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11. 蟻地獄

下宿に男女の訪問者があった。女性は色白でぽちゃぽちゃっとした可愛い顔で、背は高からず低からずの、推定26歳。男性は20歳前後で、のんびりした感じの顔の若者。

「私ども、『未成年の妊娠防止活動協議会』から参りました」と女性が名刺を差し出しながらおばさんに云った。「私は真帆、こちらはアシスタントの宮田と申します。この協議会は非営利団体です。コンドーム製造販売会社から寄付は頂いていますが、私たちはコンドームのセールスマンではありません」
「はあ」とおばさん。
「アメリカでは、中学生、高校生が妊娠するケースが激増しています。出産して母親になっている学生も多いのですが、未成年で育児をしながら通学するというのは大変なことです。結局、ドロップ・アウトして、夢も希望もない人生を歩んで行くことになります」と真帆さん。
「日本はどうなんですか?」とおばさん。
「日本でも未成年の妊娠は増えています。そして、これまでの歴史から云っても、アメリカの現象は必ず日本にも現われるのです」

「で?」
「お邪魔したのは他でもありません。お宅の息子さんとお嬢さんに避妊の方法について、きちんと知って貰いたいのです。学校の性教育は生ぬるくて効果がありません。私たちはもっと具体的に説明します」と真帆さん。
「はあ」とおばさん。「じゃ、息子の部屋でどうぞ」
茂君と幸ちゃんは協議会の二人を、離れの勉強部屋に案内した。

真帆さんは、アシスタントの宮田君に棒グラフだの円グラフの図面を持たせながら、茂君と幸ちゃんにエイズや性病の危険について説明し、コンドームが避妊の役割だけでなく、安全なセックスに繋がるものであることを力説した。真帆さんはアタッシェ・ケースからコンドームの袋とディルドを取り出し、コンドームの使い方の実演を始めようとした。
「真帆さん!」と茂君が制止し、「そんな模型にかぶせるんじゃなく、ぼくの本物を使って下さい。でないと、よく理解出来ません」と云った。
「ええっ?ちょっと、それは…」と真帆さんがうろたえている間に、茂君はずんずん裸になってしまう。
「キ、キミ!」と真帆さん。「何も真っ裸にならなくても」
「でも、ズボンからペニスだけ出すって、卑猥じゃありません?」と茂君。
「それもそうね」と真帆さん。

「じゃ、お願いします」と茂君がペニスを真帆さんに突き出す。
「宮田君、あなたやって頂戴」と真帆さん。
「真帆さんでなきゃ、やだ!真帆さん、お願いします」と茂君。
「困ったわねえ。こんなの初めて。んーと、キミまだ完全勃起してないから、コンドームつけにくいわ」
「真帆さんが舐めてくれれば、完全勃起します。保証します」と茂君。
「冗談じゃない。仕方ない、こするか」と真帆さん。
「気持いいーっ!」と茂君。
「あ、勃起した!キミ、年齢の割りに大きいね。じゃ、コンドームを着けます。あ、お嬢ちゃんもよく見といてね」真帆さんが幸ちゃんに声をかける。
「はーい」と幸ちゃん。

「こういう風にコンドームをあてがい、するすると伸ばせばいいの」
「これで安全にセックス出来るわけですね」と茂君。
「そう!」と真帆さん。
「じゃ、やりましょう!」と茂君が真帆さんにのしかかる。
「きゃーっ!何するの!宮田君、助けて!」真帆さんがじたばたする。
宮田君が茂君の両腕を羽交い締めにして、真帆さんの身体から引っぺがす。

「じゃ、仕方ない。幸、お前、脱げ」と茂君。
「うん」と云って、幸ちゃんが裸になる。真帆さんも宮田君も唖然とする。
茂君は横になった幸ちゃんに覆いかぶさる。
「キ、キミ!止めなさい!なんてことするの!駄目よ!」と真帆さん。
「どうして駄目なんですか?」と茂君。「真帆さんがやらしてくれないから、妹とやるしかないじゃないですか」
「だって、近親相姦じゃない!」
「近親相姦が何でいけないんですか?」
「近親相姦だと障害を持った子供が出来やすいのよ」と真帆さん。
「だって、コンドーム着けてるから妊娠しませんよ。安全なセックスだって云ったじゃないすか」と茂君。
「んもーっ!」真帆さんは困り果てる。

茂君は幸ちゃんにキスし、身体のあちこちを愛撫したりしていたが、いよいよおまんこの体勢に入る。
「駄目ーっ!宮田君、止めさせて!」真帆さんが怒鳴る。
しかし、目の前で本当の兄妹の近親セックスが始まるという興奮に痺れていた宮田君は、茂君と幸ちゃんの姿から目を逸らせず、凍りついたようになっている。
ついに茂君は幸ちゃんのおまんこにペニスを突っ込み、ピストン運動を始めた。
「宮田君っ!」と真帆さん。
興奮した宮田君は、兄妹を止めるのではなく真帆さんに襲いかかった。
「真帆さん、ぼくらもやりましょう!」と云った。
「何を馬鹿なこと云ってるの!あなた馘にするわよ!」と真帆さん。
馘の一言で宮田君がストップ・モーションになる。真帆さんは自分一人で茂君に掴みかかり、兄妹のセックスを止めようとする。茂君は引っぺがされながら反動を利用し、うまく真帆さんを押さえ込んだ。
「妹が駄目なら、真帆さんしかいませんね」と茂君。
「いいかげんになさい!私たちはそういうために来てるんじゃないわ」と真帆さん。

「安全なセックスを楽しみましょうよ」と茂君。そう云いながら、真帆さんのおっぱいを揉み、スカートに手を入れてパンティの上からおまんこを刺激する。
「あああ!止めて!宮田君、助けて!」真帆さんが宮田君を見やると、宮田君はいつの間にか裸になって幸ちゃんに覆いかぶさっていた。
「もーっ!あなた、本当に馘!」と真帆さん。
「じゃ、ぼくがアシスタントになる」と茂君。
「冗談でしょ。あなたみたいなスケベと一緒じゃ、未成年の妊娠防止じゃなく、未成年のセックス振興になっちゃう」と真帆さん。
茂君は真帆さんのパンティがじわじわと湿って来たのを感じた。真帆さんは自分と妹のセックス、宮田君と妹のセックスを見て興奮しているのだ!茂君は転がっていたディルドをひっ掴み、真帆さんのパンティを片側に寄せ、真帆さんのおまんこにそいつを突っ込んだ。
「ひーっ!」真帆さんは悲鳴をあげた。
茂君は真帆さんにキスした。噛まれるかと思ったが、真帆さんは茂君の舌を受け入れた。色々な刺激によって、もう真帆さんの自制心は砕け散っていた。真帆さんの身体の緊張はとけてしまった。

茂君は真帆さんを裸にした。好もしい形のおっぱいに乳首が勃起していて、おまんこからはしとどに愛液が漏れている。茂君は真帆さんの身体に乗っかり、ペニスを突入させた。
「あうーん!」真帆さんが叫んだ。
茂君は自分の幸運に感謝し、真帆さんのような人がどんどん来訪してくれることを願いながらピストン運動を始めた。
「あは!ううーん!と、ところで宮田君っ!」と真帆さんが云った。
「はい。何でしょう?」幸ちゃんに乗っかっていた宮君が返事する。
「あなた、あはーん!コ、コンドーム着けてるでしょうね?むふーん!み、未成年を妊娠させちゃ駄目よ」
「もちろんですよ。忘れたら馘になっちゃう」と宮田くん。
「あら、あ、あなた、うぐぐ!もうとっくに馘なのよ。あはん!わ、忘れないでよ」と真帆さん。
「じゃあ、ぼく、仕事の最中に真帆さんが未成年とセックスしたって部長に報告します」
「止めてよ!私まで馘になっちゃうじゃない!むぐう!」
「じゃ、お互いに仲良くしましょうよ」と宮田君。
「このーっ!あはあはーん!」
「それから、ぼくとも時々やって下さい。それが条件」と宮田君。
「く、くそ。あわーん!」真帆さんがイった。
「むむーん!」と茂君もイきながら、(そうか、おれもそのテで真帆さんと自由にやれるかも知れない)とニンマリしていた。




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