29. さらば倦怠期
伊藤さん一家は、伊藤さん(37歳)が部長になったのを機会に、都心の団地から郊外の建て売り住宅に引っ越した。伊藤夫人(34歳)は大喜びで、小さな庭に花壇や家庭菜園を作った。一人娘の唯ちゃん(13歳)は、お隣の一歳年下だが同学年の小池麻衣ちゃんと仲良しになった。小池さん(38歳)と奥さん(35歳)も、伊藤さん夫妻を歓迎した。
娘同士が家を行ったり来たり、互いに泊まりっこしたりするようになると、大人同士も自然に付き合うようになる。とりわけ、唯ちゃんのお父さんも麻衣ちゃんのパパもゴルフ好きだったから、男同士で近所のコースへ出掛けることが多くなった。
「伊藤さん?」と小池さんがフェアウェイを歩きながら云った。「いつもよりドライバー飛びませんな。奥さん相手に腰を使い過ぎたんじゃないすか?あっはっは!」
「冗談でしょう。倦怠期であっちの方はまるでさっぱりですわ」と伊藤さん。伊藤夫人は映画女優にしてもいいような目鼻立ちの整った美人である。「小池さんこそ、あんな色っぽい奥さんだと一晩でもほっとけないでしょう」
「御多分に漏れず、こっちも倦怠期真っ只中ですよ」と小池さん。小池夫人はこぼれるような色気を発散する悩殺タイプ。「しかし、伊藤さんもあんな綺麗な奥さんをほっとくなんて、勿体ない話ですなあ」
「女房に聞かれたら大変ですけどね、いつも洋食ばかりじゃ厭きちゃうわけですよ」
「じゃあ、うちは和食ばかりだ。あっはっはっは!」
「食事はね、適当にバラエティつけられますが、女房はそういかんですからな。困ったもんです」と伊藤さん。
「そうとも限りませんよ」と小池さん。
「え?」伊藤さんが怪訝な顔をして立ち止まる。
「洋食と和食をお互いに交換することも出来ますよ?」小池さんも歩みを止めて云った。
「…」伊藤さんがぽかんとして口を開ける。
「スワッピングとか云うじゃないですか」
「ほ、本気で云ってるんですか?」伊藤さんが小池さんの顔を噛み付くように見る。
小池さんは伊藤さんの目をじっと見返していたが、破顔一笑して「冗談ですよ、冗談。怒らないで下さい」と云って歩き出した。
その後二人は言葉少なに数ホール、プレイを継続した。最終ホールになった。伊藤さんがティー・グラウンドに立ち、ボールを打つ構えをした。打つのかと思ったら、伊藤さんはくるりと振り返って小池さんを見た。
「さっきの話ですが…」と伊藤さん。
「え?」と小池さん。
「ほら、あれです、夫婦交換」と伊藤さん。
「あ、悪い冗談云って申し訳ない。忘れて下さい」小池さんが片手拝みのジェスチャーをする。
「あのお誘いは冗談ではなかったと思いますがね。小池さんさえよければ、実現させませんか?」
「えーっ?」小池さんが驚く。
「相談しましょうよ」伊藤さんが迫る。
「いいんですか?あんな高価な洋食を頂かせて貰って?」と小池さん。
「こちらこそあんな豪華な和食を頂けるなら死んでもいいです」
「わあ!相談するだけでも興奮しちゃいますな」
その後、心ここにあらずとなった二人は、空振りをしたり、地球に大きな穴を開けたりして、スコアは滅茶滅茶になった。
数日後、麻衣ちゃんの家から唯ちゃんが走って戻って来た。
「お父さんっ!お母さんっ!麻衣ちゃんのパパがね、今度の日曜の夜、麻衣ちゃんの家に来てって!」と唯ちゃん。
「何なの、一体?」と伊藤夫人。
「御馳走作るから、みんなで来てって云ったの」
「ほう、御招待か」と伊藤さん。
「まあ!手ぶらじゃ行けないから、何か作らないと」伊藤夫人は心配性である。
「ワインでも下げてくさ。それでいいよ」
「あたし、ケーキ作る。唯、今度麻衣ちゃんのママにあったら、『デザートはお持ちします』って云って?いい?」
「うん!」
日曜日、伊藤さん一家は揃って小池さんの家に行った。小池さんは食事の前から食事が済むまでみんなの写真をバシャバシャ撮った。記念写真風のアングルだけでなく、一人一人のクロースアップも撮られた。小池夫人のお料理は豪華だったが、全部和食だった。伊藤さんは小池さんの目を捉えて、食卓に並んだ御馳走を見て微笑んで見せた。小池さんがウインクした。デザートの時間になると、小池さんは「一寸失礼」と云って、自分の書斎に姿を消した。
みんなが紅茶とケーキを楽しみ、そろそろ辞去すべき時間になった頃、小池さんが戻って来た。
「やあ、失礼、失礼」小池さんが伊藤さんに袋に入った何かを渡した。
「どうも御馳走になりまして」と伊藤さん。
「ほんとに御馳走でしたわ」と伊藤夫人。「ありがとうございました」
「小父さん、小母さん、御馳走さまでした」と唯ちゃん。
「お休み、唯ちゃん」と麻衣ちゃん。
「お休み、麻衣ちゃん」と唯ちゃん。
「じゃ、お気をつけて…って距離じゃないか。隣りだもんな」と小池さん。
「馬鹿なこと云って…」小池夫人が苦笑する。
「わはは…」とみんなが笑った。
「またいらして下さいね」小池夫人が付け足す。
「今度はうちへおいで下さい。こんな御馳走は期待しないで…」と伊藤夫人。
「何をおっしゃいます」と小池夫人。
「じゃ、お暇(いとま)します。お休みなさい」伊藤さんが云って闇の中に消え、唯ちゃんと伊藤夫人も一礼して去った。
「バイバーイ」
「バイバーイ」娘たちの声が響いた。
「あたし、落ち着かなかったわ」白いナイトウェアにノーパンティの伊藤夫人がベッドに横たわって云った。
「どうして?」と伊藤さん。
「小池さんの御主人、いやらしい目であたしの身体を見たの。舐め廻すように、何度も…」
「あはは。むこうの奥さんも、おれがいやらしい目で見たって旦那に云ってるだろうよ」
「えーっ?あなたも?」伊藤夫人が呆れる。
「実はな、小池さんから『スワッピングしないか?』って誘われてるんだ」
「ま、まさか。嘘でしょ?冗談じゃないわ!断ったでしょうね?」伊藤夫人が目をまん丸に見開いて夫を見つめる。
「おれはキミを愛してる。でも倦怠期ってやつはどうにもならんのだ」と伊藤さん。
「嘘!愛してれば、女房を他人に抱かせようなんて考えは起きない筈よ。あなた、小池さんの奥さんが好きになったんじゃないの?」伊藤夫人がヒステリーを起す。
「ばか。好きとか嫌いの問題じゃない。刺激が欲しいだけだ」
「あなたにそんな浮気心があるなんて知らなかった。もうあたしたちの結婚生活もお仕舞いかも…」
「キミ、このままセックスレスでいいのか?キミだっておまんこしたいだろ?」
「したいわよ!でも、好きでもない隣りの旦那とのおまんこなんて…!」
「おれだって、キミに小池さんを好きになられたら困る」と伊藤さん。「あくまで一時の浮気であって、結婚生活にヒビを入れないのが前提だ」
「あたしまで浮気したがってるみたいに云わないでよ。あなただけでしょうが?」と伊藤夫人。
「こう考えることは出来ないかね?」と伊藤さん。「おれがどっかで正体不明の女と浮気するより、キミのよく知ってる既婚女性と浮気する方が安心だと」
「そんな手前勝手な理屈、聞きたくもないわ!」と伊藤夫人。「あなた、あたしがスワッピング承知しないと、よそで浮気するって脅してるわけ?」
「そうじゃないよ。こそこそ隠れてする浮気じゃなく、コントロールされた、公平で公明正大な浮気なら安心だろ?お互いに知った相手と、刺激を求めるためだけの大人の遊びだ。厭きたり、嫌になったらすぐ止めればいい」
「不潔だわ。破廉恥よ。あたしは嫌よ」伊藤夫人は態度を変えない。
「分った。議論はやめよう。破廉恥かどうか、テストしてみよう」
「え?」伊藤夫人が訝る。
「これだ」伊藤さんが、さっき別れ際に小池さんがくれた袋から紙のようなものを取り出す。
「何それ?」伊藤夫人がむっくり起き上がる。
それはお面だった。デジタル・カメラによる肖像写真を実物大にカラー印刷した画用紙を切り抜き、目のところに穴を開け、耳に輪ゴムをつけたものだ。よく見ると、そのお面の一枚は小池さんの旦那の顔であり、もう一枚は小池さんの奥さんの顔だった。
「えーっ?」伊藤夫人が驚く。「何これーっ!」
「キミはこれをかぶってくれ」と伊藤さんが妻に小池夫人のお面を渡す。伊藤さんは着ているものを脱いで、裸でベッドに上がる。そのペニスは勃起していない。妻に並んで横になった伊藤さんは小池さんの顔のお面をかぶる。
「どういうことなの?」伊藤夫人にはまだ飲み込めない。
「おれたちの身体は浮気はしない。しかし、視覚的には浮気するんだ。キミの目には相手は小池さんだし、おれの目には小池夫人とセックスするように見えるって寸法だ。云ってみりゃ、スワッピングのシミュレーションだな」
「これを小池さんが作ったの?」伊藤夫人が呆れる。
「知ってるかい?向こうじゃ、小池さんがおれの顔のお面を着け、奥さんがキミの顔のお面をつけておまんこしてるんだ。さ、キミも着けて!」伊藤さんが妻に小池夫人の顔のお面をかぶせる。
「んもーっ!」お面の蔭で伊藤夫人が抗議の呻きを漏らす。まだ納得していないのだ。
伊藤さんは小池夫人のお面をかぶった妻のナイトウェアを捲り上げ、おっぱいをモロ出しにする。伊藤さんは小池夫人の顔(お面)を見つめながら、妻の豊かなおっぱいを揉む。
「あうーん」お面の蔭で伊藤夫人が呻く。お面に開けられた穴から見ると、まるで小池さんに愛撫されているようだ。訳も分らないうちに不倫に身を投じたようで落ち着かない。不道徳極まりない感じ。しかし、ずっと夫との交わりが途絶え、疼いていた肉体は精一杯快感を貪ろうとし、おまんこは早くも愛液を迸(ほとばし)らせている。
伊藤さんは身体をずり下げて妻の股ぐらに顔を近づけた。お面をずり上げ、妻のクリトリスを舐め出す。
「わーん!いいーっ!」久し振りのクンニに伊藤夫人がよがる。
もう愛液が湧いているのを察知した伊藤さんは、指二本をおまんこに入れ、内部をぐりぐり掻き回す。
「あへーっ!」Gスポットに触れられた伊藤夫人がびくーん!と身体を硬直させる。
妻の興奮に刺激され、伊藤さんのペニスがぐいーん!とおっ立つ。伊藤さんは舌でクリトリスを舐め続けながら、器用にコンドームを装着した。そして、お面をかぶり直し、妻の股ぐらに膝をつくと、一気にペニスをおまんこにぶち込んだ。
「あわーっ!」伊藤夫人の満ち足りた悲鳴。伊藤夫人は夫がまだ愛してくれていることに感動し、目を開けて夫を見た。自分の身体に隣家の主人・小池さんが乗っかっていた。伊藤夫人は危うく「ひっ!」と叫びそうになった。隣家の主人に犯されている気がしたのだ。背筋がぞくっとした。しかし、実際には隣家の主人のお面をかぶった夫と交わっているのだった。
仮面を着けての性交というのは、一種アフリカか古代エジプトの呪術のようでもあり、中世の邪教の儀式でもあるような、とても異様なものである。本当の顔が見えないことにより、羞恥心がなくなり、より淫猥に、より奔放になれる。伊藤夫人は夫との惰性的セックスより、隣家の旦那に姦られる方が興奮することに気づいた。伊藤夫人は目を見開き、お面の小池さんの顔を見つめ続けながら姦られ続けた。
伊藤さんも、隣家のセクシーな女房とのおまんこの予行演習に興奮していた。本物の小池夫人とのおまんこだと、興奮し過ぎて三擦り半でイってしまいかねないが、今は小池夫人の身代わりとやっているのだから大丈夫だ。伊藤さんは、小池夫人のお面の目の中の妻のギラギラした目の光に気づいていた。普通なら目をつぶって快感に集中する妻が目を見開いている。妻は隣家の旦那の顔を見つめ、隣家の旦那に姦られているつもりでおまんこされているのだ。模擬スワッピングは成功だった!
しかし、伊藤夫人はそう簡単には踏み切れなかった。二度お面による予行演習を繰り返し、小池夫人が既にスワッピングにオーケーしており、みんなが伊藤夫人の決断を待っている状態だと聞かされ、渋々スワッピングに合意した。
伊藤さんと小池さんは、男二人が女の待つ寝室を訪れる方式が自然であろうと考えた。それは光源氏以来の夜這いの伝統でもある。男たちは、互いの娘たちが寝入る11時過ぎに隣家に忍び込むことになった。娘たちに親たちの“不純異性交遊”を知られてはならなかった。
スワッピング決行の夜、伊藤さんはパジャマ姿で勝手口から小池夫妻の寝室に侵入した。淡い紫色のネグリジェを着た小池夫人が待っていた。
「今晩は」と伊藤さん。
「今晩は」と小池夫人。小池夫人はベビーフェースにお色気満点の目や唇がレイアウトされた顔、ボインな胸と太い腰を持つ、震いつきたいようなセクシー女性。
伊藤さんは小池夫人の身体を抱き寄せ、その口にキスして舌を差し込んでフレンチ・キスをしながら、早くも小池夫人の豊満な乳房を揉みしだいた。
「むふーん!」小池夫人が呻く。
「ああ」伊藤さんが溜め息をついた。「全ての女性が、誰でもこんな風に簡単にセックスさせてくれたら、この世は天国なんですがねえ」
「あら?まるであたしが尻軽女みたい」小池夫人が横目で睨む。
「そうは云ってませんよ」伊藤さんが慌てる。「うちのやつなんか堅物だから、御主人手こずってますよ、きっと」
「でも、やらせるんでしょ?」
「そりゃそうですが、結構おだてたりすかしたりしないと素直にやらせないかも知れない」
「だったら、伊藤さんもあたしをおだてたりすかしたりしてほしいわ」
「えーっ?」
「女は嘘でもお世辞でも、何か自分のことを褒められるとうっとりするの。ナルシシズムね、多分」と小池夫人。「でも、褒められると嬉しくなって、フェラチオでも何でもして上げたくなっちゃう」
「フェラチオ!」伊藤さんが叫ぶ。
「お好き?」
「フェラチオが嫌いな男なんていませんよ!」
「やって上げましょうか?」
「嬉しいですが、今夜はおまんこさせて下さい。フェラチオはこの次ということで」
「分ったわ」と小池夫人。
「じゃここに掛けて下さい」伊藤さんがぽんぽんとベッドの端を叩く。
「あら?どうして?」小池夫人が訝る。
「奥さんの美貌を褒めまくって誘惑します」
「んまあっ!」小池夫人が目を丸くして喜ぶ。「リクエストに応えて下さるのね?」
「しかし、ボクの云うのはお世辞じゃありません。本心ですからね。誤解しないで下さい」
「はい」小池夫人がベッドの端の伊藤さんに密着して座る。
「奥さん」伊藤さんが小池夫人の手を握りながら云う。「奥さんの顔を見てるだけで勃起してしまいます」
「あたしの顔、そんなに猥褻な顔かしら?」小池夫人が混ぜっ返す。
「そうじゃなくて、男がおまんこしたくてむずむずする美女ってことです」
「美女だなんて、大袈裟な!」と云いつつ、小池夫人の口元が綻ぶ。
「引っ越して来て奥さんに初めて会った時、ボクは奥さんのセックス・アピールに負けてしまいました」
「へえーっ?」
「心は奥さんに占領され、女房の身体に触れる気を喪失してしまったんです」
「伊藤さんの奥さんだって美人だわ」
「そう、十人並み以上ではあります。でも、奥さんの色っぽさに較べれば月とすっぽんです」
「んまあ。奥さんに悪いわ」と云いつつ、小池夫人も悪い気はしない。
「このお顔」と伊藤さんが小池夫人の顔に手を伸ばす。「お面じゃないんですね。本物ですね」
「ええ、本物よ」
「何度お面の奥さんの唇にキスしたことか。やっと、本物のその美しい唇にキス出来るんですね」
「ええ、いいのよ。好きなようにして」
「ああ、興奮して漏れちゃいそう」
「駄目よ、漏らしちゃ!おまんこして!」小池夫人が慌てて云った。
その頃、伊藤家の夫婦の寝室では小池さんが、ピンクのナイトウェアに身を包んだ伊藤夫人を抱き締めていた。
「奥さん、震えてますね。ボクが恐いんですか?」と小池さん。
「いえ。こういうことをするのが恐いんです」と伊藤夫人。
「というと?」
「あたし、主人以外の男の人に抱かれたことないもんで…」
「そうですか」小池さんがにんまりした。そういう貞操堅固な人妻をモノにしたかった。すぐ股を開く女よりずっといい。「奥さん。御主人の寝酒かなんかありません?」
「コニャックならありますわ」伊藤夫人が戸棚からボトルとグラスを一個取り出して注ぐ。
「奥さんは?」
「あたし、下戸ですの」
「ほう?」小池さんはグラスを受け取り、コニャックを口に含むと伊藤夫人を抱き寄せてキスした。無理矢理伊藤夫人の口を舌でこじ開け、コニャックを流し込む。
「うぶぶぶ」伊藤夫人が呻き、仕方なく呑めない酒を飲み下す。「ぐぶぶ!」
小池さんはしばらく伊藤夫人のコニャック味の舌を舐め廻し、伊藤夫人の身体を撫で廻した。
「ひどいわ!下戸だって云ってるじゃありませんか!」伊藤夫人が抗議する。
小池さんはもう一口コニャックを口に含むと、再度伊藤夫人にキスしてまたコニャックを伊藤夫人の喉に流し込んだ。伊藤夫人が吐き出せないよう、しっかり口を封じている。
「うぐっ!」伊藤夫人が喉が焼け付くような思いに呻き声を挙げる。熱い火の玉が胃の方へ下りて行く。「んもうっ!」
小池さんは隣人の妻の胸やお尻に触りまくった。夫婦交換という言葉は知っていたが、それが自分の人生に一度でも起ろうとは思っていなかった。いくら夫婦交換でも相手がブスでは魅力半減だが、伊藤夫人は人が振り返って見るような美人なのだ。ラッキー!小池さんは伊藤夫人のナイトウェアを脱がせ、全裸にした。小池さんも全裸になった。お酒が廻って顔を真っ赤にした伊藤夫人は、羞恥心と自制心を失い、欲望に燃え始めていた。小池さんのお面をかぶった夫にではなく、生身の隣家の主人に姦られるのだ。興奮した。初めての浮気。初めての姦通。
「やって!」伊藤夫人が云った。
「え?」小池さんが聞こえない振りをする。
「早くやってん!」
「何をです?はっきり云って下さい」と小池さん。
「んもうっ!意地悪っ!」と伊藤夫人。「おまんこしてっ!」
小池さんが隣人の妻の身体にのしかかって行った。
両家の夫婦交換は一ヶ月に一度のペースで行なわれた。その刺激が夫婦を燃え立たせ、夫婦交換の夜を待ち切れずに、どちらの夫婦も頻繁におまんこした。もはや倦怠期ではなくなった。
「ナイスショット!」と小池さんが云った。
「どうも」伊藤さんが満更でもない顔をして、ボールの行方を見送った。
「伊藤さん?」と小池さん。
「え?」伊藤さんが振り返る。
「スワッピングですが、第二ラウンドに入りませんか?」
「第二ラウンド?」伊藤さんが怪訝な顔をする。
「娘の交換です」と小池さん。
「えーっ?」伊藤さんがぶったまげる。
「うちの麻衣は12歳です。いいですよー、12歳のおまんこは。お宅の唯ちゃんは13歳。伊藤さんがお嬢さんとまだやってないんなら、一年無駄にしましたな」
「こ、小池さんは麻衣ちゃんと…?」伊藤さんには信じられない。近親相姦ではないか!
「こういうことです」小池さんが次のような説明をした。
ある日、小池さんは娘の部屋から漏れて来る「ぶーんぶぶーん」という音を聞いた。不思議に思って娘の部屋のドアを少し開けてみて驚いた。娘は電動ディルドをおまんこに突っ込んでよがっていた。小池さんは部屋に飛び込んでディルドを娘のおまんこから引き抜いた。
「麻衣!なんてことを!まだ12歳なのに」小池さんは娘を睨みつけた。「どうやって、こんなものを買った?」
「買ったんじゃないもん。お友達から借りたんだもん」と麻衣ちゃん。
「お前な、こんなもの使ってると将来困ることになるぞ」
「え、どうして?」
「男のペニスはこんな風に小刻みには震えない。お前のおまんこがこんな刺激に慣れてしまったら、どの男にも満足出来なくなる。結婚してからの性生活にも満足出来ない。そんなお前に愛想を尽かした旦那はお前と離婚するに決まっている」
「うっそー!」と麻衣ちゃん。
「ほんとだ。嘘だと思うなら、ほんとのおまんこをしてみるか?」と小池さん。
「誰と?」
「パパとだ」小池さんの目はディルドを引き抜いた後もまだぽっかり穴を開けている12歳のおまんこに注がれていた。膣口からは愛液が滴って、ペニスを誘っている。
「えーっ?パパとーっ?」麻衣ちゃんはたじろいだ。パパとおまんこしていいものだろうか?しかし、中途半端に興奮を中絶された麻衣ちゃんのおまんこは欲求不満でガーガー文句を云っていた。ディルドを取り上げられたいま、麻衣ちゃんに他の選択肢はなかった。
「…というわけです。当然、女房には内緒ですが、機会さえあれば娘とやってるんです」と小池さん。「しかし、こっちの方も御多分に漏れず、最近新鮮味が薄れて来ましてね。お宅の唯ちゃんともやれないかなあって考えたんですわ」
「無理です。唯は処女ですし」伊藤さんがきっぱりと云う。
「処女かどうかは問題じゃありません。やりたがっているかどうかです」と小池さん。
「まだ13ですよ?」
「12でディルド使ってる女の子もいるんですよ?年齢じゃ分りませんって」
「処女に性欲があるものですかねえ?」伊藤さんにはまだ納得出来ない。
「処女かどうかだって、確実じゃないでしょ?親がそう思いたがっているだけかも知れない」と小池さん。
「ま、そう云われればそうですけど」
「ね?麻衣とやりたくないですか?12歳のきついおまんこ、最高ですよ?」
「そ、そりゃ、やりたいです!しかし、唯と交換というのは…」伊藤さんが頭を抱える。
「何とか実現させましょうよ。ね?」小池さんが悪魔のように囁く。
その後、伊藤さんは三回に一回は空振りした。
数週間後、小池さんはたまたま(?)ファッション・ショーのチケットを幸運にも(?)二枚貰い受けたとかで、「お隣同士で行って来たらどうか?」と二人の細君たちにチケットをひらひらさせて見せた。もとより、どちらの旦那の給料でも一流デザイナーの最新ファッションなど買って貰えるわけがない。しかし、最高級ホテルでの華やかなファッション・ショーの雰囲気というのは、女性なら一度は味わってみたいものの一つである。二人はひったくるようにして小池さんの手からチケットをもぎ取った。
両家の夫人たちがいそいそとショーに出掛けた後、伊藤さんは唯ちゃんを連れて小池家へ出向いた。唯ちゃんは髪をポニーテールにし、目鼻立ちの整った美少女である。小池夫妻のダブルベッドの上には既に裸になった麻衣ちゃんが横になっていた。麻衣ちゃんはお下げでぽちゃぽちゃっとした顔と身体の可愛い少女。
「麻衣!」唯ちゃんが裸の友達の姿に驚いた。
麻衣ちゃんがにんまり笑った。パパが口止めしてあったせいで、麻衣ちゃんはこの日何が起るか、唯ちゃんに話してなかったのだ。唯ちゃんがもっと驚いたことには、自分のお父さんが裸になって麻衣ちゃんの横たわるベッドに上がって行ったことだ。
「唯ちゃん」小池さんが唯ちゃんが座っているソファにやって来て、並んで座った。「唯ちゃんのお父さんと麻衣は、これからおまんこするんだ。唯ちゃんも小父さんとやるかい?」
唯ちゃんは激しく頭を横に振った。(なぜ、麻衣は何も云ってくれなかったの?なぜ、お父さんは麻衣とHするわけ?あたしが麻衣のお父さんとH?飛んでもない!お母さんが知ったら何と云うだろう!)
小池さんは唯ちゃんの反応を見て、微かに微笑んだ。母親の頭も固かったが、娘も同じだ。母親の固い頭はアルコールで柔らかく出来たが、子供に酒を呑ますわけにはいかない。動物を馴らすように、じっくり構えなくてはなるまい。
ベッドの上の伊藤さんは、娘の前でセックスすることには抵抗があった。そもそも、娘をこんなことに引き摺り込むことにも躊躇いがあったのだが、小池さんが「無理押しはしない」と約束したのでそれを信じたのだ。何せ12歳の少女とセックス出来るという千載一遇のチャンスを逃すことは出来なかった。父親公認で未成年とおまんこ出来るなんて夢のようだ。今、この好機を逃したら、死ぬまで二度と訪れない幸運に違いなかった。伊藤さんは麻衣ちゃんの身体を抱き、キスをし、平らな胸の乳首を撫で、ぷっくら膨れたお尻を揉んだ。伊藤さんのペニスはぐんぐん伸び、太く固くなった。そのペニスを麻衣ちゃんの可愛い手が握り締めた。
唯ちゃんは耄けたように口をあんぐりさせて、お父さんと友達の裸の行為を見守っていた。信じられなかった。友達の麻衣は自分より一歳年下である。その麻衣が何の羞恥心も恐怖感も表に出さず、うっとりと抱かれ、身体を触りまくられている。ふと気づくと隣りに並んだ小池さんが、Tシャツ越しに自分の胸を撫でていた。普通なら「きゃああ!」と叫ぶような事態であったが、ベッドの上で行なわれていることに較べれば、そんなお触りは騒ぐに値することではなかった。唯ちゃんは、小池さんが自分の身体を触るに任せてお父さんと麻衣ちゃんの行為に目を凝らしていた。唯ちゃんはお父さんの股間にちらちら見えるものが、最初何か分らなかった。唯ちゃんが知っているのは、子供の頃に見た柔らかくぐんにゃり垂れ下がったお珍々であり、太く長く勃起したものがお父さんの身体の一部だとは思えなかったのだ。しかし、それは間違いなくお珍々が変貌を遂げた姿だった。それを麻衣ちゃんが握って撫で擦っている!
唯ちゃんは小池さんの手が自分の太股を撫で廻しているのを感じた。太股の外側から内側へ。それに抗議している暇はなかった。お父さんが麻衣ちゃんの両脚を開かせ、毛のないおまんこをモロ出しにし、何とそのおまんこを舐め始めたのだ。おまんこを舐めるなんて!恥ずかしい、ばっちいところなのに…。麻衣ちゃんがよがり声を挙げ始めた。気持いいらしい。何てこと!と、小池さんの指が唯ちゃんのスカートの下に潜り込み、パンティ越しにおまんこに触れた。唯ちゃんはビクッとして両膝を閉じ、同時に小池さんの手を抑えた。しかし、既に唯ちゃんの股ぐらに達した小池さんの指先は、唯ちゃんのクリトリスを小刻みに刺激し始めた。唯ちゃんは小池さんの手を股の間から抜こうとするが抜けない。そのうち、唯ちゃんのおまんこが快感を覚え始めた。唯ちゃんはパンティが濡れるのを感じた。
唯ちゃんがベッドに目を向けると、お父さんが長く太くなったペニスを麻衣ちゃんのおまんこに押し当てていた。お父さんが腰を押し、ペニスが麻衣ちゃんのおまんこにめり込んだ。唯ちゃんはどっきーん!とした。男と女の性器が交わっている。Hだ!セックスだ!
「むふーん!」麻衣ちゃんが満足そうに呻いた。
お父さんが腰をぐりぐり廻したり、押したり引いたりしている。
「あはーん!」麻衣ちゃんがよがり声を挙げる。
唯ちゃんは自分と同世代の女の子がセックスを楽しんでいる姿に驚いた。ベッドの上のセックスに気を取られていて、唯ちゃんはうっかり股を開いていた。小池さんの指は今やパンティの脇から忍び込んで、唯ちゃんのおまんこに直に触っていた。親指の腹がクリトリスを刺激し、他の指が割れ目を掻き分けて粘膜を撫でていた。
「あはーん!」唯ちゃんもよがり声を挙げた。
ベッドの上ではお父さんが12歳のきついおまんこを堪能していた。肛門括約筋を締めるのが達者な女性も、少女のおまんこのこのぴっちりとペニスを圧し包む快感は与えてくれないだろうし、指輪のように締め付けるだけの肛門性交も、このきつく長いトンネルのような膣には敵わない。お父さんは麻衣ちゃんにキスしたり、その未成熟な身体を撫で廻したりして、12歳の少女とのおまんこを充分に楽しんでいた。
「唯ちゃん?」と小池さんが囁く。「唯ちゃんもやりたくない?気持良くして上げるよ?」
唯ちゃんは、今度は直ぐには拒絶せず、しばらく間を置いた。しかし、やはり首を横に振った。初体験が恐いのだ。
小池さんは唯ちゃんの前に廻って、唯ちゃんの両脚を開かせると、パンティ越しにおまんこを舐め出した。唾液でパンティが濡れ、くっきりと割れ目が浮き出す。小池さんはクリトリスを重点的に舐める。
「あうう」指による刺激よりも繊細な刺激に唯ちゃんがうっとりする。しかし、パンティ越しでは隔靴掻痒もいいところだ。快感があまりにも鈍(にぶ)過ぎる。唯ちゃんは自発的にパンティを脱いだ。小池さんがモロにクリトリスを舐める。
「あははーん!」唯ちゃんが感じる。
小池さんは処女の綺麗な割れ目に感動していた。外は肌色、中はピンク。膣口からは既に愛液が漏れ出ている。
「やろう、唯ちゃん!」と小池さん。
唯ちゃんが微かに頷いた。
「伊藤さん!」小池さんがベッドの上に声を掛けた。「唯ちゃんからオーケー出ました!」
「おお、そうですか!」麻衣ちゃんとおまんこしたまま、伊藤さんがほっとした顔をした。これで小池さんに借りを作らないで済む。
「で、最初だけ伊藤さんやったらどうかと思うんですが?」と小池さん。
「え?」伊藤さんには意味が分らない。
「ボクは麻衣の処女を味わいました。伊藤さんも処女の唯ちゃんとやったらどうかと思いましてね」
「あ、そういうことですか」伊藤さんが唯ちゃんを見る。唯ちゃんが首を縦に何度も振る。最初だけはお父さんにやって貰いたいのだ。「分りました」と伊藤さん。
裸になった小池さんは自分の娘・麻衣ちゃんとおまんこを始めた。隣りでは伊藤家の父娘が抱き合ってキスしている。唯ちゃんにとってはキスも初体験だ。お父さんが舌を割り込ませて来たので一瞬ぎょっとなったが、慣れると男と女が舌を舐めっこするのはセクシーに思えて来た。お父さんの指が唯ちゃんの僅かに膨れ始めた胸の乳首を撫でる。その指がお腹を撫で、毛の生え始めた恥丘を撫で擦って割れ目へと向かう。お父さんにとっての本日二つ目の少女のおまんこ。お父さんの指は膣口から滴る愛液に触れた。娘は準備オーケーなのだ。
お父さんは娘の両脚を開き、その間に膝を突いた。ゲートインで興奮する競走馬のように、お父さんのペニスはおまんこに突入したがって勇み立っていた。お父さんは胸をどきどきさせながら娘の割れ目に亀頭を押し当てる。
唯ちゃんは目をつぶっていた。(麻衣と同じことをするだけだ。恐くはない)…自分にそう云い聞かせる。最初は痛みがあることを知っていた。それを越えれば麻衣のようにいい気持が味わえるのだ。
お父さんが娘のおまんこにゆっくりペニスを押し込む。麻衣ちゃんに劣らずきついおまんこ。
「痛!」唯ちゃんが息を飲みつつ小さく叫んだ。
「唯!」娘を破瓜したお父さんが感動して、娘にキスし、身体を抱き締める。「痛いの痛いの、飛んでけーっ!」とお父さん。
「もう子供じゃないってば!」笑いながら唯ちゃんが抗議した。確かに、おまんこするようになれば娘ももう子供ではない。
お父さんは娘の笑顔に安心し、娘の体内にずぶずぶとペニスを進めた。それはぴっちりと娘の体内に納まり、父娘の性器が密着した。
「小池さん。唯を女にしましたよ!」伊藤さんが云った。
「おお、おめでとうございます!」そう云って、小池さんは娘とのおまんこを止め、ペニスを引き抜いた。「じゃ、代わりましょう」
伊藤さんも娘とのおまんこを止め、小池さんに唯ちゃんを譲って麻衣ちゃんとのおまんこを再開した。
小池さんは69の体勢で唯ちゃんの身体に覆いかぶさる。そして処女喪失したばかりの唯ちゃんのおまんこを舐め出す。
「あうーっ!」唯ちゃんがよがる。唯ちゃんは何度もおまんこを舐めてくれる小池さんが好きになって来た。見ると、目の前に赤黒く怒張した小池さんのペニスがぶら下がっている。友達の愛液に濡れたペニスである。唯ちゃんは優しい小父さんへのお返しにそのペニスを舐め出した。
「うごご!」小池さんがペニスの快感に唸る。そして急速に舌を動かしてクリトリスを刺激する。
「ぶぐう!」唯ちゃんも快感に呻く。
「あうっあうっ!」伊藤さんにおまんこされている麻衣ちゃんがよがった。
「わうーんっ!おおーんっ!」今や小池さんに組み敷かれ、激しくおまんこされている唯ちゃんもよがる。
伊藤さんと小池さんは、並んでわっせわっせと腰を使った。四人の男女の重さと激しい動きに、ベッドが壊れそうなほどギシギシ云う。伊藤さんは上体を前傾させて麻衣ちゃんにキスし、精一杯首を伸ばして娘の唯ちゃんにもキスした。小池さんも真似して唯ちゃんにキスし、自分の娘の麻衣ちゃんにもキスした。二人の父親は手を交差させて、隣家の娘の乳首と自分の娘の乳首を同時に刺激した。二人の男は互いの娘をイかすべく腕を…ではなく腰を競い合った。何しろ、隣家の娘にいい思いをさせないと次のチャンスが無くなるかも知れない。必死にならざるを得なかった。
男たちは腰を右旋・左旋させて娘たちのクリトリスを刺激する。
「あうーっ!」、「おうーん!」娘たちが呻く。
男たちはペニスをランダムに浅く入れたり深く入れたりする。
「うわーん!」、「わはーん!」娘たちがよがる。
男たちは一斉に急速なピストン運動を始める。
「わーん、死ぬーっ!」麻衣ちゃんがイった。
「うわわーん!あひーっ!」唯ちゃんもイった。
「おおおーっ!」伊藤さんがどばどばどばーん!と12歳の体内で射精した。
「んむむーっ!」小池さんもどっぴゅぴゅーん!と13歳のおまんこに射精した。
果てた二人の男たちはぜいぜい云いながら、美しい熟女二人と可愛い少女二人の計四人の女を取っ替え引っ替えしておまんこ出来るこれからのバラ色の性生活に胸を膨らませていた。「倦怠期倦怠期、飛んでけーっ!」であった。
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