33. ママの診察
「ママ、僕悩んでるんだ」と猛君(16歳)が云った。
「なあに?」とママ(38歳)。ママはクリニックと住居が一緒になった建物で開業している内科医である。夫は官僚だったのだが、十年ほど前に他界していた。ママは美人だったから再婚の話は山ほどあった。しかし、ママは全てを固辞して、猛君を一人で育てて来たのだった。
「んーとさあ、あのさあ」猛君が云い淀む。
「何よ。忙しいんだから早く云いなさいよ」今日は日曜日で休診なのだが、ママは保険の書類などの整理に追われていた。
「云いにくいんだよな。弱ったな」
「何なの?性の悩みとかそんなこと?」ママが助け舟を出す。
「偉い!さすがはママ」猛君がパチンと指を鳴らす。
「お前の年齢ならあれこれ悩むこともあるだろけど、ママで役に立つのかしら?」
「立つ!立つ!」
「ママのおまんこ見せてくれなんて云っても駄目よ。見せないわよ、絶対」
「ぎょえー!そんなこと云わないよ」猛君が呆れる。
「じゃ、何さ」
「ママのじゃなく、ぼくのが問題なの」
「ふーん?短小とか、そういうこと?」とママ。
「そうじゃない」
「大きいんならいいじゃないの」
「サイズじゃないの。形なの」
「形?」
「僕、異常なんじゃないかと思って。友達のと違うんだよ」
「どう違うの?包茎?」
「もう皮は剥けてる。でさ、普段萎びてる時は普通なんだけど、勃起するとバナナみたいに反り返るの」と猛君。
「へえ?」ママはそんな話は聞いたことがなかった。「ここじゃ何だから、診察室へ行きましょ」
二人はクリニックの診察室に移動した。猛君がズボンとショーツを脱ぐ。
「Tシャツも脱ぎなさい」とママ。シャツが垂れ下がって、息子のペニスを覆い隠しているからだ。息子を立たせ、ママは普段は患者が座る丸椅子に掛ける。猛君のペニスはしょぼんと垂れ下がっている。
「こういう状態の悩みじゃないんでしょ?」とママ。
「うん。勃起しないと分らない」
「困ったわね」ママが口を尖らす。
ふとママが見ると、息子はある一点を凝視している。
「なに見てんの?」
「ママのおっぱいを透視してんの」と猛君。
「えーっ?」ママが仰天する。
「見るだけじゃ駄目だ」猛君が云って、両手をママの胸に伸ばし、ブラウス越しにおっぱいを揉みしだく。豊満にぷるんぷるん、ぐにゃぐにゃするおっぱいの感触に猛君が興奮する。
「ば、馬鹿!な、なにすんのよっ!」ママが憤慨し立ち上がろうとする。
「立った!見てっ!」と猛君。
「え?」ママが息子の股間を見ると、それは太く長く勃起していた。女体に手を触れた刺激に敏感に反応したのだ。
「横から見てくれる?」猛君が身体を90°廻す。
「んまあっ!」ママは口をあんぐりさせた。バナナみたいに曲がっているというのは嘘ではなかったが、バナナの緩やかな角度ではなく、「く」の字のように屈折しているという表現が正確だった。それも上を向いて反り返っている。ママは16歳にもなる息子が自分のおっぱいに触ったことに抗議し、怒りをぶちまけるつもりだったのだが、「く」の字型ペニスを見た途端、心は怒りよりも好奇心に占領されてしまった。
「確かに変わってる!」ママが息子の息子に見とれながら呟く。
「これって奇形?」猛君が不安そうにママの顔色を読む。
「奇形ってことはないわよ、絶対!」ママが母心で無責任に保証する。
「将来、女の人に馬鹿にされない?」と猛君。
「そんなことない…と思う。そうだ」ママはポケットから携帯電話を取り出した。「知り合いの泌尿器科の先生に相談してみる」そう云いつつ、ママは色んな角度から猛君のペニスの写真を撮った。
翌日の昼休み時間、ママは歩いて五分ほどの駅前の山田泌尿器科に足を運んだ。ママは患者が泌尿器の診断を必要とする場合山田医師に廻し、山田医師は患者の内科の疾患を見つけるとママに廻して来る。持ちつ持たれつの仲であった。
「ひゃあ!こりゃ凄い!」ママの携帯電話の写真を見た山田医師が叫んだ。
「え?どういうこと?酷いんですか?」ママが急き込んで尋ねる。
「あ、いやいや。酷くはありません。逆です。素晴らしいんです」
「へーえ?」ママには理解出来ない。
「私は一万以上の陰茎を見て来ましたが、これほど見事な反り具合は見たことがない。凄い!」山田医師が興奮する。
「どう凄いんですか?」ママが怪訝な顔で聞く。
「いいですか、先生?この陰茎が女性の膣内に入ったとしましょう」
「はあ」ママは息子のペニスが自分の体内に入った場面を想像する。息子と自分がおまんこするなんて、何て破廉恥な想像!
「この陰茎のカーブがどこを刺激すると思います?」と山田医師。「Gスポットを直撃ですよ!」
「…」ママはGスポットという言葉は聞いたことがあったが、実際にどんなものかは知らなかった。自分の専門分野ではなかったし、亡夫はそんなところを攻めてくれなかったからだ。
「この男性は幸せですなあ」と山田医師。「いえね、これがお腹にくっつくような上向きの角度だとまずいんです。自由に曲がらないから、洋式便器に向かって小用を足すのも大変だし、女性との性交の体位も限られる。いいことはほとんどない。しかし、この男性のは適度な上反りですから、女性がウハウハ云って悦びます。ま、それに溺れると女たらしに明け暮れる一生を送るかも知れませんが」
ママは呆然と聞いていた。
「しかし、この男性も大胆ですな。内科の、しかも女の先生の前でこうまで勃起させるなんて。私んとこじゃ患者を勃起させるのに苦労してるんですわ。エロ本やエロ・ビデオを見せたりね。でも、内科の先生のとこじゃエロ本は置いてないでしょうからな。あっはっは」
「先生、怒りますよ!」ママが山田医師をキッと睨む。
「いや、こら失敬。ところで、もし可能ならこれをもっと明るく、もう少しシャープに撮った写真を貰えませんか。専門家として質のいいサンプルが欲しいので」
ママは自分のクリニックに戻る前に本屋に寄った。Gスポットについて調べたかったのだ。ドクターともあろうものが一般人向けの健康本、セックス本のコーナーなんぞで立ち読みするのは気が引けたが、好奇心を抑えられなかった。驚くべきことが分った。Gスポットはクリトリスに優る性的快感が得られるポイントだと云う。図解によれば、それは女体の恥丘の裏側である。ママは携帯電話を取り出し、息子のペニスの写真をもう一度確認した。まさしくその「く」の字に反った亀頭はGスポットを直撃する角度であった。夫亡き後、ずっと性的飢餓感を抱えていたママは、想像しただけで股間に愛液が滲み出るのを感じ、慌てて本屋を後にした。
ママは息子を女たらしにしたくなかった。だから、山田医師の賛辞を息子に伝える気にはならなかった。自分が、女が泣いて悦ぶようなペニスの持ち主だと知ったら、息子は学業を放棄して女遊びに狂ってしまうかも知れなかった。
ママが診療を終えるのを待ちかねたように、学校帰りの猛君が診察室に入って来た。
「ママ、どうだった?」と猛君。
「どうって?」とママ。
「聞いてくれたんだろ、泌尿器科の先生に?」
「ああ、それね?大丈夫だって」
「わあ、よかった!」猛君がにっこりする。
「あ、でもね、もう一度写真撮ってくれって頼まれた」
「え?それって大丈夫かどうか分んないってことじゃん?」
「そうじゃなくて症例サンプルとして欲しいみたい」
「ふーん?」
「とにかくもう一度脱いで」そう云ってママは診察用ライトをがんがんに点灯した。これならシャープに撮れるだろう。
まばゆいばかりの照明のもと、猛君のペニスはうなだれていた。舞台に出て来たはいいが、台詞を忘れてしまった役者のようだ。
「お前、ママのおっぱいに触ったりしないで、これ立たせられない?」とママ。
「うーん。難しいな。何か興奮材料がないと」と猛君。
「困ったわね」とママ。お手上げである。
「じゃ、もういい?」猛君が下着に手を伸ばそうとする。
「待って!」ママの脳裏を「く」の字に折れ曲がったペニスのイメージがよぎった。この機会を逃すと、もう二度と息子のペニスを間近に見ることは出来ない。口実がなくなってしまうからだ。今しかない。ママは息子の足元にしゃがむと、突如ペニスを舐め始めた。
「!!!!」猛君は驚いた。ママがそんなことをするなんて!ママの温かい口に含まれ、唾液でぬるぬるにされ、ちろちろと蠢く舌で刺激されたペニスはぐいーんぐいーん!と勃起し始めた。
ママは舌の先と唇で勃起度を量っていた。中途半端な勃起では「く」の字にならない。ママは息子のペニスを懸命にぺろぺろすぽすぽする。
「あああ」おまんこよりも先にフェラチオを初体験した猛君の興奮は凄かった。ペニスが「く」の字になった。
曲がって上向きになった亀頭によって、ママの上顎が擦られる。それが膣内であればGスポット直撃は間違いない。ママはくらくらっとした。ママのおまんこに愛液が満ち、パンティを濡らす。我に返ったママは、口から急にペニスを離した。
「あーん!」ペニスのえも云われぬ快感を喪失した猛君が泣き声を出す。
ママはデジタル・カメラを手に、色んな角度から息子のペニスを撮る。今度は照明もきちんと当てている。完璧な画像となる筈だ。
「終ったわ」ママが診察用ライトをバチン、バチンと消す。
「続けて!」と猛君。
「?」ママがぽかんと息子を見返す。
「もっと舐めて!」猛君が要求する。
「駄目。もうお仕舞い」
「舐めてくれないの?」猛君がママに迫る。
「ノー!」ママがじりじりと後退する。ママの身体は診察用ベッドに突き当たる。
「じゃ、おまんこさせて!」さらに猛君がにじり寄る。
「何ですって!お前、生みの親に何ていうことを!」行き場の無いママがベッドの上にのけぞる。
「じゃ、ママのおまんこ舐めさせて。僕のを舐めてくれたお返し」
「とんでもない!」
猛君がママの身体にのしかかり、勃起したペニスで、スカート越しにママの股間を突つく。
「きゃああ!」ママの脳裏に、息子の「く」の字ペニスが体内に突入したイメージが湧く。ママは息子に犯されると思う。息子がさらに顔を寄せて来る。「バチーン!」ママが息子の顔面を平手打ちする。「バチーン!」往復ビンタだ。日頃優しいママに叩かれ、猛君が手で頬を抑えて身を離す。その瞬間、ママが息子を突き飛ばして診察室を飛び出した。
二人は沈黙のまま夕食を済ませた。沈黙のままお茶を飲み、猛君は沈黙のまま自室に去った。ママはお風呂に入った。先ほどの診察室のシーンが、ビデオ・テープのように何度も何度も再生された。ママの妄想も甦った。ママの身体が火照った。
「とんとん」と猛君の部屋のドアがノックされた。
「ハイ、どうぞ!」と猛君。
白いネグリジェ姿のママが入って来た。ママは息子の背後に立ち、息子の頭を撫でる。
「お前を叩いたりしてごめん」とママ。「お前に犯されるのかと思ってパニックになったのよ」
「そんな!」猛君が椅子から立ち上がり、ママに向かい合う。
「そうよね。お前がママを犯すなんてあり得ないわよね」
「そうさ」と猛君。
「こんなお婆ちゃんを犯す男なんかいないもんね」とママ。
「ママはお婆ちゃんじゃないよ。綺麗だよ」猛君がママの目を見据えながら云う。
「お世辞は沢山」
「お世辞じゃないよ。ほら、これが証拠」猛君がママの手を取り、勃起した膨らみに触らせる。
「んまあ!」ママのおまんこがじわりと愛液を滲ませる。
「ママ。叩かれたとこ、まだ痛いよ」
「だから謝ったじゃない」
「口先だけじゃ駄目だ」
「どうすればいいの?」ママが怪訝な顔をする。
「キスして。叩いたとこに」と猛君。
ママがしばし考える。(頬へのキスなら問題ない)と思う。「いいわ」
ママが息子の身体に密着する。息子の背丈が自分より高いので、ママは背伸びしなくてはならない。猛君がママの身体に両手を廻して支える。ママは先ず猛君の右頬にちょんとキスした。そして、左頬に移ろうとした時、母子の唇が接触した。猛君がむぎゅっとママに接吻した。ママが身をひこうともがくが、息子に抱きすくめられていて動けない。ママの口内に息子の舌が侵入する。ママは舌を左右に動かして逃げようとするが、それは息子と舌を絡める結果となってしまう。
「ぶぶむぎゅ」ママが言葉にならない声を漏らす。ママにとっては十年振りのキスであった。息子とはいえ異性である。逞しく育った男性に抱かれ、舌を交えている。脳髄が痺れ、おまんこはどくどくと愛液を噴出した。
「ママ」口を離した猛君が云う。「僕、ママを犯す」
「何ですって?」長いキスの後、深呼吸していたママが驚く。
「さっき診察室ではママを犯そうなんて考えなかった」と猛君。「でも今は違う。僕、決心した。ママを犯す!」
「本気なの!?」ママが目を丸くする。
「本気。もう我慢出来ない。セックスしよう、ママ!」猛君がママのおっぱいを揉み、お尻を撫でる。
「あああ!」ママがうっとりする。「でも、親子でセックスなんて、バレたら大変だわ」
「二人だけの秘密。誰にも分りゃしない」
「でも…」ママが躊躇う。
「ママ。ごじゃごじゃ云うと本気で犯すよ?」猛君がママの股間に手を伸ばし、おまんこのあたりをいじくる。
「いけない子!」とママ。「お前みたいに立派な身体の持ち主が相手じゃ、とても抵抗出来ないわね」
「と思うね」
「二人きりで暮らしてて、お前がその気になったんなら、ママはいつかは犯されるわね?」
「と思うよ」
「じゃ、大人しく犯されるしかないわね」とママ。
「ママ!やらしてくれるんだね!やったー!」猛君が興奮してママを抱き締める。
「ぐるじい!」ママが悲鳴を挙げる。
「ごめん」
「診察室の戸棚からコンドーム取って来る」とママ。「五分経ったらママの寝室へおいで」
「どうしてコンドームなんかあるの?」猛君が不思議がる。
「製薬会社が持って来るのよ、サンプルだって。ママは成人式間近の娘さんたちに上げてるの」
「ママ、もう誰にも上げないで。僕たち、ごってり要るから」
「んまあ!」ママが呆れる。
「下校したらすぐママを犯すだろ?食後にもママを犯す。寝る前にも犯す。沢山必要だよ!」
「ひぇええ!」とママ。
五分後、ママの寝室のスタンド一つの灯りの中で母子が裸になった。
「ママのおまんこ舐めたい」と猛君。
「ほんとは見たいんでしょ?」とママ。
「だって見たことないんだもん」
「お前がおぎゃあと生まれて来たところよ。珍しくもないでしょう」
「僕、生まれた時に後ろを振り向いてママのおまんこ見たりしなかった」
「あはは。そんなスケベな赤ちゃんはいないわね」ママが笑う。「見ないで舐めるわけにもいかないわね。いいわ」ママが白く豊かに肉のついた太股を開く。
猛君はママの股ぐらに頭を突っ込み、ママの38歳のおまんこを観賞する。やや黒ずんでふっくらした大陰唇の中程に、小陰唇が飛び出して見える。猛君が割れ目を開く。猛君はクリトリスの場所を知っていた。大陰唇を大きく開く。ぽっかりと穴が開いた。(僕がこの世に出て来た穴だ!)猛君は感動した。
「舐めてくれるんじゃなかったの?」ママが催促する。
「ごめん!」猛君が云い、クリトリスを舐め出す。同時に膣口に指を入れて抜き差しする。
「あははーん!わうーんっ!」ママが興奮する。十年振りの性的興奮。しかも、この後息子とのおまんこが控えている。興奮せずにいられるものではない。
猛君が起き上がり、コンドームの袋をひっちゃぶいてペニスに装着した。
「ママ。いよいよママを犯すよ」と猛君。
「慌てないで。ゆっくりやるのよ?」とママ。「入れて、じっとしてるだけでも気持いいんだから」
「分った」猛君がママの膣口にペニスをあてがう。愛液でびじゃびじゃになったママのおまんこは、ぬるりと息子のペニスを招じ入れる。
「あああーっ!」ママが叫ぶ。ついに息子と結ばれてしまった。近親相姦というものは、想像するよりあっけないものだった。
猛君はママの云いつけ通りじっとしていた。ママの温かくぬめぬめした肉襞に取り囲まれる感覚は、オナニーでは到底味わえない快感だった。猛君はママの身体に両手を廻し、しっかりと抱き締めた。ママの口に吸い付き、ママと舌を交える。母子で舌と性器の両方を交えている。これ以上密着した母子関係はなかった。
「ぶはーっ!」ママが口を離して溜め息を漏らす。
猛君は出来るだけ長く持続出来るよう、ピストン運動を控えていた。代わりに腰をぐりぐりと廻した。
「あううーっ!いいーっ!」ママがよがる。「お、お前…」ママが何か云いかける。
「なに、ママ?」
「お前、いくつの時からオナニー始めた?」
「12歳頃かな?」と猛君。
「四年前?ママは四年も無駄にしてたわけね」
「え?」猛君には意味が解らない。
「どうして12の頃にママを犯してくれなかったのよ!バカ!」
「ママーっ!」感動した猛君が狂ったようにピストン運動を始める。
「わおーっ!」曲がって上反りとなった亀頭によってGスポットを擦られたママが喚く。(これっ!これなんだわ!)「あぐわーっ!」
猛君が腰の回転とピストン運動を交互に行なう。
「死ぬーっ!」ママが死んだ。
「ママーっ!」猛君がどっぴゅーんどぴゅーん!とママの体内で射精した。
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