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29. 息子はニューハーフ

絢君(20歳)は少年時代から女の子っぽい顔立ちをしていた。ぽちゃぽちゃっとした顔にくりくりっとした大きな目、形のよい鼻、肉厚でいつも笑みをたたえたような赤い唇。男の子たちから「絢子、絢子」と呼ばれるのはうざったかったが、女の子たちから“自分たちより可愛い男の子”としてうっとりした目で見られるのは嬉しかった。

中学を卒業すると、「高校へ行け」という両親の意に逆らって、女装喫茶やおかまバーで働き出した。この頃はパッド入りブラジャーで女装していただけだが、絢君の夢は豊胸手術と豊尻(ほうこう)手術を受け、見た目に完璧な女になるだけでなく、触ってもセクシーな女になることだった。彼はこつこつとお金を貯め始めた。

「親父、金貸してくれ」ある日の日曜日の昼前、縁側で日向ぼっこしているお父さん(48歳)に、絢君が云った。絢君は出勤前なので化粧もしておらず、ノーブラでTシャツ、ジーンズをはいた普通の青年の格好。
「金はない」にべもなくお父さんが云う。
「ちゃんと理由があるんだ。頼む!」絢君が必死で云う。
「母さんに頼め」とお父さん。
「母さんじゃ出せない額なんだよ」
「じゃ、おれも駄目だ」
「一生に一度のお願いだ!もう絶対迷惑かけないからさ!」絢君が両手を擦り合わせる。
「一体何に使うんだ?」一生に一度と云われて、お父さんが聞く気になる。
「タイへ行って豊胸手術を受けたいんだ」
「お前、包茎なのか?」
「包茎じゃないよ、豊胸。おっぱいを膨らますの。でさ、せっかく飛行機代出して行くんだから、ついでに豊尻(ほうこう)手術も受けようと思って」
「ホーコー?何だ、そりゃ?」お父さんにはちんぷんかんぷんである。
「お尻を大きくするの。ね、30万貸して!」
「30万っ?とんでもない!」お父さんが呆れる。

「豊胸手術に30万、豊尻手術に20万、アテンド代が20万、飛行機代・ホテル代が10万」と絢君。
「アテンド代って何だ?」お父さんが頭をひねる。
「おれ、タイ語なんか話せないからさ、通訳とかコーディネートしてくれる人が要るんだ。その料金」
「日本で手術すりゃ通訳なんか要らんだろ」
「タイの方がずっと安いし、腕もいいんだって」と絢君。「これまでに50万貯めたんだけどさ、あとの30万が都合つかないんだ。親父、頼む!」絢君が頭を床にすりつける。
「その30万も働いて貯めりゃいいじゃないか」とお父さん。「お前のおかま道楽に出す金はないよ」
「道楽じゃない!おれ、これで生きてくんだ!それに、貯めてる時間がないんだよ!」絢君が云う。
「時間がない?」お父さんが怪訝な顔をする。
「三ヶ月後に、都内のニューハーフ・ビジネスの企業が共催でニューハーフ・ビューティ・コンテストを開催するんだ」と絢君。
「ニューハーフ?」お父さんがよく知らない世界である。
「おれみたいに女装して水商売する男をニューハーフとか"shemale"(シーメール)って呼ぶんだ」
「エアメールの親戚みたいだな」
「彼女の“シー”に男性の“メール”をくっつけた言葉さ」
「要するにおかまのことだ」お父さんが鼻で笑う。
「そのコンテスト、優勝すると100万円貰えるんだぜ!」絢君が真剣な口調で云う。
「100万円!おかまに100万円!」お父さんがたまげる。
「店のみんなが、おれが豊胸と豊尻の手術すりゃ優勝間違いないって云ってくれてんだ。優勝したら金返すからさ!」絢君がお父さんににじり寄って頼む。
「いつものパッド入りブラジャーじゃ駄目なのか?」追いつめられたお父さんが必死で防戦する。
「パッド入りブラつけて水着審査受けられないじゃん!どうしても手術しなきゃ駄目なんだ。ね?頼む!」絢君が縋るように云う。
「しかし、優勝するとは決まっとらんだろ。お前より可愛い顔したのが出て来るかも知れん」
「準優勝でも50万だから、金ちゃんと返せるんだよ」と絢君。「優勝でも準優勝でも店の看板になりゃ、おれの給料バーン!と上がるんだ。こんなチャンス、滅多にないんだよ!」
「うーむ…」お父さんが唸った。
「親父っ!」絢君がお父さんの膝を揺する。

結局、お父さんは親馬鹿で金を出し、絢君は二週間の予定でタイのバンコックへ旅立った。

二週間後の日曜日、お父さんが庭の掃除をしていると、グラマーな若い娘が玄関の戸をがらっと開けて入って行った。(訪問販売か?)お母さんは外出していたから、自分が応対するしかない。お父さんは箒を投げ捨てて玄関に向かった。娘の姿は消えていて、赤いハイヒールだけが残されていた。
「あんた!他人の家に勝手に入るな!」お父さんは怒鳴りながら、家の中を走り廻った。娘は居間のソファに腰掛けて、大きな帽子を脱いだところだった。
「?」娘がぽかんとしてお父さんを見た。
「?」お父さんも娘をまじまじと見た。
「親父、おれだよ。分かんねえの?」セミ・ロングの茶髪に真っ赤なリボンを可愛いく結んだ絢君が云う。
「じゅ、絢!ほんとにお前か?」お父さんが腑抜けのようにソファに近づいて座った。
「見違えた?」絢君が聞く。
「ああ!凄いグラマーになったもんだな!」お父さんが息子ににじり寄る。
「Cカップだけどね」絢君が胸を突き出す。
「Cカップか!」お父さんが手を伸ばして息子のおっぱいに触る。
「親父!触んなよ!レディに対して失礼だぜ?」絢君が父親をたしなめる。
「何云ってる、レディなんかじゃない癖に。それに、おれはスポンサーだ。出資した結果を調べる権利がある」お父さんはそう云って、息子の左右のおっぱいを撫で廻した。
「んもうっ!」スポンサーと云われれば文句は云えない。
「尻もだ」とお父さん。
絢君は渋々ワンピース・ドレスを脱ぎ、短いキャミソールとふわふわのペチコートも取った。
「おおお!」最近若い女と接近遭遇したことのないお父さんは、ブラジャーとパンティだけのグラマーな息子の姿に目が眩んでしまう。ごく薄手のブラジャーから乳首が透けて見える。ぼーっとなったお父さんには、息子が二十歳の肉感的な娘にしか見えない。お父さんはぐいっと接近して息子を抱くようにし、豊尻手術で膨れ上がった息子の尻を撫でる。「いい!最高だ!」お父さんは、片手で息子の尻を、片手でおっぱいを撫で廻す。若い女に飢えていたお父さんは、夢中になってしまい、相手が息子だか娘だか分からなくなってしまった。

絢君は恍惚となっていた。自分の父親をこうも興奮させられるなら、ニューハーフ・クラブの客を興奮させるのはたやすいことだ。ビューティ・コンテスト優勝も夢ではない。タイまで出掛けて行って手術したのは大成功だった。
「うおっぷ!」絢君が呻いた。いきなりお父さんからキスされたのだ。「ぶ、む、ぶごびゃび(親父)!」口を塞がれた絢君が喚くが、ちゃんとした言葉にならない。絢君は驚いた。実の父親からキスされるとは!ニューハーフの絢君は男同士のキスも肛門性交も経験済みだったが、まさか父親とそういう関係になろうとは思っていなかった。
お父さんは息子の身体を撫で廻しながら、息子の口に舌を侵入させ、息子と舌を絡め合った。お父さんは薄目を開けて息子の顔を見た。息子は目を閉じて、舌の舐め合いに集中している。数年前に二重瞼の手術をし、綺麗に化粧した息子の顔は可愛い女そのものだった。お父さんは、手を若い娘の股間に伸ばした。そしてギョッとなった。おまんこのすべすべの膨らみを期待していた指先が、凸起した異物にぶち当たったのだ。若い娘の身体を弄くり廻しているつもりだったのに、いきなり男同士で抱き合っていることが露呈した。しかし、それは新たな興奮材料であった。お父さんに新しい世界が開けたのだ。お父さんは息子のペニスを撫で擦った。それはむくむくと起き上がり始めた。
絢君も父親の股間に手を伸ばし、そのペニスを探った。それはもう勃起してびくんびくん蠢いていた。
「親父?やりてえのか?」と絢君。
「絢、69しよう!」とお父さん。
「親父、おかまの気があったのかよ」自分がニューハーフになったのは遺伝かも知れないと思った。
「違う!お前が可愛いだけだ」お父さんが云った。

絢君がブラを外しパンティも脱ぎ、すっぽんぽんになった。お父さんも着ているものを脱ぎ去って全裸になった。お父さんは改めてニューハーフの息子の裸体に見入った。女の顔と胸・尻に男の陰茎が付いている。異様である。レーザー脱毛されているので陰毛はなく、少年の股間のように綺麗だ。しかし、そのペニスは太く長く勃起していて少年のものではない。神様が何かとんでもない間違いをしたかのようだ。お父さんはソファに寝そべった息子の身体に、69の体勢で覆い被さろうとした。
「あ、乗っかんないでっ!シリコンバッグ破れるとまずい!」絢君が叫んだ。
「え?」お父さんが驚く。「それって破れんのか?」
「生理食塩水が入った、ただの袋だかんね」と絢君。「破れても身体に害はないそうだけど、片チンバになったらみっともないし、30万もパーになるしな」
「じゃお前、満員電車に乗れないな」とお父さん。
「けっ。おれの通勤時間は電車ガラガラだい」絢君が云った。
で、お父さんがソファに仰向けになり、絢君が69の体勢でお父さんの身体に覆い被さった。お父さんが目の前にぶら下がった息子のペニスを舐め出す。半勃起状態だった絢君のペニスがぐんぐん膨らみ、長さも増した。絢君もフェラチオを開始した。絢君のフェラチオ技術は並のものではなかった。いわばこの道のプロの絢君は、男の性感帯をコントロールし男を喜ばすテクニックに長けていた。お父さんがフェラチオするのは初めてだったが、息子のテクニックを模倣して息子を興奮させた。絢君はお父さんの口を犯すようにピストン運動を始めた。お父さんも息子の口へペニスを突き上げる。

どっちかが女ならば、ゆっくり燃え上がる女体を刺激しまくり、手順を踏んで女のクライマックスを準備せねばならない。しかし、男同士であれば、いったん性器刺激に突入したら、射精まで一瀉千里でよい。女とのセックスが長距離マラソンなら、男同士のセックスは100メートル競争である。

絢君はお父さんの、お父さんは息子のカウパー氏腺液(我慢汁)の滲出(しんしゅつ)を感じ取った。絢君にとって口内射精は慣れたものだったが、お父さんが男の精液を口に受けるのは初めてである。しかし、自分の精液の飛び方を熟知していたお父さんは、本能的に舌の根を盛り上げて精液が気管に飛び込むのを防ぐ準備をした。
「ぶぐぶー!」
「ばごぐー!」どちらからともなく、射精間近の切羽詰まった呻きが漏れた。
絢君が激しくペニスを動かし、父親の口を犯す。
お父さんも急速にペニスを突き上げ、息子の口を犯す。
どぴゅん!ぴゅぴゅぴゅーん!絢君の精液がお父さんの口を襲った。
どっぴゅぴゅんどぴゅーん!お父さんが息子の口内で射精した。

二人は果てた後、ソファに寄りかかって呼吸が収まるのを待った。
「絢?」お父さんが云った。
「何だい、親父?」と絢君。
「お前、可愛いな」とお父さん。
「おれ、昔から可愛いじゃん?」絢君が云った。
「顔じゃない。お前ってやつが可愛いんだ」お父さんは云い、また息子のおっぱいやお尻を撫で廻した。
「親父!」父親の愛に感動した絢君がお父さんにキスした。
二人は、互いの精液の味が残っている舌を絡ませた。
「お前、性転換するなんて云うんじゃあるまいな?」とお父さん。
「そこまでは考えてない。手術代だって100万あっても足りないし、毎日膣のメンテナンスしないといけないらしいから面倒だし」
「じゃ、このまんまか?」
「ああ」
お父さんは息子の身体を抱き締め、ディープ・キスをした。

絢君がニューハーフ・クラブに復帰すると、店長やニューハーフ仲間たちが拍手で迎えてくれた。皆、口々に絢君のスタイルを褒めそやした。客たちも絶賛し、いつもより多いチップが得られた。

数日後の真夜中過ぎ、絢君がほろ酔いで帰宅し、ランジェリー姿で寝支度をしていると、お父さんが忍び足でやって来た。
「何だ、親父?夜這いか?」絢君が云った。
「そうだ」お父さんが苦笑した。「息子の部屋に夜這いとはな」
「パパさん、フェラチオがお望み?あたし、高いわよ?」絢君が突如女言葉を使い始めた。
「おれはスポンサーだ。タダにしろ」お父さんが切り札を使う。
「んまあっ!横暴ね、パパさん」
「今日はフェラチオじゃなくて、本番をやりたい」お父さんが俯きながら云う。
「えー?粋な言葉知ってんじゃないのさ。パパさん、掘りたいの?」絢君が聞く。
「掘らしてくれ」とお父さん。
「パパさんのビョーキ本格的になったみたいね。あたしの本番10万よ?ビューティ・コンテストで優勝したら30万」絢君が吹っかける。
「うるさい!ごちゃごちゃ云うと、お前を犯すぞ!」お父さんがそう云って、息子を布団の上に押し倒す。
「きゃああ!」絢君が叫ぶ。
「大声出すな。母さんが起きる」お父さんが息子の口を塞ぐ。そして、お父さんは息子の下着を引ん剥こうとする。
「破かないでっ!大人しくするから」絢君にとって女性用下着は商売道具の高級品である。破かれたりしたら大変なのだ。

全裸となった父と息子は布団の上で身体を絡ませ、舌を舐め合い、互いの身体をまさぐり合った。新しい父子(おやこ)関係であり、これ以上の親密さはない関係であった。興奮したお父さんが息子の身体を引っくり返し、その尻に襲いかかろうとした。
「待て、親父!」慌てた絢君が地の口調に戻って叫ぶ。
「?」お父さんが動きを止める。
「親父、アナル初めてみたいだな?」と絢君。
「ああ」
「コンドーム着けるんだ。エイズ恐いからな」絢君がコンドームの箱を取り出し一個渡す。「それから、これを穴の内外に塗ってくれ」今度は水溶性マッサージ液の瓶を渡した。四つん這いになった絢君が尻を高く上げる。
お父さんは、豊尻手術で大きくなった息子の尻に見蕩れながら、息子の肛門にマッサージ液を塗りたくる。
「マッサージ液で濡らした指を穴に突っ込んで、穴を広げてくれ」と絢君が指示し、自分もリラックスして肛門を緩める。
「広がったぞ」数分後にお父さんが云った。
「いいか、親父?焦るな。ゆっくり入れろ」と絢君。
「分かった」

お父さんがコンドームを着けたペニスの先端を、四つん這いの息子が突き出している肛門にあてがう。
絢君は大きく深呼吸し、外肛門括約筋を緩める。「入れて!少しだよ?」絢君がお父さんに云う。
息子の腰に両手を廻したお父さんが腰を押す。亀頭先端が息子の肛門にめり込む。
絢君は深呼吸と肛門括約筋の運動をシンクロさせ、肛門が緩む度にお父さんのペニスの進入を許す。
「おおお」ペニスの半分をきつい息子の尻に入れたお父さんが感動する。
父子(おやこ)の共同作業によって、お父さんのペニスが息子の身体に埋まって行く。お父さんの額に汗が浮かぶ。
「入った!」ある一点を過ぎると、ペニスはするすると入った。亀頭が肛門部を通過して直腸空間に突入したのだ。今や、お父さんのペニスの中心が息子の肛門によって締め付けられている。
「親父、ついに掘ったな!ゆっくり楽しめ」絢君がお父さんに云う。
「ああ!ありがとう!」お父さんが初体験に興奮しながら、両手で息子の腰を押さえつつゆっくりペニスを押し引きする。「おおお。こういうもんか…」
お父さんが肛門性交の味を楽しみ出したその時…
バーンっ!とドアが開いた。「あんたたちっ!」
「お、お前っ!」妻に息子との肛門性交を見つかってしまったお父さんがぶったまげる。
「か、母さんっ!」首を廻して横目でドア方向を見た絢君も驚いた。

「情けない。父親と息子でこんなことするなんて…」お母さん(38歳)は息子の前にへにゃへにゃと座り込んだ。可愛い顔の絢君のお母さんだけあって、お母さんも男好きのする色っぽい顔をしている。身体つきも豊満ではあるが肥満体ではなく、まだ充分に見られる部類である。
「お前、出てってくれ。今いいとこなんだ」とお父さん。
「何が、いいとこよっ!ひと馬鹿にしてっ!」お母さんは出て行かない。ふと、お母さんの目が四つん這いの息子の胸で揺れている乳房に注がれた。「おー、これかい。お前のタイ国産のおっぱいって」お母さんが息子ににじり寄って、その乳房に触る。乳首を弄くり廻す。
「あはーん!」絢君が感じる。
「気持ちいいかい?」お母さんが息子の乳房を揉んだり、乳首を刺激したりする。
「タイ国産の尻も見てやれ」お父さんが息子の尻を撫で廻す。
「まあっ!セクシーねっ」お母さんが見蕩れる。と、お母さんの目が勃起し垂れ下がっている息子のペニスに注がれた。「絢っ!」お母さんが手を伸ばし、女のような身体の息子の息子(ややこしい)を握りしめ、その固さを確かめる。お母さんは突如寝間着を脱ぎ、パンティも取り去って全裸になった。
「お、お前っ!」お父さんが仰天する。
「何よ!あなたが息子とやるんなら、あたしも息子とやるわ!それが公平ってもんでしょ」お母さんが云い放って、息子の身体の下に潜り込んで尻を突き出す。

「マジかよ、母さん」凄い成り行きに絢君も圧倒される。
「マジよ。その固いの、突っ込んでおくれ」とお母さん。
「だったら、そこのコンドーム取ってくれ」絢君が云う。
お母さんがコンドームの袋を破き、息子のペニスにかぶせる。 「そのマッサージ液を母さんの肛門に塗りたくって」絢君がお母さんに云う。
「?」お母さんがぽかんとする。「お前、あたしとアナル・セックスする気?あたしゃおかまじゃないんだ。正真正銘の女なんだから、おまんこに入れとくれ!」
「あ、そっか?分かった」肛門性交ばかりしている絢君が、早とちりに気づく。
お母さんは再度、息子の身体の下に潜り込み、尻を突き出し、後ろに廻した手で熟年の割れ目を大きく開く。絢君が片手でペニスの狙いを母親の膣口に定め、ぐいっと押す。
「はーれーっ!」息子のペニスを体内にぶち込まれたお母さんが叫ぶ。

お母さんに逆上されたり咎め立てしたりされず、息子との肛門性交を容認されたお父さんは、ほっとして息子の尻に戻った。お父さんが腰を押してペニスを息子の体内に進める。
「むおーっ!」お母さんが呻く。
お父さんが腰を押す。
「あへーっ!」お母さんがよがる。
お父さんは自分のアクションと妻の反応との関連に、最初気づかなかった。しかし、次第に分かって来た。自分が腰を押すと、自然に息子がペニスを妻の体内に突っ込むのだ。いわば玉突き事故、機関車なら三重連である。一家三人が一体となって交わり、性の悦びを共有している。普通あり得ないことが起っているのだ。

「絢?お前、アナルに慣れてるから母さんのゆるいだろ?」お母さんが息子に聞く。
「そんなことない。おれ、母さんとやれて嬉しいよ」絢君がお母さんの乳房を揉みながら云う。
「そうかい?あああ、いいねえ。もっと奥まで入れとくれ!」お母さんがリクエストする。
「こうかい?」お父さんの突きのタイミングに合わせ、絢君が深々とペニスを母親の体内に突き刺す。
「ひえーっ!」お母さんが上半身をのけ反らしてよがる。「どうかなっちゃう!いいわあっ!」
絢君は片手をお母さんのクリトリスに伸ばし、圧したりくりくりしたり撫でたりする。
「わあーっ!絢っ!お前、お嫁さん貰うまで母さんとやっとくれっ!いいねっ!」興奮したお母さんが命令する。
「そうはいかねーんだよ、母さん」と絢君。
「ど、どうして?」お母さんが眉をひそめる。
「おれ、筋肉なくすのと肌を綺麗にするために、女性ホルモン注射してっからさ。そのうち性欲がなくなって、勃起もしなくなるって」
「だ、だ、駄目よーっ!女性ホルモン注射駄目っ!今日限り許しませんっ!」お母さんが激昂する。
「絢?」お父さんが口を挟む。「お前はこの家の跡取り息子だ。孫の顔を見せてくれ。女性ホルモン注射はやめろ!」
「そうよ!お父さんの云う通り!」珍しく夫婦の意見が合致した。
「そーもいかねんだよなー」絢君がお母さんとのおまんこを再開しながら云う。
「あへーっ!」お母さんがよがる。

その時、お父さんの頭の上に250ワットの電球が灯った。いいアイデアが閃いたのだ。「待ってろ!」お父さんは振り珍で駆け出して行った。お父さんはコンピュータをオンにすると「借り腹」というキーワードで検索を始めた。

お父さんのペニスから尻を解放された絢君は、お母さんを仰向けにして正常位でのしかかり、お母さんの乳房をまさぐった。お母さんは今までになく息子と間近に接し、今さらながら息子の可愛い顔に見蕩れた。女より可愛い顔。お母さんは自分がレスビアンになったような気がして、目がくらくらした。絢君は男からも女からも自分の美しさ・可愛さを讃美されるのに慣れていたので、彼らの表情からその心理が手に取るように分かった。お母さんも自分に参ってしまったことが感じ取れた。絢君はお母さんに接吻した。ぱっと目を見開いたお母さんが、息子のマスカラとアイシャドーを施した目を見つめる。間違いなくレスビアン。息子とのレスビアンである。お母さんは息子の股間に手を伸ばし、勃起したペニスを自分のおまんこにあてがった。絢君が腰を押し、そのペニスをぬるりんこんとお母さんの体内にめり込ませる。
「むぐわーっ!」お母さんが目を見開いて息子の可愛い顔を見たまま呻く。同性愛と異性愛が同時に楽しめるのだ。興奮せずにはいられない。お母さんは息子の首を引き寄せ、息子の口に舌を差し込んで息子の舌を舐め廻した。
絢君はお母さんの積極性にたじたじとなりながらも、ペニスを縦横に突き上げてお母さんを喜ばせようとする。
「あわわーんっ!」お母さんが最高によがる。
絢君はお母さんの身体に覆い被さり、お母さんのおっぱいを揉みながらディープ・キスをし、腰をぐりぐり廻してお母さんのクリトリスを刺激した。
「死ぬ〜っ!」お母さんは白目を剥いて失神してしまった。

「おいっ!」お父さんが駆け戻って来た。見ると、お母さんが伸びている。「何だ?死んだのか?」
「死ぬ〜って云ったけど、死んでないと思う」と絢君。まだお母さんと性交したまま、今は自分のペニスの快感のためにゆっくりピストン運動をしている。
「今度母さんとおまんこする時は無菌・無毒のコンドームを使え」とお父さん。
「何それ?」絢君が気絶しているお母さんとおまんこしつつ、首を傾げる。
「普通のコンドームには精子を殺す成分が付着してるんだが、薬局には無毒のもあるそうだ」絢君の後ろへ廻ったお父さんが、絢君のお尻とおっぱいを撫で廻しながら、調べたことを伝える。「それに射精して一時間以内に病院へ届ければ、検査をしたあと冷凍保存してくれるんだ」
「それ、どうするわけ?」
「借り腹をするんだ」
「何だ、それ?」相変わらず失神状態のお母さんを犯しながら、絢君が聞く。
「代理母とも呼ばれてる。中国かベトナムの女にお前の精子を人工授精させ、生まれたその子を引き取るんだ」とお父さん。「お前が勃起しなくなっても、おれたちは孫の顔を拝めるって寸法だ」
「ひえーっ!」絢君がたまげる。「じゃ、おれ、引き続き女性ホルモン注射出来るってわけか!」絢君の顔が明るくなる。
「駄目よっ!」突如、天国から生還したお母さんが怒鳴った。「お前、こんな立派なもの持ってて勃起しないなんて許せない!」お母さんがおまんこを息子のペニスに向かって突き出す。

現在の状態では結論が出せないと踏んだお父さんは、再度マッサージ液を息子の肛門に塗りたくり、コンドームをつけたペニスで息子のおかまを掘り出した。ペニスが息子のきつい肛門に締め付けられ、まるで十歳以下の少女を犯しているような気にさせられる。しかし、相手は少女ではなくニューハーフである息子との禁断の近親肛門性交なのだ。異常な要素がてんこ盛りになったセックスである。しかも、その息子は目の前で妻とおまんこしている。母子相姦、父子相姦、近親乱交、同性愛も同時進行している。お父さんは、夢にも想像していなかった異常性愛の世界が、人生真っ只中に訪れたことに感謝した。これが生きるということなのだ!一寸先には何があるか分からない。人間、何でもやってみるもんだ。お父さんのペニスはぐーん!と膨らんだ。

お母さんも思いがけず若い男根をおまんこに迎え入れて狂喜していた。今度イければ、息子は抜かず二番である。夫では得られない性の悦び。美しく若い娘との同性愛的雰囲気に加えて自然な男女性器の結合が同時に味わえる興奮。それが自分が生んだ息子によって与えられている幸福感。夫が公認してくれている安堵感。この世のものとは思えない、めくるめくようなセックスであった。

絢君の心は揺れていた。ニューハーフとして同性愛は日常茶飯であるが、父親を同性愛で興奮させ喜ばせるというのは息子として嬉しいことであった。その父親の目の前で母親と性交するというのも、破天荒で興奮する。母親は明らかに若い“女”としての自分に惹かれ、 若い“男”としての自分の性能力に夢中になっている。その母親の欲望を満足させるのは息子として誇らしいことであった。いったんこうなった以上、母親に性の悦びを与え続けたいのは山々だが、女性ホルモン注射を継続すれば、母親を喜ばせることは不可能になる。借り腹によって孫を抱かせれば、母は性欲でなく母性愛に傾斜してくれるだろうか?絢君に母親の心理を推測することは出来なかった。

お父さんは息子の乳房を揉みながらその肛門に向かってピストン運動を早めた。絢君は母親のおっぱいを揉みつつ、父親に尻を押されて母親のおまんこ深くペニスを突っ込み。お母さんは両膝を抱えておまんこを上向きにし、息子との性器の結合を深くした。親子三重連の急行列車が快調なテンポで走り出す。お父さんのピストン運動が激しくなり、絢君のペニスもお母さんの体内奥深くにぶち込まれる。
「ぎひぇーっ!」子宮口を直撃されたお母さんが、ポルチオ性感で悦楽の頂点に近づく。
妻の断末魔が近いことを知ったお父さんは、息子の肛門を急速に擦る。絢君が片手の親指をお母さんのクリトリスにあて、繊細に、しかし、急速に刺激する。
「ぎゃわーんっ!」お母さんがまた天国に旅立った。まるで周遊券を持っているみたいだ。
「おんむむむー!」お父さんが息子の直腸内でどっぴゅんぴゅぴゅーん!と射精した。
「むあーっ!」絢君がお母さんのおまんこ内でぴゅぴゅーんどっぴゅぴゅーん!と精液を放った。

結局、絢君が今後どうすればよいかはこの一家の大きな宿題となって今日に至っている。残念ながら、作者にも彼らへのいい助言が思いつかない。読者にいいアイデアがあれば、webmaster@satyl.net宛にメールをお願いしたい次第である。




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