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26. 栄螺(さざえ)さん

「あら、天ぷら粉が足りないわ!」と、お昼の用意をしていた栄螺(さざえ)さん(29歳)がパニックになった。もう色んな野菜は準備済みなので、いまさらメニューを変更したくない。幸い、今は夏休み中で、弟の勝男君(16歳)も妹の若芽ちゃん(14歳)も家にいた。

「勝男ーっ、お使いに行ってーっ」栄螺さんが叫ぶ。返事がない。「勝男ーっ!」
普通なら「なに、姉さん?」とすぐ駆けつけて来る弟が無反応なので、栄螺さんはぷりぷりして弟の部屋に行く。空っぽだった。隣りの若芽ちゃんの部屋を覗く。
「んまあっ!」栄螺さんは呆れた。全裸の若芽ちゃんに乗っかって全裸の勝男君がおまんこしていた。「何してんの、あんたたち!やめなさい、やめなさいよ!」栄螺さんは台所から持って来た包丁を振りかざす。
「何だよ、姉さん、危ねえな」勝男君は包丁は除けるものの、相変わらずへこへこ運動を続けている。
「この前、お父さんに『兄妹でやっちゃ駄目』って云われたの忘れたの?」と栄螺さん。「二人ともこっぴどく叱られるわよ!」
「あたし、やりたくてやってんじゃないからね。お兄ちゃんの責任だから」と若芽ちゃん。
「ほら、若芽はやりたくないんだから、すぐやめな、勝男!」と栄螺さん。
「もうすぐイくからさ、もう一寸待って!」と勝男君。
「あたしもイく!イかして!」と若芽ちゃん。
「もうっ!二人とも!」栄螺さんは業を煮やしてお父さんを呼びに行く。

栄螺さんと勝男君、若芽ちゃん三人の父・並平さん(59歳)は、数年前妻を亡くして傷心の日々を送っていたが、やっと最近元気を取り戻しつつあった。栄螺さんはお父さんの書斎へ行くが空っぽである。また洗面所で毛生え薬を塗っているのかと思ったが、そうではなく、トイレから下手な清元を唄う並平さんの声が聞こえて来た。 「お父さん!大変。早く出て来て!」と栄螺さん。
「何事だ、栄螺?」と並平さん。
「勝男がまた若芽とやってるの。止めたけど、あたしの云うこと聞かないの」
「よし、すぐ行く」

並平さんが若芽ちゃんの部屋に現われた頃、兄妹のおまんこは佳境に入っていた。
「お兄ちゃん、いい!あはーん!」と若芽ちゃん。
「若芽、早くイけ!」勝男君が妹のおまんこをぐりぐり擦る。
「おおおーっ!」若芽ちゃんがイきかける。
「このバカモン!」並平さんが勝男君の頭をポカンと殴り、勝男君の身体を若芽ちゃんからひっぺがす。
「あーん、まだイってなーい!」と若芽ちゃん。
「なんだよー、最後までやらして!」と勝男君。
「妹とやっちゃいかんとあれほど云っといたのに、もう忘れたのか!」と並平さん。
「んんん」若芽ちゃんは自分でクリトリスを擦って、イこうとする。
並平さんはふっと14歳の娘の濡れたおまんこに目を奪われる。その隙に勝男君がすたこら逃げ出す。
「あ、こら、待たんか!」並平さんが追いかけるが、勝男君の姿は忍者のように掻き消えていた。

その日の午後、みな外出して栄螺さんだけがお留守番だった。栄螺さんは茶の間の扇風機の傍でお昼寝していた。そこへのっそりと勝男君が現われた。彼はこっそり家に戻って来て、父・並平さんの姿がないのを見すますと、台所でお茶漬けをかっこんでから茶の間にやって来たのだった。勝男君はすやすやと寝ている姉の身体を眺めた。盛り上がったおっぱい。大きい腰。股の間に柔らかい布地のスカートが落ち込み、Yの字の谷間を作っている。それを見ながら、勝男君はごしごしとズボンの前を擦った。妹とのおまんこを無理矢理中断され、イきそびれて欲求不満なのだ。

勝男君は栄螺さんの腰の辺りに膝をついた。フレアスカートをそっと持ち上げ、まくり上げる。姉さんは薄いベージュのパンティをはいていた。恥丘が大きく盛り上がってセクシーだ。薄い布地から陰毛の茂みが透けて見える。勝男君のペニスはにょきにょきと伸び始める。勝男君はズボンとパンツを脱ぎ、突っ立ったペニスをしごく。妹で駄目だと云うなら姉さんしかない。勝男君はしゃがみ込んで栄螺さんのパンティに手をかけ、お尻の出っ張りの方からそーっと下ろし始める。パンティが少しずつ捲られ陰毛が見え出す。そこからの道中は長い。勝男君の額に金庫破りのような汗が滲む。
「え、なに?」ついに栄螺さんが目を覚ました。
勝男君はパンティを姉さんの太股から足先へと一気に外す。まだ姉さんの意識が完全に覚醒する前に、姉さんの両脚を膝で押し広げ、ペニスを割れ目に当てる。
「か、勝男!何してんの!あ、駄目、やめて!」やっと栄螺さんが現状を把握し、抵抗しようとする。しかし、16歳になった逞しい勝男君が栄螺さんの両手を抑えつけているので、弟を突き飛ばすことは出来ない。
勝男君は腰の角度を調節して早くペニスを姉さんの体内に埋め込もうとする。しかし、乾いた割れ目は中々開かず、ペニスは何度も空振りする。しかし、空振りでも割れ目をノックする効果はあった。栄螺さんの身体は度重なる割れ目への攻撃によって、間もなくペニスが侵入して来ることを予感し、膣を擦過傷から防ぐために反射的に愛液を噴出した。勝男君のペニスは姉さんの愛液に誘導され、亀頭を少しずつおまんこに潜り込ませる。
「勝男っ!姉さんに何すんの!おやめっ!」栄螺さんが足をバタバタさせ、腰を揺らしてペニスを外そうとする。
勝男君は片手を姉さんの手から外し、ペニスに添えて正確におまんこを攻撃する。
「このーっ!」栄螺さんが自由になった手で弟の顎をゴーン!と突き上げる。
「イテー」と勝男君。
本当は栄螺さんは爪で勝男君を引っ掻けば良かったのだが、13歳も年上の姉の“母性愛”が邪魔して、そこまで乱暴には出来なかった。それが命取りだった。勝男君は手のリードにより正確な狙いで姉さんの膣口を突いた。ずぶずぶとペニスがめり込む。
「いやーん!」栄螺さんが叫ぶ。ついに栄螺さんは弟にやられてしまった。

「駄目!駄目だってば!」栄螺さんが必死に抵抗する。両手はまた勝男君に押さえられてしまったので、足腰しか動かせない。ロデオ騎手を振り落とそうとする荒れ馬のように暴れる。
「おれたち、もうやってるんだ、姉さん」と勝男君。「おれたち、もう他人じゃないぜ」
「姉弟なんだから、最初から他人じゃないじゃないの、馬鹿ね!」栄螺さんがじたばたしながら云う。
「おとなしくやらせてくれよ、姉さん!」勝男君が必死に挿入を続けたまま頼む。
「お前、何だって妹だの姉だのとばかりやりたがるのよ」と栄螺さん。「恋人とやりなさいよ!」
「親父の顔と脳味噌受け継いだおれがモテると思う?恋人なんか出来ねえよ」
「だからって、姉を強姦していいわけないでしょ!」
「済まない。でも、若芽とやって怒られるんなら姉さんしかいないもん」
「お父さんに云うからね!勘当されて家を追い出されるよ!」
「じゃ、姉さんとはこれが最初で最後か。絶対イってやる!」
「駄目ーっ!」

勝男君が腰の回転、逆転、ぐりぐり擦り付け、突き…などをランダムに繰り返す。栄螺さんの抵抗が次第にパワーを失い始める。勝男君は今や両手で姉さんのおっぱいを揉んでいる。29歳の大きく熟れた乳房。勝男君は興奮する。腰がピストン運動を始める。姉さんのおまんこは妹のよりは緩いが、膣内の隆起した襞々の刺激が心地よい。
「やめてよ、お願い」栄螺さんが力なく嘆願する。
勝男君がやめるわけがない。この時点での勝男君は、地震か火事が起らない限りやめる気はない。しかし、いつ邪魔が入らないとも限らないので、勝男君は今朝放出出来なかった精液を早期に発射することにし、テンポを上げて仕上げにかかる。
「ただいま」と声がした。地震も火事も起らなかったが、雷親父が帰って来たのだ。
「いけね」勝男君は最大速度でピストン運動をし、どどどぴゅーん!と姉の体内で射精した。
「もうーっ!」栄螺さんが叫ぶ。
勝男君はおまんこの余韻を味わう余裕もなく、服を抱えて逃げ出す。

「何だ、その格好は!」並平さんは、長女が下半身すっぽんぽんで大股を開いている格好に驚く。
「勝男です」と栄螺さん。
「え?」
「勝男に犯されたんです」と栄螺さん。
「妹の次は姉か!あのバカモンが!どうしてくれようか!」並平さんがわなわなと身体を震わせ、歯ぎしりする。ふと並平さんの目が栄螺さんの股間に注がれる。男というものは、目の前におっぱいやおまんこが曝け出されていれば、それが娘であろうが母親であろうが本能的に見てしまうものだ。
「見ないで、お父さん」栄螺さんが顔を赤くしてスカートで股間を隠す。
「済まん」並平さんが慌てて目を逸らし、どぎまぎしながら自室へと去る。
栄螺さんはおまんこから漏れ出る弟の精液をティシューで拭う。性に狂った弟をどうすべきか、父と話さなければならない。栄螺さんはよっこらしょと起き上がった。

「トントン」と栄螺さんが並平さんの書斎の戸をノックし、いつものように一呼吸置いて開けようとする。開かなかった。
「お父さん?」と栄螺さん。一寸面食らっている。
「栄螺か?」と並平さんの声。
「ええ」
「いま開ける」中でバタンと本を閉じる音やガタピシと引き出しを開閉する音。
栄螺さんが音から何かを推測しようとするが、見当もつかない。
「やあ、済まん」並平さんがややばつの悪そうな顔で戸を開ける。
「お茶です」とさざえさん。
「おお、ありがとう」
栄螺さんがお茶をライティング・デスクに置きながら、それとなく見回すが、何も変わった様子はない。

「勝男だが、どうするかな?」と並平さん。
「あたしがしょっちゅう相手してたら、益夫さん(33歳)が怒ると思うの」と栄螺さん。
「そりゃそうだ。妻が浮気してるのと同じことだからな」
「だから、悪いけど若芽に任せるしかない気がして」
「母さんが生きてりゃな、母さんに対応させるんだが」
「母さんが勝男にやられて、お父さん平気なの?」と栄螺さん。「ま、仮定の話だけど」
「色気違いの息子を生んだ責任はわれわれ二人にある。仕方ないだろ」
「へえ。そうかしら?」
「ところで、若芽も14歳ならいつ例のがあるかわからんだろ?勝男にコンドーム一杯渡しとけ」
「はい。ところで…」と栄螺さん。
「ん?」
「鍵掛けて何してたの、お父さん?」
「べ、別に…」
「ここ数年、お父さんが鍵掛けたことなんてなかったわ。変よ!」
「…」並平さんが顔を真っ赤にして困っている。
「お父さん!」
「笑わんか?」と並平さん。
「ええ」
「軽蔑しないか?」
「さあ。ことと次第によるわ」
「じゃ、云わん」
「軽蔑しません!」
「ほんとだな?」
「ええ」

「今朝、若芽のおまんこを見た。午後はお前のだ」と並平さん。「その後、妙にもやもやして落ち着かなかった」
「まあ」栄螺さんが呆れる。
「昔のエロ本取り出して見たら、久し振りに立った」
「で、オナニーしてたの?」
「そ、そうだ」並平さんがうつむく。
「お父さん、もうオナニーする歳じゃないでしょ?」
「済まん」
「違うのよ。久し振りで立ったんだから、手で処理するなんて勿体ないってこと」
「?」
「どら?」栄螺さんがしゃがんで並平さんの浴衣の帯を解き、浴衣の前をめくる。確かに並平さんの褌(ふんどし)の前が突っ張っている。「ほんと!」栄螺さんが褌を解く。びょーん!と並平さんのペニスがびっくり箱のように飛び出す。
「お、お前!」並平さんがあたふたする。何がなにやら分らない。
栄螺さんは黙って父親のペニスを口に含み、フェラチオを始める。
「おい、栄螺!」並平さんが止めようとする。
「このぐらいなら益夫さんも許してくれると思う」そう云って、栄螺さんはまたフェラチオに戻る。

「ああ、何年ぶりだろう!」と並平さん。「いいもんだなあ!」堅物の雷親父もフェラチオには勝てない。
栄螺さんは父親のタマタマをやさしく撫でながら、亀頭下部の性感帯をペロペロしたり、ペニス全体を口に含んでスポスポしたりする。
「息子には恵まれなかったが、娘には恵まれた。極楽極楽」並平さんがうっとりする。
栄螺さんが急にフェラチオをやめ、立ち上がる。
「何だ!もう終りか、殺生な!」並平さんが抗議する。
「違うわ。フェラチオでも勿体ないと思って」栄螺さんはパンティを脱いで、スカートをまくり上げ、ライティング・デスクに肘をついてお尻を突き出す。
「お、お前、いいのか?」並平さんが口をあんぐり開ける。
「よかないけど、親孝行よ。弟にやられるよりずっといいわ」
「益夫君に悪いな」
「あたしの気が変わらないうちに、早く!」
「お、そうか!」並平さんは娘のお尻に近づき、ペニスでおまんこを上下に撫でる。栄螺さんの膣口から愛液が滲み出て来る。並平さんはペニスをぐいっと娘のおまんこに突き立て、そのまま腰を押し付けて娘の身体に密着する。両手を娘の胸に廻し、両方のおっぱいを一緒に揉みしだく。並平さんは腰をへこへこさせて、娘の身体を突き上げる。栄螺さんのお尻と並平さんの腰がぺったんぺったんと音を立てる。
「あはーん」と栄螺さん。
「お前とやるなんて思ってもみなかった。長生きはするもんだなあ」
「もっともっと長生きして。またやらしてあげるから」
「ほ、ほんとかい。嬉しくて心臓が止まりそうだ」と並平さん。
「あたしとやってて死なないでよ。あたしが困る」と栄螺さん。
「栄螺」
「なあに?」
「もう出ちゃう。ごめん」
「いいのよ。いつでも出しなさい」
「悪いな、イかしてやれなくて」並平さんが恐縮する。
「益夫さんがイかしてくれるからいいのよ」栄螺さんが肛門をすぼめて父親のペニスを絞り上げる。
「あわわわ!」並平さんがパニックになる。ぴゅんぴゅんぴゅーん!並平さんの精液が娘の体内で飛び散った。

その夜、栄螺さんは寝床で益夫さんに抱かれていた。
「あなた。あたし、あなたに謝らなくちゃ」と栄螺さん。
「何だい?ボクのバイオリン壊したのか?」と益夫さん。
「ううん」
「ボクのゴルフバッグ、捨てたとか?」
「そんなんじゃない」
「じゃ、他のことはどうでもいい。謝る必要ないよ」
「でも…」
「それより、お隣の作家の烏賊佐間 贋物(いかさま・がんぶつ)先生だけどな、恋愛小説路線からポルノ路線に変更するんだそうだ」
「へえ?」
「で、参考のためにお前のあれを見たいって」と益夫さん。
「駄目よ、冗談じゃない」と栄螺さん。
「お前が小説のモデルになるなんて凄いじゃないか。協力しようぜ」
「いやよ、恥ずかしい」
「もう先生来てるんだよ」
「帰って貰ってよ」
「ここにいるんだよ」と益夫さん。
「えっ?」栄螺さんが豆電球だけの室内を見回す。「誰もいないわよ?」
「先生は歌舞伎や浄瑠璃の黒子(くろこ)の衣装着てるんだ」
「真っ黒な衣装?なんでそんなもん持ってるわけ?」
「どうでもいいじゃないか。さ、やろう!」
「駄目よ」栄螺さんが恥ずかしがる。
「じゃ、キミが謝りたいと云ったこと、何だか知らないけど許さない」と益夫君。「どっちがいい?」
「そんな!」栄螺さんは観念した。父と弟とやったことを許して貰えるなら何でもするつもりだった。

益夫さんが栄螺さんにキスし、舌を絡ませる。栄螺さんはこの日すでに二回もおまんこしていたが、一度は強姦、一度は義理まんであった。やっと、愛しあう夫婦の本当のおまんこが始まる。栄螺さんは幸福感に満たされ、烏賊佐間 贋物先生の存在を忘れた。フレンチ・キスをしながら、益夫さんは妻の豊かなおっぱいを揉み、乳首をいじる。やがてその手は妻のお腹を経て盛り上がった恥丘を撫でる。益夫さんの中指が栄螺さんの割れ目に沿って下降し、割れ目の中に押し入る。
「あうう」栄螺さんが呻く。
益夫さんの指はクリトリスに触れたかと思うと、尿道口を撫で、膣口に滑り込む。これを繰り返す。栄螺さんは焦らされる。
「あうーん!」栄螺さんが喘ぐ。
益夫さんは突然身体を反転させ、69の体勢で妻の身体に乗っかる。益夫さんは妻の割れ目を左右に引っ張って粘膜を露出させ、クリトリスを舌先でちろちろと弾く。
「あはーん!」栄螺さんがよがり、夫の勃起したペニスを舐め出す。
益夫さんは妻の膣口から愛液がどくどくと漏れ出したのに気づき、指二本を挿入する。指を上に曲げ、妻の膣内壁を擦り、Gスポットを刺激する。
「ぶぐわー!」ペニスを口に含んだ栄螺さんがよがる。
益夫さんのクリトリス攻撃とGスポット攻撃が続く。
「あなた、もう駄目、やって!」と栄螺さん。
「よし!」

益夫さんが栄螺さんに正対し、妻の股間に分け入り、ペニスをずぼずぼと愛液まみれのおまんこに突っ込む。
「おおおおっ!」栄螺さんは、この日三つ目のペニスをおまんこに迎え入れる。一日でこの家の男性全員とやったことになる。
益夫さんは枕を妻の腰の下に差し込み、おまんこを上向きにする。益夫さんは腰を回転させてクリトリスを刺激したかと思うと、腰を落としてGスポットを突き上げたりする。
「わあーっ!」栄螺さんが叫ぶ。

黒子の装束に身を包んだ烏賊佐間 贋物先生(65歳)は、身じろぎもせずに隣人夫婦のセックスを観察していた。両方の掌がじっとりと汗ばむ。先生はいよいよクライマックスが近いことを知り、上体を傾け、腰を浮かして夫婦の性器の結合部がよく見えるようにする。

益夫さんは両手を伸ばして栄螺さんの両の乳房を絞る。
「ひいーっ!」
益夫さんは両方の乳首をつまむ。ピストン運動をしながら妻の恥丘を擦る。それがクリトリスを刺激する。
「ぬあああ!」と栄螺さんがのけ反る。
益夫さんは片方の指でクリトリスをいじる。
「し、死ぬーっ!」栄螺さんが叫ぶ。その瞬間、栄螺さんのおまんこがドバーっと高く潮を吹き上げた。栄螺さんは潮吹きまんこの持ち主だったのだ。潮は益夫さんの胸から顎にまで届き、益夫さんと栄螺さんのお腹をびじゃびじゃにした。

烏賊佐間 贋物先生は初めて見る潮吹きに驚き、圧倒された。それは一大スペクタクルだった。先生は見たものを脳裏に焼き付け、「いいものが書ける!」と興奮した。

妻の潮吹きに慣れた益夫さんは、いまや忘我の境の妻の身体に覆いかぶさり、自身の快楽に専念していた。妻とキスしながら、ペニスの快感に酔う。それが高まり、やがて我慢出来なくなる。益夫さんが狂ったように妻の身体を突き上げる。ハっと気づいた栄螺さんが、夫のクライマックスを予知し、優しく夫の背を撫でる。
「あああーっ!」益夫さんが断末魔の叫びを挙げて、栄螺さんの子宮口めがけてどばどばーっと精液をほとばしらせた。
「あなた!」栄螺さんが益夫さんの身体を抱き締め、潮まみれの二人が固く抱き合った。

烏賊佐間 贋物先生は隣人夫婦に最敬礼し、そーっと戸を開けて忍び出て行った。




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