7. 青い目のくの一志願
少女くノ一の霞ちゃんが茂君に電話して来た。
「ヘンな外人が柳生道場に来てんだけど、誰も英語解んないの。そちらに行かせるから、どういうことなのか聞いてくれる?」まだ柳生道場は国際化していないようだ。
その“ヘンな外人”が茂君の勉強部屋にやって来た。それは“いい外人”だった。18歳ぐらいのスラッと背の高い、金髪のショート・ヘアをしたベビー・フェースの女の子である。ノーブラのTシャツからは二つの固めのおっぱいが突き出ており、ショートパンツからはすらりと長い脚が伸びている。全体にスレンダーな割りには腰は大きく、お尻もぷっくり出ている。チア・リーダーのようなその姿態を一目見るなり、茂君の一物はもこもこと鎌首をもたげた。
「Hi! I'm Linda. Nice to meet you!」(ハイ!わたし、リンダっていうの。初めまして!)と女の子が云った。
「Hi! I'm Shigeru. Nice to meet you, too.」(ハイ!ぼく、茂。初めまして)と茂君。
以下の会話は全て英語で行われたのであるが、読者の便宜を考慮し、拙訳の日本語に変換してお届けする。誤訳も混じっている恐れがあるが、何卒お許し願いたい。なお、ひらがなばかりの訳の分らない言葉は、リンダちゃんには理解不能な日本語という設定である。
「で、何か助けが必要なの?」茂君がリンダちゃんを部屋に入れながら聞いた。リンダちゃんは茂君よりもずっと背が高く、見上げなくてはならない。バスケットか何かのスポーツをやっていたのだろう。
「わたし、忍者になりたいの。柳生道場に入門したいのよ」とリンダちゃん。
「えーっ?」茂君がたまげる。
「わたしのパパはアメリカの映画会社の日本支社長となって、最近着任したの。わたしもついて来たんだけど、いい機会だから忍者の修業をしたいの」
「でも、なんでまた忍者なの?」
「パパの予言ではカンフーはやり尽くされ、アメコミの映画化も残るは二軍選手みたいなヒーローばかり。いま日本のサムライが脚光を浴びてるけど、次は忍者だって云うの。で、私を忍者スターに仕立て上げようとしてるのよ」
「映画ならコーチを雇えばいいんで、何も本当に忍者にならなくてもいいんじゃない?」と茂君。
「本物だから売れるのよ。クレーンで吊られて宙を飛ぶのと、本当に飛ぶのは違うわよ」
「大学は行かないの?」と茂君。
「パパの任期はどうせ二、三年だから、アメリカに帰ってから入学する。スターになれなかったら…の話だけど。大学では忍者についての研究論文を書けばいいんだから、何の心配も要らないわ」とリンダちゃん。
「随分考え抜かれてるんだねえ」茂君は感心する。
「お願い。わたしと一緒に道場へ行って入門を頼んでくれる?」とリンダちゃん。
「その前にいくつか質問があるんだけど、いいですか?」と茂君。
「なあに?」
「あなたは処女ですか?」
リンダちゃんは一瞬凍りついたような表情をし、いきなりバシーン!と茂君の頬をひっぱたいた。
「イテーッ!」茂君が頬を押さえる。「なにすんだよーっ!」茂君が女性から叩かれたのはこれが生まれて初めてだ。
「あなた、レディに向かって失礼よ」とリンダちゃん。「最もプライベートなことを抜け抜けと聞くなんて」
「だって、入門するのに重要な質問なんだよ。あー、痛え」
「どう重要なのよ?」
「女性忍者すなわちくノ一の情報収集の最大の武器はセックスなの」と茂君が説明する。「男を相手にする“まん道”、女が相手の“レス道”を覚えるのは必須科目。忍者は宙を飛んだり、手裏剣を投げたりするだけじゃないの。だから、ある程度セックス経験がないと無理なんだ」
リンダちゃんは茂君の赤くなっている頬に顔を寄せ、チュッとキスした。
「ご免なさい。そういう話とは知らなかったの。許して」とリンダちゃん。
「許せない」と茂君。
「そんなあ。どうすればいいの?」
「フレンチ・キスしてくれたら許す」と茂君。
リンダちゃんは口を歪めて何か云いたそうだったが諦め、自分の上唇と下唇を舐め、口を開けて可愛い舌をちろちろさせながら茂君の顔に覆いかぶさった。リンダちゃんの舌が茂君の口に入り、茂君の舌に絡まる。ぶちゅっ!と大袈裟な音を立ててリンダちゃんがキスを終える。
「これでいい?」
「ありがと。凄く良かった。で、質問の答えは?」
「キスの仕方で分るでしょ?処女なんかじゃないわよ」とリンダちゃん。
「では次の質問。あなたは日本人とセックスしたことありますか?」
またリンダちゃんの顔が凍りつき、片手が後へ伸びる。戻って来たその手はまた茂君の顔面を捉えたかに見えたが、茂君も頓馬ではない、素早く身体を沈めてリンダちゃんの攻撃を避ける。リンダちゃんは勢い余ってよろめく。
「あなた、そう気性が荒くちゃ修業なんか無理だよ」立ち上がりながら茂君が云う。
「だって、またプライベートなことを聞くんだもの」とリンダちゃん。
「これにもちゃんと重要な理由があると思わないの?」と茂君。
「そうか。あるのね?」
「大ありだよ」と茂君。
リンダちゃんは、今度は何も云われぬ前に茂君にキスし、茂君の唇を舐め、かなり長い時間舌と舌を接触させた。
「どういう理由?」キスを終えたリンダちゃんが聞く。
「柳生一門の総帥、つまりボスの柳生劣堂は自分で新人の審査に当たる」と茂君。「くノ一の場合、彼が直々にセックスして、おまんこがまん道修業に価するかどうか判断する。ここで落第だともうどうあがいても忍者にはなれない」
「わたしのおまんこは結構いいと思うわよ」とリンダちゃん。
「そりゃ若ければ、どんな女性のおまんこも締まってて当然。それだけじゃなく、何か男性を有頂天にさせる特徴がなければくノ一にはなれない」
「例えば?」とリンダちゃん。
「ちょっと口では云えないな。実際にやりながらでないと」と茂君。
「あなたと?」リンダちゃんが疑わしそうな顔をする。
「別にぼくは頼んでないよ」と茂君。
「日本人のって大きいんでしょ?わたしの壊れないかしら?」とリンダちゃん。
「あ、日本人もパン食を始めて牛肉を食い出したら、もうウタマロじゃなくなったの。アメリカ人と同じか、ちょっと短いぐらい。でも固さは凄いんだ」と茂君。
リンダちゃんは眉根を寄せ、腕組みして考え込む。
「ボスの柳生劣堂は英語を話せない」と茂君。「しかし、あなたは彼の命ずるままに色んな体位を取ったり、彼の云う通りに彼のペニスを吸ったり舐めたりしなければならない。そういうベッドの日本語会話も覚えないとテストにパス出来ない。パスしたらしたで、今度は住み込みで作業をしたり色んな修業科目を理解するための日本語も覚える必要がある。幸い、ぼくの妹は住み込みで修業した経験者だから、ぼくと妹が助ければあなたが基本語彙をマスターすることは出来ると思う」
リンダちゃんは悟った。道場に英語を話す者が一人もいないとなれば、自分が日本語を習得しなければならないのだ。
「分った。茂君なしではわたしは入門出来ないようね」とリンダちゃん。
「そうは云ってませんよ。ぼくには何の得にもならないし」と茂君が澄ました顔をする。
「わたし、あなたに賭ける。色々教えて頂戴!」とリンダちゃん。
「ほんとですか?」茂君は顔が綻びるのを抑えるのに必死だ。(やった!)
リンダちゃんはショート・パンツを脱いで下半身はパンティ一つになり、Tシャツに手をかける。茂君はびっくりする。
「ど、ど、どうしたの?」と茂君。
「茂君、やってみないとわたしのおまんこ評価出来ないって云ったじゃない」とリンダちゃん。
「そ、そう云いました。確かに」茂君は、こうとんとん拍子に事が運ぶとは思っていなかった。
リンダちゃんはTシャツを脱ぐ。形のいいおっぱいがもろに出て来る。リンダちゃんはお医者さんの前で脱ぐように平然とパンティも取り去り、そのすらりとした身体の全容を見せて立った。恥毛も金髪だ。100%ナチュラル。日に焼けていない部分の白い肌がまぶしい。(うわーい!)茂君はうっとりとリンダちゃんの姿態に見惚れる。陳腐なXXX写真のモデルのようではなく、リンダちゃんは本当のチア・リーダーが脱いだような清新なお色気を発散している。
「あなたは裸にならないの?」とリンダちゃん。
「なります、なります」茂君はいそいそと脱ぐ。
二人はベッドに入った。
「ぼくは83歳の柳生一門のボスの役だからね」と茂君。「15歳の子供じゃないんだよ。ちゃんと恭しく服従しないと駄目だぜ。いいかい?」
「了解」とリンダちゃん。
「れくおてめな」茂君が日本語で云う。
「エ?ナニ?」とリンダちゃん。日本語はさっぱり解らない。
「舐めておくれ」と茂君が英語に翻訳。
リンダちゃんが立っている茂君のペニスを口に含み、フェラチオを開始する。
「えかつをたしとっも」と茂君の日本語。
「えーん、解んなーい!」とリンダ。
「もっと舌を使え」と茂君が英語で云う。
茂君は18歳のピチピチしたヤンキー娘が、会ったばかりにもかかわらずフェラチオをしてくれ、もうすぐおまんこまでさせてくれるという状況にほくほくしている。茂君はリンダちゃんの金髪頭を両手で押さえ、彼女の口でおまんこする。リンダちゃんの舌の動きが心地よい。
茂君はリンダちゃんを寝せ、前戯を施す。おっぱいを撫で、乳首を吸い、クリトリスを優しく刺激する。割れ目からはじゅくじゅくと愛液が滴り落ちる。茂君はコンドームをつけ、リンダちゃんの長い両脚を折って押し広げ、ペニスをあてがう。
「ぞくい!」
「さあ、やるぞって云ったのね?」とリンダちゃん。
「当り!」と茂君。茂君はぬるぬるっとペニスをリンダちゃんの体内に押し込む。
「ゃじんるめし!」
「解んなーい!」とリンダちゃん。
「おまんこを締めるんじゃ!」と茂君。
「こう?」
「ゃじんるめしとっゅぎとっも!」
「これでも駄目、ボス?」とリンダちゃん。
「御支配様と呼べ。もっとぎゅっと締めろ!」
「んんぐーっ!これで精一杯です、御支配様!」とリンダちゃん。
「リンダさん。あなたの課題が見つかった。もう模擬訓練はやめて、二人で楽しもう!」と茂君。
「うん!」
二人はキスしたり、身体をよじったり、のけぞったりして、おまんこを続けた。茂君のペニスがリンダちゃんの膣内のあらゆるところをつつき、こすって廻る。その過程で茂君の恥丘がリンダちゃんのクリトリスを刺激する。茂君がリンダちゃんのおっぱいを絞り上げ、乳首を摘む。リンダちゃんは今まで味わったことのない高みへ昇って行く。
「あおおお。おおおむむぐ!」
茂君はリンダちゃんの形のよい太股を撫で、尻を撫で、その手をクリトリスに当てる。
「おうんぐぐぐっ!むうーんぐっ!」
茂君はピストン運動をギアチェンジして最高速の激しさにする。
「あああああああああっ!イくーっ!」リンダちゃんは死んだ。
茂君もすぐさまリンダちゃんの後を追って果てた。
茂君が幸ちゃんを呼んでリンダちゃんを紹介した。
「初めまして!」とリンダちゃん。
「よろしく」と幸ちゃん。
事情を聞いた幸ちゃんはスカートをまくってパンティを脱ぐ。リンダちゃんはその行動に驚く。(兄の前でこんなことしていいの?)幸ちゃんは床に座っているリンダちゃんの前に立ち、スカートを持ち上げる。
「てみてれいをびゆ」と幸ちゃん。
「何て云ったの?」リンダちゃんが茂君を振り返る。
「おまんこに指を入れてみて」茂君が通訳する。
リンダちゃんは当惑しながらも茂君の云う通り、幸ちゃんのおまんこにさわる。
「まだ濡れてないわ」とリンダちゃん。
勘でリンダちゃんの言葉を理解した幸ちゃんは、いきなりリンダちゃんを抱き締め、その唇にキスする。
「うおっぷ!きゃーっ!」リンダちゃんは悲鳴を挙げる。
「レスビアンも修業の一つに入ってるんだ。真面目にやらないと駄目だよ」と茂君。
それを聞いたリンダちゃんは態度を改め、幸ちゃんにキスを返し、二人で舌を舐め合う。
「らしかいいうも?」と幸ちゃんが自分のおまんこに触ってみる。濡れている。幸ちゃんは立ち上がってスカートを持ち上げた。リンダちゃんが恐る恐る幸ちゃんのおまんこに指を入れる。他の女性のおまんこに触るなんて初めてなのだ。指を一本入れる。
「んぽっいうも」と幸ちゃん。
「もう一本」と茂君が訳す。
リンダちゃんは指を二本にする。
幸ちゃんがまん筋を絞る。リンダちゃんは指が締め付けられるのを感じる。
「あ、凄ーい!」とリンダちゃん。
「リンダさん。あなたも自分のおまんこに指を入れて比較したら?」と茂君。
リンダちゃんは幸ちゃんのおまんこに指を入れたまま、よっこらしょと起き上がり、自分のおまんこにも指を二本入れる。
「1・2・3」と茂君が音頭を取る。幸ちゃんが締める。リンダちゃんも締めてみるが、自分のおまんこは無反応である。
「1・2・3」リンダちゃんは歯を食いしばって下半身に力を入れる。
ぷぅ〜っ!と妙な音がした。
「ひえーっ!」幸ちゃんが手近の雑誌を顔の前でバタバタ振り、茂君は全部の窓を開け放った。
「ご免なさい。わたし、とっても恥ずかしい」とリンダちゃん。顔を真っ赤にして小さくなっている。
臭いが消えるまで、しばらく誰も何も喋らなかった。
幸ちゃんがどうやってまん筋の訓練をしたか説明した。茂君がリンダちゃんに伝える。リンダちゃんは日夜努力することを誓った。
幸ちゃんはまた、住み込み修業の詳細を語った。リンダちゃんはメモを取る。茂君もメモを取った。後に適切な訳語を見つけたり、日本語会話の材料とするためだ。幸ちゃんからの聴き取り調査を済ませたリンダちゃんは幸ちゃんの協力に感謝し、幸ちゃんの身体を強く抱き締めた。
「ありがと、幸ちゃん!」
「質問があったら、いつでもね?」幸ちゃんが去った。
「茂君」とリンダちゃんが云った。「わたし、あなたとしばらく暮らす。日本語を教えて?」
「ええーっ?」茂君はぶったまげた。
「日に一時間ぐらいのレッスンじゃ意味ないわ。それにまん筋のテストもして貰いたいし」とリンダちゃん。
こうして茂君は金髪・青い目の奥さんを貰ったような日々を送ることになった。わずか15歳で国際結婚したようなものだ。リンダちゃんに日本語会話を教えながら、彼女の肉体を欲してむらむらとなると時間構わず押し倒しておまんこする。リンダちゃんはそれを柳生劣堂とのおまんこのシミュレーションと考え、積極的に応じた。茂君は必ずイかしてくれるのだからリンダちゃんとしても大歓迎だった。
おばさんはリンダちゃんを歓迎し、家族の一員として一緒の食事を用意した。ジミーとサブリナは、久し振りのアメリカ人のお客に喜んだ。
数週間後、リンダちゃんの努力は実って、まん筋をある程度コントロール出来るようになった。ベッドにおける日本語会話にも不自由はなくなった。リンダちゃんは見事柳生劣堂のテストにパスし、住み込み修業を始めることになった。茂君は短かった“国際結婚”を惜しんだ。しかし、リンダちゃんの成功に貢献した自分の役割に誇らしい思いを感じていた。
前頁 | 目次 | 次頁
|