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08. 兄の介護

有希さん(32歳)は瓜実顔の美人で、ボインでもある。その有希さんが兄さん・徹雄さん(34歳)の面倒を見なくてはならない破目になった。徹雄さんはもともとオートバイの事故で腰を打ってまともに歩けない身体だった。奥さんに離婚され、アパート暮らしを始めたのだが、そのアパートは豪雨の後で雨漏りがした。再三管理人に修理を要請したものの、親会社がうんと云わないとかで直してくれなかった。ある夜、激しい暴風雨が襲った。雨風が激しい間は徹雄さんも天井を睨んで警戒していた。何事もなく風雨が収まって徹雄さんが安心したのが間違いだった。雨漏りというのは時間をかけてゆっくり始まる。床に出来ていた水溜りに気づかず、徹雄さんは大きく転倒し右脚を複雑骨折した。

有希さんは徹雄さんが入院している間に、決断すべきことがあった。兄が退院してアパートに帰った時、誰が徹雄さんの面倒を見るかである。離婚して女房もいない、子供もいない。
「家政婦を雇うと一時間当り安くても1,500円もするの」有希さんが旦那の忠司さん(36歳)に説明した。「午前9時から夜の7時までいて貰うとすると、16,500円。これは安くての場合よ?平均だと33,000円。30日にするとほぼ100万円!」
「介護士ってのもあるじゃないか?」忠司さんが云った。
「介護士は食事を作ってくれないの。調理もするのは介護食士なんだけど家政婦よりちょっと安い程度。でも介護士は掃除や洗濯はしてくれないわ」と有希さん。
「やっぱり家政婦か」
「だけど月に100万円なんて、兄さん出せないわよ、絶対!」有希さんが云った。
「半年もしないで破産だな」と忠司さん。
「それも夜は介添えなしだからトイレにも行けない」と有希さん。
「駄目だよ、そりゃ!」忠司さんが云った。
「じゃ、この家に連れて来る?」
「えーっ!」忠司さんが目を丸くした。「こんな2DKのどこに寝せるんだい?冗談じゃないよ」
「あなたも迷惑よね。だったら、選択肢は一つしかないわ」
「何だい?」
「あたしが兄さんの介護をする。泊まり込みで」
「えーっ?」

夫婦に子供はいなかったので有希さんは身軽ではあった。しかし、徹雄さんの脚が治るまでには何ヶ月もかかることが予測された。そんなに長期にわたって旦那を一人にしておけるものだろうか?しかし、忠司さんはついにオーケーした。選択の余地はなかったからだ。

徹雄さんのアパートは一人部屋なのでベッドは一つしかない。「介護人として住まうならOK」とマネージャーの了解を得、徹雄さんのクレディット・カードでベッド兼用の長椅子を購入し、それを居間の隅に置いて有希さんが寝ることになった。食事は有希さんが朝昼晩全部作る。徹雄さんの下の世話が最も大変である。小はおまるを購入したが、大は有希さんが兄に肩を貸してトイレに行かなくてはならない。忠司さんが車で週に一遍洗濯物を持って行ってくれ、自宅の洗濯機で洗って届けに来た。有希さんも十日に一度は自宅に戻った。夫婦でおまんこするためだ。それは有希さんの性欲のためでもあったが、主に忠司さんの性欲を吐き出させ、浮気や離婚騒ぎを防ぐための策でもあった。

兄と妹の生活が始まった。
「有希、済まないな」徹雄さんが云った。
「なに、云ってるの。たった二人のきょうだいじゃないの。当然よ」と有希さん。
「このアパートの親会社を訴えて慰謝料を貰うつもりだ。医療費を差っ引いた残りはお前に全部やる」と徹雄さん。
「要らないわよ、お金なんか…」と云いつつ、有希さんは兄の感謝の表現が嬉しかった。

夫婦なら一緒に居れば、喧嘩でもしていない限り何か喋ることになる。自分の意志を伝えたり相手の意志を確かめるための会話が不可欠だ。しかし、きょうだいにそんなものは必要ない。相手の性格を熟知しているから、自然に相手の考えも解る。特段言葉にする必要はないのだ。一日中何も話さなくても暮せる。「今夜、なに食べたい?」「カレー」とか「じゃ、買い物に行くから」「ああ、行っといで」ぐらいしか話さなくても済んでしまうのだ。

三ヶ月過ぎた。有希さんは退屈だった。兄の世話と云っても兄は鎮痛剤と睡眠薬を服んでほぼ一日中寝ている。用便は日に数回だけだし、食事作り以外はすることがない。TVはあまり好きじゃなかった。手芸は嫌いだった。熟女の有希さんにはセックスが必要だった。旦那が来る筈もない日、有希さんは兄が眠っているのを確認すると、下半身裸になってオナニーを始めた。有希さんにとって十日に一度の旦那とのセックスでは足りなかった。実際にはそれもあるか無しかだったし。

兄のアパートでオナニーを始めた頃は、恐る恐るだった。一度、うっかり「あああーっ!」とよがってしまい、(いけない!兄さんに聞かれたかも…)と顔が赤くなった。聞こえたのか聞こえなかったのかは分らないが、徹雄さんは何も云わなかった。

有希さんは次第に大胆になった。低い呻き声は抑えなくなった。声を抑えるとあまり気持よくないからだ。ただし、クライマックスの「死ぬ~っ!」というよがり声だけは残念ながら噛み殺した。

ある日の夜10時頃、有希さんは上半身にはキャミソールをまとっていたが、下半身丸出しでソファベッドに横になってオナニーしていた。クリトリスを弄り、膣口を刺激する。「うううう…」(気持いい!)有希さんは、最近人気の若い映画俳優●●に誘惑されている場面を想像していた。(●●が有希さんのおっぱいを揉む)有希さんが自分の乳房を揉む。(●●が有希さんの指で割れ目をなぞる)有希さんが割れ目を上下に擦る。(●●がペニスをおまんこにあてがい、ずぶずぶとペニスを突っ込む)有希さんが指二本をおまんこに突っ込む。「あああああ…」有希さんは親指をクリトリスに当て、指二本を抜き差しする。クリトリスと膣の両方で快感が得られる。「んんんんん…」有希さんが唸る。身をよじりながら快感を味わう。

「有希?」隣室から声がした。興奮している有希さんは気づかない。「有希っ!」兄の徹雄さんの声。
「?!」有希さんが気づいた。(声を聞かれたのだろうか?)「なーに、兄さん?」務めて平静を装って答えたが、声がかすれていた。
「こっちへ来い」と徹雄さん。
「なんなの?トイレ?」(下痢でも催したんだろうか?)
「そうじゃない。とにかく来いよ」徹雄さんが命じるように云った。
(んもう!いいとこだったのに…)有希さんは兄の寝室のドアを細めに開けて顔だけ出す。丸裸の下半身は見せられない。「なんなの、一体?」抗議するように有希さんが云った。
「お前、オナニーしてんだろ?」徹雄さんが云った。
「えーっ?」有希さんがガビーンとなった。知られていたのだ。
「いい年こいてオナニーなんかするな。おれのを使え」と徹雄さん。
「?」有希さんが耳をほじくった。「おれのって何よ?」
「お前が栄養豊富な料理を食べさせてくれるんでな、精力が余ってるんだ」
「だから?」と有希さん。まだちんぷんかんぷんである。(何が云いたいの?)

「お前には世話になるばっかりで何もしてやれない。おれのチンポを提供するから存分に楽しめ」徹雄さんが云った。
「じょ、冗談でしょ、兄と妹でなんて…」有希さんが身体を固くする。
「近親相姦だって云いたいのか?」と徹雄さん。「近親相姦がいけないのは、大人が未成年とやる場合だけだ。成人同士なら親父と娘、おふくろと息子だって構わないんだ。コンピュータで調べてみろよ」
「うっそーっ!」有希さんには信じられなかった。「じゃあ、調べてみるわ」有希さんはTVの横にあるコンピュータを起動して調べてみた。昔は近親相姦に罰則があるほど忌み嫌われていたようだが、現在では確かに成人と未成年の近親相姦が罰せられるだけで、成人同士なら何ら問題ない。(あたしと兄さんと?)そんなこと考えてもみなかった。有希さんは兄の腰の上に股がって、女性上位でセックスしている自分を想像した。興奮した。

「問題ないみたいね」兄の寝室のドアを開けながら有希さんが云った。
「来いよ」徹雄さんが手招きする。
ノーパンティの有希さんが兄のベッドに上がる。兄の股間を見る。そこは膨らんでいない。「立ってないじゃない」
「すぐ立つ。お前のおまんこを舐めさせろ。そしたら立つ」徹雄さんが云った。
「えーっ?」兄におまんこを見られるのが恥ずかしかった。「32歳のおまんこだよ?」色素沈着して黒ずんでいるのである。
「世話になっている恩返しだ。舐めさせろ」徹雄さんが命じる。
「そんじゃ…」有希さんが兄の胸の上に股がり、おまんこを兄の顔の上に位置させた。
徹雄さんは成熟した妹のおまんこと対面した。他人のまんこではない。一緒に育った妹のまんこである。もじゃもじゃの陰毛に囲まれ、変色した陰唇。それでも妹のまんこなら可愛いと思った。「もっと下げろ」
「こう?」有希さんがおまんこを兄の口に近づける。
徹雄さんは両手で妹のおまんこを広げ、ぺろぺろと舐めた。つんつんとクリトリスを弾いたり、べろーんと舐め上げたりする。
「あわーんっ!」もう声を抑える必要のない有希さんが身体を弓なりにしてよがった。

兄は真剣に妹のおまんこを舐めた。不自由を忍んで自分を介護してくれている優しい妹。セックスしてイかせるぐらいで恩返し出来るものではないが、何もしないよりはましだった。徹雄さんは妹の大きく豊かに育った尻を撫でた。太腿もむっちりして色っぽい。いい女になったものだ…。
「兄さん」有希さんが云った。「立った!」後ろ手で兄のペニスを探っていた有希さんが云った。
「これを着けろ」徹雄さんがコンドームを差し出した。
「まあ!」(随分用意がいいこと!)有希さんは兄に感謝しながら、兄のペニスにコンドームを装着し、兄の腰の上に股がる。 「いいか?おれが『タンマ!』って云ったら動きを止めろ」徹雄さんが云った。「でないと我慢出来なくて射精しちゃうから」
「わかった」と有希さん。
「これはおれの快楽のためじゃなく、お前をイかすためなんだからな」
「ありがと、兄さん」有希さんが云った。
「お前、イく時何て云うんだ?『イくーっ!』か『死ぬ~っ!』か?」徹雄さんが聞いた。
「あたし、『死ぬ~っ!』」
「じゃ、お前が『死ぬ~っ!』って云ったら、おれも射精していいんだな?」徹雄さんが確認する。
「そういうこと」有希さんがにんまりした。

有希さんは兄のペニスの角度を調節し自分のおまんこに当てた。静かに腰を落として行く。「あああああーっ!」ずぶずぶと兄のペニスが妹の体内にめり込んだ。有希さんが手を兄の胸の上に置き、ゆっくり上下運動を始める。「あうーっ!むむむーっ!」有希さんが腰を廻す。兄のペニスが妹の体内を掻き回す。「あっはーんっ!」(いいわ、これ!)有希さんは騎乗位で、自分の好きな角度、好きなテンポによるおまんこが気に入った。旦那はいつも有希さんの身体に乗っかって自分本位の性交しかしなかった。騎乗位などさせてくれなかったのだ。

徹雄さんが手招きした。身体を倒せというジェスチャーだった。有希さんが上体を倒し、兄の身体の真上に覆いかぶさる。有希さんの長い髪が垂れ下がる。徹雄さんは、妹の二つの豊満な乳房を絞るように揉み、その一つの乳首を口に含んでぺろぺろ舐めた。
「あああああ!」有希さんがよがった。
徹雄さんは乳首を舌でつんつん弾いたりべろべろ舐めたりする。
「むむ~っ!」有希さんが呻く。
徹雄さんが励ますように腰を突き上げて、妹の体内を突つく。
「おおおおおーっ!」有希さんが上体を起こし、腰の上下運動を再開する。(これ最高!旦つくとのセックスなんか問題になんない!)有希さんが身体を持ち上げ、ずどーん!と落とす。兄さんのペニスが子宮口を突つく。「ぐわーっ!」有希さんは快楽の頂点目指してまっしぐらに駆け上がった。「死ぬ~っ!」
待ってたように徹雄さんがペニスを妹のまんこに突き上げ、どばどばどぴゅーん!と射精した。

兄と妹は興奮が冷めるまで並んで横たわっていた。
「兄さん?」有希さんが云った。
「ん?」と徹雄さん。
「男の人ってどのくらい頻繁にやれるもんなの?」有希さんが聞いた。
「んー、精液が満タンになるまでには三日かかる」
「ふーん?三日に一度か…」有希さんがちょっとがっかりする。
「普通は…だ。しかし、バイアグラを服めば毎日でも立つ」と徹雄さん。
「えーっ?兄さん、バイアグラなんて要らないでしょ?」有希さんが驚く。
「そうなんだが、おれが浮気した時に…」
「それが離婚の原因だったよね?」有希さんが遮った。
徹雄さんは妹の言葉を無視して続ける。「頑張って毎日でもやろうと思ってな。海外通販で買ったんだ、バイアグラ」
「ほんとに毎日立つの?」有希さんには信じられない。
「ああ。精液は充分溜まってないから気持よく射精は出来ないが、立つには立つから、お前の役には立つ。まだいくらかピルが残ってる筈だ」
「へええ?」

有希さんは一応三日を基準にして兄とおまんこした。むらむらして仕方がない時は夕食前に兄にバイアグラを服ませて就寝前におまんこした。

「有希?」ある日、洗濯物を届けに来た旦那の忠司さんが云った。「今日、ちょっと帰って来ないか?」
「なに?どうしたの?」有希さんが聞いた。
忠司さんが有希さんの耳に囁く。「やりてえんだよ」
「え?今日?」性的に満足している有希さんには、ありがたくない話だった。しかし、旦那の性欲を無視すると何が起るか分らない。「兄さん?ちょっと二時間ぐらい、家に戻ってもいいかしら?」
「ああ、行っといで。おれは大丈夫だ」と徹雄さん。
「トイレ、さっき行ったばかりだからいいわよね」有希さんが確認する。
「うん。心配するな」

有希さんは自宅に戻って夫とおまんこした。もちろん忠司さんが上で、有希さんが下である。しかも忠司さんは有希さんの性感帯を充分刺激してくれなかった。有希さんは早く兄さんのアパートに戻りたかった。有希さんはよがる振りをして忠司さんの射精を誘い、早めにセックスを終わらせた。

「旦那とやったのか?」有希さんがアパートに戻ると徹雄さんが聞いた。
「そうなんだけど、全然気持ち良くないの。兄さんとやる方がずっといい」有希さんが答え、甘えるようにベッドの上の兄に抱きついた。
「やるか、連チャンで?」と徹雄さん。
「え?兄さん、立つ?」有希さんがガバと起き上がった。
「立たなきゃ立たせろ」
「どういうこと?」有希さんが聞く。
「フェラチオしてくれれば立つ」
「おお、その手があったか!」有希さんがいそいそと兄のパジャマのズボンを脱がせ始めた。

三ヶ月おきに病院へ行き、X線写真で骨の回復状況を調べなくてはならない。民間救急車を呼び、男性乗務員二人に車椅子に乗った徹雄さんを運んで貰う。六ヶ月経ってもギプスは取れなかった。

それどころか一年経ってもギプスは取れなかった。

兄と妹のセックスは続いていた。夫とのセックスには不満が残る有希さんであったが、騎乗位で自分がコントロール出来る兄との性交では必ず満足出来た。有希さんはセックス中毒になっていた。

「悪いわね、兄さん」兄妹まんこを終えて、二人並んでベッドに横たわりながら、有希さんが云った。「いつもディルド代わりに使わせて貰って…」
「なあに、おれだっていい思いさせて貰ってるんだ。気にするな」徹雄さんが云った。
「兄さん?」と有希さん。
「何だい?」
「愛してる…」有希さんが云った。
「おれのチンポを愛してるんだろ?」徹雄さんがからかう。
「ほんとよ!ほんとに愛してる。チンポもだけど…」有希さんが正直に云う。
「あはは。有希、おれもお前を愛してる。お前のまんこもだけど…」徹雄さんが云った。
「あはははは!」今度は有希さんが笑った。

「あたしね、興信所にあの人のこと調べさせようかと思って…」有希さんが兄の胸毛を弄りながら云った。 「何を?」
「あの人、あたしの身体を求めて来なくなったの。浮気してるんじゃないかと思うのよ」
「えーっ?」
「浮気してたら離婚して、慰謝料代わりにあの家を貰うの。でもって兄さんと住むの」有希さんが云った。
「おいおい、一生おれとおまんこするつもりかい?」徹雄さんが呆れた。
「嫌なの、兄さん?あたしに厭きて、脚が治ったら浮気する?」有希さんが兄の顔を窺う。
「さあな。男は浮気性だからな」と徹雄さん。
「キーっ!このーっ!」有希さんが兄の胸毛を引き毟る。
「いででででででーっ!」徹雄さんが悲鳴を挙げた。




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