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11. 鼻の血脈

緑さんの部屋に、緑さんのお父さんと弟の春夫君、秋夫君が集まっていた。やりたい盛りなのに、豚のような鼻のおかげでガールフレンドが出来ない春夫君と秋夫君は、電車賃が溜ると姉さんのところへやって来てはやらせて貰っていた。【『愛のエチュード』参照】今日はたまたま、これまた緑さんとのおまんこ目当てで来たお父さんとかち合ったのだった。

一家四人は着ているものを脱ぎ、素っ裸になった。みんなこのアット・ホームなセックスに慣れて来て、もう照れも羞恥心もなかった。男たち三人が緑さんの裸身に群がり、てんでに愛撫を始めたその時、バーン!とドアが開き、40代半ばの女性が乱入して来た。
「おめら、こら一体何の真似だっぺが!」女性が茨城弁で云った。頭から湯気を出しそうにカンカンになっている。よく見るとその女性の鼻は、整形手術前の緑さんの鼻、現在の春夫君と秋夫君の鼻にそっくりだった。この女性が三人の母親であることは一目瞭然だった。

「あんだ!」とお母さんは今は離婚している元の旦那に呼びかけた。「あんだはよりによって実の娘とやる気なのげ?畜生だっぺよ、そら。もうおめとは他人だがら、おめがどごの女とやろうが関係あんめけどもよ、緑はおらの娘だがんね。手出さねでよ。近親相姦なんておぞましいごどさ娘を引きずり込まねで!春夫に秋夫!おめらもなんだい。実の姉ちゃんとおまんこすっぺなんて、見下げ果でだ根性だな。なんでよその女の子といちゃいちゃしねんだ?」
「母ちゃん!」と緑さん。「母ちゃんが悪いんだど!あんなに頼んでんのに、春夫と秋夫に整形手術受けさせねんだがら。あの鼻じゃよその女の子とやるどごか、デートさえままならねべよ」
「うっせえ!」とお母さん。「男は顔じゃねんだよ。逞しく甲斐性があれば女はついで来るもんだ。見なよ、母ちゃんなんか、女だってこの鼻で生き抜いでんだ。おめらは度胸がねえだけだっぺ」

お母さんは息子二人の衣類を拾い上げて、それぞれに投げつけた。
「さ、着ろ。母ちゃんと一緒に帰(けえ)っぺ」お母さんは元の旦那を振り返り、睨み付けた。「あんだ、あだしは緑の保護者として宣言すっけどよ。もう二度と緑に会わねでくれ。この部屋でも、どこででもだ。娘をセックスの道具に使おうなんて絶対に許さね!」
「母ちゃん、あだしは自由意志で父ちゃんとやってんだ。父ちゃんの道具なんかじゃねど。春夫と秋夫とも可哀想だがらやってんだど!」
「おめは婚約してる身だっぺよ!そうたごど知れたら破談だど。折角のいい話が壊れてもいいのげ?」とお母さん。
「あだしのことは放っといてよ。あだしは父ちゃんと今後も会うがらな。今後もやっからな」
「緑!誰のお蔭で大学さ行がして貰ってんだ?」
「番頭と浮気して、この父ちゃんが築いた造り酒屋を二人で乗っ取った母親と継父のお蔭だべ!」と緑さん。

「おめったら、この恩知らずが!」とお母さんは緑さんに掴みかかる。
緑さんは若さでお母さんの拳を避け、逆にお母さんを羽交い締めにしてしまう。
「父ちゃん!」と緑さん。「母ちゃんのおまんこ恋しかったっぺ?さ、やったらいいべ。あたし、押さえてっから」
お父さんはハッとする。緑さんの言葉は正しかった。お父さんが妻の豚鼻を気にせず長く一緒だったのは、彼女のおまんこの素晴らしい性能ゆえだった。それは娘の緑さんにも受け継がれていたが、長くやり慣れた奥さんのおまんこに較べられるものではなかった。お父さんの気持ちは揺らいだ。
「父ちゃん、早ぐ!」と緑さん。
「冗談じゃねえど!」とお母さん。「もう、おめとは他人なんだがら、あだしに手え出したら強姦だ。法の裁きさ受げさせっかんな、え?」
「父ちゃん、かまわずやっちゃいな!」と緑さん。
お父さんは元の妻のスカートを捲り上げた。
「やめなってばよ!あんだ、警察沙汰だど!」とお母さんが緑さんの手を振りほどこうとする。
お父さんは元の妻のパンティを下ろす。懐かしいおまんこが現われる。
「キャーッ!」お母さんは元の旦那にやられることばかりでなく、息子二人の前で秘部を曝け出すことに耐えられない。盛大に脚をばたばたさせて暴れる。春夫君と秋夫君は、お母さんの黒い股ぐらに目を凝らしていた。実の両親が目の前でおまんこを始めるという雲行きに、二人ともペニスを勃起させている。

お父さんは、しばし元の奥さんのおまんこを見つめていたが、
「緑。折角だげど、おらやんね」と云った。
「父ちゃん、どして?」と緑さん。
「おらを捨てた女となんかやりだぐね。セックスは好きな相手とやるもんだべ」とお父さん。「けど、春夫と秋夫は別だっぺ。おめら、母ちゃんとやりだぐねが?」
「えーっ?」と春夫君と秋夫君は顔を見合わせる。
「おめえっ!」とお母さん。「しどいごど云わねでよ!近親相姦さ唆すなんて、ひでえ父親でねが?春夫!秋夫!駄目だど、この人の口車さ乗っちゃ」

「おれ、母ちゃんとやりで」と春夫君。
「おれも」と秋夫君。
「駄目ーっ。緑、放せ、このーっ!母ちゃん帰して!」とお母さん。
「緑、疲れたっぺ。おらが代わっぺ」とお父さん。お父さんがガシっと元の妻の身体を押さえる。「春夫、秋夫、やりでならやれ、ほれ!」
「やめでーっ!誰かーっ!」とお母さん。この下宿ではこういうことはよく起きるので、いくら騒いでも誰も来ない。
「おらがやれば、このくそばっぱは本気で警察さ駆け込むべ。けど、春夫と秋夫がやる分にはなんもしねえど。実の母親にそんなごど出来ねべよ」とお父さん。

春夫君と秋夫君がお母さんとやりたかったのは、“お母さん”だからである。彼らが姉さんの緑さんとやり始めた時、血族同士のセックスという禁忌は意味がなくなった。お母さんが次の性の対象として浮かび上がって来るのは当然の成り行きだった。二人は互いに打ち明けたことはなかったが、それぞれが(お母さんとやったらどうだろう?)と日夜考えていた。お父さんが唆さなくても、いつかはこういう日が来たかも知れなかったのだ。

春夫君がお母さんの股ぐらへにじり寄る。
「駄目ーっ!やめでーっ!」お母さんが暴れる。
「秋夫」とお父さんが次男を呼び、何ごとか耳打ちした。
秋夫君はお母さんの胸の上にまたがり、勃起したペニスをお母さんの口に入れようとした。お母さんは必死で顔を左右に振る。しかし、秋夫君の手で口をこじあけられ、ついにペニスを含ませられてしまう。お母さんは息子のペニスを食いちぎるわけにも行かず、仕方なく口に含んでいる。もうギャーギャー騒げない。それがお父さんの目論見だった。

お母さんが秋夫君のペニスに気を取られている間に、春夫君は勃起したペニスにコンドームをかぶせ、お母さんのおまんこにずぶん!と入れた。
「ぶぎゅぐぼげごべ!」お母さんが声をあげる。
春夫君は姉さんの助けでセックスに慣れていたし、女の急所も教わっていた。お母さんにもそれを応用する。
「ぶぐぐぐぐ!」お母さんが呻く。
「母ちゃん、舐めでくれよ!」と秋夫君。お母さんがずっと自分のペニスを無視しているので、苛々して来たのだ。「舐めてでくんねど、こうすっと」と云って、秋夫君はお母さんの口めがけてピストン運動を始めた。
「ごぶぎゃぼごぐむむ!」
春夫君は、お父さんがお母さんの豚鼻にもめげず惚れ込んだという名器を味わっていた。三人の子供を産み、現在40半ばの旧型まんことはいえ、お母さんの襞々にこすられる快感は素晴らしかった。お父さんがかつて味わった快感を、いま息子が味わっている。(父ちゃんがおらたちを種付けしたまんこだ。その母ちゃんのまんこにおれの精液をぶちまけるんだ!)春夫君はその刺激的な思いにうっとりしながら、快調なペースで母親の急所を攻める。

「ばぐぐぼごげぶぶぶ!」お母さんの性感が高まって来る。実はお母さんにも特別の思いがあった。最近、今の夫は二号を作ったようで、とんと御無沙汰だった。お母さんは熟年の欲望が満たされず、夫の遅い帰りを待ちながら両手で自らを慰める毎日だった。そこへ息子二人のこの攻撃である。無理矢理されているとはいえ、赤の他人ではない。自分の血を分けた息子たちだ。男として成長した二人が誇らしく、彼らの見事な一物も愛しかった。犯されている怒りよりも感動が勝った。そういうわけで、お母さんはもう行き着くところまで行かなくては済まない状態になっていた。

お母さんは舌を使って秋夫君のペニスを舐め出した。
「おーっ!おおおお!」秋夫君が歓喜の声をあげる。生みの親が舌を使って自分のペニスに快楽をもたらしてくれている。それは想像以上の悦びだった。
春夫君には前方で何が起っているのか分らなかったが、弟の歓喜の声音は春夫君をも興奮させた。勢い、腰の動きが激しくなる。
「おごおごむぐむぼぼ!」お母さんがよがる。
突然、秋夫君はお母さんの口からペニスを抜き、急速にしごいた。どぴゅどぴゅどぴゅーん!精液がお母さんの顔面を襲った。秋夫君はアダルト・ビデオで見たこの顔射を一度やってみたかったのだ。
「うぇーっ!」お母さんが悲鳴をあげる。秋夫君の精液は目と云わず鼻と云わず、お母さんの顔面一帯に飛び散った。

「秋夫ーっ!何よ、これ。もうーっ!」目が開けられないお母さんが抗議する。緑さんがお母さんの顔の上に屈みこんで、お母さんの目や眉から精液を舐め取る。可愛い弟の精液だから、緑さんにとっては何でもないことだった。お母さんは現在の事態を作り出した娘が憎たらしかった。しかし、自分の顔から弟の精液を舐め取っている長女の行動は、やはり血族の麗しい優しさだった。目が開けられるようになったお母さんは、間近な緑さんの顔を追っていた。緑さんはお母さんの唇の上の精液を舐め取る。お母さんは娘の唇との接触に、倒錯的な刺激を受ける。お母さんが舌を出す。緑さんとお母さんの舌が絡み合い、二人はディープ・キスをした。お母さんは緑さんを許したのだ。

状況の変化を察知したお父さんは、元の妻の身体を解放し、緑さんと抱き合った。

「ああ、目がつぶれっかど思ったど」とお母さん。
「精液で目がつぶれだら、ポルノ女優みんな盲目(めぐら)んなっぺよ」と春夫君。
「なんでもいい。春夫、早く母ちゃんをイがして!どんどんやって!」とお母さん。
春夫君と秋夫君は顔を見合わせた。
「母ちゃん」と春夫君。「家でも時々やらしてくれっけ?勿論、秋夫もおれも両方だげど」
「駄目だ。今日だけだ。もうやんねど」とお母さん。
「なんで駄目なのさあ?」と春夫君。
「どうしてもこうしても、母ちゃんが息子二人とやってんのがバレたら、離婚されっぺよ。この歳で一人で追い出されだら、あだしどうやって生ぎで行ぐのよ」とお母さん。
「おらだって、一人で追ん出されて生ぎで来たど」とお父さん。

「男はいがっぺが、中年女は駄目よ」とお母さん。
「バレないようにやればいがっぺ。な、母ちゃん?」と春夫君。
「駄目ったら駄目」とお母さん。
「そう…」春夫君は勃起したままのペニスをお母さんのおまんこから引き抜く。ペニスからお母さんの愛液が滴り落ちる。
「なんだよ、お前!駄目だよ、やってくんねば!」とお母さん。
「家でやらしてくれない母ちゃん、嫌えだ。続きは姉ちゃんとやる」
「そんなあ!春夫、頼むがらよ!」
「家でもやらしてくれっか?」と春夫君。
「んもーっ!」
秋夫君がお母さんの上半身をはだけ、お母さんのおっぱいを曝け出す。秋夫君は片方の乳房を揉み、片方に吸い付いて舐める。
「あおーん!」お母さんは悶える。息子二人がこんな風に親孝行してくれるというなら、とても拒み通せるものではない。
「仕方ね!家でもやっぺ」とお母さん。
「わーっ!」春夫君と秋夫君が喚声をあげる。
「これまで、姉ちゃんとこさ来る電車賃でお小遣い使い果たしてだけど、これがらは貯金出来っかもな」と春夫君。
「ゲーム買おうな!」と秋夫君。
「うん!」春夫君がお母さんにのしかかって行く。お母さんは春夫君にキスし、秋夫君にもキスした。

春夫君は再びお母さんとのおまんこを再開した。秋夫君もおっぱい揉み揉みを再開する。
「ああ、いい!春夫!秋夫!むむむ!もっと激しくやって!」
春夫君はリクエストに応えて大車輪でお母さんのおまんこを攻める。秋夫君はおっぱいを吸う。
「あおおお!うぐぐぐ!」お母さんが身をくねらす。
お母さんの興奮は春夫君をも興奮させた。
「母ちゃん!母ちゃん!おれ!」と春夫君が断末魔の悲鳴をあげる。
「駄目!春夫!まだイっちゃ駄目!」お母さんが命ずる。しかし、遅かった。
「母ちゃん、悪(わり)い!」どぴゅどぴゅと春夫君は射精してしまった。今日一発目だったのだから無理もない。

お母さんは首を廻して秋夫君のペニスを見た。それはまだうなだれたままだ。
「あんだ」とお母さんが元の夫に呼びかける。「あだしをこのまま見殺しにする気であんめね?」
「どいう意味だ、それ」とお父さん。
「あだし、まだイってねんだ。元気な珍々はあんだのしかねえべ。さ、やって!」
「おれの知ったこってねえ。勝手に悶えたらいがっぺ」とお父さん。
「そんなごど云わねで、頼むがらやってくれ、な?」とお母さん。
「父ちゃん」と緑さん。「母ちゃん、苦しんでんだがらやってやって」

緑さんが頼むに及んで、お父さんは仕方なく元の妻に覆いかぶさった。
「あんだ、あだしが悪がった。許して」お母さんが囁いた。その詫びを聞いたお父さんは満足し、やり慣れた元の奥さんの身体を抱き、最大限に開かれた股に腰を近づけた。お父さんは元の奥さんのおまんこに狙いを定め、ずっぷり!とおまんこを刺し貫く。お母さんは元の旦那の背中に両足を廻し、そのペニスを子宮口にまで届かせる。二人の身体が一体となって激しく揺れ動く。
「あわわわ!あんだ!やっぱ、いいわ、おおおお!」とお母さんが叫ぶ。
「おめのまんこもいいど!」とお父さん。
お母さんの目に涙が溢れる。

緑さんも貰い泣きする。春夫君、秋夫君は、目を見開いて両親のおまんこを見守る。それは感動的なセックスだった。一家五人の再会は、こうして最良の結末を迎えたのだった。




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