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6. ファンクラブ御招待

「幸、幸のファンクラブできたの知ってるかい?」茂君が云った。
「え、なにそれ?」
「角の家の健ちゃん、幸が好きなんだって。アイドルだってさ。幸の写真見ながらオナニーしたいって云うから、写真を一枚あげたよ」
「えーっ?どんな写真?」
「去年の海水浴の」
「あんなの駄目ーっ!今年の上げるから取り返して!」幸ちゃんは写真の入ったボール箱を引っ繰り返す。突如、幸ちゃんはピタと動きを止め、「写真見てオナニーなんかしないで、ここへ連れて来たら?やらしたげるから」
「8歳だぞ。童貞だぞ。幸が指導することになるけど、いいかい?」

そう云えば、幸ちゃんは母親が筆下ろしをした大学生、茂君その他経験者ばかりを相手にしていた。(童貞!男の子の初体験の相手となる!何て晴れがましい役目でしょ!)と幸ちゃんは思った。

というわけで、8歳の童貞少年(8歳なら普通童貞だよね)健ちゃんがやって来た。顔馴染みではあるが、会えば挨拶する程度でそう親しいわけではない。二人とも、「やる!」というゴールは了解していたが、いきなり「やりましょう!」とも云えず、もじもじしている。

2歳年長ということで、幸ちゃんがリードしなくてはならない。
「健ちゃん、写真返して。あれ、あたし嫌いなの。あんなの見てオナニーしないで」
「じゃあ、幸ちゃんの好きな写真くれる?」
「写真なんか要らないわよ。あたしを見たいんなら、生で見りゃいいじゃない」
「だって、ぼく水着姿がいいんだもん」
「じゃあ」と幸ちゃんが云って、ブラウスを脱ぎ、スカートを外した。「これで、どう?」幸ちゃんは少女用のビキニ水着を着用していた。幸ちゃんの胸は平らだから、上の方は乳首を隠しているに過ぎない。
「わあ!素敵!幸ちゃん、綺麗だなあ!」
「ありがと。お礼にキスしてあげる」

幸ちゃんはいきなりディープ・キスをした。健ちゃんは異性との初めてのキスに感動しながら、自分も舌を出して幸ちゃんを出迎えた。
「健ちゃん、あなた初めてなんでしょ?いやに大胆ね」
「あ、これは茂お兄ちゃんとやったことあるの」
「ええっ?お兄ちゃんと!んまあ!あと、何したの?」
「お珍々舐めっこ」
「呆れた!まだ何かした?お尻使うとか?」
「ぼくらホモじゃないよ。そんなことしませんよ」
「でも、なんかホモっぽいわよ。ま、最後まで行ってないならよかったわ」

幸ちゃんは健ちゃんの服を脱がせた。いつも脱がされる方なので、何か新鮮だった。健ちゃんのペニスはもうおっ立っていた。(まあ、可愛い!)幸ちゃんも水着を脱いだ。

健ちゃんはあまりの興奮に口も聞けなかった。いきなり、女の子の裸が出現したのだ。それも、やらしてくれるという前提なのだ。健ちゃんは遠慮なく幸ちゃんの身体を観賞した。幸ちゃんは、やおら両脚を開いて立ち、健ちゃんの好奇心を満足させた。健ちゃんにとって、股の間に何かぶら下がっていず、出っ張ったものもない、そこに何にもないという人間の身体は想像もできないことだった。XXX写真で見てはいても、このように生の肉体を至近距離で見るのは大違いである。健ちゃんの視線は、その何もないところへ吸い寄せられた。

幸ちゃんはゆっくりと腰を沈め、畳の上に横になり、健ちゃんの方に向けて脚を開いた。健ちゃんは一歩、二歩と近づき、ぺたんと座って幸ちゃんのおまんこを凝視した。
「幸ちゃん、剃ってるの?」
「何を?」
「ここの毛」
「まだ生えて来ないのよーっ、待ってるんだけどーっ」
「ご免。余計なこと聞いちゃった」
「ついでに云っときますけど、おっぱい膨れるのも待ってるんだからね。気にしてること云わないでよ」
「はい」と云って、健ちゃんは幸ちゃんのおっぱいに視線を移した。自分のと同じように、乳首だけがちょん、ちょんとあるだけ。何も盛り上がっていない。世に“巨乳”という言葉があるが、幸ちゃんのは“無乳”というべきであろうか。健ちゃんの目にはお世辞にも魅力的とは云えない。でも、健ちゃんは儀礼的にその乳首周辺を触り、乳首を吸った。健ちゃんの手は幸ちゃんの柔らかいお腹を撫で、もっと柔らかいお尻を撫で、ついに問題の箇所に到達した。

「痛いことしなければ、何してもいいわよ。引っ張ったり、指入れたり」と幸ちゃんが云った。

やさしいお言葉を賜ったので、健ちゃんは割れ目を開き、その中の花弁を開き、ピンクの肉襞の向こうに暗い洞窟を発見した。そこが自分のペニスに符合するものだ!凸と凹。巨大なジグソー・パズルの最後の一片!いじくり廻すよりもすぐ入れたい。嵌めたい。健ちゃんは自分のペニスを手に、幸ちゃんのおまんこ下方に狙いを定め、ぐいっと押した。(入った!やった!)健ちゃんは本能的にペニスを出し入れし、女体との摩擦の感触にとろけるような思いをした。

幸ちゃんは少年の初体験の感動を想像し、こちらも感動していた。年下の少年がいま自分の身体によって男になろうとしている。誇らしかった。幸ちゃんは、兄を迎え入れている母親の悦びもこのようなものではないかと思った。他人ではなく、自分の息子ならその悦びは数倍、数十倍、数百倍かも知れない。(あたしに弟がいたら、絶対こうしてあげているだろう。あたしが結婚して息子ができたら、絶対こうしてあげるだろう)幸ちゃんは絶頂に向けてテンポを速める健ちゃんに突き上げられながら、そんなことを考えていた。




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