちゃん。
「お前、もう処女じゃなくなっちゃった」
「えーっ?」
「おれが破っちゃった。悪い」と章一君。
「ほんとーっ?」と凛子ちゃん。
「ほんと」
「バッカみたい。あたし、お兄ちゃんの指で処女喪失したわけ?」
「うん…」
「冗談じゃないわ。処女喪失って一生の思い出なのに、それがお兄ちゃんの指でなんて!」
「済まない」
凛子ちゃんがいきなり兄の股間に手を伸ばした。凛子ちゃんは固く勃起したものを掴む。
「お、おい!」章一君がたまげる。
「今からでも遅くはないわ。これを入れて!」凛子ちゃんが云った。

章一君は妹の勇ましさにたじたじだった。妹は何も恐れていない。自分の身体のことになると決然としていて、ためらいもなく兄をリードしている。野口君の「女ほど肉体に根ざした生き物はいない」という言葉は、またまた当たっているようだ。章一君には、愛する妹と一線を越えることには抵抗があった。どこにでもいる兄妹とは違ってしまうような気がしたからだ。しかし、妹との接触によって自分が興奮し勃起しているのは事実だったし、妹とキスし、妹のおまんこに指を入れただけでも、もうどこにでもいる兄妹ではなくなっているとも思った。妹の処女膜を破った責任は自分にあるし、妹がちゃんとしたセックスで完全に処女喪失したいと思う気持も理解出来た。

「お前、生理は?」章一君が聞く。
「まだ。あたし、何もかも遅いの」と凛子ちゃん.
薬屋に走る必要がないことを知り、安心した章一君も服を脱いで全裸になった。凛子ちゃんが兄の長く太く突っ立ったペニスを凝視している。
「それが入るの?あたし、壊れちゃいそう…」と凛子ちゃん。
「赤ん坊が出て来るとこだぜ?こんなもんで壊れるかよ」章一君が凛子ちゃんの脚の間に膝をつく。
「そっか…」凛子ちゃんが安心して目を閉じる。
章一君はペニスを妹のおまんこに当て、亀頭先端に愛液をなすりつけながらおまんこに圧迫を加える。ペニスは自然に凛子ちゃんの膣口を見出し、ぬるっと滑り込む。凛子ちゃんは先ほどの痛みを思い出して少し緊張する。道を発見したペニスから手を放し、章一君は妹の身体に多いかぶさって、両ひざと両肘で身体を支える。腰を押す。
「うううう」凛子ちゃんは兄のペニスが身体を裂くように感じる。身体の奥深くへの初めての異物の侵入である。
章一君は有頂天になっていた。(やった!これがセックスというものなんだ!)妹のおまんこは温かくぬるぬると、自分の勃起したペニスを包んでくれている。章一君は腰を押し引きしてみる。(おおお!気持いい!指なんか問題にならない)章一君はやらしてくれた妹に感謝した。問題が一つあった。もう漏れそうなのだ。

章一君は必死で射精を我慢しながらピストン運動をしようとした。しかし、ペニスを動かせば動かすほど破局が近づく。
「ごめん!」章一君は我慢し切れず急速に腰を動かし、どどどっぴゅぴゅーんと射精してしまった。ぜいぜい云いながら余韻に浸る。妹には悪いが、すごくいい気持だった。初めて女体の奥で精液を発射したのだ。章一君にとっては記念すべき出来事だった。
「もう終ったの?」と凛子ちゃん。「セックスってこういうものなの?」
「凛子、ごめん。おれ初めてだし、お前のおまんこ凄く気持良くて我慢出来なかったんだ」と章一君。「次はお前を気持良くしてやっから、一寸待て」
「うん」凛子ちゃんは兄を信じて素直に頷く。「何か漏れる!」凛子ちゃんの叫び。
「えっ?」章一君がペニスを抜くと、凛子ちゃんのおまんこから精液がぽたぽたと畳に滴っていた。「いけね」章一君はティシューを何枚か引っこ抜いて妹のおまんこを押さえる。片手でもう数枚ティシューを取って畳を拭く。

精液の流れがとまり、ティシューを捨てた章一君は、改めて妹のおまんこに見入った。
「見ないで」凛子ちゃんが両脚を閉じる。
「見せてくれ」と章一君。
「『見せてくれ』なんて、お兄ちゃんらしくないわ」
「じゃ、見せろ」
「いやん」
「見せろったら!ぶつぞ!」
「そう。それがお兄ちゃん」凛子ちゃんがゆっくり脚を開く。「でも、恥ずかしいな、やっぱり」先刻、男の股間を蹴飛ばした女の子とは思えない、しおらしさである。
章一君は妹のおまんこに顔を近づける。わなわなと震える両手で割れ目を左右に開く。ピンクの花びらが現われる。上の方に三角のクリトリス、真ん中にある小さな穴はおしっこが出るところだろう。ずっと下にまだうっすらと精液が残った膣口がある。章一君はティシューを一枚取り、指に巻いて膣口から精液を拭き取った。

章一君は凛子ちゃんの両脚を肩に乗せ、おまんこを舐め出した。
「お兄ちゃん!」凛子ちゃんがびっくりする。
「やらせろ。感じろ」と章一君。
凛子ちゃんは目を閉じ、リラックスしようと努める。おまんこに意識を集中する。兄の舌がクリトリスをぺろぺろする。
「ああ、あうう」凛子ちゃんが感じる。「うううう、むむううっ!」凛子ちゃんがよがる。
妹のよがり声は章一君を興奮させた。一旦ダウンしたペニスが、不屈のボクサーのように立ち上がる。

章一君は69の体勢を取った。引き続き凛子ちゃんにクンニリングスを続ける。凛子ちゃんは口に固いものが当たるので目を開ける。目の前に兄のペニスがぶら下がっていた。凛子ちゃんは察した。(一緒に舐め合うわけね?)凛子ちゃんがペニスを口に含む。半勃起状態だったペニスは、快感に刺激されてぐんぐん伸び、横幅も増す。凛子ちゃんは訳も分らず、亀頭周辺をぺろぺろする。

章一君は舌でクリトリスを舐めたり弾いたりしながら、指を膣口に入れ、抜き差しする。
「ぶごーん、ぶぶぐーっ!」ペニスを舐めながら凛子ちゃんがよがる。
章一君はエロ小説にあったように、指で膣と肛門の間(蟻の門渡り)や肛門も撫で廻す。
「ぶぐっぶぐっ、ふっーっ!凛子ちゃんは興奮に堪らず、ペニスへのサービスを放棄して呻く。
章一君は時機到来を察して、69体勢を解き、おまんこ体勢に移る。頼もしく勃起したペニスを妹のおまんこに突っ込む。
「むうう、うーんっ!」凛子ちゃんが満足の唸り声を挙げる。
章一君はエロ小説の内容を思い出した。女の身体はピストン運動よりも、恥骨を合わせることによってクリトリスをこすったり圧迫したりされる方がより興奮するらしい。ピストン運動は男には気持いいが、それだけに射精への近道となってしまう。章一君は、妹のための運動3に対し自分のための運動1の比率でおまんこした。これなら早漏れの危険は少なく、余裕で妹を満足させられそうだ。章一君は手近の座布団を二つに折って、妹の尻の下にいれた。二人のからだは密着度を増した。

兄の恥骨ぐりぐり運動は凛子ちゃんを快感で苦悶させた。ピストン運動は子宮を刺激し、受精を望む女の本能を呼び覚ました。凛子ちゃんは身体をくねらせ、よじり、のけ反る。
「あうあうあうあう!」
章一君は妹の薄いおっぱいの乳首を弄ぶ。
「うぐう、うううっ!」
章一君は可愛い妹の頬を舐め、首を舐め、耳を舐めた。
「息が、息が…詰まるーっ」凛子ちゃんが大きく口を開けて喘ぐ。
章一君がおまんこのテンポを上げる。
「ぐわああーっ!」凛子ちゃんがイった。
章一君は初めて立ち会う女の絶頂に感動した。(おれが、おれがイかしたんだ!)章一君は誇らしかった。男として自信がついた。(妹がイったなら、今度はおれだ)章一君は自分の快感のためのピストン運動を楽しむ。可愛い妹の顔を見ながら、男と女の本当のセックスの悦びを感じた。(人間同士が交わるというのは、こういうことなんだ)と思った。(おれは妹を愛している)と思った。そう思った瞬間、章一君は妹の体内で精液をふりまきたくなった。もう止められなかった。 「むむむーっんぐ!」どぴゅぴゅーんぴゅーん、二度目の精液が発射された。「あああ…」今度の射精は気分の昂揚を反映して、一度目よりずっと気持よく、満足感も深かった。

章一君はティシュー数枚を妹のおまんこの下に当てて床下浸水を予防し、まだペニスを抜かずに凛子ちゃんと抱き合っていた。凛子ちゃんは愛しげに兄の顔を見つめながら、兄の髪の毛を撫でていた。兄が陶酔から醒めた。
「よかった?」と凛子ちゃん。
「うん!お前は?」と章一君。
「凄かった。死にそうだった…」
「小説じゃ、女は『死ぬーっ』って云うんだぜ」
「えーっ、ほんと?」凛子ちゃんが驚く。
「今度やる時は『死ぬーっ』って云えよ」
「云うわ。ね、今度っていつ?」
「それが問題だよな。親たちの耳に『死ぬーっ』なんて聞こえたら、おれたちぶん殴られるぞ」
「でも、親が二人揃って外出なんてそうないわよ?」
「兄妹でホテルに行くのもナンだしなあ」と章一君。
「誰かに見られたら大変だわ」と凛子ちゃん。「他になんかいい方法ないの?」

「さっきのエロ小説の方法、教えようか?」と章一君。
「どんなの?」と凛子ちゃん。
「お前がパパ(41歳)を誘惑するんだ」
「えーっ?」凛子ちゃんがたまげる。
「パパはロリータのお前に夢中になり、ママ(39歳)とセックスしなくなる」
「…」
「ママが欲求不満になったところで、おれがママを誘惑する」
「ひえーっ!」凛子ちゃんは信じられない。
「この家はフリーセックス状態になり、おれがお前とやっても誰も文句は云えない」
「それって、凄すぎない?」
「お前は二人の男とやれる」
「お兄ちゃんは二人の女と」
「めでたしめでたし」
「ね、それって何て云う小説?」と凛子ちゃん。
「『家族ばんざい!』って云うんだ」章一君が云った。




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