[banner]

11. 母の献体

「献体」とは「自分の遺体を解剖学の実習のために提供すること」である。

雅人君(18歳)が学校から帰って宿題をやっていると、病院に検診に行っていたお母さん(38歳)が「ただいま」と戻って来た。雅人君が小さい時に離婚したお母さんは、雅人君と二人だけで暮らしていた。
「雅人?おいで」お母さんが呼んだ。
「はーい!」雅人君が返事し、ダイニングに急いだ。
お母さんはよそ行きのスーツに身を包んだまま、食卓に肘をついて白いハンカチを弄りながら息子を待っていた。雅人君は普通じゃない母の姿にちょっと戸惑いし、緊張しながらいつもの自分の椅子に掛けた。
「お前も知っているように、お母さんの病気は難病です。効き目のあるお薬もなく、お医者さんも治療の方法を知りません」と、お母さんが云った。お母さんは難病患者とはいえ、癌を患っているわけではないので痩せ細ってもいず、一見すると健康な中年女性にしか見えない。若い時は映画会社からスカウトされたこともある美人で、節制の賜物で中年太りもしておらず、まだ30前後に見える体型を保っていた。
雅人君は(僕がとっくに知っていることを、何で今頃また繰り返すんだろう?)と訝っていた。
「特効薬の研究が進んでいると励ましてくれる人がいたけど、もう手遅れです」とお母さん。
「?」雅人君がお母さんの顔を見守った。
「今日、お医者様が検査の結果を見て、お母さんの余命は三ヶ月だと宣告しました」お母さんが悲痛な声で云った。
「えーっ?」雅人君が愕然とした。お母さんに死なれたら独りぼっちになってしまう。

「心配しないで」お母さんが息子の心を読んだように云った。「伯父さんがお前を引き取ってくれます。いとこの繁君や真純ちゃんと暮らせるんならいいでしょ?」
「お母さんっ!」雅人君がめそめそした。優しい母親を失うなんて耐えられないことだった。
「お医者さんたちから頼まれて、お母さんは自分の身体を献体することに同意しました」
「ケンタイ?」雅人君の知らない言葉だった。
「お医者さんの卵には手術の練習が必要でしょ?練習もしないで手術されたら、どう?」とお母さん。
「怖〜い!」と雅人君。
「教習所に行かないで、いきなり道路で車の運転するようなもんよね?危ないわ」
「冗談じゃないよ。患者が迷惑するよ」
「大学病院は解剖の実習のために遺体を欲しがってる。それに応えて身体を提供するのが献体」
「ふーん?」
「でも、お母さんの場合は特殊で、難病治療のための研究用なの」とお母さん。「あちこちの臓器を徹底的に調べたいんだって。他の患者さんたちに役立つわけだから、お母さんは承諾したわ」
「もうどうしようもないの?何にも打つ手はないの?」雅人君が云った。
お母さんは黙って悲しそうに首を横に振った。

「雅人?お母さんは死んでからお医者さんたちに身体を提供する前に、生きてるうちにお前に提供する決心もしたの」とお母さん。
「?」雅人君が首を傾げる。
「お前も18歳で、もう女を知ってもいい年頃だわ」とお母さん。「お前にお母さんの身体を上げるから、セックスの勉強をしなさい」
「えーっ?」雅人君がぶったまげた。
「母と子のセックスは近親相姦と云って忌み嫌われる。だから、死ぬまで誰にも云っちゃ駄目。いい?」とお母さん。
「…」雅人君は呆然として答えられない。
「お母さんはね、あなたの将来…特に結婚してからの性生活が心配でしようがないの」お母さんが真剣な表情で云った。「夫婦が仲良く暮らすには、夫も妻もどちらも満足出来るセックスが必要だわ。そのために性交をリードする男性の責任はとても大事。お前にそれを身につけてほしいの」
「…」雅人君の脳味噌は真っ白だった。セックスは重大な関心事であり、一日でも早く体験したいことだった。しかし、お母さんとセックス?考えられなかった。もちろん、お母さんに“女”を感じなかったわけではない。しかし、お母さんは保護者であり、自分を躾ける人であり、自分に命じる人であった。“女”であって“女”でなく、雅人君にとっては中性の存在であった。そのお母さんとセックス?
「今夜から、お前がやりたくなったらいつでもお母さんの寝室においで。いいわね?」お母さんは、そう云って着替えるために去って行った。

雅人君は部屋に戻って教科書と参考書を広げたものの、文字は一つも頭に飛び込んで来なかった。セックスのことで頭が一杯だった。セックス出来るチャンスが巡って来たのは嬉しい。しかし、死を前にしたお母さんとのセックスというのが問題だった。死を前にして息子に身を任せるというのは、お母さんに何か深い考えがあってのことに違いない。それはいわば息子へ生前に贈る遺産と呼べるものみたいだ。雅人君は母の余命を知った悲しみに打ちひしがれつつ、母の愛を痛感した。

だからこそ、雅人君にはほいほいとお母さんの寝室に行けなかった。節穴にでもペニスを突っ込みたいほど欲望は高まっているので、本当の女の生身のおまんこにペニスを突っ込めるのならこの上ない喜びである。いや、おまんこを見せて貰えるだけでもラッキーだと云える。しかし、死を前にして息子に性教育をしようというお母さんの態度があまりにも厳粛なので、「じゃお言葉に甘えて…」と軽々しく馳せ参じるのは憚られたのである。

「お前、セックスしたくないの?」ある日、お母さんが聞いた。
「…」雅人君は黙って唇を噛み締めていた。
「お前が毎日のようにオナニーしてるのは知ってるわ。やりたいんなら、どうして来ないの?」
雅人君はびっくりした。オナニーをお母さんに知られていたのだ。
「今夜、いらっしゃい。いいわね?」お母さんが命じた。
雅人君はほっとした。自分から進んで行くよりも、命じられて行く方がずっと気が楽だったからだ。

その夜、雅人君はパジャマ姿でお母さんの寝室を訪れた。お母さんは和風の寝間着を着て、敷き布団の上に横になって息子を待っていた。雅人君は黙ってお母さんの布団の横に突っ立ち、お母さんは布団に横たわったまま、お互いに次の行動をどうすればいいか分らず、膠着状態になった。欲望が先立っての近親相姦なら、どちらかが激しく求め、相手の身体をまさぐったり愛の言葉を並べて相手をその気にさせるのだろうが、この場合はそうではなかった。お互いに最初の一手が差せず竦んだままであった。
「ここへ来なさい」お母さんがやっとのことで云った。声がかすれている。お母さんは軽くぽんぽんと自分の横の布団を叩いた。
雅人君が云われた通りにし、お母さんの方を向いて横になった。
「いい?あたしをお母さんじゃなく、お前の恋人かお嫁さんだと思うのよ?」とお母さん。
雅人君がこっくりした。
「お前が好きな女の人と初めてこんな風になったら、何をしたい?」とお母さん。
「おっぱいに触りたい」と雅人君。
「ふーん?」お母さんが微笑んだ。「それから?」
「おっぱい、しゃぶりたい」
「それから?」
「おまんこ見たい」雅人君が少しくぐもった声で云う。
「それから?」お母さんがどんどん追及する。
「おまんこ舐めたい」と雅人君。
「えーっ?」お母さんが驚く。「お前、どうしてそんなこと知ってるの?」
「インターネットにあったんだもん」
「そう?で、それから?」
「おまんこしたい」雅人君がしわがれた声で云い、コホンと空咳をした。
「分かったわ。それ全部、お前の好きなようにやりなさい」とお母さん。
「ほんとにー?」雅人君が目を見開く。夢ではない。この夜、自分は童貞を失い、女体を知るのだ。

「お母さん、目をつむってる。お前が何をしても嫌がらないから、やりたいことをしなさい」とお母さん。
「ありがとう、お母さん」雅人君が云った。
「馬鹿ね。お前、恋人やお嫁さんにそんなこと云わないでしょ?」お母さんが噴き出そうになる涙を堪えて云い、目をつむった。
雅人君は上体を起こし、お母さんの寝間着の紐を解く。手が小刻みに震えて思うように動かない。次いで、お母さんの寝間着を両側に開く。(わあ!)雅人君は声を出さずに叫んだ。お母さんはブラジャーもパンティも着けておらず、いきなり真っ白い裸身が曝け出されたからだ。熟した肉体だが、乳房はぐんにゃり崩れておらず上を向いて盛り上がっていた。胴も腰の上でくびれていた。お母さんの身体は美しかった。雅人君はお母さんが目をつむっていてくれることに感謝し、初めて見る女体を舐めるように観賞した。恥丘が盛り上がって、その上を黒々とした陰毛が覆っている。割れ目は陰毛に隠れて見えない。しかし、お母さんが許してくれたのだから、割れ目を、さらにその中さえも開いて見ることが出来るのだ。雅人君の胸が高鳴り、ペニスがむくむくと起き上がり始めた。

雅人君は両手でお母さんの二つの乳房を揉んだ。手に余る豊かさとふにゃふにゃ感が、初めて女体に触っていることを実感させてくれる。雅人君は片方の乳首に吸い付き、ちゅうちゅう吸ったり舐めたりした。乳暈には予想もしないぶつぶつした凸起があり、乳首は太く逞しく勃起していた。ネットで見るヌード・モデルの乳首とは大違いである。多分、赤ん坊の時の自分が吸って固く太くしたのだろう。雅人君の唇と舌は、18年ぶりのお母さんの乳首との再会を楽しんだ。

おっぱいに満足した雅人君の関心は、お母さんの下半身に移った。雅人君は身体をずり下げて、お母さんの両脚を広げてその間に這いつくばり、お母さんの股間を見つめた。お母さんの陰部、女の秘所。陰毛の蔭に♂を惑わす♀の秘密兵器が隠れているのだ。雅人君は両手で割れ目をぱっくりと開いた。赤っぽいびらびらの粘膜が光っていた。上端の三角屋根の下にクリトリスがあり、尿を出す小さな穴が見える。大陰唇をもっと左右に開くと、ぽかっと濡れた穴が開いた。18年前に自分がおぎゃあと抜け出て来た洞窟である。雅人君は感動した。雅人君は自分のふるさとである膣口をべろべろと舐め廻した。舌を上に移しながら粘膜を舐め、クリトリスに達した。雅人君はお母さんの大きなお尻を撫で擦りながらクリトリスを舐め廻した。
「うむむーっ」お母さんが唸った。
雅人君はクリトリスを舌で弾いたり、圧したり、ちろちろと舌の先端で刺激したりした。それらが、雅人君に出来る性技の全てであった。
「おおお!」お母さんがよがった。
雅人君はお母さんをよがらせていることに興奮した。いま自分たちは母子ではない。男と女なのだ。雅人君のペニスがぐいーんとおっ立った。それは突っ込むべきおまんこを求めて猛り立っていた。
「お母さん?」雅人君がお母さんの股間に膝を突き、手でペニスの狙いをお母さんの膣口に定めながら云った。
「ん?」お母さんが目を開ける。
「僕、コンドーム持ってない」と雅人君。
「要らないわ」とお母さん。息子の子を孕(はら)もうと孕むまいと、、余命三ヶ月だったらどうでもいいことなのだ。

雅人君は亀頭をお母さんの膣口に当て、腰を押した。ぬるぬるした肉襞を押し分けて、ペニスがお母さんの体内にめり込んで行く。温かい肉に包まれ、ペニスを擦られる快感に雅人君の背筋がぞくぞくっとする。ずっぷりとペニスの根元まで入れる。これがおまんこなのだ。自分の身体の中心が女の身体の中心と交わっている。雅人君は、えも云われぬ満足感に浸っていた。世界中の男と女がこんなことをしていて、ついに自分もその仲間入りをしたのだ。嬉しかった。有頂天になった雅人君は、お母さんを喜ばそうとピストン運動を始めた。雅人君にとってはそれがセックスのイメージであり、それが女を喜ばす方法だと思い込んでいたのだ。
「あうーんっ!」お母さんが興奮した。
それにつられて雅人君も興奮した。女体の肉襞と擦れ合うペニスの快感に抗し切れず、射精の衝動が高まった。ぴゅぴゅぴゅーんっ!雅人君はお母さんの体内で精液を噴出させた。

雅人君が身を離すと、お母さんはティシューを取って、精液が布団に垂れないよう、おまんこを押さえた。雅人君は胸を大きく弾ませて射精の余韻に浸っていた。

「今夜はもういい?それとも、もう一回やる?」お母さんが聞いた。
「もう一回、お願い」と雅人君。さっきのはあまりにもあっけない性交で、物足りなかったからだ。
「いいわ。どれぐらいで立つ?」
「分かんないけど、すぐ立つと思う」
雅人君はお母さんと身体を並べた。またおっぱいを揉む。乳首を弄くる。
「ううーん!」お母さんが口を半開きにし、舌を覗かせてよがる。
「お母さん?」と雅人君。
「なあに?」とお母さん。
「キスしていい?」
「お母さんの身体は、向こう三ヶ月お前のもの。何をしてもいいの」
「分かった」

雅人君がお母さんの顔に自分の顔を近づける。お母さんは目を閉じ、うっすらと唇を開く。招待状である。雅人君は唇を寄せて、お母さんにドライなキスをした。母子の唇が接触する。雅人君はどきどきした。生まれて初めてのキス。いったん唇を離す。お母さんがうっとりしているかどうか、表情を窺う。そんな風には見えない。正直云うと、自分でも物足りず、拍子抜けした感じが否めない。雅人君はもう一度お母さんにキスした。唇を寄せ合っていると、何と、お母さんの舌が出て来て息子の唇を押し開けて口内に伸び、息子の舌を舐め廻した。(うおっぷ!)雅人君はびっくりした。おしとやかなお母さんがそんな大胆なことをするなんて!舌と舌の接触は、艶かしく、いやらしく、色っぽく、淫らな感じがした。脳に直接電流が走る衝撃があった。雅人君は自分も舌を伸ばしてお母さんの口に侵入し、お母さんの舌を舐め廻した。母子の唾液が混じり合い、いやらしさと淫らな感じが倍増した。雅人君のペニスがむくむくと起き上がり、太く長くなった。

雅人君はお母さんの身体に覆い被さり、いっぱしの経験者のように膝でお母さんの両脚を広げ、その間に入った。お母さんが両膝を曲げて広げ、おまんこを上向きにする。雅人君はめったやたらにペニスでお母さんの股間を突つきまくる。
「あはーん!」クリトリスを突つかれたお母さんが、切ない声を出す。
ペニスがおまんこにめり込まないので焦れた雅人君は、手でペニスを押し下げてお母さんの膣口にぶち込み、一気にお母さんの身体を刺し貫く。
「わわーんっ!」お母さんがよがる。
またもお母さんのよがり声に興奮した雅人君がピストン運動を始める。お母さんの肉襞がじわっと締まったり緩んだりする。雅人君のペニスは、ピストン運動の摩擦と膣の収縮・弛緩の二つの刺激を受け、またもや断末魔を迎えた。どぴゅーんぴゅーん!雅人君がお母さんの体内を18歳の精液で満たした。

翌朝、洗面を終えた雅人君がダイニング・キッチンへ行った。
「お母さん、お早う」と雅人君。
「お早う」とお母さん。
ここまではいつもと同じだった。この日、雅人君は朝食を拵えているお母さんに近づき、抱き寄せてキスし、舌を絡めた。片手でお母さんのおっぱいにも触る。雅人君は夕べの出来事が夢ではなかったことを確認したかったのだ。
「さ、お食べなさい。遅れるわよ?」とお母さん。
「はーい!」食卓に着いた雅人君がもりもりむしゃむしゃ食べる。
食事を終えた雅人君が出て行きかけて、立ち止まった。
「学校から帰ったらすぐやらしてくれる?」と雅人君。
「いいわよ」とお母さん。
「で、寝る前にもう一回」
「いいわ」とお母さん。
「行って来まーす!」雅人君が跳ぶように出て行った。

雅人君はその日授業に身が入らなかった。初めて知ったセックスの悦びに浸り、これから毎日のお母さんとのセックスに胸を膨らませていた。同級生の男の子を見ると優越感が湧いた。彼らのほとんどは童貞に違いない。おっぱいにもおまんこにも触ったことがない筈だ。いや、生で見たことすらないだろう。雅人君は一足先に大人になったことが嬉しかった。同級生の女の子ももう怖くなかった。彼女たちが股間に備えている悦楽の器を味わってしまった今、雅人君にとって彼女らは神秘的存在ではなくなってしまった。お母さんのぶるんぶるん揺れる胸に触り、しゃぶってしまった今、まだ胸の膨れていない彼女たちは、ただのしょんべん臭いコギャルに過ぎなかった。終業のベルを待ちかね、雅人君は股間を膨らませて家に帰った。

雅人君がババッと着ているもの脱ぎ、パンツ一丁でダイニングに行くと、お母さんは食卓で物思いに耽っていた。
「お母さん?」雅人君はお母さんに朝の約束を思い出させようとした。
「お座り」お母さんは動こうともせず、逆に雅人君に命じた。
出鼻を挫かれた雅人君は、仕方なく椅子に掛けた。
「お話があります」とお母さん。「お前のお父さんとあたしが離婚したわけを話します」
お母さんは、結婚してから夫が早漏であることに気づいた…と話し出した。それもいつも5分以内で終わってしまうような、とんでもない早漏だった。お母さんは、夫を傷つけないように「もっと時間をかけてくれ」と頼んだ。しかし、早漏は治らなかった。お母さんはいつも身体を撫でられ、束の間おまんこを刺激されるだけで、いつも欲求不満のまま取り残された。世間の女性たちは「死ぬ〜!」とか「イく〜!」とか叫んで性感の絶頂を極めるらしいが、そんなものはお母さんには無縁だった。お母さんは次第にセックスに幻滅し、無関心になって行った。そんなお粗末なセックスでも、妊娠はしてしまう。お母さんは身籠り、雅人君を生んだ。お母さんは流産の恐れを口実に、夫とのセックスを避けた。出産以後も何か理由をつけてセックスを回避した。すると、夫はよそに女を作り、外泊することが多くなった。お母さんは探偵社に調べさせ、夫の不倫の証拠を掴み、離婚を申し立てた。それからは、雅人君を立派に育て上げることだけがお母さんの生き甲斐となった。

「この世を去る前に、お前にセックスのチャンスを上げようとしたのは、あたしたち夫婦のような惨めな夫婦生活をして欲しくなかったから…」とお母さん。「お前が、お前のお父さんのようだと、お嫁さんを不幸にし、結婚も破綻するかも知れない。それを恐れたの」
「でも、夕べは初めてだったから…」雅人君が抗議した。
「そうね。そうかも知れない。セックスに慣れれば長くもつようになるかも知れない」とお母さん。「でも、お母さんには時間がないの。死ぬ前に、お前がちゃんとお嫁さんを悦ばせられるってことを証明してほしいのよ。夕べのようなことをいくら繰り返しても無駄だと思う」
「じゃ、どうすればいいの?」雅人君が途方に暮れる。
「方法は二つあります。先ず、お前が我慢に我慢をして射精を遅らせること」
「夕べも一応我慢したんだけど?」雅人君が弁解する。
「あんな程度じゃ駄目。オナニーで10分以上我慢する訓練をするのね。理想的には20分」とお母さん。
「そんなに?もう一つは?」雅人君が尋ねる。
「女の性感帯を攻めまくって、先に女をイかせてしまう。その後なら、お前は好きな時に射精出来る」
「ふーん?」
「宿題を済ませたらネットで調べて御覧?」お母さんがヒントを与えた。「性感帯とか早漏とかで検索すれば、記事が一杯ある筈よ」
「分かった」雅人君はしょぼんとした。お母さんはセックスの味だけ教えて、後はお預けにする気なのだ。がっかりだった。
「早漏は遺伝ではありません。お前が努力すれば克服出来ます」とお母さん。「お前が充分予習出来たと思ったら、またお母さんの部屋においで」

その夜、雅人君は一心不乱にネット・サーフィンし、お母さんに云われたことを調べた。雅人君は、女の性感帯について自分がほとんど無知であったことを知った。射精を遅らすコツが載っているサイトもあった。雅人君はポルノ写真を見ながら、オナニー時間を引き延ばす訓練をしてみた。お母さんとのおまんこに較べると、オナニーは馬鹿馬鹿しいほど物足りず、一人でこそこそやることによって惨めな気持ちにさせられた。あまり時間も延びずに射精してしまい、これではお母さんに「死ぬ〜!」と云わせることは出来ないと思われた。

雅人君はネット・サーフィンを続け、有益と思われる知識を海綿のように吸収した。そして数日後、お母さんの寝室を訪れてアチーブメント・テストを受けた。雅人君はお母さんのおまんこに指を突っ込み、Gスポットを探し当て、刺激しまくった。
「わおーっ!」お母さんは狂喜した。
雅人君はクリトリス舐めで追い打ちをかけ、さらに蟻の門渡りや肛門を刺激してお母さんを興奮させた。
「ひーっ!やって!おまんこしてっ!」お母さんが催促した。
雅人君は学習の成果ににんまりしつつ、勃起したペニスをお母さんの膣にぶち込んだ。
「わはーんっ!」燃え上がっていたところに、身体の空隙を満たされた満足感でお母さんが燃え上がった。
早漏れを誘うピストン運動を最後まで取っておこうと決意していた雅人君は、腰の右旋・左旋でお母さんの性感を高めた。待ち切れないお母さんは身をくねらせた。お母さんの膣内の肉襞が息子のペニスを絞り上げる。
「あはーん!」これは雅人君の情けない叫び声であった。どっぴゅーんぴゅぴゅーん!とペニスが暴発し、お母さんの子宮めがけて精液が迸(ほとばし)った。
「あーん…」イきそびれたお母さんが恨みがましい呻きを漏らした。

その後も雅人君の試みはことごとく失敗した。前戯でお母さんを興奮させよがらせることは上手になったものの、いざ性交となると長続きしないのだ。雅人君はお母さんとのセックスを一回に減らし、一回はオナニーによる持続時間延長訓練に使った。しかし、その成果は現れなかった。

そんな母子(おやこ)の家に青天の霹靂が降って湧いた。ある日曜日、突然一人の少女がやって来て、一緒に住まわせてくれと頼んだのだ。
「な、何ですって?あなた、いったい何者なの?」お母さんが呆れて怒鳴った。
その声で雅人君も部屋から応接間に出て来た。
「小母さんが別れた男性の娘です。そちらの雅人さんの腹違いの妹ということになります」暢子(16歳)と名乗ったその娘は、小柄な身体に聡明そうなくりくりした目の可愛い少女だった。
「家出?駄目よ!御両親のとこに戻りなさい!」お母さんが剣もホロロに云う。
「この前の大津波で二人とも行方不明なんです。あたしは高台の高校にいたんで助かったんですけど…」
「えーっ!」お母さんが驚いた。「あなた、身寄りはないの?」
「父方も母方もみな死んでしまって…」暢子ちゃんがしくしくする。「こちらしか頼るところがないんです」
「んまあ、困ったわ…」お母さんが途方に暮れた。
「両親の死が確定すれば生命保険が下りると思いますので、それまでの間だけでも…」暢子ちゃんが必死で頭を下げた。

死を前にしたお母さんは、暢子ちゃんに無慈悲にはなれなかった。母子は暢子ちゃんを受け入れることにした。ただし、部屋数が足りないのが問題だった。息子と暢子ちゃんを一緒の部屋に寝せるわけにはいかない。お母さんと暢子ちゃんが女同士で一緒に寝るのが普通であろうが、それではお母さんの息子への性教育が中断させられてしまう。お母さんは息子に部屋を明け渡すように命じ、お母さんの寝室で母子が一緒に寝ることになった。それは母子のセックスには好都合だったが、狭いアパートなのでお母さんの呻き声が暢子ちゃんに聞かれる恐れがあった。近親相姦が知られるのはまずい。お母さんと雅人君はしばらく様子を窺っていたが、刻々と命の炎が燃え尽きつつあるお母さんは焦った。若い雅人君もそう長く性欲を我慢出来なかった。母子は声を殺すようにしておまんこを再開した。

ある日、お母さんが買い物に出て、雅人君と暢子ちゃんが二人だけになった時があった。
「雅人さん?」暢子ちゃんが云った。「小母さんとおまんこしてるわね」
「えーっ?」雅人君がたまげる。必死で隠していたつもりだったのに。
「しらばくれても駄目!分かってるんだから」と暢子ちゃん。
「頼む。誰にも云わないで?」と雅人君。
「あたしにそんな人一人もいないの知ってるくせに…」暢子ちゃんが云って、口を真一文字に引き締めた。涙を堪えているのだ。
「ごめん。忘れてた」雅人君が素直に謝る。
「ね?あたしともやっていいわよ?」と暢子ちゃん。
「?」雅人君がぽかんとする。「何を?」
「とぼけちゃってえ!おまんこよ」暢子ちゃんがあっけらかんと云う。
「本気なの?」雅人君には信じられない。
「ええ。お世話になってるから、部屋代と思ってくれてもいいわ」
「なあんだ、そういうことか。心配すんなよ。決めたのはお母さんだし」
「まあ!据え膳を断る気?あたしって、そんなに魅力ないの?」暢子ちゃんがしょぼんとする。

「暢子ちゃん?知られてしまったから話すけどさ」雅人君が云う。「僕とお母さんのセックスは普通のセックスじゃないんだ」
雅人君はお母さんの余命が少ないこと、お母さんが息子の早漏を心配し、将来のために身を挺して特訓してくれている最中であること、残念ながら早漏防止には成功していないこと…などを説明した。
「まあ、小母さん、お可哀想!」暢子ちゃんがお母さんの病気に同情して、ぼろぼろと大粒の涙をこぼした。
「僕の早漏はお父さんの遺伝じゃないかと思うんだ。お母さんは遺伝じゃないって云うけど」と雅人君。
「雅人さんのお父さんって、あたしのお父さんのこと?」暢子さんが涙を拭きながら云った。
「そうだね」と雅人君。
「あはははは!」暢子さんが涙も乾かないうちに笑った。「誰が云ったの、あたしたちのお父さんが早漏だなんて?」
「ぼくのお母さんさ。二人が離婚したのは、お父さんの早漏のせいだって」
「んまあっ!何てこと!」暢子さんが唇を噛んだ。

そこへ、ビニール袋を両手に下げてお母さんが帰って来た。
「ただいま。あら?二人で何をお話してたの?何か、楽しいこと?」
「お帰りなさい」雅人君が玄関に残りのビニール袋を取りに行く。
お母さんが食料と日用品を分ける。暢子さんが野菜や果物を冷蔵庫に入れる。雅人君が日用品を戸棚に格納する。「暢子さん?あなた、タイ風グリーン・カレーが得意だって云ってたわよね?材料、全部揃えたから作ってみて?」
「はい」暢子さんが答えたが、すぐお母さんに駆け寄ってひしと抱きつき、おんおん泣き始めた。
「な、何?どうしたの、一体?」お母さんがびっくり仰天する。
「僕、お母さんの病気のこと話したんだ」と雅人君。
「小母さん!あたし…」暢子ちゃんが言葉を探すが、16歳の女の子が死に行く人を慰める言葉なぞ知るわけがない。
「ありがと、暢子ちゃん。あなたの気持ちは嬉しいわ」お母さんが云った。「雅人も孤児(みなしご)になっちゃうから、仲良くして上げてね?」
「うわーんっ!」暢子ちゃんが号泣した。暢子ちゃんの親戚や知り合いがどんどんいなくなってしまう。

泣き止んで落ち着いた暢子ちゃんが、家族のためにグリーン・カレーを作った。ココナッツ・クリームは入っているが、本場タイのカレー・ペーストを使うと凄く辛い。しかし、タケノコや茄子、マッシュルーム、ズッキーニ、チキンなどが入った栄養豊かな料理である。お母さんも雅人君も、辛さに涙を流しながら暢子ちゃんの腕を褒め、舌鼓を打った。

「小母さん?」食後のお茶の時間に暢子ちゃんが云った。「お世話になっててナンですけど、私の父が早漏だったなんて変なこと云わないで下さい」
「え?」お母さんがショックを受ける。
「僕が話したんだ」と雅人君。
「ま、お前!」お母さんが詰るように息子を見る。
「お願いです。父の名誉のために、早漏だったという言葉を撤回して下さい!」と暢子ちゃん。
「だって、そうだったんですもの。あなた、どうしてあの人が早漏じゃなかったって云い切れるの?」お母さんが反駁する。
「小母さんと雅人さんみたいに、父とあたしもおまんこしてたからです」暢子ちゃんが云った。
「えーっ?」とお母さん。
「ぎょえーっ!」と雅人君。
「嘘!嘘でしょ?」お母さんは信じない。
「嘘じゃありません」と暢子ちゃん。「子宮癌を患ってから母はセックスに積極的でなくなりました。でも、母は小母さんから父を奪った過去がありますから、父が又ほかに女を作ることを恐れて、あたしに頼んだのです」
「もう結構。そんな話、聞きたくありません」お母さんがぴしゃりと云った。

「一寸待って!」雅人君が口を挟んだ。「暢子ちゃん?キミのお母さんはお父さんの早漏について、こぼしてなかったの?」
「ゼーンゼン!」と暢子ちゃん。「お父さんは早漏じゃないって云ったでしょ?あたし、聖書でもコーランでも六法全書でも、何にでも誓えるわ」
「不思議だ」と雅人君。「お父さんは少なくとも三人の女性とセックスして、そのうち二人は早漏じゃないって云ってる」
「お母さんが嘘つきだって云うのっ?」お母さんが凄い剣幕で怒鳴った。
「そ、そうじゃないけど…」雅人君が怯む。
「あたしの推理を云いましょうか?」と暢子ちゃん。
「なに?何なの?」お母さんがつんけんして云う。
「聞きたい!云ってみて?」と雅人君。
「あたし、小母さんのおまんこが凄い名器なんだと思う」と暢子ちゃん。
「えーっ?」とお母さん。
「父も雅人さんも早漏の汚名を着せられてるけど、非は男性側にあるんじゃなくて、射精が我慢出来ないほど小母さんの性器が気持ち良過ぎるからじゃないか知ら?」
「あーっ!それってあり得る!」と雅人君。
「思い当たるの?雅人さん?」暢子ちゃんが聞く。
「うん!」雅人君が頷いた。

雅人君は、性交の最中に、お母さんの肉襞が窄(すぼ)まったり緩んだりして蠢(うごめ)くことを説明した。
「うっそー!」とお母さん。
「小母さん?自分じゃ分からないんじゃないですか?」と暢子ちゃん。「意識的にやってるんでなきゃ」
「何も意識的になんかしてないわ」お母さんが弁解するように云う。
「まるでペニスをしごくような動きなんだぜ」と雅人君。
「へー?フェラチオされてるみたいに?」と暢子ちゃん。
「僕、まだフェラチオってされたことない」と雅人君。
「あら?」暢子ちゃんがお母さんの顔を見る。
「あたし、あれ嫌いだから…」お母さんがちょっと後ろめたい顔で云った。
「あたし、嫌いじゃないわ。今度やって上げる!」と暢子ちゃん。
「暢子ちゃん」とお母さん。「あなた、そんなこと軽々しく…」
「あたし、雅人さんとおまんこします。誰が何と云っても」と暢子ちゃん。
「な、何ですって?」お母さんがたまげる。

「雅人さんが立派に10分か15分あたしとおまんこしてイかせてくれれば、小母さんは安心出来るわけでしょ?そして、それはあたしの小母さんの名器説を裏書きすることにもなるわ」と暢子ちゃん。
「わーお。それいい!僕、早漏じゃないって自信つけたい!」と雅人君。
「いいでしょ、小母さん?」と暢子ちゃん。「小母さんの目的は、雅人さんがちゃんとお嫁さんをイかすようになることなんだし、あたしがお嫁さんの代役だと思えばいいんだから」
「でも、あなたたち腹違いの兄妹なのよ?」とお母さん。
「小母さんは息子とやってて、あたしは父とやってたんです!いまさら何云ってるんですか!」
お母さんにはぐうの音も出なかった。暢子ちゃんの云う通りだったからだ。

その夜、雅人君は暢子ちゃんの部屋を訪れ、布団に入っている暢子ちゃんの横に滑り込んだ。暢子ちゃんがバッと掛け布団を剥いだ。真っ裸だった。
「おほーっ!」雅人君が喚声を挙げる。
「いらはーい!」暢子ちゃんがふざけて云う。
雅人君が暢子ちゃんにディープ・キスをする。腹違いの兄妹のキス。二人は新たな近親相姦に興奮する。雅人君のお母さんが亡くなれば、たった二人この世に残される血の繋がったきょうだいである。仲良くして当然なのだ。
「暢子ちゃん。ぼくら気が合うような気がする」と雅人君。
「そらそうよ。お父さんが同じなんだもん」と暢子ちゃん。
雅人君は暢子ちゃんの胸を撫でた。夫婦茶碗の女性用のお椀を伏せたような可愛いおっぱいである。まだ発育中なのだ。雅人君はその乳首を舐め、舌でつんつん弾いた。
「あうーん!」暢子ちゃんが感じる。
雅人君は暢子ちゃんの若くすべすべした腹やお尻を触りまくりながら、身体を入れ替えて69の体勢をとった。暢子ちゃんは「嫌いじゃない」と云った通り、積極的に雅人君のペニスを掴んでぺろぺろすぽすぽし出した。雅人君は、おまんことは別なフェラチオの快感にぞくぞくし、恍惚となった。目の前の暢子ちゃんの陰部は、陰毛がまばらで薄かった。陰唇は皮膚の色に近く色素沈着など起こしていない。雅人君は少女の性器の初々しさに感動した。お母さんの熟したおまんことは別の魅力だ。雅人君は暢子ちゃんの割れ目をぱかっと開いた。ピンクの粘膜が若さを誇っててらてらと光り輝いている。雅人君はクリトリスを舐め、膣口の周囲を弄くり廻した。
「ぶぐーっ!」フェラチオしながら、暢子ちゃんがよがる。

暢子ちゃんの膣口を触っている雅人君の指に湿り気が感じられた。雅人君が膣内に指をめり込ませ、Gスポットを探った。
「あわーっ!」暢子ちゃんが叫ぶ。
雅人君がクリトリス直撃とGスポット狙い撃ちを続行する。
「あうー、あおーんっ!」暢子ちゃんが泣くような声でよがり、フェラチオ業務を放棄し、山猫ストに突入した。
雅人君は見捨てられたペニスの顔を立てるべく、正常位の体位に移行した。暢子ちゃんの脚を大きく開いて膝を立てさせる。暢子ちゃんの股ぐらに膝を突いて、用意のコンドームを着用し、暢子ちゃんの膣のとば口に当て、上体を前傾させながら腰を押してペニスをずぶずぶとめり込ませる。 「むぐーんっ!」暢子ちゃんが腰を浮かしてペニスをさらに奥へと迎え入れる。腹違いの兄妹の性ががっきと交わった瞬間であった。

その時、音もなくドアが開き、ネグリジェ姿のお母さんが入って来た。
「お母さんっ!」と雅人君。
「えっ?」目を閉じて快感に酔っていた暢子ちゃんが目を開ける。
「お邪魔でしょうけど、この目で確認したいの」とお母さん。
「な、何を?」と雅人君。
「お前がその立派なもので暢子ちゃんをイかすところを」とお母さん。
「グッドアイデア!」と暢子ちゃん。百聞は一見に如かずと云う。二人が報告するより、お母さん自身が目撃する方が信憑性がある。「頑張って!お兄ちゃん!」
「うんっ!」初めて“お兄ちゃん”と呼ばれて雅人君は嬉しかった。おまんこさせてくれる“妹”が愛しかった。可愛い妹をイかしたかった。

雅人君は腰を右旋・左旋させ、恥骨同士を摺り合わせて暢子ちゃんをひーひー云わせた。乳首を舐め、しゃぶり、軽く噛んだ。お尻も揉んだ。暢子ちゃんの両脚を左右の肩に乗せ、暢子ちゃんの体内深くペニスを突き刺す。暢子ちゃんはポルチオ性感を得て何度も失神寸前まで追い込まれた。次いで雅人君は暢子ちゃんを四つん這いにさせ、後ろから突きまくった。
「あひーっ!ぐわひーっ!」暢子ちゃんがめくるめく快感の洪水に苦悶する。
お母さんは若者たちの活力溢れる性交に興奮し、暢子ちゃんの快感を想像し、おまんこから愛液をだらだら垂れ流した。
雅人君は正常位に戻って、暢子ちゃんの身体を抱きしめ、腰だけ使ってピストン運動を始めた。
「あーっ、あーっ、あはーっ、あひーっ!」息も苦しいほど抱きしめられ、身動き出来ない体勢で体内を肉棒で掻き回されている暢子ちゃんは発狂しそうだった。「ぎゃわあーんっ!」暢子ちゃんがイった。
雅人君は暢子ちゃんの悦楽の余韻を損なわぬように、しばらくじっとしていたが、暢子ちゃんの身体が弛緩すると、おまんこからすぽんとペニスを抜いた。そしてコンドームを取り去った。

お母さんには、射精しない息子の行動が不可解だった。その息子が自分の方に這い寄って来るに及んで、やっと彼の意図を察した。兄妹相姦の後、母子相姦もして二人の近親女性を続けざまにイかそうとしているのだ。お母さんはごくり!と唾を飲み、立ち上がってネグリジェをはらりと落とした。すっぽんぽんであった。
「名器に挑戦!」と雅人君がふざけて云った。
「勝負!」とお母さんも明るく応じた。

翌日、お母さんは正式に暢子ちゃんに謝罪し、彼女のお父さんが早漏だったという非難を撤回した。

その後、しばらくしてお母さんはこの世を去った。暢子ちゃんに保険金が下りたので、雅人君と暢子ちゃんは兄妹としてお母さんが遺した家に住み、二人で通学しながら夫婦のようにおまんこする毎日を送っている。




前頁目次次頁


Copyright © 2013 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net