5. しばい大作戦
雑役係と云えば聞こえはいいが(そうでもないか?)、実際には花岡彰吾と矢野竜子は一種の“奴隷”と云ってもよかった。普段は何をしていても勝手なのだが、携帯電話が鳴って呼び出しを受けるとこの下宿に飛んで来なければならない。花岡の場合は、三日に一遍の庭掃除とか家に数ヶ所あるトイレの掃除が主で、これはまあお手伝いさん風なまともな仕事である。しかし竜子の場合は、やりたい盛りの茂君の性欲処理係にさせられて、結構頻繁に呼び出されている。もともと、花岡と竜子は「帝銀事件」の真似をして保健所職員を騙って下宿にやって来て、おばさん、茂君、幸ちゃんに睡眠薬を飲ませ、13歳以下の少年少女(ジミーとサブリナ)を強姦しようとしたのだから、刑務所に行かずに済んでいるだけでも御の字だった。【『罪と罰』参照】
今日も竜子は茂君に呼びつけられ、フェラチオをさせられていた。ベッドの上でではない。茂君はテーブルに向かって宿題をやっており、竜子はそのテーブルの下で茂君のペニスを舐めているのである。30代の竜子が15歳の少年にこんな風に奉仕させられている姿は哀れだが、悪行の報いだから仕方がない。竜子は美人とは云えないまでも、バーのホステスにはなれる器量の持ち主で、いまはその顔を歪めてフェラチオに専念している。
「あがだ、ごんがごどじでで、よぐべんびょうばんがれれるわれ(あんた、こんなことしてて、よく勉強なんか出来るわね)」と竜子が云った。
「うん。誰とやろうかなんてあれこれ考えなくていいから、集中出来るんだ」と茂君。
「めんばびど(変なヒト)」と竜子。
「そうかな?」と茂君。
「ね、あたし、いつまでこんなことしなきゃなんないの?お婆さんになるまでこんなことさせられるなら、死んだ方がましよ」と竜子。
「30年というのは可哀想だから、大負けに負けて10年かな?」と茂君。
「10年経ったら、あんた、もう結婚してるでしょうに」と竜子。「奥さんの前であたしにこんなことさせる気?」
「その時になってみなきゃ分んないよ。ぼく、結婚しないかも知れないし、竜子さんと結婚したくなるかも知れないし」
「また、うまいこと云って…」
「竜子さん、花岡さんと結婚してるの?」と茂君。
「同棲してるだけよ」と竜子。
「二人とも未成年が好きなのに、どうして一緒に住んでるの?」
「未成年のいい獲物がないと、仕方なく二人でやるの」
「竜子さん、ベッドへ行こう!」と茂君。花岡と竜子がやっているイメージが茂君を刺激したのだ。他人の女を公然とつまみ食いするという陰湿な悦びも大きい。
二人はベッドに移った。茂君は竜子の身体をいじくり廻す。
「二人は、どうやって食べてるの?」竜子のおっぱいを舐めながら茂君が聞く。
「花岡もあたしも仕出しなの」と竜子。
「え?出前持ち?」
「そうじゃなく、業界用語で“ちょい役”のこと。映画やTVの俳優の端くれなのよ。群衆とか、通行人A、村人Bとか。台詞もなく、ただガヤガヤしてることが多いので、“ガヤ”と呼ばれることもあるわ」
「ふーん?それで保健所職員に化けたりするのがうまいのか」と茂君。
「あんたとお母さんには見抜かれたわけだから、まだまだ未熟ね」と竜子。
「他には何やってんの?」茂君は竜子のおまんこに指を入れる。
「それだけよ」と竜子。
「うそつけ。悪いこともしてる筈だ」
「してなーい!」
「してる。顔に書いてある」茂君は指で竜子のおまんこの中を掻き廻す。
「ああん。んもーっ!」
「白状しなさい」と茂君。
「警察に云わない?」と竜子。
「云わない」
「もっとも、証拠はないわけだから、大丈夫か」
「なにさ?」
「泥棒。強盗じゃないよ。ただの泥棒」と竜子。
「ひゃー!」茂君は勃起したペニスを竜子の体内に挿入する。
「この近所をリサーチしてた時だけど、凄いもの見ちゃった」と竜子。
「え、なに、なに!」と茂君。
「一軒の家の夕食が終わって、家族がどの部屋にどういう風に寝るのか窺ってたわけよ。そしたら、なんと家族でやり始めたの!」
「何を?ゲーム?」
「馬鹿ね。おまんこに決まってるでしょうが!」と竜子。
「家族でおまんこって、決まってるかい?」と茂君。
「とにかく、父親は13歳ぐらいの娘とやり出し、その横で母親が8歳ぐらいの息子とやり出したの!」
「それって、この路地の角の家?」健ちゃんの家だ。
「そ。花岡とあたしも興奮しちゃって、花岡はあたしの後からやり始めた」と竜子。「覗きながらやったわけ。なにしろ、本物の近親相姦だからねえ…。あ、あんたの珍々大きくなった。あんた、あたしの話で興奮してんだ。あはは」
「うん、興奮してる。ほかに近親相姦の家、知らない?」と茂君。いささかどきどきする。
「知ってる!」と竜子。茂君はドッキーン!とする。
「どこ?」どきんどきん。
「この家の裏に原っぱがあるじゃない?その向こうの一軒家に30歳ぐらいの男と、10歳ぐらいの娘が住んでるんだけど…」
「そこも?」と茂君。安心すると同時に興味が湧く。
「…なのよ」と竜子。「あ、あんたの珍々、またまた大きくなった!」
「その子、可愛い?」と茂君。
「可愛いなんてもんじゃないわ。食べちゃいたいくらいよ」と竜子。
茂君は俄然竜子のおまんこに向かってピストン運動を始める。
「竜子さん!」
「あははん!なに?」
「ぼく、その女の子食べたい」
「ううぐぐ。だから…?」
「だから、何とかして。上手く行ったらあなたの“刑期”を五年短くするから」
「五年!あううむ!五年は大きいわね。あおーん!」竜子が悶える。
「ただし、誘拐とか恐喝、暴力、睡眠薬などは一切無しだよ。いいね?」茂君は竜子のおっぱいを揉み上げる。
「いいわ。ああああ。早くイかせて!おおお!」竜子は弓なりになる。
茂君は竜子を攻めるツボを知っていたので、簡単に彼女をイかせる。
「あぐわーっ、あごご、おどんな、うっ死(ち)んでしまうごたっ!」竜子がイった。
「竜子さん、熊本出身だっけ?」と茂君が聞いた。
ある日、竜子から電話があった。
「あのさ、この作戦には花岡も噛まないとだめなの。成功したら、花岡も五年短縮、いい?」
「いいよ」と茂君。
「それから、やっぱ、あんただけが女の子とやるんじゃなく、あっちの男にあんたの妹さんとやらせなきゃいけないけど、どう?」
「妹じゃなくて、竜子さんじゃだめなの?」
「あたしも最初そう考えたんだけど、あの男、完璧なロリコンみたいなの」
「じゃ、妹を説得する」と茂君。
「わかったわ。吉報を待ってて!」と竜子。
数日後、また竜子から電話である。
「今日の午後、妹さんと部屋で待機してて?いいわね?」
数時間後、茂君の勉強部屋のドアがノックされた。開けると、30代の丸顔に丸い眼鏡をかけた男と10歳ぐらいの可愛い女の子が立っていた。
「あの、ぼく、原田と云います。茂さんですよね?」と男が云う。
「はい、茂です」
「あの、立ち話もナンですので、入れて貰っていいでしょうか?」と原田さん。
茂君が幸ちゃんを紹介し、原田さんが娘を紹介した。娘の名は悦子だそうだ。愛くるしい顔にピンクのリボンをつけ、水色のワンピースを着ている。茂君はごくりと唾を飲む。
「茂さん…というか、茂君と呼んでいいですか?若いもんね」と原田さん。
「“くん”でいいです」と茂君。
「ありがとう。茂君、実は最近我が家に“未成年を性的虐待から守ろう市民会議”というところから、二人の代表がやって来ましてね…」原田さんは二枚の名刺を出した。それには花岡彰吾と矢野竜子の名があった。
「ほう?」と茂君。
「花岡さんは、私と娘が近親相姦しているという確たる情報を得ている。その情報源は洩らせない。しかし問題は、密室の中で二人だけでやっていることだと云うのです」と原田さん。
「へえ?」と茂君。
「未成年者を自分だけの性欲のはけ口とするような行為は、未成年の健全な成長を妨げてしまうと云うのです」
「その通りでしょう」と茂君が重々しく云う。
「矢野さんが云うには、もっとオープンな関係をもつべきである。極秘事項だが…と云って、あなた方の兄妹関係について触れ、二組がオープンに交流することがいいのではないか?と云うのです」と原田さん。
「なるほど」茂君は竜子のアイデアに舌を巻いた。
「しかし、ぼくはこの可愛い娘が他の誰かにやられるなど、想像するのも嫌でした」と原田さん。
「解ります」と茂君が厳かに云う。
「しかし、ぼくが彼らの提案を受け入れないと、彼らは毎日のようにやって来ると云うのです」と原田さん。「彼らの車には“未成年を性的虐待から守ろう市民会議”という横断幕が張り巡らされていて、そんな車に毎日やって来られたら当然町内の噂になります。教師の職を追われることになるかも知れません。で、決意してお邪魔しに来たというわけです」
「なるほど」と茂君が笑みを隠して重々しく云う。茂君は竜子たちの作戦に拍手喝采したい気持だった。
「実はぼくらも“未成年を性的虐待から守ろう市民会議”からやいのやいの云われて困っていました」と茂君。「ぼくも、可愛い妹を他人に触らせたくないというのは、原田さんと同じです。しかし、どうも止むを得ない状況みたいですね」
「そうのようですな」と原田さん。
「ぼくは悦子ちゃんとやれれば幸せですが、原田さんはうちの幸子でオーケーですか?」と茂君。
「実は、ずっと前から裏の原っぱで遊んでいる幸ちゃんを見て、可愛いなあと思っていました」と原田さん。
「へええ?」と茂君。
「ああいう子とやりたいと、窓辺で幸ちゃんを見ながらオナニーしたこともありました。それでこの悦子が当時の幸ちゃんぐらいの年齢に達した時、ついに我慢できなくなり…」と原田さん。
「解ります」と茂君が重々しく云った。
「では、お互いに決意したことだし、やりますか!」と茂君。「いいな、幸?」
「うん」と幸ちゃん。
「悦子、パパはこっちのお姉ちゃんを可愛がるから、お前、このお兄ちゃんに可愛がって貰うんだ。いいね?」と原田さん。
「うん、パパ」と悦ちゃん。
茂君は労せずして可愛い女の子を抱ける幸せを天に感謝した。悦ちゃんは10歳だそうだから、茂君が初めて幸ちゃんとやった年齢である。懐かしい。
「あ、原田さん!」と茂君はすでに幸ちゃんにのしかかっている原田さんに声をかけた。「妹はもうそろそなのでコンドーム使って下さい。悦ちゃんはまだいいですよね?」
「悦子は大丈夫。幸ちゃんにはゴムつけるから安心して」と原田さん。
茂君は悦ちゃんのスカートをまくった。こんなことをその子の父親の前でできるというのは、実に恵まれた状況である。悦ちゃんは花柄のパンティをはいていた。父親の趣味なのだろうが、可愛い女の子は何を着ても可愛いから得だ。隣りで自分のパパと幸ちゃんが裸になったのを見て、悦ちゃんも洋服を脱ぎだした。ついでに茂君も脱ぐ。悦ちゃんは胸こそ平らだが、どちらかと云えば肉付きがよく、そこここがまろやかで触り甲斐がありそうだ。
茂君が素っ裸になると、悦ちゃんはすーっと寄って来て茂君のペニスを舐め出した。パパの仕込みのよさである。茂君は悦ちゃんを味わいたかったので、フェラチオを中断させ、悦ちゃんを抱いてキスした。
「お兄ちゃん、悦ちゃんのこと、好き?」と悦ちゃんが聞く。
「好きだよ。大好き」と茂君。
「悦ちゃんのどこが好き?」と悦ちゃん。
「こことこことここと…」と、茂君は目から鼻、頬、額などをペロペロする。茂君の口が耳に移った時、
「ケケケケケ!」と悦ちゃんが笑い出した。
「あ、その子、くすぐったがり屋なんです」と原田さん。
「下半身はどうですか?」と茂君。
「場所によりますね」と原田さん。原田さんは数年来のオナペットを組み敷いてご満悦である。
茂君が悦ちゃんのお臍を舐める。
「ケケケケケ!」と悦ちゃんが笑う。
茂君が悦ちゃんの脇腹を舐める。
「ケケケケケ!」
そのうち、幸ちゃんまで「ケケケケケ!」と笑い出した。
「幸、悦ちゃんの真似すんな」と茂君。
「だって、伝染しちゃったんだもん。ケケケケケ」と幸ちゃん。
茂君は悦ちゃんのおまんこに指を入れた。目をつぶっておまんこの刺激を味わっている悦ちゃんは綺麗だった。成長したら美人になるだろう。あと10年もすればどこかの馬の骨が悦ちゃんのハートを射止めるのだろうが、そいつがしゃっちょこ立ちしても叶わないのが10歳の時の悦ちゃんとのおまんこだ。タイムマシンでも使わない限り不可能だ。ざまあみろ。そう思うと、茂君は一刻も早く悦ちゃんの穴を塞ぎたくなった。悦ちゃんの体内に自分の精液をほとばしらせたい!茂君がおまんこの体勢に入ると、悦ちゃんは自分の足を両手で抱え、ペニス受け入れのポーズを取った。素晴らしい躾けだ。茂君はペニスを悦ちゃんのおまんこにズブリンコンと入れた。
「うおーん!」悦ちゃんが呻く。
「あはーん!」隣りで幸ちゃんが呻く。
一時間後、二人の男性は大満足で固い握手を交わした。次回は原田家で“オープンな交流”を行うことが約束された。
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