05. パパのタイムトラベル
周一氏(48歳)は発明家であった。ノーベル賞とまではいかないが、数々の特許を取り、それを色んな企業に売って今や関東北部の海岸近くに豪邸を立てて暮していた。住居の隣りに小さな体育館ぐらいの「工房」というか、発明のための実験室を備えていて、まだ発明工夫に余念のない日々を送っていた。
「淑子(よしこ)!」周一氏が興奮して家に駆け込んで来た。淑子さん(42歳)は長年連れ添った奥さんである。二人の間には一人の娘があったのだが、だいぶ前に交通事故で亡くなっていた。「淑子!ついにやったぜ!」
「なあに?今度は何を発明したの?」周一氏の新発明と興奮に慣れっこの淑子さんは驚かない。
「タイムマシンだ!過去でも未来でもどこへでも行けるんだ!凄いだろ!」周一氏は鼻高々である。
「まーた、今日はエイプリル・フールじゃありませんよ!」淑子さんは相手にしない。
「な、一緒にタイムトラベルしてみないか?面白いぜ、きっと」
「やーですよ、戻って来れなくなったらどうすんの?おおこわ」淑子さんは冗談半分に断る。
「ふん!おれの発明を信じないんだな?」周一氏は妻の冷たい態度にがっかりする。「ならいい。おれ一人で行って来る」と云って周一氏が部屋を出て行った。
淑子さんが夕飯の支度に追われていると、周一氏がセーラー服姿の16歳ぐらいの女の子を連れて台所に入って来た。
「な、なにその子?」そんな若い娘の訪問に慣れていない淑子さんが当惑する。
「よく見ろよ。分んない?」と周一氏。
「小母さん!この小父さん、誰?何者なの?」セーラー服の少女が怒鳴った。「あたし、下校途中でいきなりこの小父さんに誘拐されたの!」
「んまあ!それは犯罪じゃないの!」淑子さんがおたおたする。「あなた、すぐこの子を帰しなさい!」
「キミ、まだ分んないの?」周一氏が云った。「この子は26年前の高校生だったキミだぜ?」
「えーっ?」淑子さんが驚いて、女子高生の顔をしげしげと見る。確かにほくろの位置も自分とそっくりである。「ん~、似てるわね」
「なによ~!なに話してんの?あたし、おうちに帰りたいんだってば!」女の子が身体を揺すって抗議する。
「お黙んなさい!」淑子さんが女子高生を黙らせた。「私は26年後のあなたかも知れない」
「なに寝言云ってんの?二人とも気違いなの?」女の子が苛々する。
「あなたの住所は?」淑子さんが聞いた。女の子は昔淑子さんが住んでいた両親の家の住所を云った。
「名前は?」
「木村淑子」女の子が答えた。それは淑子さんの旧姓であった。
「やっぱり、あなたは26年前の私、私は26年後のあなただわ」淑子さんが云った。
「うっそー!」女の子は信じない。
「あなた」と淑子さん。「私が見も知らぬ小母さんだったら、あなたのことで知らないことが一杯あるはずよね?でも、私が全部知ってたら?」
「例えば?」と女の子。
「例えば、あなたの家の飼い犬の名前とか、お父さんが乗ってる車の車種とか」
「そんなの、ちょっと調べれば分ることじゃない。馬っ鹿みたい!」女の子が云う。
「じゃあ、あなたの日記の隠し場所とか、あなたの好きな男の子の名前だったら?」
「えーっ?そんなこと小母さん知るわけないよ!絶対の秘密なんだから!」女の子が顔を赤くして主張する。
「ところが知ってるのよ」
「じゃ、云ってみて?あたしの日記の隠し場所」
「勉強机の鍵のかかる引き出し。で、その鍵はオルゴールの廻る人形の下」
「まあっ!」図星なので女の子が驚く。「じゃ、あたしの好きな男の子は?」
「弁護士の息子の山中孝夫君」
「んまあっ!」それは誰にも云っていない秘密だった。「小母さん、ほんとに未来のあたしなの?」
「そうらしいわね」と淑子さん。
「あなた?」淑子さんが周一氏を振り返る。「なんで昔の私なんか連れて来たの?」
「この子とおまんこするためだ」周一氏がこともなげに云う。
「な、なんですって?」淑子さんが呆れる。
「ぎょえーっ!」女の子もぶったまげる。
「あなた、この子と浮気するつもりなの?一体どういう了見?」淑子さんが息巻く。
「浮気じゃないよ。この子はキミなんだ。いずれ夫婦になるキミとボクがセックスして何がいけないの?」周一氏が説明する。
「…」淑子さんが言葉に詰まる。確かに過去の自分とであれ、夫が自分とセックスするのは浮気とも不倫とも云えない。
「なによーっ!」16歳の淑子ちゃんがむくれた。「あたし、この小父さんとセックスなんかしませんよ、絶対!」
「キミ、ボクとキミはどうせ結婚するんだよ。結婚して子供まで作るんだ。セックスしなきゃ子供は出来ないじゃないか」周一氏が必死で云う。
「だけど、あたし高校生で妊娠なんかしたくないもん!やーよ」セーラー服の淑子ちゃんが毅然と云う。
「キミ。ボクのタイムマシンは下校途中の時間にキミを戻せるんだ」周一氏が説明する。「妊娠どころか、ボクとセックスする以前に戻るんだから全く心配は要らない」
「へえ?」淑子ちゃんが信じられないような顔で小首を傾げた。
「あなた?」淑子さんが割って入った。「私のリクエスト聞いてくれれば、あなたに協力するわ」
「へ?協力?この子とおまんこするのを助けてくれるわけ?」周一氏が怪訝な顔をする。
「そうよ」
「で、リクエストって?」
「それはこの子を帰しに行く前に云うわ」淑子さんがにんまりする。「あなた?」淑子さんが26年前の自分である淑子ちゃんに云う。「この小父さんにやらせて上げなさい。どうせあなた処女じゃないんだから」
「えーっ!何よ~っ!あたしの秘密をバラさないでよ!」
「ふ~ん?キミ、高校生の癖にもう経験済みなのか」周一氏が16歳の淑子ちゃんの顔を見、次いで42歳の淑子さんの顔をながら「ませてたんだねえ」と云った。
淑子さんが顔を赤らめた。「さ、あなた」淑子さんが高校生の自分に云った。「もう覚悟を決めて、この小父さんに抱かれなさい。結構セックス上手だから、イかしてくれるかもよ?」
「エヘン!」周一氏が咳払いする。
「どうしようかなあ?」16歳の淑子ちゃんがうじうじする。
「さ、寝室へ行こう。さ、さ!」周一氏が急き立て、二人は台所を出て行った。
「小父さん、ほんとにイかしてくれるんでしょうね?」16歳の淑子ちゃんが夫婦のダブルベッドに上がりながら云った。
「キミ、その小父さんってのやめてくんない?」周一氏が抗議した。「キミはいずれボクと結婚するんだからさ、アナタとか云ってくれないもんかね?」
「あたしが小父さんをアナタですって?あはははは!」淑子ちゃんが大笑いした。「冗談でしょ。小父さん、いくつなの?」
「齢?…48」と周一氏。
「ほーら、あたしの三倍も齢食ってんじゃない。小父さんてかお爺さんだわよ」
「くそ。じゃ、小父さんでいいよ、もう」自棄になった周一氏は、セーラー服の女子高生の身体にのしかかった。
「駄目!」淑子ちゃんが抵抗した。
「へ?」合意に達していたと思っていた周一氏がぽかんとする。
「服が皺になるから脱ぐ」と淑子ちゃん。
「なあんだ」セーラー服を脱ぐ淑子ちゃんを見ながら、周一氏も裸になった。
淑子ちゃんがセーラー服を脱ぐと、可愛いブラとパンティ姿になった。そのブラはほとんど盛り上がっていない。26年後の淑子さんのサイズこそ大きいが垂れ気味のおっぱいとは大違いだ。周一氏は舌舐めずりした。もう大きな乳房には飽き飽きしていたのだ。周一氏は女になる以前の女の子の身体に憧れていた。むくむくとペニスが起き上がった。
周一氏は微かに震える手で淑子ちゃんのブラジャーを取り去った。淑子ちゃんはこの男が自分のおっぱいをどう評価するか…といった目で、周一氏の顔を見守っている。周一氏が淑子ちゃんの身体をベッドに横たえる。あるかなきかだったおっぱいは重力に負けて平らになってしまった。周一氏は愛しそうに淑子ちゃんの胸を撫で廻し、乳首の一つに口を寄せて舐め廻した。
「ああん!」淑子ちゃんが反応し、目を閉じて乳首の刺激を味わう。
周一氏は乳首舐め舐めを続けながら、右手で淑子ちゃんの身体を撫で廻した。まだ青いが、ほんのり脂が乗り始めた女体。周一氏は淑子ちゃんの腹を撫で、丸く膨らんではいるがまだ熟していないお尻を撫でた。自分がこれまで知らなかった16歳の女の子の身体。興奮した。手の指を太腿に進める。そこは充分女としての肉がついていて触り甲斐があった。パンティの上から淑子ちゃんの股の間に触る。割れ目を上下に撫でる。
「あははん!」おまんこを撫でられた淑子ちゃんが口を開けてよがる。
周一氏は乳首舐めを中断し、おまんこ刺激を続けながら淑子ちゃんの顔に見蕩れた。口を開け舌を覗かせながらよがる少女。未来の自分の妻。妻の高校生の頃はこんな風だったのだ。愛しさが込み上げて来る。周一氏は淑子ちゃんの口に吸い付き、舌を挿入した。
「うっぷ!」淑子ちゃんがぱっと目を開けたが、おとなしく周一氏の舌を受け容れた。
周一氏は16歳の舌を舐め廻した。周一氏の涎が淑子ちゃんの口内に満ちる。淑子ちゃんはごくりと唾を飲んだ。周一氏がおまんこを弄っている指に湿り気が感じられた。愛液が滲み出たのだ。
周一氏はがばっと起き上がると、淑子ちゃんのパンティを剥ぎ取るように脱がせた。盛り上がった恥丘にちょろちょろと陰毛が生えかけている。26年後の妻の生い茂った陰毛の薮と比較すれば、更地(さらち)同然である。白くふっくらした大陰唇が盛り上がり、割れ目を塞いでいる。周一氏は手をわななかせながらその割れ目を開いた。処女ではないながら、初々しいピンクの肉襞。周一氏はおまんこ全体をぺろぺろ舐めた。
「あっは~んっ!」淑子ちゃんが身をよじる。
周一氏は淑子ちゃんのクリトリスに狙いを定め、ぺろぺろしたりつんつん弾いたりした。
「むははは~んっ!」淑子ちゃんがよがる。「やって!やってよーっ!」16歳の少女がせがんだ。
周一氏は淑子ちゃんの積極性に驚いたが、リクエストに応じて淑子ちゃんの股の間に膝を突き、亀頭をおまんこの下の方に当て、ぐいっと押した。
「は~れ~っ!」淑子ちゃんが満足の叫び声を挙げた。
「この子を帰して来る」淑子ちゃんを従えた周一氏が妻の淑子さんに告げた。
「あら、もう?」キッチンで料理に専念していた淑子さんが振り向いた。
「なんかリクエストがあるって云ってなかった?」と周一氏。
「あるわよ」淑子さんが含み笑いした。
「なんだい?」
「16歳のあなたを連れて来て?」と淑子さん。
「えーっ?」周一氏がたまげる。
「16のあなたって童貞?経験者だった?」淑子さんが聞く。
「ど、童貞だった」周一氏が吃りながら云う。
「じゃ、あたしがセックス教えるわ。うふふ」淑子さんがにんまりした。
周一氏は妻に文句が云えなかった。過去の女子高生時代の妻と自分のセックスは浮気でも不倫でもない。同じ女なのだから。妻が高校生時代の自分とセックスするのも不倫ではない。同じ自分なのだから。それにここ数年妻とのセックスが途絶えていたので、妻の欲求不満も理解出来た。嫉妬する気持などなかった。ただ、童貞の自分が三擦り半などの失態をしでかす心配があって、妻に馬鹿にされるのを恐れたのだ。
「ただいま!」しばらくして周一氏が戻って来た。詰め襟の高校生の男の子も一緒である。
「お帰り」と夫に云って、淑子さんは男の子に気づいた。男の子はどぎまぎしている。「いらっしゃい!」男の子を安心させるように、にこやかに淑子さんが云った。高校の頃の周一氏に違いない。童貞なのだ。淑子さんは舌舐めずりした。
「おいで!」周一氏が後ろを振り向いて云った。
中学生ぐらいの女の子が入って来た。
「あら?誰、その子?」淑子さんが驚く。
「この子、14歳のキミ」と周一氏。
「えーっ?」淑子さんがつかつかと女の子に歩み寄る。顔のほくろ位置は同じだし、女の子が着ている服にも見覚えがあった。「あなたのお名前は?」淑子さんが聞いた。
「木村淑子で~す!」中学二年生の淑子ちゃんがハキハキと答えた。「ここ、どこ?小母さん、誰?」
「んまあ!」呆れた淑子さんが夫に云った。「あなた、中学生の女の子ともやりたいわけ?」
「そういうわけ」澄ました顔で周一氏が云った。
淑子さんが夫の耳に囁く。「こんな胸も出てない子のどこがいいのよ?」
「平らな胸の、毛も生えてない子がいいんだよ」周一氏が囁き返した。
若い子たちが腹ぺこだと云うので、四人はダイニングルームで淑子さんの手作りの料理を食べた。夕食はシチューだったので、四等分するのは簡単だった。
「こいつ」と周一氏がむしゃむしゃ食べている16歳の周一君の方に顎をしゃくった。「キミがおまんこさせてくれると云ったら、喜んでほいほいついて来やがった。一応早漏れしない方法を伝授しといたが、興奮次第でどうなるか分らん」
「小母さん、やらしてくれるんですよね!ボク、嬉しいなあ!」周一君が顔を紅潮させている。
「こんなオバンで悪いけどね…」淑子さんが云った。
「穴さえありゃ誰でもいいってさ」と周一氏。
「んまあっ!」穴扱いされた淑子さんがむっとする。「ところで、淑子ちゃん?」淑子さんが14歳の淑子ちゃんに向って云った。「あなた、この小父さんとセックスするの承知したの?」
お口をもぐもぐさせていた淑子ちゃんが頷く。「あたし、10年後に若い頃のこの小父さんと結婚するんだって。だからいいの」
「へえ?」淑子さんが驚く。中学生の自分はこんなに素直だったのか?
食後、淑子さんは16歳の周一君を伴って夫婦の寝室へ向い、周一氏は14歳の淑子ちゃんとお客用の寝室に向った。
16歳の周一君は周一氏の助言にも関わらず三擦り半で第一戦を終えた。淑子さんは罰として周一君におまんこを舐めさせた。夫がやってくれないクンニを若い時分の夫にやらせて、淑子さんはいい気分だった。
14歳の淑子ちゃんを裸にした周一氏は興奮していた。胸は膨らむ兆候もなかったし、一本の陰毛すら出ていなかった。紛れもない純粋ロリータ。周一氏にとって初の処女である。この可愛い女の子の処女膜を破瓜し、最初の男となるのだ。うしし。周一氏は淑子ちゃんの股の間にうずくまると、そのおまんこを開いた。「なぬ?」処女膜はなかった。
「キミ、きゅうりか何か突っ込んでオナニーしてるの?」周一氏が聞いた。
「ううん」14歳の淑子ちゃんが首を横に振る。
「じゃ、ヘアブラシの柄を突っ込んでるとか?」周一氏が重ねて問い質す。
「ううん」淑子ちゃんが答えた。
「それじゃ何かい?キミ、おまんこしたことあるの?男と?」
「ヒ・ミ・ツ」と淑子ちゃん。
「くそ!」処女の頃の妻とやれるという期待を裏切られた周一氏が頭に来た。周一氏は腹立ち紛れに、犯すように14歳の淑子ちゃんとおまんこした。処女ではなくとも、14歳のきついおまんこは周一氏を悦ばせ、幼い少女のよがり方が周一氏を興奮させた。
「あぐわーんっ!」淑子ちゃんがイった。
周一氏がぴゅーんどぴゅーん!と14歳のおまんこに精液を放った。
次の淑子さんのリクエストは14歳の周一君を連れて来ることであった。周一氏は16歳の自分と14歳の淑子ちゃんを連れてタイムマシンに乗り、二人を元の時間に戻した。
「キミ!」過去から戻って来た周一氏が妻に向って怒鳴った。「破廉恥じゃないか、10歳の頃からおまんこしてたなんて!」淑子さんのリクエストにもかかわらず、周一氏は14歳の自分を連れて来なかった。
「えっ?」淑子さんがどぎまぎする。
「14歳のキミも処女じゃなかった。12歳ならどうかと思ったら、キミはキミの親父と近親相姦していた!キミの10歳の頃の寝室を見張っていたら、キミの親父が忍んで来てキミとおまんこしていた。キミはそういう過去を隠してボクと結婚したんだ」
「…」淑子さんは俯いていた。「ついにバレたのね」
「キミ!おれも近親相姦する決意をした。文句云うなよ!」周一氏が宣言した。
「え?誰と?」不思議だった。周一氏にはおまんこしたがるような親戚はいない筈だ。
「由香とだ」と周一氏。
「ええーっ?」二人の子供である由香ちゃんは12歳のある日、通学途上でトラックに撥ねられて亡くなっていた。「でも、それって不可能でしょ?」
「不可能じゃない。タイムマシンであの事故の前の晩に行ってあの子を連れて来るんだ」
「で、あの子と近親相姦?」
「そうだ。あの子はセックスを知らずに死んでしまった。可哀想じゃないか」と周一氏。「だからおれが教えてやる」
「…」淑子さんには何も云えなかった。
発明狂だけに頭のいい周一氏は周到に作戦を練った。妻に「事故の前の晩」とは云ったが、たった一回のおまんこでは娘の処女を奪うだけで、娘に快感を味わわせることは出来ないかも知れない。苦痛だけ与えてあの世に送るなんて、セックス知らずで死なせるよりももっと酷なことだ。だったら、前夜ではなくもっと前の晩を選び、何度かおまんこして一度でもよがらせてやるべきだと考えた。
ある夜、周一氏が亡くなる数ヶ月前の由香ちゃん(12歳)を連れて来た。淑子さんは狂喜し、由香ちゃんに飛びついて抱き締めた。
「お前っ!」淑子さんがぼろぼろ涙を流す。
「ママ、白髪がある。随分老けたね」と由香ちゃん。
「そらそうよ、30年も経ってるんだもの」と淑子さん。
「ママ?パパがね、あたしにセックス教えてくれるんだって」由香ちゃんが云った。
「まあ、いいこと。リラックスしてやりなさいね、いい?」淑子さんが云った。
「でも、セックスってママとパパがやるもんじゃないの?パパとあたしっていいのかな?」由香ちゃんが聞く。
「いいのよ」淑子さんが娘の悲しい未来に思いを馳せて涙ぐむ。「楽しみなさい」
「よかった!ママ公認なら安心だわ」由香ちゃんがパパを振り向く。「さ、ベッドへ行きましょ」
「あなた!」去りかける夫に淑子さんが呼び掛けた。「やさしくね?処女なんだから」
「わかってる」周一氏が云い、由香ちゃんと手をつないで寝室に去った。
由香ちゃんと周一氏は裸になった。由香ちゃんの胸は真っ平らで少年の胸と変わらない。盛り上がった恥丘と割れ目の周りも真っ白で毛一本生えていない。周一氏は娘の裸の身体を抱き締めた。愛しいわが娘(こ)。思わず涙が出そうになる。周一氏は由香ちゃんにキスした。唇に、頬に、顎に、首筋に。由香ちゃんは父の愛に包まれてうっとりした。周一氏は娘の身体を抱きかかえるとベッドの端に横たえた。上半身はベッドの上、下半身は垂れ下がっている。膝を突いた周一氏は、娘の股の間に顔を寄せ、割れ目を開いた。ピンクの肉がモロ見えになる。さらに大陰唇を開く。ぽかっと膣が口を開けた。薄い処女膜が破れかけたドレープのように垂れ下がっている。(この子は何も突っ込んだことがないのだ。セックスどころか、オナニーも経験せずに死んでしまったのか…)周一氏は哀れみを覚えた。
周一氏は娘のおまんこに口を近づけ、舐め始めた。
「ああーっ、あはーん」由香ちゃんが快感を味わい始めた。
周一氏はわが娘のお尻や太腿を撫でた。12歳の青い肉体。これから咲こうという蕾の身体。この身体を轢き殺したトラックが憎かった。周一氏は舌でクリトリスを舐め、尿道口を舐めた。指を膣のとば口に当て、処女膜を破らない程度に弄る。
「あん、あん、あああーんっ!」めくるめく刺激に由香ちゃんが身をよじる。
周一氏の指が膣からこぼれ落ちる愛液に触れた。娘はおまんこの準備を整えたのだ。周一氏は由香ちゃんの身体全体をベッドに引っ張り上げた。周一氏は娘の両脚を広げながら膝を曲げさせ、そしてその間にいざり寄った。勃起したペニスを押さえながらわが子のおまんこに当てる。腰を押して亀頭を割れ目に当てる。静かにペニスを進める。
「あつっ!」由香ちゃんが悲鳴を挙げた。
「おめでとう、由香」周一氏が云った。「お前は大人になったんだ」周一氏は再度娘の顔中にキスの雨を降らせた。娘のためのお祝いでもあったが、自分が初の処女を経験したお祝いでもあった。
周一氏は娘の乳首を撫でたり、お尻を擦ったりしながら痛みが引くのを待った。僅かにペニスを動かす。「まだ痛いかい?」周一氏が聞いた。
「ん~、もういいみたい」由香ちゃんが云った。
周一氏は二人の身体を擦り合わせるように動かしたり、時に娘の体内深く届くようにグーンっ!とペニスを突っ込んだりした。
「わーっ!ひーっ!んんんん~っ!」由香ちゃんが性感の津波に襲われ、身を痙攣させる。12歳の初体験でも感じるのだ。
周一氏は片手の親指の腹で由香ちゃんのクリトリスを撫でながらおまんこした。
「あぐーっ!むはーっ!」由香ちゃんが身体を弓なりにしてよがる。
周一氏がペニスを上方に突き上げ、娘のGスポットを刺激する。
「ああああああああああああああああ~っ!」由香ちゃんが命日を待たずに死んだ。
「由香ーっ!」周一氏がどばどばドッピューンと射精した。
その後、周一氏は何度か事故以前の夜に娘の寝室を訪れ、親娘で交わった。それは近親相姦という言葉の持つおぞましさはなく、純粋に娘に性的快楽を味わわせる親心に過ぎなかった。由香ちゃんは女としての快楽を味わって幸せだった。
娘の由香ちゃんとのセックスを楽しんでいた周一氏が、試みに一年後の未来にタイム・トラベルしてショックを受けた。周一氏は帰宅してすぐ淑子さんに云った。「おい!大変だ!来年この一帯は大きな津波に飲み込まれて、キミもボクも死んじゃうんだ」
「え~っ?」淑子さんがぶったまげる。「あたし、まだ死にたくない!」
「ボクもだ」周一氏が云った。「逃げよう!」
「え?どこへ?」淑子さんが聞く。
「過去へ」と周一氏。「どこでも、いつの時代でもいい。来年死ぬよりいいだろう」
「嫌でもあなたのタイムマシンに乗らなきゃならないわけね」淑子さんが唇を引き締める。
「そう。で、いつに戻りたい?」周一氏が聞いた。
「あたしたちの新婚時代に戻りたいわ。あなた、毎晩セックスしてくれたもの」懐かしそうに淑子さんが云う。
「キミの親父との近親相姦なんて知らなかったからな」
「それは忘れて、あなた」淑子さんが両手を合わせる。
「問題が一つある。数時間とか半日過去に行く分にはいいが、ずっと暮らすとなるとタイム・パトロールに逮捕される恐れがある」
「なにそれ?」淑子さんには理解出来ない。
周一氏が説明した。「だから、おれたちはひたすら目立たないようにして、日陰者のように暮さなくちゃならん」
「へえ?」淑子さんにはよく解らない。
「考えてもみろよ。おれたちは歴史が数十年後にどうなってるか知ってる。しかも、もう起ったことだから絶対間違えっこない。簡単に占い師になれちゃうんだ。試験の問題だって宝くじの当選番号だって知ってるんだぜ。タイム・パトロールはそういうのを許さないんだよ」周一氏が云った。
「な~るほど」淑子さんがついに納得した。「じゃ、あたしたちが過去に行っても、若返るわけじゃなくて、あたしは42歳、あなたは48歳のままなのね。つまんないわね」淑子さんががっかりした。
「そうなんだ」と周一氏。「起ったことは変えられない。由香はどうやっても救えないし、ボクたちが二人目三人目の子供を作るわけにもいかない」
「あたしたちが来年死なないで済むってだけね」と淑子さん。
「そう。それはまだ起ってないからね。じゃ、行こうか」周一氏が淑子さんの手を差し出す。
「行きましょ、あなた」淑子さんが夫の手を取り、二人はタイムマシンに向かって歩き出した。
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