24. 不感症の娘
お父さん(50歳)は孤独だった。三年前に妻に死なれ、その二年前に一人娘が家出していたから、この世で独り切りだった。孤独な生活には慣れたが、独り寝は寂しいものだ。たまには生身の女のおまんこにペニスを埋め込みたい欲望が湧き起る。娼婦との束の間の性交であってもよかった。
ある夜、お父さんは売春婦を求めて盛り場の暗い裏通りを歩いていた。
「おにいさん、遊ばない?」と女の声がした。「ね?いいことしよう?」
お父さんは立ち止まって振り返った。けばけばしい化粧をしているが、若く小柄でお父さんの好みのタイプの女だった。「いくら?」とお父さんが尋ねた。女がショートと泊まりの値段を云い、お父さんがショートを選んでオーケーした。女はすぐにお父さんと腕を組み、女の行きつけのホテルに向かって歩き出した。
ホテルの玄関に立った時、女が初めてお父さんの顔を明りのもとで見た。女の身体が凍り付いた。
「お父さんっ!」
「えっ?」お父さんはまじまじと娼婦の顔をみた。頭の中で女のけばけばしい化粧を消去してみると、それは五年前に家出した娘の絹子さん(26歳)に違いなかった。「お、お前っ!」お父さんは動顛した。そして、娘との再会を喜んだ。
二人は近くの喫茶店に向かい合って座っていた。
「一体、どういうことだ?お前はミス日本にだってなれる器量良しなのに、なんで売春婦なんかに…」お父さんには信じられなかった。
「…」絹子さんは唇を真一文字に結んで開かない。
「教えてくれ!」とお父さん。「一体、何が不満で家出したんだ」
「…」相変わらず、絹子さんは沈黙している。
「父さんが、何かいけないこと云ったりしたりしたのかい?頼む、教えてくれ」
「…お父さんは何も悪くない」絹子さんがついに口を開いた。
「じゃ、母さんか?」
「…」再び絹子さんが黙る。
「母さんがお前に何をしたんだ?何を云ったんだ?」とお父さん。
「…お父さんとべたべたするなって」と絹子さん。
「えーっ?一体、どういうことだ?」
「お父さん、あたしを可愛がってくれてたじゃない?あたしもお父さんっ子だった」
「うん。お前が父さんに甘えてくれて、父さん嬉しかったよ」お父さんが過去を振り返りながら遠くを見るように云った。
「あたしが少女だった頃はそれでよかったの。あたしの胸が出て来て、お尻も丸く大きくなったら、お母さんはあたしにお父さんを盗られるんじゃないかと心配したのよ」
「何だと?そんな馬鹿な!」お父さんが呆れる。
「そうなの。馬鹿げてる。でも、お母さんは本気だった」
「それから?」お父さんが先を促す。
「あたしがお母さんの云うことを気にしないでお父さんにまとわりついてたら、あたし、お母さんからビンタを食らったの」と絹子さん。
「えーっ?それはひどい!」お父さんは自分がビンタを食らったように顔を顰めた。
「あたし、信じられなかった。お母さんはあたしを憎んだ。あたしはそんなお母さんを憎んだの」
「それで家出したのか?」
「ええ」
「家出の理由は分った。お前の気持も分る。しかし、何だって売春婦なんかに?」お父さんが声をひそめ、周囲の耳を気にしながら哀しそうに尋ねた。
「自棄になったあたしは、ある不良のところに転がり込んだ。そしたら、そいつがヤクザになっちゃって、あたしのヒモという形になっちゃったの。最初は何もしなくてよかったんだけど、男がぽん引きになったら、兄貴分に一銭でも多い稼ぎを自慢したくなったヒモが、あたしにまで客を取らせるようになったってわけ」
「お前、まさかヤクは?」お父さんが恐る恐る聞く。
「攫われて来た娘は薬中にして逃げないようにしてるわ」と絹子さん。「でも、あたしにはヒモがいたから、薬中にはされなかった」
「おお、それはよかった」お父さんが胸を撫で下ろす。「本当によかった」
「で、お父さん、これからどうする?」と絹子さん。
「どうするって、一緒に家に行くのさ」とお父さん。
「えーっ?それだと泊まりになるわよ?高くつくわよ?」
「何を云ってる!お前と家でおまんこするんじゃない!お前を娘として連れて帰るんだ」
「えーっ?やだ、あたし。帰らない!」と絹子さん。
「どうして?お前、このまま売春婦でいたいのか?」お父さんが呆れる。
「そうじゃない。けど、戻ってお母さんと暮らすより売春やってる方がいい」
「お母さんは亡くなったよ。三年前、乳ガンを見つけた時には手遅れだった」
「へえ…」絹子さんが沈黙する。憎い母だが死んだ後まで憎んでは可哀想だろう。
「さあ、帰ろう。お前の家へ」とお父さん。
「あたし、そんな急に気持の切り替え出来ない!」
「無理にでも切り替えるんだ。過去は綺麗さっぱり忘れろ」とお父さん。
「ヒモもいるし、あたしの身の回りのものもあるわ。一旦ヤサに帰らなくちゃ」
「飛んでもない!足を洗うなんて云ったら、今度こそ麻薬中毒にされるぞ!」
「んー、かもなあ。どうしよう!」絹子さんが途方に暮れる。
「このまま、さっさと逃げるんだ。奴等はお前の実家の住所を知ってるのか?」
「ううん。それは教えてない。お父さんに迷惑かかると思ったから」
「だったら好都合だ。一刻も早く、この界隈から遠ざかろう!」
というわけで、絹子さんは着の身着のままでやくざの世界を逃れ、郊外のお父さんの家に戻って来た。絹子さんの部屋は五年前そのままで、箪笥には下着から靴下まで揃っていたし、洋服ダンスにはジャケットやスカート、ジーンズなどが沢山あった。お父さんは、絹子さんに「明日、好きなだけ洋服や化粧品を買って来い」と結構な額の現金を渡した。
父娘二人の生活が始まった。二人は交代で食事を作ったり洗濯をするルールを決めた。お父さんはずっと自炊生活をしていたので、炊事については何も苦にならなかった。
「絹子。お前もいつまでもぶらぶらしているわけにも行くまい。職を探したらどうだ?」とお父さん。
「うん。あたしもそう思うんだけど、新卒じゃないと、なかなかいい働き口がないのよね」と絹子さん。
「お前、絵を描くのが好きだったじゃないか。アニメのセル画を描く仕事なんか、どうかね?」
「えーっ?そんなのまだあるの?みんなコンピュータ・アニメになってるんじゃないの?」
「まだ昔風にやってるプロダクションもあるんだ。お前がその気になれば、父さんが頼んでみるが…」
「あたし、やりたい。お給料は少ないでしょうけど、コンビニの店員なんかよりはやりがいがあるし」
お父さんの古い友人がセル画の下請け工房『スタジオ・ラブリー』の経営者だった。絹子さんは毎日出勤してセル画を描くことになった。控え目に化粧し、普通にお嬢さんっぽい洋服をまとった絹子さんは、売春婦だった過去がある女性には見えなかった。
ある夜、お父さんが布団の中で就寝前のブランデーとミステリ小説を楽しんでいると、ネグリジェ姿の絹子さんがやって来て、お父さんの脇に滑り込んだ。
「ん?どうしたんだ、絹子?」とお父さん。
「あたしを抱いて、お父さん」と絹子さん。
「な、何を云ってるんだ。馬鹿なことを云うもんじゃない!」お父さんが怒鳴った。
「お父さん、やりたいんでしょ?だから、あんな裏通りを歩いて女を買ったんでしょ?やって!あたし、いいから…」
「お前と近親相姦するために、家に連れて来たんじゃない!娘として連れて来たんだ!」
「あたし、近親相姦でも何でも構わない。どうせ、汚れた身体なんだし」と絹子さん。
「いかん!お前はもう過去と縁切りしたんだ。過去は忘れるんだ!」お父さんが強く云う。
「あたし、お父さんに感謝してる。お父さんの役に立ちたいのよ」
「可愛い娘と一緒に暮らせるだけで、お父さんは充分幸せなんだ。下らないことを考えるな」
「でも…」絹子さんはお父さんの目を見つめる。
「さあ、部屋に戻りなさい。明日も仕事だろ」お父さんが娘を追い出そうとする。
「ほんとにやりたくないの?」絹子さんが念を押す。
「ああ、ほんとだ。お休み」とお父さん。
「お休みなさい」絹子さんがネグリジェ姿を恥じるように出て行った。
数日後の夜、お父さんの寝室にまた絹子さんがやって来た。
「お父さん?」と絹子さん。
「ん?何だね?」とお父さん。
「お父さん?近親相姦が嫌なら、あたしフェラチオして上げられるけど?」
「何だって?冗談じゃない。フェラチオだって立派な近親相姦だよ」
「そうかしら」と絹子さん。
「親子・兄妹で性的に関係すれば近親相姦なんだ。フェラチオだろうが、クンニリングスだろうが、同じことだよ」
「そうかなあ?」
「絹子。お前はもう普通の娘に戻ったんだ。セックスを軽視しないで大事にしなさい」
「お父さん、どうして再婚しないの?」
「お?反撃して来たな?いい相手が見つからない。それだけだ」とお父さん。
「じゃ、いい相手が見つかるまで、あたしが夜だけお父さんの奥さんになる。どう?」
「見つからないかも知れない」
「だったら、ずっとあたし」
「駄目だ、そんなの!お前は普通に結婚して可愛い孫を生んで欲しい。それが親孝行だ」
「あたし、結婚なんて考えてないもん」と絹子さん。
「お前は美人だし、性格もいい。いい人が見つかるさ」
「信じられない…」と絹子さん。
父娘揃っての夕食、この夜は朝鮮焼き肉だった。
「二、三日前はビフテキだったし、このところ肉が多いな」とお父さん。
「嫌なの、お父さん?」と絹子さん。
「嫌なもんか。肉は好きだ。しかし、もう若くもない父さんにこんなに精力をつけさせても無駄だよ」
「じゃ、何がいいわけ?」
「湯豆腐とかきんぴら牛蒡とか」
「駄目よ、そんなの!」と絹子さん。
「仕事はどうかね?今はどんなアニメ?」お父さんが話題を変える。
「えーっとね、『そこのけ姫』って劇場アニメ。我が儘でお転婆なお姫様の話」
「ふーん?公開されたら見に行くよ。お前の名前も出るんだろう?」
「出るけど、最後の方にごじゃごじゃっと固まってて、とても見つからないと思う」
「執念で見つけるよ。お父さんは家出したお前を見つけたじゃないか」お父さんが得意そうに云う。
「そう云えば、そうだわね」絹子さんが嬉しそうに云った。
その夜、お父さんは艷夢を見た。久し振りにおまんこしている夢だった。女が誰かは分らない。結婚当初の妻のおまんこのように、肉襞が吸い付いて来るような、いいおまんこだった。お父さんのペニスは若い時のようにびんびんに勃起しており、この上ない肉の交わりを堪能していた。「むむ〜!」お父さんが唸った。射精が迫って来たのだ。お父さんは、(これは夢なのだから、別に相手をイかす必要はない。いつ射精してもいいのだ)と考えていた。しかし、すぐ射精するには勿体ないような快感であった。夢であっても、出来るだけ長引かせたかった。だが、無駄だった。相手のおまんこがあまりにも良過ぎたのだ。「あううーんっ!」お父さんは切ない叫び声を発してどっくーんどっくーんっ!と射精した。
「パチン!」と音がしてまばゆい光が寝室を照らした。
お父さんは目をしばたき、夢から覚めた。お父さんは愕然とした。夢だと思ったのは夢ではなく、自分の腰の上にネグリジェをまとった娘が跨がり、ペニスをおまんこに収めていたのだ。
絹子さんはゆっくり腰を持ち上げた。そして、ティシューを数枚手にするとお父さんのペニスにかぶせ、精液がこぼれぬようにコンドームを取り去った。
「お、お前っ!何てことをっ!」お父さんがわなわなと唇を震わす。
「もう遅いわ。あたしたち近親相姦しちゃったの」絹子さんが丸めたティシューを屑篭に投げ込む。
「と、飛んでもないことを…」お父さんが頭を抱える。
「一度やっちゃったら何度やっても同じ。お父さん、やりたくなったら云うのよ。いつでもオッケーだから」そう云って、絹子さんが出て行った。
翌日、お父さんは食事の時も、お茶になっても娘に口をきかなかった。
「お父さん?」と絹子さん。
「…」お父さんは黙っている。
「あたし、そんな悪いことしたの?ね?」
「ああ。よくないことだ」お父さんがぼそっと云った。
「あたしが忍び込んだ時、お父さんのあれはもうびんびんに立ってた。フェラチオの必要もなかったわ。お父さんはやりたくて仕方がない状態だったのよ」
「お前、あのために肉ばかり食わせたのか?」とお父さん。
「さあ?」絹子さんがとぼける。
「父さんは普通の親子でいたかったのに…」
「今でも普通の親子じゃないよー!以前と一体どこが違うっての?」
「おれたちは男と女になってしまった。それが恐いんだ」
「どういうこと?」
「『いつでもやらせる』という女が同じ屋根の下にいて、父さんにまた欲望が湧いたら…」
「だから、オッケーだってば!」
「お前、色情狂になってしまったのか?」とお父さん。
「…」絹子さんが黙る。
「そうなのか?」
「反対。あたし、不感症なの」
「えーっ?」お父さんがショックを受ける。
「あたし、身も知らぬ客の相手をするのが嫌だった」と絹子さん。「必死で快感を感じないように心を閉ざしてたの。そしたら、いつの間にかヒモとおまんこする時まで感じなくなってしまった」
「そりゃまずい。医者に相談すべきだ」とお父さん。
「どうして?」
「妻が不感症だと結婚が破綻することが多い。男が嫌がるんだ」
「あたし、結婚しなくてもいいもん。人に云えない過去もあるし」絹子さんが俯く。
「そういう考えじゃ駄目だ。お前も人間に生まれて来た以上、人並みの幸せを味わわなきゃ」
「あたし、諦めてる」
「諦めちゃいかんっ!」お父さんが食卓をドンっと叩いた。
お父さんは不感症についてインターネットで調べ始めた。様々な原因があり得たが、売春を始める前は感じていたのだから肉体的には問題なく、心因性であることはハッキリしていた。それも自ら感じまいと努めたのだから、一般女性の悩みとは全く異質であった。女性の多くは男性の拙劣なテクニックによって感じたくても感じない・イけないとか、過去の性的虐待・暴行・陵辱などのトラウマによって不感症になることが多い。お父さんはこのまま娘がカウンセリングに行ったり、催眠療法を受けたりしても無駄であることを覚った。
「とんとん」ある夜、絹子さんの部屋のドアがノックされた。
「お父さん?いいわよ、どうぞ?」と絹子さん。
「まだ起きてたな。よかった」パジャマ姿のお父さんが入って来た。
「やっとその気になったのね?素直じゃないんだから、全く」絹子さんが掛け布団を撥ね除け、ナイトウェアを脱いですっぽんぽんになる。
お父さんは、娘の真っ白な肌、誇らしく突き出たまろやかな乳房、細い腰、肉付きのいいお尻、陰毛に覆われた股間、適度に膨らんだ太股などに見蕩れた。素晴らしい眺めであった。お父さんのパジャマのズボンの中のペニスがむくむくと起き上がり、パジャマを突き上げた。
「フェラチオしようか?」布団に寝そべり、股を開きながら絹子さんが聞く。
「い、いや。今日は父さんに舐めさせてくれ」お父さんが娘の股間に膝をつき、おまんこに口を寄せる。
「えーっ!駄目よ!お父さん、止めて!」絹子さんが叫ぶ。
「どうして?父さんは舐めたいんだ」
「あたしの、汚れてるから!」絹子さんが両手でおまんこを押さえる。
「絹子。父さんにとっては可愛い娘のおまんこだ。売春してたとしたって汚くなんかない」
「でも…」
「父さんはお前の不感症を治したいんだ。愛情を込めて舐めればお前も感じるんじゃないかと思う」
「んまあっ!」絹子さんは父親の愛情に驚く。
「頼む。舐めさせてくれ」
「…」絹子さんの目に涙が浮かんだ。おまんこを覆っていた彼女の手が緩み、静かにどけられた。
お父さんは娘のおまんこに見入った。26歳という歳のせいか、一日に何人もの男と性交していたせいか、割れ目は焦げ茶色に色素沈着している。お父さんは割れ目を開いた。赤っぽい粘膜が曝け出された。クリトリス、尿道口、ぽっかり口を開けた膣口。見たところ、何の異常もなく、それらが快感を感じないなどとは信じられなかった。お父さんはクリトリスに口を寄せ、舐め、弾(はじ)き、圧し、しゃぶり、ありとあらゆる技法で攻めた。快感の呻きは聞こえず、10分経ち、15分経った。お父さんの舌が痺れて来た。お父さんは娘のおまんこに指を二本入れた。膣は充分に濡れていた。世の中には濡れない女性もいて、そういう女性が性器の痛みを恐れて不感症になることもある。絹子さんの場合、性交を予感した脳の指令で膣が愛液を分泌させ、受胎のために準備を整えている。完璧である。お父さんは指で娘の恥丘の裏側を撫で廻した。どこかにGスポットという性感帯がある筈だ。しかし、反応は皆無だった。お父さんは疲れ果てた舌を休め、指でクリトリスを刺激した。やはり無反応だった。
「済まん。お手上げだ」お父さんが布団の上にひっくり返った。
「お父さん?」絹子さんがお父さんの脇に来て、父の顔を見下ろした。「ありがと…」
「明日、またやらせてくれ。な?」
絹子さんは返事をせず、お父さんの口に吸い付き、舌を差し込んだ。
「うっぷ」お父さんが驚く。
絹子さんは20分もの間クンニをして疲れたお父さんの舌を舐め廻し、マッサージを施した。絹子さんの手がお父さんの股間に伸び、勃起したペニスをパジャマ越しに掴む。
「や、やめろ。そんなつもりで来たんじゃない!」お父さんがあたふたする。
「でも、こんな状態じゃ寝られないでしょうが!」絹子さんがパジャマとブリーフの間からお父さんのペニスを剥き出しにする。
「お、おい!何をする!」
絹子さんはじたばたするお父さんの身体に反対を向いて乗っかった。体重をかけてお父さんの上体を押さえ込み、お父さんのペニスを口に含む。
「き、絹子!おいっ!」お父さんは精一杯抵抗しようとするが、娘の温かく湿った口にペニスを含まれ、舌でぬめぬめと舐め廻される快感に負けてしまう。「あああ!」お父さんは娘の甘美な舌の感触にうっとりする。
絹子さんはお父さんの玉々を弄りながら、勃起したペニスをぺろぺろすぽすぽする。
お父さんは片手で娘の尻を撫で、一方の手で娘のおっぱいを揉む。
絹子さんがフェラチオしながら、指でペニスを擦る。
「あー、絹子ーっ!お父さんが情けない声を出す。もう我慢出来ないのだ。
「出して。あたし、慣れてるから」と絹子さんが云い、またフェラチオに戻る。
お父さんは娘のお尻を両手で鷲掴みにして射精をこらえる。どんどん快感が高まる。もう駄目。「うむむーっ!」お父さんがぴゅぴゅどぴゅーん!娘の口内で射精した。
絹子さんはごくごくと父の精液の全てを飲み干した。
二日後、またお父さんが娘の部屋を訪れた。再びクンニリングス、Gスポット、おまけに蟻の門渡りや肛門まで攻めたのだが、絹子さんはよがらなかった。お父さんは性急な攻め方は娘にプレッシャーをかけるだけかも知れないと反省し、愛情路線に切り替え、娘を抱き、身体中を愛撫し、キスして舌を絡ませた。絹子さんがお父さんの股間を探る。
「いいんだ。絹子。触るな」お父さんが制止する。
「だって、立ってるもん」と絹子さん。
「こんなことしてれば立つのが当然だ。しかし、父さんはお前とおまんこしたくてこうしてるんじゃない」
「無理よ、あたしをイかそうなんて。時間の無駄よ」
「いや。父さんは絶対お前をイかす」そう云って、お父さんは娘のおっぱいに吸い付き、乳首を舐めたり噛んだりした。
この夜もお父さんの目論見は失敗した。
「お父さん、おまんこして!」と絹子さん。
「お前が不感症だと知ってておまんこなんか出来んよ」とお父さん。「父さんの欲望のためにお前の身体を使うなんて、そんな残酷な!」
「いいんだってば!お望みなら、あたし、よがって見せるわ」
「駄目だ。そんなの」
「でも、これどうするの?」絹子さんがお父さんのペニスをぎゅっと握る。
「いてて!」とお父さん。
「あら、ごめんなさい」
「そうだ!もう一つ性感帯があったな…」とお父さん。
「え?もう全部試したんじゃないの?まだあるの?」絹子さんが驚く。
「ポルチオ性感帯ってやつだ。子宮口を亀頭で突つくと、他の性感帯とは全く違った深い快感が得られるんだそうだ」
「ふーん?」
「これは嫌でもおまんこしなくちゃならん。指じゃ届かないからな」
「じゃ、丁度いいじゃない」絹子さんが云って、お父さんのペニスにコンドームをかぶせた。
お父さんが娘の身体に覆いかぶさり、片手でペニスを膣口に当てる。手が震えた。もう娘とは既に近親相姦を犯していたものの、自分が能動的に娘とおまんこするのはこれが初めてだからだ。お父さんは腰を押し、ペニスをずぶずぶと娘の体内にめりこませた。娘の両脚を上げ自分の両肩に乗せる。最高に深い性器の交わりが出来る体位だ。お父さんは娘のおっぱいを揉みつつ、腰をぐりぐり廻す。そして、ペニスが抜ける直前まで引くとずどーん!とぶち込む。
「むーん!」絹子さんが呻いた。
お父さんは娘にポルチオ性感を与えたのだと思って狂喜し、何度も何度も子宮口に届く一撃を繰り返した。しかし、絹子さんはよがらなかった。さっき呻いたのは窮屈な姿勢による苦痛からだったようだ。お父さんはがっかりした。
「駄目みたいだ」お父さんが娘の両脚を下ろす。
「そうみたいね。お父さん、フィニッシュして」と絹子さん。
「しかし、お前に悪くて…」
「そんなことない。お父さん、あたしのために頑張ってくれてるんだから、いい思いする権利ある」
「本当かい?恨まない?」
「ぜーんぜん!」
「それじゃあ」
お父さんが再度おまんこを始める。娘のしっぽり濡れた肉襞に囲まれ擦られ、ペニスは最高に気持がいい。しかし、よがらない相手とのおまんこは物足りなかった。ダッチワイフを抱いているような、死体を犯しているような気分さえした。お父さんは自分を無理矢理興奮させ、あっという間に果てた。
お父さんは週末を利用して娘を連れて温泉旅行をしたり、地方の祭りを見に行ったりした。環境が変わり、珍しい行事を見たり、名物に舌鼓を打ったりすれば、娘の精神状態が開放的になり、性的快感も得られるようになるのではないかと期待したのだ。父娘は地方の旅館にロマンスグレーと若い愛人の浮気旅行のような顔で滞在し、夜になると全裸で身体を交えた。しかし、絹子さんはよがらなかった。
「お父さん。あたし、デート申し込まれた」と絹子さんが云った。
「おお?どんな相手だ?」お父さんが驚く。
「作画主任さんで、30歳独身」
「デートするんなら当然独身だろうが」とお父さん。
「あ、そうね」絹子さんがベロを出す。「初婚って云いたかったの、ほんとは」
「そうか。いい人なんだろうね」
「とってもいい人。ね、ホテルへ誘われたらどうしよう?」
「どうしようって、最初から身体を許しちゃいかん」
「あたしは構わないけど?」と絹子さん。
「お前はお嬢さんなんだ。すぐオーケーしたりするのははしたないよ」
「いつならいいの?あたし、主任さんに嫌われたくないのよ」
「少なくとも三ヶ月は焦らせ。それでも諦めないようなら、相手はお前に心底惚れてるってことだ」
「ふーん?」
三ヶ月は瞬く間に経った。
「たいへーん!あたし、結婚申し込まれた!」絹子さんが帰宅するなり、云った。
「ほんとか!やったな!」お父さんが娘を抱き締めて喜ぶ。
「どうしよう?ね、どうしたらいい?」絹子さんが上気しながら云う。
「そうだな、父さんも一度会いたいな。その後でオーケーすればいい」
「うわあっ!こんなことになると思わなかった!」
「こうなると、お前の不感症を早く何とかせんといかんな」お父さんが考え込む。
「だいじょぶよ。あたし感じる振りする。イった振りも」
「バレないかな?」
「絶対バレないわよ」絹子さんが自信たっぷりに云った。
お父さんは考え続けた。娘がイった振りをするなどというのは哀れだった。娘の不感症治療に役立つことはもうないのか?何か見落としていないだろうか?お父さんは電車の中でも床の中でも考え続けた。そして、あるアイデアを得た。
「絹子?お前の安全日は今度いつだい?」ある朝、お父さんが聞いた。
「コンドーム無しでやりたいの?」と絹子さん。
「ああ。お前のおまんこはコンドームしてても気持いいが、生だったらもっといいだろうと思うんだ」
「えーとね、今ちょうど危険な段階だから、あと一週間待って?教えるから」
「分った」そう云ってお父さんは出勤して行った。
その夜、絹子さんの部屋のドアがノックされた。
「はい?いいわよ、どうぞ」就寝前でネグリジェ姿の絹子さんが応じた。
「やらせてくれ、絹子」とお父さんが云った。
「いいけど、今は生じゃ駄目よ。云ったでしょ?」
「やりたくてたまらないんだ」お父さんが娘の身体を布団の上に押し倒してのしかかる。
「きゃあ!お父さん、乱暴っ!」絹子さんがお父さんの欲望の激しさに驚く。
お父さんは娘のネグリジェを毟るように脱がせ、パンティも取り去る。お父さんは娘のおまんこに食らいつき、クリトリスをべろべろぴちゃぴちゃと舐める。指を膣口に浅く入れ、愛液の分泌を待つ。湿り気が感じられた。お父さんはパジャマのズボンとブリーフを脱ぎ捨て、娘の股ぐらに膝を突き、ペニスを構える。
「はい、これ」絹子さんがコンドームを差し出す。もう袋から出してある。
「要らん。生でやる」とお父さん。
「駄目よ、そんなの!あたし、妊娠しちゃうじゃない!」絹子さんが困惑する。
「父さんの子を生め、絹子!」お父さんがいきなりペニスをおまんこにぶち込む。
「いやーん!やめて、お父さん、駄目っ!」絹子さんがお父さんのペニスを外そうとしてもがく。
「お前の子供でもあり、お前の妹か弟でもある可愛い子を生むんだ」お父さんが腰をぐりぐりし、娘のクリトリスを刺激する。
「やーだーっ!お願い、やめてっ!」絹子さんがお父さんを押し退けようとするが、男の力には敵わない。
「おお、いいおまんこだ!生だと最高だ!」お父さんが身震いして興奮する。
「あーん!お父さんのばかーっ!」逃れられないと諦めた絹子さんが抵抗を止める。
お父さんは娘のおっぱいに吸い付き、娘の豊かなお尻を揉む。
「んーっ!」絹子さんが唸る。
お父さんは娘にキスし、舌を絡めながら腰を右旋・左旋する。
「ぶぐう」絹子さんが呻く。
お父さんが娘の腰の下に枕をあてがう。父娘の性器が深く交わる。お父さんのペニスが娘の子宮口に届く。
「あーん!」絹子さんが喘ぐ。
お父さんはペニスで娘の膣内を掻き回し、亀頭で子宮口をどんつくどんつく叩く。
「あはーん!」絹子さんがよがった。
お父さんは狂喜した。娘が感じている!よがっている!不感症ではなくなったのだ!お父さんは腰をぐりぐりさせ、指に娘の愛液をからませて娘の肛門を弄くる。
「わわーんっ!ひーっ!」絹子さんが快感に身悶えする。
お父さんが指を娘の肛門に突っ込み、ペニスと連動させて動かす。
「わはーんっ!ぎひーっ!」絹子さんがイきかける。
お父さんが激しいピストン運動を交える。娘の昇天を助けるように急速にテンポアップする。
「あああーっ、死ぬーっ!」絹子さんが死んだ。
「絹子ーっ!」お父さんが娘の体内でどばどばーっ!と射精した。
「絹子」激しい呼吸が収まってからお父さんが云った。「よかったな。結婚までに間に合った」
「あたし、イったのね!信じらんない」絹子さんがお父さんに頬をすり寄せる。「ありがと、お父さん」
「もう離婚される心配もない。イった振りをしなくてもいいんだ。万々歳だ」
「でも、どうして?どうしてあたし感じるようになったの?」絹子さんが訝る。
「セックスというのは生殖本能に根ざすものだ。お前の脳がお父さんの子を孕むことを拒否しても、お前の女としての身体は潜在的に妊娠を望んでいる。コンドーム無しで受胎する可能性に、お前の雌の本能が燃え上がったに違いない」
「そうなのか。あ、漏れるっ!」絹子さんがおまんこを押さえた。お父さんの精液が漏れ出たのだ。
「ほれ」お父さんがティシューを渡す。
「ありがと。でも、お父さん、あたしほんとに妊娠しちゃうかもよ?」と絹子さん。「不感症治ったのはいいけど、堕ろさなきゃなんなくなる。やだなー」
「これを服め」お父さんがパジャマのポケットから何か取り出した。
「え、なに?事後ピル?」事後ピルを服めば、性交後でも精子を殺すことが出来る。絹子さんがお父さんの用意周到さに驚いた。「お父さん、凄ーい!」
「お前のおまんこも凄かった。よかったよ」
父娘はひしと抱き合った。
「あたし、結婚してもお父さんとおまんこしに帰って来る。そしたら女買わないでもいいでしょ?」と絹子さん。
「お前の旦那に悪いよ、そりゃ」お父さんが云う。
「不感症治してくれた恩人ですもん。彼だって感謝して当然よ」
「親として当然のことをしただけだよ」
「娘とおまんこするって親として当然のことなの?」絹子さんが笑う。
「親をからかうな!」お父さんが娘にのしかかる。
「あら?また立ったの?」絹子さんが驚く。
「もう一回イかせてやる」
「イかせて、お父さん!」絹子さんが大きく股を開いた。
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