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29. オープン家族

「ママ」ある時、某大学の教授であるパパ(48歳)が奥さんであるママ(43歳)に云った。「最近でも子供たちはキミに色々フランクに何でも相談したりしてるかね?」
「いえ」とママ。「あの子たちが思春期を迎えてからさっぱりですわ。知りたいことは山のようにある筈ですけど…」
「ボクにも何も相談して来ない。これはまずいと思う」とパパ。

子供たちというのは、長男の遼一君(16歳)と長女・遥ちゃん(13歳)のことである。パパはTVでも売れっ子の人気学者で、その自由人とも云うべき言動が若者たちを魅了し、著書もよく売れていた。パパの思想の基盤は、日本の伝統である年齢・序列・性などによる差別を排し、男女・老若の区別なく平等に相対しようというものだった。それは親子がファーストネームで呼び合い、友達のように触れ合う欧米の風習を輸入しようとしているだけだと批判もされていたが、根強い因習に取り囲まれている日本の若い世代に、じわじわと影響を与え始めていた。パパは本やTVによる外面(そとづら)だけでなく、我が家でもフリーでオープンな家庭生活を目指そうとしていた。家族の誰もが一人で悩んだり苦しんだりしてはならないというのがパパのポリシーであったから、子供たちと親である自分たちの現在の断絶的状況は黙過し得ないものがあった。

遼一君は学校のテニスの選手であり、育ちのいい都会っ子らしい雰囲気を漂わせた若者。同級生の女の子たちの憧れの的でもあった。遥ちゃんはママに似た美人系で、これまで何度もジュニア・アイドルのプロダクションから「モデルになってくれ」と誘いを受けているほど、綺麗で可愛い顔立ちの女の子。胸はまだ膨れていないが、お尻や太股に肉が付き始め、女らしくなりつつある真っ最中だった。

ある日曜日、パパはママと二人の子供たちを集めた。
「よく聞いてくれ」とパパ。「パパもママもキミらのような思春期には、知りたいこと、誰かに聞きたいことが沢山あった。キミたちも同じ筈だ。ママとパパはキミたちの質問や相談を馬鹿にしたり怒ったりせず、真面目に受け止め、真剣に答えようと思っている。これから折りにふれこのような家族会議を持つことにする。今日はその第一回だ」
「何でも遠慮なく聞きなさい」とママ。
遼一君と遥ちゃんは、勉学のことや将来のことについていくつか質問した。
「今日の質問はそんなとこかね?」とパパ。
「パパ」と遼一君。「僕、パパだけに聞きたいことがあるんだ」
「あたしも!」と遥ちゃん。「ママだけに聞きたいことがあるの」
「分った」とパパ。「じゃ、合同会議はここまでとして、あとは分科会ということにしよう」

ママと遥ちゃんは遥ちゃんの部屋へ行き、パパと遼一君は遼一君の部屋へ行った。
「セックスのことだな?」とパパ。
「え?どうして分るの?」遼一君が驚く。
「母親や妹に聞かれたくない話というのは、そんなもんしかないだろ?」
「うーん、そうかもね」
「お前も健康な男の子として性に目覚める年頃だ。疑問や相談があっても当然だ。何でも聞きなさい」
「…」そう云われても遼一君はもじもじしている。
「じゃ、パパから聞こう。お前、オナニーはしてるだろ?」
「えっ?」遼一君がどぎまぎする。
「誰でもやることだ。恥ずかしがるな」
「そうなの?」
「そうだよ。ところでお前のオナニーの平均時間はどの程度だ?」とパパ。
「さあ?計ったことないけど」
「ゆっくり楽しんでやってるか?」
「冗談じゃない!いつママやパパが入って来るか、遥が来るか心配なんで、とにかく急いでやっちゃう」
「そりゃいかん!それはお前の将来の性生活に悪い影響を与える。早漏になっちゃうんだ」
「ソーローって?」
「セックスというのは男と女が一緒に楽しむものだ。ところが、急いでオナニーした男は、女性が気持良くなる前に射精してしまい、女性を欲求不満にしてしまう。それを早漏と云い、こういう男は女性から嫌われる」
「えーっ?じゃ、僕、嫌われちゃうわけ?」
「今後、お前がオナニーしたくなったら、部屋のドアに何かサインをぶら下げろ。それを見たら邪魔しないようにママと遥に説明しとく」
「えーっ?恥ずかしいなあ」
「一時の恥より、ずっと長い将来の方が大事だろ?」
「まあね」
「いいか?出来るだけ射精を長引かせるんだ。20分でも30分でも。一時間保たせられれば最高だが」
「そんなに!」
「短いと女に嫌われる。頑張れ」

「ところで、パパはいくつで初体験したの?」と遼一君。
「えーと、あれは二十歳の頃かな?」とパパ。
「ママと?」
「そうじゃない」
「どういう人?」
「ママに云うなよ?同じサークルの女子学生だった」
「どうやってやれたの?」
「そりゃ、甘い言葉を囁いたり、色々努力した結果だ。『やりたーい!』って怒鳴ったって、誰もやらしてくれないからね」
「パパ!僕、やりたくてやりたくて仕方がないんだ!」
「分る!その気持は分るよ。お前にもいつか機会は巡って来る。焦るな」とパパ。
「早くやりたいなあ!」と遼一君。

その頃、遥ちゃんの部屋では次のような話が展開していた。
「ママ。ママは何歳で処女じゃなくなったの?」と遥ちゃん。
「どうしてそんなこと聞くの?」ママがショックを受ける。
「あたしの周りの女の子、経験者が凄っごく増えてるの。処女なんて、あたしを含めてホンの一握りみたい」
「周りがどうだっていいじゃない。あなたがセックスしたくなければする必要ないのよ」
「したいの。したいのよ!」
「それはセックスがどういうものか知りたいという好奇心でしょ?身体が求めてるわけじゃないでしょ?」
「両方なの。身体が疼くの」
「んまあ!あなた、まだ13よ。随分ませてること!」
「みんな、そうみたいよ。早いのよ、最近は」
「ママに約束して。軽率に男性に身体を許さないって!変な人とセックスしてエイズにでもなったら、あなたの一生は滅茶滅茶になるんだから。性病だって恐いし、妊娠させられるのだって大変なことよ」
「あたし、まだ妊娠しないよ」と遥ちゃん。
「でも、すぐよ、あんただって」とママ。

「身体が疼くんだったら、もうオナニーもしてる?」とママ。
「してるどこじゃないわ。毎晩よ」と遥ちゃん。
「指ならいいけど、バイブレーターなんか使っちゃ駄目よ。あれは性感を鈍くしちゃうから」
「へえ?」
「使ってるの、あんた?」ママが娘を咎めるように見る。
「ううん。興味あっただけ」
「それならいいけど」

「ね?で、ママはいつ初体験したの?」と遥ちゃん。
「パパには絶対に云わない?」とママ。
「云わない」
「18の頃だったわ」
「相手は?」
「秘密」
「教えて、お願い!」
「駄目」
「年上?」
「もちろん」
「上手だった?イかしてくれた?」
「まあね」ママがにんまりする。
「痛いんでしょ、最初は?」
「そ。でも、相手次第じゃないかしら。優しい人か乱暴な人かによるのよ」
「ふーん?」

パパとママはお互いの情報を交換し、息子と娘のセックスへの関心の度合いに驚き合った。

数週間後、一家は再び家族会議を開いたが、子供たちは又もや同性同士の分科会を希望した。

「パパ。僕、オナニー、長く出来るようになったよ」」遼一君が得意そうに云う。
「おお。そりゃ良かった。ところで、お前は指でやってるんだろうな?」とパパ。
「ううん。布団にお珍々を擦りつけるの」
「そりゃいかん。そういう刺激は本当のセックスには無いからね。セックスで射精出来なくなる恐れがある」
「そうなの?」
「そうだ。指でやるようにしなさい」
「分った」

「ママ。オナニーし過ぎると、あそこの色や形が変わるもの?」遥ちゃんがママに聞いた。
「そりゃ、指だってしょっちゅう使ってればタコが出来るんだから、しょっちゅう撫でてれば大きくなるでしょ」とママ。
「あたしの、少し色が濃くなって来たみたいなの」
「お前、そんなにやってるの?」
「やり過ぎたら害がある?」遥ちゃんが心配する。
「害はないと思うけど、段々淫らな顔になるかもよ」
「えーっ、それ困る!」

数週間後、また分科会が開かれた。

「パパ。セックスの具体的なこと教えてよ」と遼一君。
「どういうことだい?」とパパ。
「もし、もしだよ?僕にセックス出来るチャンスがあるとして、その時、もたもたしたり見当違いのことして恥かきたくないんだ」
「お前、チャンスがありそうなのか?」
「あったら…の話だよ。ね、パパ!具体的に知りたいんだ」
「ふむ。具体的ねえ。お前、女性の身体のどの辺にお珍々を突っ込むもんだと思う?」
「割れ目に決まってるじゃない」
「割れ目のどの辺?」とパパ。
「真ん中」と遼一君。
「あはあ。それじゃもたもたするだろうな」パパが笑みを浮かべる。
「違うの?どこなの?」
「割れ目の一番下。肛門に近いところだ」
「えーっ?そうなの?」遼一君が驚く。「教えて貰って良かったあ!」
「女の性感帯についても知っておく必要があるな」
「教えて、パパ!」

「ママ」と遥ちゃん。「セックスって男のお珍々を穴に入れてするんでしょ?それってオナニーより気持いいの?」
「穴のことを正しくは膣って云うの」とママ。「そうね。膣自体はそう敏感なところじゃないわ。だって赤ちゃんが出て来るところだから、敏感だったら痛さも何倍にもなっちゃって苦しいでしょ?」
「じゃ、どうしてみんなセックスするの?」
「セックスってのは子供を作る本能なのよ。動物みんなそうだけど、雌は妊娠したいと思うように出来ていて、妊娠の可能性があると興奮するの。だから、男と女が身体を交えると、オナニーとは違う悦びがあるわけ」
「コンドームとか使って、妊娠しなくても?」
「そう。本能はコンドームとか何かに左右されないの。男と女が抱き合うと、自然に興奮しちゃうのよ」
「ふーん?」

パパとママは、二人の子供たちの性に対する好奇心が異常に高まっており、熱望の域にまで達しているようであると意見の一致を見た。
「遼一はもう本物のセックスのことばかり考えているようだ」とパパ。「あのままだと誰かをレイプしたりしかねないくらいだ」
「遥ももうオナニーでは飽き足らなくなったみたい」とママ。「誰かに巧みに攻められれば、すぐ落城するわね」
「13歳でか?」
「同級生はみんなやってるそうです」
「キミ、子供の頃おもちゃが欲しい時『みんな持ってるから買って』って云わなかった?」
「云ったわ!ホンの数人が持ってるだけだったけど」ママが苦笑する。
「でも『みんな』って云ったもんだ」パパが笑う。
「同じかもね」
「と思いたいね」

「あなた!」とママ。「よく考えると、やりたがっている兄と妹が隣り合わせに暮らしているわけですよ!危険なんじゃありません?」
「近親相姦か!」パパがショックを受ける。
「あなたっ!近親相姦はいけないって云い聞かせないと!」
「待て待て。あの子たちに兄妹でやる気がなかったら藪蛇だぜ?麻薬を知らない若者に『麻薬はいけない』って云ったらどうなる?」
「麻薬って何だろうと思いますね」
「いけないと云われれば、試してみたくなる」
「藪蛇ね、確かに」
「それに、キミも四六時子供たちを監視しているわけにもいかない。彼らがやろうと思えばいつだってやれる」
「私が生んだ二人が犯したり犯されたりするなんて、想像しただけで悲しい!」とママ。
「もっと悪いことも考えられる。キミが13歳の時に男に無理矢理犯されたらどうなったと思う?」とパパ。
「えーっ?さあ?男嫌いになって生涯独身を通す気になったかも」
「それだよ。恐いのは」
「遥が生涯独身?哀れだわっ!」
「それだけは避けなければならない」とパパが云った。

次の家族会議はパパとママの寝室で開催された。驚いたことに、パパもママも全裸だった。遼一君も遥ちゃんも度肝を抜かれた。
「お前たちのセックスへの関心が高まっていることにかんがみ、ママとパパは一大決心でセックスとはどういうものかを見せることにした」とパパ。「ママとパパのセックスはお前たちがこの世に生まれ出たオリジンだ。お前たちにも見る権利がある。しかし、これはセックス・ショーではない。お前たちに正しいセックスを教えようという高邁な精神である」
「私はね」とママ。「お前たちの前であられもない格好をしたり、はしたなくよがったりする姿を見せたくなかった。だから反対したの。でもパパの考えに賛同しないわけにはいかなかった。パパは偉い人ですからね」
遼一君の目はママの豊かなおっぱいと脂の乗ったお尻や太股から離れられなかった。彼が初めてみる成人女性の裸だった。
遥ちゃんもパパの逞しい身体と太く長いペニスから目を逸らせなかった。そのペニスはまだだらんと垂れ下がっており、勃起してはいない。遥ちゃんにとって、それは幼女の頃、パパにお風呂に入れて貰った時の記憶のままのお珍々であった。

「男女のセックスには愛撫や舌を使った接触などの前戯というものが必要だ」とパパ。「何故必要かというと、女性の心と身体は、じわじわとゆっくり刺激しないと燃え上がらないからだ。男性にとっては、木と木を擦り合せて火を起すような辛抱強さが要求される。もう一つ前戯の必要性は、女性の穴、膣だな、そこが男性のペニスによって擦過傷、かすり傷を負わないように潤滑液・愛液などと呼ばれる液体を分泌する。しかし、それは女性が男性を受け入れる準備が整った時になって初めて分泌されるんだ」
「前戯の主なものは接吻、愛撫などね」とママ。「愛撫は男性が女性の性感帯を触りまくることだけど、実は女性の身体は全てが性感帯であると云っていいくらい、どこを触られても燃え上がぅちゃうものなの」
パパはママにキスし、子供たちに分るように舌と舌を舐め合う。遥ちゃんはそんなキスを想像もしていなかったので目を丸くして見守っていた。パパの手がママのおっぱいを撫でたり揉んだりする。遼一君はごくりと唾を飲む。それこそ彼が望んでいることだったのだ。
「普通はこの段階で男性のペニスは勃起するものだ」とパパ。「今日はお前たちに見られているから、一寸ナーヴァスになっていてまだ勃起しないけど」
「そういう時は女性が男性のペニスを舐めて上げるの」とママ。ママはパパを立たせてその前にひざまずき、パパのペニスをしゃぶり始める。
「これをフェラチオと云う」とパパ。「女性が男性を愛している最高の表現だ」
遼一君は驚いた。おしとやかなママがそんなことをするなんて信じられなかった。遥ちゃんもショックを受けていた。愛し合う男女はそんなこともするのか!
「ほら!」ママが口を離し、パパのペニスを誇らしそうに見せる。「勃起したでしょ?」
遥ちゃんは、パパの太く棒のようになって天井を向いているペニスに息が詰まるようなショックを覚えた。さっきのだらんと垂れた状態は世間を偽る仮の姿だったのだ。

「男性にも女性を愛している最高の表現方法がある」パパが云って、ママを布団の上に寝かせ、大きく股を広げさせる。
「恥ずかしいわ」陰毛の茂みと茶褐色の割れ目を曝け出したママが両手で顔を隠す。
遼一君が初めて目にする女性性器であった。遼一君の目はママの陰部に釘付けで飛び出さんばかりとなり、喉はカラカラになった。遥ちゃんもママの成熟した性器とそれを囲む陰毛を見てショックを受けていた。
パパはママの股の間に膝をつき、身を屈めてママの割れ目を舐め出す。
「これをクンニリングス、略してクンニと云うの」とママ。「とっても気持がいいものなの」
「パパがどこを舐めているか教えよう」パパがそう云って、ママの性器を開いて見せる。「割れ目の上の方に尖(とんが)った部分がある。クリトリスと呼ばれる、とても敏感な性感帯だ」
「とっても敏感なので強い刺激は駄目」とママ。「優しい愛撫か圧迫するような刺激でないと」
「だから舌による刺激が一番なんだ」とパパ。パパは説明を終え、クンニを続ける。
「あはーん!」ママが感じる。
「女性のよがり声は男性を喜ばせ、興奮させる」とパパ。
「と同時に、」とママ。「男性に自分の一番感じる場所とやり方を教える役目もしているの」
「そうだ」とパパ。「よがり声の大きさや激しさがサインとなって男性をリードする」
パパがママの膣口を開く。とろーりと愛液が滴り落ちる。
「ほら、これが愛液だ」パパが子供たちに指差して見せる。「ママの身体は性交の準備が出来たということだ」

「ついでだから、クリトリスに次ぐ女性の性感帯も教えておこう」とパパ。「Gスポットと呼ばれるものだ」パパが右手の中指だけを突き出し、弓なりに曲げる。「こういう角度で指を女性の体内に挿入し、恥丘の裏側を撫でる。すると、女性が非常に興奮する一点にぶつかる」そう云って、パパは指をママのおまんこに入れ、微妙に指先を動かす。
「あーんっ!」ママが電気ショックを受けたように身体をのけ反らす。
パパがGスポット攻撃を続ける。
「あわーんっ!あはーん!駄目、もう駄目。やって!」とママ。
「ここまで準備しておけば、男性の役割は完璧だ。あとは二人で性交を楽しむだけだ」そう云ってパパはママの股の間に膝をつき、勃起したペニスに用意したコンドームを被せる。「男性が射精する前に、ペニスから滲み出る液体がある。それは精子が子宮に到達するのを助ける役目であり精液ではないのだが、実は微量の精子が混入している。妊娠する可能性は充分にあるわけだ。だから、コンドームは最初から着けておくべきだ」
「エ、エイズや、性病予防のためにもね」興奮しているママが付け足す。
パパがペニスをママの膣口に当てる。そこは愛液でびじょびじょに濡れている。パパがぐいっとペニスを押し込む。
「むむーんっ!」ママが呻く。
遥ちゃんは、自分のおまんこにパパの棒のようなペニスが侵入した感触を想像した。子宮のあたりにズーン!という鈍い衝撃を感じた。
「未経験な男性はピストン運動だけが性交だと勘違いしている」とパパ。「ピストン運動は男性には気持がいいのだが、それは射精時期を早めるだけで女性を置いてきぼりにしやすい未熟なやり方だ。こういう風に女性の身体に腰を押し付けてぐるぐる廻すと…」
「わわーんっ!」ママがよがる。
「分るか?男性の恥骨がクリトリスを刺激したんだ」とパパ。「廻すだけでなく、身体を前後に擦り合せる方法もある」パパが腰を前後させる。
「あおーっ!」ママが身をくねらせてよがる。

遼一君のペニスは勃起していた。遥ちゃんもおまんこから愛液が漏れていた。

パパとママは解説をやめ、本格的に性交に専念した。
「あうあうあうーっ!」ママが興奮する。ママはパパのお尻に両足を掛け、より深く性器を結合させようとする。
パパが腰を廻し、前後させ、ピストン運動を交える。
「あわーんっ!」ママに破局が迫る。
遼一君はズボンの上から激しくペニスを擦った。遥ちゃんもスカートの中に手を突っ込み、クリトリスを撫でていた。二人とも両親の凄まじいセックスに興奮していて、とてもじっと見ているだけでは済まなかったのだ。
「死ぬ〜!」ママが死んだ。
「むふーっ!」パパもママの体内でドバドバーンっと精液を放った。
遼一君もパンツの中で射精し、遥ちゃんもイった。

次の家族会議は、子供たちの要望で異性同士の分科会となった。

パパは遥ちゃんの部屋に出向いた。
「お兄ちゃんがあたしを誘惑したの」と遥ちゃん。
「なに!犯されたのか?」パパが驚く。
「ううん。セックスしようって誘われただけ。でもあたし断った」
「遼一がよく諦めたな。偉いな」
「そうじゃないの。あたし、次に誘われたらOKしちゃうと思う」
「お前、それは…」
「近親相姦って云うんでしょ。知ってる。でも、お互いにやりたいから我慢出来ないと思う」
「じゃ、断ったわけは?」
「お兄ちゃんは童貞だし、あたしは処女。最初は痛いって云うじゃない?あたし、最初は慣れてる人にやって貰いたいって云ったの」
「慣れてる人?」パパが首をひねる。
「パパよ」
「えーっ?」パパが度肝を抜かれる。
「それも近親相姦だって云いたいんでしょ?」と遥ちゃん。「でも、あたし、どうせお兄ちゃんと近親相姦しちゃうから、パパと近親相姦したっておんなじでしょ?」
「うーむ」パパが困惑する。
「いま、お兄ちゃんがママに何頼んでるか分る?パパ?」と遥ちゃん。
「何だい?」
「あたしがパパに初体験頼んでるのと同じこと」
「えーっ?」パパの目玉が飛び出る。
「パパとあたし、ママとお兄ちゃん。だから公平、機会均等、オープン家族、みんなでやれば恐くない」
「うーむ!」パパが唸る。
「やって、パパ!」遥ちゃんが服を脱いで裸になる。13歳の膨らみかけたばかりのおっぱいと毛の無いおまんこが露(あらわ)になった。
パパのペニスがぐいーん!と勃起した。意想外の自分の反応にパパが驚く。自分にロリコンの欲望、そして近親相姦の願望までもが隠れていたのか!

「ま、待て、遥。ママと相談する」パパはズボンの中で突っ張るペニスを隠そうと、へっぴり腰になって廊下に出た。
丁度そこへ、和服姿のママが小走りにやって来た。
「あ、あなた!」とママ。「もう遥と…?」
「いや。まだだ。キミは?」とパパ。
「この着物見れば分るでしょ?」ママが乱れていない和服姿を見せる。「どうする?あなた?」
「遥がどうせ遼一にやられるんなら、おれが遥を女にしたい」
「私も、遼一を男にするのを遥なんかに任せられないわ」
「問題は一度限りで済むか?ということだ」とパパ。
「あなたは遥のきついおまんこに魅せられるでしょうね?」
「キミも、遼一の無限の精力の虜になるだろう」
「遼一は遥ともやるでしょう」
「乱交家族か?」
「違うわ。それこそあなたが主張するフリーな家族なんじゃない?」とママ。
「遥は『オープン家族』と云っていた」とパパ。
「それよ。オープンに欲望を解き放って、家族の絆を密にするの」
「やるか?」とパパ。
「やりましょ!」
パパとママはがっきと抱擁し合い、一瞬後に離れてくるりときびすを返した。パパはわななく手でズボンのベルトを外しながら遥ちゃんの部屋に引き返し、ママはせわしなく帯締めを解きながら遼一君の待つ部屋へと小走りに戻って行った。




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