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05. 裏切り

翌日、早々に萬造は庄屋を訪ね、「今度は間違えねえがら」と説得した。折角の試みが頓挫して不満だった庄屋は、「今度何かあったら、おめ(お前)もあの餓鬼もぶっ叩いてやる」と云いつつ承諾した。

その夕刻、萬造は宗治に片道一里の隣村へ行く用事を云いつけた。あくまでも庄屋との取り引きを宗治には内緒にしておきたかったのだ。徒歩で往復二里だと一時間の余はかかる。その間に事は済むという計算だった。

「ごめんよ」定刻に庄屋がやって来た。また布団が敷かれていたが、今度は囲炉裡から遠い場所だった。庄屋は安心した。灰神楽はもう御免だ。庄屋は布団をがばっとめくり上げた。(おお!)素っ裸のおまんが横たわっていた。その細く頼りない子供の裸体を見た庄屋の摩羅はびーん!とおっ立った。庄屋の心は子供の身体を蹂躙する欲望に燃え盛っていたのだ。庄屋はババッと着物を脱ぎ捨て、自分も全裸になった。数々の女を征服して来た古兵(ふるつわもの)の摩羅が天井を向いてそそり立った。
「!」おまんは息を飲んだ。前回、おまんは庄屋の摩羅を見ていなかったし、前夜もおまんは父の一物を見る機会はなかった。性交は突如始まり、突如終ってしまったからだ。だから、成人の男根をまじまじと見るのはこれが初めてだった。庄屋の最高に勃起した摩羅は長く太く巨大だった。父親の時は無事だったが、あんなものがあそこに入って大丈夫だろうか?おまんは恐れ戦(おのの)いた。

前日性交を中断させられた庄屋は焦っていた。(今日こそはやり遂げねば!)庄屋はおまんの脇に肩肘ついて横になると、平らな胸の小さな乳首に吸い付いて舐め始めた。そして片手をおまんの股ぐらに伸ばし、おまんこをいじくり廻した。陰核(クリトリス)を撫で、割れ目をこすり、膣の周辺をさする。ときどき、おまんの可愛い肛門も撫で廻した。
「あううう」おまんは庄屋が与える不思議な感覚にぞくぞくさせられていた。それが長く続けばよいと願っていた。これなら「可愛(めんこ)がる」に違いない。さっき見たあんな巨大なものを身体にぶち込まれるのは拷問以外の何ものでもない。
庄屋の指に湿り気が感じられた。愛液が分泌したのだ。庄屋は、これならもう痛い思いもさせずに、無事おまんこが出来ると思った。(よーし、今度こそ)庄屋は身を起し、おまんの両脚を広げさせて、その間に身を置いた。

おまんはぶるぶる震えた。ついに恐るべき瞬間がやって来た。あの肉棒が身体に突き刺さるのだ。
「やめで!やめでけろ!恐(こえ)え!」おまんが叫ぶ。
「もういでぐ(痛く)ね。おもやみ(心配)すんな」庄屋は勃起した摩羅の狙いを定め、亀頭先端を膣からこぼれる愛液で濡らす。
「やんだ!お願(ねげえ)するす、やめでけらっしゃい!」おまんがじたばたする。
「ちょど(じっと)してろ!やらせろ。やらせねど、叩(ただ)ぐど!」庄屋が脅す。
「うわーん!やんねでー!」おまんは両手を突っ張って庄屋の胸をド突き、腰を左右に揺すり、脚をバタバタさせる。
「この女(あま)!」意地が焼けた庄屋はおまんの横っ面をはたいた。
「いでえーっ、あああーん!」おまんが泣き叫ぶ。

「ぶじょほ(失礼)するす」のっそりと萬造がやって来た。
「萬造!」庄屋が驚く。
「父ちゃん!」おまんはするりと庄屋の身体の下から逃げ出して父の身体に抱きつく。
「おまん」萬造は何故か縋り付くおまんの両手を自分の身体から外し、二本の手を一緒にする。おまんが泣きじゃくっている間に、萬造は手にしていた荒縄でおまんの両手を後ろ手に縛ってしまった。両手の間に多少のゆとりがある縛り方で、捕虜や罪人を縛るやりかたではない。
「父ちゃん!」おまんにはわけが分らない。父は乱暴な庄屋から自分を助けに来てくれたものだと思い込んでいた。その父が自分を縛るとは!
萬造はおまんを布団の上に寝せると、おまんの両足首を両手でぐーんと開き、自分は腹這いになって出来るだけおまんの身体から離れた。おまんは両手も両脚も動かせなくなった。萬造は無理矢理にでも庄屋におまんと性交させるつもりなのだ。

庄屋は飲み込んだ。女の父親がおまんこの手伝いをするなどというのは前代未聞だが、今日も不発弾を抱えて帰宅するのは真っ平だった。やれるものならどうでもよかった。庄屋は萬造の頭を乗り越えておまんの股ぐらに膝をついた。勃起した摩羅をおまんの割れ目に当てる。亀頭先端がおまんの膣にめり込む。
「むぐぐ」おまんは今度は叫ばなかった。父親は自分の味方でなく、庄屋の手先になっている。助けを求めても無駄なのだ。また暴れて庄屋を怒らせたら、こんどこそ厳しい仕置きが待っているに違いない。おまんは諦め、庄屋のするがままにされようと決意した。

庄屋はきついおまんこに摩羅を進める。きつく、抵抗が強い。小刻みに、愛液の助けを借りながら押す。処女膜はもう破ってあるから、おまんが痛がる心配はない。庄屋は目をつむって堪えているおまんの可愛い顔を見ながら、腰を押し付ける。半分入った。おお、何たる充足感!摩羅はびっちりと肉襞に包まれ、締め付けられている。これが子供のおまんこなのだ。庄屋はその感触に身体が痺れそうだった。高い買い物なのだ。ゆっくり充分に楽しむのだ。庄屋はそう思った。

身を低くしている萬造には、庄屋の摩羅が自分の娘の体内にめり込んで行く様子がよく見えた。巨大な男根がおまんの膣を大きく押し広げて少しずつめり込んで行く。昨夜の記憶が甦った。そのきつく、出し入れが苦しいまでの圧迫感。それを庄屋もいま味わっているのだ。いくら色事師の庄屋でも、おまんが相手では自分同様すぐ果ててしまうに違いない、萬造はそう思った。

庄屋の一物は最後までずぶずぶとおまんの身体にめり込んだ。
「あうう」おまんは身体に丸太ん棒を押し込まれたような恐怖を感じる。
庄屋は身体を前傾させおまんに接吻した。
「んぐ」おまんは一瞬庄屋の口を避けようとしたが、思いとどまった。なぜか知らないが、自分はこの瞬間父親から庄屋に売られている身なのだ。庄屋を満足させなければこの拷問は終らない。幼いながらも、それがおまんが到達した結論であった。
庄屋は舌でおまんの口をこじ開け、おまんの口内に舌を侵入させた。おまんの小さな舌を舐め廻す。子供との異常な接吻が庄屋を興奮させる。自然に摩羅が前後運動を始める。おまんこがきついから蒸気機関車の始動のようにゆっくりとしか動かせない。愛液の助けがあってもきついのだ。ねちっこく絡まり、摩羅を擦る肉襞。これまでのどんな女遊びでも味わえなかった快感。(これはいい!)庄屋の心と身体は至福の境地と新鮮な快感によって舞い上がらんばかりだった。その悦びが庄屋の射精を誘った。(ま、まだだ!)もっとじっくり味わうつもりだった。庄屋はうろたえた。萬造の前で早漏を見せたくなかった。しかし、もう精液は発射準備を完了してしまった。庄屋は腰の動きを止め、おまんの頬や首を舐め廻すことで射精を延期させようとした。駄目だった。新鮮な快楽の味を知ってしまった摩羅は動き続けずにはいられなかった。
「あわわわ!」庄屋は激しく動かせない摩羅を出来るだけ早く動かすと、ドッドッドピューン!と射精した。

萬造は「やっぱり!」とにんまりしながら、両手をおまんの足から離した。




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