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04. 無料セックス婆さん

冨美子さん(58歳)は夫を亡くしてから長男・義男さん(38歳)の家に同居していた。嫁(36歳)は冨美子さんを敬い、大事にしてくれたので、世間によくある姑いびりや嫁いびりとは無縁の、平和な生活を送っていた。

ある日、冨美子さんの仲良しの一人・茂子さん(62歳)が訪ねて来た。冨美子さんは、息子の名古屋土産である銘菓『二人静』をお茶受けに出し、二人でよもやまの話を楽しんだ。

「冨美子さん、あなたのお孫さん、いくつ?」話が一段落したところで茂子さんが聞いた。茂子さんは小柄で丸顔の人懐っこい顔の老女。
「えーとね、確か16歳」と冨美子さん。冨美子さんは体型こそ丸みを帯びているが、若い頃の美貌の面影を残している色白の老女。
「じゃ、やりたい盛りだわ」と茂子さん。
「え?何を?」冨美子さんが怪訝な顔をする。
「おまんこよ」と云い、茂子さんが手提げ袋から大きな紙封筒を取り出し、プリントされた写真を何枚も二人の間の畳の上に広げた。
「何なの?」冨美子さんにはよく分らず、老眼鏡を取り出してかける。「んまあっ!」冨美子さんが驚いた。それは歳とったアメリカの老女たちが若い男性たちとおまんこしている写真だった。
「あたしも驚いたわよ」と茂子さん。「女も閉経したらお役御免で、誰も相手にしてくれないと思い込んでた。違うのよ!あたしたち、まだ現役なのよ!」
「ど、どういうこと?この写真は一体何なの?」冨美子さんが興奮して聞く。
「こういうわけよ…」茂子さんが次のような話をした。

ある日、孫の達郎君(15歳)が茂子さんの部屋にやって来た。未亡人となった茂子さんも、息子の家に同居している身の上だった。その日、達郎君の両親はお出掛けして、家には茂子さんと達郎君の二人だけだった。
「お祖母ちゃん。これ見て」達郎君が何枚もの写真を畳の上に並べた。【いま冨美子さんが見せられているのと同じものである】
「なあに?」茂子さんは老眼鏡をかけ、屈み込んでよく見ようとした。「んまあっ!なに、これはっ!」茂子さんが驚き、呆れた。
「インターネットであちこち彷徨ってるうちにぶつかったんだけどさ」と達郎君。「僕も『なに、これーっ!』って思って、すぐこのサイト離れたの。何か嫌らしい感じがしたからさ。でも、『待てよ?』って思って、もう一度このサイトに引っ返してみたんだ」
「何か面白いことでもあるのかい?」と茂子さん。
「よく見て、この写真」
「見てるわよ。確かに嫌らしいね、いい歳こいて」
「この女性たち、みんなお祖母ちゃんより年上じゃん」
「そうだわ。みんな老けてるわ」

「お祖母ちゃん!僕とおまんこして!やらせて!」と達郎君。
「な、な、何を薮から棒に云うんだい、この子は!」茂子さんが腰を抜かした。
「僕、この写真見るまで、お祖母ちゃんとのおまんこなんて想像もしてなかった。お祖母ちゃんはもう歳で、おまんこなんか無縁の存在だと思ってた。でも、これ見て考えが変わったんだ。お祖母ちゃんも女で、おまんこ出来るんだ…って」
「馬鹿云いなさんな。あたしはこんな女たちのように破廉恥じゃありません!」と茂子さん。
「お祖母ちゃんは分んないだろうけど、僕のような年齢の男は『女の身体ってどうなってるんだろう?』、『セックスってどんなもんなんだろう?』って毎日毎日頭を一杯にして、毎日毎日オナニーしてるんだ」
「んまあっ!」
「勉強も手につかないぐらいなんだ。お祖母ちゃん、人助けだと思って僕とおまんこして。お願い!」達郎君が両手を合わせて懇願する。
「孫とおまんこしたりしたら近親相姦です!駄目よ」茂子さんがにべもなく拒否する。
「近親相姦の何がいけないのさ?」と達郎君。
「近親相姦すると…」茂子さんは(障害児が生まれる可能性がある…)と云おうとしたのだが、もう閉経してしまった茂子さんに妊娠の恐れはなかった。そして、他に拒絶出来る確固たる理由も見つからなかった。「近親相姦は獣(けだもの)の道なの。家庭の秩序を乱し、周囲から軽蔑され、爪弾きにされてしまうのよ」茂子さんが精一杯云った。
「僕たちだけの秘密にして、誰にも知られないようにすればいいだろ?」達郎君が必死で云う。
「あたしたちの罪悪感は消えないわ。みんなに隠し事をして生きていくのは嫌よ」茂子さんが云う。

「これほど頼んでも駄目なの?」と達郎君。
「何よ。お祖母ちゃんを脅す気なの?お祖母ちゃんを犯すのかい?」茂子さんが青ざめる。
「そんなことはしない。別な人に頼むしかない」
「別な人って?」
「ママさ」
「えーっ?」茂子さんがびっくり仰天する。
「僕、セックスを体験しないでは、もう気が狂いそうなんだ」と達郎君。「お祖母ちゃんが駄目なら、ママに頼むしかない。他所で知らない女性を犯すよりいいだろ?」
「駄目よ!」と茂子さん。「ママとおまんこして、パパに知れたら離婚騒ぎになっちゃうし、お前は勘当されて明日から道路工事かなんかで生きてくしかないわ!」
「もうどうなってもいいんだ」達郎君が立ち上がる。「お邪魔しました」達郎君は去って行った。
「あ、この写真!」茂子さんが声をかけたが、孫は戻って来なかった。

茂子さんはあらためて写真を見た。白髪の老女、ぶくぶくに太った老女、ぎすぎすに痩せた老女。本来ならポルノ写真のモデルになんかなれそうもない醜い女たち。(よくまあカメラの前に出て来たもんだ)と茂子さんは呆れた。(金のためなら何でもするんだろう)と女たちを蔑んだ。しかし、同時に女たちを嫉妬した。自分の方が若く、スタイルもいい。おっぱいはやや垂れ気味とはいえ、まだ垂れ切らずに形を保っている。こんな醜い女たちがモデルになって金を貰い、しかも若い男とおまんこして快楽を得るなんてことは許されない。あたしの方がずっとマシなのに…と思った。自分だってまだ性欲の残り火がぶすぶす燻(くすぶ)っているのに禁欲を強いられ、このまま朽ち果てようとしている。(冗談じゃない!)と思った。

茂子さんは浴室に行き、身体の隅々まで綺麗にすると、素肌の上に浴衣一枚をまとっただけで孫の部屋に赴き、孫に布団を敷かせた。達郎君は狂喜し、お祖母ちゃんのおっぱいを揉み、吸い、乳首を弄くり廻した。彼はお祖母ちゃんの白髪混じりの陰毛を掻き分けて割れ目を開き、じっくり観察した後、クリトリスや膣口をべろべろと舐めた。もちろん、達郎君の初めての性交は三擦り半に終った。それは茂子さんも予期していたことだった。しかし、孫の童貞を奪い、彼の初体験の相手となったというプライドは測り知れない満足感を与えてくれた。

「それが数ヶ月前のこと」と茂子さん。「孫はすっかりおまんこに慣れ、最近はあたしをイかしてくれるのよ」
「信じらんない!大体、あなた、まだあそこ濡れるの?」と冨美子さん。
「潤滑ゼリーってのを売ってるのよ。それをおまんこに塗れば問題ない」
「へーっ?」
「あなたも我慢してないで、孫とやるべきよ!16歳の男の子はやりたくて気が狂いそうなんだから!」
「えーっ?」冨美子さんが目を真ん丸に見開く。「義之とーっ?」飛んでもない考えだった。祖母と孫。近親相姦である。しかし、茂子さんはそれをやっているのだ。孫とおまんこするというアイデアは静かに静かに冨美子さんの心の奥深くに浸透して行った。

「義男…」冨美子さんが息子(38歳)に話しかけた。「お前が義之の年頃だった頃、性に悩んだかい?」
「何だよ、母さん、今頃」義男さんが呆れる。「悩んだっていうより、早くセックスを体験したくてうずうずしてたね」
「気が狂いそうだった?」
「まあね。ババアでも子供でもいいから犯したいぐらいだった。穴でさえあれば何にでも突っ込みたかったね」
冨美子さんは「ババアでも…」という言葉で、例のポルノ写真が嘘ではないことを知った。「義之も同じだと思うかい?あの子も悩んでると?」
「と思うね。でも、どうしようもないじゃない。あいつがガールフレンドを作る時期まではお預けだね」
「ね。あたしが相手をして上げようと思うんだけど、どう思う?」冨美子さんが思い切って云った。
「…」義男さんには意味が解らない。
「祖母と孫って異常だとは思うよ。けどね、あたしのお友達で孫の性の慰安婦になってる人がいるの。二人とも楽しんでるって…」
「母さんっ!正気なの?いい歳こいて何を云い出すのかと思ったら!そんな下劣なこと、駄目です!」義男さんが顔を真っ赤にして怒る。
「可愛い義之のためよ?義之が喜ぶと思うんだがねえ…」と冨美子さん。
「そんなこと許されません。いや、許しません!」

冨美子さんは例の写真を見ながら考えた。中学・高校の男子が性欲を持て余しているのは事実らしい。彼らはセックスを夢見ながらオナニーに耽っているのだ。エネルギーの無駄遣いである。ここに空き家となったおまんこがあるのだから、それを解放すれば青少年のためにいいのではないか?

冨美子さんは、もう一人の仲良しの美千代さん(60歳)を家に呼んだ。美千代さんは下町の育ちで、明るく気さくな性格である。
「ひえーっ!こんなのありーっ?」老女ポルノ写真を見た美千代さんがたまげた。「あたしもモデルになりたいわーっ」
「あなた、若い男の子とやりたい?」と冨美子さん。
「聞くまでもないでしょ?お金出してもやりたいぐらいよ」
「ね、あたしにアイデアがあるの。一緒にやらない?」冨美子さんが云った。
「え?どういうこと?」美千代さんが膝を乗り出した。

運転免許を持っている冨美子さんが軽自動車キャンピングカーをレンタルする。12時間レンタルでも一万円にしかならない。その費用とガソリン代は二人で折半する。その車を下校時のある高校の横に停め、車の脇腹に「男子高校生無料」の横断幕を張り巡らす。一人が車内のベッド上でネグリジェ姿で待機し、一人が車外で呼び込みをし、高校生を整列させ、一人一個ずつコンドームを渡す。高校生は車内の女性とおまんこして、次の高校生と替わる。

横断幕の文句について、美千代さんは「無料セックス・カー」と明確に書くべきだと主張した。しかし、セックスという言葉は人目を惹き過ぎ、学校関係者や警察が飛んで来て(逮捕はされないまでも)学校付近からの退去を命ぜられる恐れがあると冨美子さんは云い、「男子」と「無料」で充分吸引力があると主張した。

コンドーム使用についても、美千代さんは閉経後の二人にコンドームは不要で、童貞の高校生に生の性交を味わわせるべきだと主張した。冨美子さんは、何人もの精液でおまんこが大洪水になったら、ただでさえ緩い膣がだっぽんだっぽんして、本当の性交の味にはならないだろうと主張した。

法的問題も議論された。無料なのだから売春ではないし、車の中で裸になるのだから猥褻物陳列罪も該当しない。青少年を誘惑したり強制するわけではないから、児童福祉法にも違反しない…というより、青少年の望みを叶えて上げる非営利の福祉事業である…というのが二人の見解であった。

東京都内には公立・私立を混ぜて、約440の高校がある。毎日一校を訪れても一年では廻り切れないのだ。各校の男子生徒の数はまちまちだが、平均200人として440校だと88,000人となる。全員とおまんこすれば、間違いなくギネスブックものの数字であった(そんなカテゴリーがあれば…の話だが)。

冨美子さんは一人一人の高校生にイかして貰うことなど期待していなかった。大半は童貞で三擦り半であろう。しかし、10人の高校生が三擦り半だと合計で30擦り半、30人が三擦り半だと合計90擦り半となる。どこかの時点ではイけるのではないかという希望があった。

最初のターゲットを品川区の某高校と定めた。冨美子さんは軽キャンピング・カーを高校の塀と隣りの公園との間に駐車した。二人で車体に「男子高校生無料」の横断幕を張り巡らせる。トップ・バッターの美千代さんは車内のベッドの上でピンクのネグリジェ姿になる。もちろん、窓のカーテンは全て閉められていて、外からは覗けないが、車内は適度に薄明かりになっている。これは女性たちの皺を隠すのに役立つ。冨美子さんは車のドアの傍に携帯用の椅子を置いて腰掛け、大きな篭にコンドームを一個一個バラし始めた。

「おう、男子高校生無料だってよ、何かな?」いつの間にか下校途中の三人の男子高校生が立ち止まっていた。
「聞いてみろよ」と高校生B。
「お前、聞けよ」と高校生C。
「やだよ。お前、聞けよ」と高校生B。
「小母さん、何が無料なの?」と高校生A。
「おまんこよ」と冨美子さん。
「…」三人はシーンとなった。いま聞いた言葉が信じられないのだ。
「ちょ、ちょっと、小母さん、からかわないでよ」と高校生A。
「からかってないわよ。ほんとよ」と冨美子さん。
「ほんとにやれんの?」と高校生B。
「ええ。嘘じゃないわよ」
「誰と?小母さんと?」高校生Cが冨美子さんの体つきを見ながら云う。
「今はね、車の中の女性(ひと)と」
「見ていい?」と高校生A。
「いいわよ、どうぞ」冨美子さんがドアを開ける。中でネグリジェ姿の美千代さんが手を振る。
「なんだ、ババアじゃねえか」と高校生B。
「ババアだから無料なのよ」と冨美子さん。「若い女だったら、あなた方お金取られるわよ」
「おい、どうする?」と高校生C。みな顔を見交わす。

「おまんこ見せて貰うだけでもいいのかな?」と高校生A。
「見るだけでもいいし、触ってもいいし、あなた方のお珍々ぶち込んでもいいの」と冨美子さん。
「おれ、やる!こんなチャンス逃したら、次いつやれっか分んねえからな」と高校生A。
「しっかし、あのババアじゃなあ…」と高校生B。
「やる人はこれ着けて」冨美子さんがコンドームを渡す。「やらない人は下がってて。通行の邪魔だから」
高校生Aが車内に消えた。次第に下校する高校生の数が増え、「おい、見ろよ、あれ」とか、「え、男子高校生無料って、なに?」などの声が聞こえ、少しずつ人だかりがし始めた。

「いらっしゃい。コンドームつけてね?」とベッドの上の美千代さん。
高校生Aはズボンとパンツを脱ぎ、勃起したペニスにコンドームを被せた。彼は寝そべっている美千代さんの股ぐらに近寄り、ネグリジェの裾をめくる。美千代さんは、今朝陰毛のほとんどを剃っていた。もじゃもじゃした薮で高校生たちを驚かせたくなかった。ほんの僅か、恥丘の上に縦長の形に短い毛を残してあるだけだ。冨美子さんも剃っていて、彼女の陰毛は円形にしてあった。二人とも陰毛に白髪染めを施してある。大陰唇は少し黒っぽかったが、生まれて初めて女性性器を見る高校生Aには充分な興奮材料であり、ペニスがぴくぴく震えた。彼は「触ってもいい」という冨美子さんの言葉を思い出し、美千代さんの割れ目を左右に開いた。赤っぽい粘膜が複雑なびらびらを形成している。ごくりと唾を飲んだ。高校生Aは美千代さんの割れ目にペニスを押し当てて突きまくった。ぬるりと亀頭がめり込んだ!やった!高校生Aはペニス全部をずぶずぶっと埋め込んだ。 「気持いいーっ!」高校生Aが叫び、ネグリジェの上から美千代さんのおっぱいに両手を伸ばした。とろけるような乳房の感触。高校生Aは有頂天になり、激しく腰を突き上げた。

三擦り半で童貞を失った高校生Aがズボンを引っ張り上げながら車から出て来て、「ばんざーい!ついに童貞喪失だあ!」と両手を高く上げて叫んだ。
「おれもやる!小母さん、コンドーム頂戴!」と高校生C。彼はすぐ車内に消えた。
「おれもやります!」ババアだといちゃもんをつけていた高校生Bも決断した。やらなきゃ、今後仲間と話が合わないからだ。
高校生Aが顔見知りの生徒に体験を話し始めたため、車の周りは初体験希望の生徒で膨れ上がった。
「皆さ〜ん!一列に並んで下さ〜い!」冨美子さんが声を嗄らす。「道路を塞ぐとお巡りさんに叱られますから」
お巡りさんに来られては困るので、高校生たちは素直に整列した。20人ぐらいの行列が出来ていた。

「どうして男子だけなんですか?」女子高生数人が冨美子さんに詰め寄って来た。「不公平だわ!」
「性差別じゃない!」と女子高生の一人も抗議する。
「あのね」と冨美子さん。「これは男子高校生の性欲処理の催しなの。女子用じゃないのよ」
「ぎょえーっ、性欲ーっ?」女子高生たちは鼻白んで、少しずつ後退し遠ざかって行った。

美千代さんは30人の三擦り半の相手をし、90擦り半でイくことが出来た。そこからは普段着に着替えた美千代さんが呼び込み係となり、冨美子さんがネグリジェ姿で高校生たちとおまんこした。一度射精した高校生がもう一度列に並んだりして、そういう学生はかなり長持ちしたから、冨美子さんも予想より早くイくことが出来た。

翌日、二人は同じ時刻、同じ場所に車を停めた。もう横断幕の必要はなかった。高校生たちが自発的に列を作って待っていたからだ。経験者たちの口コミのお蔭である。冨美子さんと美千代さんは、担当任務の順番を変え、二人とも満足出来るまで高校生たちの相手をした。

その翌日、高校生たちの行列は数百メートルに及んだが、「男子高校生無料」のキャンピング・カーは現われなかった。冨美子さんと美千代さんは、人の噂になり学校長や教育委員会、父兄会などが動き出すことを恐れたのだ。何しろ、440校以上の高校があるのだ。一つの高校に拘る必要はないのである。二人は無作為にターゲットを選び、パターンを作らないようにした。ある週、北区に現われたかと思うと、翌週は墨田区に飛び、すぐ隣りの江東区に現われたかと思うと方角違いの練馬区に現われたりした。二人の行方を予測するのは困難であった。

数ヶ月経つといつしか「男子高校生無料セックス・カー」の話題はラジオ、TV、週刊誌などの恰好のネタとなり、パパラッチが主要高校の門前で待機するようになった。しかし、パパラッチも440校以上ある高校全てをカバー出来るものではない。冨美子さんと美千代さんにレンズのフォーカスが合わされることはなかった。

都内の男子高校生たちは帰りを急ぐようになった。一日の授業終了のベルが鳴ると「待ってました!」と全員が駆け出し、校門近くにキャンピング・カーが停まっていないか探すのだ。冨美子さんの孫の義之君も同じだった。同級生と共に「男子高校生無料」のキャンピング・カーが現われるのを、毎日心待ちにしていた。

偶然とは恐ろしいものだ。数百人のパパラッチが捉えられなかった「男子高校生無料セックス・カー」をある新聞社のカメラマンが撮影した。たまたまある高校の女子柔道選手の取材に行った折り、店仕舞いしかけているキャンピング・カーを見掛け、走っている車中から何枚かバチバチ撮った。間違いなく「男子高校生無料」の横断幕があり、噂通りの老女二人が横断幕を外そうとしているところだった。残念なことに、二人の婦人は後ろ向きで顔は分らなかった。しかし、その写真は使用料を払ったTV各社の番組でも放送された。

「あわわわわっ!」TVを観ていた冨美子さんの息子・義男さんの顎が外れそうになった。
「パパっ!」外から夕刊を手にした義之君が駆け込んで来た。「これ、お祖母ちゃんじゃない?」
「しーっ!」義男さんが慌てて息子の口を塞ぐ。「ママには云うな」義男さんは息子に釘を刺した。

「母さん、情けない!」その夜、母親の部屋を訪れた義男さんがくくく…と忍び泣きをした。
「何がさ?」と冨美子さん。
「これですよ」義男さんがくしゃくしゃになった新聞を見せる。
冨美子さんはガビーンっ!となった。(いつの間に、こんな写真が?)
「親子ですからね。後ろ姿だって母さんだってこたあ分ります。隠しても駄目です」
「分った。隠さないよ」と冨美子さん。「でも、人助けして何が悪いのさ?青少年に功徳を施してるんじゃないか!」
「冗談でしょ!母さんがやってることは立派な犯罪なんですよ」と義男さん。
「売春でもないし誘惑もしてないよ。犯罪なんて人聞きの悪いこと云わないでよ」冨美子さんが突っぱねる。
「戦前や終戦直後とは違うんです。今じゃ18歳未満の子供と性行為をするだけで性的児童虐待の罪に問われるんです!」
「なんだって?!」冨美子さんが顔を蒼白にする。
「母さんが逮捕されたりしたら、おれの社会的立場や義之の将来はどうなると思うんです?え、母さん?」義男さんが責める。
「ごめんよ。そんな大それたこととは露知らずに…」冨美子さんが泣き崩れる。

「じゃ、もう今後一切止めて貰えますね?」と義男さん。
「辛いけど仕方ないわ」と冨美子さん。「美千代さんとも相談する」
「ええ、相談して下さい。もうキャンピング・カーは借りず、二人で代わりばんこに義之の面倒を見て下さい」
「えっ?」冨美子さんが驚く。
「一日何十人もの高校生とやりまくってたんでしょうから、急にやめろと云っても無理でしょう」と義男さん。「それに、最初から母さんの提案を受け入れて義之を任せておけば、こんな大それたことにはならなかったわけだし」
「それ本気なの?」冨美子さんが涙に濡れた目で息子の真意を読み取ろうとする。「もしそうだったら、美千代さんも大喜びよ」
「母さん。義之とやる前におれとやろう!」義男さんが冨美子さんににじり寄る。
「えーっ?」冨美子さんがびっくり仰天する。
「歳の順で、おれが先にやる権利がある筈だ」そう云って、義男さんは母親の身体にのしかかった。閉経しても性欲に悶える母親が不憫に思えたのが理由の一つ。高校生たちとの性に狂っている母親に「女」を見たのがもう一つの理由。息子に母親の身体を与える前に、味見をしておきたいというのも理由の一つだった。
「お前っ!」冨美子さんは着ているものをかなぐり捨てて全裸になった。
義男さんも裸になると、69の体勢で母親のおまんこを舐め出した。冨美子さんも、息子の勃起したペニスを口に含み、幸福感に酔い痴れながらぺろぺろすぽすぽした。




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