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4. 北の国から

学生の杉山君が茂君と幸ちゃんに相談している。杉山君は今年14歳の妹の百合子ちゃんと相思相愛で、茂君と幸ちゃんの4人で性の混合ダブルスをプレイしたこともあった。
「百合子から手紙が来たんだわ。もう身体が男を欲しがってどうしようもねえんだと。だけど、おれも百合子も飛行機代とか汽車賃出して、頻繁に会うような懐の余裕もねんだ。どしたらいいだべ?」
これは難問だった。しかし、幸ちゃんには百合子ちゃんの気持がよく分った。混合ダブルスの快楽が百合子ちゃんの身体を目覚めさせ、「もっと、もっと!」と要求しているのだ。
「頻繁に会えないと、百合子さん、ほかに男を作っちゃうかもね」と幸ちゃんが云った。
「そんな、恐ろしいこと云わねでよ、お願いだから」と杉山君。

「ディルドを送ってみたらどうですか?」と茂君。
「最初にやったのがそれなんだわ。『ディルドはキスしてくれねし、乳首舐めてもくんね。両手両脚ですがりつくこども出来ね』って駄目さね」
「じゃあ、人間じゃないといけないわけか?」と茂君。
「そういうごど」と杉山君。

「じゃあ」と茂君が云った。「杉山さんは辛いだろうけど、杉山さんが信頼できる男を見つけて、その人に百合子ちゃんが中学卒業するまでやって貰うしかないですね」
「そんな男、いねえもね」
「お父さんでは?」
「父ちゃん?えーっ!そったらごど、考えたこともながったさね」
「正直に全部話して、頼んでみたら?お父さんだって、百合子ちゃんに家出されて、東京で少女売春されるよりいいでしょ」
「茂君、たいしたおっかねごど云うもね。したけども、説得力あるべさ、それ!」
「杉山さんだって、お父さんなら我慢できるんじゃない?」と幸ちゃん。
「うーん、難しいとごだね。そうも云えっけど、父ちゃんに百合子取られるんでねえがって心配もあるさね」

しかし、それ以上の名案は出ず、杉山君は連休に家に帰ってお父さんに頼むことになった。以下は東京へ戻って来て、杉山君が茂君と幸ちゃんに報告した顛末である。

母親がいない時を見計らって、杉山君と百合子ちゃんは揃ってお父さんの書斎の畳の上に座っていた。
「なした?二人で真剣な顔して?」とお父さんが云った。杉山君が一部始終を話した。
「なにーい?お前、百合子とへっぺやっとるんだとーっ?この、たくらんけが(馬鹿者が)!何てことしてくれるんだ!もー、父ちゃんがめんこい百合子さ大事に大事に育てて、18になったらやるべか、16でやるべか?と楽しみにしとったによー、お前、14で先に手えつけただとーっ?許せねえど!」
杉山君と百合子ちゃんは、父親の意外な言葉に呆気に取られていた。

「したけど、はらんべ悪い(腹立つ)が、もう手遅れだべ。出来てしまったものはしゃあない。で、何だべさ、お願えって?」
お父さんも百合子ちゃんとやりたがっていたのなら話は早かった。杉山君は百合子ちゃんの最近の症状を話し、「このまんまだと、百合子、札幌だが東京だがさ行って少女売春始めるかもしんね。それば防ぐため、父ちゃん、百合子とやってけれや。たのむや」
「お前、めんこい百合子が父ちゃんに抱がれてもいいって云うかい?」
「仕方ねえべ。ほかの男よりなんぼかいいべさ」
「妬がねえが?」
「そら、妬げるべさ。父ちゃんにずっと百合子取られだらどうすんべと心配だしさ」
「正直でいんでないかい。よし、父ちゃん、お前の代打引き受けるべ。お前の決心揺るがねえうちに、いま百合子とやっけどいいが?」
「え、いま?」
「父ちゃん、もう我慢できね。百合子とやりたいんだわ」
「オ、オッケー」
「じゃ、あっちさ行ってれ」
杉山君は後ろ髪引かれる思いで書斎を出た。百合子ちゃんがいじらしい目で兄を見送る。

「百合子、こっちさ来(こ)う」
「はい」
「脱いで見せれ」
「はい」百合子ちゃんが全裸になる。お父さんは百合子ちゃんを抱き寄せ、
「やんやまあ、まだ青いもねえ。この身体で色情狂になってしまっちゃ、わやだべ」と云いながら、百合子ちゃんの身体を愛撫した。
「父ちゃん、ひどいんでないかい?百合子ば色情狂って」
「じゃ、何て云えばいいっけさや?」
「盛りがついたとか」
「はんかくさい(ばか)、たまにやりたくなるのを盛りがつく云うっしょや。しょっちゅうやりたがるのは色情狂だべ」

お父さんも着ているものを脱ぎ、百合子ちゃんにのしかかった。
「いいが?百合子?」
「はい」
お父さんは逡巡せずにペニスを我が娘の体内にぶち込んだ。
「あうーん!」と百合子ちゃんが呻く。
「おお、めたくそいいんでないかい、お前のこれは。百合子、実はな、お母ちゃんとやってる時もお前とやってるところを想像してんだ」
「父ちゃん!」百合子ちゃんは感動で嬉し泣きする。
「したけど、想像以上だな、お前の身体」
「父ちゃん、百合子、嬉しい!」
「お父ちゃん、立つ限りはやってやっからな。安心しれ」
「父ちゃん、大好き!」

二人は情熱的に抱き合い、キスし、腰を使った。表面は青い果実とはいえ、百合子ちゃんの性的成熟度は目を見張るべきものがあった。お父さんは14歳の少女の身体が22歳の女性のように動き、反応し、自分のペニスを刺激するのに驚いた。タイトなおまんこに攻められて、お父さんもたじたじである。父と娘の初のセックスとあって、二人とも心理的昂ぶりが先行し、早くもクライマックス寸前となっていた。
「あはあはあは、あううあうう!」と百合子ちゃん。
「うぐむむ、むむっ!」とお父さん。
「あーんっ!ああああーーんっ!」百合子ちゃんがイった。
「むぐっ!」とお父さんもイった。どぴゅどぴゅと精液を娘の体内に発射し、娘の身体の上に倒れ込んだ。

二人は再び衣服をつけた。お父さんが杉山君を呼び入れる。
「今日以後、この三人はお母ちゃんに秘密を持つ仲間だべさ。お母ちゃんには絶対感づかれないようにすっごど。忘れんでねど」
「はい」、「はい」二人は頷いた。
「一郎、わし、お前から百合子を横取りするつもりねえど。あくまでも、お前の代打だ。嫉妬したりすんでね。いいが?」
そこが気がかりだった杉山君は嬉しくなって「はいっ!」と答えた。

しかし、この同盟の秘密はそう長くは保たれなかった。
杉山君が東京へ戻って数週間後、杉山君のお母さんがトランクを下げてやって来た。
「下宿のおばさんにはもう頼んださ。泊まっていいって。少し厄介になるさね」
「母ちゃん、どうしたのさ、一体!家出して来たのかい?」
「どうもこうもねえべさ。ずーっとお父ちゃんが御無沙汰で、私、一人寂しくオナニーでしのいでいたのに、なにさ、父親と娘で毎日のようにセックスしてるんだわ。もう、ひどい、ひどい!」
「えーっ?母ちゃん、何を証拠にそっだらごど云うかい?」
「実はさね、百合子のシーツに時々染みがあるのは知ってたんだわ。でも、女でもオナニーすれば愛液出るから…と、最悪のことは考えないようにしてたっしょや。したけど、ある日、二人が真っ裸で抱き合ってるの見ちゃったさね。ああーん、あんあん!」
杉山君はバレたことを悟った。こういう時、杉山君は正直に全てを話すことが最善の道であることを知っていた。

「母ちゃん、実はおれと百合子が出来ててさね、最近百合子がセックス大好きになっちゃったもんで、仕方なく父ちゃんさ頼んだんだ。おれの代りにって」
「なんだって!お前が百合子と!お前がお父ちゃんに頼んだんだって?呆れたわ。知らながったのはお母ちゃんだけかい?ひどい家族もあるもんでねが!」
「母ちゃん、ごめん」
「ごめんで済めば警察いるかい。馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ーっ!」お母さんは杉山君に殴りかかった。本気である。杉山君は贖罪の気持でそのいくつかを無抵抗に受けた。痛い。さすがに全部を引き受けるわけにはいかない。何発かはダックして躱したが、狂ったようなお母さんの攻撃に耐え切れず、お母さんの両手を掴んだ。それでもなお、お母さんは迫って来る。

お母さんは両手を掴まれたまま、杉山君に身体を押しつけて来た。50歳のまだ色気の残る顔に、幾筋もの涙が流れている。
「お前、キスしれ!」
「え?」杉山君は事態の急変についていけない。
「キスしれって!」
わけもわからずに杉山君はキスする。杉山君は母親とのキスなど考えてもいなかったので、母親が舌を絡ませて来るのに凄い刺激を受けた。思わず、股間が勃起してしまう。
「お母ちゃんをどうにでもしれ」息子の勃起を察知したお母さんが云った。
「ど、ど、ど」
「焦れったいねえ、やって!って云ってるんだっぺよ!」
杉山君が手を放すと、おかあさんはババーっと服を脱ぎ裸になった。そして、杉山君を子供を扱うようにして裸にした。杉山君は雪のように白いお母さんの肌、特に豊かな二つの乳房に目を奪われた。勃起していたものは垂直の角度を呈した。

杉山君は横たわったお母さんの乳房に顔を埋めた。お尻の肉を掴んだ。身体を後退させ、お母さんの陰部に見とれた。長く強(こわ)そうな大きな茂み。そして、歳月によって黒ずんだおまんこ。杉山君は割れ目を開く。
「見ねえで!」とお母さんが遮るが、もう遅い。表面こそ黒ずんでいたが、中は真っ赤だった。既に愛液が滴っている。杉山君はお母さんに覆いかぶさると、一気にペニスを突き刺した。
「あぐーっ!あおーっ!」とお母さんが叫ぶ。
杉山君はピストン運動を始めながら、母親とやっているというより、父親の“女”を盗んでいるような気持を味わっていた。(父ちゃんも百合子とやってっから、これで相子だべ)と思った。

欲求不満のかたまりだったお母さんは、ガバと跳ね起きると、杉山君にまたがって荒馬ならしのように身体を上下させた。二人は天国への階段を一足飛びに駆け上がり、一緒にイった。

まだ息子のペニスを入れたまま、お母さんが云った。
「これでお父ちゃんと相子だべさ」息子と同じことを考えている。お母さんは続けた。
「百合子を東京に寄越すさね。お父ちゃんに文句は云わせね。ここのおばさんが許してくれれば、この下宿で二人で暮らせばいいっしょ。駄目ならどこかにアパートを見つけねばなんね。いいが?」
お母さんにとっては、旦那との間を引き裂く百合子ちゃんとの三角関係を解消することが最大の課題だった。杉山君にとって、それは願ったり叶ったりだった。
「母ちゃん、ありがと!」とお母さんを強く抱き締める。
「おや、また立ったんでないかい。もう一回やるべさ」二人はまたディープ・キスをした。

「ラッキー!杉山さん、目的達成じゃない。最高!」と幸ちゃん。
「杉山さん、百合子さんが同居できるように、ぼくからもお母ちゃんに云っときます」と茂君。
「ありがとう。みんな親切で涙出るもね」
「で、百合子さん来たら、たまにやらせてね、杉山さん?」茂君の親切の理由が明らかになった。




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