16. 王女と乞食娘
中世ヨーロッパのある小国のお話。トランプのスペードのキングそっくりの国王(46歳)は数年前に妃を亡くし、12歳の王女を王位継承者と定めていた。この王女は美しく聡明で、父王にも愛され、臣下たちからも国民一般からも敬われ慕われていた。国王は王女の成人を待って、王女を女王とし、近隣の友好国の国王の次男を婿に迎えるつもりであった。王位継承については何の心配もなかった。
「お姫様っ!」ある日、王女を警護する兵士の長・リシャール(21歳)が興奮してやって来た。
「何事?」と鏡台に向かっていた王女が振り返る。
「お姫さまにお目通りを願う者が参っております」
「リシャール殿」と、王女の髪を梳いていた侍女・ルイーズ(32歳)が聞き咎める。「それはなりませぬ。お姫様へのお目通りは宮内庁に請願し、長官殿のお許しが出た者だけと定められています。お忘れか?」
「ルイーズ殿、それは存じております」とリシャール。「しかし、この者は…」
「どういう者なのです?」ルイーズが遮る。
「乞食です。乞食の娘です」
「馬鹿な!」とルイーズ。「乞食などを城内に入れるなどもってのほか!お目通り以前の問題ですぞ」
「しかし、特別な理由があるのです!」とリシャール。
「どんな理由なの?」王女が割って入った。「申してみよ」
「お姫様!」ルイーズが遮ろうとする。
「申し上げます」リシャールが構わず続ける。「この娘、お姫様にお顔が瓜二つなのです」
「何ですって!」王女が口をあんぐりさせた。
リシャールは乞食娘を王女の部屋に連れて来ると、部屋の外での待機へと戻って行った。娘は赤いネッカチーフで頭を覆っている。着ている服は粗末なものだが、汚いようには見えなかった。
「ネッカチーフを取りなさい」と王女。
「はい、王女様」乞食娘が答え、云われた通りにする。
「んまあっ!」ルイーズが叫ぶ。
「…」王女も両手で口を押さえて、かろうじて声を噛み殺した。乞食娘の顔は薄汚れてはいたが、自分にそっくりだった。「お前、裸になりなさい」と王女。
乞食娘はその破天荒な命令に驚き、たじろいだ。
「兵士は私が呼ばぬ限り入って来ない。ここには女だけです。さあ!」
乞食娘は決心して服を脱ぐ。下着も全て脱ぎ、すっぽんぽんになった。王女は乞食娘の周囲をゆっくり歩き、娘の身体を観察した。膨らみかけたおっぱい。もっこりした恥丘に少ない陰毛。女になりかけていることを誇らしく宣言している丸く突き出たお尻。むっちりした太股。王女は頭の中の自分の体型を思い浮かべていた。まるでそっくりだ。「ルイーズ。この娘を風呂に入れなさい」と王女。
「えーっ?」ルイーズが呆れる。乞食に王宮の中で風呂をつかわせるなんて!
「二度も云わせるでない」と王女。「風呂が済んだら私の衣服を着せよ」
「承知致しました、お姫様」気圧されたルイーズが頭を下げ、王女のガウンを乞食娘の身体にかけ、裸身を隠す。
「リシャール!リシャールはおるか?」と王女が部屋の外に声を掛ける。
「はい、お姫様!」リシャールの声が聞こえ、ドアを開けて進み出て来た。
「昼はここでこの娘と一緒に食事をする。用意するよう、賄い方に伝えよ」
「かしこまりました」
リシャール、ルイーズ、乞食娘が出て行った。
突然ではあるが、話を12年前に戻すことにする。王妃は女の一卵性双生児を生んだ。この当時、特に王侯貴族の間では双子は忌み嫌われていた。跡目相続をめぐって双子の兄弟姉妹が憎み合い殺し合うことが多かったからである。そうした骨肉の悲劇を避けるため、この国では親たちが双子の赤ん坊の一人の命を絶つ習わしだった。
だが心優しい王妃には双子の姫の一人を殺させることが出来なかった。最も信頼出来る侍女を選び、ケープの下に隠した赤子と共に城外へ脱出させた。王妃から授かった金銭で借り受けた家で、侍女は赤ん坊を育て始めた。毎月、王妃からお金が届くので生活には困らなかった。娘はすくすくと育った。教育のあった侍女は、娘に読み書きや作法を教えた。娘は王侯貴族の間に混じって高尚な会話も出来るほど、教養を身につけた。
娘が10歳の時、運命の歯車が狂い始めた。王妃が逝去され、生活費が届かなくなってしまったのだ。侍女は裁縫の仕事をしたり洗濯女となって身を粉にして働き、大事な娘に負担をかけまいと努力した。過労が原因で侍女は一年後に亡くなった。死の床で、侍女は宝石箱の蓋の裏に隠されたネックレスを娘に見せた。
「あなたはこの国の双子の王女の一人です。それを証明すべき時が来たら、このネックレスを王様にお目に掛けなさい。これは王様がお妃様と婚約された時に、王様がお妃様にプレゼントなさったものです」
侍女は死に、娘は一人になった。大事なネックレスを売るわけにも行かず、残された娘は生活に困窮し、物乞いとなった。
つまり、王女と乞食娘は双子の姉妹なのだった。そっくりで当然である。筆者はこの紛らわしい二人を、現在王宮で暮らしている王女を「王女A」、乞食をしていた娘を「王女B」と呼ぶことにしたい。
ルイーズと王女B(乞食娘)が浴室を出た。身体を磨き上げられた王女Bは、王女Aの服を着せられ、ますます王女Aそっくりになった。王女Aの部屋に戻った二人は、王女Aの姿を見て驚いた。王女Aは乞食娘の衣装を着けていたのだ。
「お姫様っ!何ということを!」ルイーズがたしなめる。
「いいではないか」と王女A。「私はこの格好で国民の生活を見て歩くつもりだ」
「何ですって?」とルイーズ。
「私はお父上の跡を継ぐ身である。そのためには国民の真の生活ぶりを見、彼らの生の言葉を聞くべきなのだ」
「ですが、お姫様…」
「王女様」そこへ外から声がかかった。「昼餐をお持ち致しました」
「おお、待っていた」と王女。
ルイーズを侍らせて、王女Aと王女Bは一緒に食事をした。王女Aが驚いたことに、乞食娘のテーブル・マナーは完璧だった。話し言葉も卑しくなく、ほとんど自分の喋り方に似通っていた。声もそっくり同じだった。
王女Aは、社会見学のための乞食の作法を学んだ。物乞いの仕方、人々への接し方・話し方など。それが一段落すると、王女Aは乞食娘の素性と乞食にまで落魄せねばならなかった経緯を知りたくなった。
「そちの生まれ・育ちを話してくれぬか?」と王女A。
「王女様の御命令であれば…」王女Bがナプキンで唇を拭いながら云う。「ただ…」
「ただ…、何じゃ?」
「恥を申さねばなりませぬゆえ、何卒お人払いを…」
「おお、そうか。ルイーズ、そなたも下がって食事をして来るがよい」と王女A。
「ですが…」ルイーズが躊躇う。愛する王女を乞食娘と二人だけにしたくなかったのだ。
「行けと申しておる」王女Aが云う。
「御命令とあれば、やむを得ませぬ」ルイーズが黙礼して出て行った。
二人はルイーズの足音が遠ざかるのを待っていた。
「リシャール!リシャールはおるか?」突如王女Bが外に声を掛けた。
「はい、お姫様!」リシャールが入って来て、王女Bの前に立った。彼は王女Aと王女Bが衣装を交換したことを知らない。
「この者を捕らえよ!」と王女Bが乞食姿の王女Aを指差す。「乞食の分際で、自分こそ王女であるなどとほざく不届き者じゃ」
「何と!」王女姿の王女Bの云うことを信じたリシャールは、王女Aの両手を背後に捩じり上げる。
「何をする、リシャール!騙されるでない!私こそ王女。私の服を着たその娘こそ乞食である!」
「つべこべ云うな。お前を王宮に入れたのが私の不覚であった」とリシャール。
「リシャール、そ奴を引っ立て、即刻首を刎ねよ!」と王女B。
「何だと!馬鹿な!リシャール、お父上を呼べ、お父様なら分って下さる」
抗議の甲斐もなく、王女Aは投獄されてしまった。女囚の衣を着せられ、手枷、足枷をはめられた。王女Aはさめざめと泣いた。そっくりな顔かたちの人間と衣装を交換するなど、紛れもなく軽卒であった。誰を恨むことも出来ず、自分自身の非を責めるしかなかった。
騒ぎを聞きつけた国王が王女Bが占拠した部屋にやって来た。
「お父上!」王女Bは仔細を話し、「あの乞食娘の首を斬って下さい!あのような者が大手を振って歩いていては、私は夜も眠れませぬ」
「そんなに似ておるのか?身体つきも、声も?」と国王。
「私と同い年だと申しております。何もかもよく似ていますので、お父上でさえ判別出来ますかどうか?」
「そんな娘がおったとは!よし、一度見てやろう」
国王は牢獄へやって来て、格子の中で灰色の囚人服を着ている王女Aを見つめた。確かに、わが娘とそっくりであった。牢番の兵士に「呼ぶまで牢獄の門の外に下がっていろ」と命じた。国王は王女Aの牢に入り、「お前か。陰謀を企み、王位を乗っ取ろうとしたのは」と云った。
「お父様!」それまで虚ろな目で呆然としていた王女Aが父に気づいた。「助けてっ!私はあなたの娘です!王女の衣装を着ている女こそ陰謀を企み、私の座を奪おうとしている不埒者です!」王女Aが必死で訴える。
「そう云うと思っておった。しかし、私の眼は誤魔化せん。お前こそ偽物じゃ」そう云うと、国王は王女Aの囚人服を捲り上げ、パンティを引きちぎった。
「な、何をなさいます、お父様!」王女Aがパニックになる。
「私はどんな女をも自由に出来る権力を持っておる。実際、その権力を行使し、数々の女と交わって来た。経験していないのは、近親相姦とお前ぐらいの歳の少女との性交だけだ。近親と云えば、私には王女しかおらぬ。私は、美しく賢く純真な12歳の娘とおまんこしたかった。しかし、いずれこの国の女王となる娘を邪(よこしま)な欲望の餌食にすることは出来なかった」
「お父様、よくぞ堪えて下さいました。感謝いたします」と王女A。
「しかし、大罪人であるお前を犯すのに遠慮は要らぬ。顔も声も身体つきもそっくりなお前だ。王女を犯すのと同じ気分が味わえよう」
「いけませぬ!私はお父様の娘です。父が娘を犯すなど、滅相もありませぬ」
「お前は乞食の娘だ。国王が煮て食おうと焼いて食おうと、誰にも文句は云わせぬ」
国王は王女Aの手枷をはめた両手を粗末な木の食卓に置かせ、王女Aの背後にしゃがんで王女Aの丸いお尻を撫で廻した。
「お父様、そんなっ!」王女Aは尻を振って父の手を避けようとする。
国王はがっきと王女Aの腰を抱えると、王女Aの股ぐらに頭を突っ込んで割れ目を舐め出す。
「ぬああ!」思いがけぬ父の行為に王女Aは動顛する。
国王は王女Aの割れ目を開いた。国王も初めて目にする12歳のピンクの粘膜。国王のペニスはぐいーん!とおっ立った。国王は王女Aのクリトリスを舐める。
「うぐぐ!」王女Aは禁断の快感を無視しようとする。
国王は王女Aの膣口に触れる。そこは既に充分に濡れていた。国王は立ち上がり、自分の衣をまくるとペニスを露出させた。王女Aの背後に立ち、ペニスをずぶずぶとおまんこに突っ込む。
「痛いっ!」と王女A。
国王は驚いた。国王が少しペニスを引き抜いてみると、赤いものがついていた。謀反人は処女だったのだ。国王はほくほくした。本当の王女も処女の筈だから、偽物相手に本物の娘とやるリアルな気分が味わえるのだ。国王は王女Aの腰を抱えると、ぐいぐいとペニスを王女Aの体内に捩じ込んだ。12歳の処女の肉襞がペニスをびっちりと締めつけて来る。
「やーんっ!」王女Aが悲鳴を挙げる。
国王は盛大に腰をへこへこさせ、甘美な快感を味わう。大罪人の娘をイかせる必要などない。自分さえ気持良ければいいのだ。
王女Aは父に犯されながら、はらはらと涙を流していた。昼食までは綺麗な服を着た幸せ一杯の王女であった。数時間後には牢獄に入れられ、灰色の囚人服を着せられている。朝までは仲睦まじい父娘であった。午後になったら、優しい父に犯され、処女を奪われている。
「むおーっ」国王がどぴゅぴゅーん!と娘の体内に精虫軍団を放った。
「お父様」と王女Bが云った。「いつになったらあの謀反人の首を斬って下さるのです?」王女Bは王女Aを早く亡きものにしないと落ち着かないのだ。
「焦るな」と国王。「いずれ処刑はする。だが殺す前に楽しまねば」
「はあ?」王女Bが訝る。
「わしはお前とそっくりなあの娘とのおまんこを楽しんでおる。毎日な」
「何ですって?」王女Bには信じられない。
「お前には手を出さん。安心しろ。だが、わしはお前と毎日おまんこしている気分を味わっておるのだ」
「…」12歳の王女Bには想像も出来ない大人の異常な性の世界であった。
「お姫様!」牢獄へ侍女ルイーズがやって来た。
「ルイーズ!助けて!私をここから出してっ!」と王女A。
「落ち着いて下さい、お姫様」とルイーズ。「お姫様、お臍を見せて下さい」
「お前、こんな時に何を云ってるの?気でも狂ったの?」と王女A。
「お姫様、云い合いをしている場合ではありません。早く、お臍を!」
「何なの、一体?」王女Aは不承不承手枷をはめられた両手で囚人服をめくり上げ、侍女にお臍を見せる。
「やっぱり!」ルイーズは格子にへばりつくようにして王女Aの臍を見ながら云った。
「ね、どういうこと?」と王女A。
「お姫様、私、確信が持てました。あなた様が本当の王女で、王女のように振る舞っているあの娘は乞食なのだと」
「嬉しいわ!でも、どうして?」と王女A。
「私は毎日お姫様をお風呂に入れ、身体を洗って差し上げます。私はお姫様のお臍が縦長であることを重々知っております」
「そうね!で、あの乞食娘は?」王女Aが急き込んで尋ねる。
「横長なのです」とルイーズ。
「まあ!決定的な違いだわ!お前、じゃ私が本物の王女であると信じてくれる?」
「もちろんです!」
「では、委細をリシャールに話して、あの乞食娘を捕らえて来るように云って!」
「承知いたしました」
ルイーズの証言を信じたリシャールがネグリジェ姿の王女Bを捕らえて牢獄に引っ立てて来た。王女Bが喚き散らすので、猿ぐつわがかまされた。ルイーズが王女Bのネグリジェを脱がし、王女Aが着ていた囚人服を王女Bに着せる。又もや二人が入れ替わった。
王女Aの一党が去ったところへ国王がやって来た。今日も12歳のおまんこを味わおうとペニスを勃起させて来たのだ。
「お父上、お話があります。私の首にあるネックレスを御覧下さい!」国王に犯されたくない王女Bが必死で懇願する。
「うるさい!話は後だ」国王は王女Bの囚人服をまくり上げ、お尻の間へ勃起したペニスを擦りつける。同時に王女Bの胸に手を廻し、膨らみかけのおっぱいをいじくり廻す。
「むふーん!」男性との初の性的接触に興奮した王女Bが呻く。
国王は王女Bの濡れたおまんこをペニスで突つく。次第に亀頭が王女Bの体内にめり込んで行く。
「痛ーいっ!」王女Bが叫ぶ。
国王は驚いた。もうこの娘の処女は奪った筈だ。何で痛がるのだ?国王は念のためペニスを引き抜いて点検した。赤いものがついていた。処女膜を再生する術などない。一体どういうことだ?
しかし、猛り立った国王のペニスの奥には発射準備を完了した精液がスタンバイしており、国王は考えるのは後回しにした。王女Bのおまんこに再びペニスを突っ込むと、国王はぐいーんぐいーん!と王女Bの股を突き上げた。
「ひーい!むぎゃあ!」王女Bがよがり声とも苦痛ともつかぬ叫びを挙げる。
国王はいつものように自分の快楽だけを追求して、どんどん興奮を高めて行った。国王は背後から王女Bの首に吸い付き、耳たぶを舐める。
「あはーん!わーん!」王女Bがよがる。
「むわーっ!」国王が王女Bの体内でどばどばーん!と精液を発射した。
「お前は処女だったのか?」呼吸が落ち着いてから国王が尋ねた。「数日前も処女だったが」
「お父上。数日前のその女は、実は乞食娘だったのです」と王女B。「いまお父上に処女を捧げた私こそ、本当の王女です」
「又か!それを証明してみせよ。さもなくば、お前を斬首せねばならん」
「私のネックレスを御覧下さい。それはお父上が母上と婚約された時の贈り物。私が本物の娘である証拠です」
「むむむ」国王はネックレスを調べた。間違いない。「では、わしは実の娘を犯し、処女を奪ってしまったのか!」国王が頭を抱える。
「お父上。済んだことを悔やんでも仕方がありませぬ」と王女B。
「許してくれ」と国王。
「そんなことより、謀反人を捕らえなければ」王女Bがせっつく。
「おお、そうしよう。許せん!」国王がきっぱり云った。
またまた王女Aが捕らえられた。王の玉座と、王女Bが得意気に鼻を蠢かせて座っている王女の座を中心に、重臣たちが取り囲む広間の中央に王女Aが引きずり出された。
「よく聞け」と国王。「重臣一同とも協議した判決を云い渡す」
「お待ち下さい!私が本当の王女であることを証明いたします!」と王女A。
「この期に及んで見苦しい」と国王。「私の隣りにいるのが本当の王女だ。王妃から受け継いだネックレスを持っておる。これに優る証拠はない」
「いえ、そんなものは盗むことも出来ます。縁もゆかりもない者でも持つことが出来るのです。証拠にはなりません」
「何だと?では、お前にはもっと確たる証拠があると云うのか?」
「ございます。お父上とお母上から頂いたこの身体です」
「なに?」
「どうか、侍女ルイーズの証言をお聞き下さい」
ルイーズが呼ばれ、臍の形について証言した。
「馬鹿な!」と王女Bが一蹴した。「臍の形など、空腹時と満腹時でも変化するではないか。わははは」王女Bが笑い出す。重臣たちもつられて笑い出した。
「…」王女Aは進退窮まった。このままでは斬首の宣告を受け、明日にでも殺されてしまうことになる。「リシャール!リシャールはおらぬか?」王女Aが云う。
「リシャール、おん前に」リシャールが進み出て蹲踞した。
「リシャール。お前には私が本当の王女であると証明する手だてはないか?」王女Aが藁をも縋る思いで問いかける。
「お父上」と王女B。「時間の無駄でございます。早く判決を!」
「お待ち下さい!」とリシャール。「わたくしめ、お姫様の御命令で時折クンニリングスをして差し上げました」重臣、貴族一同がどよめく。
「リシャール、何もこんな場所で…。恥ずかしい」王女Aが顔を真っ赤にする。
「お姫様、お姫様はいかがで?」リシャールが王女Bに問いかける。
「お、覚えておる」と王女B。実際にはクンニリングスがどういうものか知らない。
「貴様、満座の中で王女を辱めて只で済むと思っておるのか!」国王が真っ白になるほど拳を握りしめ、怒りにぶるぶる震える。
「王様。真の王女さまを見定める方法は一つしかございませぬ」
「何だ、それは?」と国王。
「この場で、わたくしめにお二人にクンニすることをお許し下さい」
「な、何だと?」国王が呆気にとられる。重臣たちがシーンとなる。
「王様、畏れながらお耳に入れたいお話がございます。お傍に伺ってよろしゅうございますか?」
「苦しゅうない。近う寄れ」
リシャールが国王の耳に何か囁く。
「本当か、それは!」国王が耄けたように口をあんぐりする。
「命にかけて」とリシャール。
「よし!王女と、自分が王女だと主張する双方にクンニせよ」国王が命令する。
重臣たちがわーっ!と喚声を挙げる。王宮で王女のクンニリングスなど、そう見られるものではない。
リシャールが深々と一礼して、腰掛けた王女Bの前に立つ。
「恐れ入ります。お姫様、パンティを脱いでスカートを捲くって下さい」とリシャール。
王女Bは王女Aを見る。王女Aは平然としている。王女Aも同じことをするなら、自分もしなければならない。覚悟した王女Bはスカートとペチコートの下に手を入れ、パンティを取り去る。
「スカートとペチコートを捲り上げ、陰部をあらわにして下さい」
「そ、そんな!」王女Bが尻込みする。重臣たちにおまんこを見せることなどもってのほかだ。
「出来ませぬか?そちらのお姫様は如何で?」リシャールが王女Aに尋ねる。
王女Aは誰かが用意した椅子に座り、囚人服の裾を捲って両脚を広げ、既におまんこを曝け出している。重臣たちが王女Aの股間を一目見ようと押し合いへし合いしている。
「分った」王女Bが観念し、王女Aに倣って陰部をモロ出しにし、大きく股を広げた。
「失礼いたします」リシャールが王女Bの股ぐらに膝をつき、クリトリスを舐め出す。
「おお、うむむ、あはーん!」王女Bはリシャールの巧みな舌遣いによって、よがりだす。リシャールはクリトリスを圧迫し、ちょんちょんと突つき、べろんと舐め、ぺたぺた圧し、つんつん弾く。
「ああーん!おおーんっ!いひーっ!」王女Bが悦楽に呻く。大勢の重臣たちに見守られていることなど忘れてしまった。
リシャールは王女Bの濡れた膣口に指を入れ、他の指で肛門も刺激する。
「うぐわーっ!」王女Bがイった。
緊張して見守っていた国王や重臣たちは、「ホーっ!」と大きな溜め息をついた。
「お待たせいたしました」リシャールが王女Aの脚の間に膝をつく。
「お前、休まなくていいの?舌が疲れてない?」と王女A。
「御心配なく」リシャールは直ちにクンニを開始した。王女Aの股ぐらに頭を突っ込み、クリトリスを舐める。王女Aから、父王に犯され処女を失っていることを聞いていたリシャールは、遠慮なく王女Aのおまんこに深く指を突っ込んだ。
「ああああ、いい、いいわ!」王女Aがよがる。
リシャールはおまんこに入れた指を上向きにし、王女Aの恥丘の裏側を指先で探る。
「むはーっ!わわーっ!」Gスポットを刺激された王女Aが悦楽の悲鳴を挙げる。
重臣たちはこの結末がどうなるのか興味津々であった。興奮状態ということなら、どちらも互角である。リシャールは一体どうやって本物と偽物を区別するのか?
リシャールは指で王女Aのクリトリスを刺激し、自分の唾液と王女Aが分泌する愛液を啜ったり、舌を膣口に差し込んだり、肛門を舐めたりする。
「あーん、あああ、あーんっ!」王女Aが泣くような声を出す。身体が小刻みに震え出す。「駄目ーっ!」王女Aが叫び、その瞬間王女Aのおまんこがどばーっ!と潮を吹いた。潮は高くリシャールの頭を飛び越え、円くなって覗き込んでいた重臣たちを直撃した。
「わーっ!」初めて見る潮吹きに、国王も重臣たちも口を半開きにして耄けたように立ち尽くしていた。
リシャールが国王に耳打ちしたことが現実のものとなり、王女Aが真の王女であることが立証された。王女Bはまたも投獄され、以前のように国王によって毎日犯されることになった。
「お父様、調べによればあの娘は私の双子の妹です」と王女A。「いつまでも牢獄に入れておくのはいかがなものでしょう?」
「首を斬れと申すのか?」と国王。
「お母様が助けた妹の命を絶っては、お母様に相済みませぬ。生かしましょう」
「また謀反を企まない保証はないぞ?危険は承知なのか?」
「女王としてお父様の跡を継いだ暁には、敵国の刺客や謀反を考える者の毒薬など、常に危険はつきまといましょう」
「その通り」
「妹を私の影武者にしとうございます」
「影武者?」国王が驚く。
「戦場や危険の多い場所には妹を替え玉として差し向けるのです。女王の私の身は安全です」
「なるほど!首を斬るより役に立てようという寸法か!」国王が感心する。
「妹の身辺は常にルイーズに監視させます。もし謀反の気配や敵に寝返るような様子を見せたら…」
「毒針の一突きか?」と国王。
「ルイーズは名人です」王女Aが微笑む。
「ところで、姫」と国王。「勘違いからとは云え、われらは身体を交えた仲だ」
「お父様は私をイかせてくれませんでした」王女Aが怨みの篭った目で国王を見る。
「それだよ。お前をイかせてさえいればあの潮吹きが見られたものを」
「お父様、あれはお忘れ下さい」王女Aが顔を赤くする。
「いや。忘れられぬ。この手で、いやこのペニスでお前に潮を吹かせたい」国王が勃起したペニスを王女Aに握らせる。
「んまあ!」王女Aが父のペニスをごしごし擦る。
「姫っ!」国王が王女Aの口に吸い付き、舌を舐め廻す。
国王は、王女Aと王女Bを取っ替え引っ替えしながらおまんこするつもりだった。可愛い娘を二人も遺してくれた亡き王妃に感謝する国王であった。
前頁 | 目次 | 次頁
|