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16. 少年愛入門・第一部

邦雄君(30歳)は東京芸術工科大学を出て一流家電メーカーのデザイナーとして勤務していたのだが、大規模なリストラで失業してしまった。幸い、妻の和美さん(28歳)が有名法律事務所の秘書としていいお給料を得ていたので、当面は失業保険を貰いながら焦らず次の職を探しているところだった。

ある日の午後、邦雄君は近くの商店街のCDショップに出掛けた。彼の好きなローリング・ダイアモンズの新盤が出る頃だったからだ。「ロック」のセクションを探し、グループ名の頭文字"R"を目指す。丁度ローリング・ダイアモンズのCDが置かれている辺りには一人の少女が立っていて、CDのカヴァーを読んでいた。少女は12歳見当で、ショート・ヘアで横顔しか見えないがそのふっくらした頬、自然に赤い唇からして、かなり可愛い感じだった。紺のショートパンツから、まだ肉のついていないすらりとした脚が伸びていた。

邦雄君が空咳をした。
「あ、済みません!」少女が云い、脇へどいて邦雄君に"R"の棚を譲った。
邦雄君は手早くCDをめくった。ローリング・ダイアモンズの最新盤はなかった。「おかしいな?」邦雄君が独りごちた。
「あのー、」少女が声を掛けて来た。「これを探してるんでしょうか?」
「え?」邦雄君は少女が差し出したCDを見た。紛れもなく、それはローリング・ダイアモンズの最新盤だった。飛ぶように売れて、最後の一枚になってしまったようだ。「あ、これ!これを買いに来たんだけど、でもキミも買いたいんでしょ?」
「いえ。買いたいんだけど、ボク今日はお金持ってないので…」
邦雄君は驚いた。「ボク」と云うなら男の子なのだ。
「キミ、男の子?」思わず邦雄君が口走った。
「ハイ」
「いやー、あんまり可愛いので女の子かと思ってしまった。いや、失敬」
「いいんです。ボク、よく間違えられるんで慣れてます」
「そうだろうね。ところでキミ、ローリング・ダイアモンズのファン…だよね?聞くまでもなく」
「ええ!大ファンです。と云っても、まだ三枚しかCD持ってないんですけど」
「そうなのか。小父さんは彼らのデビュー盤から全部持ってる」
「うわーっ、凄〜い!」少年が可愛いぱっちりした目をさらに見開いて賛嘆する。
「じゃ、これ小父さんが買っていいのかな?」と邦雄君。
「どうぞ」
「ありがとう」

邦雄君はレジで支払をしながら「ロック」のセクションを振り返った。例の女の子のような少年がローリング・ダイアモンズの他のCDを手に、カヴァーに見蕩れていた。邦雄君はその少年の後ろ姿に孤独の蔭を感じた。普通あの年代は友達と群れたがるものだ。CDショップにも誰かと一緒に来るのが普通だ。少年は「今日はお金を持ってない」と云った。お金を持たずにCDショップに来るなら、多分裕福な家の子ではないのだろう。邦雄君は「ロック」セクションに引き返した。

「キミ」邦雄君が少年に呼びかけた。「キミ、家はどの辺?」
「そこのコーポ宮下です」少年が答えた。
「なあんだ。小父さんはその向かいのサニーハイツだよ」
「ほんとですか?」
「キミ、良かったらこのCD一緒に聴かないか?帰りたくなったらいつ帰ってもいいけど」
「ええーっ?ほんとにーっ?」
「来る?」
「ハイっ!」

道々、邦雄君は少年について色々知ることが出来た。少年の名は本田章太。お父さんは亡くなっていて、お母さんは出版社の事務員をしている。お母さんが退社して午後7時頃に帰って来るまで、章太君は鍵っ子だった。

邦雄君が部屋のドアの前に立ち、チャイムのボタンを押す。遠くで「ハーイ!」と声がして、広角ドアスコープ越しに訪問者をチェックする間があり、鎖を外す音がした。
「お帰りなさい。あら?」迎えた和美さんが、夫の意外な連れにびっくりする。
「本田章太君だ。章太君、小父さんのワイフの和美」邦雄君が紹介する。
「こんにちわ!」と章太君。
「あらやだ。女の子かと思っちゃった。男の子だったの?」と和美さん。
「おれも最初間違えたよ。あんまり可愛いんで」
「可愛いわよ!さ、お上がんなさい!」和美さんが招じ入れる。「どういうこと?どうやって知り合ったの?攫って来たんじゃないでしょうね?」
「馬鹿云うな。おれたちはローリング・ダイアモンズのファンでね。二人で新盤を聴こうということになったんだ」
「そう?じゃ、後でお茶淹れる。そん時呼ぶから」
「オッケー。章太君、こっちだ」

居間のTVやステレオの前にソファが備えてある。邦雄君は章太君をソファに座らせ、買って来たばかりのCDをかける。ローリング・ダイアモンズのパワフルな音響が部屋を満たし、リード・ヴォーカルのニック・パンサーの歌声が轟きわたった。邦雄君はソファの横の肘掛け椅子に掛け、音楽を堪能する。章太君もリズムに合わせて首や肩を動かした。

丁度CDを聴き終えた頃合いを見計らって、和美さんの呼び声が聞こえた。邦雄君と章太君はダイニング・キッチンに移った。紅茶とケーキが用意されていた。
邦雄君が和美さんに章太君の家庭事情を説明する。
「まあそう?鍵っ子なの?大変ね」和美さんが同情する。「何かあったら、この小父さんに電話しなさい」和美さんが電話番号を紙に書いて章太君に渡す。「この小父さんはいつもいるから」そう云って、和美さんが皮肉な笑みで邦雄君を見やる。
「小父さん、仕事してないの?」と章太君。
「仕事を探してるとこなんだ。でも、いま不景気でね」
「ふーん?」
「章太君!」と和美さん。「キミ、女の子の格好したことある?」
「ありません。姉さんも妹もいないし」
「ね。小母さんの服着て見せて?お願い」
「やだ。恥ずかしい」と章太君。
「章太君は女の子に見られるのが嫌なんだろ」邦雄君が和美さんを諌める。「無理強いすんなよ」
「つまんないなあ。見たかったのになあ…」和美さんががっかりする。

しばらく座がしーんとした。気まずい雰囲気だった。
「小母さん」と章太君。「どうしても見たい?」
「え?うんうんうん!見たい!」和美さんが顔一面に笑みを浮かべて章太君を見つめる。
「じゃ、いいよ」と章太君。
「無理に頼んでんじゃないのよ?嫌だったらいいのよ?」と和美さん。
「ボク、小母さん好きだから、やる」
「まあっ!章太君どうして小母さんが好きなの?」
「美人だし、親切だし」と章太君。
「ケーキも御馳走してくれたし」と邦雄君。
「違うよっ!」章太君がムキになる。「でも、それもあるけどね」
「あはは!行きましょ!出来たら小父さんに見せましょね」
二人は夫婦の寝室に去った。

しばらくして、ドアの蔭で「行くわよ。いい?」という和美さんの声がした。「ジャーン!」
ドアが開き、和美さんのキャミソールを着て、白地に赤い水玉のスカートを履き、おまけに和美さんのロングヘアの鬘をかぶった章太君が入って来た。和美さんが指導したらしく、ファッション・モデルのようにしゃなりしゃなりと歩き、邦雄君の前でくるりと廻って見せた。
「パチパチパチ」邦雄君が拍手した。それはどう見ても美しい女の子の姿だった。甘い少年の顔がさらに甘く見えた。
「パチパチパチ」拍手しながら和美さんも入って来た。「どう?凄いでしょ」
「いやあ凄い!町を歩いてもバレないだろうね」と邦雄君。
「章太君!どう、気分は?」と和美さん。
「うーん、よく分んない。面白いけど」と章太君。
「章太君、おいで」和美さんが手招きする。近づいて来た章太君を和美さんが抱く。
「おいおい!」邦雄君がたしなめる。
「何よ!女と女なんだから抱き合ったっていいでしょ?ね?章子ちゃん?」和美さんがぎゅーっと章太君を抱き締める。
「ぐるじい!小母さんっ!」と章太君。
「ごめん。あんまり可愛いもんで」

その日、邦雄君はローリング・ダイアモンズのデビュー盤のCDを章太君に貸して上げた。
「返すのはいつでもいいからね。じゃ、また」と邦雄君。
「また来てね、章太君」と和美さん。
「ありがとうございました」章太君がきちんと挨拶して帰って行った。

翌日の午後、「ピンポーン」という音で邦雄君が出て行くと、章太君だった。
「これ、良かったです。ありがと」章太君がCDを差し出した。
「いつでもいいって云ったじゃない?そんなに慌てて返しに来ることないのに…」
「でも大事なものだから…」
「確かに、このデビュー盤は貴重だ。初版だしね。章太君、よく分ってるね」
「あの〜、ほかのも聴かせて貰えます?」
「いいとも。ほら、上がって」

二人はローリング・ダイアモンズの旧盤に聴き入った。時折邦雄君は、身体を揺らしながら音楽に聞き惚れている章太君を見やった。可愛い。眉は太いが、女の子にも眉の太い子は多い。長い睫毛と二重瞼。大きく丸い目。やや子供っぽい丸い鼻。健康的にふっくらした頬。上も下も肉厚の赤い唇。輝くような白い歯。そして、なだらかに丸い顎。どこをとっても惚れ惚れするような可愛さである。男でも女でもないような、男でも女でもあるような、不思議な少年。いわばメルヘンの中の主人公みたいな存在であった。

邦雄君は出来ることなら章太君を抱き、キスし、その身体を撫で廻したかった。少年を愛でたかった。今日、同性愛は一般的には異常視されるが、少年愛はギリシア時代もローマ時代にも公認されていたし、日本でも戦国武将たちが小姓の若者たちを愛でたものだ。成人男女どちらにも少年愛の下地はある。愛する相手が現われるか現れないかの違いである。邦雄君の目の前には章太君が現れた。それが邦雄君を変えたのだ。ただし、邦雄君はホモでもゲイでもない。早く結婚したせいで早くも倦怠期を迎えてはいるが、今でも和美さんとおまんこしている邦雄君である。正常な男女の性愛に、おまけとして少年愛のムードが加わっただけである。

章太君の訪問と、CDによるローリング・ダイアモンズのコンサートの回数が増え、章太君は邦雄君を全面的に信頼するようになった。
「小父さん」章太君がうつむき加減に云った。「ボク、お父さんもお兄さんもいないし、友達もあんまりいないの」
「そうなの?」実際には邦雄君はうすうすそれを感じ取っていた。友達の話も出ないし、章太君の年齢からすれば自分のようなオジンのところへ毎日やって来る子供に友達がいるわけはなかった。
「小父さんしか聞ける人がいないの。聞いていい?」
「ああ。小父さんに答えられることなら何でもいいよ」
「怒らない?」と章太君。
「小父さんが怒るようなことかい?」邦雄君がいささか不安になる。
「わかんない」
「ま、いいや。云ってごらん」
「初めてこの家に来た時、小母さんがボクを女の子にしたよね?」
「ああ」
「で、ボクを抱き締めたでしょ」
「うん、よく覚えてる」
「あの時、小母さんの香水の匂いでボクうっとりしたんだ」
「ふーん?」
「で、…」章太君がもじもじする。
「それで?」邦雄君が先を促す。
「小母さんのやわらかいおっぱいがボクの胸に押し付けられて、ボクどきどきした」
「分るよ、その気持」
「ああ良かった!小父さん怒らないね」章太君がホッとした顔をする。
「そんなことで怒らないよ」邦雄君が微笑む。少年の興奮が想像出来た。

「昨日、その時のことをぼーっと考えてたら、お珍々がむずむずしたの」と章太君。
「へーっ?」と邦雄君。
「で、お珍々を引っ張り出したら、どんどん伸びて皮が剥けちゃったんだ」
「ほう?」
「ボク、慌てて元通り皮を被せようとしたんだけど、いくらやっても皮が剥けちゃうの」
「ふんふん」
「そんなことしてるうちにお珍々が固くなって赤くなって、ボクおしっこしたくなった」
「あはあ!」
「でも、動けなくて、おしっこ出たら出たでいいやって、お珍々ごしごし擦ったの」
「むふふ」邦雄君が笑う。
「どうして笑うの、小父さん?」章太君がむっとする。
「小父さんも全く同じ経験したことがあるからさ。気持良かったんだろ?」
「うん!どきどきして、でもやめられなくて…」
「ぴゅぴゅぴゅーんて出たんだろ?」と邦雄君。
「そ!でも、おしっこじゃないの。ボク、病気なんじゃないかと心配で」
「病気じゃないよ。キミが大人になった証拠さ」
「そうなの?」
「出たのは精液って云って、キミが将来女の人とセックスしたら、赤ちゃんが出来る素になるものだよ」
「へー?」
「章太君、おめでとう!キミは立派な男の子だよ」
「わあ、嬉しいな」章太君がニコニコした。

その夜、邦雄君は和美さんとおまんこした。
「今日、章太君が何を告白したと思う?」果ててから邦雄君が云った。
「さあ?万引き?」と和美さん。
「そんなんじゃないよ。章太君に精通があったんだ」
「なにそれ?」
「初めての射精だよ」
「えーっ?ほんとに?」
「キミに抱かれたことあっただろ?あの時のおっぱいの感触を思い出してたら勃起しちゃったんだって」
「うっそーっ!」和美さんが顔を赤くする。
「うそじゃない。で、小さくしようといじくってたら…」
「ぴゅぴゅぴゅーん?」
「その通り」
「まあ。あの子がねえ」
「正真正銘男の子だって云って上げたら喜んでた」
「あたし、あの子食べちゃいたい」と和美さん。
「おれも」と邦雄君。
「えーっ?この変態め!」和美さんが笑いながら邦雄君をぼかすか殴る。

邦雄君は本音を云ったのだった。冗談ではなかった。

ローリング・ダイアモンズの旧作CDを全部聴き終えた。邦雄君は章太君の足が遠ざかるのに耐えられなかったので、章太君の勉強を見てやることを提案した。章太君は過去に一週間ほど病気で休んだことがあったらしく、その部分の理解不足で躓いていた。邦雄君が噛んで含めるように教えて上げると、章太君は霧が晴れたように問題がすらすら解けるようになった。
「キミ、可愛いだけじゃなくて頭もいいね」邦雄君が誉めた。
「そんなあ」章太君が照れる。
「ほんとだよ」
「小父さんの教え方がいいからです!」章太君が云った。
邦雄君は章太君の心根も可愛いと思った。

「章太君、その後あっちの方はどう?やってる?」と邦雄君。
「あっちの方って、何ですか?」と章太君。
「ぴゅぴゅぴゅーん…さ」邦雄君は念のため自分の股間を指差す。
「あ、あれ?やってません」
「えーっ?どうして?小父さんなんか、キミぐらいの時は毎日ぴゅぴゅぴゅーんだったよ」
「ほんとに?」章太君が目を丸くする。
「キミはそれほどやりたくないんだね?」
「ううん!そうじゃなくて、やり方がわからないの」
「やり方ったって、擦ればいいだけだよ」
「どう擦ればいいか分らないんです」
「へーっ?教えて貰いたいかい?」
「教えて!小父さん」章太君が縋るような目をした。

「よし。国語や算数ばかりじゃなくて、オナニーも教えるか」と邦雄君。
「オナニって何?」と章太君。
「オナニーってのは手でお珍々を擦ってぴゅぴゅぴゅーんさせること」
「ふーん?」
「じゃ、ショートパンツとズボンを脱いで」
「えーっ?やだ、恥ずかしい!」
「小父さんをお医者さんだと思えばいいだろ?」
「でも…」章太君がもじもじする。
「小父さんも男、キミも男。恥ずかしいことないじゃない」
「それでも…」
「キミ、銭湯へ行ったことある?」
「うん。大阪の伯父さんの家に泊まったとき…」
「銭湯で恥ずかしくて裸になれなかったかい?」
「銭湯はみんな裸だから…」
「脱いだんだろ?」
「ええ」
「じゃ、小父さんも脱ぐ。そうだ!絨毯の上でぴゅぴゅぴゅーんすると小母さんに叱られちゃう。お風呂場へ行こう」

二人は浴室へ移動した。邦雄君が率先して服を脱ぐ。仕方なく章太君も裸になった。邦雄君はなるべく章太君の裸身をじろじろ見ないように務めたが、少年の真っ白い伸び盛りの美しい身体にどきどきした。二人は浴槽の縁に並んで腰を掛けた。二人ともペニスは勃起していない。
「いいかい?これから教えるのは小父さんのやり方だ」と邦雄君。「もっと気持がいい方法が見つかったら、自由に変えていいんだよ?」
「はい」と章太君。
「小父さんにとって一番気持がいいのはここだ」邦雄君が自分のペニスを摘んで亀頭下部の性感帯を指差す。「ここに触れるように親指、人差し指、中指でお珍々を擦る」
「まだ固くないけど」
「小母さんのおっぱいを思い出すんだ。固くなるよ」邦雄君がにやりと笑いながら云う。
「ほんじゃ」章太君が目をつぶり、指でペニスを擦る。
邦雄君は少年の発育中のペニスに見蕩れた。まだ、たった一度射精しただけの、初々しい童貞のペニス。どうしても立たないのならフェラチオして上げてもよいと思った。
「ああーっ、固くなって来た!」章太君が叫ぶ。
邦雄君は章太君の手の上に自分の手を被せ、リズムとテンポを指導した。そして、片手で自分のペニスをしごいた。少年と裸で密室にいる興奮が、邦雄君のペニスをすぐ勃起させた。
「あっ、小父さんのでかい!」いつの間にか章太君が目を開けていた。
「キミのもいずれ大きくなるよ」
「大きいとどうなの?」
「女性が喜ぶんだ」
「ふーん?」

「小父さんのお珍々に触っていい?」章太君が聞く。
「ああ、いいとも」
邦雄君はペニスから自分の手を外し、章太君に握らせた。同時に、章太君のペニスから章太君の手をどけ、邦雄君が章太君のペニスを握った。愛らしい少年の無垢なペニスの手触りに、邦雄君はうっとりし、息が詰まった。二人は互いのペニスを刺激した。章太君は邦雄君のリズムとテンポを模倣した。二人の呼吸はぴったりと合い、どんどん興奮が高まって行った。
「あうう」章太君が目を閉じて邦雄君にもたれかかって来た。邦雄君は章太君の髪を撫で、頬ずりした。邦雄君は章太君のペニスを擦り続けながら、章太君の頬にキスし、鼻や目や顎にキスした。二人の唇が触れ合った。
「むむーんっ!」章太君が呻いた。
邦雄君は章太君の断末魔が近いことを感じ、急速に章太君のペニスをしごいた。ぴゅぴゅぴゅーん!章太君の精液が飛んだ。和雄君は章太君の身体を抱きながら、章太君の手を外し、自分で自分のペニスを激しく擦る。少年とオナニーを見せっこするなどということは想像も出来ないことだった。それもこんな可愛い少年と。人生には思いがけぬことが待っているものだ。邦雄君は章太君の動悸が収まり、目を開けてこちらのペニスの成り行きを見守っていることを感じた。同性に射精を見られるということは生まれて初めての経験だ。邦雄君は章太君の背中や脇腹を撫で擦った。少年のきめ細かい肌の手触りに興奮した。
「んむーっ」邦雄君がどぴゅんどぴゅんぴゅーん!と射精した。
「わあっ!」大人の射精の激しさに章太君が喚声を挙げた。

邦雄君が章太君を立たせた。邦雄君は背を屈めて章太君の甘く可愛い顔に顔を寄せる。二人の口と口が近づく。さっきのキスは興奮状態のどさくさであった。邦雄君は興奮が冷めた今も章太君が唇を許してくれるかどうか知りたかった。章太君が嫌がれば顔を背けることが出来るように、ゆっくりと唇を寄せる。章太君は目を閉じてキスを受け入れた。邦雄君は先ほどと同じドライなキスをした。次いで、舌を出して章太君の唇を舐めた。章太君がビクッとして目を開けた。章太君は邦雄君が目を閉じてうっとりした表情なのに気づき、それが異常な行動ではないらしいと悟った。章太君も目を閉じた。邦雄君は舌で章太君の口を押し開けた。少年は最初抵抗したが、ついに邦雄君に屈服した。邦雄君は少年の口中に舌を差し込み、少年の舌を舐め廻した。それは邦雄君にとって初めての同性との性の交わりであった。

「小父さん」と章太君が云った。「キスって男と女でするものじゃないの?男同士でしてもいいの?」
「いい悪いの問題じゃないんだよ」と邦雄君。「確かに、普通は男同士、女同士ではしない。しかし、お互いにしたければ一向に構わないんだ。欧米では男同士、女同士の結婚が許されていて、そういう人たちは公衆の面前でも同性で抱き合ったりキスしたりしてるほどだからね」
「ヘー?」
「章太君が嫌だったらもうしないよ」邦雄君が云った。
「嫌じゃない。びっくりして、どきどきしちゃっただけ」と章太君。
「じゃ、またしてもいいのかい?」邦雄君の顔が明るくなる。
「うん!ボク、小父さん好きだから」
「小父さんも章太君が大好きだ!」
二人は抱き合い、またキスをした。

章太君が来なくなった。邦雄君は後悔した。(いくら何でもやり過ぎたのだ。刺激が強過ぎたのではないか?いや、章太君が母親に全てを話し、母親がもうあそこへは行っちゃ駄目と云ったのだろう。待てよ?警察に届けられたりしたら、刑務所行きは確実だ。妻からも離婚されてしまう。どうしよう?困ったぞ)邦雄君は様々な想念に苦しみ、暗い顔つきになっていた。

「どうしたの?元気ないわね?」と和美さんが云った。
「章太君が遊びに来ないし、電話もないんだ」と邦雄君。
「電話したの?」
「おれ、あの子のお母さんと会ったことも話したこともないから、警戒されるんじゃないかと思って」
「そうかなあ?じゃ、二人で行ってみる?あの子のうちへ」
「一緒に?それならいいかも知れない」
邦雄君と和美さんはコーポ宮下の章太君の部屋を訪ねた。30代後半の、気さくでにこやかな婦人が出て来た。二人は章太君の知り合いで、最近見ないので心配であることを伝えた。
「まあ、じゃあお宅様でしたか、息子の勉強見て下さっているのは」とお母さんが云った。「御礼も申しませんで失礼いたしました」
「御礼なんかいいんです。章太君どうしたんです?」と邦雄君。
「学校給食で食中毒があったんです。他にも大勢休んでるんですよ」
「まあ!ひどい話!」と和美さん。
「ほんとですわ。さ、お上がりになって」とお母さん。
「でも、寝てるんでしょ?」邦雄君が遠慮する。
「もうほとんど良くなってるんです。あさってぐらいには登校出来るくらいに」
「じゃあ、顔見て行きましょ、ね?」和美さんが促す。
「それではお邪魔します」と邦雄君。

章太君は彼の勉強部屋に寝かされていた。
「あ、小父さん!小母さん!」章太君が満面に笑みを浮かべた。
部屋にはローリング・ダイアモンズのポスターや、色々なスポーツ選手の写真、プラモデルなどが飾られていた。まさに男の子の部屋である。邦雄君と和美さんは冗談混じりに章太君をからかったり、色んなことを話した。
「私、お茶煎れて来ます」とお母さん。
「あ、どうぞお構いなく」と和美さん。
お母さんが立って行った。
「章太君。小母さんがいいお薬上げようか。両手を出して」和美さんが章太君の手を取る。「目をつぶって」章太君が目を閉じる。和美さんは章太君の両手を自分の両の乳房に押し当てた。章太君がびっくりして目を開ける。和美さんがにっこりする。章太君はおっぱいの柔らかさを確かめるように、おずおずと指を蠢かす。「これがお薬。早く良くなってね?お仕舞い」和美さんが章太君の両手を外す。丁度そこへお母さんが戻って来た。
「お茶受けが何もなくて恥ずかしいんですけど」とお母さん。
章太君の目は和美さんの胸元から離れなかった。和美さんは目をくりくりさせて邦雄君を見た。

数日後の午後、章太君が邦雄君のところへやって来た。
「やあ、元気になったみたいだね?」と邦雄君。
「うん!もう学校へ行ってる」と章太君。
「じゃ、元通りかい?」
「うん。元通り」
「何もかも?」邦雄君が謎をかける。
「何もかも」と章太君。
邦雄君は章太君を抱き寄せた。章太君の可愛い顔が迫って来る。
「寂しかったよ」と邦雄君。
「ボクも!」と章太君。
二人は抱き合ってキスし、激しく舌を舐め合った。

邦雄君は章太君を失ったと思っていた時期に心残りだったことがあった。再会出来たら、絶対にそれを実行に移す決意だった。邦雄君は章太君を立たせズボンとブリーフを脱がせた。章太君はもう恥ずかしがったりせず、されるままになっている。章太君のペニスは風呂場での二人オナニーの記憶から、早くも半勃起状態である。邦雄君は章太君の前にしゃがみ、少年のペニスを口にくわえた。章太君は驚いた。立派な大人である小父さんが子供のお珍々を舐めるなんて…。おしっこの出るところだし、精液もぴゅぴゅぴゅーんと出る場所なのだ。いいのだろうか?信じられなかった。小父さんの舌はペニスの性感帯である亀頭下部をぺろぺろし、亀頭をすぽすぽし、指による摩擦など問題にならない繊細でぬめぬめと強烈な刺激をもたらす。
「あああ!」章太君がうっとりとなる。
邦雄君はフェラチオを続けながら、少年のお尻を撫で廻し、肉を揉む。女の尻ではなく男の子の尻であることに異常に興奮する。 章太君が邦雄君の頭を両手で押さえ、腰のピストン運動を始めた。童貞なのに完全なおまんこの動きをしている。射精を促す本能的な動きなのだろう。邦雄君は章太君の金玉をいじくる。金玉は性感帯ではないし、いじくって面白いものでもないが、章太君の金玉だと思うと愛しく思える。邦雄君は章太君の蟻の門渡りを擦り、肛門もぐりぐりした。邦雄君の脳裏に肛門性交のイメージがよぎる。
「あーん!」他人に触られたことのない秘部を総攻めにされて、章太君が興奮する。章太君のピストン運動が早くなる。
邦雄君は精液が気管支に飛び込むのを防ぐため、舌の根を盛り上げながら亀頭ぺろぺろを続ける。
「むむー!」章太君が呻く。出ちゃう!でも小父さんの口に射精は出来ない。でも気持いい。止められない。でも出しちゃいけない。「小父さんっ!」章太君がピストン運動に急ブレーキをかける。
章太君のためらいを感じ取った邦雄君が激しく頭を動かし、少年の射精を誘う。
「あああーん!」ぴゅぴゅぴゅーん!少年の生温かい精液が邦雄君の舌を直撃した。
邦雄君は頭のピストン運動とぺろぺろを止めなかった。章太君の身体の緊張が解け、ぜいぜいと大きく胸を弾ませている。邦雄君は少年の精液をごくりと飲み下した。そして、少年のペニスをしごき、残りの精液を押し出し、全てを舐め取った。

二人はソファの上で抱き合って寝そべっていた。
「小父さん、ボクの精液飲んじゃったの?」と章太君。
「うん、飲んだ」と邦雄君。
「ボクも小父さんのを舐める」章太君が云った。
「ありがとう。でもキミには無理だ」
「どーしてえ?」章太君が抗議するように云う。
「精液が気管支に飛び込むと凄く苦しい思いをする。喉に引っ掛かっただけでも気持悪い。それを防ぐにはコツが要るんだよ」
「コツを教えて!」章太君は真剣である。
「精液って美味しいものじゃないんだ。無理にやってくれなくていいよ」
「無理じゃない!やらせて!」
邦雄君ががばっと章太君にキスし、舌と舌を触れ合わせた。
「どうだい?」邦雄君が聞いた。「キミの精液の味がしなかった?」
「…」章太君が顔を顰めた。「なんか、不味い」
「だろう?だから、いいよ」
「どうして小父さんはあんな不味いのを飲んだの?」と章太君。
「可愛いキミの精液だから、不味いとは思わなかった。好きな人の精液なら飲めるものなんだ」
「ボクも小父さん好きだよ」章太君が切なそうな顔をする。
「わかった。いつか、やって貰いたくなったら頼む」
「うん!」章太君が納得した。




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