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13. 時には母とやる子のように

学生の吉田君には“コンドーム戦争”の後遺症が残った。彼は以前から山本君や杉山君がそれぞれのお母さんとやっていることを知っていた。そして、最近は三浦君までお母さんとやり始めたことも知っていた。しかし、知識として知っていても、あまり具体的イメージは湧かなかった。イギリスの女王やアメリカの大統領でさえ、夜な夜なセックスしたから子供が出来たわけだが、彼らがベッドの上で伴侶と絡み合っている姿はどうも想像しにくい。それと同じで、他の学生が母親と結ばれているイメージもうまく結像しなかった。

それがどうだ。“コンドーム戦争”末期に三浦君のお母さんが男性軍の救い主として登場し、みんなの目の前で息子の三浦君ともやったのだ。目の前で母子がのたうち、喘ぎ、よがる姿は吉田君の脳髄に電撃的ショックを与えた。それは母子相姦などという暗いイメージではなく、母子が互いに愛し合い、人生をフルに楽しむ姿だった。

吉田君は自分のママに手紙を書き送り、母親の久し振りの上京を促した。出不精のママは渋った。吉田君は市外電話もかけて「ママに会いたい」と云った。ママは旦那と一緒に上京する案を模索していた。吉田君は父親が来れそうな日は、逆にこちらがいないと嘘をつき、結局ママ一人での上京の実現に漕ぎ着けた。

ママの到着までの数週間、吉田君は寝ても覚めても母親とのセックスを想像し、興奮しまくっていた。大学の講義などまるで耳に入らない。ペニスが常時勃起してしまう。オナニーで放出しても、母親とのセックスを考え始めると、すぐさまびんびんになってしまう。あまりオナニーし過ぎて、折角母親が上京した時に精嚢が空っぽでは意味がない。勃起したペニスを抱えた吉田君は、一日千秋の思いで母親の到着を待った。ついにその日はやって来た。

仕立てたばかりのスーツに身を包んだ吉田君のママは、知的な感じのすらっとした40代の美人で、まだ歩行者が振り返るほどの魅力を備えていた。
「お前、何よ、布団敷きっぱなしで。だらしない!」とママが下宿部屋に入るなり叱る。
「いつも畳んでるよ。今日はわざわざ敷いたんだ」と吉田君。
「へえ?何のため?」
「ママと寝るためさ」(ああ、ついに云ってしまった)
「何だって?お前、気でも狂ったの?大きな息子と母親が一つ布団になど入れるものですか!」
「大きな息子の“大きな息子”がママを求めてるんだ。ね、やろう?」と吉田君。
「汚らわしいこと云わないでよ。お前は母親を敬い、育ててくれたことに感謝すべきなのに、そんな汚い言葉を使って母親を冒涜している。私、こんな息子を育てたのかと思うと涙が出ちゃう」とママ。

「ぼく、ママに感謝してるよ。敬ってるよ。でもママと一体になりたい願いで胸が張り裂けそうなんだ。ママ、一回でいいからさ。もうママのこと考えて夜は寝られないし、勉強も手につかないんだ。一度やらしてくれれば、ぼく満足するからさ」と吉田君は必死で口説く。
「一回だろうと十回だろうと、やったが最後、私はお前のパパに隠し事をして一生過ごさなきゃならなくなるのよ。冗談じゃないわ」とママ。
「パパだって浮気してるかも知れないよ?」
「かも知れない。だからといって、お前と私が近親相姦していいという理屈にはならないわ」ママは冷静である。
「そう固く考えないで、おおらかに愛し合おうよ、ママ」
「私が何を考えているか云ってあげようか。帰ってパパに云いつける。パパだって男だからね。男は自分の女を寝取られるのを嫌う。たとえ、自分の息子にだって。さあ、パパどうすると思う?もう学費送ってくれないかも知れないし、勘当されるかも知れない。覚悟しておきなさい」
「それ、困るよ、ママ」

「せいぜい困りなさい。じゃ、私帰るからそこをどいて」ママは立ち上がる。
「そうはいかないよ、ママ」と吉田君はドアの前から動かない。
「お前、ママを強姦する気?お父さんが恐くないの?」
「恐いさ。だけど、このままでもママはパパに云いつけるんだろ?何もしないで勘当されるより、思いを遂げてから勘当される方がいいや」と吉田君。
「まあ、この子ったら!」ママは呆れる。

「どうする、ママ?強姦?和姦?」と吉田君が聞く。
「どういう意味よ」とママ。
「やってくれない限り、ぼくはママを外へは出さない。大人しくぼくとやってくれるか、抵抗して暴力でやられるのがいいかってこと」
「お前、ママを敬ってるなんて嘘じゃない!敬ってる相手に暴力はふるえないはずよ!」
「ぼくのことパパに云いつけるママは嫌いなんだ。さ、どうする?」
「警察呼ぶわよ、携帯で」とママ。
「息子が母親に襲いかかったって世間に広めたいの?パパの社会的生命は終わりだよ?」
ママはそれもそうだと考え直す。
「ねえ」とママが下手に出る。「お前がいきなり変なこと云うからいけないのよ。こういうことは時間かけなきゃ。また今度ゆっくり話し話し合いましょ?」
「駄目。ママはもう二度と来てくれないに決まってる。今しかチャンスはない」
ママはしくしく泣き出した。
吉田君はママに近づき「ごめんね、ママ。わがまま云って」とママの肩を撫でた。
「触らないでよ、汚らわしい!」ママは息子の手を振り払う。

思い余った吉田君は「ママ、逃げちゃ駄目だよ」と云いつつ、隣室へ行く。ママはこの時とばかり荷物をまとめて逃げ支度をする。荷物など放っておいて逃げれば逃げ切れただろうが、そこが女の浅はかさで、衣類などをかき集めていたものだから時間を食った。そこへ三浦君のお母さんが入って来た。

「わたくし、隣室の三浦の母でございます。どうぞよろしくお願いいたします」和服姿の三浦君のお母さんは、畳みに頭をつけるように深々とお辞儀した。
吉田君のママは突然同年輩の婦人が闖入して来て挨拶したのに驚いた。
「は、はあ。初めまして」吉田君のママも膝をついて挨拶したが、「私、一寸急ぎますので、失礼!」と云ってバッグを手にドアを開ける。表には息子が立ち塞がり、ピシャリとドアを閉めてしまった。ママは仕方なく、三浦君のお母さんの向かいに座った。

「実は…」と三浦君のお母さんが口を切る。「先だって、お宅様の坊ちゃんと私、ナニしましてね。坊ちゃんの太くて長いのを堪能いたしました。時間も長いし、ちゃんと私をイかしてくれまして、素晴らしい坊ちゃんです」
吉田君のママは、初対面の婦人がとんでもないことを云い出すので、口をあんぐり開けていた。
「それといいますのも、元はわたくしが伜とやり始めたのが切っ掛けでしてね。親のわたくしが云うのもナンですが、わたくしの伜もなかなか達者で…。テクニックといい、スタミナといい、結構やるんですよ。抜かず二番とか抜かず三番とかって、おほほ」
吉田君のママの顎は外れんばかりだった。
「そりゃ、わたくしだって最初は抵抗がありました」と三浦君のお母さんが続ける。「地獄に堕ちるとか思いましてねえ」
「そ、そうです、絶対地獄に落ちますわよ!」やっと吉田君のママが口を挟む。
「ところがどうでしょう。伜とやり始めてから、精神的にも身体的にも全てがいい方向に向かっておりまして、今じゃ十日に一遍伜に会いに来なければいられなくなりました。こんな充実した人生は考えられないくらいですわ。わたくしに云わせれば、地獄どころかこの世の天国です」
吉田君のママが何か云いかけたが、三浦君のお母さんが遮る。
「あのね奥様」と、三浦君のお母さんは秘密を漏らすようにひそひそ声になる。「二つ向こうの山本さんも、実は母子で…。お向かいの杉山さんはお母さんと妹さんと…」
「んまあ、こんな下宿に息子を入れるんじゃなかった!」と吉田君のママ。
「でもね奥様。皆さん、みな明るいいい方ばっかりで、まだ地獄に堕ちた人なんて一人もいやしません。妙な通念に縛られず、息子さんの成長を祝福してあげるのがいいのじゃないでしょうか?奥様にもわたくしのような悦びを味わって頂きたいと思うんです。お婆さんになってから後悔しても遅いですよ。いま、人生を楽しむべきです。天国ですよ、奥様。差し出がましいことを云いまして申し訳ございませんでした。では」
一礼して三浦君のお母さんが去った。

三浦君のお母さんの説得がママの心に染み入る時間を作るかのように、吉田君はしばらくママを一人にして部屋に入って来なかった。

吉田君のママにとって、三浦君のお母さんの話は衝撃だった。実際に母子相姦を体験している母親の談話である。ほかにも何人もそういう母親がいるという事実。実は吉田君のママのセックス・ライフは悲惨なものだった。夫は過労死寸前の働き蜂で、帰宅するとグースカ寝込んでしまうばかり。熟れ切った妻の欲望を満たしてくれていなかった。吉田君のママは三浦君のお母さんの明るい話ぶりにも打たれた。充実した人生。いまを楽しむ。この世の天国(私だって人生を楽しむ権利がある!私だってセックスを楽しむ権利がある!)ママのバリヤーは溶けてしまった。

タイミングよく吉田君が入って来た。吉田君はママの目が虚ろで、身体が弛緩しているのに気付いた。もうママが逃げ出す心配はない。吉田君はママのスーツを脱がせ、ハンガーにかけた。目の前にシュミーズ姿のママがいた。
「お前のアレ、大きいんだって?」とママ。
「触ってごらん」と吉田君はズボンの上からママに触らせる。
「まあ!パパのより大きそうね」
「見てみて」と吉田君はズボンとパンツを脱ぎ捨てる。勃起したペニスを誇らしく突き出す。
「わあ!間違いなくパパのより大きいわ」

吉田君はママのシュミーズを取り去った。ママはブラとパンティだけになった。もう一息だ。吉田君はママの身体を抱き締め、ブラの下に手を入れておっぱいを揉んだ。
「あうーん!」ママは口を半開きにする。すかさず、吉田君はママにキスし、舌を差し込む。
息子とのフレンチ・キスはママを興奮させた。ママも激しく舌を動かし、息子の舌と絡めあった。ママとのキスを続けながら、吉田君はママのパンティを下ろした。半分下ろすと、ママが自分の足でパンティを取り去った。吉田君は夢が現実となる一刻一刻を深く味わっていた。ママのおまんこに手を伸ばす。
「あうっ!」ママの身体が弓なりになる。吉田君はママのクリトリスを撫で、おまんこ周辺をも刺激し、じわじわとママの興奮を高めて行った。片方の手でブラをずり上げ、吉田君はママの乳首を吸った。
「あははーん!」ママが悶える。指におまんこの湿り気が感じられるようになると、吉田君は指を一本入れた。「おおーん!」ママが呻く。吉田君は指を二本入れた。「あっあっ!」

吉田君はここが潮時だと思った。ママの両脚を曲げ、吉田君はママの股ぐらに正対した。ペニスでママのおまんこを上下に撫でる。
「お、お前、早くやって!」ママは予想外の言葉を吐いた。
コンドームを着けた吉田君は、ママの膣口に狙いを定め、「ママ、行くよ!」と云った。ついに歴史的な瞬間が訪れたのだ。あれほど念願し、想像だけで勃起し続けた、まさにその瞬間である。ママはうっすらと目を開けたが、何も云わない。全てを肯定し、息子に全てを委ねた表情である。吉田君はぐーっと腰を前進させる。ぬるーっ!とペニスがママのおまんこに納まる。(やったーっ!)大願成就である。

母子は抱き合い、汗にまみれ、激しくセックスした。
「ああーん!あわわーん!」ママが叫びながら昇天した。
「ママ、ママっ!うぐぐぐ!」吉田君はぶきゅーん!ぶきゅーん!とママの体内に射精した。

トントン!と形だけのノックの後、三浦君が入って来た。
「ぼく、隣りの三浦です。初めまして」
吉田君のママは露出した胸をシーツで覆いながら、「は、初めまして!」と云った。
「吉田」と三浦君が云った。「済んだら、うちのおふくろが来てほしいってさ」
「分った。ママ、後は三浦に引き継ぐから、楽しんで。ひょっとすると、後で山本も来るかも知れない」

吉田君は出て行った。三浦君はズボンを脱ぎ、突っ張っているペニスで脱ぎにくそうにブリーフを取り去る。イったばかりなのに、吉田君のママはもう三浦君のペニスに欲情をたぎらせていた。

確かにこれは“天国”だ…と吉田君のママは思った。




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