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6. 少年よ大志を抱け

幸ちゃんが異変に気付いたのは数週間前だった。幸ちゃんの洗濯物のカゴの使用済みパンティが、洗おうとすると奇妙にゴワゴワになっている。匂いを嗅ぐとそれは乾いて日数の経った精液の匂いがした。誰かが幸ちゃんの使用済みパンティに射精しているのだ。これが頻繁に繰り返された。幸ちゃんは、そういうHな男が世の中にいることは知っていた。しかし、なぜ、この下宿で?

おばさんによる学生たちへの“オリエンテーション”期間中、幸ちゃんと叔母さんは自粛して学生に性的アプローチをしていなかった。しかし、おばさん一人とはいえ昼夜学生たちに身を任せ、彼らが欲求不満にならないように心を砕いていたわけだから、学生たちがオナニーしなければならない理由はないはずだった。茂君や叔父さんは、「幸、やらして」と云えば済むので、彼らが幸ちゃんのパンティに射精するわけがない。“三浦先生”も容疑者リストから外せる。残るは三人の学生だ。(一体、誰?)幸ちゃんは気になった。

ある夜、幸ちゃんが寝入っている部屋に黒い影が忍び入った。幸ちゃんは短い薄手のネグリジェを着て寝乱れていた。黒い影は幸ちゃんの洗濯物カゴから使用済みパンティを抜き出す。月明かりに浮かぶ幸ちゃんの肢体を凝視しながら、黒い影はジッパーを下ろしてペニスを引っ張り出し、やおらそれをパンティにくるんでしごき出した。黒い影の呼吸が荒くなり、「あうううんん!」と微かな呻き声を立てて、黒い影が果てた。

「杉山さん!」黒い影はギョッとなって身体を硬直させた。幸ちゃんは同じ姿勢で目をつぶっている。 「じたばたしないで。もう全て分ってるんだから」幸ちゃんが云った。幸ちゃんはガバッと起き上がると、杉山君の手をグイッと掴んだ。杉山君はホラー映画の犠牲者のように驚愕し、ほとんどおしっこを漏らしそうになった。幸ちゃんが掴んでいる杉山君の手は幸ちゃんのパンティを握っており、いま発射したばかりの精液を滲ませていた。

「杉山さん。もう遅いから、明日お話ししましょう」と幸ちゃんが云った。「ただし、あなたがしたことをあたしのお母さんに告げれば、あなたはこの下宿から追放でしょうし、あなたがしたことを警察に届ければ、警察は大学に伝えるでしょう。つまり、あなたの運命はあたしが握っているってことを忘れないで。ネ?」

杉山君は死刑執行前夜の囚人のように首をうなだれ、自分の部屋にとぼとぼと戻って行った。翌日、幸ちゃんとの話し合いを思い患った杉山君は、大学にも行かずひたすら幸ちゃんの下校時間を待っていた。

「トントン」とドアがノックされ、「幸です。杉山さん、入っていい?」と声がした。
杉山君がドアを開けると、幸ちゃんはズンズン入って来て、部屋の装飾を見渡した。アイドル歌手やF1、サッカー選手のポスターで埋め尽くされているのはどの部屋とも共通しているが、北海道のポスターがあることだけが違っていた。
「杉山さん、北海道の人だっけ?」
「そんだ、どさんこだ。幸ちゃん、夕べのことだどもさ…」
「杉山さん、弁解は無用。杉山さんはここ数週間、何度もあたしの部屋に侵入し、あたしの身体を見ながらあたしのパンティでオナニーをした。これは申し開きできない事実です」
「したっけ、幸ちゃん、ぼく幸ちゃんになんも危害加えでねえもね。もう二度とやんねって約束するがらさ、許してくれればいがべや」

「杉山さん、あなたの運命は風前の灯火だということが分っていないようね。折角入った大学から追い出されるかも知れないのよ」
「冗談でねど。そんなごと絶対させねど」
「杉山さん、あなたの運命はあたしが握ってるの。言葉に気をつけたら?」
「んんん。幸ちゃん、お願えだ。許してけれや」18歳の杉山君は7つも年下の女の子に哀願する。

幸ちゃんは部屋の中を点検しながら、杉山君の机の上の写真立てを指差した。
「この人、だれ?」
「妹だわ。ねえ、幸ちゃん、勘弁してけれ。もう絶対しねがら」
「妹さん、何て名前?」
「百合子。妹、なんも関係ないしょや、この話に」
「百合子さん、いくつ?」
「12歳。妹なんか、この際どうでもいいんでないがい?」
「百合子さん、おっぱい出てる?」
「うーん、出てねさ。オクテくさいんだわ」
「あそこに毛生えてる?」
「知らね、どうでもいいっしょ、そったらごど」
「杉山さん、あなた百合子さんを覗いたことがあるんだったら、毛があるかどうか分るでしょう」
「知らねったら知らね。妹ば覗ぐなんてはんかくさい!」

「ふーん?百合子さんとやったこともないわけね?」
「なにをね?」
「セックスよ」
「めんこい顔してずんぶ凄いごど云う人だねえ。妹どやったら近親相姦っしょや。やるわけねえべさ」
「でも、やりたい。そうよね?」
「ええーっ?いい加減にしれ、このけちゃむくれ!」
「言葉に気をつけろと云ったはずよ?」
「すまね。許してけれ、幸ちゃん!」

「この下宿の大学生は、みなあたしのお母さんとセックスしてる。成熟した女性とのセックスを満喫している。では、どうして誰かが11歳のあたしの部屋に来てあたしの寝姿を見ながらオナニーするのか?あたしはお母さんに皆さんの家族状況を聞いたの。杉山さん、あなただけが10代の妹を持っていた。あたしにはピンと来たけど、それだけでは証拠にならない。そこで、あたしはドアとあたしの手首をテグスで結んであなたを待った。ドアが開いて手首が締まり、あたしは目覚めた。そして、あなたの行動を薄目を開けて見ていたの。杉山さん。あなたはあたしを百合子さんと思ってオナニーしていた。そうでしょ?」

「そんな、勝手な想像やめれ。人がオナニーどうやろうと勝手でねべか!」
「杉山さん、正直に答えないと警察よ?」
「そ、そんな!どもこもならんな」
「あなたは妹の百合子さんとやりたい、そうでしょ?」
「堪忍しれー!」
「イエスなの、ノーなの?」
「あああーん、イエスだべー」

「正直でよろしい。あなたは妹の百合子さんとやりたかった。でもやれない。で、姿、形が似通っている2歳違いのあたしの身体を見ながらオナニーした。そうね?」
「もー。誰にも云わねで、頼むがら」
「イエスなの、ノーなの?」
「イ、イエス」

「杉山さん、あなた、どうしてあたしにおまんこしなかったの?」
「な、何云うかい?」
「やればよかったのよ。パンティでオナニーなんて、ケチなことしないで」
「幸ちゃん何云ってんのが、よぐわがんね」
「分らしてあげましょう」幸ちゃんは杉山君の前でごろんと横になると、こう云った。
「お兄ちゃん、あたし百合子。好きなようにして。可愛がって」

「幸ちゃん、冗談は…」
「冗談ではないわ。あたしはユ・リ・コ。さ、やって!」

杉山君は何がどうなっているのか理解不能だったが、妹と同じ体型の少女が「やって!」と云っているのだけは理解できた。「百合子ーっ!」と叫んで幸ちゃんに飛びかかった。「お兄ちゃん!」杉山君は幸ちゃんにのしかかり、幸ちゃんの口にムググ!とキスをした。幸ちゃんを撫で廻した。舐め廻した。もう杉山君は何もかもどうでも良かった。退学させられようが、刑務所に入れられようが、いまこの少女に思いを遂げられるのなら、何も惜しくねえべさと思った。幸ちゃんのスカートをめくると、見覚えのあるピンクのパンティが出て来た。(もうこんなパンティ要らねど)とひんむいて捨て去り、杉山君は幸ちゃんのおまんこを愛撫した。(百合子、百合子)潤いの前兆を見てとった杉山君は待ちかねたように、幸ちゃんのおまんこに挑んだ。

「むうううぐぐ」と杉山君を迎えた幸ちゃんが呻く。
「百合子…じゃねぐて幸ちゃん、ああああ」
「お兄ちゃん、あたし百合子よ!」
「じゃあ、幸ちゃんじゃねぐて百合子、やりだがったよー!」
「お兄ちゃーん!やってー!」

杉山君は興奮と歓喜と恐怖と幻覚をない交ぜにした破局を迎え、「おうおうおうおう、百合子ーっ!」と叫んで果てた。幸ちゃんも杉山家の兄妹の情愛に打たれて、「あぐあああーんん!」と杉山君を追って自爆した。

幸ちゃんは、「今度はこっそり入って来ないで、『百合子、やらしてくれ』って云うのよ。いいわね?」と云って部屋を出て行った。




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