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28. 狼少年の咆哮

明彦君(14歳)は狼少年である。「狼が来る!狼が来るぞ!」と叫び回って村人を慌てさせる愉快犯の狼少年ではない。明彦君自身が狼となって、近隣の女性を犯すのである。狼男というのは、普段はわれわれと何ら変わらない人間で、満月の夜にだけ狼に変身し、不死身の力を持つと云われている(銀の弾丸だけが狼男を殺せるという説もある)。明彦君も普段はごく普通の中学生なのだが、性欲が漲(みなぎ)ると狼少年になってしまう。14歳というのは、身体が精子製造にフル回転する時期だから、明彦君の性欲は毎日亢進する。ということは、彼は毎夜狼になってしまうということだ。満月の夜などという悠長なものではないのである。

それは十日ほど前のことだった。明彦君はたまたま「包茎は不潔であり、また性交の妨げになる」という記事を目にした。明彦君のペニスは常に包皮に覆われていたため、明彦君はパニックに陥った。ある日、明彦君はペニスの皮を剥いて亀頭を露出させた。包皮はすぐまた元に戻って亀頭を覆った。実は、これは勃起していないペニスでは普通のことであり、皮が剥けた明彦君のペニスは包茎でも何でもなかった。しかし、明彦君はそれは子供のペニスであり、成長したら常に亀頭が露出していなければならないのだと誤解した。

明彦君は包皮を剥き剥きしたまま五分ほどじっとしていた。手を離すとまた皮は戻る。また五分ほど皮を剥く。明彦君はその繰り返しで亀頭を露出させようと努力していた。不思議なことが起った。ペニスを弄っている間に、ペニスが太くなって、伸び始めたのだ。それは明彦君にとって初めてのことだったので、彼は自分の身体の変化に驚いた。自然に皮が縮み、亀頭が剥き出しになった。それが明彦君の望んだことだったのだが、動顛した彼は包皮を元に戻そうとした。すぐ包皮はするすると縮んでしまう。包皮を伸ばす。縮む。ペニスは充血し始め、凄く固くなった。同時に、明彦君はおしっこに行きたいような、不思議な戦慄と快感を味わい出した。(トイレに行かなくちゃ!でも、気持いい!)明彦君は包皮を握って、ペニスを激しく擦った。(おしっこ出ちゃう!まずい!でもやめられない)明彦君は胸をどきどきさせながら、(えーい!どうとでもなれ、おしっこ出しちゃえ!)と破れかぶれでペニスを擦った。ぴゅんぴゅーん!と勢いよくおしっこが出た。(ああーっ!)それは何とも云えない解放感であった。気持良かった。そして、出たのはおしっこではなかった。

明彦君はそれがオナニーという行為であり、出て来たのが精液であるということを知らなかった。明彦君は人に云えない異常な行為をしたのだと思い、人に隠すべき秘密が出来てしまったと考えた。ねばねばする不思議な液体が出たということは、自分は病気なのだろうか?明彦君は人知れず悩むことになった。

数日経つと、明彦君はペニスが勃起した時の興奮、激しく包皮を擦った時の快感、液体を発射した時の解放感を思い出し、もう一度その感じを味わいたくなった。夕食後、自室のドアに鍵を掛け、ズボンとブリーフを脱いだ明彦君は、ペニスを弄くり始めた。ペニスはむくむくと起き上がって伸び始めた。胸がどきどきし始める。ふと、ペニスを擦っている手元を見た明彦君がぶったまげた。指が毛むくじゃらになり、やたらに爪が伸びて尖り出したのだ。裸の腰・太股・足も灰色っぽい毛で覆われ始めた。気づくと自分の鼻と口まで伸び始めたようだ。明彦君は洋服ダンスの扉を開いて、扉の裏の細長い鏡を見た。(ぎゃーっ!)そこにはTシャツを来た獣が映っていた!顔は獰猛な犬のようだ。明彦君がTシャツを脱ぐと、胸にも背にも灰色っぽい毛がもじゃもじゃ生えていた。その毛はぐんぐん伸び続けてふさふさになり始めている。明彦君は尻に毛だらけの尻尾が出ていることにも気づいた。明彦君は「ひゃーっ!」と云ったが、それは「ガオーっ!」という狼の咆哮となった。明彦君は窓を開けた。明彦君が後足で蹴ると、身体はふわーっと舞い上がり、敏捷に窓を飛び越えた。

庭に出た明彦君は四つ足で立ち、身体をぶるぶるっと震わせた。勃起したペニスがぶらんぶらんと揺れた。明彦君のペニスは女体の割れ目にぶち込まれることを欲していた。明彦君はさーっと塀を飛び越え、四つ足で夜の通りを疾走し始めた。

この「もっこりヶ丘ニュータウン」は、隣接する「ニュータウンちもう野」、「われめ台シティ」などと共に広大な住宅地を形成していた。商店街は駅前にしかないが、駅へはバスで10分と快適である。街灯は過不足なく設置されており、夜道も暗くはない。しかし、女性の夜の一人歩きは避けるように注意されていた。かといって、全ての女性が家族の迎えを頼めるものでもなく、常に安心出来る道連れを得られるわけでもなかった。その夜も、ロック・コンサート帰りのOL(24歳)がニュータウンの道を自宅に向かって一人で歩いていた。

OLは自分の方にすたすたと歩いて来る犬に気づいた。中型の敏捷そうな犬である。犬の放し飼いは違法だから、野犬だろうか?OLは立ち止まり、念のためバッグから催涙スプレーを取り出した。暴漢に襲われた時のためのものだが、犬にも効くのではないか?油断なく催涙スプレーを構えたまま、OLは犬が通り過ぎることを祈っていた。犬はかなり離れた街灯の下で立ち止まった。普通の犬とは一寸違って見える。脚が長く、耳が短い。眼光は鋭く、らんらんと輝いている。犬は体勢を低くした。OLは催涙スプレーを突き出して構えた。犬が飛んだ。驚くべき跳躍力でOLの顔面を蹴った。 「きゃあああ!」OLは地面にくずおれ、催涙スプレーはカラカラと音を立てて側溝に落ちた。 犬は、四つん這いで逃げようとするOLの背後から、スカートを食いちぎり、パンティに爪を立てた。パンティはびりびりと引き裂かれた。犬はOLの背中に覆いかぶさり、その尻に勃起したペニスを激しく突き立てた。 「ぎゃーっ!だ、誰か来てーっ!助けてーっ!」OLが叫んだ。

明彦君はもどかしかった。人間ならペニスを手に持っておまんこに当てられるのに、狼だとそうは出来ないのだ。滅多矢鱈にペニスを突き立てて、女性器にめりこむ幸運を祈るしかない。獣同士の性交は種の保存のためだから、雌は発情していて雄に自由にやらせるものであり、雄が雌を強姦するということは絶対にない。しかるに、狼となった明彦君の相手は人間であり、発情もしていなければ、獣に犯されたいなどとも思っていなかった。尻を左右に振って必死に性交を逃れようとしている。明彦君はOLの耳元で「ガオーっ!」と吠えた。OLは噛み殺されるのを恐れて抵抗をやめた。その瞬間、明彦君のペニスはOLのおまんこにめり込んだ。

「ガルルル!」明彦君は呻いた。女性器の濡れた肉にペニスを包まれた満足感。ペニスを動かすと、ぞくぞくする刺激が身体中を走り抜ける。明彦君は二本の前脚でOLの身体を押さえ付け、腰をへこへこ動かした。心臓がどきんどきんし、ペニスの奥に戦慄が走る。不思議な液体が発射され解放の時を待っているのだ。明彦君は激しく腰を動かした。「ガウガウガウーっ!」明彦君が叫び、OLの体内にどぴゅぴゅーんっ!と精液を放った。

犯され、恐怖で身動き出来なくなったOLは、その夜遅くパトロールの警官に発見された。

「『恐怖のニュータウン。若い女性、野犬に犯さる』だと」朝食を食べながら新聞を読んでいたお父さん(40歳)が云った。
それを聞いた明彦君は身体を凍り付かせた。
「えーっ?犬に?」お母さん(37歳)が料理の手を止めて驚く。
「え?どういうこと?」明彦君の妹・恵子ちゃん(12歳)が聞く。恵子ちゃんはロング・ヘアに太い眉、ぱっちりした大きい目におちょぼ口の可愛い少女。
「女性が犬にセックスされたんだそうだ」とお父さん。
「あなた!そんな話、まだ恵子には早いわ!」お母さんが制止する。
「あたし、もう性教育受けてるもん」と恵子ちゃん。
「母さんも恵子も、夜の一人歩きは絶対駄目だ。いいね?」とお父さん。
「は〜い」と恵子ちゃん。
「もし、あたしが襲われたら何て書かれんのかしら?『中年女性、野犬に犯さる』?」
「ニュースにならんよ、中年女性じゃ。無視だよ」とお父さん。
「んまあ、失礼な!」お母さんがぷりぷりした。
「ね、犬に犯されても妊娠するわけ?」と恵子ちゃん。
「そんな!」お母さんが呆れる。
「種が違うから妊娠はしないよ」とお父さん。

その会話を聞いていた明彦君はガビーン!となった。食後、明彦君はインターネットでセックスについて調べた。あのねばねばする液体は精液というものだった。狼になったとしても自分の精液に含まれる精子は人間のものだ。昨夜の女性が自分の子供を妊娠する可能性はあるのだ。犯される女性は可哀想だが、妊娠してしまったらもっと可哀想だ。明彦君はその日駅前商店街に行き、自動販売機でコンドームを購入した。

その夜、明彦君はOLをレイプした時のことを反芻していた。ペニスがまた快感を求めて疼いた。明彦君は窓を開け放ち、全裸になると、勃起したペニスにコンドームを装着した。その間に早くも爪は伸び始め、手足や胸・背中は毛むくじゃらになり、鼻は尖り、狼への変身が進行しつつあった。完全に狼少年となった明彦君は、コンドームを着けたペニスをゆらゆらさせながら、ぴょーん!と窓を越え、塀を飛び越えて宵闇の住宅街を女を求めて疾走した。

「『野犬の犠牲、三人目に。自警団組織の気運高まる』だそうだ」新聞を読みながら、お父さんが云った。
「どういうこと?」とお母さん。
「バス停にボランティアを待機させ、女性を家まで送り届けるとか、三、四人編成のパトロールや、数人で夜回りをするらしい」
「火の用心みたいに?」とお母さん。
「犬用心だね」とお父さん。

バス停に待機したボランティアが女性を家に送り届けるというエスコート・サービスは、最初は歓迎された。しかし、一部の不心得者が、送って行く途中で女性を物陰に引っ張り込んでよからぬ行動に出ようとしたことが明るみに出た。文字通り“送り狼”である。以後、女性たちはエスコート・サービスを敬遠し、家族や隣人に電話して迎えに来て貰うようになった。

野犬の暴行が多発した「もっこりヶ丘ニュータウン」は警戒厳重となり、明彦君が獲物を見つけるのは困難になった。彼は「ニュータウンちもう野」や「われめ台シティ」に足を延ばさねばならなくなった。

ある夜、明彦君のお父さんは一人の隣人と夜回りに出ていた。一人が拍子木を打ち「犬用心さっしゃりましょう!」と怒鳴り、もう一人は武器代わりにバットを手にしている。
「野犬は『われめ台シティ』に移ったそうじゃありませんか?」と隣人。
「そうらしいですな」とお父さん、「しかし、向こうが警戒厳重になれば、またこっちに舞い戻って来るかも知れませんよ?」

その通りだった。その夜も夜回りに出ていたお父さんは、辻の向こうに街灯の光を受けた犬の影が石垣に映るのを目にした。
「出たっ!」お父さんはバットを手にして駆け出した。
「え?」拍子木を打っていた年配の男性が驚き、どたどたとお父さんの後を追う。
お父さんがいくら早くても犬のスピードには敵わない。しかし、お父さんは前を走る灰色っぽい犬から目を放さずに走り続けた。と、犬はぴょーん!とある家の塀を飛び越えて消えた。お父さんは衝撃を受けた。それは自分の家だった。お父さんは連れの男性と一緒に自宅の庭や塀の外を見て廻った。何も見つからなかった。家の戸締まりもしっかりしており、犬が入れる余地はなかった。

「『また「もっこりヶ丘」で女性襲わる』だと」とお父さん。「おれが見たのは女性を襲った後だったようだ」
「まあ、恐ろしい!」とお母さん。「また戻って来たのね」
「お?おかしなことが書いてある」お父さんが新聞を折り畳んで読み出す。「最近被害に遭った女性たちの身体には精液が残されていないそうだ」
「えーっ?」お母さんが驚く。
「警察も不思議がっている。まるで野犬がコンドームをしているみたいだって」とお父さん。
「んな馬鹿な!」とお母さん。
「ねえ、引っ越そうよ、こんな恐いとこ」と恵子ちゃん。
「駄目よ、やっと買った家なのに」とお母さん。
「売るにしたって、この野犬騒ぎで地価が下落している。当分売れないね」とお父さん。

ふとお父さんは、ここのところ急に寡黙になり、野犬騒ぎにも興味を示さない息子のことが気になった。14歳と云えば性に目覚める頃であり、密かに異性の肉体に関心を抱き、オナニーも覚える時期である。お父さんにも覚えがあった。だから、息子の何か隠しているような態度も不審に思っていなかったのだが、何か引っ掛かるものがあった。

お父さんは会社に出掛ける前、もう一度自宅の庭を点検した。犬の足跡は爪先が息子・明彦君の窓の方向を向いて消えていた。そして、窓の桟には乾いた土が点々とこびりついており、窓の横には灰色の動物の毛が数本引っ掛かっていた。お父さんはぞーっとした。

その夜も女性が襲われ、ついに自警団は猟銃を持つ人を多数参加させて夜回りをすることになった。夜間にうろついている犬は、直ちに射殺してよいというお触れが出された。

「母さん?話がある」ある日、お父さんが云った。
「何ですか、一体?」とお母さん。
「明彦が殺されるかも知れない」
「何ですって?何なの?どういうこと?」お母さんがショックを受ける。
お父さんは自分の推測を話した。自分の遠い先祖に狼憑きがいたという伝説があることも。
「あなたが婿入りして来る前の旧姓は『犬神』だったわね」お母さんが耄けたように云った。
「隔世遺伝かも知れない。親父もおれも狼にはならなかった」
「それが急に明彦に?何てこと…」お母さんがさめざめと泣いた。
「ハンターたちは凶暴な野犬を射ち殺そうと血気にはやっている。明彦が外に出れば命はない」
「冗談じゃないわ!明彦を殺すなんて!」
「しかし、これ以上犠牲者を増やしたくないわけだから、彼らも必死なんだ」
「どうしましょう!」お母さんはいても立ってもいられなくなった。

お父さんは明彦君の部屋のガラス窓の外に材木を打ちつけ、ガラスを破っても外に出られないようにした。さらに、明彦君の部屋のドアに廊下側から頑丈な角ラッチと呼ばれる戸締まり金具を取り付けた。夜間、明彦君は監禁されることになったのだ。その夜、明彦君の咆哮が家族を悩ませた。
「お兄ちゃん、どうなってんの?あの声はな〜に?」恵子ちゃんが両親の寝室にやって来て心配を口にした。
「耳を塞いで寝なさい。明日になれば分かる」とお父さん。

翌朝の土曜日、お父さんが戸締まりを外すと明彦君がどたどたーっとダイニング・キッチンに現われた。
「ひどいじゃない!人を監禁するなんて!」明彦君が怒鳴った。狼となって一晩中発散出来ない性欲に苦しみ抜き、明け方になってやっと眠りについたのだった。
「恵子。部屋へ行ってなさい」とお母さん。
「いや。恵子に隠し通すことは出来ないよ」とお父さん。
「そっか。そうかもね」お母さんが手真似で娘に座るように示唆した。
「ね?どういうことなのっ?」明彦君がお父さんに詰め寄る。
「明彦。お父さんとお母さんは知ってるんだ。お前が女性たちを犯しまくっていることを」とお父さん。
「えーっ?」と明彦君。誰にも知られていないと思ったのに。
「えーっ?どういうこと?」と恵子ちゃん。
お父さんは夜回りの際に、野犬がこの家に飛び込むのを見たことを話した。その足跡と窓の桟にこびりついた土、窓の横に引っ掛かっていた毛のことも。
「…」全てがバレてしまったことを知った明彦君は、肩を落としてうなだれた。
「んまーっ!お兄ちゃんが犬に変身?」と恵子ちゃん。
「犬じゃない。狼だ」とお父さん。
「狼?」恵子ちゃんが真っ青になった。

「明彦?どういう時に狼になるわけ?」とお母さん。
「…」明彦君は黙っている。
「母さんも父さんもお前を助けたいんだ。説明しろ!」とお父さん。
「ペニスが勃起した時、狼になる…」明彦君がぼそぼそと云った。
「毎日勃起するわけ?」とお母さん。
「おれにも経験がある」とお父さん。「毎日だ」
「んまあ!」お母さんが驚く。
「ね。お医者に診て貰って治せないの?」と恵子ちゃん。
「そんなことをしたら、治っても明彦は刑務所行きだし、治らなければ動物園みたいな檻に入れられてしまう」とお父さん。「何しろ大勢の女性を犯してしまったんだからな」
「恵子。お前もお嫁に行けなくなるわ。狼男の妹だと知れたら」とお母さん。
「ひゃー、困るーっ」と恵子ちゃん。
「どうすりゃいいんだ、全く」お父さんがどっかと椅子に座り込み、腕組みして考え込んだ。

その日の午後、お父さんとお母さんは寝室に篭って、長時間にわたって何か議論していた。議論は口論になり、いつしか怒鳴り声での喧嘩の様相を呈し始めた。
「どしたの、一体?」心配した明彦君が襖を細めに開けて覗き込んだ。後ろから恵子ちゃんも覗き込む。
「お前のことを相談してたのよ。お入り」とお母さん。
明彦君と恵子ちゃんが両親の寝室に入る。
「母さんはお前におまんこさせるって云うんだ。父さんは反対してるんだが」とお父さん。
「えーっ?」と明彦君。
「えーっ?」と恵子ちゃん。
「だって、性欲に狂った明彦が外へ飛び出せば、猟銃で射たれて死ぬのよ?」とお母さん。「監禁したままでも狂い死にするかも知れない。あたしは明彦を殺したくないの」
「だからってキミ!」お父さんは渋る。
「それが母性愛よ」お母さんは着ているものを脱いで全裸になった。
「おいおいっ!」お父さんが仰天する。
お母さんは畳の上に四つん這いになり、お尻を息子の方に向ける。「さあ!おやり!」
明彦君の目がお母さんの股間に注がれた。「コ、コンドーム」明彦君が呟いた。
「はい、これ!」お母さんがコンドームを差し出す。
明彦君も着ているものを脱ぎ捨てて全裸になった。母親のおまんこを見たペニスは、ぐいーん!と勃起している。興奮のせいで胸や背中はとっくに毛むくじゃらになり、尻尾が伸び始めている。明彦君はそのペニスにコンドームを装着した。

お父さんと恵子ちゃんは生まれて初めて見る、人間から狼への変身に腰を抜かしてへたりこんでいた。明彦君に尻を向けているお母さんだけが、その変身を見ていなかった。
完全に狼と化した明彦君は、初めて女性性器をじっくり見ることが出来た。これまでは嫌がる女性ばかり相手にしていたので、割れ目を見たり、本当に楽しんでおまんこすることは不可能だった。明彦君にとって、お母さんが初めて全てを見せてくれる女性となったのだ。明彦君は狼の長い舌でお母さんの割れ目を舐めた。割れ目を開きたいが、長く鋭い爪でお母さんの敏感なところを傷つけたくなかった。と、お母さんは頭と肩を床につけて上半身を支え、伸ばした両手でおまんこを開いた。褐色の陰唇に隠されていた赤っぽい濡れた肉が曝け出された。明彦君は息を飲んだ。(こうなっているのか!)お母さんはさらにおまんこを開いてくれ、ぽっかりと口を開けた膣口までも見せてくれた。
「ガルルル!」狼となった明彦君が興奮して唸った。明彦君は狼の舌を突き出して、ぺろぺろぺろぺろとお母さんのおまんこを舐めた。
「あはーん!」お母さんが感じた。
明彦君は、ある特定の場所を舐めるとお母さんが凄くよがることを発見し、そこを集中的に舐めた。
「あっあっあふうあっははーんっ!」お母さんが盛大によがった。
明彦君はもう我慢出来なかった。お母さんの身体に覆いかぶさると、ペニスでお母さんの尻を突つきまくった。お母さんは手を伸ばして息子のペニスを掴み、膣口に誘導した。明彦君が毛むくじゃらの腰を押す。ずぼずぼとペニスが母親の体内に突入した。
「ぐわはーんっ!」お母さんが身をのけ反らせる。初めての母子相姦であり、お母さんが初めて獣と交わった瞬間でもあった。
明彦君はお母さんの上半身を抱きかかえながら、ゆっくりおまんこを始めた。

お父さんも恵子ちゃんも、口をあんぐりさせて、人間と獣の性交を見守っていた。信じられない出来事が目の前で展開している。12歳の恵子ちゃんにとっては、これが初めて見るセックスだったが、それが人間同士でないのはショックだった。しかし、お母さんは紛れもなく兄との性交で興奮してよがっている。恵子ちゃんは目を皿のようにして、お母さんのおまんこを出入りする兄の(狼の)ペニスを見つめていた。お母さんの性器からはどくどくと液体が湧いて滴っており、兄のペニスも濡れて光っていた。いつの間にか、恵子ちゃんのおまんこも濡れ始めていた。

お父さんは(これも獣姦と云うのだろうか?)と考えていた。女性が大型の犬に性交させる写真を見たことがあるが、それは犬のペニスを無理矢理女性のおまんこに突っ込ませており、やらせの感じが濃厚であった。今、目の前で行なわれている性交は、盛りのついた狼が人間の女を犯しているのであって、正真正銘欲望に満ちた交わりである。息子と母親のセックスも異常であるが、その息子が狼だとなると破天荒に異常である。お父さんは妻を息子に盗られた嫉妬を感じながらも、同時に母子獣姦の異常さに興奮していた。お父さんのペニスは勃起していた。

お父さんは娘の方ににじり寄ると、恵子ちゃんを抱き締めて頬ずりした。
「何すんの、お父さんっ!」恵子ちゃんが驚いた。
「えっ?」狼となった息子とのおまんこの快感に酔っていたお母さんが振り向く。「あなた!何です、どさくさに紛れて?」
「キミが明彦とやるんなら、おれも恵子とやる」とお父さん。
「あたしは明彦の命を助けるための犠牲になってるんです。好きでやってるんじゃないわっ!」お母さんが怒鳴る。
「何が犠牲だ。よがってるじゃないか!楽しんでるくせに!」お父さんは娘の膨れかけのおっぱいに触る。
「きゃああ!」恵子ちゃんが叫ぶ。
「恵子が嫌がってるじゃないの!やめなさい!」お母さんが夫の方に這い出そうとするが、明彦君が前脚で押さえ付けてお母さんを逃がさない。
お父さんは娘のスカートの下に手を突っ込み、パンティ越しにおまんこを弄くる。「何だ。もう濡れてるぜ!」お父さんは恵子ちゃんのパンティの下に指を差し入れ、クリトリスを刺激する。
「あはーん!」恵子ちゃんが初めての刺激に身体を震わす。
「あなたっ!んもうっ!」お母さんは、夫と娘の性戯に憤激しながらも、異常な興奮を覚えて、またもや愛液を噴出させた。
「がるるる!」明彦君も父と妹の絡み合いを盗み見ながら興奮し、腰の運動を早めた。

恵子ちゃんはお父さんの与えてくれるクリトリス刺激に興奮し、抵抗するのをやめた。それに気づいたお父さんは、パンティを脱がせて娘の股を開いた。もっこりした恥丘の下の12歳の処女のおまんこ。その処女を実の父親が散らすのは異常である。しかし、超異常な母子獣姦を目撃したいま、父娘相姦など問題にならなかった。お父さんは恵子ちゃんの割れ目を開いた。ピンク色の粘膜が濡れて光っている。お父さんはさらに大陰唇を開いた。膣がぽかっと口を開け、処女膜が見えた。お父さんは感動しつつ娘のクリトリスを舐め出した。
「おおーっ、おおーんっ!」恵子ちゃんが快感に身悶えする。
お父さんは肉付きのいい娘のお尻を撫で廻しながら、クンニを続ける。
「あー、あうー、あはーん!」恵子ちゃんがよがる。
お父さんは身を起こし、猛り立ったペニスを娘の膣口に当て、亀頭に愛液を塗りたくった。
「お前、生理は?」とお父さん。もう始まっているならコンドームが必要だ。
「ま、まだよ」と恵子ちゃん。
「最初だけちょっと痛いぞ」
「うん」恵子ちゃんは知っていた。
お父さんがゆっくりペニスを押す。
「あっ!」恵子ちゃんが顔を顰める。
お父さんは娘の口に吸い付き、舌を舐めようとする。
「むぐぐ!」恵子ちゃんがお父さんの舌の侵入に驚き、押し返そうとする。
お父さんはその娘の舌を舐め、唾液を吸う。

イヌ科の動物のペニスの根元には亀頭球と呼ばれる瘤があり、それが膣内で膨らむと20〜30分は抜けなくなる。その間に何度かに分けて射精する。狼も同じであった。それはお母さんにとって予想外の悦びをもたらした。お父さんとのセックスは、前戯を含めても20分であり、性交だけだと10分にも満たなかった。狼相手だと性交だけで少なくとも20分!それは夢のようなセックスだった。また、狼となった息子のペニスは14歳とは思えぬほど長く、息子の腰の動きの角度によってはGスポットが刺激された。
「あっははーんっ!」お母さんがよがる。もう、隣りの夫と娘の絡み合いなどどうでもよくなった。お母さんは自分の快楽だけを追い求めた。

「まだ痛い?」とお父さん。
「んー、もういいみたい」と恵子ちゃん。
お父さんがずぶっとペニスを侵入させた。
「むむーっ!」野球のバットをおまんこに突っ込まれた感じに、恵子ちゃんが呻く。
お父さんは締まり具合のいいおまんこにうっとりした。びっちりと肉襞がペニスを押し包んで来る。こんなおまんこは初めてだ。(世界中の男がロリータとセックスしたがるわけだ)とお父さんは思った。お父さんは腰をへこへこさせながら娘のTシャツを捲り上げ、膨らみかけの乳首を舐め出す。
「あうー、あうーっ!」恵子ちゃんが胸とおまんこの快感に酔い痴れる。

お母さんが尻を突き出して、狼となった息子との深い結合を望む。
明彦君は上下左右にペニスを突き出す。
「ぎゃわーんっ!」お母さんがイった。
「がうーっ!」明彦君がどぴゅぴゅーんっ!とお母さんの体内で射精した。

お父さんに破局が迫っていた。お父さんはおまんこしつつ、恵子ちゃんのクリトリスを弄った。
「うわはーっ、ひーっ!」恵子ちゃんがよがった。
お父さんは腰のぐりぐり回しとピストン運動を急速にした。
「わぐわーんっ!」恵子ちゃんがイった。
「むむふーっ!」お父さんが12歳の娘のきついおまんこにずばこんずばこん!と精虫軍団を放った。

一家四人は、荒い呼吸に胸を弾ませ、ぜいぜい云いながら横になっていた。性欲が満たされた明彦君の身体は、狼ではなく全裸の人間の少年の姿に戻っていた。明彦君はお母さんの乳房を揉みながら乳首に吸い付き、ぺろぺろしゃぶったりちゅうちゅう吸ったりした。お母さんは、自分を天国にイかしてくれた息子に感謝するように、息子の髪を撫でていた。
「お母さん、ありがとう」明彦君が云った。
「いつでもいいのよ。やりたくなったら云いなさい」とお母さん。
母と息子はじっと互いの顔を見つめ合った。お母さんがぶちゅっと息子にキスした。お母さんの舌が息子の口の中に侵入し、息子と舌を交える。明彦君が片手でお母さんのおっぱい、片手でお母さんの豊かなお尻を撫で廻す。息子とのフレンチ・キスを楽しんでいたお母さんが、妙な気配にふと目を開けると、息子の顔面に毛が伸び始め、鼻と口が尖り出していた。明彦君はまた狼になり始めたのだ。お母さんは慌ててコンドームを探した。
「お母さん、今度は恵子とやる」明彦君が云い、お母さんに背を向けた。
「えっ!そんな!」お母さんが止めようとするが、狼となった明彦君は妹の腰を抱きかかえて四つん這いにさせ、勃起したペニスを恵子ちゃんのお尻に突き立てた。
「ひえーっ!」我に返った恵子ちゃんが叫ぶ。
「明彦!」お父さんが呆れた。さっき射精したばかりの息子がもう欲情している。それも妹に。
お父さんとお母さんは、娘と狼少年の性交を見守った。その精力と持続力は驚異であった。恵子ちゃんは一度の性交で三回イかされた。

明彦君は、狼になるとお母さんか恵子ちゃんとおまんこした。もう外へ出て見知らぬ女性を犯す心配はなくなった。「もっこりヶ丘ニュータウン」に平和が訪れ、自警団も解散した。お父さんは明彦君の部屋の窓に打ちつけた材木を取り払った。お父さんも三日に一回ほど恵子ちゃんとおまんこし、そのロリータまんこを堪能した。

数ヶ月経った。 明彦君の性欲は相変わらずだったが、不思議なことに欲情しても狼にならなくなった。それでも、お母さんと恵子ちゃんは明彦君の性欲を宥めるべくおまんこした。狼少年ではない明彦君との性交は最初妙な感じであったが、正常位でのセックスだとクリトリス刺激が増大するので女二人は大歓迎だった。

「あなた?あたし妊娠しちゃった」とお母さん。
「え?本当か?」お父さんが驚く。「明彦の子だな?」
「ええ。あなたは恵子とばかりやって、あたしには見向きもしないんですから、当然そうよね」
「だが、コンドームをしていてどうして?」
「明彦が自分でコンドームを着けたことが何度かあったの」とお母さん。「タイミングが一寸遅くて、明彦の爪が狼の長く鋭い爪になりかけてた。それで引っ掻いて破っちゃったんじゃないかな」
「堕ろすんだろうな?」とお父さん。
「もちろんよ。でもね、あたし、謎を解いた気がする」とお母さん。
「ん?何だい、一体?」お父さんが先を促す。
「なぜ、明彦が最近狼にならなくなったか、その理由よ。明彦が変身しなくなったのは、逆算すると丁度あたしが妊娠した頃からなのよ」
「ふーん?」お父さんにはまだ理解出来ない。
「性欲は子孫を残すためでしょ?女を妊娠させれば遺伝子を残す使命は達成される。もう狼になる必要はないわけよ」
「ははあ!それは云えてるかも…」とお父さん。
「それ以外には説明がつかないわ」とお母さん。

「じゃ、キミはもう明彦とおまんこする必要はないわけか」お父さんがお母さんの顔色を窺う。
「そう。あなたも恵子とやらずに済むんなら…」とお母さん。
「そ、それは…」お父さんの顔が強ばった。
「あたしも明彦とのおまんこ抜きの生活なんて考えられない」
「じゃ、これまで通りか?」お父さんの表情がほころんだ。
「いいかしら?」とお母さん。
「もちろんだ!」お父さんがお母さんの身体を抱き締め、ぶちゅ!とキスした。
抱擁を解いた二人は、お父さんは恵子ちゃんの部屋へ、お母さんは明彦君の部屋へと向かった。




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