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4. 友情あるセックス

「何よ、二人してそんな真剣な顔して」とおばさんが云った。談判でもしに来たように川上君と佐藤君が膝を揃えて正座していたからだ。

川上君が口を切った。「実はこの前ポルノ映画を観たんです。その中で凄く興奮するシーンがありまして、で、佐藤にも観ろと勧めたんです。佐藤も興奮して、できればおばさんとやれないかと云い出して」
「お前が云い出したんじゃないか、おれじゃないよ」
「でも、お前もやりたいって云ったじゃないか」
「それはまあ、そうだけど」

おばさんが、「焦れったいわね。どういうことなの、一体」と聞いた。

佐藤君が「おばさん、二対一でやったことありますか?」
おばさん、「え、どういう意味?」

佐藤君が説明した。「映画では二人の男が一人の女と同時にやるんです。男の一人が寝そべって、女が男にまたがっておまんこします。その女の背後からもう一人の男が、女のお尻の穴につがって、女の両方の穴を同時に攻めるんです。二穴同時攻めとか云って」

「まあ、凄そうね。初めて聞いた」
「で、おばさんが川上のサイズならお尻に入れてもいいという話を聞いたもんですから」
「あら、熊野君が喋ったのね?おしゃべりね、あの人」
「駄目でしょうか?」

そこで川上君が云った、「おばさん、おばさんが嫌ならいつ止めてもいいです。佐藤と僕は仲良しですから、一生に一度おばさんの身体に一緒に繋がったという、その一瞬の想い出が作れるだけでもいいんです。ほんと、僕らイカなくてもいいですから、入れるだけでも入れさせて下さい。お願いします」

「わかったわ。佐藤君はいつも通りあそこで、川上君がお尻ね?お尻はあそこと違って、そう大きく伸縮しないのよ。だから、ギュっと入れられたら凄く痛いの。少しずつ、あたしの指示通りに入れて貰わなければ駄目。いいわね?」
「ハーイ!」と二人は小学生のように声を揃えた。

おばさんは二人に裸になるように命じ、自分も着物を脱ぎ出した。こんなことは初めてだ。川上君と佐藤君は思いがけないおばさんのストリップ・ショーを観ることができた。二人も着ているものを全部脱いだ。おばさんが最後の一枚を脱ぐ頃には、二人の一物は完全に勃起していた。二人はゴムを装着してスタンバイした。

裸になったおばさんは、化粧台の引き出しからワセリンの瓶を取り出し、川上君に渡した。「これを塗って頂戴」そう云って四つん這いになり、川上君に尻を差し出した。川上君はワセリンをつけた指をおばさんの肛門に入れようとした。確かにおまんこと違ってきつい。(こんなところにペニスが入るだろうか?)おばさんが「今は緊張してるけど、その時になったら緩めるから…」と説明する。事実、おばさんが深呼吸して息を吐くと、川上君の指はゆるゆると行き来できた。

佐藤君は布団の上に仰向けに横たわった。ペニスはもうびんびんに直立している。おばさんは佐藤君の身体にまたがり、やや身体を浮かして佐藤君のペニスを捉えた。深く静かに、佐藤君のペニスはおばさんのおまんこの中に隠れた。佐藤君は目を閉じ、その局部の感触を味わった。おばさんはゆっくりと佐藤君の胸の上に倒れ込み、佐藤君のペニスが外れないように注意しながらお尻を上げた。

川上君はおばさんに指示されるまでもなく自分の番が来たことを悟った。膝で前進して、おばさんのお尻に自分のペニスをあてがう。

「川上君。焦らないでね。あたしが息を吐く時にちょっとずつ入れるの。いいわね?時間をかけてね?」

おばさんは川上君に聞こえるように、やや大袈裟に深呼吸した。「スーッ、ハーッ、スーッ、ハーッ」佐藤君は「ハーッ」の時にちょいと自分の腰を押す。まだ入ったわけではない。「ハーッ」また押す。亀頭の先端が少しお尻の穴を覗いた感じ。「ハーッ」もう一度押す。やや入った感じ。しかし、川上君には何の満足感もない。(これなら佐藤の役の方が良かったな…)川上君は後悔し始める。「ハーッ」もう一突き。おばさんが、「焦っちゃ駄目よ。ゆっくりね」と駄目を押す。「ハーッ」ワセリンの効果があって、ぬるっと一気に前進した。「うっ。川上君、一寸待って。いいと云うまで動かないで」とおばさんが念を押す。おばさんは痛みが引くまで一人で「スーッ、ハーッ」を繰り返した。「いいわ。次ぎに吐く時にまた入れなさい」と、おばさんが云った。「ハーッ」川上君は静かに一突きした。(やった!)川上君の一物の半ばはおばさんの肛門に納まった。「入りました!」川上君が震えながら云った。何か犯罪を冒しているような、そんな心持ちだった。

どうなることかと心配していた佐藤君は、いい知らせに喜んだ。それまで、おばさんと川上君の真剣さに打たれて、目の前におばさんの口があってもキスもできず、ぶら下がっているおっぱいに触ることもためらわれていたからだ。

おばさんは、「川上君はあまり大きく動かないで、じっとしていて。佐藤君とあたしが動くから。最後になるまで我慢してね?」

川上君は「ハイ」と答えた。確かに、おまんこよりは格段にきつい。おばさんを痛い目に会わせるわけにはいかないから、じっとしているより仕方がない。下ではおばさんが佐藤君にキスしている。川上君は身体を倒しておばさんのおっぱいに触ろうとした。「ああああ」おばさんが溜め息をついた。川上君のペニスがかなり外に出たのだ。しかし、川上君は悟った。お尻にペニス全部入れても気持ち良くないのだ。締まっているのは肛門だけであり、中には何もない。おまんこのようなトンネルもなく、いわば巾着のような構造なのだ。それなら、感じやすい亀頭周辺を入れるだけにして、それを小刻みに出し入れすればいいのだ。

佐藤君とキスし、背後の川上君から乳房を揉まれているうちに、おばさんはお尻の痛みを忘れた。学生たちに両方の穴を塞がれているという初体験の興奮で、もう脳味噌が爆発しそうだった。

佐藤君はおずおずと腰を動かした。何かいつもと違う。おばさんのおまんこはもっと柔らかい筈だ。「そうか、川上のペニスか!」川上君も佐藤君のペニスの動きを感じていた。仲良しではあるが、ホモではないのでお互いのペニスなど触ったことはない。「一つ釜の飯」というが、「一つ女体」を上下で分ち合い、一枚の膜を隔ててペニスをこすり合わせると、ただの友人以上の存在になった思いがした。

佐藤君の動きに応答すべく、川上君もちょっとペニスを出し入れした。佐藤君もすぐそれを感じ、一種の感動を覚えて応答した。二人はおばさんの肉体を通して会話していた。おばさんも川上君が云った「一生に一度おばさんの身体に一緒に繋がりたい」という言葉を思い返し、二人を結びつけている自分の役割に感動していた。

川上君はおばさんのおっぱいを揉みしだき、佐藤君はおばさんの豊かなお尻を揉みしだいた。おばさんは四本腕の怪物に身体のあちこちを弄ばれ犯されているような幻覚を味わっていた。それは一対一のセックスでは味わえない、この世のものとは思えない陶酔境だった。巨大な怪物は次第に彼女の身体の八方に触手を伸ばし、口を吸い、耳を舐め、乳房をまさぐり、乳首をいたぶり、尻を抓った。

その怪物の幻想はおばさんを昂ぶらせ、知らず知らずに腰を動かした。学生二人の蝶番となったおばさんの動きは、学生二人が同時に快感を得る動きだった。おまんこに繋がっている佐藤君は遠慮会釈無くそれに応えた。肛門に繋がっている川上君は小刻みにそれに応じた。膜を隔てた二つの男根の存在は、否が応にもおばさんを頂点へと導いた。「あわあわあわあわわわわ」おばさんは呻いた。

佐藤君と川上君は上下で目配せし、二人同時に発射すべくラストスパートをかけた。二つの男根がおばさんの体内の膜の上下でこすれあった。おばさんの興奮は度を越したものとなり、「ひいいいい」ともう声にもならなかった。「おーっ!」「あーっ!」川上君と佐藤君は同時に最後の雄叫びをあげ、おばさんの二つの穴にどっこんどっこんと精液を放出した。

おばさんは佐藤君の胸に突っ伏した。失神状態だった。佐藤君はやさしくおばさんの背を撫でた。川上君は好奇心でおばさんのおまんこに手を伸ばした。川上君はおばさんのおまんこを塞いでいる佐藤君のペニスに触れた。佐藤君もそれを感じた。ドキッとした。それはいままでに無い刺激だった。男同士の性的接触。それは二人にとって初めての経験だった。佐藤君もおばさんの肛門を塞いでいる川上君のペニスに触れた。川上君もドキーンとした。お互いに表に出た部分のペニスを触りっこしているうちに、新たな興奮が二人を昂ぶらせ、二つの男根はまたもや目覚めた。

川上君はペニスをおばさんの肛門から抜き、ゴムを外した。佐藤君は胸の上で失神したおばさんをそっと傍らに滑らせ、布団に横たえて長襦袢を着せかけた。佐藤君もゴムを外しながら、じっと川上君の勃起したペニスを見つめ、川上君も佐藤君のそそり立つものを見つめた。言わず語らずで二人は横になると、自然に69の体勢を取った。佐藤君は川上君の一物に顔を近づけ、やおらぺろぺろと舐めた。川上君はいきなり佐藤君の一物を口に含み、唇をすぼめて前後に動かした。佐藤君も川上君の全部を口に入れ、同じ動作で応えた。

男同士、快楽のツボが解っているので、二人の動きには無駄がなかった。二人はお互いのペニスから滲み出て来たアルカリ液を味わい、次ぎなる射精を予感した。二人は相手の奉仕による快楽をむさぼりながら、同時にありったけの舌と唇のテクニックを使って相手に奉仕していた。高まりが近づいた。二人とも受け身ではいられず、腰を動かして相手の口を攻めた。「があがめ〜(川上〜)!」と佐藤君が呻き、川上君は「あど〜(佐藤〜)!」と呻いた。二人は同時に射精し、射精しながらも相手の一物を含んだ口を動かすのを止めなかった。最後の一滴を放つまで、男の一物には動きが欠かせない。二人は友のために、それを忠実に実行した。二人は相手の精液を味わい、ごくりと呑み干した。こうして、二人は新たな悦楽の方法を見つけ、これまでにない友情の深まりに胸を高鳴らせた。




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