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15. 妹はスケ番

和雄君(18歳)は16歳の妹・麻美(あさみ)ちゃんが嫌いだった。顔は可愛いのだが、いつの間にかグレて不良少女たちの仲間に身を投じ、茶髪にロングスカート、男言葉を使うという典型的なスケ番になっていた。「スケ番」という言葉は死語になったという話を聞くが、麻美ちゃんの行状は昔のスケ番そのままなので、ここではスケ番で通すことにする。兄妹のママは数年前に亡くなっていて、パパ(43歳)が再婚しなかったため、一家は三人だけだった。通いの家政婦さんに炊事・洗濯・掃除を頼んでいた。パパは麻美ちゃんを諌め、説得したが不良化はとめられなかった。ただし、勝手放題の生活こそしているものの、麻美ちゃんは高校へは毎日登校するし成績も良い方だったので、最悪のケースというわけではなかった。

ある日、和雄君は駅の階段でバッタリ麻美ちゃんと出会った。互いに気づいたが、無言ですっと離れた。二人とも、並んで歩いたりして同級生から恋人同士のように誤解されることを恐れたのだ。

「まもなく1番線に、快速三鷹行きが参ります。危ないですから黄色い線までお下がり下さい」アナウンスがあり、進入して来る快速電車が遠くに見えた。その和雄君の視野を麻美ちゃんの顔が横切った。隣りにいる女子高生と口論しているようだ。その娘は他校の制服を着ていた。二人は罵り合い、ド突き合っている。スケ番グループの抗争の一幕らしい。和雄君はうんざりした。馬鹿な妹が恥ずかしかった。と、他校のスケ番がぐいぐい麻美ちゃんを線路際に押し始めた。電車が入って来る。「危ない!」和雄君は走り出した。

遅かった。麻美ちゃんは線路に転落した。「きゃあー!」「わーっ!」という乗客の悲鳴。和雄君は鞄を抛り出すと、電車の位置など確認せずに線路に跳び下りた。麻美ちゃんは砂利で膝を打ったらしく立てない。和雄君は妹の身体をしゃにむに線路外に押し出そうとした。電車がブレーキをかける「キーッ!」という甲高い音がしたが停まり切れずにぐんぐん迫って来る。何とか麻美ちゃんの身体を線路の外に押しやった和雄君は、あわやという瞬間にくるりと一回転して線路外に転げ出た。「ゴーッ!」と電車が通過し、二人の身体を隠した。

二人が完全に無事だったわけではなかった。和雄君は線路の傍にあった杭で腰を打ち、全治十日間の打撲傷を受けた。麻美ちゃんは死に直面した精神的ショックが覚めやらず、しばらく学校を休んだ。

ある夜、和雄君が寝ているとパジャマ姿の麻美ちゃんがやって来た。麻美ちゃんは茶髪でさえなければ、一見令嬢タイプの美人である。
「おう兄貴、でーじょぶ(大丈夫)かよ」と麻美ちゃん。
「ああ、もう痛みも大分引いた」と和雄君。
「立つか?」
「二、三日うちには立って歩けるだろ」
「そーじゃねーよ。あそこが立つかって聞いてんだ」
「お前、何云ってんだ!」和雄君がむっとする。
「打ち所悪いと、一生勃起しねーこともあるらしーじゃねーか」と麻美ちゃん。「そうなったら、あたいも寝覚め悪(わり)いからよ」
「心配すんな。立つ」
「もう試したのかよ」
「お前の知ったことじゃない。もう部屋へ戻れ」和雄君がうるさがる。

「兄貴もよ、普通の男だったら毎日マスかくんだろ」と麻美ちゃん。
「やめろ、そんな話!」と和雄君。
「けっ!やらしてくれるスケ作れよな」麻美ちゃんが云って、布団をめくると兄のパジャマの股間に手を伸ばし、ペニスをごしごし擦った。
「馬鹿!何すんだ、やめろ!」和雄君が起き上がろうとするが腰が痛くて出来ない。「イテテ!」
麻美ちゃんの掌に兄のペニスの固さが感じられるようになった。麻美ちゃんは兄のパジャマのズボンを下ろし、ブリーフからペニスを引っ張り出す。
「麻美!やめろって!」和雄君が怒鳴る。
麻美ちゃんはパジャマのポケットからコンドームの袋を出し、破いて兄のペニスにコンドームを被せた。
「?」和雄君にはわけが分らない。
麻美ちゃんは自分もパジャマのズボンを下ろす。パンティは履いていない。麻美ちゃんは兄の腰の上に跨がると、一気に兄のペニスを自分のおまんこに収めた。
「お、お前!何してんのか分ってるのか?」と和雄君。
「ああ。あたいも子供じゃねーからな」と麻美ちゃん。
「きょうだいでそんなこと!」と和雄君。
「きょうだいだって、男と女じゃねーかよ」麻美ちゃんが云って、兄の腰に負担がかからぬように注意しながら腰の上下運動を始める。
「やめろー!」和雄君が云うが、妹のあたたかい肉の粘膜に包まれたペニスの快感に負け、声が小さい。

麻美ちゃんは目をつむってリズミカルに腰を上下させる。
「あああ」和雄君が快感に呻く。和雄君は何度かセックスしたことがあった。相手は女子高生であったり、年増女であったりした。だから初体験の男のように三擦り半という恐れはなかった。
麻美ちゃんは腰を浅く上下させたり、回転させたり、いきなり深く入れたりする。
「うむむーっ!」和雄君がよがる。
麻美ちゃんが卑猥に腰をへこへこと動かす。
「あーっ!」和雄君が腰を突き上げる。
麻美ちゃんが急速に上下運動する。
和雄君がどばどばーっと精液を噴き上げた。

「おやすみ」兄のペニスをティシューで拭い、兄のパジャマのズボンを引っ張り上げ、布団を元通りにかけて麻美ちゃんが出て行った。
和雄君はまだぜいぜい云っていて、言葉が出なかった。

数日経つと、和雄君も麻美ちゃんも普通に登校出来るようになった。ある日、二人はJRの人命救助表彰式に招かれた。
「お二人は御きょうだいということでありまするが、いずれにしましても人身事故を防いで頂きましたことは感謝にたえません」とJR総裁が云った。「偶然とはいえ、お兄様がその場に居合わせ、勇敢な行動で妹さんの生命を救われた。まことに麗しいきょうだい愛であります」賛辞は延々続いた。

「お前のタイマン(喧嘩)の相手はどうなったんだ?」和雄君が聞いた。「あれだけ目撃者がいるんだ。逮捕だろ?」
「家出したまんまらしい」と麻美ちゃん。「殺人未遂だからな、只じゃ済まねー。少年刑務所は絶対だな」

その夜、和雄君の部屋に麻美ちゃんがやって来た。上はピンクのキャミソール、下は白く短いスキャンティだけである。発達中のおっぱいと乳首の盛り上がりがあらわで、スキャンティからはこじんまりした黒い陰翳がほの見える。
「何だ、その格好は!そんな格好で部屋から出るな!」和雄君が叱責する。
「兄貴。あたいたち、もうおまんこした仲じゃねーか。固いこと云うなよ」と麻美ちゃん。
「あれはお前が勝手におれを強姦したんだ。まともなセックスじゃないよ」
「だからさ、今度はまともにおまんこしよーぜ」麻美ちゃんがコンドームの箱を差し出す。
「何だと?」
「我慢すんなよ。やりてーんだろ?」
「お前とはやりたくない!」
「どーして?」
「どーしてもだ」
「あたい、そんなブスかよ?」と麻美ちゃん。
「顔のことじゃない」と和雄君。
「身体が色っぽくねーつうの?あたいだって出るとこは出てんだ。触ってみろよ」
「嫌いな女の身体には触りたくない」
「へー?あたいのどこが嫌いだつーの?云ってくれよ」
「その茶髪が嫌いなんだ。長いスカートも。お前の男言葉もだ!」和雄君が一気に云う。
「したら、あたいのみんな嫌いなんじゃねーか」
「そうだ。だから妙なこと云わずに出てけ」

「そうは行かねー」と麻美ちゃん。
「お前、何か?おれに助けられたてんで恩返しのつもりなのか?」と和雄君。
「そう云っちゃ身も蓋もねーじゃねーか。あたいが兄貴とやりたいだけさ」
「誤魔化すな。おれは兄として当然のことをしただけだ。たとえ、可愛くなくても妹は妹だからな」
「兄貴!」麻美ちゃんが鼻をすする。「あたいを可愛がってくれよ!」
「云ったろ?今のお前はおれには可愛くないんだ。こうやって話をしてても不愉快なくらいだ」
「わーん!」スケ番の妹が泣きながら去った。

「見ろよ!」翌日の夜、麻美ちゃんが和雄君の部屋にやって来て云った。髪は黒く染めている。セーラー服のスカート丈も普通の女子高生並だ。
「おおっ!」和雄君が驚いた。妹の凄い変身振りに目を見張る。「そんなんじゃ仲間に馬鹿にされんじゃないのか?」
「もうあいつらとは縁を切った」
「へえ!じゃ、お前、もうスケ番じゃないのか?」
「うん」麻美ちゃんがこっくりする。「ただいま更生中」
「そうだよ!あの時死んだつもりで生まれ変わりゃいいんだよ!」
「あたいもそう思ったんだ。人生やり直そうって」
「お前、見直したぜ」と和雄君。
「じゃ、抱いてくれっか、兄貴!」
「おーっと!おれはその言葉遣いも嫌いだって云った筈だぞ」
「そんなこと云われても、そう急に直るかよ」
「努力しろよ」
「男言葉やめたら抱いてくれる?」と麻美ちゃん。
「その時になってみないと分らん。お前の女言葉も気色悪いかも知んないし」
「そんなあ!あたい、どうしたらいいんだよ!」
しかし、麻美ちゃんは普通の女子高生に戻ろうと必死に努力した。

ある夜更け、麻美ちゃんは真紅のネグリジェを着て、コンドームの箱を手に和雄君の部屋へやって来て、敷かれていた布団にぺたんと座った。
「兄(にい)ちゃん」と麻美ちゃん。もう“兄貴”ではなくなっている。「意地張らないで、あたしとおまんこすればいーじゃねえ…んでないかい?マスかくなんてダッせーよ…うだよ」変な言葉遣いだが、麻美ちゃんは一生懸命なのだ。
和雄君の心は二つに引き裂かれていた。妹が変身し、最近は容姿も態度も愛らしくなっていた。“愛(う)い奴”と思う心は愛情と欲情の源である。妹が進んで肉体を提供してくれるのなら、和雄君の性欲は近親相姦だろうと何だろうと構わないほどその誘惑は大きかった。手近の女体と毎日おまんこ出来るなんて、こんな快適なことはない。一方、兄として可愛い妹を大事にしたいという愛情も芽生えていた。夢見る16歳の青い身体を自分の欲望の道具にして精液まみれにするのは哀れに思えた。妹には、明るく伸び伸びと社会に出て行く選択肢もあるのだから。しかし、妹はいま必死で自分に尽そうとしている。その気持を無視し拒否すると、妹はまたグレる恐れもあるような気もした。

「妹だと思うからごじゃごじゃ考えるんじゃねー…ないの?この家に下宿してる女子高生だと思って気楽にやりゃいーんだよ…わよ」と麻美ちゃん。
「一つ聞きたいことがある」と和雄君。
「なーに?」
「例の駅の一件が無かったと仮定する。いいか?」
「うん」
「例の駅の一件が無いにもかかわらず、おれがお前に『やらせろ』って云ったらどうする?」
「前のあたしなら『ざけんじゃねーよ!マスかいてな』って云うとこだわ」
「やっぱりな。おれがお前を助けたことで借りが出来たと思ってるんだな。それを身体で返そうってわけだ」
「だって、あたしにはそれぐらいしか兄ちゃんの役に立てないんだもの」
「馬鹿。義理マンなんかお互いに楽しくないぜ」
「義理マンじゃねーって!」麻美ちゃんが布団の上で仰向けになり、口惜しそうに脚を宙に上げてバタバタさせる。赤いネグリジェがめくれ、黒いスキャンティが曝け出された。和雄君はドキッとした。黒いスキャンティから妹のお尻の白く丸い肉が目一杯ハミ出ている。「義理マンつーのは、嫌々おまんこさせることだろ?あたしは違うもん!」麻美ちゃんが続けた。
「どう違うんだ?」と和雄君。
「あたしは積極的に兄ちゃんを助けたいんだ!嫌々じゃないもん!」
「今日は黒か?」と和雄君。
「え?」麻美ちゃんが戸惑う。やっと気がついて、「あ、これ?」
「むらむらっと来たぜ」
「えっ?じゃ、兄ちゃん?」
「今度はおれがお前を犯したくなった」
「嬉しい!犯して、兄ちゃん!」

和雄君は肘と膝で体重を支えながら妹の身体にのしかかった。麻美ちゃんが兄の背に両手を廻す。兄妹の顔が異常に接近した。麻美ちゃんが口を開き、僅かに舌を出す。和雄君が妹と舌を絡めた。二人は息が詰まるほど長くキスを続けた。
「ふーっ!」
「はーっ!」二人が息を継ぐ。
和雄君が妹のネグリジェ越しにおっぱいに触る。まだ発育途中だが、充分揉み甲斐がある大きさだ。和雄君は乳首をいじくり廻す。
「あっはーん」
二人はまたフレンチ・キスで舌のじゃれ合いを続ける。
「もうおまんこして、兄ちゃん!」麻美ちゃんはおまんこに愛液の滴りを感じたのだ。
「よし。だが、いつも頼むかどうかは先の話だ」と和雄君。「試しに一回やってみよう」
「試乗かよ。中古車じゃねーんだっちゅうの」と麻美ちゃん。
「こら!言葉遣いに気をつけろ!」
「いけねえ!」
「それもだ」
「ごめん、兄ちゃん」麻美ちゃんが困った顔をして見せる。
和雄君が麻美ちゃんの頭をぽこんとぶつ真似をする。「罰にお前のおまんこじっくり見てやる」
「えーっ?」
「嫌か?」
「恥ずかしいけど嫌じゃない。まだピンクで綺麗だし」
「おー、それは是非見たい!」

和雄君はゆっくり身を沈めて妹の下半身に相対した。黒いスキャンティに両手を掛け、引っ張り下ろす。妹の可愛い陰毛の茂みが現れ、割れ目の上端が見えた。和雄君のペニスがギュイーン!と勃起した。和雄君はスキャンティを丸めながら足先から外す。和雄君は妹の視線が自分の表情を読もうとしているのを感じる。両手で麻美ちゃんの太股を左右に押す。麻美ちゃんが陰部を露出させる。和雄君はまだ女になり切っていない可愛い割れ目に口を寄せ、ぺろぺろ舐める。
「おおお、兄ちゃん!」兄の思いがけない行動に麻美ちゃんが感動する。
和雄君は両手で割れ目を開く。本当にピンクの粘膜が現れた。綺麗だった。膣口から愛液が滴っている。和雄君は妹のクリトリスを舐めた。
「あはーん!」麻美ちゃんがよがる。
和雄君は舌で妹のクリトリスを叩いたり弾いたり、圧したりする。
「あーっ、いーっ!」麻美ちゃんが喘ぎながらよがる。
和雄君は妹の膣口に指を入れた。和雄君はずぶずぶと指を突っ込み、妹の体内を掻き回した。
「わーん!」
妹の興奮が和雄君を興奮させた。ビンビンに勃起していたペニスがびくんびくん!と震える。ペニスが催促しているのだ。和雄君は膝立ちでコンドームを着けた。和雄君はペニスを妹のおまんこにあてがう。亀頭はしとどに濡れる膣口を探し出した。和雄君が腰を突く。雄の性器が雌の性器にめりめりとめり込んで行く。
「あうーっ!」麻美ちゃんが体内の空隙が満たされる満足感で呻く。
ペニスの全長が収まった。和雄君が腰をぐりぐり廻して恥骨同士を擦り合せる。
「むはーっ!」麻美ちゃんが感じる。
和雄君がペニスを抜き差しする。妹の膣内の肉襞がまとわりついてペニスを擦る。ゾクゾクする快感が得られる。このままピストン運動を続けたら先にイってしまいそうだ。和雄君は片手で妹の乳首を揉み、片手で妹のむっちりしたお尻を撫で廻す。
「うむーんっ!」麻美ちゃんがおまんこを突き上げる。兄のピストン運動を催促しているのだ。和雄君は妹のお尻の感触を楽しんでいた手を妹の股間に移動させ、クリトリスを刺激する。
「あひーっ!」麻美ちゃんがよがり、激しく腰を突き出す。
和雄君も妹の動きに合わせて腰を突き出す。性交の卑猥な動きが二人を興奮させる。
「あわーんっ!」麻美ちゃんがイきかける。
和雄君は最高速度でピストン運動をする。
「わわ〜っ!」麻美ちゃんが死んだ。
「おむむーっ!」和雄君がどっぴゅーん!どっぴゅーん!と精液を発射した。

二人は抱き合ってセックスの余韻を楽しんでいた。
「兄ちゃん。試乗の感想聞きたいわ。あたしのおまんこ、どうだった?」と麻美ちゃん。
「んー、一回だけじゃ分らん。明日も乗ってみないと…」と和雄君。
「そして明後日(あさって)も?」
「そして明々後日(しあさって)も」
兄妹は抱き合って「あはは」と一緒に笑った。

とは云ったものの、和雄君は節度を保った。どうしようもなく女体に飢えた時だけ、麻美ちゃんの部屋の戸をノックした。麻美ちゃんはいつでも兄を笑顔で迎え、股を開いた。

「麻美」ある夜、性交を終えた和雄君が話しかけた。
「なーに?」と麻美ちゃん。
「お前がグレた理由は何だったんだ?」
「聞かない方がいいよ」
「ひどい話か?」
「まあね」
「親父か?」
「そんなとこ」
「話せよ。聞かせろよ。親父が何したんだ」と和雄君。
「聞かなかった方がいいって後悔するよ」と麻美ちゃん。
「そんなひどい話か!何があったんだ?」
「あたしを犯そうとしたの!」麻美ちゃんが顔を和雄君の胸に押し付けて泣き出す。
「まさか!犯られたのか?」
「あたし、パパの金玉蹴飛ばして逃げた」
「へー?その後は?」
「あたしがスケ番になっちゃったから恐くなったみたいで何も…」
「そんなことがあったのか。知らなかった…」
「あたし、パパに幻滅した」
「でもさ」と和雄君、「親父が再婚しないのは、おれたちに継母を与えたくないからだと思うんだ。いいとこもあると思う」
「だからって娘を無理矢理犯そうとするなんてひどいわよ」と麻美ちゃん。
「よほど欲求不満だったんだろ」
「兄ちゃん、パパの味方するの?」麻美ちゃんがまじまじと兄の顔を見る。
「おれ、男の性欲知ってっからさ。同情しちゃうんだ」
「でも…」
「過ぎたことだ。もう忘れてやれよ」と和雄君。

ある日、和雄君が下校して部屋に入ると、麻美ちゃんともう一人、セーラー服姿の女子高生が座っていた。その娘は可愛い顔をしていたが、茶髪にロングスカートで明らかにスケ番の一人と思われた。
「何だ?お前の友達か?」と和雄君。
「兄ちゃん、こいつ見覚えない?」と麻美ちゃん。
「さあ?」
「あたしを線路に突き落としたのはこいつだよっ!」
「えーっ?あんたかっ!」和雄君が驚く。
「あたしを殺そうとした奴だよ!」麻美ちゃんがその娘の胸ぐらを掴んでその身体を揺する。
「何でまた、そんなのがここへ?」と和雄君。
「逃げ切れなくなって自首する気になったんだって。その前に謝りに来たって云うんだけど、あたし、許せない!」
「どうするんだ?」
「こいつ、何をされてもいいって云うの。思う存分ぶっても蹴ってもいいって」
「ふーん?」和雄君は、口元を真一文字に締めてうつむいている娘を見る。
「あたしが男ならこいつを犯して妊娠させてやる!」と麻美ちゃん。「堕ろすにしろ生むにしろ、こいつは悩むでしょ。ぶったり蹴ったりより、ずっと効果的だわ。だから、兄ちゃんにこの子を妊娠させてほしいの!」
「お願い!」初めて娘が口を開いた。「妊娠だけはさせないで!困る、あたい」
「ほらね?あたしは死ぬとこだったんだ。妊娠ぐらい何だいっ!」麻美ちゃんが息巻く。

「ただいまー!」パパが帰って来た。「メシ前に風呂入る。待っててくれ」ドア越しにそう云って、パパが歩み去る。

麻美ちゃんは茶髪娘のセーラー服の前を開け、ブラジャーを押し下げた。巨乳がぼろんぼろんとこぼれ出た。麻美ちゃんは娘を床に寝かせ、プリーツ・スカートを捲り上げて娘のパンティをもぎ取った。まるでポルノ映画みたいになった。制服女子高生がおっぱいとおまんこを曝け出しているのだ。
「ほんとにいいのか?」和雄君のペニスはおっ立っていた。見知らぬ女を陵辱するという野獣のような欲望がめらめらと燃え上がっていた。
「いいのよ。やって、兄ちゃん!」と麻美ちゃん。
和雄君は上半身はそのままで、ズボンとブリーフだけ脱いだ。勃起したペニスがびよーん!とびっくり箱のように飛び出す。思わず、麻美ちゃんも茶髪娘も和雄君のペニスに見蕩れた。
和雄君は茶髪娘の身体にのしかかった。セーラー服の女の子を自由に出来ることが異常な興奮をもたらしている。和雄君は娘のおっぱいを揉んだり吸ったりした。
「あははーん!」娘がよがる。
「兄ちゃん、駄目じゃない。こいつをよがらせちゃ、復讐になんないわっ」と麻美ちゃん。
「そんなこと云われても…」和雄君がぶつぶつ云う。
「早くおまんこして、射精して!」
「まだ濡れてないだろ」
「濡れてなくてもぶち込むのよ!」復讐に燃える麻美ちゃんは乱暴である。
「あまり面白くねえな」と和雄君。
和雄君は茶髪娘のおまんこにペニスを突っ込む。
「あうーん!」娘がよがる。
「兄ちゃん、よがらしちゃ駄目!」麻美ちゃんが命令する。
「おれ、まだ何もしてないよ」と和雄君。
「何もしないで、早く出して!」
「つまんないよ、そんなの」和雄君が性交を中断する。
「どうしたの、兄ちゃん?」麻美ちゃんが聞く。
「この娘(こ)にフェラチオさせる」
「フェラチオじゃ妊娠しないじゃない!」麻美ちゃんが抗議する。
「いいんだ。おれに考えがある」そう云って、和雄君は娘を床に座らせペニスを突き出す。娘は和雄君のペニスをぺろぺろ舐め、亀頭をしゃぶった。「おー、いいぜ!」和雄君がよがる。
「ふむ。こいつがよがらないだけ、おまんこよりはいいかも」と麻美ちゃん。
「むむーっ!」和雄君が茶髪娘の頭を押さえて、ペニスを激しく娘の口に突き立てる。「おおおーっ!」和雄君が娘の喉にどどどーっぴゅぴゅーんっ!と射精した。
娘が口から精液を滴らせながら「ゲホゲホ」と咽せる。麻美ちゃんは(いい気味だ)というように眺めている。

和雄君はティシューを娘に渡し、自分もペニスを拭いた。そしてブリーフとズボンを履く。
「考えって何?」麻美ちゃんが催促する。
「親父は女に飢えてるだろ。そしてお前みたいな若い娘にも。親父にやらせるんだ。待ってろ」そう云って、和雄君は浴室へ向かった。
しばらくして二人の足音がした。
「麻美を殺そうとしたのはあんただって?」バスローブを引っ掛けただけのパパが云った。「許せん!あんたのおまんこにバットをぶち込んで子宮を破裂させてやる!」
「えーっ?」和雄くんも麻美ちゃんもパパの過激さにたまげた。
「ひえーっ!」娘が腰を抜かして床を這って逃げ出そうとする。麻美ちゃんが逃げ道を塞ぐ。
「…というのは嘘だ。バットじゃなく小父さんのペニスをぶち込む。いいんだね?」麻美ちゃんが頷く。「あんたもいいのか?」茶髪娘も頷く。「よし!」パパがバスローブを捨てる。びんびんに勃起した赤黒い太く長いペニスがにょっきりそびえていた。一同はハッと息を呑んだ。熟年男性の見事な男根であった。
「コンドームお願いしますっ!」娘が懇願する。
「一回ぐらいじゃ妊娠せんよ」とパパ。
「妊娠することもありますっ!」娘が必死で云う。
「じゃ、取引しよう」とパパ。「キミは家出中だそうだ。あと一ヶ月家出を続けてキミがこの家に滞在し、小父さんの性の奴隷になってくれればコンドームをつける。それが嫌なら、キミのおまんこに中出しする。どっちがいい?」
「一ヶ月も〜?一週間にして下さい!」と娘。
「じゃ、大負けに負けて二週間にしよう」とパパ。
「パパ!やーよ、こんな殺人鬼と二週間も一緒に暮らすの!」麻美ちゃんが抗議する。
「だけど、パパには滅多に無いチャンスなんだ。こんな若くてピチピチした女の子とタダでやれるなんて」
「んもうっ!」呆れた麻美ちゃんがパパの耳に口を寄せて何か囁く。
「ホントか?」とパパ。「分った。キミは今日だけで無罪放免にしよう」そう云って、パパは和雄君が差し出したコンドームを着け、茶髪娘を押し倒した。

翌日の夜、麻美ちゃんが和雄君の部屋に顔を覗かせた。
「兄ちゃん、今日やりたい?」と麻美ちゃん。
「明日試験なんだ。今日はパス」と和雄君。
「オッケー。じゃ、あたしパパの寝室へ行くから。バイ!」
麻美ちゃんは、和雄君の云った通り、自分たちに継母を与えなかったパパの愛情に目覚めたのだ。そして、兄とおまんこしている以上、パパを拒否する理由が見当たらないことにも気づいた。こうして、麻美ちゃんは家の二人の男性の性のパートナーを務めることになったのだった。




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