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21. 継母との公認まんこ

夏彦君(17歳)のお母さんが亡くなって一年後、驚くべきことが起った。医療機器メーカーの社長であるお父さん(49歳)が再婚したのだ。いや、再婚は別に驚くべきことではない。だが再婚の相手はそれまでのお父さんの二号であり、一人の連れ子まであるというのが驚きだった。

もと二号、今や正妻となった夕子さん(36歳)は夏彦君の継母となり、その連れ子・麻子ちゃん(11歳)は夏彦君の義理の妹となった。麻子ちゃんはお父さんの子ではなく、夕子さんが水商売をしていた頃に生んだ子供であった。夕子さんはセックスが売り物の二号となったくらいだから顔も身体も色気に満ち溢れていたし、麻子ちゃんは母親の美貌を受け継いで美人だった。くっきりした二重瞼、ぷっくらした頬、綺麗なカーブを描いている輪郭、美しい黒髪。ジュニア・アイドルにでもなれそうな魅力的な少女だった。

一人っ子だった夏彦君は妹が出来て喜び、麻子ちゃんをよく可愛がった。麻子ちゃんもお兄ちゃんが出来て嬉しかった。麻子ちゃんは「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と云って夏彦君になつき、甘えた。
「お兄ちゃん!あたしが大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんにして!ね?いいでしょ?」と麻子ちゃんは何度も云った。
「ああ、いいよ」夏彦君は笑いながら応じた。兄妹で結婚するというのが可笑しかったのだが、どうせ子供の戯(ざ)れ言なのだから敢えて否定するのも大人気ないと思ったのだ。

二年経ち、夏彦君が大学進学となった。夏彦君は東大にでも京大にでも行ける学力があったのに、選んだのは北大だった。夏彦君は弁護士や政治家になるつもりはさらさらなく、貧しくとも大自然の中で働くような将来を夢見ていたのだ。

一年目の夏休み、夏彦君は東京に帰って来なかった。ヒグマ研究グループ(略称・クマ研)に入って大雪山系黒岳でのヒグマ観察調査に参加してしまったからだ。大好きなお兄ちゃんと会えないので麻子ちゃんは悲しんだ。

冬休み、夏彦君は今度はスキーを覚えるから帰らないと云って来た。呆れたお父さんは、倉庫から年代物のスキー道具一式を取り出し、札幌に飛んだ。新潟県出身のお父さんはスキー一級の資格を持つ名人だったから、息子にスキーを教えるには最適だった。二人は札幌市内から車で一時間の札幌国際スキー場に毎日日帰りで通った。夏彦君はめきめきと上達した。お父さんが帰京してからは、一人で市内の藻岩山スキー場に通った。

さすがに二年目の夏休みは夏彦君も実家に帰った。夏彦君は継母の夕子さんを「おかあさん」と呼んでいた。夕子さんは世間によくある継母とは反対で、家の長男で秀才の夏彦君を尊敬の眼差しで見つめ、言葉遣いも丁寧、何くれとなく世話を焼いてくれる優しい継母であった。ただ、もともと血の繋がりがある母親ではないので、夏彦君も甘えたりからかったり出来る相手ではない。それどころか、夕子さんにはバーのママにしてもいいような年増の色気がむんむん漂っているので、夏彦君の目には母親というよりは“女”としか映らないのが邪魔をして、心から親しくはなれなかった。

麻子ちゃんの態度がなんとなく妙だった。いつものように夏彦君にまとわりつかず、「わはは…」と朗らかに笑うこともなく、ましてや「お兄ちゃんのお嫁さんにして?」などとは云わなかった。夏彦君は「一年会わなかったブランクでよそよそしくなったのか?」とか「おれが嫌いになったのか?」、「もう子供じゃなくなり、おれを男として見るようになったのだろうか?」などと考えていた。いずれにしても麻子ちゃんとの触れ合いが楽しいものでないとなると、東京にいる意味はなかった。北海道の大自然が恋しかった。

夏彦君は急遽札幌に戻り、黒岳のヒグマ研究グループの調査に途中から参加した。新鮮な肉や野菜をごってり背負って現われた夏彦君を仲間たちは大歓迎した。

その冬。驚いたことに夕子さんが「スキーを教えて」と、一週間の予定で札幌にやって来た。なぜ単身でやって来たのか、なぜスキーの上手い夫に教わらないのか、全て謎だった。夕子さんが着いたその日の午後は、先ず専門店でのスキー・ウェアや板、靴などの購入に費やされた。

夜は夏彦君が夕子さんをススキノの片隅にある飲み屋に案内した。大都会の真ん中に過去から時空を超えて出現したような、田舎風の薄暗くだだっ広い店があるのだ。テーブルはそれぞれ贅沢に離れており、大勢の客が入れる店ではない。お婆さん二人が炭火で魚を焼き、テーブルまで運んでくれる。夏彦君はここでししゃもやホッケやキンキの一夜干しを焼いて貰うのが大好きだった。
「変わったお店ね」夏彦君に向かい合って座った夕子さんが云った。
「炉端風でもなく、居酒屋風でもなく、いい感じでしょ?」と夏彦君。
「何が美味しいの?」
「キンキって食べたことあります?こってり脂が乗ってて凄(すっご)く美味しいです」
「それ食べてみる」夏彦君を信頼している夕子さんが云った。
二人がビールで乾杯し、それが熱燗に移った頃、お婆さんの一人が二人前のキンキを届けてくれた。
「うわあ!美味しそう!」じゅうじゅう云い、脂でテカっているキンキの一夜干しを見て夕子さんが舌舐めずりする。
「食べてから褒めて下さい」夏彦君が箸を取って食べ始める。
「これ、凄く美味しい!ほんと!」夕子さんがほっぺたが落ちるような顔で云った。
夏彦君は骨以外は何も残さずキンキを平らげた。
「上手ねえ、食べるの」夕子さんが真面目に感心した。
この店の勘定は夕子さんが払った。安かった。

二人はお寿司を食べ、仕上げにバーに入った。並んでカウンターに掛けた。他の客のカラオケの歌声に抗して話をするのは大変なので、嫌でも顔を近づけねばならない。夏彦君の鼻に夕子さんの香水の香りが飛び込んで来る。
「夏彦さん、あなたガールフレンドいる?」夕子さんが夏彦君の耳元で怒鳴った。
「いますよ」と夏彦君が云った。
「あら?」夕子さんが意外な顔で夏彦君の目を覗き込む。
「夏にしか会えないんですけどね。大雪山の雌の羆(ひぐま)です。あはは!」と夏彦君。
「なあんだ!」夕子さんが笑った。
二人はカラオケでデュエットで歌ったり、チークダンスをしたりした。
「ホテルまで送ってくれる?」と夕子さん。
「はい、おかあさん」と夏彦君。
「こんなとこでおかあさんはないでしょ?ロマンチックな雰囲気がぶちこわしじゃない」夕子さんが夏彦君を睨みながら勘定をした。

夏彦君は、夕子さんをホテルの玄関に送り届ければ自分の使命は完了すると思っていた。夕子さんは渡すものがあるから部屋まで来てくれと命じた。部屋に入ると、夕子さんが小さな包みを夏彦君に手渡した。
「?」夏彦君は訝し気に包装紙を破った。コンドームの箱が出て来た。「どういう意味です、これ?」夏彦君が云った。
「パパさんからのプレゼント」と夕子さん。彼女は二号時代から夏彦君の父親を“パパさん”と呼んでおり、本妻となった今も変えていない。
「何のために?」夏彦君が呆然となって尋ねる。
「あたしとやるため」夕子さんが流し目をくれながら云った。
「えーっ?」夏彦君には信じられない。
「ヒグマとはセックス出来ないでしょ?」と云いつつ、夕子さんが服を脱いで下着だけになる。
「ま、待って下さい。これ、冗談でしょ?僕、おかあさんとなんか出来ませんよ」
「冗談ではないの。ほんとよ?」夕子さんが室内の灯りを消し、ベッドサイドだけの照明にする。
「信じません。僕、帰ります!」夏彦君が云い、コンドームの箱を投げ捨て、ドアに向かう。
「夏彦さん!」夕子さんが云う。「これを見て?」彼女が紙切れを差し出す。
夏彦君は仕方なく戻って夕子さんが渡してくれたメモ用紙を読む。『夕子を妊娠させないでくれ。父』とあった。その筆跡は正真正銘お父さんのものに間違いなかった。

「どう?分ったでしょ?」と夕子さん。
「でも、どういうことなんです?わけが解らない」と夏彦君。
「パパさんがあたしを抱いてくれなくなったの」と夕子さん。「あたしは女盛りで、まだまだやりたい年頃なのに…。夏彦さんもやりたい盛りでしょ?二人でやれってパパさんのアイデアなのよ」
「でも、戸籍上母親と息子ですよ!まずいじゃないですか!」夏彦君が云う。
「戸籍なんかどうだっていいじゃない?あなたがやりたくて、あたしもやりたい。持ちつ持たれつ。それでいいじゃない?」
「そ、そんな簡単なことですか?」
「そうよ。男と女。簡単なことよ」
「いいのかなあ?」夏彦君が迷う。
「夏彦さん?あなた、据え膳に手を付けないであたしに恥をかかせる気?」夕子さんが脅す。
「そ、そんな!」
「勇気出しなさい。見て?」そう云いながら、夕子さんが全裸になった。真っ白く、熟し切った、こぼれんばかりのおっぱい、大きな腰、豊かなお尻。大人の女の色気の洪水である。夕子さんがすっくと立って夏彦君を見つめた。自分の美しさに自信を持っている女のポーズだ。
「おかあさんっ!」夏彦君にとって、それは初めて見る女の裸身であった。夏彦君のペニスがぐいーん!と勃起してしまった。(親父がこんな魅力的な身体を抛っておくなんて!勿体ない!)

夏彦君は決断した。今夜、童貞を捨てるのだ。震える手を叱咤激励しながら、もどかしげに服を脱いで裸になった。勃起したペニスが恥ずかしかった。
「大きいわ。雌の羆(ひぐま)でも満足するわ、きっと」夕子さんが笑った。
夏彦君は夕子さんが好きになって来た。美しさを鼻にかけていない。ユーモアの感覚もある。気取らず、気さくで、全てにストレートである。愛すべき女性であった。夏彦君は、ベッドに仰向けに寝た夕子さんに身体を並べた。「僕、初めてなんです」夏彦君が思い切って告白した。
「あら?光栄だわ」と夕子さん。「キスしたことも?」
夏彦君が首を横に振る。
夕子さんが夏彦君の首の後ろに手を廻し、ぐいと引っ張る。いままで距離があった二人の関係がぐーんと狭まる。唇が合わさった。夕子さんの舌が夏彦君の口内に侵入し、夏彦君の舌を舐め廻した。夏彦君は脳味噌がとろけてしまうような陶酔感を味わった。
夏彦君が夕子さんのおっぱいを揉み、片方の乳首をしゃぶり、吸う。
「あああ、素敵。舌で弾いたり、軽く噛んだりして!」と夕子さん。夏彦君が云われた通りにする。「あはーん!」夕子さんが興奮する。
夏彦君は初めて女体に触れて幸福感に酔い痴れていた。親父の元二号、現在は戸籍上の母親の身体を自由に出来るなんて想像もしていなかった。棚からぼた餅である。親父は凄いプレゼントをくれたものだ。
「初めてだったら、女のあそこ見たいかしら?」夕子さんが云った。
「凄(すっご)く見たいです!」夏彦君が目を輝かす。
「見なさい。指を入れても何してもいいわ」
夏彦君には夕子さんが観音様か女神様に思えた。何でも自由にやらしてくれる!今夜、女体の全てを味わい尽くせるのだ。

夏彦君は夕子さんの股の間に潜り込んだ。驚いた。もっこりした恥丘にも、膨らんだ大陰唇の周りにも陰毛が一本もなかった。剃ったのではなく、完全に脱毛処理してある。まるで外国のXXX写真のモデルのようだ。さすが元二号、セックスのプロだけのことはあった。夏彦君は童貞ではあったが、女性性器に関して無知ではなかった。“耳学問”ならぬ“ネット学問”によって膣の在りかもクリトリスの場所も、Gスポットなるものの存在も知っていた。ただ実物と遭遇したことがなかっただけである。夏彦君は夕子さんの割れ目を開いた。男性遍歴のせいか、親父が使い過ぎたせいか、あるいは単に年齢のせいか、小陰唇は茶褐色だった。粘膜は赤っぽかった。大陰唇を左右に引っ張ると、ぽっかりと穴が開いた。夏彦君の最大の関心事である女体内部への入り口だ。じっくり観察した夏彦君は、夕子さんのクリトリスを舐め出す。圧したり弾いたりする。
「わーんっ!上手っ!」夕子さんが喘ぎながら云う。
夏彦君はクンニを続けながら、遠慮なく継母のお尻を撫で廻したり揉んだりして、その巨大な丸みを楽しんだ。
「うふーん!あああ、あうう!」夕子さんがよがる。
しばらくして、夏彦君の顔の前にコンドームが突き出された。本番に移行せよという指令だ。

夏彦君はペニスにコンドームをかぶせ、夕子さんの股の間に膝を突いた。
「おかあさん?」と夏彦君。
「え?」夕子さんが目を上げる。
「僕、おかあさんを満足させられないかも…」
「最初は早漏れで当然よ。気にしない、気にしない」と夕子さん。
「怒らないでくれます?」と夏彦君。
「二回目で頑張って。ね?」夕子さんがちょっと淫らな笑みを浮かべる。若者はすぐ回復することを知っているのだ。
夏彦君は安心してペニスを継母のおまんこに当て、ずぶずぶと挿入した。温かく、ぬるぬるした女体の内部。(わーお!)ペニスがすっぽりと肉襞に包まれる快感は、想像以上のものだった。
「あはーん!いいわーっ!」身体の空隙を埋められた夕子さんが満足する。
初めての夏彦君はもっと夕子さんをよがらせようと激しくピストン運動をし、どぴゅぴゅーん!と射精してしまった。

二人が互いの身体を愛撫し、ねちっこいフレンチ・キスを続けているうち、また夏彦君のペニスが勃起した。今度は夕子さんが上になり、ゆっくり腰を廻したり圧し付けたりして快楽の頂点へと昇って行った。夏彦君は夕子さんをよがらせるリズムと方法を飲み込んだ。

翌日は夕子さん運転のレンタカーで札幌国際スキー場へ向かった。最初はリフトには乗らず、広場のほぼ平らに近い斜面で、滑り方、止まり方、ストックの使い方など初歩の訓練。昼食後、二人は初めてリフトに乗った。夏彦君は夕子さんの後頭部に手を廻し、背後のスキーヤーに気取られぬようにして夕子さんにキスした。公衆の面前での継母とのキスにどきどきした。夏彦君はスキー場の中で最も緩い傾斜のコースに夕子さんを案内した。お子様向けの緩斜面なのだが、初心者には果てしなく続く銀世界が凄い急斜面に見える。夕子さんはお尻を突き出し、恐る恐る滑る。真っ直ぐだとスピードが出過ぎるので、ジグザグ行進をする。夕子さんは何度も転び、夏彦君に助け起された。周囲に人がいない時、二人は抱き合って熱いキスを交わした。

昼はスキー、夜はおまんこで、一週間はあっという間に過ぎた。いよいよ明日は夕子さんが帰京という晩、二人は狂ったように69し、組んず解れつでおまんこした。
「夏に帰った時、麻子がちょっとよそよそしかったんですけど、何かあったんですか?」しばらくして夏彦君が聞いた。
「まあね。気にしないで」と夕子さん。
「悪い病気か何かじゃ?」
「そんなんじゃない。麻子は健康よ」
「じゃ、何なんです?」
「今は話せないわ。パパさんがいいと云ったら話せるけど」
「親父が関係あるんですか?」夏彦君には理解出来ない。
「とにかく、待ってて。ね?」
「今度、いつ来てくれます?」と夏彦君。
「いつ来て欲しい?」夕子さんが目をキラキラさせる。
「来週!」夏彦君が云う。本音である。禁断の木の実を味わったいま、本当は毎日でも夕子さんを抱きたかった。
「んまあ、呆れた!でも嬉しいわ」二人はしっかり抱き合った。「来月なら来れるかも」と夕子さん。

次に夕子さんが来た時は、さっぽろ雪まつりの期間に当たっていた。二人はスキーと雪まつりとセックスで忙しい日々を送った。

「麻子のことですけど…」最後の夜に夏彦君が切り出した。
「あ。パパさんがね、いつまでも隠しておけないから話していいって」と夕子さん。
「へえ?…で?」夏彦君が水を向ける。
「夏彦さんには分らないでしょうけど、日陰者の人生って辛いものなの」と夕子さん。「二号時代の私もそうだったけど、父無し子の麻子も同級生や先生との間で辛い思いをしてました。奥様がお亡くなりになった時、申し訳ないのですけど私たちは『籍に入れて貰えるのではないか?』と儚い希望を持ちました。けど、パパさんは私たちを戸籍に入れる気にはならなかった。二人とも依然として日陰者。あたしはパパさんに頭を下げて頼みました。あたしはどうでも、麻子だけでも籍に入れて貰えないかって…」
「はあ」
「そしたら、二人とも籍に入れようと云ってくれたんです」
「おかあさんを正妻、麻子を養女としてってことですね?」と夏彦君。
「あたしたちは躍り上がらんばかりに喜びました。でも、まだ先があったんです」
「何です、一体?」
「パパさんが条件をつけたの。麻子が女になったらやらせろって…」
「えーっ?どういうこと?」
「麻子に初潮があったら、それ以後おまんこさせろって…」
「ひっでえ!入籍を餌にそんな条件を付けるなんて!」夏彦君が激高した。「何て親父だ!」

「あたしたちは承諾したんです」と夕子さん。
「そんな馬鹿な!」夏彦君が呆れる。
「麻子もお父さんがある方がいいと云ったの。そして、去年の夏、麻子に初潮があったんです」
「くそっ!」夏彦君が怒鳴り、歯ぎしりし、白くなるほど拳を握り締めた。(麻子の態度が変わったのはそのせいだったのだ!ロリコンのヒヒ親父と化した戸籍上の親から処女を奪われ、毎夜のようにおまんこされていたのだ!)夏彦君の目に涙が浮かんだ。
「あたしが正妻になったら、娘の麻子がパパさんの二号になってしまったってわけ」夕子さんが唇を歪めて悲しそうに微笑んだ。
「許せないっ!麻子は僕のお嫁さんになりたがってたのにっ!」
「えーっ?」夕子さんが驚いた。

雪まつりのシーズンは飛行機の切符を取るのが難しい。しかし、夕子さんと一緒に新千歳空港に行った夏彦君は、運良くキャンセル待ちに成功し、夕子さんと別の便ではあったが同日夕刻には帰京することが出来た。

夏彦君はずんずん家に入ると麻子ちゃんの部屋のドアをノックもせずに開けた。
「きゃっ!お、お兄ちゃん!」勉強していた麻子ちゃんが、たまげてガタンと椅子を倒して立ち上がった。
夏彦君は麻子ちゃんの前にずいっと歩を進めた。14歳になったばかりの麻子ちゃんは、まだ小さかった。(親父はこんな少女とおまんこしているのだ)今さらながら、夏彦君にはショックだった。
「麻子。おれの目を見て答えろ」と夏彦君。「おれが好きか、嫌いか?」
「お兄ちゃん!」麻子ちゃんが辛そうな顔をする。
「好きか嫌いか、云え!」夏彦君が迫る。
「あたし…」麻子ちゃんが目を伏せる。
「お前と親父のことは知ってる」と夏彦君。
「えっ?」麻子ちゃんが驚いて目を上げる。誰にも秘密の関係だったのに…。
「入籍と引き換えに、養女とおまんこしたがるような親父は許せない」と夏彦君。「息子として恥ずかしい。お前に済まないと思ってる」
「お兄ちゃん…」
「お前、おれのお嫁さんになるって云ってたろ?お前の気持に変わりなけりゃ、結婚しよう!」
「だって…」麻子ちゃんが困惑する。
「今すぐじゃない。おれが大学出て就職してからだ。それまでは親父にやらせてやってくれ。おれもお前のお母さんとやってるから仕方ない」
「えーっ?」(母とお兄ちゃんがおまんこしてるとは!)麻子ちゃんは衝撃を受けた。
「結婚したら、お前はおれだけのものだ。他の誰にも手を触れさせない」と夏彦君。「どうだ?」
「お兄ちゃんっ!」麻子ちゃんが感動して夏彦君の胸に飛び込んだ。

部屋のドアがとんとんとノックされた。
「あたしよ」夕子さんが入って来た。「悪いとは思ったけど、全部聞かせて貰ったわ」そう云って、夕子さんは麻子ちゃんの肩に手を置いた。「良かったわね、麻子」
嬉し涙を流した麻子ちゃんが母親の胸に飛び込み、抱擁された。
「夏彦さんはとってもいい人。お前は幸せ者だわ」と夕子さん。「セックスも上手だし」
「お母さんっ!」麻子ちゃんが母親を睨む。
「あはは」夏彦君が笑いながら歩み寄り、三人はひしと抱き合った。

その夜遅く帰宅したお父さんは、夕子さんを前にダイニング・テーブルでウィスキーを呑み始めた。そこへ夏彦君が麻子ちゃんを伴って現われた。
「おっ、おい!脅かすなよ。幽霊かと思ったぞ!」突然帰京した息子を見てお父さんが驚く。
夏彦君は麻子ちゃんと結婚の約束をしたことを伝え、お父さんと麻子ちゃんの性的関係は結婚と同時に消滅させることを要求した。
「そ、そんな薮から棒に!」お父さんが慌てる。
「お父さん。どんな理由であれ未成年の養女とセックスするなんてのは犯罪なんです!刑務所行きですよ?」
「じょ、冗談じゃない!」お父さんがわなわなと手を震わす。
「僕はお母さんの指導でセックス訓練してます。お父さんも麻子をイけるようにしてから僕に引き継いで下さい」と夏彦君。
「そこで麻子とはお終いか…」とお父さん。
「そうです」夏彦君がきっぱり云った。「僕もおかあさんとは切れます。おかあさんをお父さんにお返しします」
「むむ」とお父さん。
「パパさん?」と夕子さん。「どうしてもロリータがいいなら、16歳ぐらいの三号を作りなさいな。あたしも夏彦さんみたいな若いツバメを作るから」
「ば、ばか。何を云ってる!」
「おとうさん、お母さん?」それまで黙っていた麻子ちゃんが口を開いた。
「何だ?」お父さんは苦り切っている。
「なーに?」と夕子さん。
「あたし、明日お兄ちゃんと一緒に札幌へ行きます。スキー教えて貰うの」
「麻子!」夕子さんがたまげる。
「お母さんは来ちゃ駄目。邪魔だから。お兄ちゃんと二人切り」麻子ちゃんが夏彦君に微笑みながら云った。
夏彦君は、結婚前に14歳の婚約者とおまんこ出来るチャンスに驚喜した。夏彦君は麻子ちゃんの手をぎゅっと握り締めた。




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