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12. お股行進曲

「わいも早苗ちゃんとやりたいねん」と叔父さんが云った。しかし、叔父さんは数メートルも精液をぶち上げる自信はなかった。「茂君、わいどないしたらええと思う?」
茂君はしばらく考えていたが、「小父さんは明るい性格で好かれたらいいんじゃないかな?」と云った。
「ふーん、明るい性格かいな」

数日後、早苗ちゃんが幸ちゃんの部屋にいる時、叔父さんがドアをノックした。叔父さんは『スーザ行進曲集』とかいうカセット・テープを手にしていた。

「やあ、早苗ちゃん、こんにちは」と云いながら、叔父さんはテープを幸ちゃんのラジカセにかけた。威勢のいい音楽が飛び出してくる。いったんテープを止め、叔父さんは二人に向き直った。
「二人にお願いがあるんや。これはわいの子供時代からの夢や。それをかなえてやってほしいんや」
「小父さん、一体なあに?」と幸ちゃん。

「わい、こう部屋の中央で寝転んでまんねん。二人にわいの顔をまたぎながら行進してほしいんや」
「えーっ!H!」幸ちゃんと早苗ちゃんが声を揃える。
「そうや、Hや。否定はせん。けど、こないなんも男の夢の一つなんや。あんはんらもそれを知っといて損はないがな。さ、やろやろ。幸ちゃん、テープ廻してくれへん?」

スイッチを入れたものの、顔を見合わせていた幸ちゃんと早苗ちゃんだったが、音楽に乗せられて身体が動き出す。二人は腕を振って、脚を高く上げて行進を始めた。行進と云っても、狭い四畳半だからぐるぐる廻るだけだ。叔父さんのリクエスト通り、二人は叔父さんの顔をまたいで歩く。叔父さんを蹴飛ばしたり踏みつぶしたりしないよう、結構気をつかう。

畳みに仰向けになった叔父さんは、スカートの中丸見えの絶景に興奮していた。次から次へとパンティ丸出しの行進が続く。行進は果てしなく、女の子の股がえんえんと見られる。(なんで、こないなアイデアとっくに思いつかなんだんやろ。素晴らしい眺めや。18歳ぐらいなら最高やろが、贅沢云っとれへん。ええな、ええ眺めや)

行進曲と二人のドタドタ云う足音は、勉強中の学生たちの好奇心を呼び覚まし、一人、二人とドアの隙間から覗き込んだ。「面白そー!」と四人が入って来て、一階からは茂君まで乱入して来た。とても六人が寝転ぶことはできず、おしくらまんじゅうが始まる。

叔父さんが怒鳴った。「こら!静かにせんかい。仕方ない。廊下でやろ」

男たちは全員、二階の廊下に寝そべった。叔父さんが「ほな、行進始め!」と云うと、幸ちゃんと早苗ちゃんが行進を再開する。学生たちだって、小学校の頃から憧れていたスカートの中だ。それが堂々と見られる。女の子の脚、太股、股、白いパンティが恥ずかしげもなく通過して行く。みな、その光景に感動し、いつしか全員がズボンからペニスを出し、しごき始めていた。幸ちゃんと早苗ちゃんは、自分たちが男性たちを興奮させているのが誇らしく、えんえんと行進を続ける。

そこへ、(何事?)とおばさんが上がって来た。「まあ!」おばさんはあまりの馬鹿馬鹿しさと男たちの単純さに呆れ返った。「あんたがた、床を汚したらみんなでお掃除するんですよ!」と云い捨てて、階段を降りて行った。男共は「ハーイ!」と声を揃えた。




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