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15. アニマル君

大都市郊外のこの町には数軒のアニマル・クリニックがあるが、パパ(42歳)のクリニックは親の犬猫病院時代からの多くのお得意さんがいて、最も繁盛していた。ここ数年順風満帆だったのだが、最近になって苦情がいくつも持ち込まれるようになった。そのどれもがラブラドル・リトリーバーやジャーマン・シェパードなどの大型犬で、いずれも雌であった。飼い主たちは、旅行や入院のため飼い犬を数週間クリニックに預けて面倒を見て貰ったのだが、引き取った後犬の態度が変化したと云うのだ。どの雌犬も男の飼い主に向かって尻を向けながら、しきりに甘えるようになったと云う。

パパには一つだけ思い当たることがあった。で、ある夜、忍び足で寝室を出ると、クリニックの受付カウンターの背後に潜んだ。ここからなら、右側の診察室、左側の動物ケージ棟の双方が見渡せる。床にしゃがみ込んだパパのお尻が痛くなった頃、密やかな足音が聞こえ、懐中電灯を手にした人物がクリニックに入って来た。住居である母屋の方から来たわけだから、当然家族の一員である。それはパパが想像していた通り、長男の輝夫君(16歳)だった。

輝夫君は動物ケージ棟に入って行く。パパも足音を忍ばせて後を追い、棟内を覗き込む。輝夫君が入って行くにつれ、犬たちがきゃんきゃん鳴き出した。それは警戒ではなく、輝夫君の来訪を喜び、何かをねだるニュアンスの鳴き声だった。輝夫君は一頭ずつにビスケットのようなものを配って歩き、犬たちを黙らせた。この期間預かっていた病気でない犬はジャーマン・シェパードの雄一頭とゴールデン・リトリーバーの雄と雌が一頭ずつであった。輝夫君はゴールデン・リトリーバーの雌をケージから引き出し始める。パパはそーっと受付カウンターの背後に戻った。

ゴールデン・リトリーバーを引き出した輝夫君は首輪に紐をつけ、受付カウンター前の待合室にやって来た。ゴールデン・リトリーバーは盲導犬として育てられるほど大人しい性質の犬である。待合室は街灯の光で薄明るいので、輝夫君は懐中電灯を消す。輝夫君はズボンとパンツを脱ぎ、勃起したペニスにコンドームをつけた。犬をベンチに上げた輝夫君は、犬に尻を向けさせ、その性器にペニスを突っ込む。犬は輝夫君にやられるのが初めてではないようで、大人しくされるままになっている。輝夫君は犬の腰を両手で押さえ、ピストン運動を始めた。

パパは息子の獣姦を黙って見守っていた。顧客の苦情の原因はこれだったのだ。パパにも覚えがあるが、16歳と云えば精液が泉のように湧き出て、その処理に困る時期である。息子は毎夜、こんな風に顧客の犬たちを犯していたのだ。数週間人間との交尾を経験した犬たちは、飼い主の家に戻っても主人とのセックスを期待するようになってしまったに違いない。獣姦そのものはパパにはショックではなかった。彼も農学部獣医学科時代に、さまざまな動物と交わった経験があった。オナニーよりは気持がいいし、只だし、やり放題で、貧しい学生の性欲処理にはもってこいだったのだ。だから、息子が犬と交わるのを見ても、息子を蔑む気はなかった。20数年前の自分を見るようで、微笑ましい気さえした。

問題は息子の悪習がパパのビジネスを妨げることだった。苦情が増えれば、噂となって広まり、それに反比例して顧客が減ってしまう。可哀想だが、息子の獣姦はやめさせなければならない。

「と、こういうわけだ」パパは息子の行状をママ(40歳)に話した。
「まあ、犬と!」ママは信じられなかった。
「世間にないことではない」
「うちの跡取り息子が犬とおまんこするなんて、なんて惨めなんでしょ」ママが涙ぐむ。
「性欲が有り余ってるんだ。相手が必要なんだよ」
「人間を相手にすべきよ。犬を相手になんて、凄く哀れだわ」
「そう思うか?」とパパ。
「そうですよ」とママ。
「じゃ、お前が相手をしてくれないか?」
「…」
「どうかね?」
「あなた、何て云ったの?」
「輝夫の相手をしてやってくれと云ったんだ」
「あたしに犬の代わりになれって云うんですか!」ママがキーっとなる。
「そういうわけじゃないよ。惨めな息子を救うためだ」とパパ。

「あたしはあの子を生んだ母親ですよ!」とママ。「息子と近親相姦なんか出来ませんよ!」
「普通はそうだ。しかし、このままだとうちは破産する」とパパ。
「まさか!」
「現に、犬を預けに来る顧客の数が減っている。このまま行けば、一家心中になりかねん」
「ほんとなの、あなた?」
「冗談でこんなこと云うか」
「うちで犬を飼ったら?あの子専用の」とママ。
「こんな病気の犬が集まるところでペットなんか飼えないよ」とパパ。
「じゃ、あの子を隔離する。アパートか下宿へ」
「野良犬相手にやらせるのか?」
「それも惨めね」
「狂犬に噛まれたりして」
「脅かさないでよ、もう」
「どうする?」とパパ。
「どうするって、やーよ。家庭がおかしくなっちゃう」とママ。
「じゃ、練炭を用意するしかないな」とパパ。
「また脅かす!やります、やりますよ、もう!」ママが観念した。

「やらせる時は後背位がいいだろ。それしか慣れてないわけだから」とパパ。
「やっぱり、あたし犬の代わりじゃない!」ママがプンプンする。
「後背位は嫌いなのか?」
「というわけじゃないけど」
「そのうち正常位にもなるさ」
「ほんとに何させてもいいんですか?」
「ああ」
「おっぱい触らせても?」とママ。
「うん」とパパ。
「キスしても?」
「仕方ない。前戯だからな」パパが苦しい表情をする。
「あそこ舐めさせても?」
「おい!」パパは興奮してママに飛びかかった。ママのパンティをむしり取る。ママのおまんこが愛液を噴出する。パパはずびずびとペニスを埋め込む。
「あなた!」ママがパパにしがみついた。

翌日、パパは輝夫君を書斎に呼んだ。
「この前、お前がゴールデン・リトリーバーとやるところを見た」パパが云った。
「ええっ?」輝夫君は信じられない思いで、パパの表情を窺った。誰にも知られていないと思い込んでいたのだ。
「お前がやった犬の飼い主たちが異変に気づいた。もう二度とうちへは来ないだろう」
「…」
「お前にこのままやられたら、うちの商売は上がったりだ。お前を大学にやる金も無くなる」
「…」輝夫君はがっくりと肩を落とす。
「もう犬とはやらないでくれ」とパパ。
「…ハイ」輝夫君がか細い声を出す。
「お前を信じないわけではないが、今後ケージには監視カメラを設置し、一晩中撮影するつもりだ」
「もうやりません」
「本当か?」
「本当です。監視カメラの必要はありません」
「よく云った。もう犬とはやるな。代わりにママとやれ」
「へ?」輝夫君が耳をほじくる。
「お前も犬相手にやりたい放題やって来たわけだから、急に全くやらないというわけにも行くまい」とパパ。「それで、おれからママに頼んだ」
「はあ?」輝夫君はまだ信じられない。
「やりたくなければ、無理にやらなくてもいい」
「や、やりたいです!」この幸運を逃す手はない。
「よし。ただし、ママは犬とは違う。お前一人だけいい気持になって『ハイ、お仕舞い』というわけにはいかん。ママも気持よくさせて上げなくちゃならない」
「はあ」輝夫君は自信がない。
「ま、すぐそうしろとは云わん。頭の隅へ入れておけ」
「ハイ!」
「パパやママがこうして応援してるんだ。おまんこばかりしてないで、勉強もしろ」
「ハイっ!」

その夜、輝夫君が布団を敷いて寝ようとした時、ドアが軽くノックされた。
「開いてます」と輝夫君。
ママが白いネグリジェ姿で入って来た。
「ママ!」輝夫君が胸をどきどきさせる。
「…」ママが黙って輝夫君の傍に立つ。
「ママ、いいの?」輝夫君がママを抱こうとする。
「よかあないわよ!」ママが怒鳴る。
輝君はママの剣幕に押されて飛び退る。
「輝夫!」とママ。「親子でセックスするって獣(けだもの)だけなの。こんなことを人に知られたら生きてはいけないの。誰にも喋っちゃいけないのよ、いい?」
「ハイ」
「死ぬまで喋っちゃいけないの。分った?」
「死ぬまで誰にも云いません」と輝夫君。
「もし誰かに知られたら、ママは自殺するからね。お前のせいよ」
「喋らないって!」
「それから、お前とセックスしたからって、私がお前を生んだ母親であることには変わりないの」とママ。「ママはお前のセックスの奴隷でもダッチワイフでもないんだから、ママを侮辱したりしたら許さないから」
「ママ、だいじょぶだよ。ママを大事にするよ」
「ほんとだね?」
「ほんと」と輝夫君。

ママは学習机の電気だけにして室内の灯りを消す。ネグリジェを脱ぐと、ブラジャーもパンティもなく、ママは素裸だった。輝夫君はごくりと唾を飲む。
「あなたも脱いで、いらっしゃい」ママが布団の上に座る。
輝夫君は急いでパジャマとシャツ、パンツを脱ぐ。ママは輝夫君を目の前に立たせ、緊張でうなだれているペニスをつまむ。
「これが犬とおまんこした、いけないおちんおちんなのね。お仕置きしなきゃ」ママは息子のペニスを捩り上げる。
「イテテ!」輝夫君が悲鳴を挙げる。
「あら、ごめん。痛かった?」ママはペニスを口に含み、フェラチオを始める。
「おおお」輝夫君は生まれて初めての快感に有頂天になる。ペニスはぐんぐん伸び始める。
「わあ!お前の大きいね。もう一人前じゃないの」ママが驚く。感動したママはぺろぺろぺちゃぺちゃと息子のペニスを舐める。
「あああ、ママ!」輝夫君が叫ぶ。
「なんだい、もうイくのかい?」
「あんまり気持よくて」と輝夫君。
「いいよ。いつでも出しな」とママ。
「でも…」輝夫君がもじもじする。
「ママが飲んであげるから、いいの。遠慮しないで!」
「ハイ」
ママがフェラチオを続ける。ママの手の片方が息子のお尻を撫でる。輝夫君はママの髪の毛を撫でる。
「おおお!」もう我慢出来なかった。輝夫君はママの頭を両手でがっきと押さえ、ママのすぼめた唇に激しくピストン運動をし、どっぴゅぴゅーん!と射精した。ママはごくごくと息子の精液を飲み干し、ペニスが萎むまで舐め続けた。

二人は布団の上に並んで寝転がった。
「お前、ほんとに人間とはやったことないの?」とママ。
「ない」と輝夫君。
「キスしたことも、おっぱいに触ったこともないわけ?」
「うん」
「じゃ、したいだろ?」
「うん」
「じゃ、しなさい。何をしてもいいから。ママが痛がることでなければ」
輝夫君はおずおずと手をおっぱいに伸ばす。ママの真っ白く豊かなおっぱい。輝夫君はそっとおっぱいを掴む。ふにゃふにゃとした手心地に、輝夫君は恍惚となる。輝夫君は口を乳首に近づけ、ママの顔を振り仰ぐ。ママが(舐めていいのよ)と頷く。輝夫君はおっぱいにしゃぶりつき、舐めたり吸ったりする。
「痛い」とママ。輝夫君がきつく吸い過ぎたのだ。
「ごめん、ママ!」
「いいのよ。赤ん坊の時にそっくり」ママが輝夫君の頭を撫でる。

「おまんこ見せて、ママ」と輝夫君。
「いいよ。見なさい」ママが股を開く。
輝夫君はママのお腹やお尻を撫でながら身体を沈め、ママの脚の間にうずくまる。真っ黒く茂った陰毛の薮に囲まれ、焦げ茶色の割れ目がある。輝夫君はママの割れ目を開く。赤っぽいびらびらがあり、その下に穴が見える。
「お願い。舐めて」とママ。
輝夫君はびっくりした。しかし、頼まれて嫌とは云えない。ママは、これからしょっちゅうやらして貰うセックス・パートナーなのだ。それにさっきは自分のペニスを舐め、精液を飲んでさえくれたのだ。輝夫君は口を近づけ、穴の周囲を舐めた。
「もっと上」とママ。
輝夫君はびらびらの辺りを舐めた。
「もう一寸上」とママ。
輝夫君が舌を上に舐め上げる。
「あああーん!」ママがよがる。
輝夫君は一瞬動きを止めた。何が起ったのか分らなかったのだ。もう一度同じところを舐める。
「あははーんっ!」ママが両手で息子の髪の毛をもじゃもじゃにする。
輝夫君はそこがママの感じるところだと察知した。そこを舐め続けながら、指でママの膣に指を入れてみた。そこはぬるぬるに湿っていた。
「あうーっ!ひー!」ママが身体をのけ反らしてよがる。
初めて女性の興奮状態を目の当たりにした輝夫君のペニスが、再度ぐいーん!と勃起する。輝夫君は指を二本にして、ぐりぐりと出し入れする。
「あーん!駄目、もう駄目。やって!」ママが持参したコンドームを息子に渡して催促する。

コンドームをつけ終わった輝夫君は、膝立ちして何かを待つ。息子が覆いかぶさって来るものと期待していたママは、息子の奇妙な行動にきょとんとする。
「あ、そうか!」ママはパパの言葉を思い出した。ママは起き上がって、布団の上に四つん這いになる。息子はこの体位しか知らないのだ。
輝夫君は突き出されたママのお尻に向かい、ペニスをおまんこに挿入する。
「あおーん!」ママは息子のペニスを体内に納め、満足の呻きを漏らす。
輝夫君はママの腰を両手で押さえ、快調のテンポでピストン運動を始める。ママは片手で体重を支え、片手でクリトリスをいじる。
「あううー、あはあーっ、うむぐー」ママがよがる。自分が生んだ子によって快楽を与えられていると思うと、興奮もひとしおである。
輝夫君は手を伸ばして、ママのぶらんぶらん揺れるおっぱいに触れる。それは垂れ下がってもの凄く伸びている。輝夫君はママの乳首を摘んだり擦ったりする。
「あおーっ!」ママが悦ぶ。クリトリスを刺激しているママの手が激しく動く。「ああっ、ああっ、あううっ、わああっ!」ママがイった。
輝夫君はママの上体が崩れるのを見て、ママがイったことを知った。ママの腰を自分に引きつけながら、輝夫君は思う存分突きまくる。人間のおまんこへの初めての射精が迫る。
「あああーっ!」輝夫君はママの体内でびゅびゅびゅーん!と射精した。

二人の興奮が収まると、ママは輝夫君を抱き寄せてキスした。イかせてくれた感謝のキスだった。ママは唇を尖らしている初心な息子の口を開かせ、舌を絡め合った。新たな初体験に輝夫君の脳味噌はとろけそうだった。
「犬とどっちがよかった?」ママがからかうように聞いた。
「ママ、やめてよ。犬がいいわけないでしょ?」と輝夫君。
輝夫君はママのおっぱいを掌で握り潰しながらママの口を塞ぐ。
「むぐ〜」ママが息子の舌を激しく舐める。「輝夫」キスの合間にママが云った。「これからは、やりたくなったらそう云いなさい。台所仕事をしてる時以外ならいつでもやらしてあげるから」
「ほんとー?」輝夫君が驚喜する。
「パパ公認なんだから、遠慮しないで。一日二回でも三回でもいいんだよ」ママが猥らな目をして云う。さっきまでは、いやいや息子の性欲処理係を務める捨て鉢な気持ちだった。息子にイかされたいま、ママは積極的に息子とのおまんこを望み始めた。もう夫が発情して抱いてくれるまで、今日か明日かと待っている必要はない。毎日何度でも勃起する“雄犬”と同居しているのだ。ママの前途は明るかった。




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