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31. 三悪揃い踏み

警官と教師が常軌を逸したスケベであることは周知の事実である。少女買春、覗き、トイレや駅の階段での盗撮、幼女へのいたずらなどの逮捕者のトップ・クラスの職業はその二つだ。作者はそれに役人という職業を加え、“三悪”と称したい。いずれも無くてはならない職業だが、その必要性にあぐらをかいた彼らの一部の行動は目に余るものがある。

高雄、暁男、輝彦の三人は、小・中・高とずっと一緒、おまけに学部は異なったものの同じ地方大学に通った長い付き合いの友達同士だった。三人全員の就職が決まった夜、三人はハシゴしてしたたかに飲んだ。仕上げに輝彦君の家に行き、焼酎を呑んだ。
「お兄ちゃん、うるさくて寝られないじゃない!」輝彦の妹・輝代ちゃん(18歳)がパジャマ姿で、三人が呑んでいる輝彦の部屋に怒鳴り込んで来た。輝代ちゃんはロングヘアをアップにまとめた、ぽちゃぽちゃっとした顔と身体の可愛い娘。
「あー、悪い悪い。もうすぐお開きにすっから」と輝彦。
「嘘じゃないでしょね?ほんとにもう止めてよね」輝代さんが戻りかける。
「あ、輝代!水持って来てくれ」と輝彦。
「えーっ?」
「それ飲んだら寝っから」
「んもう!」輝代ちゃんがぷりぷりして台所の方に向かう。

「おい!」暁男が誰にともなく云う。「輝代ちゃん、凄え色っぽくなったなあ!え?」
「まだガキだよ」と輝彦。
「とんでもねえ!もう立派な女だよ。まだ処女かな?」
「あの歳で処女はねえだろ」と高雄。
「おい、おれの妹にちょっかい出すなよな」輝彦が云う。
「え?お前、輝代ちゃんとデキてんの?」と暁男。
「何だと?あいつはおれの妹だぜ?」輝彦がむっとして云う。
「妹だからやっちゃいけねえって理屈はねえだろ?今の言い草は『おれのスケに手え出すな』って感じだったぜ?」
「バカヤロ!そんなんじゃねえよ!」と輝彦。

「お待たせ。すぐ寝てよね?」戻って来た輝代ちゃんが、水の入ったピッチャーとコップ三個を兄に渡して、部屋を出かかる。
「おーっと、輝代ちゃん」暁男が輝代ちゃんに抱きつき、畳の上に転がしてのしかかる。
「きゃああ!やーだーっ!やめてっ!ふざけないでっ!」輝代ちゃんがじたばたする。
「ふざけてんじゃねえよ。輝代ちゃんとお休みのキスしてえんだ」暁男が輝代ちゃんの唇にキスしようとする。
「やーん!お兄ちゃん助けてっ!」輝代ちゃんが暁男の口を逃れるべく、頭を左右に振りながら云う。
「暁男っ、やめろ!」輝彦が暁男の身体を妹からひっぺがそうとする。
「高雄、分ってるな!」と暁男。
「おう!」と高雄。大体において悪いことを思いつくのは、三人の中のリーダー格の暁男だった。三人は過去にも見知らぬ女性を何度か輪姦したことがあり、女性の手足を押さえたりするチームワークは抜群だった。暁男の高雄への呼びかけは、輝彦を押さえて俺の邪魔をさせるなという意味であった。高雄は後ろから輝彦に近づき、羽交い締めにして暁男から遠ざけた。
「放せ、高雄!やめろ、暁男!」輝彦が高雄の腕の中でもがく。
「やめてーっ、どいてよーっ!」輝代ちゃんが叫ぶ。
「うっせえな。たかがキスぐれえで何だい。ぎゃあぎゃあ騒ぐとほんとにやっちゃうぞ」暁男が輝代ちゃんの股を腰でへこへこする。
「やだーっ!やめて!」と輝代ちゃん。
「やめろ、暁男っ!」と輝彦。

「いけね。立って来やがった」暁男は輝代ちゃんを押さえ付けながらズボンのジッパーを下ろして勃起したペニスを取り出した。
「?」高雄は唖然とした。悪ふざけでキスするだけかと思ったら、暁男は本気で輝代ちゃんとおまんこするつもりらしい。友達の妹と!
「冗談じゃねえ。頼む、暁男!やめてくれ!」と輝彦。
「大人しくキスさせてくれてりゃこうはならなかった。悪いのは輝代ちゃんだぜ」と云いつつ、暁男は輝代ちゃんのパジャマのズボンとパンティを一気に脱がしてしまった。
「ひゃああ!駄目ーっ、やめてっ!」輝代ちゃんが激しく両脚をバタバタさせる。男たちの目は自然に輝代ちゃんの股間に吸い寄せられた。兄の輝彦の目も例外ではない。まだ恥毛は薄くて少なかった。割れ目はふっくらと盛り上がっているが、ぴしゃりと閉じている。
「おい、いい加減にしろ!そこまででやめろ!」と輝彦。
「おれはやめたくても、こいつが云うことを聞かねえ」暁男がペニスを指差す。暁男はそのまま、指を輝代ちゃんのおまんこに突っ込んだ。指を二本にして、輝代ちゃんの膣内を掻き回した。「おー、処女じゃねえな。経験済みだぜ」暁男が輝代ちゃんのGスポットを探りながら、親指でクリトリスを撫でる。
「あーん、やーん!あはーん!」輝代ちゃんが泣き声とよがり声を混ぜた複雑な声を挙げる。
暁男は愛液でびとびとになった指を抜き、代わりにペニスをぶち込もうとする。
輝代ちゃんが腰を捻って性交を避ける。
「おとなしくやらせろ、このーっ!」暁男が輝代ちゃんの頬を張る。
「ひーっ!」輝代ちゃんが怯む。
その一瞬をとらえて、輝代ちゃんのおまんこに暁男がずぶりとペニスをぶち込む。
「あおーっ!」輝代ちゃんが悲鳴を挙げる。
「おお、いいおまんこだぜ。やってよかった」と暁男。
「馬鹿野郎!」輝彦が力なく座り込んだ。
暁男が腰をぐりぐりさせ、へこへこさせる。
「あはーん!」犯されながら輝代ちゃんがよがってしまう。
「もう駄目!」暁男が激しくピストン運動をして射精した。

「おめえの番だ」濡れたペニスを輝代ちゃんのパジャマのズボンで拭いながら、暁男が高雄に近寄って来て云った。
「おし!」高雄が輝代ちゃんの股の間に膝を突き、ズボンとパンツを下ろす。
「高雄!クソ!」高雄に躍りかかろうとした輝彦を暁男が押さえる。
「高雄さん、やめて!」と輝代ちゃん。
「わりいな」と云いつつ高雄が勃起したペニスを、暁男の精液にまみれた輝代ちゃんのおまんこに押し込む。
「ぐむうう!」輝代ちゃんが呻く。
これまで犯したのはみな成人女性ばかりだった。18歳の娘というのは初めてだ。高雄は輝代ちゃんの締まりのいいおまんこに驚いた。高雄はおまんこしながら、輝代ちゃんのパジャマのボタンを外し、下着を持ち上げておっぱいを曝け出させた。お椀を伏せたような、形のいい可愛いおっぱいが現われた。高雄は輝代ちゃんの乳首を舐めながらおまんこした。
「あはーん、うむーん!」よがるつもりのない輝代ちゃんがよがってしまう。身体が反応してしまうのだから、どうしようもない。
高雄は輝代ちゃんの丸く豊かなお尻を撫でながら、腰を押し付けたり、前進後退させたり、左右に廻したりした。
「あーん!あはんあははーん、あわーん!」輝代ちゃんの呼吸が荒くなった。下になっている輝代ちゃんが腰を突き上げて、性器の深い結合を望む。
高雄は輝代ちゃんの両脚を抱えて高く上げ、おまんこを上向きにしてペニスを突き刺す。ペニスが輝代ちゃんの子宮口に届く。
「ぎゃうーん!」輝代ちゃんがイった。
「うむむーっ!」高雄もどぴゅぴゅーん!と射精し、輝代ちゃんの体内で暁男と高雄の精液が交ざり合った。

「今度はおめえだ」暁男が輝彦に云った。
「じょ、冗談じゃねえ。妹となんか…」輝彦が身体を固くする。しかし、その目は妹のおっぱいと、友達二人の精液が垂れるおまんこを忙しく行ったり来たりしている。
「おれたちは仲間だろ?」と暁男。「いつだって三人で姦(や)った。姦れ」
「いやだ」と輝彦。
暁男が輝彦の股間に手を伸ばして、ぐいとペニスを掴む。「立ってるじゃねえか。やりたくねえとは云わさねえぞ」
「他の女ならともかく、妹だから…」輝彦は頑なに拒む。
「妹だって女には違いねえよ」と暁男。「しかも、いいおまんこだぜ。これまでにコマした女とはダンチだ」
「妹とはいつだって出来る。お前らが帰ったらやるよ」と輝彦。
「なに云ってるの、お兄ちゃん!あたしやだからね、お兄ちゃんとおまんこなんて!」輝代ちゃんが起き上がってパジャマのズボンを取ろうとする。
「高雄!」また暁男君のサイン。高雄が輝代ちゃんにタックルする。
「きゃあーっ!」ドデンとひっくり返された輝代ちゃんが叫ぶ。
「ほら。やるんなら今しきゃねえ。輝彦、やれ!」輝代ちゃんの右足を暁男が押さえ、高雄が左足を押さえる。

輝彦がティシューを手に、妹の股間に近づく。輝彦は優しく妹のおまんこから垂れる精液を拭き取り、膣口にもティシューを入れて精液を吸い取った。そして、顔を妹の股間に埋め、まだ友達二人の精液の味がするおまんこを舐め始めた。
暁男と高雄はぶったまげた。これまでの輪姦ではそんなことはあり得なかった。迅速に性欲を処理し、可及的速やかに犯行現場を立ち去るべきだったからだ。
「お、お兄ちゃん!そんな!」輝代ちゃんも驚いた。犯されるのかと思ったら、そうではない。兄にクンニされている。「あううう!」他の男たちにない兄の優しさが嬉しかった。
輝彦は妹のクリトリスを舐めながら、膣内に指を入れて膣壁を撫でる。
「あはーん!」輝代ちゃんは目を閉じてうっとりしていた。他の男に見られていることも気にならなかった。
輝彦が膝立ちしてズボンとブリーフを押し下げた。びっくり箱のように、びよーん!と勃起したペニスが飛び出して揺れた。
兄の舌と指の動きが止まったのに気づいた輝代ちゃんが目を開け、兄の固く長く太くなったペニスを見て目を丸くした。兄も自分とおまんこする気なのだ。「駄目!お兄ちゃん、近親相姦なんて駄目よ!」輝代ちゃんが叫んだ。
輝彦がびくっとなった。
「気にすんな。やれ!いいおまんこだぜ」悪魔のような暁男が囁く。
輝彦は考えた。どうせ悪友を連れて来たことで後で妹から誹(そし)られ罵られるのは目に見えている。悪友二人が味わった妹のおまんこの味を知らないのでは、これから話が合わない。「妹とはいつでも出来る」と云ったが、一人で妹を強姦することなど出来そうになかった。やるんなら今だ。輝彦は妹のおまんこにペニスを当てた。
「お兄ちゃんっ!駄目ーっ!」輝代ちゃんが叫んだ。
その叫び声も終らないうちに、兄のペニスは妹の体内にぶち込まれていた。
「わーんっ!」兄にまで犯されるとは!輝代ちゃんの目に涙が溢れた。
輝彦は妹とのおまんこに感動していた。その若くきついおまんこの快さはもちろんだが、それだけではなかった。いつの間にか女の身体になっていた妹。いつの間にか男を知っていた妹。今まで女とは思っていなかった妹が男を悦ばせるほどに成長したのが嬉しかったのだ。輝彦は片手で妹の乳首を弄くり、片手で妹のお尻を撫で廻した。腰を廻して、妹のクリトリスを刺激する。 「あーん、ああーん、あうーっ!」輝代ちゃんが涙も乾かないうちによがる。

暁男も高雄も初めて見る近親相姦に胸をどきどきさせていた。世間でいけないこととされ、口にするのも憚られる行為が、いま目の前で行なわれている。タブーを冒しているという意味では凄かった。しかし、表面的にはただの普通のセックスにしか見えない。兄妹の性器が交わった瞬間に雷鳴が轟いたわけでもなく、稲妻によって二人が焼き殺されるわけでもなかった。なぜ、これがタブーなのか分らなかった。

輝彦は妹の身体をしっかり抱き、妹と舌を絡め合っていた。輝夫の腰はたゆみ無く動き、妹の性感を高めている。それはもはやレイプではなく、愛し合う兄妹のおまんこのようであった。暁男と高雄はずっと押さえていた輝代ちゃんの足を放した。するとその足はぐーんと上がって兄の尻を両側から抱えた。
「がぶぶう、むぶーんぐ」口を封じられている輝代ちゃんがよがる。
輝彦が浅く深くペニスを出し入れし、右に左に腰を回転させる。そのテンポが次第に速まって来る。
「むぶぶががあーっ!」輝代ちゃんがイきかける。
妹の天国への旅立ちを感じ取った輝彦が、妹と一緒にクライマックスを迎えようと、最速のおまんこをする。
「ばぐわーんっ!」輝代ちゃんがイった。
「むぐーんっ!」輝彦がどばどばーん!と妹の体内で射精した。悪童三人の精液が混ざり合った。
いつの間にか、暁男と高雄の姿は消えていた。

その後、暁男は警察官になり、高雄は市役所勤務、輝彦は中学校の教師になった。

数ヶ月後、輝代ちゃんが妊娠していることが判った。
「堕ろすしかねえな」輝代ちゃんから打ち明けられた輝彦が云った。
「堕ろさない。あたし、産む」と輝代ちゃん。
「どーして?誰の子かも分らんのに?」
「中絶手術は日常茶飯のことになってるけど、ごくたまに手違いがあるのよ」と輝代ちゃん。
「へえ?」
「手違いがあると、その女は一生子供を作れなくなるの。あたしは女に生まれた以上子供がほしい。たとえ0.001%のリスクであっても子供が作れなくなるなんて、嫌!」
「でも、それじゃ未婚の母だぜ?」
「それも嫌。子供には父親が必要だわ」
「じゃ、どうすんだい?」輝彦が途方に暮れる。
「お兄ちゃんとは結婚出来ないから、暁男さんか高雄さん、どっちか。あたしの希望は高雄さん」

「…ということなんだ」輝彦が旧友二人に説明した。「高雄、お前、輝代と結婚してくれるか?」
「そ、そう急に云われてもなあ」高雄が逃げ腰になる。
「第一、あの晩に妊娠したという証拠あんのかよ?」と暁男。「おめえら、あの晩、兄妹で随分しんねこしてたじゃねえか」
「どういうことだ?」と輝彦。
「あれからこっち、ずっと二人でやりまくってたということも考えられる。輝代ちゃんが妊娠したのは、おめえの子じゃねえかってことさ」
「あいつとやったのはあの晩だけだ。あれからはやってない!」
「さあな?あん時の様子じゃ、輝代ちゃんもおめえを歓迎してた。あの後、ずっとやってたってことは充分あり得る」
「やってたって証拠あんのか?」輝彦が気色ばむ。
「やってなかったって証拠、あんのかよ?」と暁男。
「待て待て。そりゃ水掛け論だ」高雄が割って入った。「暁男かおれのどっちかが輝代ちゃんと結婚するかどうかを話すしかねえ段階だろ」
「その通り」と輝彦。 「で、輝代ちゃんはおれを嫌ってる」と暁男。
「おめえがあいつを犯し始めたからだ」と輝彦。
「始めたのはおれだが、結局みんなやったじゃねえか!」と暁男。

「責任のなすりあいやってても始まらねえ。おれが輝代ちゃんを嫁に貰おう」と高雄。
「おおっ!」輝彦が相好を崩す。
「お前っ!」暁男が驚く。
「一つだけ条件がある」と高雄。「輝代ちゃんがおれの女房になったら、おめえらは絶対手を出すな。あの日、一緒におまんこしたからと云って、もう二度と駄目だ。それが条件だ」
「友達の女房にちょっかいは出さねえよ」と暁男。
「友達の妹にちょっかい出したのは誰だ?」と輝彦。
「またー」と高雄。「済んだことは済んだことだ。輝彦、お前、兄妹でまたおまんこしたりしないか?」
「しない。約束する」
「じゃ、輝代ちゃんはおれが貰う」
「おめえらは義兄弟か?めでてえな」と暁男。

それから13年経った。輝代ちゃんと結婚した高雄は、12歳の娘と10歳の息子の父になっていた。暁男は刑事ではなく、広報部門に所属して出世していた。輝彦は相変わらず中学校の教師だった。暁男も輝彦も結婚して子供があった。

久し振りに暁男が高雄を呼び出した。どっかで呑むのかと思ったらそうではなく、川っぷちの公園のベンチで会おうと云う。そんなことはかつてないことだった。
「何だ?内緒の話か?」開口一番に高雄が尋ねた。
「ああ。極秘だ。署に手紙で垂れ込みがあってな。市庁舎移転新築工事に絡んで不正入札が行なわれたという内容だ」
「何だって?」高雄が愕然とする。
「おれはおめえに『いくら賄賂を貰った?』などと野暮なことは聞かねえ。古い友達だからな」
「お前、おれを疑ってるのか?」と高雄。
「やめろよ。おれはトーシロじゃねえんだ。おめえが市側の入札の中心にいることだって知ってる」
「…」
「おれはその手紙を破り捨てた。また来るかも知れん。そん時はどうしたらいい?」
「…」
「あくまでもシラを切るつもりか?吐いちまえ。友達じゃねえか」
「助けてくれ…」絞り出すように高雄が云った。
「その調子だ。垂れ込みが何通来ようが、おれが広報担当である限りはおめえは大丈夫だ」
「ありがとう!」高雄が暁男の手を取って握り締めた。

「ただし、タダじゃねえ」と暁男。
「えーっ?おれを脅迫しようってのか?」高雄が真っ青になる。
「金が欲しいなんて云わねえ。減るもんじゃねえものが欲しい」
「なに?輝代とまたやらせろとでもいうのか?」
「馬鹿な。中年のオバンならうちにも一人いらあ」
「じゃ、何だ?分らん」高雄が途方に暮れる。
「おめえの娘とやらせろ」暁男が云った。
「なにー?瑠璃(るり)はまだ12歳だぞ」高雄が呆れる。
「だからいいんじゃねえか。おれは子供とやりてえんだ」
「貴様、それでも警官か!人を脅迫して未成年とおまんこしようなんて!」
「お巡りだから未成年と公然とはやれねえ。お前の子供となら世間にはバレねえだろ」
「お前の子供かも知れないんだぞ!近親相姦したいのか?」と高雄。
「それも興奮材料の一つだ。な、やらせろ」
「断る」
「なにい?」思いがけない返事に暁男が面食らう。職を追われ、収賄で刑務所行きを免れるためなら、高雄はどんな要求にも屈すると高を括っていたのだ。「ギブアンドテークって言葉を知らねえのか?」

「おれの不始末のために瑠璃を傷物には出来ない。あれには明るい未来が必要だ」と高雄。
「ほう?気の利いたことを云うじゃねえか」と暁男。「じゃ、おれはもう知らん。次の垂れ込みが来たら、新聞にでもリークするのがいいかもな」
「そ、そんな!」高雄が慌てる。新聞社がほじくり始めたら大事(おおごと)だ。
「じゃあな」暁男が立ち去りかける。
「待て!」
「ん?考え直したのか?瑠璃ちゃんとやらしてくれるか?」暁男がにんまりする。
「時間をくれ。可能かどうか考える」
「よかろう。ただし、一週間だ。おれのペニスはもううずうずしてるんだ。それ以上は待てん」
「…」
「いいな?じゃあな」暁男が去って行った。

高雄は途方に暮れた。普通なら、娘にそんなことを頼むことは出来ない。しかし、頼まざるを得なかった。もともと、不正入札に加担して賄賂を受け取ったのは、自分が贅沢したいためではなかった。建て売り住宅の月賦が家計を圧迫していたのだが、それに加えて妻となった輝代さんに浪費癖があったため、常に家計は危機に瀕していた。役人の給料など知れたものだから、高雄は付き合い酒の金を捻り出すのにも困る状況だった。家のため、家族のための汚職であった。しかし、妻には自分のやったことを知られたくなかった。…娘にも。しかし、暁男とのおまんこを娘に頼むからには、ある程度真実を話さなくてはならないだろう。

輝代さんがテニスに出掛けた日曜の午後、高雄は意を決して瑠璃ちゃんの部屋を訪れた。
「瑠璃、話がある。ここへ来て座れ」勉強机で漫画を描いていた瑠璃ちゃんに、高雄が云った。
「なあに?」瑠璃ちゃんは何か叱られるのかと恐る恐るやって来て、ぺたんと座った。12歳の瑠璃ちゃんはショートヘアに大きな目、二重瞼、膨らんだ頬っぺた、肉厚の唇を持つ可愛い少女。
「瑠璃、お前処女か?」と高雄。
「えーっ?」パパの凄い質問に瑠璃ちゃんが驚く。
「怒らないから正直に云ってくれ。頼む」
瑠璃ちゃんにとって、パパのこんな真剣な表情は初めてだった。「あたし、処女だよ」瑠璃ちゃんが云った。
「処女か…」高雄があからさまにがっかりした表情で呟いた。普段なら喜ぶべきことだが、これから切り出す話には処女でない方が望ましかった。
「処女じゃいけないの?」と瑠璃ちゃん。
「いや、いけないことはない」と高雄。「これから話すことは、ママにも誰にも内緒だ。いいか?」
瑠璃ちゃんがこっくりした。
「瑠璃は暁男小父さん知ってるね?あの小父さんがおまえとおまんこしたいって云ってるんだ。やってくれるか?」
「なにーっ?」瑠璃ちゃんがびっくり仰天する。

「お前が暁男小父さんとおまんこしてくれないと、パパは市役所を馘になって刑務所へ入らなきゃならなくなる」と高雄。「そうなったら、ママは病院の便所掃除、お前と貞雄は乞食にでもなるしかない」貞雄というのは10歳になる長男である。
「やだー、そんなの!あたし、高校も大学も行きたいもん!」と瑠璃ちゃん。
「パパもそのつもりだった。しかし、パパが一寸悪いことをしたのを暁男小父さんに知られてしまった。お前が小父さんにおまんこさせてやれば、小父さんはパパを庇ってくれるが、嫌がれば、パパを見放すと云うんだ」
「どんな悪いこと?泥棒したの?」
「泥棒じゃないが、市役所の職員としてやってはいけないことだ」
「刑務所に行くほど?」瑠璃ちゃんが眉をひそめる。
「そうだ」高雄が目を伏せる。
「あたし、おまんこなんかしたくないもん」
「お前の歳ならそれが当然だ。しかし、女はいつまでも処女のままではいられない。いつかは処女でなくなる。早いか遅いかの違いだけだ」
「何であたしなの?あたし、何も悪いことしてないのに」瑠璃ちゃんがしくしくする。
「済まない!」高雄は娘の前に両手をついた。
「あたし、やだ」瑠璃ちゃんが云った。瑠璃ちゃんには多少セックスの知識があった。処女喪失が痛みを伴うこと。相手が性急で乱暴だと擦過傷があることなど。
「駄目か」と高雄。
「ごめんね、パパ」瑠璃ちゃんが悲しそうな顔をして云った。
「いいんだ」高雄は云って、立ち上がった。

高雄は真剣に自殺を考えた。いま死んでしまえば、汚職の嫌疑は免れ、家族が汚名を着ることもないだろう。公務員年金は無理だが、退職金は遺族に支払われる。しかし、どうやって死ぬか?様々な方法が脳裏に浮かんでは消えた。どの方法も恐かった。高雄はまだ死にたくなかった。しかし、刑務所で暮らすなぞ惨めで、死ぬより嫌だった。自殺するのが誰のためにも一番いい選択だった。

高雄がダイニング・キッチンで焼酎を呷(あお)っていると、瑠璃ちゃんがやって来た。
「あれ、ほんと?あたしが小父さんとおまんこしないと、パパが刑務所へ行くってこと」と瑠璃ちゃん。
「ああ、ほんとだ」と高雄。
「じゃ、あたし、小父さんとおまんこする」そう云って瑠璃ちゃんが向きを変え、すたすたと歩み去った。
高雄は呆然とした。自殺しなくて済むのだ。助かったのだ。高雄は瑠璃ちゃんの後を追った。
「ありがとう!瑠璃!」高雄は瑠璃ちゃんを抱き締め、頬をすり寄せた。
「ぐるじい!」瑠璃ちゃんが息を詰まらせる。
「パパは自殺しようかと思ってたとこだった」
「えーっ?」瑠璃ちゃんがびっくり仰天する。
「刑務所なんかへ行ったら、ママやお前や貞雄に済まない。いっそ死んじゃおうかと思ったんだ」
「パパ、死なないで!」瑠璃ちゃんが涙を浮かべて、高雄に抱きつく。
「お前が暁男小父さんとおまんこしてくれれば死なずに済む。助かったよ」高雄は娘の身体を撫で廻した。12歳の幼い身体。高雄の脳裏に、暁男が瑠璃ちゃんを犯しているイメージがよぎった。現金なもので、生きる望みが降って湧いた途端、別な欲望がむくむくと起き上がった。

「瑠璃。パパとおまんこしよう!」高雄は娘のお尻や太股を撫で擦った。
「えーっ?」瑠璃ちゃんが驚く。
「処女が初めておまんこすると、ちょっと痛いそうだ」
「うん、聞いてる」
「暁男小父さんがそっと優しくやってくれるかどうかは分らん」と高雄。「だが、パパと一度やっておけばもう痛くなくなるから安心だ」
「でも…」瑠璃ちゃんは本能的に父親との性交を警戒する。
「瑠璃!パパは、可愛いお前の処女を他人に渡したくないんだ。パパとやろう!」高雄が娘の身体を押し倒し、スカートをめくってパンティを引き摺り下ろす。
「きゃああ!」瑠璃ちゃんが叫ぶ。
高雄は娘のおまんこを舐め廻した。割れ目を、クリトリスを、膣口を。
「あふーん!」恥ずかしいところを父親に舐められた瑠璃ちゃんが興奮する。濡れた舌で性器を舐められる快感。それにも増して、身体の中で最もばっちいところを舐めてくれる父の愛情。12歳の瑠璃ちゃんは父親に全てを許す気になった。

高雄は幼い娘のおまんこを舐めながら興奮していた。いずれ、娘のこの身体は暁男によって蹂躙される。その前に、自分が自分の領土として宣言しておくべきなのだ。瑠璃ちゃんのおまんこから、たらーりと愛液が漏れた。もう高雄の性欲を宥めることは不可能だった。高雄はズボンとブリーフを脱いだ。ペニスはびんびんに勃起している。それは娘のおまんこに突っ込まれることを欲して、びくんびくんと脈打っていた。
「お前が『ストップ!』と云ったら、パパは動きを止める。いいか?」と高雄。
「分った」と瑠璃ちゃん。
高雄は娘の幼い膣口に亀頭を当て、静かに押した。娘のきついおまんこは抵抗し、なかなか侵入を許してくれない。しかし、どんどん湧き出る愛液の助けによって亀頭先端がめり込んで行く。
「痛!」と瑠璃ちゃん。処女膜が切れたのだ。
高雄は娘の処女を奪ったことに感動していた。瑠璃ちゃんが誰の種で生まれたのかは定かでない。暁男の種かも知れないし、輝彦の種かも知れない。あるいは本当に自分の子かも知れない。DNA検査をしない限り真実は分らないのだが、いまさらDNA検査をするのも大仰だった。瑠璃ちゃんが自分の娘なら立派な近親相姦だが、友達の種なら単なる未成年とのセックスに過ぎない。いわく云い難いおまんこであった。高雄は娘の痛みが引くまで娘の身体のあちこちを愛撫した。そして、娘の唇にキスし、舌を潜り込ませて娘と舌を交えた。
瑠璃ちゃんにとっては何もかもが初体験であった。おまんこも、キスも…。キスはいいとして、体内にバットをぶち込まれたような異物感は不快であった。鋭い痛みを感じたのもセックスの魅力を半減させた。舐めて貰うだけの方がずっといいと思った。

高雄がそっとペニスを押し引きした。
「まだ痛いか?」と高雄。
「んー、だいじょぶ…みたい」と瑠璃ちゃん。
高雄はずぶずぶとペニスをきついおまんこに埋め込んだ。
「うむうう!」瑠璃ちゃんが呻く。
「おおお、いい!いいおまんこだぞ、瑠璃!」高雄が興奮して云う。
「そ、そうなの?」瑠璃ちゃんには分らない。
「ああ。お前、もてるぞ!」
「う、嬉しいわ」
高雄は娘とのおまんこを楽しんだ。暁男の脅迫がなかったら、こんなことはあり得なかった。暁男に感謝したいぐらいの気持だった。ペニスの動きに処女の肉襞が追随して離れない。その肉襞と擦れ合う感触、快感。高雄はうっとりした。
瑠璃ちゃんはクリトリスの快感を求めた。腰を突き上げ、ぐりぐりした。
高雄はすぐさまその意味を感じ取った。高雄も腰をぐりぐり廻した。
「あうーっ!」瑠璃ちゃんがよがった。
高雄は処女がイけるなどという話は聞いたことがなかった。女が快感を得るにはかなりの回数やらないといけないとされている。しかし、イかないまでも快感を充分感じられれば最高であろう。高雄は処女をくれた娘に快感のお返しをしようと決意した。

高雄は瑠璃ちゃんのシャツを捲り上げて平らな胸の乳首を舐めながら、腰を右旋・左旋させ、圧したり、押し上げたり、押し下げたりしてクリトリスを刺激した。
「あはーん、あははーん!」瑠璃ちゃんがよがる。
高雄は娘の身体のあらゆるところを撫で廻し、揉んだ。発育途中の身体に肉はあまりついていなかったが、お尻と太股は揉み甲斐があった。
「あうーん!むふーん!」瑠璃ちゃんがおまんこを楽しみ始める。
高雄は娘にキスし、舌を絡ませた。瑠璃ちゃんはそのぬめぬめ感にしばし抵抗したが、身体の上と下で交わることに興奮し、次第に積極的に舌を交えるようになった。
高雄は最高に興奮していた。近親相姦かも知れないし、ただの未成年とのセックスかも知れないという落ち着かない感じの性交。いずれにせよ12歳の処女と交わっている満足感・幸福感は最高だった。高雄が腰のぐりぐりにピストン運動を交え、次第にテンポアップする。
「ぶぶぐうーっ!」口を塞がれている瑠璃ちゃんが喘ぐ。
高雄が瑠璃ちゃんの乳首を刺激し、腰のぐりぐり運動を急速にする。
「あうっあうっあうっ!」瑠璃ちゃんがオットセイのように叫ぶ。
「瑠璃ーっ!」高雄が断末魔を迎え、どぴゅぴゅーんどっぴゅーん!と娘の体内で射精した。
「あわわーんっ!」瑠璃ちゃんがパパを追いかけてイった。

数日後、瑠璃ちゃんは暁男に連れられてどこかへ行き、おまんこされた。高雄は瑠璃ちゃんに「どうだった?」などと聞かなかった。暁男とのおまんこがよかったにせよ悪かったにせよ、どっちみち不愉快な話だからだ。高雄と瑠璃ちゃんはその後もおまんこした。高雄にとっては、瑠璃ちゃんのきついおまんこに病み付きになったこともあったが、同時に暁男のペニスの痕跡を払拭する儀式でもあった。

充分注意していたつもりだったが、父娘の相姦は妻の輝代さんの知るところとなった。輝代さんは烈火の如く怒り、「あたしもやる!」と10歳の息子のペニスを立たせておまんこしようとした。立たなかった。そこで、結婚前に相姦したことのある兄・輝彦を呼び寄せて、おおっぴらに兄妹相姦をしようとした。輝彦は高雄がつけた「妻にちょっかいを出すな」という条件を覚えていたので、妹の云いなりにはならなかったが、高雄と瑠璃ちゃんの相姦について聞かされ、「それなら…」と久し振りに妹とおまんこした。それを知っても高雄は怒らなかった。

輝彦は自分も瑠璃ちゃんとやりたいと思った。12〜15歳のロリータたちに囲まれて傍目にはウシシな中学教師であったが、一寸お触りでもしようものなら解雇、教員免許剥奪という刑が待っている。スケベ教師・輝彦にとってはウシシどころか、美味しそうな餌を与えられながらお預けを食らっているブルドッグの心境の日々であった。瑠璃ちゃんとやれれば、その欲求不満が解消出来るのだ。

「おい、おれにも瑠璃ちゃんとやらせてくれ」輝彦が高雄に云った。
「バカヤロ。絶対駄目だ」高雄が断固として云った。
「輝代は、お前が瑠璃ちゃんとやっている以上、おれもやって構わないと云ってる。だから、おれはお前の了解を得る必要はないんだが、一応筋を通してるんだ」
「輝代にそんなことを云う権利はないし、お前にも瑠璃とやる権利はない」にべもなく高雄が云った。
「ある。あの子はお前の子かも知れないが、おれの子かも知れない。お前がやるんなら、おれだってやる権利がある」
「お前、自分の娘とやりたいのか?」
「近親相姦も興奮材料の一つだ」
「ケっ。みな、同じことを云いやがる」
「え?」
「なんでもない。育てたのはおれだ。お前には何の権利もない」高雄が会話を打ち切った。

「瑠璃ちゃん?」輝彦は姪に直接接触した。「伯父さんが瑠璃ちゃんを可愛がってることは知ってるよね?」
「うん!お勉強教えてくれるし、瑠璃も伯父さん大好き!」と瑠璃ちゃん。
「瑠璃ちゃん、最近パパとおまんこしてるそうだね?」
「…」瑠璃ちゃんが沈黙した。父親とのおまんこがいいことのようには思えなかったからだ。
「伯父さんにもやらしてくんないかな?」と輝彦。
「伯父さんっ!」瑠璃ちゃんがたまげる。
「伯父さんはキミのママの兄さんだ。キミの家族みたいなもんだ。キミがパパとやってるんなら、伯父さんとやってもおかしくないよ」
「…」
「パパとは週に何回ぐらいやってるの?」
「…」
「ねえ!」
「三回ぐらい」
「ふーん?」ここで輝彦は用意した爆弾を投下した。「暁男小父さんともそのぐらいやってるの?」
「とんでもない!」と瑠璃ちゃん。
「何回?」輝彦が食い下がる。
「一回だけよ!やんないとパパが刑務所行きになるからって、パパに頼まれて」
輝彦は驚いた。瑠璃ちゃんが餌に食いついただけでなく、何やら凄い秘密を漏らしたからだ。(刑務所行き?)輝彦はその理由を根掘り葉掘り聞き出そうとしたが、瑠璃ちゃんも詳しくは知らないようだった。

「高雄が刑務所行きになるネタを教えろ」と輝彦が暁男に云った。
「なにい?」暁男が驚く。
「別に高雄を売ろうってんじゃない。おれもお前みたいに瑠璃とやりたいだけだ」
「何のことだ、一体?」
「とぼけるな。ヒントだけでもいい。教えろ」
「クソ。ヒントだけだぞ。市庁舎だ。これ以上は云えん。おれの馘だって危ないんだ」そう云って、暁男は口を閉ざした。

輝彦はインターネットで市庁舎について調べ、市の図書館で地方紙の市庁舎関連の記事を探して読んだ。市庁舎移転の記事が多かった。新築工事の入札に関して記者団に説明しているのは高雄だった!次第に輝彦には読めて来た。まだ全貌は分らないが、こんぐらがった糸が解けて来た感じがあった。暁男はなぜ「おれの馘だって危ない」などと口走ったのか?暁男が広報窓口であることからすれば、彼が密告を受け取り、握りつぶしている可能性が考えられた。しかし、どれもこれも憶測であり、何一つ証拠と呼べるものはなかった。輝彦は、入札疑惑をちらつかせて再度高雄に瑠璃ちゃんとのおまんこを迫ったが、相手にされなかった。こちらもそれ以上強硬に出るだけの材料を持たなかった。

数ヶ月経った。輝代さんは長男・貞雄君のペニスを立たせ、ついに母子相姦に成功した。貞雄君は父の目を盗んでは姉・瑠璃ちゃんともおまんこするようになった。

地方新聞の編集部に一通の手紙が届いた。市庁舎移転新築工事の入札で不正が行なわれたという告発であった。差出人の住所氏名はない。それには「何度も警察に通報したが無視された」とも書かれていた。新聞社は市役所と警察、入札した建設業者などに取材を開始した。

さらに数ヶ月後、高雄と暁男が起訴され、有罪となった。捜査本部は高雄に支払われた巨額の賄賂の行方を追ったが、高雄は「競馬で全部スッてしまった」の一点張りであった。短期間に競馬で使い果たせる額ではないので、それが虚偽であるのは明らかだったが、当人や家族名義の口座には賄賂の額に匹敵する預金は見当たらなかった。

輝代さんと瑠璃ちゃん、貞雄君は、一家の稼ぎ手を失って路頭に迷うことになった。手に職も無く、浪費するばかりだった輝代さんには、建て売り住宅の月賦を継続する能力もなかったので、家を転売しアパートに住むことを考えた。輝彦が救いの手を延べた。
「みんな聞いてくれ」輝彦が妹・輝代さん、瑠璃ちゃん、貞雄君を集めて云った。「お前らのパパが刑務所から出て来るまで、伯父さんがお前らの面倒をみよう。全てパパと同じようにさせてくれれば…の話だが」
瑠璃ちゃんには意味が飲み込めず、ぽかんとした。
「瑠璃」と輝代さん。「伯父さんはお前とおまんこしたいのよ。パパと同じように」
「えーっ?マジ?」と瑠璃ちゃん。
「マジだ」と輝彦。「瑠璃ちゃんがやらしてくれないのなら、手を引く」
「瑠璃!いいって云いなさい。伯父さんが助けてくれないと、あたしたち乞食でもしなくちゃなんないんだから!」輝代さんが娘に迫る。
「わかった…」瑠璃ちゃんが呟くように云った。
「よーし。お前らは安心していいぞ。伯父さんの家の近くにアパートを見つけといた。学区は変わるが、便利なとこだ」
「あたし、学校変わりたいから丁度いい!」瑠璃ちゃんの顔が明るくなった。父親の悪事のせいで学校でいびられているのだ。
「ボクも学校変わりたい!」貞雄君も同じだった。
「じゃあ、万事好都合じゃないか。よかった、よかった」と輝彦。
「あのー、家賃どのくらいかしら?」輝代さんが心配する。
「高雄が出て来るまで、おれが払う。心配するな」と輝彦。
「ほんと?わあ、いいのかしら?」輝代さんが喜ぶ。「じゃ、早速瑠璃と一発やる、兄さん?」
「いいかな?」輝彦が瑠璃ちゃんの顔を見る。
瑠璃ちゃんがこっくりし、輝彦の先に立って自室へと向かった。貞雄君がママの身体を押し倒し、キスしながら豊かなおっぱいを揉みしだいた。

読者は、一介の中学教師が妹一家のためにアパートを借り、生活費まで出せるものだろうか?と疑問を抱かれたと思う。実はその資金は輝彦の金ではなく高雄の金であった。高雄は賄賂として受け取った金を秘密の貸金庫に保管していた。警察の事情聴取を受け、逮捕されることが明白になった時、輝彦を呼んで貸金庫の鍵を渡して家族のことを頼んだのだ。瑠璃ちゃんを思い通りにするため、輝彦はあたかも自分のポケットマネーで一家の面倒を見るように見せかけたに過ぎないのだった。

輝彦にとっては万々歳だった。妹と姪(自分の娘?)を妾として囲ったようなもので、好き勝手に近親相姦出来るようになった。中学校で少女たちの肢体にむらむらすると、妹のアパートを訪れ、瑠璃ちゃんの12歳の身体で欲望を満たす。妹と瑠璃ちゃんと同時におまんこすることもあった。妹とおまんこしながら、貞雄君に肛門性交させる3Pも試された。妹のアパートは輝彦のハーレムとなった。

しかし、警察も馬鹿ではなかった。高雄に渡った賄賂が競馬場で消えたとは信じられなかったため、しつこく一家の動向を見張っていたのだ。輝代さんのアパートが兄・輝彦名義で借りられ、輝彦が部屋代を支払っていることが突き止められた。警察も読者と同じ疑問を抱いた。中学の教師の給料でそんなことは不可能の筈だ。綿密な捜査が行なわれ、輝彦名義の口座に巨額の預金があることが判明した。輝彦に事情聴取がなされ、金の出所が明らかになると同時に逮捕された。

小・中・高・大と同じ道を歩んだ三人は、同じ刑務所で暮らすハメになった。完璧な腐れ縁と呼ぶべきであろう。サポーターを失った輝代さん一家は、アパートにも住めなくなって行方不明になった。作者は瑠璃ちゃんを養女にして可愛がってもいいと思い、手を尽くして探索したのだがいまだに足取りが掴めない。読者の近くで瑠璃ちゃんを見掛けた場合には、是非御一報をお願いしたい次第である。




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