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09. やり放題バイト

「お前、一週間運転手やる気ある?」とママ(40歳)が尋ねた。
「一週間?」と息子の康夫君(20歳)。
「私の水彩画教室の里美さんと芳江さんが、秋の信濃路のスケッチ旅行をしたいんだって。車は里美さんの御主人のを使えるみたい。いい景色見られて、温泉入って御馳走食べられて、お小遣いまで貰えるのよ?いいバイトじゃない」とママ。ママは数年に一度個展も開くほどの画家で、カルチャー・センターで水彩画教室も持っていた。里美さんと芳江さんは古くからの生徒で、ママと年齢が近いこともあり、友達付き合いするような親しい仲になっていた。
「ママは行かないの?」と康夫君。
「行きたいんだけど、一つ約束が入ってるのよ。口惜しいわ」

というわけで、康夫君は二人の御婦人の運転手を勤めることになった。里美さん(39歳)は派手な洋装がよく似合う華麗な美人で、芳江さん(41歳)は小柄だが全身に色っぽさを漂わせたエレガントな女性。どちらも明るく、陽気な御婦人だった。

康夫君はいい車を運転出来て幸せだった。免許は取ったものの、ママが車を買ってくれないから、ずっとペーパー・ドライバーだったのだ。ひたすら高速道路を走るうちに車にも慣れ、気分も落ち着いた。彼の隣りには里美さんが座り、地図を広げていた。里美さんと芳江さんは、自分の旦那の悪口や子供たちのことを喋りまくり、笑い合った。二人とも屈託のない、いい友達同士だった。二人は絵の先生であるママのことも話した。ママの性格を誉め、絵の指導の厳しさを語った。康夫君の知らないママの一面だった。里美さんと芳江さんは未亡人であるママの性生活の心配もした。二人はママが再婚すべきだと云った。
「康夫君、どう思う?」里美さんが聞いた。
「え?どう思うって?」と康夫君。
「あなたのママはまだ若いの。男性が必要なのよ」と里美さん。「でも、あなたにいきなり義理の父が出来たら、あなたが嫌がるだろうと思って我慢してるんだと思う」
「そんな話、したことないの?康夫君」と芳江さん。
「はあ、ないです」
「あなた、義理の父、嫌?」と里美さん。
「さあ、考えたこともないんで…」と康夫君。

田舎の風景が展開するようになって、二人のお喋りは絵を描くポイント探しに移った。
「あ、あそこ!」と芳江さん。
「あのビニール・ハウスが邪魔」と里美さん。
良さそうな地域が見つかると、国道を離れて田舎道を走る。
「この景色、どう?」と里美さん。
「あっちのお寺の方がいいんじゃない?」
中々二人の意見が一致しないまま、車であちこち走り回る。ついにいいポイントが見つかり、二人は折り畳み椅子を取り出してスケッチを始めた。康夫君は持参した本を読んだり、iPodの音楽を聴いたりして待つ。婦人たちは大きなクーラーに色んな飲み物を入れていたし、おせんべいやクッキー、飴玉なども用意されていた。快適だった。
時折、康夫君は絵を描く二人を遠くから眺めた。天高く、澄み切った青空のもとの田圃道。軽装で可愛い帽子をかぶった二人は、遠目には少女のように見える。しかし、二人とも脂の乗った肉体を持つ熟女である。康夫君は、これから泊まる温泉に浸かる二人の裸体を想像した。彼のペニスがむくむくと起き上がる。康夫君は慌てて目を逸らし、本の活字に意識を集中した。

一行は一気に信濃路の某温泉まで足を伸ばし、予定の宿に落ち着き、女湯・男湯に別れて温泉につかった。
「今日は御苦労様!」御馳走が載ったお膳が並び、ビールとお酒が届くと、里美さんが康夫君にビールを注いだ。
「退屈だったでしょうね?」芳江さんが康夫君に云いながら里美さんにお酒を注ぐ。里美さんも芳江さんに注ぐ。
「最後まで仲良くしましょうね?安全運転、お願いね?」と里美さん。
「乾杯!」と芳江さんが音頭を取って、みんなで乾杯した。
康夫君はいささか上気していた。湯上がりのせいではない。熟女たちの色気によってである。二人とも浴衣の上に半纏をまとっている。浴衣の合わせ目から覗く胸の白さが目に眩しいし、横座りした彼女たちが投げ出している白い素足もセクシーだ。康夫君はごくりと唾を呑む。
「こんなお婆ちゃんばかりでなければいいのに、悪いわね」と芳江さんが云う。
「そ、そんな。お婆ちゃんだなんて…」と康夫君。
「芳江さん、私はお婆ちゃんじゃありませんからね。一緒にしないで」と里美さん。
「あら?じゃ、私だけお婆ちゃんなの?」芳江さんが大袈裟に驚いて見せる。
「そうよ!私はまだ何てったって30代なんですもん」
「失礼ね。私だってまだ若いんだから。ほら!」芳江さんが浴衣の合わせ目を両手でぐいっと開く。真っ白で豊かなおっぱいがこぼれる。「まだ垂れてないでしょ?」
康夫君は吹き出しそうになったビールを慌てて飲み込む。
「あら?じゃ、これと較べてみて?」里美さんも浴衣を左右に引っ張り、大きなおっぱいをモロ出しにする。
康夫君は驚いて、だらしなく顎が落ちてしまう。

「里美さん、康夫君の反応見て?」と芳江さん。
康夫君は自分の間抜け面のことを云われたのかと思って、慌てて口を閉じる。しかし、芳江さんが云ったのは顔のことではなかった。康夫君の隣りにいた里美さんは、あぐらをかいている康夫君の股間に手を伸ばし、ペニスをぐいと掴んだのだ。
「立ってるわ!私たち、満更でもないみたい」と里美さん。
「イエーイ!」芳江さんが両手でVサインを作って高く上げる。
「さ、食べましょ」里美さんが澄まして浴衣を合わせて胸を隠す。芳江さんも康夫君の顔をにんまり見つめながら、おっぱいを隠した。

康夫君の部屋は女性二人から離れた小部屋だった。眠ろうと思うのだが、康夫君の脳裏に里美さんと芳江さんのおっぱいが焼き付いて離れない。白く、丸く、柔らかそうな大きなおっぱい。康夫君はそれに触りたかった。出来ればセックスさせて貰いたかった。里美さんか芳江さんか、どちらかが忍んで来てくれないかと願った。来てくれたらどうしよう。女性を満足させられるだろうか?康夫君は胸をどきどきさせながら待った。しかし、その夜は何も起らなかった。

翌日からは宿を中心に四方八方の田舎道を見て廻ることになった。
「康夫君?」ドライブの最中、里美さんが云った。「あなたのバイト代、まだ決めてなかったわよね」
「はあ」と康夫君。
「芳江さんと相談したんだけどさ。私たちが身体で払うって駄目かな?」
「えーっ?」康夫君が仰天する。
「あっ、対向車、対向車!」芳江さんが叫ぶ。ショックで蛇行してしまったのだ。
「あなたの年齢って、一日に二回でも三回でも出来るんでしょ?私たち二人相手に一週間やり放題。どう?」
「ぼ、ぼ、ぼ」康夫君は吃ってしまって口がきけない。
「え?」と里美さん。
「ぼく、まだ…」康夫君がやっと云う。
「まだ、何なの?ハッキリ云いなさい」と里美さん。
「ひょっとして」と後ろから芳江さん。「童貞なの?」
「えーっ?ほんと、康夫君?」里美さんが興奮する。
康夫君が顔を真っ赤にしながら微かに頷く。
「あなた。それはいけないわ。あなたのようないい青年が童貞だなんて、許されないわ」と里美さん。
「ね。私たちがじっくり教えて上げる。どう?」後ろの席から芳江さんが康夫君の首にしがみつく。
「こんなチャンス、滅多にないわよ?」里美さんが康夫君の太股を撫でる。
「い、いいです」康夫君がかすれた声で云う。
「OKってこと?」と里美さん。
「ハイ」と康夫君。
「やったーっ!」芳江さんが右手を上げる。
「イエーイっ!」里美さんが振り向きながら、芳江さんとハイファイブした。

御婦人たちはその後平然とお絵描きに専念した。しかし、康夫君はそうは行かなかった。今夜、ついに初体験するのだ。それも、いきなり二人の女性と!中年とはいえ、どちらも魅力的な女性である。昨夜見たおっぱいに触(さわ)れる。一度に四つのおっぱい!二つの大きな腰。二つのおまんこ。康夫君は夜が待ち切れなかった。同時に夜が恐かった。早漏れして二人をがっかりさせたらどうしよう。二回勃起しなかったらどうしよう?康夫君は昼食に何を食べているのか、どんな味なのか、さっぱり分らなかった。

その夜は里美さんが家族風呂を予約した。フロントから電話があると、女性たちは康夫君を追い立てるようにお風呂に向かった。家族風呂だから三人一緒である。脱衣所で女性二人は一応康夫君に背を向けながらも、恥じらう気配もなく全裸になった。康夫君がぐずぐずしていると、二人が康夫君の浴衣をひん剥き、パンツを引き摺り下ろし、里美さんが手を引っ張り、芳江さんが康夫君の腰を押して浴室になだれ込んだ。

三人は一列に並んで前の人の背中を流し、しばらくして全員が反対方向を向いて背中を流した。次いで、くるりと振り向いてお互いの前を洗う。全員が公平に綺麗になるまでこれを繰り返した。里美さんと芳江さんのおっぱいや陰毛を見た康夫君のペニスはびんびんに立ってしまう。
「舐めたいわ!」と里美さん。
「駄目よ、勿体ない!」と芳江さん。
二人は湯の中の康夫君のペニスを代わる代わる触った。康夫君も二人のおっぱいを触った。天にも昇る気持だった。女性二人はじゃんけんを始めた。どちらが康夫君の童貞を頂くかの権利争いである。相子が多く、じゃんけんは果てしなく続いた。最後に芳江さんが勝って、やっと結着がついた。

お酒と食事が終り、女中さんが布団を敷いてくれるまでは何も出来ない。三人はジリジリしながら待った。やがて康夫君は裸の二人に挟まれ、二人とキスし、二人のおっぱいを舐め、大きなお尻をなで、最後に芳江さんのおまんこにペニスを埋め込み(コンドーム着用)、快感と感動で三こすり半でイってしまった。芳江さんはがっかりしなかった。何てったって童貞の青年を男にしたのだ。青年は一生このおまんこを忘れないだろう。それだけで充分だった。

里美さんは使用済みコンドームを取り除き、おしぼりで康夫君のペニスを拭うと、彼の股の間に寝そべってフェラチオを始めた。芳江さんは康夫君にキスし、舌を舐め合う。たちまちのうちに康夫君のペニスは硬くなった。キスを続けながら芳江さんが康夫君の耳に何か囁く。康夫君が里美さんにキスし、お返しに里美さんのおまんこを舐める。芳江さんが康夫君にべったりとくっつき、何か囁き続ける。康夫君が里美さんの褐色の割れ目を開いて複雑な構造の粘膜を露出させ、クリトリスを舐める。
「あはーん!」と里美さん。
芳江さんがまた何か囁き、康夫君は里美さんの膣口を開いて、指を出し入れする。クリトリス舐めと膣口刺激をリズミカルに続ける。
「あうー、あうーっ!」里美さんがよがり声を挙げる。康夫君の指に愛液が絡まり、ねとねとになる。
芳江さんが康夫君のペニスにコンドームを着け、お尻をぴしゃりと叩く。その合図で康夫君は里美さんのおまんこにペニスを突っ込む。芳江さんが康夫君に何か囁くと、犬が主人の命に従って芸をするように康夫君は腰をずり上げたり、廻したり、突いたり捻ったりする。
「あうーんっ!いいわっ、とっても!」と里美さん。
芳江さんの指導で、康夫君は両手で里美さんのおっぱいを揉みながら腰の運動を続ける。
「やーんっ!イ、イっちゃうっ!わあーんっ!」里美さんがイった。

芳江さんは里美さんの横に寝っ転がると、まだイっていない康夫君を手招きした。康夫君はコンドームごとペニスを里美さんのおまんこから引っこ抜き、芳江さんの股ぐらに移動して芳江さんのおまんこにペニスを突っ込む。康夫君は先ほど里美さんをイかしたテクニックを忠実に再現した。ピストン運動だけだと早漏れしそうだが、腰の不連続回転ならびに恥骨擦り合わせ運動は射精を長引かせるだけでなく、女性の興奮を高めることに気づく。
「ほんと、いいわーっ!」コーチだった芳江さんがよがる。
康夫君は腰の運動を続けながら、思う存分芳江さんの身体をいじくり廻す。乳房、乳首、お腹、お尻。指でクリトリスに触る。 「うぎゃああっ!」芳江さんがイった。
康夫君は嬉しかった。二人の女性を一回のおまんこでイかしてしまった。この先、何回イかすことが出来るのだろう。康夫君は使命達成の満足感に浸りながら、芳江さんの身体を突き上げた。そして、最高の興奮を味わいながら絶頂の高みに昇って行く。 「んむむーっ!」どどどっぴゅーんぴゅーん!解放感に満ち溢れた射精であった。

その後数日は康夫君にとってセックス天国だった。目覚めて、おしっこしてもまだ勃起している時は、女性たちの部屋に「来て」と電話した。女性たちの一人が順番でやって来た。田圃や山の中のお絵描きの最中でも、車の中や稲藁ボッチの蔭でどちらか一人とおまんこした。文字通り、やり放題だった。

ある夜、夕食の前に里美さんが康夫君のママに電話した。
「すっごく楽しいの。昼も夜も」と里美さん。
「夜も楽しいってどういうこと?芸者でもあげてるの?」とママ。
「ううん、そんなんじゃない」
「ゲームしてるとか?」
「そんなんじゃない」
「野球拳とか?」
「んー、近いかな?」と里美さん。
「あなたたち、まさか康夫をおもちゃにしてるんじゃないでしょうね?」
「あ、ごめん。食事が来たから切るわ。バイ」里美さんが電話を切る。まだ食事など届いていなかった。

翌日の夕刻、一行が旅館に戻ると、門の前を行きつ戻りつしている女性の姿があった。康夫君には見覚えのある体型である。 「ママっ!」と康夫君。
「えっ?」車中うつらうつら舟を漕いでいた女性たちが目覚める。「先生だっ!」二人はバラバラッと車を飛び出し、康夫君のママを囲んでぴゅんぴょん飛び跳ねる。嬉しいのだ。
「ママ」康夫君が車を駐車して歩み寄る。
「康夫」とママ。
「よく来れたね」
「うん。みんながあんまり楽しそうだから、予定を変えちゃった」とママ。
「大分待った?」と芳江さん。
「ううん。着いたばかりよ」

その夜は久し振りに男女が別れて温泉に入った。夕食は表面上は和気あいあいだったが、時折シーンとすることがあった。里美さんと芳江さんがすぐ空白を埋めようと、二人一緒に喋り出すこともあった。

ママと康夫君が親子であると知った女中さんは、広い部屋に二人の布団を敷いてくれた。
「康夫」床に入ったママが云った。「怒らないから、云って。何があったの?」
「何のこと?」と康夫君。
「白ばくれないで!分ってるんだから。どういう風に、どうなったのか知りたいの」
「ボクとあの二人と?」
「そう!正直に。全部!」ママが激しい口調で云った。
康夫君はママの剣幕に押され、正直にありのままを話した。ママは目を閉じて一部始終を聞いた。
「ママ、ボク、今最高に嬉しいんだ。何も悪いことしてないと思うけど?」と康夫君。
「お前、本当にあの人たちが身体で払ってると思ってるの?」
「朝から晩までやり放題なんだよ?バイト代なんか、いくら出したってそんないい話、無いよ」
「バカね!」とママ。「お前もやりたいかも知れないけど、あの人たちもやりたいの。それに気づかないの?」
「あちらもやりたい、ボクもやりたい。いいんじゃない?お互い、大人なんだし」と康夫君。「ママは、何が気に入らないわけ?」
「お前が弄ばれてるのが気に入らないのよっ!」とママ。
「誤解だよ。数日前は童貞だったのに、芳江さんと里美さんが色々教えてくれて、今は女の人をひいひい云わせてるんだ。感謝してるほどだよ」
「自分たちがひいひい云いたいから教えたのよ。あなたのためじゃないわ」

「ママ。とにかくボクは嬉しいんだ。話が済んだら、ボク行くから」と康夫君。
「行くって…」ママは信じられない。
「云ったろ?やり放題なんだから、とことんやんなきゃ」
「お前ったら、呆れて物も云えないわっ!」
康夫君が出て行く。ママは女友達二人が素っ裸で息子と絡まり合う場面を想像して、思わず手が股間に向かってしまう。パンティの上からクリトリスを撫でる。
「あうう」ママはじわじわと愛液がパンティを湿らすのを感じる。
どしどしと足音がして、康夫君が戻って来る気配。ママはぱっと手を股間から抜き、身体を硬直させる。
「どうしたの?もう済んだの?そんな早くちゃ、誰も満足させられないわよ」ママが機関銃のように憎まれ口を叩く。
「今夜はやらしてくれないって」と康夫君。
「ええっ?やり放題の筈なのに?」
「今夜はママとやれって」
「何ですって?」ママは驚天動地の話にがばっと起き上がる。胸元から一方の乳房がぼろんとはみ出る。ママは慌てて浴衣の襟を合わせる。「あの人たちが本当にそう云ったの?」
「うん!」
「もうっ!息子をおもちゃにしただけでなく、私たちに近親相姦を勧めるなんて、言語道断。明日からあの人たちとは絶交だわ!」

「二人が云うにはね、ママが再婚しないのはボクのためを思ってに違いない。ママはまだやりたいのに我慢してる。ボクがママを慰めるべきだって」と康夫君。
「冗談でしょ。馬鹿馬鹿しいっ!」とママ。
「ママ。ほんと云うとね、里美さんと芳江さんとやりながら、ボク、ママとやってるとこ想像してたんだ」
「な、な、」ママが口をあんぐりする。
「二人ともママと同じ位の年だし。それから、ほら、学校で花丸貰うと、飛んで帰ってママに見せたよね」と康夫君。「今度、里美さんと芳江さんから花丸もらったからさ、どんな風か見せたいんだ」
「見たくありません、そんなもの!母子でセックスなんて不道徳なこと云わないで!」
「どうしても駄目?」と康夫君。
「駄目!ママは布団にくるまって蓑虫のように貞操を守る。
「じゃ、もう一度二人のところへ行く」康夫君は出て行った。

ママの脳味噌はクラッシュしていた。夫亡き後、男に飢え、ペニスに渇していたのは事実だった。息子がいじけないように再婚を我慢していたのも本当だった。長い旱魃に慣れ、欲求不満も感じなくなっていたのだが、女友達二人が息子と思う存分セックスを楽しんでいると聞いた途端、もう我慢出来なくなってしまった。女友達二人がいなくて、母子二人だけだったら息子に縋り付いたかも知れない。でも、友達に近親相姦を知られながらやることなど出来ない。世間に漏れたら、画家としての生命も危ないし。

また息子が戻って来る足音。ママは鬱陶しいような嬉しいような複雑な思いを味わう。
「今度は何?私たちに何をしろって?」とママ。
「二人がね、ママが信用しないんなら血判を押してもいいって。絶対秘密は守るからって」と康夫君。
「まあ!」
「あの人たち、本気でママのこと心配してんだよ」
「だからって…」
「今度ボクがママに断わられたら、二人が来てママを押さえ付けてでもボクにやらせるって。縛るための紐とか猿ぐつわ用のタオルとかも準備してた」
「なんて人たち!」
「ママ、温泉宿の一夜だけでもいいからさ。愛しあおうよ」康夫君がママの髪の毛を撫でる。
「触らないで!」
「ちゃんとコンドームもあるし」康夫君がママの目の前に突き出す。
「止めてよ!」ママが寝返りを打つ。
「ほんと云うと、今日一晩だけってやだな。家に帰ってもママとやりたい。毎日、毎日」康夫君が布団の上からママのお尻を撫でる。
「康夫!私はあなたを生んだ母親よ。忘れないで!」とママ。
「母親である前に女でしょ?同じ年代の里美さんと芳江さんは毎日何回もボクにやられてイってるってのに、ママはここ数年ゼロじゃない?不健康だよ、そんなの」
「大きなお世話よ」
「仕方がない。二人を呼んで来る」康夫君が立ち上がる。康夫君がママの枕元を通り過ぎようとしたその一刹那、ママの手が布団から出て息子の一方の足首を掴んだ。康夫君はびっくりして立ち止まる。

「あの二人に助けて貰って私を犯すの?」とママ。
「んー、趣旨はママを喜ばせようってことなんだけど、表面上はそうなるかな?」と康夫君。
「私は今逃げ出さないと、私はあなたに犯られちゃうわけ?」
「今逃げても、家でまた二人だけになるから逃げ切れないと思うけど」
「…」
康夫君が部屋を出ようと足を引っ張る。ママが握った足を放さない。
「ママ?」康夫君が怪訝な顔をする。
「どうせなら、他人に見られたくないわ…」とママ。
「ママっ!」康夫君が布団をひっぺがしてママの身体を抱き締める。
「あああ!どうしてこうなっちゃうのかしら?」ママが息子に抱きつきながら云う。
「ママ、後悔させないよ」と康夫君。
「ねえ。あの人たちに、私たちの間に何も無かったと思わせることは出来ない?」
「簡単だよ。二人に『ボク、ママとはやりたくない』って云う」
「そんなこと云ったら、またお前あの二人とおまんこすることになるでしょ?」とママ。
「んー、それが自然だろうね」と康夫君。
「お前は疲れて立たなくなる」
「なあんだ、それを心配してんのか。じゃ、こうしよう。ママを今すぐイかしてから、何もなかったフリして向こうへ行って二人をイかす。どう?」
「お前、そんなこと出来るの?」ママがたまげる。
「やってみよう」と康夫君。

康夫君にとっては、どっちみち、ママの気が変わらないうちに一発やってしまうというのはいいアイデアだった。母子でやったという事実は消せないわけだし、一度やってしまえば二度目を拒む理由は見当たらなくなる。何年も男を断って来たママの肉体が一旦快感を思い出せば、もう拒み通せるとは思えないから、とにかくイかせてしまうことが先決だ。これに成功すれば、ママといつでも好きなようにやれる。やり放題バイトが終っても、引き続きやり放題の生活が続くのだ。(バンザーイ!)康夫君が心の中で叫んだ。

康夫君が、布団の上に横たわったママの浴衣の帯を解く。合わせ目に手をかける。ママは恥ずかしさで目を閉じている。康夫君がママの浴衣を開く。里美さんと芳江さんのおっぱいに引けを取らない乳房が現われる。仰向けでも丸く盛り上がっているのだから、かなり大きい。康夫君は満足した。(これが、これから自分のものになるのだ)康夫君は両方の掌をママの乳房にかぶせる。覆い切れない。康夫君はママにのしかかっておっぱいを吸う。
「おおっ!」ママが息子の髪の毛をかきむしる。
康夫君が左右の乳首を交互に噛む。しゃぶる。ちろちろする。舐め上げる。
「うーんっ!」ママが身をよじる。
康夫君はママの下腹部に移動する。ママは黒いパンティをはいていた。恥骨が盛り上がっていてセクシーだ。康夫君は両手でパンティを引っ張り、くるくると丸めながら下ろす。数日前は童貞だった青年が、もうベテランのように手慣れた動作をしている。股間は結構な陰毛の茂みに覆われていて割れ目は見えない。康夫君はパンティを完全に外し、ママの脚の間に入って強制的に股を開かせる。
「もうっ!」ママが恥ずかしがる。
康夫君は屈んでママの陰毛を掻き分け、割れ目を剥き出しにする。他の二人の女性と似たような褐色の大陰唇を両側に引っ張り、ママの秘密の部分を露出する。薄赤くテラテラした粘膜が光っている。康夫君は舌をクリトリスに当て、ママの反応を見る。先ず、小刻みに舌を震わす。
「あうーん!あはーん!」とママ。
康夫君は舌をぐーっとクリトリスに圧し付ける。
「わあーんっ!ママがよがる。
康夫君はテストを終えた。ママは芳江さんのタイプだった。圧迫感の刺激を喜ぶのだ。里美さんはちろちろという小刻みな振動に反応した。複数の女性との経験は、数日の間に康夫君を色事師に変えていた。

康夫君は身体をずり上げてママに並ぶ。ママは照れ隠しに息子にキスする。康夫君がママの口中に舌を差し入れる。二人は激しく舌を絡めあい、もつれさせる。キスを続けながら、康夫君はママの身体に覆いかぶさり、ママの膣口にペニスの狙いを定める。ママはいよいよ運命の一瞬が訪れることを察知する。あと一突きで母子は雄と雌になるのだ。後戻りは出来ない。康夫君が腰を押した。息子の太く長く硬いペニスが、ずぶずぶと母親の体内にめりこむ。
「うぐぐーっ、おおっ!」肉体の衝撃と精神の衝撃が二重に炸裂する。
母子は性の交わりを開始した。ママが腰を突き上げる。康夫君が恥骨でママのクリトリスを圧迫する。
「わおーんっ!」下調べ通り、ママは圧迫型だった。
康夫君は腰の回転2に圧迫3の比率でママを攻める。片手でママのお尻をさすり、もう一方でおっぱいを揉む。
「あうあうあうあうっ!」ママは自分が生んだ子供によってイかされようとしている。運命のセックスにママの身体が火照(ほて)る。
康夫君はママがイきかけていることを察知した。腰をくねらせ、恥骨をすり合わせる。
「し、死ぬーっ!」ママが叫ぶ。
康夫君は急速にピストン運動をしてママの天国行きを助ける。
「ぐわあーっ!」ママが失神した。始まって5分も経っていなかった。

康夫君は射精しなかった。まだ里美さんと芳江さんをイかせる“仕事”が残っている。二人に「ママはやらしてくれない」と云わなければならない。康夫君はママの唇にちょんとキスして、電気を消した。
「お休み」そーっと部屋を出て、康夫君は里美さんと芳江さんの部屋に向かった。




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