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27. あなたは私の夫?それとも?

奈美江さんは行かず後家になることを恐れていた。奈美江さんの両親は、それをもっと恐れていた。奈美江さんは十人並み以上の器量よしだったし、おっぱいも突き出ており、くびれた腰の下のお尻も立派なものだった。なぜ奈美江さんに惚れて求婚する男がいないのか、不思議だった。多分それは縁というもので、不幸にして相性のいい出会いがなかったということなのだろう。

奈美江さんが28歳になった年の春、ある人を通じて奈美江さんに縁談が舞い込んで来た。相手は31歳の公立高の教師。写真を見ると、結構イケメンではないか。奈美江さんの母親は「いい相手じゃないの!」と大喜びした。父親は「公立高の教師なら、給料は安いだろうが食いっぱぐれがない。堅実なのは何よりだ」と云った。奈美江さんは結婚を前提としたデートを承諾した。

「奈美江さん」高校教師の俊一さんがレストランでの食事前に云った。「お世辞じゃなく、写真より美人なんでびっくりしました」
「あら。それはこっちの台詞です」と奈美江さん。
「え?」と俊一さん。
「イケメンでびっくり…」奈美江さんが顔を赤くする。
「あはは。じゃ、お互いに良かったわけだ」俊一さんが云った。
二人は中級レストランの中級価格の食事を楽しんだ。
「おつきあいを進める前にお断りしておくことがあります」と俊一さん。「ぼくには俊次という一卵性双生児の弟がいて一緒に暮らしてるんです」
「へえ?」奈美江さんが驚く。
「実は俊次と割り勘で現在の借家代を払ってるんで、追い出すわけにいきません。もう少し僕が金を貯めて建て売りを買うまでの辛抱なんですが、もし結婚して頂けるなら当分の間三人で暮らさなくてはなりません」
「…」夫婦二人きりの甘い新婚生活を夢見ていた奈美江さんにはショックだった。
「食事も三人分作って頂かなきゃなりません。面倒だし鬱陶しいのは分ってます」と俊一さん。「しかし、姑(しゅうとめ)と三人暮らしよりはいいんじゃないかと…」
確かに、こうるさい姑よりは義弟の方がましだった。

何度目かのデートの後、奈美江さんは俊一さんの家族に会った。俊一さんの父は検事で、お母さんは専業主婦。俊一さんの双子の弟・俊次さん(31歳)は警察官であった。公務員ばかりの家族なので生活が安定しているのは事実だが、それは同時に贅沢とも縁がないことを意味していた。

初めて義弟・俊次さんを見た奈美江さんはびっくりした。兄と全く瓜二つなのだ。奈美江さんは悩んだ。夫の双子の義弟と一緒の暮らしというものを想像するのが難しかったからだ。一卵性双生児だから頓珍漢な失敗が一杯ありそうだった。笑い話で済む範疇なら問題ないが、もし笑えないことが起ったら…?。しかし、義弟とのつきあいは家を買うまでの数年の辛抱であり、夫と固い絆で結ばれれば他のことは何とかなる…と、奈美江さんは自分に云い聞かせた。俊一さんの優しい態度が嬉しかったし、ここでこの縁談を断ってしまうと30歳を越えた行かず後家になりかねない。奈美江さんは結婚を承諾した。

結婚披露宴の余興として、双子の兄弟は子供の頃から得意として来た芸を演じた。それはマルクス兄弟の映画『吾輩はカモである』の中の鏡のシーンをモデルにしたものである。兄弟Aがパジャマに頭巾風の帽子をかぶって登場する。兄弟Bも全く同じ恰好で出て来るが、あたかも二人の間に鏡があるかのように兄弟Aの行動を真似する。兄弟Aは鏡の中の自分が信じられず、飛んだり跳ねたり、うずくまったり、一旦引っ込んで鏡を覗き込んだりするが、兄弟Bは一瞬遅れたりするものの完璧に兄弟Aのアクションを模倣する(その一瞬の遅れが可笑しかったりする)。仕舞いには兄弟Aが鏡を通り抜けて兄弟Bと位置を入れ替わったりする。やんやの喝采であった。(http://www.youtube.com/watch?v=j5lU52aWTJo)

奈美江さんの戸惑う日々がやって来た。朝はよかった。俊次さんは洗面後すぐ警官の制服を着て出て来るから見分けがつく。しかし、勤務が終ってからは私服であり全く夫と変わらない。「あなた?」と呼びかけると、「何ですか、義姉(ねえ)さん?」と云われることがしょっちゅうであった。奈美江さんは、双子の兄弟のどこかに判別出来る特徴がないか、必死になって探した。皆無だった。インターネットで調べると、一卵性双生児は、文字通り一つの卵子が二つに分裂して受胎して出来るので、血液型はもちろんDNAまで100%同じだという。警察官は柔道や剣道の稽古もしているので、俊次さんががっちり、俊一さんがほっそりしていれば分り易いのだが、二人とも同じような体型であった。衣服の下には、子供時代の怪我の後などがあるのかも知れないが、それは目に見えない。

赤面せざるを得ない様々な失敗が続いたが、奈美江さんは幸せだった。夫・俊一さんが、毎晩のように奈美江さんの身体を求めて来る。28歳の奈美江さんは処女ではなかったが、男からついぞイかして貰ったことがなかった。常に快楽を与えるだけの一方通行だった。ところが俊一さんとの毎夜の性交によって、奈美江さんは恍惚感が得られ、「死ぬ〜っ!」という状態に突入出来るようになった。俊一さんは精力旺盛で、一晩に二回も奈美江さんとおまんこすることさえあった。

「えーっ?毎晩?一晩に二回?」奈美江さんの親友の伸恵さん(28歳)が云った。「うちの旦つくなんか、一ヶ月に一回あるかなしよ?」
「ほんとにー?」奈美江さんが驚く。「新婚だからかしら?」
「いくら新婚だって一晩に二回ってのは凄いわよ」と伸恵さん。「何食べさせてんの?肉ばっか?」
「そんなー!公務員の稼ぎでそんな贅沢出来ないわよ」と奈美江さん。
「じゃ、おかしいわね。30代の男って、精力減退する時期らしいわよ?立たない男もいるって」
「えーっ?」

奈美江さんが「男性 30代 精力」というキーワードでググると、伸恵さんの云ったことは間違いなかった。男性の精力は10代が絶頂期で、次第に衰え、30代は減退期であるという。新婚でセックスが新鮮で楽しいという要素はあるだろうが、もうそれも三ヶ月を過ぎている。不思議だった。

ふと、奈美江さんに恐ろしい疑念が湧いた。夫だけでなく、義弟の俊次さんとの二人を相手にしているのであれば、30代男性なのに精力絶倫である謎が解ける。何しろ、一緒に暮らしていても見分けがつかない二人なのだ。夫とその弟が共謀し、寝る時だけ入れ替われば一人の女と代わる代わるおまんこ出来る。奈美江さんはガビーンっ!となった。そんな破廉恥なことは信じられない。正式に結婚した妻を弟と共有する夫なんているものだろうか?しかし、一晩に二回というのも男が入れ替わっていれば説明がつく。奈美江さんは血の気が引く思いで呆然となった。

「あなた?あたし二年だけ子供生むの延期したいの」ある日、奈美江さんが俊一さんに云った。
「え?あんなに子供欲しがってたのに?」俊一さんが驚く。
「いま子供作ったら、もう何も出来なくなっちゃうでしょ?あたし、文化センターの陶芸教室か水彩画教室に通いたいなと思って…」
「ふーん?じゃ、コンドームが要るわけか…」と俊一さん。
「そうなの。ごめんなさい」
それは奈美江さんの防御策であった。双子の兄弟がグルになって自分とおまんこしているとは断定出来ない。しかし、もしそうだったら、そんな風に人を愚弄し、騙している夫とは別れるつもりだった。そんな夫の子供など生みたくないし、子連れで離婚し、後半生を子育てに捧げるなど馬鹿馬鹿しい限りだ。妊娠しないのが一番だった。

コンドームを着けることになっても夫の性欲は変わらなかった。奈美江さんは必死になって、それが夫一人なのか、夫と義弟のペアなのかを探ろうとした。性交後、夫の身体を愛撫する風を装って、男の身体に疣(いぼ)や傷跡や黒子(ほくろ)などがないかどうか調べた。何も見つからなかった。精液の入ったコンドームをキープしておけば、血液型やDNAを調べることは出来るが、相手が一卵性双生児ではどっちも同じ型だからお手上げである。

奈美江さんは、この難問を解決するために苦悶した。ふと、自分が不埒なことをしている双子の兄弟の側だったらどうなのか、彼らの立場に立って考えることを思いついた。自分が重要な今後の予定や考えについて夫に話せば、夫は弟にも細大漏らさず告げる筈だ。セックスの場面であっても、いつ何時妻がそういう話題を切り出さないとは限らない。その時に「え?なにそれ?」とは云えないし、「聞いてなかった」とも云えない。しかし、重要でないことは面倒だし切り捨ててしまって伝えないのではないか?

「あなた?来月の一週目、父が演出した劇団『無芸』の公演があるの。一緒に観に行かない?」と奈美江さん。
「どんな芝居?」俊一さんがやや警戒気味に聞く。
「えっとね、『現代版・好色一代女』だって」
「僕はいいや。キミ一人で行きなよ」
「なーんだ、つまんない。あ、それからね、来月十日に母が健康診断受けるんだけど、付き添いで行っていいかしら?」
「ああ、いいよ。十日だね?」
「そ。あ、今日ね、面白い謎々聞いた。満員電車に乗ってる鳥は何かっての。分る?」
「えー?さあ?そんなこといいからおまんこしよ!」俊一さんが奈美江さんの身体を撫で廻す。
「駄目よ、答えてくんなきゃ。正解しないと、あたしセックス・ストライキする」
「なーに云ってる、好色一代女のくせに!ストライキなんか出来る訳ないって」俊一さんが奈美江さんのおまんこを指で弄くる。
「やーんっ!答えて、早くっ」奈美江さんが催促する。
「分んない。降参」俊一さんが奈美江さんのおっぱいを舐める。
「答えはねー、コンドル」と奈美江さん。
「なーんだ。駄洒落じゃんか」俊一さんが奈美江さんにのしかかって来て、大きく股を開かせた。

イかされた奈美江さんは、快感を反芻しながら裸のまま寝入ってしまった。荒波に揉まれる難破船に乗っている夢を見てふと気づくと、また夫に乳房を揉まれているのだった。
「あなた、またなの?」と奈美江さん。
「何度だっていいじゃないか。またイかせてやる」俊一さんは身体をずり上げると、いきなり奈美江さんの口にペニスを突っ込んで来た。
「がぶぶ」奈美江さんがパニックに陥る。しかし、舐めないわけにはいかない。両手で夫のペニスを保持してフェラチオを始める。そのペニスは二度目とは思えぬほど逞しく勃起していた。
「キミ、上手くなったな。漏れちゃいそう」俊一さんがペニスを引き抜き、コンドームを装着する。
「あなた?母の健康診断だけど…」と奈美江さん。
「十日だったよね?」と俊一さん。
「水曜日だから、11日の間違いだったわ」
「どっちにしてもOKだよ」俊一さんが云って、奈美江さんのおまんこにペニスをぶち込んで来た。
「あうーん!」奈美江さんが叫ぶ。
性交しながら、俊一さんが片手で奈美江さんの乳房を揉み、片手でお尻を揉む。
「あはーん、むうーんっ!」奈美江さんがよがる。
俊一さんが腰をぐりぐりさせたかと思うと、ずぶーん!とペニスをおまんこの奥深くに突っ込む。
「あへーっ!」奈美江さんがポルチオ性感に感電する。

「あなた?」恍惚感が収まった奈美江さんが云う。「さっきの謎々だけどね」
「え?何だっけ?」と俊一さん。
「ほら、あれよ。満員電車に乗っている鳥は何かっての」
「忘れたな。何だったっけ?」と俊一さん。
奈美江さんはがびーん!となった。たった数十分前の謎々を忘れている!アルツハイマーを患っている年寄りでもないのに!エクスタシーの余韻もどこかに消えてしまい、奈美江さんは身体が冷える思いを味わっていた。

一度だけの試みで夫を責めるわけにはいかないかも知れない。奈美江さんは数日置いて、もう一度トライした。
「あなた?母の健康診断だけど…」セックスの後で、奈美江さんが云った。
「11日だろ?覚えてるよ」と俊一さん。
「あれ、やっぱり十日だって」
「なあんだ」
「あなたね、食べると子供が二人増える魚ってなーんだ?」
「またどうせ駄洒落なんだろ」俊一さんはコンドルを覚えていた。
「答えて?」
「降参」
「もー、駄目ね。ニジマスよ」
「え?」俊一さんが考える。「あはは。やっぱり駄洒落だ」

その夜、俊一さんはもう一度奈美江さんにのしかかって、おまんこした。俊一さんは食べると子供が二人増える魚の名を忘れていた!

奈美江さんは急遽お父さん(54歳)に連絡し、都心の喫茶店で会った。
「なんだと?兄弟二人でお前と?」事情を聞いたお父さんが愕然とした。「それが本当なら犯罪じゃないか。検事の息子の教師と警察官が、そんな破廉恥なことをするかね!」
「あたしも呆れて物が云えない…」奈美江さんがしくしくする。
「薩摩守(さつまのかみ)か…」とお父さん。
「なにそれ?」奈美江さんが涙混じりの目を上げる。
「昔、薩摩守忠則(さつまのかみ・ただのり)という役人がいた。只乗り、つまり無賃乗車を隠語で薩摩守と云うんだ」
「無チンじゃないわ。珍々が二つもあるんだから」
「お前、洒落が云えるなんて、結構ゆとりあるね」
「怒ってるのよ、ほんとは。馬鹿にされて弄ばれてるなんて耐えられないわ」

「しかし、謎々の証拠だけじゃ弱いな。本当に忘れたのかも知れんし」
「聞いてから30分ぐらいじゃ忘れませんって!耄碌爺(もうろくじじい)じゃあるまいし」奈美江さんが憤る。
「父さんもそうは思うが、もっとハッキリした証拠がないと水掛け論になってしまうだろう」
「鳥や獣みたいに識別番号つけた足輪をかませるとか?」奈美江さんが自棄っぱちで云う。
「おお!それだ!いい方法がある」お父さんが興奮する。
「なあに、一体?」奈美江さんが疑わしそうな顔をする。
「蛍光マニキュアというのがある。主にフロア・ショーとかファッション・ショーで使うものなんだがね」お父さんは演出家だけあって、そういうものを熟知しているのだ。
「マニキュア?」奈美江さんには何が何だか解らない。
「最初におまんこした男が果ててぜいぜい云っている隙に、男の足指にマニキュアを施すんだ」
「えーっ?」
「普通の灯りの下では見えないんだから一筆(ひとふで)だけでいい。丁寧にやる必要はない」
「ふーん?」
「また男が乗っかって来たら、うまく69の体勢に持ち込んで、ブラックライトで男の足指を調べるんだ」
「なに、そのブラックなんとかって?」と奈美江さん。
「ブラックライトの光線は紫外線だから人間の目には見えないが、蛍光マニキュアや蛍光化粧料だけはぼーっと浮かび上がらせる」
「へーっ?」
「蛍光マニキュアも携帯用ブラックライトも千円ぐらいで買える。明日にでも用意するよ」お父さんが云った。
「マニキュア無しの男が乗っかって来たら悲劇ってわけね」奈美江さんが思い詰めたような顔をする。
「そういうことだ」とお父さん。

数日後、蛍光マニキュアとブラックライトを手にした奈美江さんは、女スパイになった気分だった。これを用いれば、確実に兄弟の悪行が暴けるのだ。そうなったら、この結婚は破局を迎える。幸せな結婚を夢見ていた奈美江さんにとって、それは最悪の事態であり、後半生を鬱病患者として過ごさなければならないほどの衝撃を与えるのは確実だった。

その夜、夫(か義弟)が奈美江さんに乗っかって来た。奈美江さんは性交後の使命遂行のスリルで、いつものようなエクスタシーを感じることは出来なかった。夫(か義弟)が果てた後、奈美江さんは彼の右足の親指に蛍光マニキュアを施した。緊張して眠れないと想像していたのだが、待ちくたびれていつの間にか寝入ってしまった。その夜、二回目のおまんこはなかった。

翌日の夜。夫(か義弟)が乗っかって来た。奈美江さんは「舐めて上げる」と囁いた。フェラチオが嫌いな男はいない。第一、おまんこより気持がいい。第二に自分の快楽に女を奉仕させる優越感がたまらない。第三にフェラチオでは女をイかせる必要がないから、好きなように興奮し、いつでも勝手に射精すればいい。さらに、腰の運動で汗水流す必要もないのだ。最高である。夫(か義弟)は喜んで仰向けになって寝転がった。奈美江さんは夫(か義弟)に尻を向ける形で跨がり、フェラチオを開始した。そして、布団の下に隠しておいた携帯用ブラックライトを密かに取り出し、夫(か義弟)の右足の親指を照らした。蛍光マニキュアは浮かび上がらなかった。

翌日、「母の具合が悪いので、一晩だけ実家に戻ります」と置き手紙し、奈美江さんは家に素っ飛んで帰った。何も知らないお母さんとは世間話だけして、夜遅くになってから奈美江さんはお父さんの書斎を訪れた。
「どうだったんだ、例のは?」お父さんが尋ねた。
「やっぱり、薩摩守…」と奈美江さん。
「そうか…」お父さんが大きな溜め息をついた。「じゃ、取る途は二つに一つだ」
「どういうこと?」
「向こうの親父を脅す。多額の慰謝料をくれなきゃ世間に全てをバラすと云うんだ」とお父さん。「相手は公僕ばかりだ。奴等の社会的生命が危うくなる。当然、金を出すだろう」
「もう一つは?」と奈美江さん。
「お前が結婚を続けたい場合だ。これもあっちの親父を脅すんだが、一刻も早く新居を用意させ、夫婦だけで引っ越す。双子の兄弟の相乗りはジ・エンドだ」

奈美江さんは長いこと考えていた。 「離婚は出来ないわ。いまさらセックス抜きの生活なんて考えられない」と奈美江さん。
「じゃ、新居だな?」とお父さん。
「それも駄目」
「え?」お父さんが驚く。 「この半年、毎晩イかされていたの。あたしの身体、それに慣れちゃって…」
「どういうことだ?」とお父さん。
「あの人だけじゃ、毎晩やってくれないと思う」
「お前、二人の男が必要だと云うのか?えらい好色な女になったもんだな!」お父さんが呆れる。
突然、奈美江さんが顔を赤らめた。
「どうした?」とお父さん。
「何でもない…」奈美江さんが恥ずかしそうに俯く。
「濡れたんだろ?」とお父さん。
「え?どうして?」奈美江さんが驚いた。図星だった。

「奈美江」お父さんがずいっと娘に身体を寄せ、娘の手を取って自分の股間に導いた。
「んまあっ!」それはびんびんに勃起していた。「お父さん、まだ現役なの?」
「馬鹿にするな」お父さんは娘の身体を抱き、寝間着の下に手を差し込んでおっぱいを揉んだ。
「お父さんっ!」奈美江さんが抗(あらが)う。
「淫乱になってしまったお前が、濡れたおまんこをそのままにしてもおけまい。わしも折角立ったものを抛っておくのは勿体ない」
「でも父娘でなんて…」奈美江さんがためらう。
「淫乱な女とスケベな男というだけの話だ。余計なことは考えるな」とお父さん。
「お母さんが来るかも?」
「毎晩睡眠薬のお世話になってる。お前が盛大によがっても大丈夫だ」
「まあっ!」好色な奈美江さんがにんまりした。

二人は、既に布団が敷いてある奈美江さんの部屋に移動した。二人が寝間着を脱いで全裸になる。奈美江さんの白く、豊かな肉体がこぼれ出る。
「いい身体だ。奴等が毎晩抱きたくなるのも当然だ」とお父さん。
お父さんが娘と身体を並べて横になり、娘とフレンチ・キスをする。舌を絡め合う。お父さんは娘の巨乳をしゃぶり、乳首を吸ったり噛んだりする。お父さんは、ずっと以前から娘に対して近親相姦的欲望を抱いていたのだが、娘の処女だけは散らすまいと自制して来たのだ。もう自制する必要はなかった。
「あはーん!」おっぱいをいたぶられて奈美江さんが悦ぶ。
お父さんは身体をずり下げ、娘の股間に顔を埋める。陰毛に囲まれた割れ目。28歳で毎晩のおまんこで酷使されている小陰唇は褐色になって飛び出している。お父さんが両手で大陰唇を開く。ピンクの粘膜がてらてらと光り、膣口は既に愛液を滴らせている。お父さんは娘のクリトリスを舐める。
「わあーんっ、うむーん」奈美江さんがよがる。
お父さんはクンニを続けながら、娘の膣口に指を二本入れGスポットを探し求める。
「ぐわーんっ!」奈美江さんが身体を硬直させる。
「ユーレカ(われ発見せり)!」とお父さん。
「え?」奈美江さんが聞き咎める。
「何でもない」
「やって!早くやって!」娘が父に催促する。

お父さんが勃起したペニスにコンドームを着ける。
「知ってるわ。女優さんたちとやってるんでしょ」と奈美江さん。
「まあな」お父さんがにんまりし、娘の股の間に膝を突き、ペニスの狙いを定める。ずぶりんこんとペニスをぶち込む。
「ひーっ!」今晩の御馳走に奈美江さんが舌鼓を打つ。
お父さんはリズミカルに腰を回転させ、時折ランダムな深い突きで娘の子宮口をド突く。いい演出である。
「ぎひーっ!むぐわーん!」奈美江さんが盛大によがる。
お父さんは娘とおまんこしながら、娘の乳房を揉み、肉付きのいいお尻を撫でる。
「あうあうあうあーんっ!」奈美江さんが絶頂への階段を登り始める。
お父さんが娘の口に吸い付き、舌を絡めながらおまんこする。
「がぶぶぶ、んぐぐーっ!」父に上下の口を塞がれた奈美江さんがイきかける。
お父さんが激しく、急速にピストン運動を始める。
「ぐわばー、ぶぐぐーんっ!」口を塞がれたまま奈美江さんがイった。
「むぐーっ!」お父さんがぴゅぴゅどぴゅーん!と娘の体内で射精した。

「離婚して戻って来てくれると嬉しいんだがな」激しい動悸が収まった時、お父さんが云った。
「駄目よ。お父さん、毎日は無理でしょ?」と奈美江さん。
「くそ」お父さんが舌打ちする。「でも、時々帰って来てやらせてくれ」
「女優さんたちとやれば?」と奈美江さん。
「女優たちはわしの子じゃないよ。わしは自分の子とやりたいんだ」
「いいわ。お父さんが立つ間は帰って来る」奈美江さんが澄まして云った。
「なんだと、こいつめ!」お父さんが娘の脇の下をこちょこちょする。
「ひぇーっ!やめてーっ!」奈美江さんが身体を丸くして防御する。

「で結局、あたしどうすればいいわけ?」しばらくして奈美江さんが聞いた。
「じゃ、三つ目の選択肢を与えよう」お父さんが娘を抱き寄せ、その耳に何事か囁いた。

奈美江さんは、ある日の夕食後、俊一と俊次の兄弟を茶の間に集めた。どっちが兄でどっちが弟か判別出来ない。
「よく聞いて」奈美江さんが厳しい顔で云った。「あなた方二人が一卵性双生児であるのをいいことに、あたしに交代でおまんこしていることは分かっています」
「えーっ?」絶対バレないと高を括っていた兄弟は驚いて顔を見合わせた。
「これは重大な裏切り行為であり、犯罪です。あたしはあなた方二人を訴えることが出来ます。そうなったら、世間を騒がすスキャンダルとなって、あなた方もあなた方のお父様も職を追われるのは必定です」
「そ、そんなーっ!」青ざめた兄弟が口を揃えて云った。
「でも、あなた方があたしの云う通りにすれば訴えるのは止めます」と奈美江さん。「どう?云う通りにする?」
「ど、どんなこと?」と俊一さん(か俊次さん)。
「簡単よ。こそこそ二人で交代したりしないで、あたしと3Pするの」と奈美江さん。
「えーっ」俊一さん(か俊次さん)の顔が明るくなる。
「やる!やります、3P!」と俊一さん(か俊次さん)が元気よく云った。

その日以後、三人は同じ部屋で寝ることになった。騎上位で俊一さん(か俊次さん)とおまんこする奈美江さんの後ろから俊一さん(か俊次さん)が肛門性交する。ある時は、兄弟が二本のペニスを奈美江さんのおまんこにぶち込む。奈美江さんは巨大な(実は二本の)ペニスにおまんこを全開にされ、よがりによがって失神した。兄弟の一人が疲れている日は、残る一人が責任をもって奈美江さんをイかす。兄弟二人とも疲れていても、奈美江さんはどっちかにクンニ業務に従事することを要求した。奈美江さんは時々実家に戻ってお父さんともおまんこした。検事である兄弟の父親(56歳)が参加する日も遠くないかも知れない。




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