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1. 巨乳マトリックス

下宿の茶の間におばさん、茂君、幸ちゃん、麗奈ちゃんが集まり、純子先生の武勇談を聞いていた。純子先生は、最近XXX写真のモデルに雇われ、その撮影の模様をみんなに報告しているのだった。純子先生は夏休みに憧れのギリシアに行く資金が必要なので、その巨乳を役立てたらしい。

「純子先生」とおばさんが聞いた。「それって、全部曝け出すんでしょ?顔も、あそこも」
「お尻の穴までね」と純子先生。
「御家族に知れたら大変でしょう」とおばさん。
「写真はインターネットで流すんだけど、お金を払った会員しか見られないの。只で見られるところが一杯あるんだから、お金出すなんてよっぽどのスケベよ。うちの親戚にはそんな人いないから大丈夫」

「純子さん、じゃ、あなたも剃ったの?」と麗奈ちゃん。
「そのつもりだったの。でも、私が裸になったら『こんもり具合がセクシーだね。このまま行こう!』って剃らないで済んじゃった」
「剃るのが面倒だったんじゃない?大変だから…」麗奈ちゃんがからかう。
「こら、麗奈!また薮だって云いたいんでしょ!」純子先生はぶつ真似をする。

「撮影って何人ぐらいでするの?」と茂君。
「昔はカメラマン一人がモデルを連れて、モーテルなんかで照明もなしで撮ってたらしいの。その頃はブスでも裸になってあそこを露出しさえすれば、男は喜んでたらしいわ。でも、今は、コホン!モデルも美人で、ちゃんとメーキャップを施し、小道具にも懲り、照明も当てて質を良くしなければ勝ち抜けないんだって。だから、女性のメークさんも来て、カメラマンと監督さんという人の都合三人だったわ。メークさんは『5枚ぐらい撮るたびに唇を舐めて頂戴。唇が濡れて光ると綺麗だから』って云ってた」
「監督さんって何するの?」と幸ちゃん。
「こういうポーズをしろとか、こんな表情でと指図するの。例えば『基本はカメラ目線。だけど適当に伏し目にして。しとやかに見えるから』とかね。そればかりじゃなくて、カメラマンが動くと照明を移動させたり上げたり下げたりしてたわ。目にポチっとした光りが常に必要なんだって」
「雑用係ね」と幸ちゃん。
「まあね。本当はアシスタントを雇うべきなんだけど、経費節減だって云ってた。でも、監督さんが責任者でみんなを雇ってお金を払うんだから、実質的にはこの人が一番偉いの」

「緊張した?」と麗奈ちゃん。
「まあ、初めてだからね。でも、皆さんのおかげで人前で裸になるの慣れちゃってたから、問題はなかったわ。一枚ずつ服を脱いでくでしょう?カメラマンがバシャバシャどんどん撮るの。メークさんが汗を拭いてくれたり、髪をいい感じにアレンジしてくれる。カメラマンが『綺麗だ。すごい巨乳!ああ、肌も素晴らしい!笑顔もいいよ』とか喜ばせてくれるから、こちらもスターになったような気になるわけ。ときどき、監督さんが、『あ、まだおまんこは見せないで!それは後』とか指示するの。あまり早く何でも見せちゃうとすぐ終わっちゃうから」

純子先生が続ける。 「で、ついにおっぱい出すでしょう。今度は唇舐めるだけじゃなくて、乳首を撫でて勃起させなきゃいけないの。その方が男性に受けるんだって。だから数分おきに唇を舐めながら乳首をこすり、その後で、ポーズを作るの。忘れると監督さんが『乳首、乳首!』って怒鳴るの。茂君、あなたがお珍々おっ立てて見てるポルノ写真の裏には、こういう苦労があるのよ」
「へえ、知らなかった。結構大変なんだね」と茂君。

「で、全裸になりました、と。そこへ登場するのがバナナ、大根、人参、きゅうり、ナス、トウモロコシ」
「なに、それ?八百屋さんごっこ?」と幸ちゃん。
「私の写真セットが『わたしはベジタリアン』ってタイトルなんだって。で、そういう野菜なんかをあそこに突っ込むわけ。ディルドの代りね」
「ばっちくない?お野菜なんか入れて」と幸ちゃん。
「コンドームかぶせるから大丈夫。でも、勉強になったわ。バナナって、あの曲がり具合が丁度Gスポットに当たっていいのよ。もちろん、青くて固いバナナだけど。私、思わず声出しちゃった。監督さんが、『いいよ、いいよ!そのままイくんだ。イケー、イケー!』ってもう応援団みたい。右手でバナナ出し入れして、左手でおっぱい揉んだりクリちゃん撫でたりしたら、本当にイっちゃった」

「お母さん、うちにバナナあったっけ?」
「まだあるはずよ」
「試して来よう!」と幸ちゃんは台所へ去る。しばらくして、「あうーん、あはーん!」という声が聞こえて来る。

「大根って太過ぎない?」と麗奈ちゃん。
「かぶならべつだけど、赤ん坊の頭より太い大根ってないでしょう」とおばさん。
「そう、入っちゃうのよ。もう股が裂けるかと思うほど一杯一杯のような気がするけど」
「じゃあ、大根出し入れできればお産の練習になるわね?」と麗奈ちゃん。
「あまり聞いたことありませんね、それ」とおばさん。

「撮影が終わると、監督さんが一人一人に報酬を入れた封筒を渡すの。で、わたしたちは領収書にサインする。メークさんはそこで『おつかれさまでしたあ』と、さっさと帰っちゃう。カメラマンが機材を片付け始める。そこで、監督さんが『じゃあ、折角だから一寸お相手して貰おうか』って云って、全裸になるの。(え、なに?なに?)ってあっけにとられてると、監督さんが勃起したお珍々で素っ裸の私に迫って来るのよ」
「んまあ!」とおばさん。
「私が、『私を強姦する気?モデル組合に報告するわよ!』と云うと、『そんな組合なんて無い』って云うの。『じゃあ、あなたの会社の社長に云いつけるわよ!』って云うと、『聞こうじゃねえか、おれが社長だ』ってわけ。もうどうしようもない。私がグッと詰まってると、監督さんが『ねえちゃん、この組写真がヒットすれば、あんたには第二、第三の注文が来る。当然、我々はまた顔を合せるんだ。その日のためにいいコミュニケーションを作っとこうじゃねえか。あんたも処女じゃねえんだから、一発やらしてくれたっていいだろう?え?』って云うの」
「まるでやくざね」と麗奈ちゃん。
「でもね、この監督さん、四十前だけど、筋骨隆々としていい身体してんの。勃起したものもでかいし」
「純子先生!」とおばさんがたしなめる。
「もちろん、私も云ってやったわ。『ええ、処女じゃございません。でもね、あんたのような腐れ珍々入れさせたら、私のまんこの汚れだ。あんたらが撮った私の写真見てせんずりこいてな!』って」
「凄ーい!」と、いつの間にか戻って来た幸ちゃんが拍手する。
「でも、この連中はいつもモデルの女の子をやってるみたいなのよ。カメラマンがいきなり私の両脚押さえて、監督さんを助けようとした。私は『トーリャアアー!』」
「出ました!巴投げ!」と茂君。
「カメラマンは壁にすっ飛んで行って伸びちゃった。監督さんは『できるじゃねえか。初段か?』と聞くので、『二段』と答えた。以後、彼は警戒しながら私を押さえ込もうとしてにじり寄って来る。私は裸の彼には柔道は使えないのでカンフーに切り替えようと、すっくと立ち上がる。彼は『おれは柔道三段。カンフー二年』と云い、私は『柔道二段。カンフー三年』と応じる。

しばらく睨み合った。私は彼の金玉を蹴ろうと狙うんだけど、さすがに彼は隙を見せない。どちらからともなく、『キエエエーッ!』と叫んで、それからは修羅場、大立ち廻り。カメラマンが正気に返って、照明を点灯し、カメラを構えて私たちを撮る。ローアングルで私のカンフー・ポーズとか、監督さんの勃起したペニス越しの私、蹴り合い、叩き合い、ジャンプ、もう全部バシャバシャ撮ってた。

30分、40分、私らはへとへとになったけど、決着がつかない。ついに監督さんが『ねえちゃん、引き分けだな』と云う。『おれが悪かった。仲直りしよう』と握手を求めて来た。素直だから私も手を出したの。そしたら、いきなり蹴手繰りをかけて来て、私を倒してのしかかって来た」
「卑怯だわ」と幸ちゃん。
「実はこの至近距離は私が待っていたものなの。膝でゴーン!と彼の金玉を蹴った。『ギャアアアッ!』と叫んで彼が伸びちゃう。私、金玉蹴るぐらいで男が死ぬとは思わなかったけど、蹴り過ぎたかな?と心配になった。のたうち廻る監督さんに駆け寄って、お珍々と金玉を撫でたり舐めたりして、とにかく彼が片輪になったんじゃないことを知りたかった。彼の呻きが納まり、お珍々が立って来た。私は嬉しくて、すぐ馬乗りになってやり始めたの」
「どっちが強姦してんだか!」と麗奈ちゃん。

「私の下になってる監督さんのところへカメラマンが近づいて、『監督、傑作ですよ!ほら!』と先ほどのヌードの立ち回りを見せたの。デジタルだからすぐ見られるわけ。監督、『おー、いいね。巨乳マトリックスだ。こら売れるわ』と云うんで、私、『監督さん、私のギャラ倍にして』って云ったの。監督、『わかった。この介抱代も出すよ。ありがとよ』と態度をがらっと変えたの。私、監督さんも根っから悪い人じゃないなと思って、それからは親身にやってイかせて上げた。カメラマンは私のおっぱいで出したがったので、それも希望通りにして上げたわ」
「じゃあ、普通にやられちゃうモデルと結果的に同じじゃん?」と茂君。
「でも、やられるのとこちらがやって上げるのは大違いよ」と麗奈ちゃん。
「ねー?」と純子先生。
「ねー?」と麗奈ちゃん。

麗奈ちゃんが云った。
「純子さん、もしレスビアンの撮影の注文があったら、私を推薦してくれない?」
「あなたと私?」
「そ」
「いきなりうまく行くかしら?」
「練習すればいいじゃない?今からでも」
「………」
「さ!」
「OK。茂君、悪いけどあなたのベッド貸して!」




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