8. ノーと云えない少女
「おばさーん、お願いしますう!」
「誰?三浦さん?」
「いえ、杉山です」
「あら、杉山さん、あたしとやりたいの?百合子さんがいるのに?」杉山君は晴れて愛する妹と同居し、夫婦のように毎日愛し合っていた。
「たまにおばさんにお願いしないと。おばさんの身体が恋しいんだわ」
「そーお?百合子さん、妬かないかしら?」
「百合子だって茂さんと年中やってるから、妬くいわれねえべさ」
「そうか。じゃ、やりましょう」
二人は久し振りで絡み合った。
「おばさん、相談があるんだけど、いいですか?」
「あなた、ああああ、あはーん!何もこんな時に相談なんか、あっはーん!で、何なの、あああ」
「百合子ですが、うむむ、他の学生たちに呼ばれてみんなの部屋で、うぐ、やってるらしいんです、ああはっ!」
「あはーん、で、でも、それじゃ、折角愛する、いひーん、妹さんと一緒になった意味、なぶぶ、ない、わね」
「そうなん、です、うむーん!百合子に聞くど『あだし、ノーって云えねんだ』って、うむう、云うんです」
「あはーん!じゃ、あたしから、むぐーん!学生たちに云っとくわ、あはあはあは、百合子さんを誘惑するなって。あぐぐ」
学生の山本君がおばさんとやっている。
「山本さん、あはん、あなた、あたしとやって、幸とも、あああん、やって、その上百合子さんともやってるの?むむむ」
「だって、んぐぐ、百合子ちゃん新鮮ですからね、あむむ。『女房と畳は』って云うじゃないですか、うむん!学生みんな、あうう、百合子さんに夢中なんです、むーん」
「あはあはん、杉山さんと、あうん、百合子さん、ただの兄妹じゃないこと、あーん!知ってるでしょ?むむむ」
「あれだけ、むぐぐ、呻き声が聞こえれば、うぐ、誰だって分りますよ、うーむ」
「ご夫婦みたいなものなのよ、あーん、だから、百合子さんを、あんあん、誘惑するのは、人妻を誘惑するのと、あふーん!同じなのよ。うぐぐ」
「でも、あうん、百合子さん、断らない、から、なあ、むむむ」
他の学生も同じような反応だった。おばさんは、百合子ちゃんがなぜノーと云わないのか、そのわけを探ろうとした。おばさんは百合子ちゃんと一緒に裸になり、レスビアンを始めた。百合子ちゃんももうこういうことに慣れ、恥ずかしがったりしない。二人はお互いの乳首を吸い、クリトリスを撫で、穴に指を突っ込む。
「百合子さん、あぐあぐ、あなた、お兄さんと茂以外に、あーん!学生たちともやってるそうだけど、むーん、一体、あはん、一日に何回、やってるの、ああーん」
「三回から、うぐぐ、五回です、いいいい」
「それじゃ、お兄さんだけじゃ、あうあう、足りないわね」
「兄には、うむむ、悪いなと思ってる、あーん、ですけど、んんん」
「そうよ、むぐう、悲しんでるわよ」
「兄でも茂さんでも、むむーん、一時的には満足、あああん、できるんですけど、数時間と、あぐぐぐ、もたないんです、むーん」
「普通は一日一回で、あはーん、十分、なのに」
「北海道にいた時は、あうう、一日一回で済んだん、あああ、ですけど」
「え?それ、あはあはん、どういう状況?」
「あの、その、むむむむ、父とやってた時です、あむうん!」
おばさんは早苗ちゃんのお父さんと交わっていた。
「あはん!お願いが、むむむ、あるんですけど」
「むぐぐ、どうぞ、何なりと、むぐう」
おばさんは百合子ちゃんの現状を説明し、早苗ちゃんのお父さんの助けを求めた。
「うちの叔父でもいいんですが、あぐぐ、北海道の人に、あははん、関西弁だと違和感が、むぐうーん!あると、思って」
「12歳ですか、うぐう、楽しみ、です、むひーん!」娘の早苗ちゃんと幸ちゃんというロリータ二人に囲まれている小父さんは、この棚ぼたの第三のロリータの捧げ物に狂喜した。
早苗ちゃんのお父さんは百合子ちゃんとやっていた。
「百合子ちゃん、むむ、おばさんの推理はだね、むぐう、あなたの身体が、んんん、あなたのお父さんを求めて、あひひ、いるんではないか、んぐ、というものなんだ」
「はあ、あははーん、それで?」
「だから、この小父さんをだね、むむ、あなたのお父さんと思って、あうあう、やって、ほしいって」
「私、さっきから、あんあん、父ちゃんとやってるような、むーん、気が、して、ます」
「じゃあ、『父ちゃん!』って、むうーん、大声で云うんだ。云って、ごらん?」
「父ちゃん!あおーん!父ちゃん、やって!百合子ばやって!あぐーん!」
「百合子!百合子!」
二人は仲良く一緒に昇天した。
おばさんが百合子ちゃんを呼び、また二人で絡み合っていた。
「で?あむむ、今度は、あーん、何時間もったの?あうう」
「24時間、あむーん、もち、ました!」
「ほんと?あがが。よかった、ね、百合子ちゃん!」
おばさんと杉山君がやっていた。
「杉山さん、あむむ、だから、一ヶ月に一度、おひひ、お父さんに来て貰うのね。うごーん!それで足りなければ、あうあう、早苗ちゃんのお父さんかあたしの叔父が代役を、あははん、勤めるから」
「分り、むん、ました、むぐう。父に伝え、ます、んんん」
「杉山さん、あうーん」
「はい、うぐん」
「どうして、あーん、あたしたち、普通に会話できない、の、か、しら?」
結局、北海道からは折にふれお父さんとお母さんがやって来て、お父さんと百合子ちゃん、お母さんと杉山君で交わり、家族は以前に増して親密になった。百合子ちゃんもノーと云えるようになって、杉山君もほっとしたのだった。
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