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07. ママの秘密

徹夫君(16歳)はママ(38歳)と二人で暮らしていた。徹夫君は父親を知らず、戸籍の父親欄は空白であった。ママは徹夫君のパパについて一切語ろうとせず、その生死すらも教えてくれなかた。ママは男好きのするベビーフェースの女性で、まだ30そこそこと云っても通る若さを誇っていたが、水商売をする気はなく、長年不動産屋の事務員として勤めていた。

ママには秘密の箱があった。小型ではあるが、宝島の絵本に出て来る金銀財宝の入った箱に似せたデザインで、古いタイプの鍵が掛かっていた。その箱はいつもママの寝室の隅にぽんと抛り出されていたが、必ず鍵で閉じられていて中を見ることは出来なかった。徹夫君が「何が入っているの?」と聞いても、「ただの古い写真よ」という答えが返ってくるだけ。ただの古い写真なら、厳重に鍵を掛ける必要などない筈だが…。徹夫君はママには何か秘密があると感じていた。徹夫君は箪笥や鏡台の中をこっそり探し廻ったが、箱を開ける鍵は見当たらなかった。

徹夫君は、単にママの秘密を知りたくて秘密の箱を開けたいのではなかった。自分の父親の正体、そしてその居所が判るのではないかと期待したのだ。16歳ともなると、もう子供ではない。自分がどういう存在なのかを知り、自己を確立したい年齢である。その確固たる基盤抜きでは、これから将来の人生設計を構築することは不可能に思われたのだ。

ママの勤務時間中、徹夫君はゆっくりママの寝室を探索出来た。しかし箱の鍵は見つからなかった。

ある夜、ママと徹夫君が食後のお茶を飲んでいると、急に近所で人々の叫び声が聞こえ、サイレンの音が近づいて来た。それも消防車や救急車、パトカーの大軍団だった。火事だ!
「ママっ!」徹夫君がおろおろする。
「お前、教科書やノートをバッグに詰めなさい!」ママが指示し、ママは茶の間の机の引き出しから株券やら証書やらをまとめ始めた。
徹夫君が必要最少限のものをボストンバッグに詰め、玄関に向かったがママがいない。「ママ!どこなの?早く!」
「いま行くわ」寝室からママの声。
焦(じ)れた徹夫君が見に行くと、ママは三面鏡の後ろに手を伸ばして何かし、「さ、行きましょ!」と息子を促した。
火元は二人の家から50メートルぐらい離れた一軒家だった。ママと徹夫君は近くの公園に避難し、類焼を免れるように心の中で祈っていた。

発見が早かったせいで火災は一軒だけで済み、延焼はなく二人の家は無事だった。

徹夫君は火事の際のママの不審な行動を覚えていた。そこに鍵があるのかも知れない。ママが勤めに出ている時間に、徹夫君は三面鏡の後ろを探った。しばらくは何も手に触れなかったが、三面鏡の裏の角に何かが引っ掛けてあった。鍵だった。

徹夫君はそれがパンドラの箱ででもあるかのように、恐る恐る鍵を鍵穴に差し込んで捻った。パチンと音がし、蓋が浮いた。徹夫君は蓋を開けた。ママの秘密が入っていた。

中身の一番上のものはジップロックに入ったピンクのディルドだった。それはシリコン製でも電動でもなく、只のプラスチックの塊で、相当旧式のもののようだ。徹夫君は、ディルドによってママがおくびにも出さないママの性欲の存在を感じ、ごくりと唾を飲んだ。ディルドの下にはエロ本が何冊か重ねられていた。(女がエロ本を?)徹夫君はびっくりした。エロ本なんて男だけのものだと思っていたからだ。一番上の本は『セーラー服処女 喪失の恋獄エロチカ』というもので、ショートヘアの若く可愛い娘が若い男にお触りされている表紙。何でママがこんなものに興味を持っているのか不思議だったが、その詮索はさておき、徹夫君のペニスは写真に刺激されてむずむずし出した。ページをめくって行く。冬のセーラー服を来た娘がスカートを捲られ、薄いパンティを剥き出しにし、割れ目を弄くられている。“裏本”という類いの本らしく、墨消しはない。陰毛が完全に剃り落された割れ目がくっきりと写されている。徹夫君のペニスは完全に勃起した。徹夫君はズボンの上からペニスを擦った。娘は男とキスし、おっぱいを曝け出して舐められ、ついに男の勃起したペニスを舐め出す。フェラチオする娘の顔がアップになった。

徹夫君の心臓がどっきーん!となった。娘の顔がママにそっくりだったからだ。いや、ママを20年若くすればママそのものではないか!ママはポルノ女優だったのか?徹夫君はその『セーラー服処女 喪失の恋獄エロチカ』の表紙、裏表紙、奥付などからモデルの名前を知ろうとしたが、何も書かれていなかった。徹夫君は他の本を取り出した。『聖少女 悶える桃尻性春日記』、『清純女子高生 猥色えっち教室』、『性玩具 肉の奴隷恥獄篇』。どれも同じモデルだったが、やはり名前は分らない。徹夫君は全てのエロ本を取り出した。その下に数本のVHSテープがあった。どちらも緊縛趣味のもので、一本は『セーラー緊縛 濡れ濡れ陵辱絶頂天国』、二本目は『美少女緊縛 乱暴怒りの浣腸』という題名だった。モデルは裏本と同じ女優で、そのカバーには島田麻美という名前が記されていた。ママは島田麻美というポルノ女優だったのだ!

徹夫君は愕然とした。不動産屋の事務員として何食わぬ顔で働いているママは、何冊ものエロ本と何本かのエロ・ビデオに主演したポルノ女優なのだ。徹夫君は畳の上に投げ出されたエロ本を見やった。ママはセーラー服もよく似合い、ほんとの女子高生のように若々しく可愛かった。そして、適度に膨れたおっぱいも綺麗だったし、女らしくふっくら肉のついたお尻や太股もセクシーだった。ベビーフェースの今のママも綺麗だったが、この当時の若さは素晴らしかった。徹夫君にはママの過去を蔑む気持はなかった。ママは美しい顔、美しい肉体を誇って当然だと思った。

徹夫君はエロ本の男優たちの顔をチェックした。彼らの一人が自分のパパかも知れないのだ。あるいは自分の父はカメラマンかも知れないし、製作担当者かも知れないが、彼らの顔も名前も分らない。徹夫君は男優たちの顔に自分と同じ特徴を見ようとした。よく分らなかった。ビデオの箱から製作プロダクション名をメモした。ひょっとすると、自分の父はこれらのビデオの監督かも知れない。じっくり探すのだ。

徹夫君は自室に『セーラー服処女 喪失の恋獄エロチカ』を持って行き、下半身裸になると、床に古新聞紙を敷き、オナニー用の水溶性ゼリーをペニスに塗りたくって、ママ主演の裏本をめくりながらオナニーした。ママのおっぱいを見、ママの無毛の綺麗なおまんこに見蕩れ、ママの体内にめり込んでいる男優のペニスを自分のもののように想像した。
「ママーっ!」徹夫君は叫びながらどぴゅぴゅーんぴゅーん!と新聞紙の上にぼたぼたと精液を放った。

オナニーを終えた徹夫君は、VHSテープを底に納め、記憶を頼りに元通りに他の裏本を重ね、鍵を掛け、鍵を三面鏡の後ろに戻した。

徹夫君はビデオ製作者や監督の名前でググったが、彼らの写真にお目にかかることは出来なかった。劇場映画の名匠なら顔写真も沢山あるが、ポルノ・ビデオの監督などは顔も経歴も分らないのが普通なのだ。

徹夫君はママの勤務日には、ママの箱から裏本を一冊選んでオナニーするのが日課になった。『聖少女 悶える桃尻性春日記』も『清純女子高生 猥色えっち教室』も、ママのベビー・フェースを活かした制服ものだった。男優が島田麻美にフェラチオさせると、徹夫君もママの口にペニスを突っ込んで舐めさせる想像をした。男優が島田麻美を前から攻めれば、徹夫君も前からママにのしかかり、男優が島田麻美を四つん這いにさせて後ろから攻めれば、徹夫君もママのお尻の方から性交するところを思い描いた。徹夫君は島田麻美に恋し、ママの肉体を欲した。

製作者がセーラー服ものばかりでは厭きられると思ったのかどうか、『嬲って頂戴 癒しの肉人形』と『幼な妻 淫乱牝獣性戯の調教』という裏本では、ママは黒や紫のランジェリーを身にまとっていた。その成熟した女にふさわしい衣装は、ママのベビー・フェースとちぐはぐだったが、それはロリコン・ブームの現在のジュニア・アイドルたちがやっていることと同じであり、時代に先駆けたアイデアだったと云えた。

裏本を卒業した徹夫君は、ビデオで『セーラー緊縛 濡れ濡れ陵辱絶頂天国』を鑑賞した。これも市販品とは別の“裏ビデオ”と称するものらしく、モザイクもぼかしもない完全な映像であった。ママはがんじがらめに縛られて天井から吊るされたり、股を開いて棒に括りつけられたりしている。ママは眉を顰めて苦悶の表現をしているが、ほんとのSMではないのだから多分苦痛はないのだろう。しかし、ベビーフェースのママが縛られるという設定は異常で、だからこそ興奮するとも云えた。徹夫君にとって印象的だったのは、ママが手足を四方に引っ張られて、おまんこを剥き出しにさせられている態勢だった。徹夫君は知らなかったが、それはヨーロッパの王家や米国大統領の紋章に見られる、鷲が左右の羽と両足を広げた「スプレッド・イーグル」という姿勢であった。顔のよく見えぬ男優が、コンドームを被せたきゅうりや茄子、バナナなどを抵抗出来ないママのおまんこに突っ込んで抜き差しする。反り返ったバナナを上向きに挿入されたママは、演技とは思えないよがり声を挙げていた。

徹夫君は、現実のママには今迄のように大人しく忠実な息子として振る舞い、ママのいない時には裏本や裏ビデオを見ながら過去のママを組み敷き、ママの体内に射精することを想像して興奮しオナニーに耽った。完全な二重人格だった。しかし、いけないと思いつつ、徹夫君はママの昔の画像やビデオを見ることをやめることは出来なかった。

「徹夫!」ある時、ママが徹夫君の部屋に怒鳴り込んで来た。「お前、ママの箱を開けたね?」
「え?」徹夫君はどぎまぎした。いつも完璧に箱の中身を元通りにしていたつもりだったが、何か手違いがあったのか?裏本を重ねる順番を間違えたのかも…。徹夫君は出来ればとぼけたかった。
「母子の間にだってプライバシーってものがあるのよ!お前、よくもそれを踏みにじったわね!」ママは息子の有罪を確信している。
徹夫君は逃げ切れないことを悟った。「ママ!僕はパパの情報が得られるかも知れないと思ったんだ!」それは嘘ではなかった。
「それを知ってどうすんのよ!」ママは同情しない。
「僕だってどういう父親から生まれたのか知りたいじゃないか!」徹夫君が云い張った。
「そう?だったら教えて上げる」とママ。「お前の父親はね、お前を身籠っているあたしと、お腹の中のお前を見捨てたようなひどい人間よ。自分勝手で思いやりがなく、冷血で傲慢で、無神経な人でなしなのよ!ママが隠しているものをこっそり見て知らんぷりしているお前にもその血が流れてるの。お前も父親と同じように思いやりがなく勝手で無神経な人でなしなのよ!」
「ママっ!」徹夫君は自分が悪いのも忘れて憤った。あまりにもひどい云い方だったからだ。
「お前なんか生むんじゃなかった。大失敗だったわ」ママが泣き出した。
徹夫君も立ったまま声を出さずに泣き、大粒の涙を流した。

その後、母子は口をきかなくなった。ママは息子に恥ずべきディルドを見られ、過去の恥ずべき職業を知られ、芸名・島田麻美として何人もの男優達と性交している姿を見られたことが耐えられなかった。一方、徹夫君は父親ばかりか自分の性格まで罵られ、挙げ句の果てに「生むんじゃなかった」と自分の存在を全否定されたことで怒っていた。ディルドとエロ本を盗み見ただけなのに、死刑を宣告するなんてあんまりだ。

徹夫君は豚の貯金箱を壊して駅前の金物屋に行き、数十メートルほどの細めのロープを買った。

その夜、ママがぐっすり寝入った頃を見計らって、徹夫君は懐中電灯を手にしてママの寝室に忍び込んだ。ママの掛け布団をめくる。ママは浴衣風の寝間着を着て下半身を曝け出していた。ノー・パンティで、陰毛の茂みがモロ見えだった。徹夫君は懐中電灯の焦点をママのおまんこに合わせ、ごくりと唾を飲んだ。裏本の写真でもポルノビデオでもない。生の、本物の島田麻美のおまんこである。

徹夫君は既にママの留守に忍びこんでリハーサルをし、ロープの長さとその端を固定する場所を定めてあった。徹夫君は鏡台やドア・ノブ、書き物机の脚、箪笥の扉の取っ手などに、それぞれ一本ずつのロープを結んだ。そしてママの右手と左手を伸ばした状態でロープに結ぶ。脚の一本を縛って開かせた時、ママが「んんんー」と唸って寝返りを打とうとして身体が自由にならないことに気づいた。徹夫君はママが完全に覚醒する前に、残りの脚も縛ってしまった。両手を広げ、大きく股を開いたその姿はビデオに出て来たスプレッド・イーグルの形そのものであった。徹夫君は部屋の電灯を点けた。
「徹夫っ!お前、ママに何すんの!こんなっ」ママがもがくが、ロープは解けない。「乱暴しないで!あたしはお前の母親だよっ!」ママが怒鳴る。
「生むんじゃなかったって後悔してる母親だろ?僕は生まれて来るべきじゃなかったんだ。だよね?」と徹夫君。
「何を云ってるの!早く解(ほど)きなさい!叫ぶわよ?警察来るわよ?」とママ。
「僕は警察でも少年院でも刑務所でも、どこへでも行くよ。ママに勘当されてこの家を抛り出されたっていいんだ」
「そんなっ!お前っ!」息子の自棄っパチな言葉にママがうろたえた。
「でもその前にママを犯す。いや、憧れの島田麻美を犯すんだ」と徹夫君。
「なにーっ!母子でそんなっ!駄目よ、絶対っ!」
「僕は自分勝手で思いやりがなくて、冷血で傲慢で無神経な人でなしなんだ。ママを犯すぐらい何でもないんだ」
「…」ママは自分が口走った悪口が、どれほど息子の心を傷つけたか悟った。後悔した。

徹夫君はパジャマを脱ぎ、全裸になった。スプレッド・イーグルのママの股間を目にして、徹夫君のペニスは完全勃起し、ビクンビクンと武者震いしている。
「駄目!やめてっ!いけないっ!徹夫っ!」ママが叫ぶ。
徹夫君はこのために用意してあったハンケチをママの口の中に突っ込み、さらにバンダナで猿ぐつわをかました。
「むぐーっ!むむんっぐうう!」ママが呻く。
徹夫君はママの寝間着の胸を左右に開いた。形のいい乳房がぼろんぼろんとこぼれ出た。徹夫君は立ち上がってママの全身を観賞する。まさしく島田麻美の肉体だった。真っ白で適度にふくよかに肉がついていてエロっぽい。
「むぎゅー、むががが」ママが唸る。ママの目には、息子の怒張したペニスが3D映画のように誇張されて突出して見える。
徹夫君はママの脇に身体を並べ、ママの乳房の一方にしゃぶりつき、もう一方を揉み出した。ママは身体を捩って息子の口と手から乳房を外そうとするが出来ない。徹夫君は、島田麻美のおっぱいを舐めるポルノ・ビデオの男優のような気持だった。彼らのやり方を真似、時には優しく乳首を噛み、時には激しく舌先で乳首を弾いた。
「ぶぐふー、ぶぎーん!」ママが抗議しているのか、よがっているのか分らない感じで呻く。
徹夫君は舐めるおっぱいと触るおっぱいをチェンジした。ママのおっぱいに触れること、しゃぶることは長年の夢だった。島田麻美の写真とビデオを見てからは、それは手の届く欲望になっていた。しかし、保護者であるママのおっぱいに手を出すことは出来なかった。怒りに燃え、自棄っパチになるこの日までは…。

ママのおっぱいに満足した徹夫君は、ママの股間に腹這いになった。ママが呻き、頭を左右に激しく振っている。徹夫君はママの陰毛を掻き分けて割れ目を見出す。割れ目に両手をかけ、左右に開く。島田麻美のおまんこの中はピンク一色であったが、現在のママの小陰唇は薄茶色をしていて、粘膜は赤身を帯びていた。徹夫君がさらに開くと、ぽっかりと穴が開いた。濡れて光る膣の奥に襞々がみみずの群れのように盛り上がっている。女が持つ快楽の器、島田麻美の蜜壺、ママが自分をひり出した産道。徹夫君は興奮した。

徹夫君がママのクリトリスを舐め出す。“ネット学問”によって、徹夫君は女体に関しては豊富な知識を持っていた。いまその知識を総動員してママを攻めるのだ。徹夫君はクリトリスを舐めたり、舌で圧したり、弾いたりする。同時にママの膣口や蟻の門渡り、肛門を指で刺激する。
「ばぎゅわーん、ぶぐぐぐーっ!」ママが喚く。
徹夫君は指をママの膣口に差し込む。そっと出し入れする。
「ぼぐーぐぐ、んぐぶぶー」
徹夫君の指先に湿り気が感じられた。ママはよがっているのだ!徹夫君は指を二本にし、指の腹が恥丘の裏側に触れるようにママの体内で蠢かした。
「ぶぐうーんっ!」ママが身体を硬直させた。Gスポットを刺激されたのだ。
徹夫君はクンニリングスと指による刺激を継続する。
「ぶぐ、ぶぐ、ぶぐ、ぶぐぶーっ!ぶぎゃーっ!」ママがイった。性の空白が長かったため、息子のクンニで簡単に絶頂に達してしまったのだ。ママはぐったりと身体を弛緩させた。

徹夫君はママの股間に膝を突き、ペニスの狙いを定めた。いよいよママと、いや憧れの島田麻美とおまんこするのだ。徹夫君は亀頭先端をママの膣口に当てると、ずぶずぶとペニスをママの体内に埋め込んだ。
「ばぐわーっ!」我に返ったママが叫ぶ。息子に犯されている。近親相姦ではないか。こんなことが自分の身にふりかかろうとは! 徹夫君は初めての性交の快感に恍惚となっていた。ねっとりと濡れて温かいママの膣がペニスを圧し包んでくれている。腰を押し引きすると、背筋が痺れるような快感を覚える。夢にまで見たセックス。島田麻美との性交。徹夫君はこの感激、この快楽を一刻でも引き伸ばしたいと思った。徹夫君は片手を伸ばしてママのおっぱいを揉み、片手でママの肉厚のお尻の肉を揉んだ。そして、二人の恥骨を擦り合せるように腰を右旋・左旋させた。
「ぶぐーっ、ばぐーっ!」ママがまたよがり出した。ママの脳髄は息子を拒否しているが、肉体、特にそのおまんこが息子との性交を歓迎しているのだ。
徹夫君は、身体の自由が利かないママを自由に犯していた。最初で最後かも知れない。これが母子の縁の切れ目かも知れない。息子に裏切られ陵辱されたママは自殺してしまうかも知れない。(その時は自分も後を追って死ぬのだ)徹夫君は悲愴な思いでおまんこした。

徹夫君がピストン運動を始めた。
「ぶぎーっ!ぶがーっ!」ママが両方の目が飛び出るほど見開き、激しく頭を横に振った。息子の射精が近いことを察知し、息子の子を妊娠することを恐れたのだ。両手両足をバタバタさせたいが、ロープがピンと張っていて動かせない。腰を左右に捩ることは出来るが、おまんこにぶすりと突き刺さっている息子のペニスを抜くことは出来ない。ママは避けられない時限爆弾の爆発を待つように、息子のクライマックスの瞬間を恐怖の思いで待った。
徹夫君は最後の最後まで射精を引き伸ばしていた。人生最大の興奮、初の快楽に酔い痴れていた。ついに破局が訪れようとしていた。脊椎にズーン!と感電するような刺激が走る。いよいよ爆発の瞬間だ!
徹夫君は突如ペニスをママのおまんこから引き抜き、ママの愛液で濡れそぼったペニスを激しく擦った。どぴゅーん!最初の精液がママの喉元に飛び散り、ぴゅぴゅぴゅーん!と二弾、三弾が続けざまに発射され、ママの胸から腹にかけてぼたぼたと落ちた。ママが「ぶぐー…」と大きく息を吐いた。

徹夫君はティシューでママの身体の精液を拭った。そして、黙々とママの手足のロープを外し、猿ぐつわを取った。
「ごめん、ママ」徹夫君が俯いたまま云った。
「徹夫。お前はひどい子。これほどひどいとは思わなかった」とママ。
「…」徹夫君は何も云えない。
「でも、お前はいい子。ママの身体の中に射精されたらどうしようかと思ってた」とママ。「お前の子を妊娠したら悲劇だもの」
「ママ。僕、明日家を出てく」と徹夫君。
「そんな必要はないわ。ママも『生まなきゃよかった』なんてひどいこと云ったんだもん。お前が怒って当然よ」
「ママ!」叱られ、どやされ、悪態をつかれることを覚悟していた徹夫君が驚く。
「明日、コンドーム沢山買って来る」とママ。
「えーっ?」徹夫君が驚喜する。
「あのディルドとはおさらばするわ」
「ママっ!」徹夫君がママに飛びつきママの身体を抱き締めた。これから島田麻美は自分だけのものになるのだ。
ママが息子にぶちゅっとキスした。二人は互いの舌を舐め合い、吸い合った。




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