[banner]

30. あたしは3Dポルノ画家 パート2

とんとん!と雅美ちゃんの部屋のドアがノックされた。「どうぞ?」と雅美ちゃん。
「お姉ちゃん?おれ、気が変わった」雅夫君がのっそりと入って来て、Tシャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、パンツを取り去った。
「ちょ、ちょっと!それって交換条件抜き?」雅美ちゃんが慌てる。
「抜き。よく考えたら、お姉ちゃんがあんなに真剣におれに何か頼むことって、そうないもんね。裸になって減るもんでもないし、協力する」雅夫君は首に巻いていたバンダナを細長く丸めて両目に当て、目隠しのようにして縛った。「こうすりゃ見られても恥ずかしくないし」
雅美ちゃんは弟の勇気といじらしさに感動した。そんな弟が愛らしいと思った。雅美ちゃんは弟の裸体を鑑賞した。雅夫君は、学生野球のダッグアウト上の応援団長のように、両手を背中に廻して雄々しく仁王立ちになっている。しかし、弟の陰毛の下の肝心のペニスはふにゃっと首を垂れていて、ちっとも雄々しくない。「雅夫、あのー、見たいのはこういうのじゃないの」雅美ちゃんがおずおずと云った。
「え?」目隠しをした雅夫君がきょとんと首を傾げる。
「あのさ、ほら、ボ、勃起とかって云うじゃない?あれが見たいのよ」雅美ちゃんが顔を赤らめながら云う。
「なーんだ、そうなのか」と雅夫君。
「お前、それ勃起させられる?」
「ああ、お姉ちゃんが協力してくれたらね」
「え?どういうこと?」
「お姉ちゃんが舐めてくれたら、すぐ勃起する」
「げっ!な、舐める〜?」雅美ちゃんが驚愕する。

「69って云うじゃん。あれは男と女が互いの性器を舐めっこするんだぜ?」と雅夫君。
「そ、それは知ってるけど…」雅美ちゃんは言葉を知っているだけである。「でも、お前のお珍々舐めるなんて…」
「別におれはどっちでもいいんだ。じゃ、もういいね?」雅夫君が目隠しを外し、衣類をまとめ始める。
「ちょ、ちょっと待って!」雅美ちゃんが帰ろうとする弟を押し止める。「ね?舐めないでそれを勃起させる方法ってないの?」雅美ちゃんが縋るような目で弟を見る。
「ある」と雅夫君。
「あ、よかった!それやろ、それ!」と雅美ちゃん。「で、どうすんの?」
「お姉ちゃんも裸になるの」雅夫君がこともなげに云う。
「なにーっ!」雅美ちゃんが口をあんぐり開ける。
「ほら、ストリップとかヌード・ショーってあるじゃん?男は視覚で興奮するから、女の裸を見ると勃起するんだ」
「へえ?」雅美ちゃんは劇場の100人ぐらいの観客が暗闇の中でみなペニスをおっ立てているイメージを抱く。滑稽である。
「なに笑ってんのさ?」雅夫君が訝る。
「何でもない」と雅美ちゃん。「あのさ、お前の前であたしが裸になるのって、ちょっと危険な感じがする」

「お姉ちゃん、おれが乱暴したりすると思ってんの?」雅夫君が不満そうに云う。
「ううん。でも100%あり得ないことでもないでしょ?」雅美ちゃんは用心深い。
「そりゃ勃起するのはセックスしたい気分だってことだからね」雅夫君が認める。「でも、おれ、お姉ちゃんに乱暴なんかしないよ。誓ってもいい」
「ふーん?何に誓うわけ?」雅美ちゃんが時間を稼ぎながら、この状況にどう対処すべきか頭をフル回転させている。
「そうねー。おれの好きな鎮西寿々歌に誓うよ」
「えーっ?」雅美ちゃんが驚く。社長も鎮西寿々歌が好きだと云っていたからだ。
「現在の鎮西寿々歌はちょっと寂しそうな顔だけど、小学生の頃はすんごく明るくて可愛かった。おれ、好きだったんだ」と雅夫君。
「ふーん?じゃ、あたしが裸になっても安全なのね?」雅美ちゃんが聞く。
「と思うけどね」
「なんか頼りないなあ」と云いつつ、雅美ちゃんは結論を出した。このチャンスを逃したら仕事を達成出来ないからだ。

弟の前できまり悪い思いをしながら、雅美ちゃんが服を脱ごうとする。と、雅夫君がCDラジオのスイッチを入れ、音楽を流した。
「お姉ちゃん、どうせ脱ぐんなら音楽に合わせて脱いで?」と雅夫君。
「バカ!お前、あたしをストリッパーにする気?」雅美ちゃんが顔を赤らめながら憤慨する。
「いいじゃない!どうせ脱ぐんだもん!」雅夫君が云い張る。
「駄目よ!」雅美ちゃんがCDラジオをプツンと切る。
「なーんだ、つまんない」雅夫君が口を尖らす。
雅美ちゃんは身体検査の時のように事務的に服を脱ぐ。先ずキャミソール風シャツを脱いで上半身はブラジャーだけになる。雅美ちゃんは着痩せするタイプなのでブラジャーはハチ切れそうに盛り上がっている。雅美ちゃんは次にデニム製のショートパンツを脱いでパンティ姿を曝け出す。雅美ちゃんはちらと弟の股間に目を走らせた。この段階でペニスが勃起してくれれば、全裸になる必要はなく、安全である。しかし、期待も空しく弟のペニスは少し膨らんで伸びた程度であり、完全勃起とはほど遠い状態であった。仕方なく、雅美ちゃんはブラジャーを取る。ぼろろーん!と真っ白い二つの乳房が束縛から解放されて飛び出した。
「お姉ちゃん、意外とグラマーなんだね!知らなかった!」雅夫君が姉のおっぱいの美しさにごくりと唾を飲む。

雅美ちゃんはまたも弟の股間に目を走らせた。残念ながら、まだペニスは勃起していない。仕方がない。雅美ちゃんはパンティに両手をかける。恥ずかしいので少しずつ下ろす。雅夫君は姉さんのストリップ・ショーを食い入るように見つめている。雅美ちゃんの陰毛が見え出す。パンティを引き抜き、雅美ちゃんはついに全裸になった。姉さんの均整のとれた真っ白い肉体、豊かなおっぱいと腰、股間の陰毛の小薮を目にした雅夫君のペニスが(御用ですか?)とむくむくむっくりと起き上がり、ぐんぐん太さを増し、長く伸びる。 「あっ、勃起したっ!」雅美ちゃんが喜び、机の上からデジタル・カメラを引っ掴み、弟の前でしゃがんだり立ったり寝そべったりしながら写真を撮る。
雅夫君の目は姉さんの動きに追随し、揺れる二つの乳房と乳首や乳暈に見蕩れ、陰毛の間に割れ目が垣間見えないかと刺すような視線を送る。
弟の熱い眼差しにも気付かず、雅美ちゃんは弟のペニスの写真を撮りまくっている。
「お姉ちゃん?」雅夫君が口を挟む。「これって完全勃起じゃないよ?」
「えっ?」雅美ちゃんがストップ・モーションになる。「ほんとーっ?」
「触ってごらんよ。でもって、こんな状態で女のおまんこに入るもんかどうか、見てみなよ」
「こ、これに触るーっ?」雅美ちゃんが弟のペニスをじっと見つめる。
「気持ち悪い?」雅夫君が気にする。
「そ、そんなことないけど(雅美ちゃんが嘘をつく)、いいのかなー、触って」姉が弟のペニスを弄くり廻すのは異常だが、姉弟で素っ裸になっているという事実からして既に異常である。雅美ちゃんはこわごわ弟のペニスに手を伸ばし、その固さを調べる。「あら、固くない!」
「ね?半勃起でしかないんだ。こんな状態じゃ女のきついおまんこに入れらんない」

「ちょっと待って!お前、童貞なのにどうして女のあそこはきついなんて知ってるわけ?」雅美ちゃんが問い質す。
「おれが童貞だって?あははは!」雅夫君が高らかに笑った。「童貞どころか、おれ、ベテランなんだぜ?女をよがらせて、泣かせて、イかせられるんだ!」雅夫君が誇らしく云う。
「えーっ?信じらんないっ!」自分より四歳も年下の弟がもうセックス経験者で、しかもベテランだとは!雅美ちゃんは急に自分が幼過ぎるような気がし始めた。「で、どうすれば完全勃起するわけ?」
「…」雅夫君が黙ったまま、にっと笑う。
「?」雅美ちゃんが考える。「…舐めるの?」雅美ちゃんが恐る恐る云う。弟が最前云ったことを思い出したのだ。
「ピンポーン!」
「やっぱり!」雅美ちゃんががっくりと首をうなだれた。しかし、ここで挫けては折角弟の目の前で裸にまでなった苦労が水の泡である。舐めるしかないのか?そんなことまでするのなら、いっそのこと…?ここで雅美ちゃんは一大決心をした。

「雅夫?」と雅美ちゃんが云った。「お前、お父さんのデジタル・カムコーダー持ってたわよね?」
「うん。それがどうしたの?」と雅夫君。
「出して?三脚もだよ?」
「何すんの?お姉ちゃんがおれにフェラチオするとこ撮るの?」雅夫君が訝る。
「お前とあたしのセックスを撮るの」きっぱりと雅美ちゃんが云った。
「えーっ?お姉ちゃん、やらしてくれんの?ラッキーっ!」雅夫君が両の拳を振り回して喜ぶ。
「断っとくけど、いつもやらせるわけじゃないよ。今度の仕事のためなんだから」雅美ちゃんが予防線を張る。
「ちぇっ!」
雅夫君が部屋の隅でカメラをセットしている間に、雅美ちゃんが布団を敷いた。
「いい?常にカメラによく見えるようにやって。体位とかも変化つけてね。3DCG制作の素材なんだから」雅美ちゃんが注文を出す。
「おれ、ポルノ・ビデオの俳優になった気になればいいんだね」雅夫君が嬉しそうな顔をする。
「バーカ」と雅美ちゃん。
雅夫君は気を利かせてカメラの映像出力をTVに繋いだ。今どんな映像が録画されているかを大きな画面でモニター出来るわけだ。

姉と弟が布団の上に座って寄り添った。雅夫君が姉さんの身体を抱き、姉さんに接吻しようとする。
「え!待って!あんたとあたしでキスするわけ?」雅美ちゃんが愕然とする。
「なに云ってんだい!おれたち、これからセックスすんだぜ?キスして当然じゃないか」雅夫君が主張し、委細構わず姉さんにキスし、舌を挿入して姉さんの舌を舐め廻す。
「うっぷ!」雅美ちゃんが目を白黒させる。四歳も年下の弟がこんなキスを知っていることに驚いたのだ。最初、雅美ちゃんは肉親同士が男と女としてキスするのにさえ違和感を抱いていたし、まして舌の舐めっこなんて嫌らしくてゾッとする思いだった。しかし、慣れるに従って、舌の舐め合いは淫靡で動物的な興奮を呼び起こすものであることを知った。思わず雅美ちゃんも弟の身体にしっかり抱きつき、自分も舌を突き出して弟と舌を絡めた。

キスを続けながら、雅夫君は姉さんの乳房を撫で廻し、その重さを量り、たぽんたぽんする柔らかな感触を楽しんだ。自分の乳房に加えられた初めての愛撫に、雅美ちゃんがうっとりする。男と女の触れ合いというものはこういうものなのか。相手が弟でなければ最高だろうに…と思った。

雅夫君は姉さんの乳首に吸い付いた。乳首と乳暈を舐め、乳首を軽く噛んだり、その天辺をちろちろしたり、ちゅうちゅう吸ったりする。
「あっははーんっ!わーんっ!」こそばゆいような、脳天が痺れるような、幸福感に満たされる感じがした。ふと雅美ちゃんはモニターTVの画面を見た。弟に抱かれ、乳房を吸われ、恍惚となっている女が映っていた。自分がそんな表情をするなんて信じられなかった。

雅美ちゃんは布団の上に仰向けにされ、弟に股を広げさせられた。恥ずかしくて両手で顔を覆った。雅夫君は姉さんの割れ目に見入った。二十歳、未婚、未出産の初々しいおまんこ。大陰唇は色素沈着しておらず、肌色のままである。雅夫君は姉さんの割れ目を開いた。ピンクの粘膜が天井灯を反射してテラテラと光る。とても綺麗なおまんこであった。雅夫君は姉さんのクリトリスを舐め出す。
「おおーっ、あははーんっ!」生まれて初めてクンニをされた雅美ちゃんがよがった。
雅夫君は姉さんのクリトリスをべろべろ舐め上げたり舌先でつんつん弾いたりぎゅっと圧したりする。
「わはーんっ、あわーんっ!」雅美ちゃんがよがり、われ知らず自分のおっぱいを揉んでしまう。
雅夫君は姉さんの膣口から愛液が漏れ出たの気づき、指二本を姉さんの膣に挿入した。
「痛あーい!」雅美ちゃんが顔を顰めて叫ぶ。
「?」雅夫君がたまげてストップ・モーションになる。「なにい?姉さん処女だったの?」
「そうよ。仕事のために、ずっと大事にしていた処女を弟に捧げたの。バッカみたい!」雅美ちゃんが照れ隠しに云う。
「知らなかった。ごめんね?」と雅夫君。
「いいのよ。続けて?」

雅夫君が姉さんの体内で指を蠢かす。「もう痛くない?」と聞く。
「痛かったら云うから」と雅美ちゃん。
雅夫君は、姉さんの膣内の指の腹を姉さんの恥丘側に向けて膣壁を擦る。うまく行けばGスポットに当たる筈だ。
「うはーっ!んむぐうーっ!」雅美ちゃんがよがった。
雅夫君はしばらくクンニとGスポット刺激の豪華二本立て興行を続ける。
「あひ、あひーっ!」雅美ちゃんがひーひー云ってよがる。
TVモニターをチェックした雅夫君は、性交がカメラにうまく収まるように姉さんの身体を調整し、用意してあったコンドームを勃起したペニスに装着する。
「たんま」雅美ちゃんが云い、起き上がって弟の完全勃起したペニスに触り、固さを調べる。そして「金玉袋見せて?」と云った。
「えーっ?」妙なリクエストに雅夫君が驚く。雅夫君はペニスを持ち上げて陰嚢を姉さんに突き出す。
「へえ、やっぱりね」社長の云った通りだった。陰嚢は丸く縮み、金玉は二つとも勃起したペニスの根元の方に上がっていた。
「なんなのさ」雅夫君が気にする。
「ううん。研究が必要だったの」雅美ちゃんは、今度は自分でモニターTVを見つつ、姿勢を調整した。真っ裸で股を広げている淫猥な女が映っていた。

雅夫君が姉さんの股ぐらに膝を突き、コンドーム着用のペニスを姉さんの膣口にあてがう。
(いよいよだわ)と雅美ちゃんが思っている。
(こんな綺麗で愛らしい姉さんとやれるなんて、凄っごいラッキー!)と雅夫君が思っている。雅夫君がぐいっと腰を押して、ペニスを姉さんの身体に押し込む。
「痛いっ!」と雅美ちゃん。
「えーっ?処女膜二枚もあんのーっ?」雅夫君が慌てる。
「じゃなくて、さっき破れなかった残りのが切れたみたい」と雅美ちゃん。
「あー、びっくりした!」と雅夫君。雅夫君は姉さんと性器は交えたまま、痛みが消えるまでの時間つぶしに指で姉さんのクリトリスを弄る。
「あはーっ、いひーっ!」雅美ちゃんがよがる。
雅夫君は片手でクリトリス、片手で姉さんの脂の乗った太腿や豊かな尻を撫で廻したり揉んだりする。
「ううっ!うううーっ」雅美ちゃんが腰を突き上げてよがる。
雅夫君は姉さんの痛みが引いたことを知り、腰のぐりぐり廻し、ずり上げずり下ろし、ピストン運動などをランダムに行う。
「わーんっ、どうかなっちゃうっ!」めくるめく快感の初体験に雅美ちゃんが苦悶する。

この時点から雅夫君はポルノ男優に変身し、カメラの向きを勘案しながら、彼の知る四十八手のいくつかを姉さん相手に繰り広げた。雅夫君は体位の名称など覚えていなかったが、体位画像の記憶をたぐって、それらのいくつかを姉さん相手に再現したのだ。しめ小股、だるま返し、松葉崩し、つばめ返し、押し車、帆かけ茶臼、乱れ牡丹、筏茶臼、時雨茶臼、菊一文字、窓の月などなど。

「雅夫?」突如ドアの外からお母さんの声がした。「もうすぐ御飯…」ドアが開いてお母さんが顔を覗かせた。「んまあっ!雅夫!お前、雅美を犯してるのかいっ?」お母さんがぶったまげる。
「飛んもない!お姉ちゃんに頼まれてやってるんだい!」雅夫君が弁解する。
「これはあたしのお仕事のためにやってるんだからね!楽しんでるんじゃないから!」雅美ちゃんも弁解する。「見てよ、あのカメラ。あれを素材に3DCG作るんだから」
「どうだかねえ?雅夫、お前はとんだ色事師だね。呆れたもんだよ!」そう云い捨ててお母さんはバターン!とドアを閉めて去った。

始めたものは終わらせないといけない。雅美ちゃんと雅夫君は、気を取り直しておまんこを再開した。
雅夫君は四十八手の続きの吊り橋、テコがかり、後櫓、仏壇返し、抱き上げ、抱き地蔵…など、あの手この手で姉さんに悲鳴を挙げさせた。
「うわーんっぐ!死ぬ〜っ!」雅美ちゃんが極楽往生した。
どっぴゅんどどっぴゅーん!雅夫君も姉さんの体内で精液を迸(ほとばし)らせた。

その後、雅美ちゃんはデジタル・ビデオの映像をコンピュータに読み込み、参考にしたい場面を静止画にした。それを見ながら3DCGを作成する。弟の身体はほぼそのままでよかったが(ペニスは本物よりやや太く長くした)、自分の身体は姿勢だけを参考にし、小学六年生の体型にプロポーションを縮小した。顔はもちろん小六の頃の鎮西寿々歌である。肖像権侵害にならないよう、ホクロを足したり、髪の色を変えたりした。背景は、外国向けでもあることも考えて洋風の部屋と家具調度にした。

「おーっ!おれが鎮西寿々歌とおまんこしてる!」姉さんの作品を見た雅夫君が驚愕した。「おれ、いつの間にかロリコンになってたんだね?」
「どうして?」と雅美ちゃん。
「だって、小六の女の子とやりたがるって、完璧にロリコンじゃない!」

「おーっ!これはいい!」鎮西寿々歌ファンの本郷社長が喜んだ。「採用っ!」社長が叫んだ。社長はその場で次の仕事の荒筋を書きなぐり、雅美ちゃんに渡した。「最初のギャラは月末にキミの口座に振り込むから」と社長が云った。

社長がくれた二作目のストーリーは'Mother & Her Son'(母とその息子)というものだった。雅美ちゃんはデジタル・ビデオの自分の身体を老けさせればいいと簡単に考えたのだが、実はかなり問題があった。おっぱいのたるみ具合、腹や腰の周りの贅肉などがどんな風なのか見当がつかない。欧米のポルノ写真やビデオにお婆さんが主役のものがあり、それを参考にしようと思ったが、欧米人と日本人ではかなり体型が異なっていた。

「お母さん、雅夫とセックスしてくれない?今度の仕事のためなの。お願い、助けて?」雅美ちゃんが云った。
「なにーっ?あたしと雅夫で?またビデオ撮るのかい?」お母さんがたまげた。お母さん(40歳)はぽっちゃりした体型、愛嬌のある丸顔に色香が匂うような顔立ちの年増である。
「そうなの。どうしてもお母さんじゃないと駄目なの。お願い!」
「嫌だね。この歳でポルノのモデルなんて、恥ずかしくて絶対出来ないよ!お断り!」とお母さん。
「もちろん顔は変えるから、誰もお母さんだなんて気づかないのよ」
「やだね、恥ずかしい!」お母さんは問答無用と会話を打ち切った。

雅美ちゃんはがっかりした。折角社長に気に入って貰えたのに、二作目の着手以前に座礁するとは。自分の身体に贅肉をつけ、記憶しているお母さんの顔をペーストしてみた。田舎芝居の役者の老け役のメーキャップのように加工が見え見えで、とても正視出来るものではなかった。

雅美ちゃんはお母さんを何とか説得する方法はないかと考えた。前回のお母さんとのやり取りを反芻してみた。お母さんの拒否反応は「恥ずかしい」の一点張りだった。と、その時、雅美ちゃんはガビーン!となった。お母さんは一度も近親相姦など嫌だと云っていないことに気づいたのだ。そう云えば、自分と弟のセックスを見た時も、お母さんは「近親相姦しちゃ駄目!」とは云わなかった。お母さんに近親相姦アレルギーはないのだ!

雅美ちゃんは夜間の家の中の物音に聞き耳を立てた。二日ほど何も不自然な出来事はなかったが、三日目の夜、トイレに立った弟の足音は部屋に戻って来ず、母親の部屋のドアの開閉音だけが聞こえた。雅美ちゃんは抜き足差し足で母親の部屋の前に行き、佇んだ。お母さんのよがり声が聞こえるではないか!読めた!お母さんは息子と近親相姦をしていたのだ。だから、姉と弟の近親相姦を叱り飛ばせなかったし、また、弟が「おれはセックスのベテランで、女をよがらせて、泣かせて、イかせられるんだ!」と豪語していたのは、お母さん相手のセックスの話だったのだ。

雅美ちゃんはデジタル・カムコーダーを取りに部屋に戻った。そしてお母さんの部屋に突入するなり、カメラで母子のセックスを録画し始めた。
「お、お前っ。な、何をっ!」お母さんが度肝を抜かれた。
「お姉ちゃんっ!」雅夫君が、姉に母親との関係を知られてショックを受ける。
「やだよっ!」お母さんが顔を両手で覆い、撮影を拒否する。
「お母さん?」最後の手段だ。雅美ちゃんはお母さんの耳に口をつけ、今回のポルノ3DCG作成の本当の理由を説明した。
「ほんと?」お母さんが手をどけ、娘の目を見つめた。
「ええ、ほんと」と雅美ちゃん。
「なに?何なの?」雅夫君が好奇心を抱く。
「お前は関係ないの!」雅美ちゃんが突っぱねた。
「だったら協力するしかないわね」お母さんが云った。息子の進学資金のためとあらば、むげに断ることは出来ない。

母と子がおまんこを再開した。雅美ちゃんはお母さんの表情や身体のディテールを中心に、手持ちカメラであらゆる方向から撮影した。お母さんが息子の尻に両足をかけて深い結合を求める淫猥な姿勢が撮れた。26歳も年が離れた母子(おやこ)のディープ・キスも撮れた。見ている雅美ちゃんも興奮し、パジャマとパンティを脱ぎ捨て、片手でカメラを持ち、片手でオナニーしながら撮影した。お母さんの喘ぎ、呻き、よがり、絶頂で絶叫する顔も撮影出来た。

お母さんをイかせ、失神させた雅夫君が、お母さんのおまんこからすぽんとペニスを抜き、雅美ちゃんの方に這い寄って来た。
「やろ、お姉ちゃん」雅夫君が云った。
「お前、まだイってないの?」雅美ちゃんが目を輝かせた。
「お姉ちゃんのためにとっといたんだ」雅夫君が雅美ちゃんの身体にのしかかり、膝で股を開かせる。
「いい弟を持って嬉しいわ!」雅美ちゃんはカメラを放り出して、弟の顔を引き寄せディープ・キスをする。
「お姉ちゃん、母親と姉弟の3Pってのも作品になるんじゃない?」雅夫君が姉のおまんこにペニスを埋め込みながら云う。
「あ、それいいアイデア!あっはーんっ!」雅美ちゃんの生活は、仕事も性生活もバラ色に変貌しつつあった。




前頁目次次頁


Copyright © 2015 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net