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30. 破廉恥学園

「父兄の皆さま」堀腰学園高等部一年B組学級担任の真田幸子先生(28歳)が云った。「本日は当クラスの授業参観にようこそおいで下さいました」
教室には40人の男女生徒(16歳前後)が着席しており、後方のパイプ椅子には15人ほどの中年男性、中年女性たちが座っていた。「今日の授業内容は性教育です」
「うわーっ!」「やったーっ!」生徒たちがどよめいた。数学や英語だと恥をかく可能性があるが、性教育なら聞くだけでいいから楽チンである。生徒たちが喜ぶのも無理はなかった。
「当学園の新方針により、この性教育授業は父兄参加型となっております」真田幸子先生が続けた。「と申しますのは、旧態依然たる雄蕊(おしべ)・雌蕊(めしべ)などのオブラートにくるんだ比喩や、スライドによる解剖図などの映写は、もうこの21世紀の若者たちには相応しくないと考えるからです」
「…」父兄たちは沈黙して、担任の先生の次の言葉を待った。突如宣言された“父兄参加型”という言葉が不可解であった。一体何をさせられるのか、父兄たちは不安に駆られた。何しろテーマは性教育。家庭科や社会科ではないのである。

しかし、父兄たちの緊張をよそに、真田幸子先生は本題の性教育を開始した。
「生徒の皆さん」真田幸子先生は小柄だが、結構美形の顔立ちにボインなおっぱいと出っ張ったお尻を持つセクシーな女性である。「あなたがたはどうやってこの世に生まれたと思いますか?」
生徒たちがてんでんばらばらにがやがやと勝手な発言をする。
「いけません!」真田幸子先生が一喝した。「発言する場合は、いつものように挙手し、先生が指名した人だけ発言しなさい」“いつものように”という言葉で、先生はいつもはこうでないと父兄たちに思い込ませようとし、生徒たちに今日だけは余所行きの態度をとるようにと示唆したのだ。
「はーい!」一人の男子生徒が真っ先に挙手した。
「ハイ、今川義雄君」先生が指名する。
「僕らの親たちがセックスして、母親が妊娠して、その後僕らが生まれたんだと思いま〜す」と今川義雄君。
生徒たちの多くが頷いて同感である意思表示をした。父兄たちは、自分たちの性行為をあからさまに表現されて顔を赤くした。
「今川君は明解にまとめてくれましたね」真田幸子先生が認めた。「そうです。セックスの第一義は女性を妊娠させ、子孫を増やすことにあるのです」

「女子の皆さんはセックスのこのポイントを忘れてはいけません」真田幸子先生が続けた。「生理が始まった女性がセックスをすれば、妊娠し、赤ちゃんを産むことになる確率がとても高くなります。あなた方はこのあと高校を卒業し大学へ進み、社会に出るまでにまだ長い年月が必要です。赤ちゃんを育てるには早過ぎます」
「はーい!」「ハーイ」「はいっ!」生徒たちの多くが手を挙げた。
「分かっています」真田幸子先生は誰も指名しないで続けた。「コンドームを着ければ妊娠しない。妊娠しても中絶すればいいと云うのでしょう?それは事実です。でも、本当のところはどうなのか、父兄の皆さんに伺ってみましょう。お母さんたちの中で中絶手術を受けられた方いらっしゃいますか?それに関して女子生徒たちに話したいことはありませんか?」
父兄たちは合点がいった。これが“父兄参加型”の趣旨なのだ。
「ハイ!」ある中年女性がおずおずと手を挙げた。上品な和服に身を包んだ、お金持ちそうな女性である。
「はい、お母さん、どうぞ」真田幸子先生が促す。
「私、佐竹義明の母でございます」パイプ椅子から立ち上がった女性が自己紹介した。
「佐竹?お前、おっ母さんとやって妊娠させたのか?」ある男子生徒が云った。
「んなわけねえだろ、バーカ」と佐竹義明君。傍の生徒たちが笑い転げた。
「私語を慎みなさい!」真田幸子先生がぴしゃりと云った。

「私は結婚してすぐ妊娠しました」佐竹義明君のお母さんが話し出した。「当時私はお給料もよく、自分の才能も活かせる恵まれた職に就いていたので、育児に専念するわけにはいきませんでした。で、中絶手術を受けたのですが、もし医師が未熟だったりうっかり間違いを犯されたりしたら、私はもう一生妊娠出来ない身体になるということを後で知りました」
女子生徒たちは後方の父兄席の佐竹義明君のお母さんを振り向きながら、真剣な面持ちで中年女性の体験談を聞いている。
「私はある時点で職業的人生に見切りをつけ、子供が欲しいと思い出しました」お母さんが続けた。「でも中々妊娠しません。私は『手術のミスで、子供を産めない身体にされたのだろうか?』とぞっとしました。女として生まれたら、子供を産みたいと思うのが人情です。それなのに、自分は職業のために折角のチャンスを逃し、女でなくなってしまったのか!私は馬鹿だったと自分を罵り、泣きました。数年後、義明を授かった時、私は狂喜しました。いいですか?軽々しい気持ちで中絶などするものではありません。妊娠したくない時期に妊娠するような愚かなことをしてはいけません」そう云って、佐竹義明君のお母さんは着席した。
「ありがとうございました」真田幸子先生が引き継いだ。「とってもいいお話でしたね。お母さんが云われた“職業”を、“高校”とか“大学”に置き換えれば、あなた方にも身近なお話です。子育てをしたくなるまでは、妊娠する恐れのある状況を作ってはならないのです」ここで先生は教卓の蔭から籠を取り出した。「この籠を廻しますから、一人一個ずつ、中のコンドームを取りなさい。これはセックスを奨励するためではなく、レイプとか不本意に妊娠しそうになった非常時に役立てるべきものです」
生徒たちは、男子も女子もコンドームを一個ずつ取って、面白そうに袋の上から弄くり廻した。

「しかし、昨今のセックスは子孫を増やすという、本能に導かれた行為だけではなくなっています」と真田幸子先生。「生徒の皆さんも薄々感じているように、セックスは男女の愛の最終確認ですが、同時に男性も女性も性的快感を得る手段ともなっています」
生徒たちは目を爛々と輝かせた。それこそが彼らが最も知りたがっている事柄だった。性的快感。それは一体どんなものなのか?
「男性と女性が、互いに好意や愛情を示し合って、最終的にセックスに至るまでには、様々のプロセスがあります」と真田幸子先生。「そのプロセスを、父兄の皆さんの手を借りて生徒たちに示し、生徒たちの理解を深めたいと思います」
「えーっ?」父兄たちから低い驚きの声が漏れた。
「どういうこと?」と、あるお母さんが呟いた。
「何だってんだ、一体?」と、あるお父さんが呟いた。

「最初のプロセスは、互いの好意の表現として手を握り合う、腕に触れる、肩を抱く、抱擁し合うという風に進み、キスし合うところまで行きます」真田幸子先生が講義を続ける。「こうした身体的接触は初めのうちは性的興奮を呼び起こしますが、慣れて来ると次第に何でもなくなってしまいます。ただし、キスには二種類あり、ドライなキス(唇をちょんと付け合うだけのタイプ)はやはり慣れるとなんてことはなくなりますが、もう一つのディープキス(フレンチ・キスとも呼ばれるタイプ)は舌を舐め合ったり、絡めたりするもので、セックスの次に興奮を誘うものです」
「わおーっ!」と男子生徒。
「げーっ!」と女子生徒。
「ではこの最初のステップを父兄の中のお父さん、お母さん、お一人ずつに前へ出て貰って、実演して頂こうと思います」と真田幸子先生。「ボランティアを募ります。どうぞ、挙手して下さい」
「そんなっ!」とあるお母さん。
「冗談じゃないわ!」と別なお母さん。
「とんでもないっ!」ともう一人のお母さん。
お父さんたちは、息子や娘の前でそんなことをするのは照れくさかったが、公然と人妻を抱いたりキス出来る機会を喜び、笑みを噛み殺していた。 生徒たちは自分の父や母がそんな見せ物になるのは嫌だったが、他人の父母なら見たいので、複雑な思いでシーンと静まり返っている。

「ボランティアがなければ、こちらでランダムに指名させて頂きます。これは拒否出来ませんので御注意下さい」と真田幸子先生。
「えーっ?」と母親たち。
「拒否出来ないの?そんなーっ!」お母さんたちが青ざめた。
「毛利元子さんのお母さんと、井伊直也君のお父さん、お願いします。前へ出て下さい」真田幸子先生が命ずる。
「ひえーっ!」毛利元子ちゃんのお母さん(30代後半)が悲鳴を挙げる。「そ、そんなこと出来ません。嫌です!」
「拒否出来ないと申し上げた筈ですが…」真田幸子先生が冷たく云う。
「それでも、拒否します。主人に知れたら離婚されちゃいます!」毛利元子ちゃんのお母さんが突っぱねる。
「大丈夫です。必要なら学園長が御主人にちゃんと説明させて頂きますので」と真田幸子先生。「お母さんが拒否なさると、代役はお子様の毛利元子さんになりますが、よろしいですか?」
「えーっ?」毛利元子ちゃんのお母さんがたまげる。
「あたし、やーよ!やだからね!」毛利元子ちゃんが叫んだ。同級生の前で井伊直也君のお父さんに身体を触られ、キスされるなんて耐えられないからだ。
「お嬢さんはああ云っています。どうなさいます?」真田幸子先生が迫る。
「二人とも拒否したらどうなるんです?」と毛利元子ちゃんのお母さん。
「放校です。この学園には在籍出来なくなります」と真田幸子先生。
「そんなーっ!」と毛利元子ちゃんのお母さん。
「あたし、退学したくない!お母さん、やって!」と毛利元子ちゃん。
「お母さん?」隣りにいた井伊直也君のお父さん(40代後半)が毛利元子ちゃんのお母さんに囁いた。「映画女優になったと思えばいいんじゃないですか?」
「えーっ?」毛利元子ちゃんのお母さんが、井伊直也君のお父さんの顔を見返す。
「亭主持ちの女優が、男優とキスしたりベッドシーンをしたりするじゃありませんか。あれと同じだと思えばいいんですよ」と井伊直也君のお父さん。
「そうですかねえ…」毛利元子ちゃんのお母さんが眉を顰(ひそ)める。
「お母さん、やってよーっ!」この学園を追い出されたら、もうどこの高校にも入れない頭の持ち主・毛利元子ちゃんが悲痛な叫び声を挙げる。
「どうなさいます、お母さん?」真田幸子先生が腕時計を見ながら云う。
「や、やります…」毛利元子ちゃんのお母さんがか細い声で云った。
生徒たちが拍手した。毛利元子ちゃんを除いて…。

井伊直也君のお父さんに先導され、毛利元子ちゃんのお母さんが俯きながら教壇に登った。
「では、お二人で手を握り合って下さい」と真田幸子先生。井伊直也君のお父さんと毛利元子ちゃんのお母さんが向き合って両手を握り合う。「井伊直也君のお父さんは、毛利元子ちゃんのお母さんに恋しています。手を握るだけでは済まないほど恋しています。しかし、いきなりキスするのは乱暴ですから、身体的接触の部分を少しずつ拡大して行きます。どうぞ」
井伊直也君のお父さんは両手を外して、毛利元子ちゃんのお母さんの肩を抱き、毛利元子ちゃんのお母さんの半袖ワンピース・ドレスから食み出ている二の腕を撫でた。
生徒たちも父兄もしーんと静まり返って、教壇の上の二人を凝視している。
井伊直也君のお父さんは毛利元子ちゃんのお母さんを抱き、背中を撫で擦る。
「いいですか、皆さん?」真田幸子先生が解説をした。「井伊直也君のお父さんがこれまで接触したところは、どこも女性の性感帯ではありません。女性にも抵抗なく受け入れ易いポイントです」
井伊直也君のお父さんが毛利元子ちゃんのお母さんの顔を撫で廻した。頬や顎や眉、そして髪。
「顔や髪を撫でるというのは愛情の表現として素晴らしい効果を上げます」と真田幸子先生。「女性は男性の愛を感じます。自分が愛されていると感じると、女性は身も心も投げ出したくなるものです」
井伊直也君のお父さんが毛利元子ちゃんのお母さんの頬に自分の頬を押しつけ、熱い吐息を相手の耳にかけた。毛利元子ちゃんのお母さんは心ならずも、うっとりと目をつぶって井伊直也君のお父さんの胸に寄りかかってしまう。井伊直也君のお父さんは毛利元子ちゃんのお母さんの頬にキスし、瞼にキスし、そして忘我状態の毛利元子ちゃんのお母さんの唇にキスした。
「これが先ほど触れたドライなキスです」真田幸子先生が解説をする。「井伊直也君のお父さんはとても効果的な手順を踏んで、毛利元子ちゃんのお母さんの凍った心と身体を解かしてキスまでもって行きました。お見事」
生徒たちと父兄の中の男性数人が拍手した。

「ではディープ・キスに移って頂きましょう」真田幸子先生が催促した。
「!」毛利元子ちゃんのお母さんがぎょっとなって、目をまん丸にした。ドライなキスだけで済むと思っていたのだ。
「奥さん、映画女優、映画女優!」井伊直也君のお父さんが囁いた。
娘を退学させたくなければやらねばならない。毛利元子ちゃんのお母さんは観念して目を閉じ、顔を上げた。井伊直也君のお父さんはドライなキスを再開した。
真田幸子先生が教室の隅に三脚に乗せて置いてあったデジタル・ビデオカメラのスウィッチを入れ、焦点を教壇の上の二人の顔のアップにした。その映像は、壁に掛けられた大型液晶TVにそのまま映し出される。
「おーっ!」「まあっ!」生徒たちが喚声を上げた。
毛利元子ちゃんのお母さんの唇を舌で舐め廻していた井伊直也君のお父さんは、次第に舌でお母さんの唇を掻き分け、お母さんの口内に舌を侵入させた。
「うわーっ!」「凄え!」「やったーっ!」などと生徒たちが叫ぶ。毛利元子ちゃんの顔を横目で見る生徒たちもいる。毛利元子ちゃんは恥ずかしさで伏せた顔を両手で隠し、母親の出番が早く終わることを祈っている。井伊直也君は父親の性行動を初めて目にしてショックを受けていた。あんなことをパパはママとやっているんだ!
カメラは中年男女のねちっこいキスを捉え続け、毛利元子ちゃんのお母さんの口の端から唾液がだらーっと垂れるところまで見せた。井伊直也君のお父さんは、どさくさに紛れて毛利元子ちゃんのお母さんの胸の膨らみにもタッチした。
「ひっ!」毛利元子ちゃんのお母さんが驚いて身を引く。
「はい、おつかれさまでした!」真田幸子先生が第一ステップ終了を宣し、実演を終えた中年男女に拍手した。
生徒たちも興奮から冷め、ぱらぱらと拍手した。

「では、次」と真田幸子先生が云った。「フェラチオです」
「ひえーっ!」「うわーっ!」「凄えーっ!」「やったぜ!」などという声が男子生徒の口から放たれ、「ぎょえーっ!」「嘘(う)っそーっ!」「マジーっ?」などの叫びが女子生徒から漏れた。
「先ず、フェラチオする方のボランティアはいませんか?」真田幸子先生がビジネスライクに、父兄に問いかける。
「ハーイ!」父兄の中の中年男性(50代)が手を挙げた。
「えーと?」真田幸子先生は誰の父親か判別出来ない。
「水戸光夫の父でおます」お父さんが名乗った。
「あの〜、水戸光夫君のお父さん?」真田幸子先生が疑問を呈する。「今募っているボランティアはフェラチオする方ですよ?お父さん、フェラチオしたいんですか?」
「えーっ?」水戸光夫君のお父さんが間違いに気づいた。「ち、違いま。ねぶられる方でんがな」
「わははは…」と教室中が笑い転げた。普通、男が男にフェラチオしたいわけはない。水戸光夫君は父親の失策によって、自分が今後も笑いのネタにされることを覚悟し、顔を顰めた。

「フェラチオするボランティアはおられませんか?」真田幸子先生がだめ押しをする。「おられないなら、こちらからランダムに指名させて頂きます。足利義子さんのお母さん。お願いします」
「えーっ!」足利義子ちゃんのお母さん(40代)が青ざめた。美人ではないが、まあ十人並みの顔で、葬式にでも行くような黒いフォーマル・ドレスを着用している。「あたしが拒否すると…?」足利義子ちゃんのお母さんが尋ねた。
「お嬢さんが水戸光夫君のお父さんにフェラチオすることになります」と真田幸子先生。
「やだーっ!あたし、やだよーっ!」足利義子ちゃんが足をバタバタさせて叫んだ。足利義子ちゃんは水戸光夫君のお父さんなんかにフェラチオしたくないのだ。
「どうなさいます?」真田幸子先生が冷たく尋ねる。
「やればいいんでしょ、やれば」足利義子ちゃんのお母さんが云い、ふて腐れた表情でつかつかと教壇に向かった。
その後を水戸光夫君のお父さんがひょこひょこと追いかける。まるで餌をくれる飼い主を追う犬のようで、生徒たちが「あははは…」と笑った。水戸光夫君のお父さんは教壇に上がると臆面もなくズボンとブリーフを下ろした。
「きゃーっ!」「ひぇーっ!」「げっ!」教室内で色んな叫びが挙った。
自ら志願したことで明らかなのだが、水戸光夫君のお父さんの一物は並みのものではなかった。彼はそれを見せびらかしたかったのかも知れない。そのペニスがフェラチオされる期待に興奮して、びくんびくん動いていた。真田幸子先生がビデオカメラを低くして、水戸光夫君のお父さんの勃起したペニスをクロースアップする。
「おおーっ!」「んまあっ!」「わーっ!」大画面に映し出された巨大なペニスを見て、生徒たちも父兄も溜め息混じりの声を挙げた。父兄の男性たちのは羨望と嫉妬、女性たちのは賛嘆の声であった。

真田幸子先生は、教卓の蔭から水戸光夫君のお父さんにおしぼりを差し出した。
「おおきに」水戸光夫君のお父さんが受け取って手を拭いたが、おしぼりは手を拭くために供されたのではないことにハタと気づいた。お父さんはおしぼりで勃起したペニスをごしごし拭いた。
大画面のペニスに足利義子ちゃんのお母さんの口が近づくところが映し出された。教室はシーンと静まり返った。足利義子ちゃんのお母さんは水戸光夫君のお父さんのペニスを片手で支え、舌でぺろぺろ口ですぽすぽし、上目遣いに水戸光夫君のお父さんの顔を見上げながら、残る片手で睾丸を愛撫した。
「ごっつ、ええで、奥さん!」水戸光夫君のお父さんがペニスの快感に打ち震える。
「女子の皆さん!足利義子さんのお母さんのテクニックをよーく覚えておいて下さい」真田幸子先生が解説した。「お母さんの舌と口の使い方、そして男性を見上げる目線。最高です」
固唾を飲んで見守っていた生徒たちが、我に返ってぱちぱちと拍手した。
「足利義子さんのお母さん?」真田幸子先生が尋ねた。「ここでの大事なポイントは何ですか?」
「えっと、あたしの経験から云うと、男性の性感帯はこの亀頭の根元、皮の付け根だと思うので、そこを重点的にぺろぺろします」と足利義子ちゃんのお母さんが秘訣を披露した。
「これまた大切なポイントを教えて頂きました。女子の皆さんは忘れないように」と真田幸子先生。

「あのー、センセ?最後までやらないといけません?」足利義子ちゃんのお母さんが聞いた。
「当然でっしゃろ!射精せんだったら、気狂うてしまうで、ほんま!」と水戸光夫君のお父さん。
「精液飲まないと、娘は放校ですか?」足利義子ちゃんのお母さんが確認する。
「いえ、飲む飲まないは関係ありません。とにかくフィニッシュまで行って下さい」真田幸子先生が促す。
足利義子ちゃんのお母さんは仕方なくフェラチオを続けた。
「おおお、えーわ、こら。最高でっせ、奥さんっ!」水戸光夫君のお父さんは、足利義子ちゃんのお母さんの頭を両手で挟んで固定し、腰のピストン運動を激しくする。
大画面に足利義子ちゃんのお母さんの口を出入りする水戸光夫君のお父さんのペニスが映し出される。教室の一同はお父さんのクライマックスを待って、息を止め身体を凍り付かせて見守る。
「おむむむーっ!」水戸光夫君のお父さんが気違いのように腰を前後させ、足利義子ちゃんのお母さんの口内で射精した。お母さんの口の両端からだらーっと精液が垂れ、教壇に滴り落ちた。
真田幸子先生が足利義子ちゃんのお母さんにティシューを数枚渡し、お母さんはそれに精液を吐き出した。水戸光夫君のお父さんは教卓に置いといたおしぼりでペニスを拭いた。
「おおきに、奥さん。おおきに!」水戸光夫君のお父さんが、ブリーフとズボンを上げながらぺこぺこと頭を下げた。
生徒たちは夢から覚めたように緊張を解き、それぞれ「ホーッ」と溜め息をついた。女生徒たちは互いに顔を見合わせ「やーねー」という表情をした。

「男性が楽しんだ後は、女性が楽しむ番ですね。次はクンニです」真田幸子先生が云った。「クンニする方からボランティアを募ります」
「ハーイ!」父兄席に戻ったばかりの水戸光夫君のお父さんが手を挙げた。
「水戸?お前の親父スケベだな」と水戸光夫君の近くの男子生徒。
「ほっとけ!」と水戸光夫君。
「父兄の皆さんには公平に登場して頂きます。水戸光夫君のお父さんはお休み下さい」真田幸子先生が引導を渡す。「おられませんか?では、クンニされる方?」
父兄席はシーンとしている。生徒たちは好奇の眼差しで父兄の顔を眺めている。
「では無作為抽出で、武田信江さんのお母さんと上杉謙次君のお父さんにお願いします」
武田信江ちゃんのお母さん(40代前半)はガビーン!となった。「あ、あのーっ…」
「は?」と真田幸子先生。
「あの、あたしのあそこもTVでアップにされるんですか?」武田信江ちゃんのお母さんが聞いた。
「ええ。それが何か?」真田幸子先生が小首を傾げる。
「アップに耐えられるようなものじゃないんで…」武田信江ちゃんのお母さんが脂汗を垂らしながら俯く。お母さんは中年ではあるが太ってはおらず、アップに耐えられる顔とボディである。
「じゃ、武田信江さん。あなた、お母さんの代役」と真田幸子先生が女子生徒に云う。
武田信江ちゃんは顔を引き攣らせ、酸素が足りない金魚のように口をぱくぱくさせた。
上杉謙次君のお父さんは、思いがけず女子高生のおまんこを舐められるチャンスの到来に、パッと顔を明るくする。
「やーですーっ!あたし、やだーっ!」武田信江ちゃんが大声で絶叫した。
「武田信江さんのお母さん?」真田幸子先生がお母さんの決断を迫る。
「んもうっ!」武田信江ちゃんのお母さんが仕方なく席を立つ。
上杉謙次君のお父さんはがっかりしながら、武田信江ちゃんのお母さんにくっついて教壇に向かう。
「ぱちぱち!」女性性器のクロースアップが見られる期待に胸膨らませ、男子生徒たちみんなが拍手した。

真田幸子先生が、武田信江ちゃんのお母さんに教師用の椅子を踏み台にして教卓に腰掛けるよう指示した。高い所に上げられた武田信江ちゃんのお母さんは、生徒と父兄全員の注視を浴びておどおどしてしまう。
「先生、早くカメラ!」男子生徒が待ちかねて叫ぶ。
真田幸子先生が三脚を伸ばしてカメラ位置を高くし、武田信江ちゃんのお母さんの股間を狙う。そこはまだスカートに覆われている。
武田信江ちゃんは、ママのおまんこが人目に曝されるのが恥ずかしくて、ぎゅっと目をつぶっている。
武田信江ちゃんのお母さんがフレアスカートの下からパンティを脱ぎ去って教卓の上に置く。「先生?おしぼりあります?」と武田信江ちゃんのお母さん。
「は?あ、どうぞ」真田幸子先生が新しいおしぼりを渡す。武田信江ちゃんのお母さんがスカートを捲っておまんこを清める。
「もういいですかね?」上杉謙次君のお父さんは、ゲートインで興奮する競馬馬のように勇み立っている。白い背広上下に蝶ネクタイ、眼鏡にチョビ髭の、なにやら水商売っぽい風体の男性である。
「ふーっ!」武田信江ちゃんのお母さんが大きく深呼吸し、スカートを静かに捲り上げる。陰毛に囲まれた割れ目が現れる。
真田幸子先生が、武田信江ちゃんのお母さんのおまんこにビデオカメラのピントを合わせようとする。
「ピンボケで〜す!」男子生徒の一人が叫ぶ。「あ、そこ!あ、行き過ぎ。あーっ、そ!そこ!」と別の男子生徒がピントに注文を出す。
「おーっ!」男子生徒たちが、液晶画面の武田信江ちゃんのお母さんのおまんこのアップに見蕩れた。卑猥な陰毛の藪の中に、ぴったり閉じられた茶褐色の割れ目。
「おーっ!」父兄の男性たちも唸った。お母さんが卑下したほど黒ずんではおらず、まあまあ見られるおまんこだったからだ。

上杉謙次君のお父さんは、武田信江ちゃんのお母さんの割れ目を開いた。
「わーっ!」生徒たちも父兄たちもどよめいた。赤っぽいびらびらの粘膜が教室の蛍光灯の明かりを反射して、てらてらと光っていた。上杉謙次君のお父さんは、武田信江ちゃんのお母さんの大陰唇を精一杯左右に開き、ぽっかりと膣口を露出させた。
「おーっ!」男子生徒の何人かが呻いた。そこがペニスを突っ込む穴なのだ。
武田信江ちゃんは大画面に映る、自分のこの世への出口に目を見張ったが、そこが男子生徒や男性父兄たちからスケベな目で見られていることに、自分が侮辱されているような思いを感じて憤慨した。
上杉謙次君のお父さんは、その膣口を指で撫で廻しながら口を武田信江ちゃんのお母さんのクリトリスに近づけ、ぺろぺろつんつんぐりぐりくりくりじゅるじゅるべちゃべちゃと舐める。
「むむーっ!」娘や衆目の面前でよがりたくない武田信江ちゃんのお母さんが身をよじって苦悶する。
上杉謙次君のお父さんは、武田信江ちゃんのお母さんの膣口に湿り気を感じ、武田信江ちゃんのお母さんの体内に二本の指を滑り込ませ、愛液に濡れた肉襞をぐりぐりと撫で廻す。舌によるクリトリスのぺろぺろを激しくする。
「あうーっ!」目を閉じて快感を味わっていた武田信江ちゃんのお母さんが、身体をぐらつかせながらめくるめく快感に負け、いつしかブラウスの上から自分のおっぱいを揉み出してしまう。
「皆さん?」真田幸子先生が解説を交える。「上杉謙次君のお父さんは単に舌によるオーラル・セックスだけでなく、指を武田信江さんのお母さんの膣内に挿入して、二重の刺激を与えています。これは女性へのこの上ないサービスです」
女子生徒の中のセックス経験者と父兄の中の女性たちは、頭の中で武田信江ちゃんのお母さんの快感を想像し、共有し、自分たちのおまんこから愛液を滴らせていた。男性父兄たちは次第にこの学園の教育方針が気に入り、来年も万難を排して授業参観に来ようと決意していた。

「上杉謙次君のお父さん?」真田幸子先生が口を挟んだ。「Gスポットを試してみて頂けます?」
「え?あ、いいすね!」上杉謙次君のお父さんが答え、武田信江ちゃんのお母さんのおまんこに突っ込んでいる二本の指を上向きにし、お母さんの恥丘の裏側を撫で廻した。
「あわわーんっ!」武田信江ちゃんのお母さんが電気ショックを受けたように身体を硬直させ、顔と手足を痙攣させた。
上杉謙次君のお父さんが「おれって巧いでしょ?」という顔で、観衆を振り向いてにっこりした。
と、突如武田信江ちゃんのお母さんのおまんこがどびゃーっと液体を噴き上げた。お母さんは潮吹きだったのだ!
「わーっ!」生徒たちがショックを受けて叫んだ。
「ひえーっ!」上杉謙次君のお父さんは顔中に液体を受け、白いスーツもびじゃびじゃになってしまった。
真田幸子先生が、上杉謙次君のお父さんにタオルを渡した。「凄かったですね」と真田幸子先生。「これが有名な潮吹きというものです。先生も初めて見せて貰いました。男子の皆さん?上杉謙次君のお父さんのようなテクニックを使えば、女性をあんなにも興奮させ喜ばせることが出来るのです。よーく覚えておいて下さい」

「では、セックスの最後のプロセスです」教壇の上の二人の父兄の退場を待って真田幸子先生が云った。
「うわーっ!」当然、それがおまんこであることを予期している生徒たちが騒いだ。興奮して足でドンドン!と床を踏みならす男子もいた。
「静かに!」真田幸子先生が制した。「これは見せ物ではありません。あなた方の、将来における思いやりのある豊かなセックス・ライフを望む教育の一環です」
父兄たちは青ざめたり、脂汗を流したり、身体を硬直させたり、震えたりして、無言で待っていた。
「これまでの経過から、ボランティアはないと思われますが、一応お聞きすることにします」と真田幸子先生。「なお、水戸光夫君のお父さんは挙手しても無駄ですから、念のため」
「あはは」生徒たちが笑った。水戸光夫君は机に突っ伏して、同級生の目を避けている。
「次はセックスです。ボランティア、おられますか?」真田幸子先生が父兄たちの反応を窺う。「ではランダムに選ばせて頂きます。明智光雄君のお母さんと織田信子さんのお父さん」
「げーっ!」と明智光雄君のお母さん(50代後半)が云った。このお母さんは、あまり上等とは思えない地味な和服に身を包んでいる。
「げーっ!」と男子生徒たちと織田信子ちゃんのお父さん(40代)が云った。
明智光雄君のお母さんのげーっ!は、おまんこの実演の役に選ばれたことへの衝撃と不平である。
生徒たちと織田信子ちゃんのお父さんのげーっ!は、明智光雄君のお母さんがおかちめんこの婆あだったからである。

真田幸子先生は前列の男子生徒に、廊下に準備されていた予備の教卓を運び込ませて二つを並べ、その上に海水浴で使うエアマットを置いた。簡易ベッドの完成である。
明智光雄君のお母さんは息子に代役をさせることもならず(ゲイになってしまう)、観念して教壇に向かった。織田信子ちゃんのお父さんも娘に代役させるわけにいかず(レスビアンになってしまう)、仕方なく刑場に向かう死刑囚のように明智光雄君のお母さんに従った。
明智光雄君のお母さんは「よっこらしょ!」と簡易ベッドに上がると、着物の裾を捲って陰部をあらわにした。古風にノーパンティの腰巻き姿なのでスピーディである。お母さんは恥じらう風もなく、股を開いて織田信子ちゃんのお父さんを待ち受けた。その態度を見た父兄たちは、明智光雄君のお母さんは、元はストリッパーか売春婦だったのではないかと想像していた。
真田幸子先生が明智光雄君のお母さんのおまんこにビデオカメラの焦点を合わせる。
「うえーっ!」という声があちこちから挙った。明智光雄君のお母さんのおまんこは、白髪混じりの陰毛に囲まれ、長年使い古したせいで黒ずんでおり、小陰唇が縮れて飛び出していた。醜いとまでは云えないが、美味しそうとは云えなかった。
織田信子ちゃんのお父さんは、明智光雄君のお母さんの股ぐらに近寄り、ズボンとブリーフを下ろしたが、そのペニスはぐんにゃりとうなだれている。
「どうされました?」真田幸子先生が聞く。
「立ちません」と織田信子ちゃんのお父さん。
「あらま!」と真田幸子先生。
「なにーっ?」明智光雄君のお母さんが眉を逆立てた。

「困りましたね。御病気かなんか?」と真田幸子先生。
「いえ。極めて元気なんですが、この奥さん相手じゃ、ちょっと…」織田信子ちゃんのお父さんが言葉を濁す。
「あんた、あたしを馬鹿にしてんのかい?婆あ相手じゃ立たないっての、え?」明智光雄君のお母さんが股をおっ広げたまま怒鳴る。「それとも、何かい?あたしのおまんこじゃ不足なのかい、え?」
「そんなこと云ってませんよ!」織田信子ちゃんのお父さんが、明智光雄君のお母さんの剣幕に怯む。
「あんた、インポだろ?え?インポの癖にあたしのまんこに云い掛かりをつけてんだ!何様だと思ってやがんだ、一体!」明智光雄君のお母さんが息巻く。
「お母さん、落ち着いて下さい」真田幸子先生がおろおろする。こんな事態は予期していなかったのだ。
「インポじゃない男を指名しなさいよ!でないと、あたしゃ帰らして貰うからね!」明智光雄君のお母さんが凄む。
「パパはインポじゃありませんっ!」突如、女子生徒の声がした。教室中が織田信子ちゃんを注視した。「パパは立ちます。ちゃんと、太く、長く」
「へん!」明智光雄君のお母さんが鼻で笑った。「娘のあんたが親父の勃起したチンポなんぞ、見たことあるわけないだろ?」
「あるんだもん」織田信子ちゃんがすっくと席を立ち、すたすたと教壇に歩み寄った。織田信子ちゃんは明智光雄君のお母さんを簡易ベッドから引き摺り下ろした。
「きゃああっ!」明智光雄君のお母さんがずでーん!と教壇に落下して目を回した。
織田信子ちゃんは簡易ベッドに攀じ上ると、プリーツスカートを捲り上げ、パンティを引き抜いて父の目におまんこを曝け出した。
「信子っ!」娘の若く可愛いおまんこを目にした織田信子ちゃんのお父さんのペニスは、ぐぐぐぐっ!と伸びて太くなった。
「わーっ!」教室中が沸き返った。
真田幸子先生は急いでビデオカメラで織田信子ちゃんのお父さんのペニスを捉えた。それは確かに太く長かった。そして、先生はカメラをパンして織田信子ちゃんのおまんこをアップにした。それは16歳の初々しい肌色の綺麗な割れ目であった。織田信子ちゃんは誇らしい顔でビデオカメラにおまんこを向け、大陰唇を両手で左右に引っ張った。淡いピンクの濡れ濡れの粘膜と、ぽっかり開いた膣口が大画面に映し出された。
「うわーっ!」父兄の中の男性全員が喚声を挙げた。

織田信子ちゃんはさっき配布されたコンドームを父親に差し出した。織田信子ちゃんのお父さんは袋をしっちゃぶき、完全勃起したペニスにコンドームを巻き付けると、娘の広げられた股のおまんこに亀頭をあてがった。お父さんはずぶりずぶずぶとペニスを娘の体内に突っ込んだ。
「あへーっ!」と織田信子ちゃんが満足の呻き声を挙げた。痛がらない。どうやら、父娘(おやこ)の性交はこれが初めてではないようだ。
「おい、これって…」一人の男子生徒が背後の男子に云った。「き、近親相姦じゃね?」
「そ、そうだよ!」背後の男子生徒は、同級生の女子とその父親の相姦まんこに興奮し、ズボンの上から勃起したペニスを擦った。
教室中が(生徒も父兄も)眼前の父娘(おやこ)相姦に目を奪われていた。教壇の上で交わる父と娘。十代のフレッシュなおまんこに出入りする中年男のペニスが、クロースアップでTV画面に映し出されている。男たちは(生徒も父兄も)ペニスを勃起させ、女たちは(生徒も父兄も)性器から愛液を滴らせていた。

暴動というのは、ほんのちょっとした切っ掛けで始まる。大使館への投石がガラス窓を破るグァッシャーン!という音。あるいは、機動隊員の警棒によるデモ隊への一撃。この教室の場合は、同級生の女の子とその父親の近親性交が引き金だった。興奮した二人の男子生徒が、二人同時に真田幸子先生のボインボインの身体に飛びかかり、先生を床に押さえつけて犯し始めた。男子生徒の多くが手近の女子生徒に襲いかかった。男子生徒の一人は、さきほどフェラチオの実演をした足利義子ちゃんのお母さんの口の前に、勃起したペニスを突き出してフェラチオを強要した。もう一人の男子生徒は、クンニのデモをした武田信江ちゃんのお母さんに襲いかかった。男子生徒に襲いかかられなかった女子生徒には父兄の中の男性たちが殺到し、セーラー服の上から十代の女の子の身体を撫で廻し、パンティを引ん剥いて輪姦した。比較的若く美形のお母さんたちに襲いかかったお父さんたちもいた。

こうして堀腰学園高等部一年B組の性教育授業は、生徒全員と父兄一同が一丸となって貴重な性体験をするという成果を挙げ、めでたく終了したのであった。




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