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5. 近親より愛をこめて

おばさんには13歳になる息子・茂君がいた。この子は普段はおばさんの叔父さんのところに預けられていた。叔父さんはおばさんの母親の弟で、関西に住んでいた。その叔父さんがゴールデン・ウィークに茂君を連れて上京して来た。

天気の良い日の午後、茂君は学生たちと裏の空き地でソフトボールで遊んでいた。彼らの喚声を聞きながら、室内で叔父さんとおばさんが向かい合っている。叔父さんが何か紙箱をふりかざして喋っていて、おばさんは首をうなだれて畳の目を数えていた。

「トイレット・ペーパーが切れたさかい、納戸を開けて上から下まで点検しとった。そしたらこれや。コンドームの山や。あるわ、あるわ、売るほどある。未亡人とコンドームほどけったいな取り合わせもないよって、びっくりしたわ、ほんま。あんはんに恥ずかしい思いさせる前に思うて、二階の学生んとこ行って聞いたんや。『克子、男いるのか?よく訪ねて来るのか?』云うて。学生ら、首振って『お客の姿やらなんやら見たことない』と口を揃えて云いよる。(ほな、なんでコンドーム?)思うてな、『あんはんらのどなたはんか、克子とできてると見たが、どや?』鎌かけてみた。学生、みんな押し黙ってお互いに顔を見合わせとる。『みんなか?みんなできてるのか?』学生らが否定せんよって分った。みんなや。それで、コンドーム山ほど要るんや」

おばさんは、うつむいたままかぼそく云った。「あたし、何も悪いことしてません」
「悪いこととは一言も云うてへんよ、カッちゃん。高校、大学、一番やりたい盛りや。わいも覚えがあるわ。日に三度でも四度でもでける。やりとうてやりとうて、勉強身につかん。で、あんはんの出番や。偉い!」

「そんな、大仰な」
「大仰やない。わてはカッちゃんをおしめの取れんうちから知っとるが、可愛い、いい娘になる思っとった。それが、可愛いだけやのうて、学生に慈悲をかける菩薩のようになっとる。わては感動しとるんや」
「叔父さん、おだてないで下さい。もうこの話はやめましょう」
「そうはいかん。カッちゃん、わいにも一発やらしてえな」と叔父さんはおばさんににじり寄った。

「なんですって?」
「わいはな、カッちゃんが子供の頃からやりたい、やりたい思うとったんや。35年越しの恋や。な、ええやないか」
「冗談は止めて、叔父さん。駄目です」
「ほな何か、他人の学生たちには自由にやらして、身内のわいはあかんちゅうのんか?おかしいやないか?」
「身内だから駄目なんじゃないの。叔父と姪ですよ!」
「叔父、姪かて、所詮、男と女や。見てみ、この膨らみを。カッちゃんを求めておっ立っとる。やっていかんもんやったら立つわけない。やるのが自然なんや」

叔父さんは自分の体重をかけておばさんを押し倒した。
「叔父さん、いけないわ、止めて!」
「叔父さんやない、いま一人学生が増えた思えばええんや。ちと老けとるけど」

叔父さんは、おばさんの両手を広げて畳に押しつけ、脚を器用に使っておばさんの股を広げた。おばさんは抵抗しようとするが、叔父さんの力と重みで磔(はりつけ)になったように身動きできない。叔父さんはズボンの中の固い膨らみをおばさんの股間に押しつけ、ゆっくりずり上げ、ずり下ろした。おばさんが顔をそむけているのをさいわい、叔父さんはおばさんの首筋を舐め始めた。「あああ」おばさんが思わず声を漏らす。叔父さんはおばさんの耳たぶを噛み、耳の中を舐め廻す。学生と違ってベテランは芸が細かい。おばさんは逃げようともがくが、叔父さんの押さえ込みから脱出できない。そのうちに叔父さんの下半身の動きのリズムがおばさんの股間を昂ぶらせ始める。おばさんの抵抗は弱まった。

おじさんはおばさんの顔を見据え、
「カッちゃん、わいはずっとカッちゃんのこと好きやったんや。嘘やない。ほんまや」
「姪を強姦しながら何云ってるのよ」
「これ、強姦か?求愛やで。強姦やないで。そない云うんやったらここで止めよか?」
「やめないで、叔父さん」
「そうやろ。あんはんもやりたいんや。わかっとるがな」
「でも、茂がもう戻って来るわ」
「なに、まだ野球の声がしとる。小一時間は戻ってこん。たっぷり時間はあるがな」
叔父さんは磔(はりつけ)攻撃に終止符を打ち、おばさんの着物をはぎ取った。叔父さんも裸になった。

叔父さんは両手でおばさんのおっぱいを撫で上げ撫で下ろした。次いで、両方の掌を乳首に接触させ、大きく旋回させる。おばさんは無類の局部刺激にゾクゾクする思いを味わう。叔父さんは先ほど成功を納めた首舐め、耳舐めを再開する。「止めて〜!」とおばさんが喘ぐ。叔父さんはおばさんに口づけし、おばさんの舌を探る。叔父さんは軽くおばさんの舌を噛んだりして、舌の絡み合いを続ける。

「叔父さん、あたしが好きだっていう証拠を見せてよ」とおばさんが云った。
「よし。見せたろうやないか」

叔父さんはおっ立ったものにゴムを装着すると、自分が床に仰向けになり、おばさんをお腹に乗せた。
「わいの自慢はな、おなごがイクまで絶対漏らさんちゅうことなんや。可愛いおなごのためならなんぼでも我慢できるんや。カッちゃん、わいのちんぽ、思う存分使うておくれ」

おばさんは中腰になって叔父さんのペニスをおまんこに納め、馬上の人となった。膝で屈伸する。二人の肉体の接点は性器だけ。愛も恋もないセックス・マシーンのようだ。それはそれでとてもエロチックな興奮をもたらす。おばさんは目をつむって、局部に意識を集中する。学生たちに身を任せている時には味わえない、思いのままに自分の快楽を追求できる自由な悦び。自分のリズム、自分のテンポ。おばさんの身体の中で、何か大きくうねるような、疼くような、はち切れそうな感覚が押し寄せる。おばさんは叔父さんのペニスを中心に大きく身体を廻す。おまんこ内のあちこちの襞をペニスが駆け巡る。「あああああ」おばさんは、津波のような興奮に恐れを抱き、屈伸を中断して叔父さんの胸に倒れる。

叔父さんはおばさんの口を吸い、「カッちゃんの唾おくんなはれ」と云った。
「え?」
「あんはんの唾をわいの口に入れとくれちゅうとるんや」
これも中年の倒錯的な快楽の追求に違いなかった。おばさんはちょっとたじろいだが、口をもごもごさせて唾を集め、叔父さんが口を開けて待っている上からたらーりたらりと垂らした。叔父さんはおばさんの顔を見つめ、おばさんも叔父さんの顔を見返した。叔父さんはごくんとおばさんの唾を呑み干した。確かに叔父と姪ではなく、男と女だった。おばさんはガキッと叔父さんに接吻し、叔父さんの舌を吸った。叔父さんはついに姪の心を捉えた歓喜にうち震えた。叔父さんはおばさんの両方のおっぱいを揉みながらおばさんの身体を起し、おまんこの続きを促した。

一時の休みを得て、おばさんに新たなエネルギーが充填されていた。今度は叔父さんに覆いかぶさるように両手をつき、楽な体勢で身体を上下させた。叔父さんは目の前にぶら下がる豊かなおっぱいを舐めた。そして、おばさんのリズムに合わせて下から腰を突き上げた。おばさんの体中に戦慄が走った。「ああ〜!」くずおれそうなおばさんを叱咤するように、叔父さんは突き上げる動きを止めない。「死ぬ〜!」おばさんから日頃にない言葉が漏れた。おばさんは(死んでもいい!どうにでもなれ!)と叔父さんのペニスで身体を刺し続けた。「あああああっ!」おばさんは絶叫し、天国に昇った。

叔父さんは今はゆっくりとソフトに腰を突き上げ、おばさんの余韻を邪魔しない程度におばさんの快楽を引き伸ばしていた。おばさんがぶるっと身体を震わせた。叔父さんはペニスを抜かずにおばさんを抱きかかえて起き上がり、膝の上に乗せる体勢でおばさんを抱き、おばさんの身体を軽々と上下させた。おばさんを可愛い人形のように扱っているようにも見え、等身大のダッチ・ワイフを使っているようにも見えた。いずれにせよ、おばさんはまだ快楽の余韻に浸っていて、自分がどう扱われているか気にしなかった。

「カッちゃ〜ん!」叔父さんの口から切ない声が漏れ、おばさんは乱気流に巻き込まれた飛行機のように激しく上下させられた。叔父さんはどばどばと精液を放ち、ついに憧れの姪との性交を成就した。(姪とやれる叔父はそうおらんで。最高や)叔父さんは幸福感に満たされ、そのままおばさんを愛しそうに抱き締めた。

(次章に続く)




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