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06.タイムパッド パート2

10歳の本物のローラちゃんは、草原を流れる川っぷちの木陰でお人形と遊んでいた。本物の彼女はTVのローラより可愛かった。TVの子役も素朴で可愛かったけれど、本物は愛くるしいという表現がぴったりだった。
「ハロー」勉君が声をかけた。
ローラちゃんが小首を傾げて見慣れない顔を見つめる。インディアンでもないし、メキシコ人でもないし、変なお兄ちゃん!という表情。
「食べる?」勉君がポッキーをぼきぼき食べながら、袋から一本出してローラちゃんに差し出す。
「?」見たこともない食べ物に、ローラちゃんがお人形片手に好奇の眼差しで歩み寄る。
勉君は差し出したポッキーを美味しそうにポキポキ食べてしまい、別の一本を差し出す。
ローラちゃんが手を出してポッキーを受け取り、しげしげと見、ぺろりと舐めた。甘い。ぽきりと折って、もぐもぐ食べる。
「もっと?」勉君がもう一本差し出す。そのポッキーは素早く奪い取られた。
勉君は箱ごとローラちゃんに上げたりしなかった。タイムトラベルの痕跡を残してはいけないからだ。未来のお菓子の箱や包装紙は回収しなければいけない。

数日後、今度のお土産は森永ミルクキャラメルだった。ローラちゃんが一個目を気に入った後、勉君は二個目を自分の上下の歯に挟み、ローラちゃんの口の前に持って行った。ローラちゃんも口を出す。勉君はキャラメルをローラちゃんの口に押し入れながら、そのまま口を押し付け合って10歳の少女とのキスを味わった。

その後数日は、チョコボールやマーブルチョコ、アーモンドグリコなどでローラちゃんとキスし、舌を舐め合うようになった。すっかり気を許したローラちゃんは、ある暑い日、全裸になって川に入った。勉君はローラちゃんの10歳の身体をじっくり観察した。まだまだ子供である。手足に肉もついておらず、触る楽しみも少ないようだ。ロリコン小父さんなら10歳の裸の少女を見て、興奮して襲いかかるかも知れないが、勉君はまだその域には達していなかった。勉君は12歳のローラちゃんならどうか?と思った。

ローラちゃんのお父さんは、職業も住むところも転々とするのが常だった。1879年に12歳となったローラちゃんは、北緯44°23′9″ 西経97°33′6″に位置するサウス・ダコタ州のデ・スメットという小さな町に住んでいた。ここが『大草原の小さな家』の主な舞台である。12歳に成長したローラちゃんは、家から離れた野原で花の冠を作っていた。
「ハロー」勉君が成長したローラちゃんに声をかける。
"Hi!"ローラちゃんは勉君を覚えていて、駆け寄って来ると勉君にキスし、お土産のお菓子をきょろきょろ探した。
「ほーら」勉君は後ろ手で隠していた『白い恋人』の袋を取り出し、一切れをローラちゃんに食べさせた。
"Wow! Delicious! Give me more! Pleeeeease!"とローラちゃんがせがむ。
勉君は次の一枚を上げる前に、ローラちゃんを抱きしめ、その身体を撫で擦った。腕にもお尻にも肉がついていて、女になりかけている。待ちきれないローラちゃんが、手を勉君の後ろに伸ばして『白い恋人』を奪おうとする。二人で揉み合うどさくさに紛れて、勉君はローラちゃんの胸に触った。少し膨れていた。勉君の胸はどきーん!となり、頭に血が上った。そのままだとローラちゃんを犯したくなってしまいそうなので、残りの『白い恋人』をローラちゃんに上げ、包装紙を丸めてポケットに入れてさよならした。

勉君が持って来るお菓子に魅せられたローラちゃんは、同じ時刻に同じ草むらに座って勉君を待つようになった。
"Hi, Laura!"勉君が木の陰から姿を現す。
"Hi!"ローラちゃんが笑顔でぴょんと立ち上がり、勉君に近寄ってキスした。
今日のお土産はハーゲンダッツのバニラ・アイスクリームだった。勉君は蓋を開け、スプーンで一口分をローラちゃんの口に滑らす。
"What is this! Oh my goodness! Wonderful!" 田舎育ちでアイスクリームなど食べたことのないローラちゃんは大喜びした。
勉君は次の一匙を自分の舌に乗せ、ローラちゃんに向かって突き出した。ローラちゃんはその舌からアイスクリームを舐めとる。勉君はそのまま舌を勉君はローラちゃんの口に舌を差し込み、フレンチ・キスをした。甘い甘いキスなので、ローラちゃんはうっとりして文句を云わなかった。勉君はズボンのファスナーを開き、勃起したペニスを取り出すとそこにバニラ・アイスクリームを乗せた。(冷てえ!)ローラちゃんはためらいもなく勉君のペニスを舐めた。それはいいアイデアのように思えたのだが、実際にはそうじゃなかった。そんなことを続けるとペニスが凍傷になって使い物にならなくなりそうだからだ。

勉君はローラちゃんを草の上に寝せ、アイスクリームを容器ごと渡した。ローラちゃんはゆっくりゆっくり味わいながら食べ始めた。勉君はローラちゃんのワンピースとエプロンをまくり上げ、腰からパンティを取り去った。アイスクリームに夢中のローラちゃんは何も云わない。勉君はローラちゃんの股を開かせ、そのおまんこに見入った。一本の陰毛もないもっこりした恥丘。その下に白くむっちりと盛り上がって割れ目を形成している大陰唇。勉君はどきどきしながら12歳の割れ目を開いた。綺麗なピンク色のびらびらが濡れて光っている。大陰唇をさらに開く。汚れなき膣口が「いらっしゃーい!」とオープンする。勉君はその膣口に舌を差し込んだ。疑似性交である。おまんこの中で舌を蠢かす。
"AAAARRRHHHH! So gooood!" ローラちゃんが云う。アイスクリームの味のことかおまんこの快感のことか、どっちなのか不明。
勉君は舌による疑似性交を続けながら、指先でローラちゃんのクリトリスを刺激する。
"OHHH, GODDDD!" この興奮はアイスクリームの味によるものではないようだ。
勉君の舌にぬるぬるした液体が感じられた。愛液だ。
"Fuck me!" ローラちゃんが云った。
「えーっ!???」まさかローラちゃんの口からそんな台詞が出るとは思っていなかった。たった12歳の、超田舎の子供なのだし。
"C'mon! Fuck meeee!" ハーゲンダッツのアイスクリームを抛り出してローラちゃんがねだる。

勉君はローラちゃんが開いている脚の間に膝を進め、ローラちゃんの身体に覆い被さった。愛らしい白人の子。その12歳のおまんこに自分のペニスをぶち込み、射精するのだ。この子はまだ小さいからコンドームの必要はない。生でやれるのだ。ウシシ。勉君はローラちゃんにキスし、その舌を舐め廻した。バニラ・アイスの味がする。勉君は手でペニスの角度を調整し、ローラちゃんのおまんこに亀頭をあてがった。腰を押す。きつい。ずぶっと入れる。ペニスが12歳の肉襞にぴっちりと包まれ、最高に気持ちいい。きっと互いの性器のサイズがぴったりなのだろう。
"OHHH, MY! HEEEE!" ローラちゃんがよがる。痛がらない。処女じゃなかったのだ。一体、誰と?こんな人里離れた一軒家で?親父とやってるのか?勉君は愕然とした。
相手が年下なので、もし失敗しても引っ叩かれないだろうという安心感から、勉君は余裕を持っておまんこ出来た。それに、勉君はウェブサーフィンで女の性感帯や女のイかし方について勉強していた。だから、早漏れを誘うピストン運動は後にとっておくことにし、腰の回転や恥骨同士を擦り合う動きに専念したのだった。
"^*&%@$~+(*^*)**&@^$%*!" ローラちゃんが意味不明のよがり声を挙げる。
勉君はローラちゃんのワンピースをたくし上げ、首から引っこ抜いて彼女を全裸にした。胸に、三角に尖った膨らみかけのおっぱいが突き出ている。触ると一人前に柔らかくふにゃふにゃする。勉君は腰のずり上げ、ずり下ろし、右旋左旋を続けながら、そのおっぱいに口をつけてちゅうちゅう吸ったり、ぺろぺろ舐めたりした。
"^*()#%@^(^^)(^^)(^^)!!!" ローラちゃんが勉君の髪の毛をぐじゃぐじゃにしながらよがる。
勉君はローラちゃんの12歳のお尻を揉んだり、撫でたりする。肛門にも触る。
"^$&#)(@)+*(^^)&]&!" ローラちゃんが身をくねらせてよがる。
勉君がピストン運動を始めた。ローラちゃんの絶頂が視界に入って来たからだ。
"*%@&24&(^^;;+*%}#!!!!!" ローラちゃんが舌を突き出して興奮する。
勉君がピストン運動を最速にする。
"GODDDDD! I'M COMINNNNGGGGG!" ローラちゃんがイった。
どどっぴゅーんっぴゅぴゅーんっ!勉君が愛しのローラちゃんの体内で射精した。

勉君はハーゲンダッツの容器を回収してローラちゃんに別れを告げた。

ローラちゃんをイかせ、早漏克服の自信に満ちた勉君は、以後世界中の色んな女性とおまんこした。例えば『宮廷女官チャングムの誓い』で主人公の心の支えとなるハン尚宮(さんぐん)を演じたヤン・ミギョンともやった。勉君は、優しく親しみやすい顔立ちに気品と聡明さと色気を備えたヤン・ミギョンに憧れていた。実は彼女のファンは無数にいて、ドラマ放映中に「ハン尚宮を殺しちゃ駄目!」という投書が殺到し、彼女の出番が十回分延びたという話だから、憧れていたのは勉君だけではないようだ。彼は韓国語も話せないのに、十年前のヤン・ミギョンにアタックした。ハン尚宮を演じた頃のこぼれるようなお色気ではなく、若く凛とした近寄り難い美しさに圧倒される思いだった。どうやってヤン・ミギョンとおまんこ出来たかって?彼女にポッキーやマーブルチョコは通用しない。勉君は、その後十年のKBS、MBC、SBSなどのTVドラマ製作の情報を餌にヤン・ミギョンのベッドに入ることが出来たのだ。ヤン・ミギョンは焦ることなく、自分に向いたドラマの役を得ることが出来て喜んだ。勉君はヤン・ミギョンを興奮させ、あの魅惑的な唇を歪めさせてよがらせたのである。

勉君はついにとっておきのタイムトラベルを敢行することにした。19年前、自分が産まれる前のお母さんに会おうという試みだ。住所を調べ、お母さんの実家の近くの19年前にタイムスリップした。この家はお母さんと一緒に何回か訪れたことがあった。勉君は家の周囲を見て廻った。裏の空き地で人声がした。聞き覚えのあるお母さんの声だった。勉君は不動産屋の横長の立て看板に隠れるようにして空き地を窺った。三人の人物が立っていた。二十歳前のお母さんを挟むように、20数歳の若い頃のお父さんとその二歳年下の弟(勉君の叔父さん)が立っていた。
「そんなこと云われたって、あたし…」お母さんが何故か困惑している。
「どっちかに決めて下さい。僕か次郎か!」とお父さん。
「そんなこと云わずに、三人でいいお友達じゃいけないの?」とお母さん。
「もうそんな時期は過ぎたんです」と叔父さん。「兄貴も僕も、貴女を真剣に思い詰めてる。このままじゃ気が狂ってしまう!」
「でも、あたし、まだ結婚なんて…」とお母さん。
「婚約だけでもいいんです」とお父さん。「もし、貴女が僕らのどっちも嫌だと云うんならハッキリ云って下さい」
「そんな!どっちも好きなんです…」とお母さん。
「それがいけないんです!」と叔父さん。「どっちかにして下さい。兄弟で一人の女性に恋い焦がれてるなんて悲劇だ。貴女が兄貴を選べば、僕はきっぱり諦めます」
「僕もそうだ」とお父さん。「貴女が次郎を選んでも、貴女を怨んだりしない。次郎を妬んだりもしない」
「だから、どっちかに決めて下さい!」と叔父さん。
「お願い!時間を下さい。いまここでお返事なんて、とても出来ないわ」とお母さん。
「いいでしょう」とお父さん。「何日必要です?」
「あるいは何週間?」と叔父さん。
「一ヶ月」とお母さんが云った。

兄弟が去った後、お母さんは空き地にしゃがみ込んでしくしく泣いた。勉君も貰い泣きしそうだった。お父さんと叔父さんの間で板挟みになっているお母さんの気持ちがよく解ったからだ。
「大変ですね」勉君が進み出て云った。
「え?」お母さんがびっくりして立ち上がる。
「怪しいもんじゃありません」と勉君。
「あなた、一体どなた?」お母さんが多少警戒気味に質す。
「さあ?未来から来た男とでも云っておきましょうか?」勉君が本当のことを云う。
「ほほほ…。じゃ、何でも未来のことを知ってるわけね?」お母さんは冗談としか捉えていない(当然である)。
「まあ、そうです」勉君はどの程度まで真実を漏らすか、慎重に考えながら云う。
「じゃ、教えて?あたしはあの二人のどっちと結婚するの?あたし、幸せかしら?ね?教えて?」
「立ち話もナンですから、どっかでお食事でもしません?いいレストラン教えて下さい」と勉君。
「そんな!母が夕食の支度してるんです。突然外食なんて…」お母さんはまだ勉君を信用していない。
「僕が奢ります。この町一番のレストランで」日本のインフレはひどかったから、勉君の現在の一万円札は19年前だと結構遣い出があった。「何なら、僕がお母さんに頼んでもいいですよ?」勉君はお祖母さんに可愛がられていたので、ちっとも怖くなかった。
「そんな!」お母さんの心がぐらつく。「いいわ。出て来るって云って来ます」お母さんは家に入って行った。

出て来たお母さんは普段着ではなく、この町の“一流”レストランへ行くのに相応しく装っていた。
「あなた、名前何て?」テーブルに着席したお母さんが聞いた。
「こりゃ失礼」勉君が云いつつ、偽名を考えた。本名は絶対に云えない。「田中…進です」
「へえ?」お母さんはありきたりの名前に一寸がっかりした。
「で?」勉君はお母さんに人差し指を向ける。知っているが聞かないのもおかしいからだ。
「あたし?」お母さんは本当の名前を云った。
「お好きなのを何でも…」メニューを見ながら勉君が云った。どの料理も現在の相場から云えば半額に近かったから、安心である。
「ほんと?」お母さんが云って、「これ好きなんだけど、いいかしら?」と、上目遣いに勉君に聞く。
「どうぞどうぞ。何ならお一人で二人前食べてもいいですよ」と勉君。
「ぷっ!」お母さんが吹き出す。「二人前なんて食べられるわけないでしょ?馬鹿ね!」お母さんが勉君に気を許し始める。
二人はワインを呑み、料理に舌鼓を打った。お母さんは未来の政治・経済・社会について勉君の考えを聞いた。勉君が知っていることを話すと、お母さんはそれが多少才のある若者の推論としてしか受け止めなかった(当然である)。だが、お母さんも、バブル経済などについての勉君の理路整然とした説明が、反論出来ぬほどの理論的基盤に立脚していることを認めざるを得なかった。お母さんはこの若者に興味を持った。
二人は数日後にまた会うことを約束して別れた。

その次のデイトで、勉君はお母さんをカラオケ・バーに連れて行った。お母さんの好きな曲を知っていたから、デュエットで唄える曲を選んで二人で唄った。二人でチーク・ダンスもした。勉君は自分を産む前のお母さんと頬を寄せ合って踊って興奮した。勃起したペニスを、腰を引いて隠さねばならなかった。

当時のお母さんの心理はこうだ。兄弟のどっちかを選ぶという過酷な宿題から逃避したかった。一ヶ月経つのが怖かった。その繋ぎとして“田中 進”と遊び歩いたのである。お母さんからすれば、“田中 進”と妙に気が合うところがあった(母子なのだから当然である)。また、“田中 進”には、求婚されている兄弟にない魅力があった。筋の通った未来予測も魅力的だった。

ある夜、お母さんを家まで送って行った勉君は、例の空き地でお母さんにキスした。デイトの飲食代を全て“田中 進”に出させているお母さんは拒めなかった。勉君は、現在の中年のお母さんではなく、結婚前の若く咲き誇るような美しさを発散させているお母さんを抱き、キス出来て幸せだった。

次のデイトで、ワインと食事、その後のバーでのリカーでお母さんをほろ酔いにした勉君は、お母さんを連れ込みホテルに誘うことに成功した。
「あたしたち、こんなことしていいのか知ら?」とお母さんが云った。
「こんなことって?」と勉君。
「こういうことよ」お母さんがブラウスのボタンを外し始める。
「何か引っ掛かる?」服を脱ぎながら、勉君が聞く。
「だって、あたし、あなたのことよく知らないし…」全裸になったお母さんがベッドに上がって、シーツで身体を隠す。
勉君はその瞬間のお母さんの無防備な背中を見てエロチックな興奮を覚えた。湾曲した背骨の出っ張り、垣間見えた乳房、大きな腰とそれを包んでいる豊かなお尻。勉君はお母さんに欲情した。
「そんな固いこと云うけど、初めてじゃないんでしょ?」勉君もベッドに上がる。
「あはは…」お母さんが愉快そうに笑った。「この歳で処女だったら悲劇だわ」
「ひょっとして、あの兄弟のどっちともやってたりして」勉君がカマをかける。
「え?」お母さんの表情が凍り付いた。「やだ。当てずっぽう云ったのね?」
「図星だったみたいだね」ショックだった。お母さんは兄弟二人と寝ていたのだ。

勉君がシーツの下の全裸のお母さんを抱く。お母さんにキスしながら、ぶるんぶるん揺れるおっぱいを揉んだ。現在のお母さんのおっぱいは弛(たる)んでいるのだろうが、結婚前のそれはぷりんぷりんしていて、快い手応えだった。勉君はお母さんとキスし、乳房を弄くり廻しながら、膝をお母さんの両脚の間に割り込ませ、お母さんの股の間を太腿で刺激する。
「ああーっ、うむーん!」お母さんが呻く。
勉君はお母さんの身体の上に乗っかって両肘・両膝で体重を支えながら、勃起したペニスでお母さんの股間を突つく。
「あはーんっ!」クリトリスを突つかれたお母さんが感じ始める。
勉君はお母さんを組み敷き、その若く美しい顔に見蕩れながら、両方の手で二つの乳房を掴み、乳首を弄くった。
「おほーんっ、うはーんっ!」お母さんの興奮が高まる。
勉君は身体をずり下げて、片方のおっぱいにしゃぶりついた。
「あうーんっ!」お母さんがよがる。
「お母さんっ!」思わず勉君が口走ってしまった。
「え?な、なんて云ったの?」お母さんが気にする。
「別に」と勉君。
「お母さんって云わなかった?」お母さんが追及する。
「あ、お母さんのおっぱい思い出しちゃって、つい…」勉君がごまかす。
「へえ?」お母さんの疑問はまだ晴れない。

勉君は迂闊な失敗を払拭するには、お母さんにクンニするしかないと思った。シーツをはね除け、身体をどんどんずり下げてお母さんのおまんこに対面した。長めの陰毛に囲まれた若い割れ目。やや褐色がかった大陰唇から小陰唇が少しはみ出している。かなりの経験者と見た。勉君はお母さんの割れ目を開いた。中はピンクだった。濡れ濡れの蛤(ハマグリ)の肉。興奮のせいかクリトリスが勃起しているように見える。勉君はお母さんの陰唇を左右に引っぱり、膣口を露出させた。ぽっかりと肉穴が開いた。(ここから、未来のおれが出て来るのだ!)勉君は感動した。(しかし、今はおれの肉棒をここへ突っ込むのだ!)勉君は興奮した。

「いつまで見てんの?」お母さんが云った。焦れているのだ。
「見てちゃいけない?」と勉君。
「何かしてん」とお母さん。
「何かって何?」勉君が聞く。
「んもうっ!分ってるでしょ?」とお母さん。
「云ってくれなきゃ分んない」勉君が意地悪する。
「もーっ!意地悪ね。舐めて!」
「え?聞こえない」またも勉君が意地悪する。
「舐めてったら、おまんこ舐めてよーっ!」お母さんが怒鳴る。
「やっと聞こえた」そう云って、勉君がお母さんのクリトリスを舐め出す。
「わーんっ、いいわーんっ!」お母さんがよがる。
勉君は、クンニしながら愛液が光る膣口に指二本を突っ込んで抜き差しする。
「わはーんっ!」お母さんが身をくねらす。
勉君は指の腹を上向きにし、お母さんのGスポットを探る。
「ぎゃわーんっ!」お母さんが身を硬直させてよがる。
勉君はお母さんの肛門も弄くった。
「ひーっ!やって!もうやって!」お母さんが叫ぶ。
「え?何を?」と勉君。
「またあ!おまんこよ!おまんんこしてっ!」
お母さんの命令とあれば息子として従わねばならない。勉君はお母さんが開いた股の間に膝を突き、勃起したペニスにコンドームをかぶせた。お母さんが舌舐めずりして待っている。

勉君は震える手でペニスを押さえ、亀頭をお母さんの膣口に当てる。いよいよだ。生みの母との近親相姦。(待てよ?おれはまだ生まれてないんだから、他人同士みたいなもんじゃないの?しかし、お母さんがおれを生んでくれないと、おれは存在しないわけだし、やっぱり近親相姦か?)
「早くん!」お母さんが催促する。
勉君はぬるぬるのおまんこにずぶずぶっとペニスを入れた。ついにやっちゃった、母親とのおまんこ。
「むぐーんっ!」お母さんが満足そうに呻く。
勉君はお母さんの豊満な乳房を揉みながら、腰をういーんと右に、ぐいーんと左に廻す。お母さんがおまんこを締め付けて来る。いいおまんこだ。兄弟が奪い合いするのも尤もだった。
「あっ、あっ、あっ、あっ!」お母さんがよがる。
勉君は恥骨同士を擦るように身体を上下させる。
「おーっ、おおおおお!」お母さんが激しく感じる。
勉君はお母さんの脚の一本を抱えて、松葉崩しと呼ばれる体位を試みた。ペニスが根元深くまで入るため、摩擦刺激が強くなる。
「ぐむむむ!むうーんっ!」お母さんが自分のおっぱいを揉みながらよがる。

勉君はいったん結合を解き、お母さんを四つん這いにさせ、お尻の方から性交を始めた。母子が性交するとすれば、これが一番破廉恥で興奮する体勢だと思ったのだ。勉君はお母さんの大きなお尻を撫でたり揉んだりしながら、腰を四方八方に突き出し、お母さんの膣内を掻き回す。
「わおーんっ!おおおーっ!」お母さんも興奮する。
勉君がお母さんのお尻をぴしゃん!と叩く。今は男と女なのだから、何をしてもいいのだ。
「わうっ!」お母さんが刺激を受ける。
勉君は上体を前傾させてお母さんの背中に密着し、片手でお母さんの乳房を揉み、片手を廻してクリトリスを弄くる。
「あひーっ、駄目ーっ、死ぬーっ!」お母さんが小刻みに身体を震わせ、両手を崩し頭をベッドに埋めた。
勉君はお母さんの腰を両手で引っ張りながら、激しくピストン運動をし、どっぴゅーんぴゅぴゅぴゅーんっ!と射精した。

勉君の性技が気に入ったお母さんは、三日に一度勉君とおまんこして燃え上がった。お母さんはもう兄弟と会おうともせず、勉君一本槍になっていた。勉君もお母さんを騙している罪悪感は感じつつも、母親との情事という淫靡で背徳的な行為の興奮に溺れてやめられなかった。

「結婚して!」数ヶ月経ったある日、お母さんが勉君に云った。
「えーっ?な、な、何を出し抜けに?」勉君が仰天した。
「赤ちゃんが出来たの。あなたの子よ」とお母さん。
「そんな!だって、いつもコンドームしてたじゃない!」勉君が悲鳴を挙げた。
「いつだったか、『たまに生の味を味わいたい』って、コンドーム無しで始めたことがあったじゃない!」
「でも、途中から着けたよ?」勉君が必死で云う。
「遅かったのよ、その時点じゃ」お母さんが厳しく云う。
「分かった。今度中絶費用持って来る」と勉君。現在のお母さんからお金を借りて、過去のお母さんに渡すことになる。
「駄目よ。あたし生むんだもん。だから結婚して!」お母さんが勉君の両手を掴んで揺さぶる。
「そんな!」勉君が困惑する。「ね?あの兄弟のどっちかと結婚出来ない?」お母さんの子である自分がお母さんと結婚なんか出来ないからだ。
「何よそれ!逃げるつもり?卑怯よ!」お母さんが怒鳴る。
「ごめん!」勉君は駆け出し、汗だくで現在に戻った。

その後、勉君は両親の結婚記念日の過去にタイムスリップしてみた。お母さんが実家から花嫁衣装で出て来て、車に乗り込むところだった。周囲の人に結婚式場であるホテルの名を聞いた勉君は、タクシーに乗り込んでそのホテルに向かった。披露宴の会場に潜り込み、勉君はウェイターたちの出入り口に近い観葉植物の蔭に潜んだ。式が終わり、披露宴が始まった。お母さんの隣りに座った花婿は勉君のお父さんだった。お母さんは『あなたの子を身籠った』と云ったのか、真実を打ち明けたのかどうかは分からないが、お父さんを犠牲者に選んでまんまと成功したのだ。お父さんには悪いが、勉君はほっとした。迷走させちゃったものの、結果的に時の流れは未来への正常な軌道に戻ったのだ。やれやれだった。

現在に戻った勉君は、家の台所へ飲み物を取りに行った。
「グッドタイミング!」20年後、中年女性となって食事の準備をしているお母さんが云った。「今夜はしゃぶしゃぶよ?凄いでしょ!」とお母さん。
「わあ、やったね!」勉君が食卓の椅子にかけながら云った。勉君は、和服に割烹着を着て白菜やネギをとんとんと切っているお母さんの後ろ姿に見入った。お母さんは身体にやや脂を加え、顎も二重に近くなっている。(おれ、昔のお母さんとおまんこしたんだぜ?何回も、何回も)勉君はお母さんとの性交を思い出して、ペニスが熱くなるのを感じた。(おまけに、お母さんを妊娠させちゃって危ないところだった)突如、勉君はガビーン!となった。(お母さんをあの時妊娠させたのはおれだ。そして、お母さんはおれを生んだ。おれがお母さんにおれを生ませたってこと?メビウスの輪みたいに堂々廻りじゃないか!一体どうなってるんだ?どう考えればいいんだ?)混乱した勉君は、食卓に突っ伏して頭を掻きむしった。




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