17. テロリストを撃て！

その日はおばさんと幸ちゃん以外はみな出払っていて、二人だけが茶の間で三時のおやつを食べていた。そこへ、「キキーッ！」という急ブレーキの音と共に一台の車が門内に突入して来て、バキバキ！とツツジなどの灌木を薙ぎ倒して塀の裏側に停まった。続いて、車から二人の覆面の男が飛び出して来ると、ずかずかと土足で上がり込んで来た。二人とも軽機関銃を手にしている。

「な、なんですか、あなた方！」おばさんが気丈に叫ぶ。カンフーの訓練を受けた幸ちゃんは、油断なく身構えるが、機関銃が相手では役に立たないので、闘うそぶりを抑える。男の一人がおばさんと幸ちゃんを見張り、もう一人が奥の部屋、二階、そして離れ家などをチェックしに行く。
「誰もいない」戻って来た男が云った。
「よし」もう一人の男が云った。
二人は覆面を取った。一人は40歳ちょい前位で、長髪をポニーテールにしている脂ぎった丸顔の男。もう一人は20過ぎでモヒカン刈りの異常に細く長い顔の男である。

二人はTVをつけた。臨時ニュースをやっている。アナウンサーが「来日中の合衆国大統領が滞在している迎賓館に爆弾が仕掛けられましたが、幸い不発に終わりました」と喋っている。
「クソ！何がまずかったんだ！」とポニーテール。 「これじゃ、オレサマ・ビン・ラドンに合わせる顔がねえな。畜生！」とモヒカン。
こいつらはテロリストなのだ！テロリストが逃げ込んで来たのだ。おばさんと幸ちゃんは悲愴な顔で目を見交わした。テロリスト二人はTVだけに神経を集中しているわけではなく、目の隅でおばさんと幸ちゃんを捉えている。動いたら撃たれかねない。無闇には動けない。

テロリスト二人は部屋の隅でひそひそと相談を始めた。
「警視庁は厳戒体勢を敷いています」とTVのアナウンサー。「都の主要な建物と機関に機動隊を配置すると共に、主な道路を封鎖して検問を行い、テロリストの行方を追っています」
幸ちゃんは携帯電話を持っていないことを悔やんだ。それがあれば秘かに110番し、言葉は交わせないまでも、テロリストの話し声を聞かせることができるかも知れないし、警視庁なら電話番号からこちらの住所を知ることができるだろう。しかし、格安の下宿料で食べている一家に携帯電話は贅沢で、とても持てるものではなかった。

テロリスト二人は何かを決意したように、お互いの拳をぶつけあった。やがて、モヒカンがおばさんと幸ちゃんの前にやって来て、 「脱げ！」と云った。
「え？」おばさんがおろおろする。
「裸になれつってんだ、このーっ！」モヒカンが喚く。
「お願いです。あたしはどうでも、この子には手を出さないで下さい。お願いします」おばさんは幸ちゃんをかばうように、幸ちゃんの前に立ち塞がる。
「二人ともだ。それとも、機関銃の弾を喰らいてえか？」とモヒカン。
「お母さーん、恐い！」幸ちゃんが泣くような声で云って、背後からおばさんにかじりつく。
「早くしろ！脱がねえと耳たぶを吹っ飛ばし、次は鼻だぞ。いいか？」
そうまで云われれば諦めるしかない。おばさんは着物を脱ぎ、素っ裸になった。幸ちゃんはショートパンツとキャミソールを脱ぎ、催促される前にパンティも脱いだ。

ポニーテールとモヒカンは軽機関銃を構えたまま、おばさんと幸ちゃんの前を行ったり来たりして、二人の身体を舐めるように見た。 「よし、じゃんけんしようぜ」とポニーテールが云い、二人がじゃんけんした。ポニーテールが勝った。「油断すんなよ」とポニーテールが云い、軽機関銃を畳の上に置き、箪笥からおばさんの着物の紐を何本も引っ張り出した。ネッカチーフのたぐいも出し、ポニーテールはおばさんと幸ちゃんに猿ぐつわをかませた。モヒカンが見守る前で、ポニーテールはおばさんの両手を後ろ手に縛り、両脚を揃えて縛った。次に、丸裸の幸ちゃんを床に仰向けに寝せると、近くの何本かの柱を使って幸ちゃんが大の字になるように紐を引っ張って結んだ。これは「スプレッド・イーグル」という姿勢だ。西欧の紋章に、両翼と両足を開いた鷲の模様があるが、あれが「スプレッド・イーグル」の語源である。幸ちゃんはおまんこを曝け出し、無防備そのものの姿にされてしまった。普通のレイプなら、男の金玉を蹴ったり首に空手チョップを喰らわすことも可能だが、スプレッド・イーグルでは何も出来ない。

「なんだ、あんたロリコンだったのか。知らなかったな」とモヒカン。
「この年増もいい身体してるから、娘が済んだらやるぜ」とポニーテール。「けど、この平らな胸の娘が先だ。どうだい、毛も生えてねえ。おまんこがなけりゃ、男の子みてえだ。こういうのがいいんだわ」ポニーテールが涎を垂らす。
「俺にはそんな趣味はねえね。おっかさんのおっぱいの方がずっと魅力的だけどな」とモヒカン。
「好みだから、しゃあねえ。おい、表、見張ってくれ」とポニーテール。
「へえへえ。早く交代してよね。俺のも立ってるんだから」モヒカンが玄関の方に消える。

ポニーテールは上衣はそのままでズボンとブリーフだけ脱いだ。彼のペニスは天を向くように最大に勃起している。それを見た幸ちゃんが「むぐーっ！ふごーっ」と喚きながら首を捩じ曲げて、ポニーテールに何かを訴える。幸ちゃんの頭の先にはコンドームの大箱があった。幸ちゃんは「コンドームをつけてくれ」と頼んでいるのだ。しかし、テロリストには意味が分らない。
「何だ？何が云いたいんだ？」
「むぎゅーっ！ごごごーっ！」と幸ちゃん。
「おい。叫んだりしないか？叫ばないと約束すれば猿ぐつわを外してやる」
幸ちゃんが必死で頷く。
「本当だな？」とポニーテール。
幸ちゃんが頷く。
ポニーテールが幸ちゃんの猿ぐつわを少しずつ外す。いつでも元に戻せる構えだ。
「やってもいいから、コンドームつけて」と幸ちゃん。「あたし、いつ妊娠するか分らない段階だから」
「ふん。後で説明するが、キミにはコンドームは要らないよ」とポニーテール。
「どうして？」と幸ちゃん。
「どうしてでもさ」

ポニーテールはスプレッド・イーグルになった幸ちゃんの身体を撫でさすった。特に念入りに平らな胸と乳首を撫でる。ポニーテールは舌で幸ちゃんの乳首を舐め、お臍を舐め、次第に身体を沈めて大きく広げられた幸ちゃんの股の間に顔を移す。ポニーテールは幸ちゃんのクリトリスを舐めながら、指を数本幸ちゃんのおまんこに入れる。
「お前、処女じゃねえな？」とポニーテール。
幸ちゃんが頷く。
「いくつだ？」
「12」と幸ちゃん。
「ませたガキだな。じゃ、もうイけるのか？」とポニーテール。
幸ちゃんが頷く。
「よし。じゃ、よがって見せろ。盛大に」

ポニーテールはペニスをしごきながら幸ちゃんのおまんこに狙いを定め、ぶすり！と刺し貫く。
「うぐぐーっ！」と幸ちゃん。
「じゃあ、聞かせてやろう。俺たちは迎賓館爆破に失敗した。面目丸つぶれだ。しかし、車にまだ爆薬はある。こうなったら道は一つ。自爆テロだ。お前らと最後のおまんこをしたら、迎賓館に突っ込んで自爆する。お前らも道連れだ」
「ヒェーッ！」幸ちゃんがおののき、おばさんも呻く。
「だからコンドームなんか要らないんだ。お前は妊娠する前に死ぬんだから」とポニーテール。
幸ちゃんは恐怖で声も出ない。
「さあ、最後のおまんこだ。ほれ、よがれ、よがるんだ！」ポニーテールが幸ちゃんに覆いかぶさる。キスをすると噛みつかれるのが恐いので、ポニーテールは若干の距離を置きながら幸ちゃんの表情の変化を楽しもうとする。その瞬間、幸ちゃんが口を尖らしたかと思うと何かをポニーテールに吹き付けた。
「ぎゃああ！」ポニーテールが目を抑えてのけぞる。
先ほど、おばさんが幸ちゃんの前に立ち塞がった時、幸ちゃんは母親にしがみつく振りをしながら母親の髪から一本のヘアピンを口に入れたのだった。それを発射準備にして、男の顔が近づくのを待っていたのだ。ヘアピンで目を直撃されたポニーテールは、苦痛で部屋の中をのたうち廻る。

「どうした！」モヒカンの声がして、戻って来る足音。その時、おばさんは芋虫のようにもぞもぞと動いて入り口付近に身体を移動させた。娘を救おうという必死の行動である。飛び込んで来たモヒカンがおばさんに蹴躓いてつんのめる。モヒカンが倒れるドーン！という音。片目をつぶされたポニーテールは、恐怖感から相手を確かめもせず軽機関銃を手にダダダ！とモヒカンを撃つ。
「野郎っ！」モヒカンもポニーテールを撃ち続け、いつしか二人は胸板を穴だらけにしてくたばってしまった。

おばさんも身動きできず、スプレッド・イーグルの幸ちゃんも動けず数十分経った。やがてパトカーの音が聞こえて来た。近所の人が機関銃の音で通報したのだ。

女二人、それも母娘がテロリストを退治したニュースは世界に広まった。来日中だった合衆国大統領はテロとの闘いを旗印にしていたし、まして、自分を狙った犯人たちを仕留めてくれたとあっては、その母娘を無視することが出来なかった。空には警備のヘリコプターを飛ばせ、警視庁のオートバイ部隊と何台もの黒塗りのシークレット・サービスの車に護衛され、大統領とその夫人が未亡人下宿にやって来た。畳の上に配置された椅子に座った大統領は、TVカメラや記者団の前で、おばさんと幸ちゃんの活躍を大袈裟に賞賛し、二人の手にキスして見せたりした。取材が一段落したところで、大統領は人払いを命じた。部屋は大統領夫妻とおばさんと幸ちゃん、茂君だけになった。

大統領が何か云い、茂君が通訳した。
「テロリストとの一幕を具体的に話してくれってさ」と茂君。
ファースト・レディが何か云った。
「二人とも、そういう状況を知るのが好きなんだって」と茂君。
幸ちゃんは来ているものを脱ぎ始めた。大統領が何か叫ぶ。
「そこまでしなくてもいいってよ」と茂君。
しかし、もう脱いでしまった幸ちゃんはスプレッド・イーグルの形で寝そべる。おばさんも着物を脱ぎ、素っ裸になる。また大統領が何か叫ぶが、止めるというよりおばさんの裸を賞賛したように聞こえる。おばさんは縛られたような恰好で幸ちゃんの近くに寝そべる。大統領にはおばさんのお尻越しにおまんこが丸見えだ。おばさんの黒い陰毛に囲まれたおまんこが何とも淫らである。

幸ちゃんが状況を説明し、茂君が通訳する。話が進むにつれ、大統領は椅子に座っていられなくなり、幸ちゃんの足元に膝をつく。いつの間にかファースト・レディは茂君の手を握り締めている。話に興奮しているらしく、ファースト・レディの手はじっとりと汗ばんでいる。いよいよ、テロリストが幸ちゃんをレイプするシーンにさしかかった。大統領は「おお、可哀想な少女！」という風に幸ちゃんを抱き締めようとしたが、それは結局テロリストがやったように幸ちゃんに覆いかぶさる結果となった。未成年との擬似的セックスの体位を取った大統領は、興奮して腰をへこへこさせた。幸ちゃんが手を伸ばして大統領の股間に触る。そこはパンパンに膨らんでいた。幸ちゃんは大統領のズボンのジッパーを下ろす。

大統領が奥さんを気にして振り返ると、ファースト・レディは、スカートの中に頭を突っ込んだ茂君から、パンティ越しにおまんこを舐められて忘我の境地だった。大統領はほっとして幸ちゃんに向き直り、ズボンからペニスを抜き出す。おばさんは「合衆国大統領のお珍々を逃しては一代の不覚！」とばかり、バッと起き上がって大統領のペニスを含んで舐め出す。大統領は日本女性の技巧的なフェラチオに感動し、おばさんの顔や頭を愛しげに撫でる。最大の勃起状態となった大統領はおばさんを組み敷く。幸ちゃんがコンドームを差し出す。大統領は素直にコンドームを装着し、おばさんの身体にぶすぶすとペニスを突っ込む。大統領の長いペニスに子宮口をつつかれ、おばさんは感激のせいもあって、すぐイってしまう。

その頃、茂君はファースト・レディを床に横たえ、スカートもパンティも取り去っておまんこの最中だった。ファースト・レディは異国の少年の指や舌やペニスに翻弄され、この世のものとは思えぬ興奮と快楽を味わっていた。

大統領は幸ちゃんに手真似で、スプレッド・イーグルの姿勢を取れと指示した。ついでながら、合衆国大統領の旗と紋章もスプレッド・イーグルである。幸ちゃんは前のように大の字になって寝そべる。幸ちゃんは、大統領にもテロリストのようなレイプ願望があるのだと推察した。合衆国大統領は日本の12歳の少女のおまんこにペニスをあてがい、ずぶり！と突入させた。大統領は大の字に身体を開いている少女にのしかかり、その平らな胸の乳首を吸った。
「あはーん！」幸ちゃんがよがる。
「アオオオ！」後でファースト・レディがよがる。
大統領は友好国の家族と非常に親密な友好関係を築き上げつつある満足感に酔っていた。大統領は幸ちゃんのおまんこを突き上げ、相手のことなど構わぬテロリストのように自分の快楽を追求した。幸ちゃんも合衆国大統領にレイプされているような錯覚を覚え、いつもは絶対に感じない興奮を味わっていた。
「オウオウ！」大統領がもう漏れそうな声を出す。
「アオーッ！」夫の声の調子に合わせファースト・レディもイく準備を完了する。
「Oh, God！」大統領が幸ちゃんの体内にどばどばどぴゅーんと精液を発射する。
「うむぐごーん！」幸ちゃんがイく。
「I'm comiiiiiiiinnnggg!」ファースト・レディもイく。
「むぐぐぐっ！」茂君もイった。

大統領夫妻は衣服を正した。大統領のズボンの股間は幸ちゃんの愛液でびとびとに濡れている。
「シゲル。君に貸しができたぜ」と大統領。
「どういうことですか、ミスター・プレジデント？」と茂君。
「君はおれの女房とやった。君が結婚したら、君の奥さんとやらせろ」と大統領。
「じゃあ、ぼくはあなたのお母さんと妹さんともやれるわけですね、ミスター・プレジデント？」
「あはは。君は婆さんが好きみたいだな」
「あなた、それ、私への皮肉？」とファースト・レディ。
「いえ、あのそのむにゃむにゃ。シゲル、今度はみんなでホワイトハウスへ来てくれ。エアフォース・ワンを差し向けるから」
「ミスター・プレジデント、7歳の女の子と9歳の男の子も一緒に連れて行っていいですか？」
大統領は茂君にべったり身を寄せ、囁くように聞いた。
「彼らともやれるのかね？」傍でファースト・レディも聞き耳を立てている。
「もちろんです、ミスター・プレジデント」と茂君。
大統領夫妻は顔を見合わせてにんまりした。
「国賓待遇で君らを呼ぼう。何しろテロリストと闘った英雄一家なんだ。国民の税金を使っても文句あるまい」
おばさん一家と大統領夫妻は銘々抱き合って別れを惜しみ、再会を約束しあった。