[banner]


5. 仰げば尊し

おばさんは幸ちゃんに家庭教師をつけることにした。といっても、その先生はどっかから通いでやって来るわけではない。先生の候補は下宿に四人もいたからだ。授業料は下宿代からさっぴけばよい。おばさんが四人に相談すると、全員が希望した。おばさんは学生たちの得意科目を聞き、中学・高校で広範囲な科目にまんべんなくいい成績を取っていた三浦君を選んだ。で、三浦君が幸ちゃんの先生になった。

週一回、夕食時間前の一時間が三浦先生の担当と決められた。幸ちゃんは学校から戻って着替えをし、宿題を済ませ、それを三浦君にチェックして貰う。それから学校の授業でよく分らなかった部分を教わる。時間が余れば、三浦君が出題する問題に挑戦する。

三週目、四週目に入ると、幸ちゃんは勉強が面白くなった。三浦君の補講のおかげで、学校の授業がよく呑み込めるようになり、先生から誉められることが多くなったからだ。幸ちゃんは三浦君に感謝し、三浦君を「先生、先生」と呼んで尊敬した。

先生と呼ばれて三浦君も悪い気はしない。三浦君も幸ちゃんが可愛いと思うようになって来た。

普段は座卓に向かい合って座っているのだが、ある時、三浦君は「その問題はこうでしょうが…」と幸ちゃんの横に廻って肩を並べようとした。その瞬間、三浦君は甘酸っぱい匂いを嗅いだ。少女の身体が発する青い香りだ。三浦君は「スーッ!」と大きく息を吸った。
「先生、幸、なにか匂いますか?」と幸ちゃんが聞いた。
「いや、いい匂いだなあと思って…」
「シャンプーかなあ?」
「そうかも知れない」

それ以後、三浦君が幸ちゃんを見る目が変わった。幸ちゃんが問題を解いている間、三浦君は幸ちゃんの表情や身体を観察し、胸がどきどきするようになってしまった。おばさんという成熟した女性とのセックスで三浦君は満たされた日々を送っていたはずだが、未成熟な少女に憧れるロリコン症候群を患ってしまったのだ。

《先生ほどスケベな存在はない》と云われるが、三浦君もそれは正しいように感じた。「先生、先生!」とつぶらな瞳が尊敬のまなざしで寄って来れば、ちょいとぐらい触っても許されるような気になるし、それが許されるのならもう一寸Hなことをしたくなる。「女生徒にわいせつ行為をして免職」とか、「変態教師逮捕さる」などという新聞記事が多いのも頷ける。

三浦君も幸ちゃんと肩を並べたり、幸ちゃんの背後に立って彼女の肩に手をおいたり、とにかく考えられる範囲で幸ちゃんとのさりげない接触を試みた。三浦君が幸ちゃんの存在を意識するにつれ、口中に唾が溜ってどうしようもなくなった。頻繁に「ごくり」と呑み込まなくてはならないが、それが幸ちゃんに聞こえているのではないかと心配になるほどだった。

幸ちゃんも三浦君の変化に気付いた。(先生はあたしが好きなんだろうか?これって、あたしの考え過ぎだろうか?)幸ちゃんは三浦君をテストしてみることにした。座卓から長く脚を投げだしてみる。(先生、あたしの脚見てる!)臍だしルックにしてみる(先生、あたしのお臍見てる!)

三浦君の網膜には幸ちゃんの細く長く白い脚が目に焼き付いた。白いお腹の可愛いお臍も脳裏に刻まれた。次第に三浦君は、目の前の少女を想像で裸にして見るようになってしまった。しかし、想像できない部分がいくつもあった。(あの胸はまだ平らなのか、もうぷくりとふくれているのか?あそこに毛は生えているのだろうか?おまんこはどんな形で、どんな色をしているのだろうか?)これらの未知の領域は三浦君の空想のブラックホールとなり、彼を悩ませた。(くそ、ブラックホールを消滅させたい!)

しかし、お世話になっている下宿の女主人の娘に手を出すのはまずいと三浦君は思った。おばさんとのセックスだけで満足すべきだった。しかし、手を出せないとなると、その禁断の木の実はとてつもなく美味しそうに感じられ、日が経つにつれその想像上の美味しさがどんどん増幅されて行った。

その日、三浦君は定時に幸ちゃんの部屋を訪れたが、部屋は空っぽだった。幸ちゃんはクラブ活動で遅くなったとかで、数分遅れであたふたと駆け込んで来た。
「先生、ごめんなさい」
「着替えるんなら、ぼく外に出るけど?」
「いいんです、このままで」

セーラー服姿の幸ちゃんの姿は、三浦君を呼吸困難にした。三浦君の口内は生唾の洪水となり、早鐘のような心臓の音は幸ちゃんの耳にも届くのではないかと思われた。セーラー服から出ている可愛い顔、制服のプリーツ・スカートから出ている白い脚、ソックス。三浦君は、もうたまらなくなった。

「幸ちゃん!」
「何ですか、先生?」
(抱かせてくれ!)と云いたかったが、「ダ、ダ、ダ」と吃って、後が続かない。
「大丈夫ですか、先生?」
「大丈夫じゃない。もう、ぼくの頭割れそう!」
「お薬、なにか要ります?」
三浦君は首を振った。その時、幸ちゃんは気付いた。(先生のズボンが大きく膨れあがっている!セーラー服のせいだわ、きっと!小父さんみたいな中年だけが興奮するのかと思ってたけど、大学生にも効くのかあ!)

三浦君は癲癇(てんかん)を起して泡を吹いて気絶してしまった。幸ちゃんは三浦君が舌を噛まないように鉛筆を口に噛ませた。

しばらくして、三浦君の意識が戻って来た。まだ目に焦点が合う前に、三浦君は何か非常に満たされた感覚を味わった。(何だろう、この満足感は?)おばさんのイメージが湧いて来た。(そうか、お珍々が女性のおまんこに納まっている満足感だ!)やっと焦点が合った。

セーラー服の少女が三浦君の腰にまたがっておまんこしていた!「幸ちゃん!」
「だって、先生のお珍々ずっと立ちっぱなしだったの。健康に悪いんじゃないかと思って」

仰げば尊し我が師の恩。教え子が先生の身を気遣っている麗しい姿だった。三浦君は教師冥利に尽きる幸福感を味わっていた。

三浦君は幸ちゃんのプリーツ・スカートの上から幸ちゃんのお尻に触った。(あああ、素敵な感触!)セーラー服の上から胸に触った。(何もない!そうなのか)スカートを持ち上げて、勃起したペニスを上下する無毛のおまんこを見た。(わーお!)興奮してまた癲癇を起しそうだった。

三浦君は起き上がって幸ちゃんを座らせ、震える手でセーラー服を脱がせた。幸ちゃんの全貌が曝け出された。ブラックホールは消えた!三浦君は満面の笑みを浮かべた。幸ちゃんも三浦君が自分の身体を愛してくれていることを感じ、三浦君に抱きついた。

「先生、次は性教育の補講よ!」




前頁目次次頁


Copyright © 2003 Satyl.net
E-mail: webmaster@satyl.net