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4. トラ・トラ・トラ!

おばさんはお茶とお菓子を盆に乗せ、「兄さん、これジミーとサブリナに届けてくれる?」と頼んだ。
「あいよ」兄さんは気軽に立ち上がった。ジミーは9歳の黒人の男の子で、サブリナは7歳の白人の女の子。二人ともアメリカから当家に養子となってやって来て、離れにそれぞれ部屋を貰って住んでいる。

数分後、兄さんが駆け戻って来た。
「たた、た、大変だ。おい、ジミーとサブリナがおまんこしてるんだ!あんなこと許していいのか?」
「またですか」と落ち着いた声でおばさんが答えた。
「またって!お前、あいつらホンのがきじゃないか!それも兄妹同様の身の上で」
「だって、日本に来る前から二人でやってたんですもん。もう止められないわ」
「そんなことでいいのかなあ。うむむ」
「それより兄さん、このお盆は茂の部屋へお願いします」
「あいよ」兄さんは呆然としながら立ち上がった。

数分後、兄さんが駆け戻って来た。
「おおお、おい!茂君と幸ちゃんがおまんこしてる!兄妹でだ!お前、知ってた?」
「またですか」おばさんが静かに答えた。
「どうなってるんだ、この家は!兄と妹でおまんこ…、兄と妹、兄と妹…」兄さんは話している自分たちも兄と妹であることに気付いた。兄さんが愕然と妹を見る。妹は食い入るような目で兄を見返している。

おばさんがずいっと兄さんに近寄った。
「兄さん、あたしとやって!」
「お、お前!」
「兄さん、あたし、嫌い?」
「兄妹の間で好きも嫌いもないさ」兄さんはおろおろする。
おばさんは兄さんの手を取って、和服の襟口からおっぱいへと誘導した。
「お前!」兄さんの声が震える。
おばさんは、兄さんのもう一方の手を取り、今度は着物の裾から自分の股ぐらへ差し入れた。下着をつけない習慣のおばさんだから、その手はもろにおまんこに触れた。そこはすでにびとびとに濡れていた。

賢明な読者はもうお分かりだろうが、幸ちゃんは伯父さんから抜いた陰毛を、夜の間に母親の陰毛に絡めたのである。柳生の秘法は霊験あらたかで、おばさんを兄への欲望の虜にしてしまった。おばさんは一計を案じ、ジミーとサブリナ、茂君と幸ちゃんに同時刻におまんこするように指示し、兄さんの近親相姦へのバリヤーを取り払おうとしたのだった。

作戦は功を奏した。両手で妹の急所に触れている兄さんの脳内を、最前絡み合っていたジミーとサブリナの白黒の裸身と、実の兄妹でおまんこを楽しんでいた茂君と幸ちゃんの姿が走馬灯のように駆け巡る。もとよりおばさんは伯父さんの可愛い妹であり、しかも熟れきった色っぽい肢体は実妹とはいえ好ましかった。その妹が誘っている。幸ちゃんと伯父姪でやってしまった以上、近親相姦を理由に妹の誘いを止めることは出来ない。兄と妹。ジミーとサブリナ。茂君と幸ちゃん。自分と妹…。

兄さんの指がピクっと乳房をまさぐった時、おばさんは「やった!トラ・トラ・トラ!(ワレ奇襲ニ成功セリ)だわ!」と喜びに跳び上がる思いだった。

兄さんは禁じられたセックスの遂行に、興奮と恐れをあわせて感じていた。兄妹という気安い関係なのに、気安くセックス出来ない禁断の一線があった。伯父姪よりも濃い血のつながりの近親相姦である。それが罪ならば、罪はより重く、それが快楽の源ならば快楽はより深いものに違いない。

兄さんは「毒食わば皿まで」の心境になった。しかし、この世にこんな気持のいい毒があるだろうか?これまで手も触れたことのない実の妹の乳房を揉みしだいている。実の妹の股ぐらに手を突っ込み、そのおまんこをいじっている。どれだけの人間がこんなことを出来るというのか。どれだけの人間が妹にキス出来るというのか。兄さんは妹の口を吸った。どれだけの人間が妹と舌を絡めることが出来るだろう。兄さんは妹と舌を交えた。どれだけの人間が妹を押し倒すことが出来るだろう。兄さんは妹を押し倒した。

おばさんは兄さんの下で帯を解き、着物を開いて全身を曝け出した。兄さんもババッとシャツとズボンを脱ぎ、素っ裸になった。ほんの子供の時以来、お互いの裸身を見るのはこれが初めてだった。二人は目の前の御馳走をゆっくり目で味わった。昨日までは普通の兄妹だった。一夜明けたら、性の欲望の対象になっていた。いま、普通の兄妹が越えられない一線を越えた関係が作られようとしている。

おばさんは待ち切れなかった。兄さんに手を差し伸べた。兄さんが近寄って来る。しかし、兄さんは素直にのしかかっては来なかった。ぐるっと廻って、妹の顔の上にペニスを配し、自分は妹の両脚を持ち上げて上向きになったおまんこに見入った。おばさんは見つめられている自分のおまんこを想像し、顔を赤くした。焦点をそらすように目の前にぶらさがる兄のペニスにむしゃぶりつき、激しく舐め上げた。兄さんもそれに応えて、妹のおまんこにかぶりついた。

二人はびちゃびちゃ、ぴちゃぴちゃとお互いを舐めあった。ついさっきまでは思いもよらない行動だった。どこにでもいる普通の兄妹が、数分後にはこんなことをしている。二人とも信じられなかった。禁断の一線を越えた事実がただのセックスの数十倍の興奮と戦慄をもたらした。

二人は絡み合いを解き、兄さんはゴムを着用し、今度こそ妹の身体の上にのしかかった。おばさんは期待だけですでにイきそうになっていた。兄さんはペニスでおまんこを上下に撫でた。焦らされたおばさんは、闇雲に腰を突き上げ兄さんのペニスを捉えようとする。兄さんは、「おい」と妹に呼びかける。おばさんは兄さんの目を見て、それが最終確認であることを知る。おばさんは頭を激しく上下させ、先を促す。(やめられるわけないでしょ、ここまで来て)

ついに禁断のセックスが成就されようとしていた。その一瞬を僅かでも遅らすかのように、兄さんは妹のおっぱいを揉んだ。妹が喘ぐ。兄さんはペニスの狙いを定め、妹の身体に侵入して行く。じわっじわっと。
「あうううう」おばさんが喜びの声をあげる。(兄さんがあたしに入って来た!おお、全部ずっぷりと入った!ああ、あたしは兄さんとやってる!)

兄さんは妹とつながった満足感を十分味わうと、いったんペニスを抜き、かなり離れたところから、いきなりすぽーん!とおまんこにぶち込んだ。もう愛液でびとびとのおまんこだから可能な一撃であった。不意をつかれたおばさんは全身を強張らせた。兄さんは同じように外からすぽーん!抜いてはすぽーん!ぐるっと廻してはすぽーん!を連打した。もっと接触の度を強めるため、兄さんは妹の身体を引っ繰り返し、突き出させたお尻の間のおまんこを攻撃した。またもやすぽーん!抜いてはすぽーん!
「あわわ、あうーん!」おばさんが呻く。

兄さんは突如ぐりぐり廻し作戦を開始した。ペニスがおまんこ内をくまなくかきまわす。Gスポットも、子宮口も、もれなくかきまわされる。それは快楽でもあり、拷問のようでもあった。
「あううう、いいいいっ!おうっ!むうーん!」
兄さんは垂れ下がる妹のおっぱいを背後から揉みしだいた。
「おおお!あああん!」
通常のセックスにない興奮で昂ぶっていた二人は、もう絶頂の寸前であった。兄さんは妹のおまんこを「これでもか、これでもか!」と突き上げる。二人の汗でおばさんのお尻がぺっちゃんぺっちゃんと餅つきのような音を立て、びしょ濡れのおまんこがすぽんすぽんと鳴る。
「あああーん!」ぺっちゃんぺっちゃんすぽんすぽん。「うわあああああああ!」おばさんがイった。
「むむむぐう!」兄さんもイった。

次の日、何故か分らないが伯父さんは急に茂君に色目を使いだした。誰かがふざけて茂君の陰毛を伯父さんの陰毛に絡めたらしいのだ。茂君は家じゅうを逃げ廻らなくてはならなかった。幸ちゃんが秘かに笑い転げていた。




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