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06. 兄の餌食

「萬造」身仕舞いを正した庄屋が云った。
「へえ」
「こいづは一回(いっけえ)に数えられね。半分だ」
「え?ほだな!なしてだず(どうしてですか)?」萬造がショックを受ける。
「んぼこ(子供)ば縛って、介添えが脚広げねばやれねなんつうのは、普通(ふづう)のぺっちょ(おまんこ)でねえべ。強姦だべ」
「?」萬造には話の筋が見えない。
「おまんが普通(ふづう)にやらしてくんねば駄目だ。この様(ざま)では借金の棒引きは四分の一だ」
「ほ、ほだな殺生な、庄屋さあ!」
「こん次、おまんがちょんど(大人しく)やらせでくれれば約束通り半分棒引きも考えんでもね」
「ほだな勝手な!」萬造が憤る。
「何が勝手だ!今日はちょんど(大人しく)やらせっからて来で見れば大嘘でねが。暴れだでねが!」
「…」その通りだった。
「おまんによぐ云い聞かせんだな。邪魔したな」庄屋は去って行った。

萬造が振り返ると、おまんは膣からこぼれる庄屋の精液をちり紙で脱ぐっている最中だった。小さな女の子が真っ裸で股ぐらを清掃している姿は哀れだった。萬造は、12歳のわけも分らない子供に売春婦のような真似をさせていることに気が咎めた。
「おまん、済まねえ」萬造はおまんの身体を抱き締めて詫びた。
「父ちゃん、嫌(きれ)えだ」おまんが云った。裏切った父への精一杯の怨みであった。
「済まねえ!」萬造は繰り返した。
「借金の棒引きって何だ、父ちゃん?」おまんが聞いた。
「何でもね。おめ(お前)に関係(かんけえ)ね」
「関係ねことあんめ。おれが庄屋さあに痛(いだ)い思いさせられんのは、借金のせいだべ。んだべ、父ちゃん!」
萬造は否定出来なかった。たった12歳でも分るのだ。
「しゃーね(仕方ない)。かだる(話す)べ」萬造は子供にも分るように説明した。

「んだら、べっかい(もう一回)庄屋さあ来るのが?」とおまん。
「んだ。おめ(お前)がもう暴れなげれば、借金の半分は返(けえ)したことになるだ」
「おれ、もう暴れね。ちょんど(大人しく)するす」
「おまん!」萬造が感動する。
「借金返(けえ)すつごどは、おれが金稼ぐのどおんなす(同じ)だべ、父ちゃん」
「ん、んだ。そういうごどだ」萬造はおまんの知恵に驚く。
「んだら、おれ穀潰しでねな、父ちゃん!」おまんがにっこりする。
「ああ、おめ(お前)はこのえ(この家)の稼ぎ頭だ。偉(えれ)えな、おまん!」
「おれ、学校さ行げるべか、父ちゃん!」おまんが興奮する。
「ああ、借金全部返(けえ)せだら行げっかもな」萬造が安請け合いする。
「父ちゃん!」嬉しさにおまんがひしと萬造に抱きつく。
萬造もしっかりとおまんを抱き締める。萬造はやさしくおまんの裸の背中を撫でる。その手がふとおまんの尻に落ちた。おまんの丸い肉の手触りが萬造の脳髄にズーン!という刺激を伝達する。脳は庄屋の一物がおまんの膣を出入りした先ほどの録画映像を頭の中で再生する。その画像は直ちに摩羅の勃起を促す。 父娘の抱擁は男女の抱擁に変貌した。

「おまん!」萬造は激しく娘の身体を撫で廻した。
おまんは父の変化に驚いた。しばらく前までは優しい父だった。今は顔を紅潮させ、思い詰めたような表情をしている。それはおまんに挑んで来る時の庄屋の表情にそっくりだった。
「父ちゃん、おれ、庄屋さあに抱がれるのは我慢するす。んだけんと、父ちゃんとおれがきんな(昨日)みだごどしちゃいげねべ。んだべ?」
「ど、なして(どうして)ほだなごど云うんだ?」萬造がうろたえる。12歳のおまんが近親相姦の是非など知っている筈はない。
「庄屋さあどごの千恵ちゃんはおれと同(おな)い歳だ。いいごどだば、庄屋さあは千恵ちゃんとやればええだべ。んでねが?」
「…」萬造はおまんの鋭い指摘にたじたじとなる。
「父ちゃんの借金棒引きにしてまでおれとやりに来るつうのは、千恵ちゃんとやれねがらだべ」
「…」
「父ちゃん、いげねごどだば、やめべ、な?」
「おまん」萬造は悲痛な顔をした。
「おれ、父ちゃん好きだ」おまんが父親に抱きつく。

萬造はおまんを抱いたまま布団の上に倒れ込む。おまんの身体を押さえ込んだまま、萬造は片手で自分の着物の紐を解き、前をはだけ、褌を取り去った。ビヨーン!と庄屋の一物とほぼ変わらぬ大きさの摩羅が飛び出た。
「父ちゃん!」おまんはがっかりした。父親も庄屋と同じなのだ。自分の娘とやるというのは庄屋より悪いのではないか?「やんねで!やめでけろ!父ちゃん!」
「おまん!父ちゃんはもうやるしかねえんだ!やらせろ、おまん!」萬造が娘を口説く。
「駄目だ、父ちゃん!やめでけろ!」
しかし、昨夜の快感、そして庄屋が得た快感を再確認したいという萬造の欲求は強かった。萬造は嫌がる娘を犯した。
「あーん!父ちゃんっ!」おまんが叫ぶ。
萬造は庄屋の精液で潤っている娘のおまんこに、ずぶりと摩羅を突っ込んだ。きつい肉襞と擦り合わせる快感が甦った。萬造は幼い我が娘との性交に酔う。これからは毎日でもこの娘とおまんこ出来るのだ。萬造は嬉しかった。萬造はおまんをイかそうなどとは考えず、自分の快感だけ追求した。射精の欲求が湧くと、遅らせようなどとも考えず、どぴゅぴゅーん!と娘の体内で射精した。果ててぐったりすると、咎める目つきの娘の視線を避けるように萬造はおまんの身体から離れた。
おまんは、庄屋も父も自分の身体を性欲処理の道具としていることを感じた。悲しかった。

数日は何事もなく過ぎた。しかし、庄屋が要求した最後の日がやって来た。おまんが無抵抗に庄屋にやらせれば借金の半額は棒引きとなる。また暴れたりすれば四分の一でしかない。おまんは父に約束した通り、その晩、庄屋の云いなりになった。庄屋は萬造の助けも借りず、おまんとおまんこ出来た。最高だった。

その夜も萬造は宗治を隣村に使いに出してあった。宗治が戻るまでには、まだ少し時間があった。萬造は、また嫌がるおまんをねじ伏せ、庄屋の精液にまみれたおまんを犯した。「ああああ!」萬造は悦楽の呻きを漏らして果てた。おまんは父親の精液の始末をしながら、父親を軽蔑の眼差しで見た。

いつの間にか戻っていた宗治が二人を見下ろしていた。
「お父(どう)」と宗治が云った。「おれば使いに出して、こだなごどしでだのが」
「そ、宗治!なして、こだい早ぐ?」と萬造が取り乱す。
「権爺(ごんじい)も隣村へ行ぐ用あったさげな、その馬車に行き帰り乗せで貰っただ」
「宗治、あっちゃ行ってろ!」萬造が手を振りながら激しく云う。
「そうはいがね。父ちゃんがおまんとやんなら、おれもやるだ!」
「おめ(お前)は駄目だ!おれは親父だ。おれはおまんを養ってる。おめ(お前)にはやる権利ねえ!」
「おれだって稼いでるでねが。穀潰しをどうしようが勝手でねが」宗治は着物を脱ぎ始める。
「許さね。おめ(お前)はおまんにちょすな(触るな)」萬造はおまんの前に立ちはだかる。
「お父(どう)。邪魔すっど、村中にお父(どう)とおまんの近親相姦触れ廻っど。ええが?」18歳だけに宗治は近親相姦という言葉を知っていた。そしてこの村で、それがどう扱われているかも…。この頃、こうした鄙びた村で近親相姦の噂はあちこちで絶えなかった。後家と息子。男やもめと娘。舅と嫁。叔父と姪。叔母と甥。それが噂のうちはいい。誰も後ろ指は差さない。しかし、確証が掴め、証言者まで現われたら一巻の終わりである。当事者は村八分にいたたまれなくなって逃げ出して行かざるを得ない。
「おめ(お前)もこの村にいられなぐなるだど。ええのが?」萬造は虚勢を張る。
「ああ。去るも地獄、残(のご)るも地獄だ。どごさでも行ぐ」宗治は褌を取った。親譲りの巨根がぎゅいーん!と反り返った。

「宗治!おめ(お前)は山羊とやってりゃえんだ。おまんとやるなて(やるなんて)図々しい!」萬造が云い放った。
「何っ?」宗治が気色ばむ。
「知ってっど。おめ(お前)が毎晩のように山羊とおまんこしてるの。ほれ、山羊が鳴いでるぞ。行ってやれ」
宗治が山羊を獣姦していたのは事実だった。精液がこんこんと泉のように湧き出る18歳である。女とやりたい。しかし、貧乏百姓の風采の上がらない宗治にやれる女などいなかった。試しに山羊とおまんこしたらとてつもなくいい気持だった。止められなくなった。当時は妹のおまんはただの餓鬼に過ぎず、おまんを性欲の対象と考えたことなどなかった。しかし、父と妹の性交を目撃した後は全てが変わった。妹のおまんこも使えるのだ!同じ人間だから、山羊よりずっといいに違いない。それは父親の快楽の呻き声が証明していた。
「お父(どう)。おれはおまんとやっど」宗治が宣言した。
「やだ。あんつぁ、やんねでけろ。おれはやんだ。あんつぁとやりだぐね」おまんが必死で懇願する。
「うっせ。こっちゃ来(こ)!」宗治はおまんを引っ掴まえ、這いつくばらせた。腰を引っ張り上げ、尻を突き出させる。宗治は庄屋と親父の精液にまみれた妹のおまんこに摩羅をあてがう。
「やだーっ!止めで!助けでけろ、父ちゃん!」おまんが叫ぶ。
宗治が振り向くと萬造はすごすごと立ち去るところだった。折角借金の半額棒引きを勝ち取ったのに、村八分になったのでは何にもならない。そして、萬造に宗治を止める権利も理由もなかった。

宗治はにんまりとした。これからは、おれもおまんとやる。山羊とは離縁する(宗治は内心でくっくっと笑った)。宗治は慣れた獣姦の体位で妹を犯し始めた。ぐいと摩羅を妹のおまんこに突っ込む。そこは二人の男の精液でぬるぬるだったが、山羊の性器よりもきつくてすぽんとは入らなかった。それだけ幼いおまんこなのだ。宗治は12歳で家族の男二人に犯される妹の運命など気にしなかった。彼にとっては濡れた穴の存在だけが重要で、他のことは頭になかった。宗治は猛り立った一物で妹のおまんこを突き刺した。
「ひーっ!あんつぁ、やめでけろーっ!」おまんがもがく。
宗治にとって妹のおまんこは山羊よりも数十倍良かった。(なんで早くやんながったんだ!損した)宗治は妹の腰を抱え、夢中で腰の前進後退を繰り返した。(おおおーっ、もう駄目)宗治は妹の体内に精液を放った。妹の膣が狭いせいでどばどばーっとは行かない。尿路が圧迫されて精液の噴出が妨げられ、苦しいような射精だった。宗治は妹に感謝するでも、いたわるでもなく、ただの人形のように扱った。すぽんと摩羅を抜くと、すたすたと自分の寝床の方へ去って行った。おまんは、この日三回目の精液の始末をしなければならなかった。




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