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05. 娘か虎か

アメリカの作家フランク・R・ストックトン(1834〜1902)の有名な小説に『女か虎か?』(原題:"The Lady or The Tiger?")というものがある。圧縮して物語を紹介すると、ある発展途上の王国で王女と恋仲になった身分違いの男がいて、国王の逆鱗に触れた。こうした重罪に対する国王の裁判はユニークだった。円形競技場に引き出された罪人は、二つのドアのどちらかを選択せねばならない。一方のドアから絶世の美女が進み出れば、罪人は大観衆の祝福を受けながらその美女と結婚することになる。もう一方のドアの蔭には獰猛な虎が腹を空かせて潜んでいる。当然、そのドアを開けた罪人は虎に食い殺される。

王女の恋人は「どちらのドアに虎がいるのか調べてくれ」と王女に懇願した。王女は虎のいるドアがどちらかを突き止めた。円形競技場に引き出された王女の恋人は、王室席にいる王女がこっそりと一方のドアを指し示すのを見た。王女の恋人は自信満々でそちらのドアに向かい、ドアを開けた。さて、出て来たのは女か虎か?

王女は恋人を深く愛していたので、当然彼を虎に食い殺させたくはなかった。しかし、彼の命を救うと、彼は自分を裏切ってその場で他の女のものになってしまう。彼が絶世の美女を抱き締め、大観衆の面前で晴れがましく結婚する場面などを見るのは死ぬより辛いことだった。王女は悩んだ。恋人にどちらを与えるべきか?女か虎か?

物語はここで結末を読者の判断に委ねて終ってしまう。この小説は"riddle story"(謎々小説)と呼ばれるジャンルに入る。作者に抛り出されて途方に暮れた読者たちが、作者自身による結末をリクエストした時、フランク・R・ストックトンは続編『三日月刀の促進士』(原題:'The Discourager of Hesitancy')を発表したが、これまた結末を読者に考えさせる"riddle story"だったという人を食った趣向であった。以下の物語は、彼の『女か虎か?』に発想を借りているが翻訳ではなく、作者好みの近親相姦ものに変貌させたものである。

真美ちゃん(13歳)のパパ(40歳)はドサ回りのサーカスのピエロだった。元々は空中ブランコの花形で、それで団長の娘とも結婚出来たのだが、ある時大失敗を冒し、それ以後高所恐怖症となってブランコに乗れなくなった。団長の婿でなければ馘になって捨てられる運命だったろうが、丁度欠員が出来たピエロの役でサーカスに留まることが出来た。

「あんた!石巻じゃほとんど笑いが取れなかったじゃないの!」移動中の乗り物の中で、ママ(38歳)が厳しい声で云った。ドサ回りのサーカス団長の娘で、現在はディレクターとして団長の右腕となっており、各地の暴力団とも対等にやりあう度胸のある女である。「次の札幌ではしっかりやって貰わなきゃ。いいわね?」
「ママ!」と真美ちゃん。「パパはビデオやDVD見てピエロの勉強してるわ。そうつんけんしなくたって…」
「ピエロはね、勉強すればいいってもんじゃないの。客の前で馬鹿になり切らなきゃ駄目なのよ。あんたは馬鹿になり切ってないのよ!」
「済まん」とパパ。ピエロのメークなしでも、パパの顔は情けない表情だった。
「パパ…」ママに苛められるパパを、真美ちゃんが悲しそうに見やった。

札幌郊外に着いた。テントの設営も一段落したので、パパは気晴らしに夜のススキノに出掛けた。以前訪れたことのある居酒屋やバーを何軒かハシゴした。
「小父さん!」裏通りを歩いていたパパに声がかかった。
「?」パパが立ち止まる。
「小父さん、あたしお小遣いが要るの。助けてくれない?」少女が云った。
「キミ、いくつ?」とパパ。(これが援交ってやつか)と思った。
「18」と少女。
「うっそーっ!」とパパ。どう見ても15歳以上ではなかった。
「ほんとだもん」と少女。
パパは女の子の腕を取って、街灯の近くに寄った。女の子はまだ幼さの残る可愛い顔立ちをしていた。髪は茶髪ではなく、衣装もスケ番風ではない。
「お小遣いっていくら?」パパが聞く。少女が黙って指二本立てる。「で、お小遣い上げると、どういういいことがあるわけ?」
「凄くいいこと!」少女がにっこりして云う。その笑顔にパパもつられてにっこりしてしまった。「小父さん、行こう!ね?」少女がパパの手を引っ張り、ホテル街の方に歩み出した。

その夜、パパは青く未成熟な女の子の身体に魅せられてしまった。膨らみかけたおっぱい。陰毛の少ない恥丘。幼女のようにふっくらと盛り上がった割れ目。びっちり締め付けて来る膣。少女はベッドに横たわってされるままになっており、パパは少女の身体を好き放題いじくり廻すことが出来た。ママが騎上位で荒れ狂うセックスとは正反対であった。

次の夜、パパはまたススキノへ出掛けた。少女は電話番号もメール・アドレスもくれなかったから、またひょっこり出会うことを願うしかなかった。少女の姿は見当たらなかった。何人か、見るからにスレた女の子が客を物色しているのに気づいたが、パパはそういう連中は敬遠した。この日は空振りだった。

その次の夜、パパはまたススキノに出掛けた。三日前に女の子と遭遇した地点を中心に、パパは脚が棒になるまで歩き廻った。パパが諦めかけ、地下鉄の駅に戻りかけた時、一人の女の子が中年の男と立ち話しているのが見えた。(例の女の子か?)パパは急ぎ足で二人に近寄って行った。彼女の商売を邪魔するつもりはなく、彼女の電話番号を聞きたかったのだ。連絡出来れば、くたびれるまで歩き廻る必要はなくなる。近寄るにつれ、それが例の女の子ではないことに気づいた。しかし、パパにはその体型に見覚えがあった。商談が成立したらしく、少女は男と腕を組んで歩き出した。その歩き方にも見覚えがあった。
「真美っ!」パパが声をかけた。
「!」女の子がギョッとなって振り向いた。それはパパの娘・真美ちゃんだった。
「な、何だ、あんた」中年男が真美ちゃんの前に立ち塞がる。「刑事(デカ)か?」
「この娘の父親だ」パパが静かに云った。
「ええーっ?」男はパパから殴る蹴るの暴行をされるのを恐れるように、あたふたと逃げ去った。

「お前、小遣いが足りないのか?」パパが真美ちゃんに聞いた。近くの喫茶店の中である。
「お小遣いもだけど、ほかにも理由がある」と真美ちゃん。真美ちゃんは前髪を垂らし、ショートヘアに丸顔、丸く大きな目をした可愛い少女。
「何だね?正直に云いなさい」とパパ。
「あたしが正直に云ったら、パパも正直に云ってくれる?」
「何を?」
「何でパパがあんなとこ歩いていたか?」
「ええっ?」パパがたじろぐ。
「でなきゃ、あたし喋らない」と真美ちゃん。
「…」パパは困った。
「どうなの?」真美ちゃんが追及する。真美ちゃんにもパパの行動が謎だったからだ。
「仕方ない。話す」とパパ。

「お小遣いが足りないのは厳然たる事実」と真美ちゃん。「でも、ママは上げてくれない。で、熊谷で援交始めたの。福島、石巻と続けてやって、あたし、セックス好きになっちゃったの。特に中年のおじさまたちとの」
「お前、AIDSとか梅毒とかは心配ないのか?」パパが心配する。
「だいじょぶ。コンドームしなきゃ入れさせないから」
「なんとまあ!13歳で…」パパが呆れる。
「約束よ!パパは何してたの?あんなとこで?」真美ちゃんが聞く。
「云い難いんだ」パパが額の汗を拭く。
「あたしだって云い難いこと云ったのよ!云いなさい!」
「実は…」パパが少女との出会いを説明した。「で、その子が忘れられなくて…」
「そんなにいい子だったの?」真美ちゃんが驚く。
「性格もいいんだが、その子の身体が素晴らしくて…」パパがまた汗を拭う。
「ボインなの?」
「逆だ」とパパ。「胸はまだ出て来たばかりで、男の子とそう変わらない。毛も少なく、お尻も丸いだけで大きいわけじゃない。そんな身体がパパにはとても新鮮で…」
「それって…」と真美ちゃん。「あたしとおんなじじゃん」
「え?」パパが驚いて、真美ちゃんの身体を服の上から透視する。
「やだあ!パパ」真美ちゃんが恥ずかしそうに両手で腕組みして胸の辺りを隠す。
その瞬間、パパの頭にパチンと200Wのランプが点灯した。

「真美?」とパパ。
「なに、パパ?」真美ちゃんがつぶらな瞳で見返す。
「お前、これからもお小遣い稼ぎをするつもりか?」
「うん。多分」
「中年のおじさんと?」
「そ」
「じゃ、パパがお前を買う」とパパ。
「えーっ?」真美ちゃんがたまげる。「マジーっ?」
「嫌か?」
「嫌じゃない。パパ、大好きだし。でも父娘でって、何か凄くない?」
「ママには内緒だ。絶対に知られちゃならない」
「うん」

その夜、二人は連れ込みホテルでおまんこした。パパにとって13歳の娘の幼い身体は、花ならつぼみである。つぼみを包んでいる苞葉(ほうば)をむしり、固く閉じた花弁を無理矢理開くのは暴力的である。13歳の娘を裸にし、乳首をしゃぶったり、桜色のおまんこを舐めたり、膣に指を入れたりするのも同じように乱暴である。その濡れたおまんこに父親の勃起したペニスを突っ込むなどは言語道断である。パパは全裸の真美ちゃんの身体を抱き、その口に接吻し、舌を絡め、ペニスで真美ちゃんの身体を刺し貫いた。
「あおーん!」13歳にしてセックス慣れした真美ちゃんが満足の呻きを挙げる。
二人は許されないおまんこを楽しんだ。

サーカスは本州に戻って青森で興行し、秋田、新潟、富山へと移った。パパと真美ちゃんのおまんこは続いていた。二人とも別々に宿舎を出て、別々に町から戻って来た。誰にも二人が一緒の行動をしているとは思われない筈だった。しかしバレてしまった。サーカスの若者の一人が歓楽街で二人を見かけ、何の悪気もなくそれをママに話したのだ。「親子で楽しそうでしたよ」と云った。ママは気にもとめずに聞き流したのだが、ふと夫も娘も富山の町を一緒に楽しんだなどと話してくれなかったことに気づいた。不思議に思ったママは、夫と娘のそれぞれに別個にそれとなく夕べの行動について尋ねた。夫はバーをハシゴしたと云い、娘はショッピングしただけだと云い、どちらも親子揃っての行動について言及しなかった。妙だった。

疑心暗鬼になったママは、ある日富山の暴力団の若者を使ってパパを尾行させた。サーカスの団長はもともと名古屋出身であり、富山は名古屋系の暴力団が牛耳っている。若者はパパと娘が二人だけでホテルに入り、約一時間休憩して出て来たと報告した。ママは烈火の如く怒った。夫の浮気だけでも許せないが、それが自分の娘との近親相姦であるというのは尚更許せなかった。恥曝しである。世間に顔向けが出来ない。穢れた父娘は共にこの世から抹殺すべきであると思った。しかし、どんな方法で?

ママは団長である父(60歳)に苦渋を打ち明けた。
「悪(わり)いのはお前(みゃあ)の旦つくだぎゃあ。真美はなーんも悪くにゃあがね」と団長は云った。
「でも、真美だってあたしを裏切ってこそこそおまんこしていた片割れには違いないわ!」ママはむかついている。
「旦つくは他人だ。ほんでも、真美にはお前(みゃあ)の血が流れとるでよ。我が子を殺すのは、親子でおまんこするよりめっちゃんこ罪深いこったぎゃあ」
「そう云われれば、そうね」ママが納得する。「じゃあ、あん畜生だけ処分することにするわ。でも、ピストルでズドンとか、海へドボンなんてんじゃ嫌だわ。じわじわと、あいつが発狂するぐらい恐ろしい思いをさせないと、あたしの気が収まらない」
「おそぎゃー(恐ろしい)女だな、お前(みゃあ)も」と団長。
「何かいい方法ないかしら?」
「にゃーわけでもにゃー(無いわけでもない)」団長は昔『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』で読んだ『女か虎か?』の物語を、名古屋弁で娘に聞かせた。

「うちにも虎はいるわ」とママ。サーカスでは猛獣使いが呼び物の一つで、虎を二頭飼っていた。ママとパパのセックスが途絶えてから、ママは猛獣使いを情夫にしていた。だから、彼を引き込んで虎を使うことは可能だし、パパを“事故死”させた後、公然と猛獣使いと一緒になれるなら好都合でもあった。「でも、どっから絶世の美女を連れて来るの?」
「お前(みゃあ)もトロいな。奴は自分の娘と出来とる。娘が褒美だがね」と団長。
「娘と結婚させるわけ?」
「あんぽんたんっ!親父と娘が結婚出来るわきゃーにゃー。与論島でも国後島でも、好きなところへ行かせるんだぎゃあ」
「あの二人をウハウハ喜ばせるなんて馬鹿みたい!」とママ。
「奴が腹ぺこの虎がいるドアを選べば、食い殺されてお陀仏だぎゃー。この案のどえりゃあええとこは、奴が自分で自分を裁くっつうことだぎゃあ。奴が死んでも、お前(みゃあ)に責任はにゃあ」
「そっか!罪悪感感じないで済むんだ!」とママ。
「当日まで、奴は自分の運命がどう転ぶか心配で眠れなくなってよー、お前(みゃあ)の希望通り発狂するかも知れん」
「いいわね!やりましょ、これ!」

ママは、名古屋やくざの監視下に置かれていたパパと真美ちゃんを引っ張り出した。二人は奉行所のお白州に引き出された罪人といった体で萎縮している。団長がオブザーバーとして参加していた。ママが奉行のように一段高い所から、数日後に予定されている裁判の手順について説明した。二つの動物運搬車が用意される。パパが真美ちゃんの入っている動物運搬車のドアを開けば、無罪放免で二人はどこへなと好きなところへ行って暮らすことが出来る。しかし、虎の入っている動物運搬車を選べば、腹ぺこの虎によって食い殺される。全てはパパの選択次第である…と。
「何だとっ!文明国でそんな非常識なことは許されんっ!」とパパ。「離婚なり何なり、法律に委ねるべきだっ!」
「あんた方は文明人にあるまじき非常識なことを親子でやったのよっ!」とママ。「目には目、非常識には非常識よっ!」
「パパを虎に食わせるなんて野蛮だわっ!」と真美ちゃん。
「近親相姦なんて獣(けだもの)しかやらないことなのっ!」とママ。「獣に獣を与えて何が悪いのっ?」
真美ちゃんは団長のキャンピング・カーに軟禁され、パパは空いている大道具トラックに軟禁された。どちらの車の外にも暴力団の24時間体制の監視がつき、逃亡は不可能であった。

「お祖父ちゃん?」パジャマを着た真美ちゃんが、寝酒のブランディを呑んでいる団長に近づく。
「ん?」と団長。
「お願い!パパを助けて!」真美ちゃんが真剣な表情で頼む。
「お前(みゃあ)はパパが好きだなも」
「パパを殺さないで!」
「お前(みゃあ)のママがどえりゃあ怒っとるもんでよ、もう止められんがね」と団長。
「でも、お祖父ちゃんだったらどっちにあたしがいて、どっちが虎かは判るんじゃない?」
「そうだなも。お祖父ちゃんの目をちょーらかす(ごまかす)のは無理だがね」
「お祖父ちゃん!それをパパに教えて上げて!お願い!」
「ふむ」団長がブランディを飲み干す。
「お祖父ちゃんっ!」真美ちゃんが団長の手を取って揺さぶる。

「真美。抱っこしよみゃあ」と団長。
「えーっ。真美、もう13だよ、抱っこする歳じゃないよ!」
「真美はお祖父ちゃん嫌いか?」
「ううん。お祖父ちゃん大好き」と真美ちゃん。
「だったら、おいで」団長が両手を広げる。
真美ちゃんはお祖父ちゃんの態度を量りかねた。13にもなる少女が抱っこされるのは妙だった。しかし、パパの命を救いたい真美ちゃんは、お祖父ちゃんの云いなりになるしかなかった。
団長は真美ちゃんを抱っこすると可愛い孫娘の顔に頬ずりした。真美ちゃんの顔は祖父の髭で擦られ、チクチクした。団長は孫娘の腕を撫で、背中を撫で、お尻を撫で、太股を撫でた。
「お祖父ちゃんっ!」真美ちゃんが団長の異常なお触りに抗議する。
「真美。お前(みゃあ)はパパとおまんこしたなも」と団長。「お祖父ちゃんともおまんこしよみゃあ」
「えーっ?お祖父ちゃんっ!何を云うのっ?」真美ちゃんがたまげる。
「嫌か?」と団長。
「…」真美ちゃんが祖父の目を見つめて身体を硬直させた。真美ちゃんは祖父が嫌いではなかったが、おまんこの相手とは考えていなかった。自分を可愛がってくれ、プレゼントをくれ、ケーキやアイスクリームを御馳走してくれる優しい肉親だとばかり思っていた。その祖父が自分の身体を求めるとは!

確かに団長は世間一般の祖父らしい愛情を孫娘に注いでいたのだった。亡き妻の分と二人分の愛情で真美ちゃんを可愛がって来た。しかし、真美ちゃんが父親と性交している事実を知った時、全てが変わった。孫娘に対するプラトニックな愛情が、身体的接触、ひいては自分も13歳の孫娘とおまんこしたいという欲望に変貌してしまったのだ。娘(真美ちゃんのママ)が夫と娘を両方始末しようとした時、さりげなく真美ちゃんを除外させた本心もそこにあった。(殺すなどもってのほかだ。娘婿がやったのなら、おれだってやりたい)団長は13歳の青い肉体を味わいたくてうずうずしていたのである。

「真美!」団長が孫娘の太股の間に手を滑り込ます。
「お祖父ちゃん!」真美ちゃんが手を伸ばして祖父の手の動きを制止する。「パパの命を救ってくれる?あたしがいる方の動物運搬車をパパに教えて上げてくれる?約束出来る?」真美ちゃんが必死で尋ねる。
「ああ。可愛いお前(みゃあ)とおまんこ出来るなら何でもするぎゃあ」
真美ちゃんは祖父の膝から滑り降り、祖父のベッドの傍に立った。そして、パジャマの上下と、肌着、パンティを取ってすっぽんぽんになった。やっと盛り上がりかけた乳首、細い腰、盛り上がった恥丘、ちらと見える割れ目、丸いお尻、ぽっちゃりした太股。
「おお!」あんぐり開けた団長の口から涎が垂れた。

優しかったお祖父ちゃんは姿を消し、団長は単にロリコンのヒヒ親父と化した。団長も寝間着を脱ぎ、シャツとブリーフを取って裸になると、孫娘の身体を抱きかかえてベッドに上がった。団長は横たえた真美ちゃんの口に吸い付き、舌を侵入させて孫娘の舌を貪った。同時に孫娘の膨らみかけの乳首にお触りし、丸くぷっくらしたお尻の感触を味わった。団長は孫娘の両脚を押し広げ、13歳のおまんこと対面した。もっこりした大陰唇が割れ目を閉じている。その幼女のようなおまんこが団長を感動させた。団長は閉じたままの割れ目を舐めた。真美ちゃんは身じろぎもしないで横たわっている。団長はついに割れ目を開いた。桜色に濡れたハマグリの肉がてらてらと光っている。綺麗だった。もっと開くと、小さな膣をさらに狭めている肉襞が見えた。ペニスに快感を約束してくれる素晴らしい構造。団長のペニスは孫娘の体内への突入を望んでぎゅいーん!とおっ立った。

団長は孫娘のクリトリスを舐め始めた。
「むふーん!」真美ちゃんが呻く。
クンニリングスを続けながら、団長が孫娘の膣口を指先でいじる。指が濡れた。愛液が噴出したのだ。もはや団長は我慢出来なかった。(可愛い真美とおまんこするぎゃー。60男と13の子供のセックスだぎゃー)団長はペニスを濡れた膣口にあて、ぶすりと突き刺した。
「わおーん!」祖父のペニスに膣を押し広げられた真美ちゃんが叫ぶ。
団長は何度も小刻みにペニスを押し引きしながら、次第にペニスの全長を孫娘の体内に埋め込む。(こら、きついでかんわ!【翻訳:このきつさ、最高!】)団長が喜悦する。団長は可愛い孫の顔を見ながら、腰をグリグリ廻す。真美ちゃんのクリトリスが刺激を受ける。
「あひーっ!」目をつむって全神経を快感に集中している真美ちゃんがよがる。
団長は、口を半開きにしてよがっている13歳の孫の表情と声に興奮した。団長は突如ペニスを引き抜くと、愛液にまみれたペニスを孫娘の口に突っ込んだ。
「がぶぶぶ」予想外の祖父の行動に真美ちゃんが驚く。しかし、素直に祖父のペニスをぺろぺろ舐める。
団長は孫娘の顔の上に四つん這いになり、腰をへこへこさせて孫娘の口を犯す。(この娘は父親を助けたい一心なんだわ。何でもオッケーだぎゃあ)団長の強制フェラチオは娘婿に孫娘を取られた腹いせであった。真美ちゃんの大人しい奉仕活動によって、団長の怒りは収まった。団長は真美ちゃんの口からペニスを抜き取ると、感謝の意味で真美ちゃんにキスした。

団長は真美ちゃんを四つん這いにさせた。可愛い肛門が見えた。ヒヒ親父である団長は、孫娘の菊の御紋を舐める。
「ひっ!」またもや思いがけぬ祖父の行動に真美ちゃんがたまげる。
団長は後ろから割れ目を開いてクリトリスを舐める。
「うむむーん!」真美ちゃんが身悶えしてよがる。
団長は真美ちゃんの腰を抱え、ぬるりんこんとペニスを突っ込む。
「あへーっ!」真美ちゃんが喚く。
団長は片手を真美ちゃんの身体の前に廻し、クリトリスを刺激する。
「うおーっ!」真美ちゃんが虎のように吠える。
団長がピストン運動を始める。汗に濡れた二人の肉体がぶつかり合い、ぺったんぺったんと餅搗きのような音を立てる。
「あうあうあうあうあう」真美ちゃんが快感を貪る。
団長は残る片手を真美ちゃんの胸に伸ばし、乳首をいたぶる。
「ぐあああーっ!」乳首、クリトリス、膣の三ヶ所を攻撃されている真美ちゃんが死にかける。
団長が真美ちゃんの子宮口を激しく突つく。
「ぎゃああーっ!」真美ちゃんが死んだ。
「むおおーっ!」団長が孫娘の体内でどぴゅどぴゅーん!と精液をほとばしらせた。

真美ちゃんは「パパに一目会わせてくれ」とママに頼んだ。父娘がひしと抱き合う場面を想像したママは即座に拒否した。しかし、「パパが死んじゃえば二度と会えないのだから…」という娘の懇願で考え直した。確かに今生の別れとなる可能性はあるのだ。「五分だけよ」という条件で、ママは面会を許した。

「パパっ!」大道具トラックへ飛び込んだ真美ちゃんが泣きながらパパの胸に飛び込む。
「真美っ!」パパが娘の身体を受け止め、しっかと抱く。
「パパ!パパは助かるわ!」真美ちゃんが云い、お祖父ちゃんが教えてくれた方法を伝えた。「その日、パパがどっちかの動物運搬車を選ぶ前にお祖父ちゃんを見て。お祖父ちゃんが右手で山高帽に触れたら、あたしは右の動物運搬車に入れられてるってこと。左が虎」
「本当かい?」パパには信じられない。
「パパから見て右・左じゃないわよ?お祖父ちゃんの右手か左手よ?間違えないでよ?」真美ちゃんが念を押す。
「命がかかってるんだ。間違えないよ」
「良かったわね、パパ!」
「しかし、真美。お祖父ちゃんはママの味方の筈だ。どうしてパパを助けてくれるんだ?」
「…」真美ちゃんが黙る。
「お前とお祖父ちゃんはどんな取引をしたんだ?」パパが追及する。
「あたし、お祖父ちゃんにおまんこさせたの。情報を教えて貰う代わりに」
「祖父と孫で?!」パパは呆れた。
「許して、パパ!」真美ちゃんが泣きじゃくる。
「真美、パパもお前とおまんこしたい!」パパが真美ちゃんの身体を撫で擦る。
「もう時間がないわ。あたし、五分で出て行かないとママに叱られるの」そう云って真美ちゃんはパパの手をすり抜けて出て行った。

いよいよパパが自分の生死を決める日がやって来た。サーカスのテントの中央に動物運搬車が二台運び込まれた。一台には腹を空かせた獰猛な虎が入っている。もう一台には真美ちゃんが入れられた。ママと団長の二人は万一に備えて散弾銃を手にしている。暴力団の若者数名はピストルを手にしていた。彼らは殺しには慣れていたが、人間が猛獣に食い殺されるのは見たことがなく、さすがに鳥肌が立つ思いをしていた。

パパが監視役のやくざに連れられてやって来た。顔が青ざめている。眠れなかったらしく、目の下に濃い隈が出来ている。テントの出入り口は閉ざされ、誰も入れなくなった。
「さ、あんたが自分の運命を選ぶ時よ」と銃を手にしたママが云った。「いい?あたしがあんたを殺すわけじゃない。あんたには生き延びるチャンスもあるんだし。どっちに転ぶかはあんた次第。さ、選んで!」
「どっちにも虎が入ってるなんてことはないのか?」とパパ。
「あははは」ママが高笑いした。「そうすればよかったかもね。うちには虎が二頭いるし。でも、あたしもそこまで卑怯じゃないわ。虎は片方だけよ」
パパは最後の一瞥という感じで居並ぶ人々を順に見た。パパの目が団長に近づいた時、団長は右手で山高帽に触れた。(右に真美がいるんだ!)パパは回れ右して二台の動物運搬車に向き直った。パパはゆっくりと右の動物運搬車に歩み寄った。パパがドアを開いた。

さて、飛び出して来たのは何か?娘か虎か?

元祖『女か虎か?』は王女の決断を推測する女性心理探究の素材であった。われわれの物語の焦点はサーカス団長であり、13歳の孫娘の祖父でもある男性の心理探究である。

人並みに親馬鹿である団長は、怒りに燃える娘(真美ちゃんのママ)の願いを叶えてやりたかった。自分の二代目としてサーカスを継ぐ身の娘の精神状態を平静に保つのは重要なことである。憎んでも憎み切れない夫を亡き者にしたいのなら、そうしてやるのが最善だ。団長は娘と猛獣使いの仲も知っていた。笑いも取れないピエロを飼っているよりは、猛獣使いと一緒になる方がずっとましだと思っていた。その方が実利的である。虎に食わせるというアイデアはちと乱暴だが、暴力団であれサーカスの人間であれ、誰か人間が殺人を犯すとタレ込まれたり自白されたりする恐れがある。虎はタレ込まないし、自白もしない。事故で簡単に一件落着となってしまう。最も賢い方法である。

団長は孫娘を溺愛していた。その未成熟な肉体を味わってからは、もっと輪をかけて真美ちゃんが可愛いく思えた。手元に置いて、機会さえあれば頻繁にベッドに引き摺り込みたかった。その孫娘の機嫌を取るためにも、彼女の願いを叶えてやりたかった。しかし、真美ちゃんの願いを聞いて娘婿の命を助けると、父娘は手に手を取って何処(いずこ)とも知れぬ土地へ消え去ってしまう。孫娘とおまんこするどころか、彼女を目にすることさえ叶わなくなってしまうのだ。

団長の本音は、「愛する孫娘とおまんこしまくる父親なぞ虎にくれてしまえ」というものだった。娘婿に怒りを覚え、嫉妬し、許せない思いだった。憎らしく邪魔っけな娘婿は消してしまいたかった。しかし、娘婿に虎の潜んでいる動物運搬車のドアを開かせたら、それは真美ちゃんとの約束を破ることになる。裏切ってパパを殺したお祖父ちゃんを真美ちゃんが許す筈はない。邪魔者はいなくなっても、真美ちゃんと又おまんこすることなど不可能になる。それどころか、二度と口を聞いて貰えなくなる恐れもあった。

団長は動物運搬車に虎が入れられるのに立ち会った。もう一方の動物運搬車に入って行く孫娘・真美ちゃんが縋るような目で団長を見たのにも気づいた。団長は迷った。娘婿にどちらを教えても孫娘を失うことになる。しかし、決断せねばならなかった。そして右手で山高帽に触れたのだった。

元祖『女か虎か?』に倣って、作者もこの結末は賢明な読者の判断に委ねることにする。団長が示した動物運搬車に入っていたのはどちらか?娘か?はたまた虎か?




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