15. ルイジアナ・ママ

「もし、友よ、何かを求めて南部へ行ったら、
そこに着いた時、覚えておいてくれ、
彼女はぼくのもの、全部、まるごとぼくのもの、
ぼくのルイジアナ・ママ、フロム・ニュー・オーリンズ」

Lyrics by Gene Pitney（ジーン・ピットニー）

数週間経ち、サリーから「準備完了」の知らせがあった。おばさんと浩二君は直ちに航空券その他の手配をし、現金を携えてルイジアナ州ニュー・オーリンズへと旅立った。飛行機の中では洋装の方が楽だということで、おばさんは珍しく和服ではなかった。

本当なら英語がペラペラの麗奈ちゃんを連れて行ってもいいのだが、浩二君だってフランス語の次に英語はペラペラなのだ。第一、折角旅するのに女同士よりは女と男の方がいい。特に、伝説のサリーとやりたがっている浩二君を連れて行けば、サリー家と男女のバランスがとれるというものだった。

帰国して、今度はおばさんが茂君と幸ちゃんに報告する番だった。
「あたしね、二枚目の浩二さんと二人だけの旅行ってことで興奮しちゃって、京成電車の中から手を握りあってたの。まるで新婚旅行に出るカップルみたいに。映画の上映のために機内が暗くなると、長々とキスしちゃった。浩二君はあたしの胸を撫で、あたしは浩二君の股ぐらを撫でた」
「お母さん！スチュアーデスが見てなかった？」と幸ちゃん。
「見てたけど、あたしたち、何も露出してないし、声を出したわけでもないから、何も云わなかった」
「お母ちゃんが、そんなに大胆だとは知らなかった。ぼくもお母ちゃんと旅行したい！」
「いいわよ。でも、15歳のお前と公衆の面前でキスすると、ちょっとやばいわね」
「そうか。ちぇっ」

「あながたの時のようにニュー・オーリンズ空港にサリー一家が出迎えてくれた。で、サリー家の客間に落ち着いたあたしと浩二君は、すぐベッドでやり始めたの。東京から積もり積もった欲望だから、呻いたり叫んだりしちゃったみたい。さすがのサリーも唖然としてたわ」

その夜はこの一件へのサリーの貢献に感謝するため、おばさんの奢りでみんなでバーボン・ストリートへ出掛けて御馳走を食べた。生牡蠣、シーフード・ガンボ、ジャンバラヤなど。お腹がくちくなると、人間は性欲も亢進する。家に戻って、浩二君は念願のサリーの“絶まん”にトライし、おばさんは初めてのジョンと懐かしのトミーの歓迎を受けた。ジョンにとって、おばさんのような白い肌は幸ちゃんから数えて二度目、それだけでも興奮ものだったが、それがこの前やった12歳の娘の母親だということは、彼をさらに興奮させた。そのせいで、ジョンはすぐイってしまい、トミーが後を引き継いだ。

「翌日は子供たちの親へのお金の支払い、役所での養子縁組の手続きなどで忙しかった。子供たちの航空券も買わなくちゃなんないし。で、事務的なことが済むと、サリーが『早く子供たちを引き取った方がいい。親も子も、いつ気が変わるかも知れないから』というので、子供たちを受け取りに行った。で、ジョンがマネージャーやってるホテルにその夜から四人で泊まったの。そのホテルのレストランで、初めて四人でお食事。あたしは言葉が駄目だから、もっぱら浩二君が二人を笑わせて、リラックスさせてた」

黒人の男の子は9歳で、名はジミー、白人の女の子は7歳で名はサブリナと云った。二人とも御馳走にニコニコし、よく食べた。部屋に戻ると、おばさんは二人に歯を磨かせ、パジャマに着替えるように云い、自分もネグリジェに着替えた。

「まだ寝るには早かったから、一緒にTVを見た。あたしにはちんぷんかんぷんだったけど、ジミーとサブリナは笑い転げていて、こっちまで楽しくなった。浩二さんはサブリナを膝の上に抱いてたけど、彼、お珍々おっ立ててるのが分った。そのうち、ジミーとサブリナがこっくりこっくりし始めたので、彼らをベッドに運んで真ん中に並べた。あたしの傍にジミー、浩二さんのそばにサブリナ。あたしたち、肘枕して眠ってる子供たちを見てた。お前たちの選択は正しかったわ。二人ともすごく可愛くて、顔を見てるだけで幸せな気持になった」
「浩二さん、サブリナに触ってなかった？」と茂君。
「起すと可哀想だから触らなかった。あたしたちがベッドでやるとベッドが揺れて起しちゃうから、仕方なくソファに移動してネッキングを始めたの。浩二さん、あたしのネグリジェを取って、自分も裸になり、狭いソファの上で身体を重ねた。でも、ソファの上ではどうにも自由がきかないから、床の上でやることにしたの。

多分、あたしのよがり声がジミーを起しちゃったのね。ジミーが急に泣き出したの。それにつられてサブリナも目を覚まして泣き出した。浩二さんと二人で飛んで行って、あたしはジミー、浩二さんはサブリナを抱き締め、背中を撫でてあげた。ジミーが泣きじゃくりながら何か云ってる。『目を覚ましたら、ぼくらの姿が見えないので置き去りにされたかと思ったそうです』と浩二君が訳してくれた。あたしたち、ベッドの陰になってジミーから見えなかったのね」
「お家が恋しくなったわけじゃないんだね」と幸ちゃん。
「あたしもそれが心配だった。でも、そうじゃなくて安心したわ。ジミーが『マミー、マミー！』とあたしにかじりついて来て、そうするとサブリナも『ダディー、ダディー！』と浩二君にしがみつく。

そのうち、ジミーがあたしの乳首を吸い出したの。あたし、全裸だったから、もろだったわけ。あたし、『ああああ』とよがってしまった。ジミー、上手なのよ。見ると、浩二君はサブリナのパジャマ脱がせて、サブリナの全身をぺろぺろ舐めてた」
「ぼくの妹だぜ。断りもなく舐めないでほしいな」と茂君。
「お母さん、ジミー、どうしたの？もっこり？」と幸ちゃん。
「そうなのよ、もうパジャマのズボンがとんがってるの。あたしもジミーを裸にして、勃起した黒いお珍々を口に含んだ。そしたら、それ、もう一段ぐーん！と伸びたの」
「すごーい！」と幸ちゃん。
「あたし、もう待ちきれないから、ジミーの前で寝て両脚を開いてみせた」
「万国共通語だね。通訳要らず」と茂君。
「お兄ちゃん、いいとこなんだから黙ってて！」
「ごめん」

「あたし、ジミーがすぐ飛びかかって来てやり始めるのかと思ったら、あたしを舐め始めたの」
「あそこを？」と幸ちゃん。
「そう。あなたたち、いい子を選んだわ。で、舐めてくれるのは嬉しいんだけど、あたしはジミーのお珍々をすぐあたしの身体に入れてほしかった。ジミーにコンドームを渡したら、彼もあたしが何を望んでるか分ったみたい。両手を差し伸べてジミーを近寄せ、彼とフレンチ・キスをした。ジミーも興奮して、やりたくなった。あたしの濡れたおまんこに、ジミーが入って来た。ああ、あのぞくぞくする感じは一生忘れられないわ。あたし、もう一人の息子とやってるんだ！って思ったら、もう無我夢中でイっちゃった。続いてジミーもあたしの中で射精して、あたしの胸に倒れて来た」

「サブリナは？」茂君はあくまでもサブリナが気になる。
「それまでもちらちら見てたんだけど、浩二さん、お珍々をサブリナにしゃぶらせてた」
「くそー！」と茂君。
「小さな口一杯で、あれは一寸可哀想だと思った。で、しばらく立つと、サブリナが浩二君の上になって、お珍々にまたがって立ったりしゃがんだり、まるで遊んでるみたいだった。浩二君は出ちゃいそうなのを我慢して苦しそうにしてた。彼、7歳のきついおまんこに圧倒されてた」
「ぐやじー！」と茂君。
「もう、終わったことだから、口惜しがってもしょうがないんじゃないの？」と幸ちゃん。

「翌日はサリーとトミーと六人で市内観光。驚いたことに、ジミーとサブリナはあまりニュー・オーリンズ知らないのよ。お祭りぐらいしか見せて貰ってなかったみたい。彼らにとっては初めてで見納めってわけ。

夜、サリーの家でお別れの晩餐会。南部名物のお料理が山盛りだった。食事が終わった時、サリーが『ちょっと、見て御覧』てな風にあたしを呼んだの。何だろうと思ったら、玄関前に大勢の黒人の男女が行列してる。浩二さんが通訳してくれたんだけど、『彼らは日本人とセックスしたくて並んでるんだ』って。あたしは吃驚仰天。お前たち、あの人たちと見境無くやりまくったみたいだね、え？」
「それほどでもないよ、な？」と茂君が幸ちゃんに云う。
「うん」と幸ちゃんが応じるが、あまり胸を張っているわけではない。
「サリーが表へ出てって『今度は日本人の子供はいない』って説明したら、行列は半分ぐらいに減った。あなた方、人気あるわねえ」
「で、お母ちゃん、行列の半分は受け入れたわけ？」
「ご冗談でしょ。半分たって男が十人、女が十人ですからね。あたしも浩二さんも、とてもじゃないわ。で、サリーが『今日は日本人はくたびれてるから』と、その人たちも帰してくれて、ほっとしたの」
「凄い町だねえ」と幸ちゃんは十人でも引き受けたそうな口ぶりだ。

「その夜はジミーとサブリナにはTVを見せておいて、サリー、トミー、ジョン、浩二さんとあたしで送別まんこ。あたし、サリーとも抱き合ってレズっちゃった。サリーは別れを惜しんで泣きながらあたしのおまんこの中を掻き回し、あたしも泣きながら負けずにサリーのを掻き回した。二人で何度もイっちゃった。で、気がつくと、部屋の隅でジミーとサブリナもやってるのよ。

ジョンがあたしに『サブリナとやっていいか？』って聞くから、世話になってて駄目とも云えないし、OKしたの。彼、『ついに白人とやれた！』って感激してた。サリーもそれを聞いて感動して、サブリナを抱き締めて感謝のキスの雨を振らせてた」

「ぼく、サブリナとやりたくなっちゃった」と茂君。
「茂。お前、お母さんいなくて寂しくなかったのかい？冷たい子だねえ」
「そうか、お母ちゃん、ぼくとやりたいのか！」
「そうさ、久し振りだもの」
「あたし、ジミーんとこへ行ってくる」と幸ちゃんが気を利かす。
「お母ちゃん、浩二さんと“新婚旅行”して、もうぼくなんかどうでもいいんじゃないかと思ってた」
「実の息子が一番よ。お前、サブリナばかり可愛がらないで、お母さんも時々思い出しておくれ」
「実の母が一番だよ。お母ちゃん、やろ！」
「やって！」